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2006年8月31日

8人を解雇 2人をIRへ

第1次ロースターカット期日の火曜日、パッカーズは下記の8人を解雇して2人をインジャリー・リザーブ(IR)に入れた。おおよそ予想されていたとおりのメンバーで、大きなサプライズはなかった。

昨年までは第1次で65人にしなければならなかったが、新労使協約により、第1次は75人でよいことになった。そのかわり、今年からはNFLヨーロッパ選手優遇策が第1次ロースターカットで終了し、ここからはロースター枠の例外扱いができなくなる。そのため今回のパッカーズも、NFLヨーロッパ帰りの選手を3名カットしている(残り4名が生き残り)。昨年までは65人 + NFLヨーロッパ選手10人前後がプレシーズン最終週まで残っていたことを考えると、実質的な人数はさほど変わらないことになる。

Sアンダーウッドはプレシーズン初戦で前十字靭帯(ACL)を断裂しており、IR入りは予定どおり。同じくプロ2年目のLBカート・キャンベルは昨年の前十字靭帯(ACL)から復帰してきたが、前日のベンガルズ戦で肩を負傷し、2年連続のIR入りとなってしまった。ただこちらは開幕ロースター圏外だったので、チームへの痛手はほとんどない。

Packers 2006 First Roster Cuts
Pos. Name College Exp. 備考
QB Brian Wrobel Winona State 1 NFLヨーロッパ帰り 3番手狙えたが
FB A.J. Cooper North Dakota State R ドラフト外ルーキー
WR Chad Lucas Alabama State 1 NFLヨーロッパ帰り
WR Calvin Russell Tuskegee R ドラフト外ルーキー
DE Montez Murphy Baylor R ドラフト外ルーキー
DT Jerome Nichols Wake Forest 1 オールNFLE選出もキャンプで活躍できず
CB Jerron Wishom Louisiana Tech 2 昨季中盤にはロースター昇格したが
LS Thomas Gafford Houston R ロングスナッパーとして来年はチャンスも
To Injured Reserve
Pos. Name College Exp. 備考
LB Kurt Campbell Albany 2 昨年はACL、今年は肩を負傷し2年連続IR
S Marviel Underwood San Diego State 2 ヒザの前十字靭帯(ACL)断裂

キッカーのE.J.コクレーンを獲得

パッカーズは、イーグルスを解雇されたばかりのキッカー、E.J.コクレーンを獲得した。モンタナ州立大を出た昨年はどことも契約せず、シーズン終了後の今年2月にファルコンズと契約。4月になって解雇されてイーグルスに移ったが、プロボウラーのKデヴィッド・エイカーズに勝てるはずはなく、今月26日に解雇された。プレシーズン第2戦のブラウンズ戦では29ydsを成功させているが、第3戦のスティーラーズ戦では48ydsを失敗している。

最終ロースターカットまで数日しかないため、「契約した」というよりも「長めのトライアウトに呼んだ」という方が実情に近い。トンプソンGMは、「大学時代も今年のキャンプでも、我々は彼に注目してきた。非常によいキャンプを過ごしていると思い、ここに呼んでプレーを見てみたいと考えた。これから数日間かけてそうすることになる。(先発を争う)レイナーにはマッカーシーHCから、新しいキッカーを呼ぶことを話してある。問題ない、との返事だった。彼としてもすんなりスターターの座をもらえるとは期待していない」と語っている。

2006年8月30日

Packers 17 - 48 Bengals

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (1-2) 0 7 3 7 17 
Bengals (3-0) 17 17 7 7 48 

良かった点は、これがプレシーズンゲームであったこと、そしてRBアーマン・グリーンが無事に復帰戦をクリアしたこと。悪かった点はそれ以外のほとんど全て。おまけに第4Qには雷による中断で40分間も待たされ、パッカーズにとっては散々なオハイオ遠征となった。

パッカーズは序盤から反則とターンオーバーによる自滅で17点をプレゼントし、その後もパスディフェンスの崩壊でさらに失点を重ねた。オフェンスラインが圧倒されて全くランが出ず、パス攻撃もレシーバー陣の落球が非常に多く冴えなかった。ディフェンスはパスカバーもパスラッシュも最悪の出来で、ノーハドルを多用するベンガルズオフェンスに対応できず、3rdダウンコンバージョンを次々と成功されて大量失点した。

2006年8月29日

Day 31: フォンテノーがアシスタントOLコーチに

2006年8月28日

Day 30: DEジェイソン・ハンター台頭

2006年8月27日

Day 29: 若手WRたちの争い

2006年8月26日

Day 28: RBダヴェンポートがピンチか

2006年8月25日

Day 27: LSは今年もロブ・デイヴィス

2006年8月24日

WRマーク・ボーリクターを解雇

チーフスからFA移籍してきたWRマーク・ボーリクターが早くも解雇された。190cmの大型WRとして期待され今年3月に入団したボーリクターだったが、スピードは直線だけでクイックネスやアジリティに欠け、おまけにトレーニングキャンプでは落球が目立ち、ほとんどいいところを見せられずじまい。開幕ロースター入りは絶望視されていた。契約ボーナスわずか$9万ドルの1年契約だったため、解雇によるサラリーキャップへの痛手はほとんどない。

現在のWR陣で開幕ロースター入りが絶対確実なのはドライバーとジェニングスの2人。ファーガソンとガードナーもほぼ確実とすると、5人枠の場合は残りのイスが1つ、6人枠なら2つとなる。レシーバーとしてはルヴェル・マーティンの評価が高く、現時点ではおそらく5番手評価。4巡ルーキーのコーリー・ロジャースは肝心のリターナーとしてパントキャッチに苦しんでおり(写真)、すでにマーティンを後ろから追う形になっている。ドラフト外ルーキーのクリス・フランシス(テキサス大エルパソ)も時おり光るプレーを見せており、6人枠ならチャンスが出てくるかもしれない。

トレードで新人WRブリュースターを獲得

パッカーズはブラウンズにCBセリアン・フォンテノーを譲渡し、かわりにWRカールトン・ブリュースターを獲得した。どちらの選手も今年の開幕ロースター入りは難しい情勢で、興味ある選手をあと2週間試してみようということなのかもしれない。WRブリュースターは身長5フィート11(180cm)、体重214ポンド。ディビジョンIIのフェリス州立大(ミシガン州)出身のドラフト外ルーキーで、大学4年間でパスキャッチ234回3184yds、25TDと素晴らしい実績を残してオールアメリカンなど受賞多数。今夏はプレシーズン2試合に出場して3キャッチ21ydsを記録している。

フェリス州立大出身の現役NFL選手は他にいないが、同じGreat Lakes Intercollegiate Athletic Conference(GLIAC)出身者では、WRルヴェル・マーティン(サギノーヴァレー州立大)やOTジョシュ・バーク(グランドヴァレー州立大)がパッカーズで現在ロースター入りに向けて頑張っているところ。

CBフォンテノーは昨年プラクティス・スクワッドからロースターに昇格して1試合だけ出場。今春はNFLヨーロッパにも派遣されたが、今夏のキャンプでは相手レシーバーにビッグプレーを許すことが目だって多く、開幕ロースター入りは絶望視されていた。

Day 26: ダリン・カレッジは左タックル兼用

2006年8月23日

Day 25: 先発OLほぼ決定

B.J.サンダーを解雇

先発パンターを争っていたB.J.サンダーがついに解雇された。パンターとしては異例の3巡指名でオハイオ州立大から入団したものの結果は期待はずれで、マイク・シャーマンGM時代の最大の失敗のひとつとして嘲笑のネタにもなっていた。1年目はロースターに残ったものの全く出場できず、2年目の昨年はかろうじて正パンターとなったが、飛距離で32球団中31位、ネットで最下位。今年の先発争いでもに常に飛距離で劣っていた。

勝ち残ったジョン・ライアンも、滞空時間の不安定さやプーチ・パントのコントロールに難があり、未熟な点が多いのは確かだ。しかしキッカー争いでカンディフを解雇したのと同じように、とりあえず残り2試合を全てライアンに任せて経験を積ませ、それでダメなら他を探そう、という思い切ったのかもしれない。「ライアンは非常に才能がある。彼がこのチャンスを活かせるか見てみようということだ。彼はこれまで少し張り詰めている感じだったが、これで少し落ち着けば大丈夫だろう」とマイク・ストックSTコーチ。

この解雇によって、2004年ドラフト3巡指名入団のCBジョーイ・トーマス、DTドネル・ワシントン、B.J.サンダーの3人が全て退団したことになる。CBトーマスは昨年シーズン中にパッカーズから解雇されてセインツでマッケンジーの控えCBとなり、今年6月に解雇されたDTワシントンは7月末にレイダーズと契約している。

2006年8月22日

FBウィリアム・ヘンダーソンは3週から6週欠場

ファルコンズ戦でヒザを痛めたFBウィリアム・ヘンダーソンは、軟骨と腱(MCL?)を痛めており復帰まで3週間から6週間かかりそう、とPress-Gazette紙は伝えている。最短の3週間なら開幕戦だけ欠場、6週間となると10月はじめまで欠場となる。彼のランブロッキングは昨年よりさらに衰えたとの評判もあるのでラン攻撃への影響はさほど大きくないが、毎年30キャッチ前後を稼ぐ彼がいなくなることはパス攻撃にとって痛手だ。

FBヴォンテ・リーチはリードブロッカーとしてはすでにヘンダーソンをかなり上回っているがパスキャッチが非常に不安定で、ファルコンズ戦でも2つ落球したばかり。昨季は10回来たパスを3回も落球し、リーチ以外のRB/FB陣は142回中4回しか落球がなかった。それでもヘンダーソン不在となればリーチをスターターに据えるほかはない。残るFBはともにドラフト外ルーキーのベン・ブラウンとA.J.クーパーで、これからのプレシーズン2試合では2人の出番が増えそうだ。ヘンダーソンのリーダーシップは首脳陣からかなり頼りにされているので放出はなさそうだが、若手の成長しだいでは、これを機に世代交代に踏み切る可能性もなくはない。

Day 24: 両ガードの出来に満足

2006年8月21日

Packers 38 - 10 Falcons

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Falcons (1-1) 7 3 0 0 10 
Packers (1-1) 7 17 0 14 38 

先週と違って1stチームOLのパスプロテクションがしっかりしたパッカーズはパス攻撃が機能し、特にQBファーヴとWRドライバーが文句なしの仕事をした。いっぽうディフェンスは5サック、3インターセプトとビッグプレーを連発してファルコンズを後半無得点に抑え、マッカーシーHC就任最初のホームゲームを勝利で飾った。

QBヴィック率いるファルコンズの1stチームに簡単に80ydsドライブされ7点を失ったあとは、完全にパッカーズのペースとなった。TEフランクスへのTDパスで同点に追いつくと、Sカルヴァーのインターセプトからフィールドゴールで勝ち越し、さらにRBダヴェンポートへのTDパス、CBホートンのINTリターンTDで前半24点。後半は2ndチームオフェンスが苦しんだもののディフェンスも自陣で踏ん張って得点を許さず、第4QにQBロジャースが2TDを挙げてダメを押した。

2006年8月20日

Day 22: 合宿生活終了

2006年8月19日

Kビリー・カンディフを解雇

プレシーズン第2戦を待たずして、Kビリー・カンディフの解雇が発表された。カウボーイズで約4年の経験を持つカンディフは今年3月にパッカーズと契約し、デイヴ・レイナーと先発の座を争っていた。ミドルレンジまでの正確性では明らかに優っていただけに、これほど早い時期の解雇は意外、というのが大方の見方。45yds前後でも届かないことがあるなど、あまりの飛距離不足が解雇の原因なのだろうか。

これにより残るキッカーはデイヴ・レイナー1人。飛距離でカンディフを上回り正確さではやや劣っていたが、23歳の若さもあり、伸びシロは十分あると見込まれたのかもしれない。これからのプレシーズン3試合と練習を全て任せることで、蹴る機会を十分与えよう、という意図が首脳陣のコメントからは伝わってくる。「2人とも、安心して任せるにはまだ少しだけミスが多かったと思う。そこで、いっそレイナーに任せてみよう、ということにしたのだ。あとは彼しだいだ」とトンプソンGM。

またトンプソンGMはシーホークス在籍時、ドラフト7巡でKジョシュ・ブラウンを指名してベテランを獲らず、完全にブラウンだけに蹴らせた2003年キャンプの例を挙げている。「ジョシュは最初から最後まで、ありとあらゆるキッカーが自分の代わりに来る可能性がある、という心構えでやっていた。レイナーについても同じことだ」。 もしこの試みが期待外れに終われば、すぐにでも別のキッカーを検討することになるだろう。実力のあるキッカーを複数抱えるチームがいくつかあり、第1次ロースターカットのある今月末あたりからそれらが放出されてくることも予想される。

実はKカンディフの代理人はKレイナーの代理人も兼ねているため、この解雇に気を悪くした様子はない。「ここまでいい競争ができていた。こんなに早い解雇はちょっと驚いたが、ビリーに他チームでプレーするチャンスが広がるしね。それに、(レイナーが)うまく行かなければビリーを呼び戻すかもしれない、とも言われている」

Day 21: RBグリーンとLBポピンガのリハビリ

2006年8月18日

Day 20: WRジェニングス引き続き好調

2006年8月17日

Day 19: カレッジ降格 トニー・モールがRGに

Sマーヴィール・アンダーウッドが今季終了

チャージャーズ戦でヒザを負傷した控えセーフティのマーヴィール・アンダーウッドは、前十字靭帯(ACL)および内側側副靭帯(MCL)の断裂と判明。近いうちに手術を受ける予定で、今季はプレーできないことが確定した。プロ2年目の今年は成長をアピールしていた彼にとって残念な結果であるだけでなく、チーム側にとっても、若手の成長をアテにして先月マーク・ローマンを解雇したことが裏目に出た形だ。

先発予定のSマニュエルが今週から練習に復帰しているとはいえ、控えセーフティの層は非常に薄くなっている。そのためパッカーズはWRレオ・ブックマン(元陸上200m選手)とG/Cウェイン・ルシアを解雇し、Sジェレミー・モドキンスCBアントニオ・マローンを獲得した。ローマン解雇は失敗だったのでは?と聞かれたトンプソンGMは、「そういった質問には答えたくない」と語ったものの、セーフティの層の薄さは認めている。

今回契約した2人はどちらもドラフト外ルーキーだ。テキサス・クリスチャン大出身のSモドキンスは昨季67タックル、3INTを挙げ、ドラフト後にブラウンズと契約したが、6月に解雇されている。CBマローンはトレド大で3年間スターターを務め、通算167タックル、6INTを挙げた。ドラフト後にライオンズと契約したが、Sモドキンスと同じく6月になって解雇されている。

2006年8月14日

Packers 3 - 17 Chargers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (0-1) 0 0 0 3
Chargers (1-0) 7 7 3 0 17 

攻守ともに圧倒されたパッカーズは、トータルオフェンスわずか218yds、トータルディフェンスで339ydsを許し、点差以上の完敗を喫した。オフェンスはOLが悪くパスプロもランブロックも落第点。ディフェンスは10/16の3rdダウンコンバージョンを許したパス守備がひどかった。

2006年8月13日

Day 15 : プレシーズンも勝利は大事

2006年8月12日

Day 14: パンター候補はどちらもホルダーは問題なし

OGムーキー・ムーアと契約

層の薄くなったOLを補強するため、パッカーズは元ファルコンズのOGムーキー・ムーア(29歳)と契約した。ジャゴジンスキーOCがファルコンズでOLコーチをしていた時期の教え子でもあり、ゾーンブロッキングの経験は積んでいるが、過去2シーズンはいずれも肩のケガで棒に振った。特に一昨年は開幕スターターの座をつかんでいただけに残念なところだ。プロ入りから6年が経っているが先発経験は2試合しかない。

トロイ州立大から2000年のドラフト4巡指名でレッドスキンズに入団した彼は、1年目は5試合に出場、1試合に先発した。しかし2年目の開幕ロースターには残れず、シーズン終盤にブロンコスと契約(出場なし)。3年目も開幕ロースターに残れず、翌2003年1月にファルコンズと契約し、NFLヨーロッパに派遣。開幕ロースターには残れなかったもののシーズン半ばに再びファルコンズと契約した。翌2004年夏にはついに先発左ガードとなったものの、開幕戦で肩を痛めてしまいシーズンエンド。再び先発を争った昨年夏も肩のケガに悩まされて十分にプレーできずに解雇され、それ以来どことも契約していなかった。 

ガードを補強したということは2巡ルーキーのLGダリン・カレッジをタックルで起用する意図があるのか、と聞かれたトンプソンGMは「私はそうは思わないね」と否定。また、先月テキサンズから解雇されたRTトッド・ウェイドが木曜午前にキャンプを訪れてワークアウトを行ったが、パッカーズからのオファーはなく、そのままグリーンベイを離れたようだ。

2006年8月11日

Day 13: ジェイソン・スピッツのタフガイぶり

2006年8月10日

Day 12: コンバート説にLBバーネットが苛立ち

2006年8月 9日

Day 11: RBアーマン・グリーンが練習に復帰

2006年8月 7日

Packers Family Night !

ファン感謝イベントも兼ねる今年の"Packers Family Night"は、過去最高だった昨年をさらに上回る62,701人の観客を集めた。地元オナイダ族の民族舞踊に始まり、メインイベントは実戦形式のスクリメージ練習。イベント終了後には盛大に花火が上がっている。写真はこちら

故レジー・ホワイトのNFL殿堂入り式典

オハイオ州カントンで今年のNFL殿堂入り式典が行われ、元QBトロイ・エイクマンらとともに、故レジー・ホワイトの夫人サラが故人に代わって表彰を受けた(写真)。"レジー! レジー!"と他の受賞者を上回る大歓声で迎えられたサラ夫人は涙をこらえながらスピーチを行い、レジーの人生を讃えた。「彼がどのように死んだかではない。どのように生きたかなのです。レジーが生きたように、皆さんにも生きてほしい。彼の遺産は皆さんの中に生きています」 

パッカーズから殿堂入りするのは2003年の元WRジェームズ・ロフトン以来、21人目。

グリーンベイからチャーター機で駆けつけたパッカーズ一行は、式典の前にレジー・ホワイトの遺族と旧交を温め、殿堂入りを祝福(写真)。元RBジム・テイラーや元DEウィリー・デイヴィス(ともにすでに殿堂入り)、ロン・ウルフ元GMとも現地で合流した。ただ残念ながら予定が押したため、サラ夫人のスピーチを待たずに現地を発たなければならないチグハグな結果となった。

2006年8月 6日

Day 8: ジュニアス・コストンはたらい回し

2006年8月 5日

Day 7: OLシャッフル

2006年8月 4日

Day 6: 新人WRジェニングス大評判

2006年8月 3日

Day 5: ファーヴのINTにマッカーシーHCは不満

DTライアン・ピケットの事故相手は重傷

日曜日にランボーフィールド前で起こした事故について、DTライアン・ピケット本人は「誰も大事に至らなくて本当によかった」と語っていたが、事故相手からすればとんでもない話だったようだ。ピケットは練習に復帰できても、相手ドライバーと同乗者の計4名は重軽傷を負い、これから長いリハビリが待っている。事故の経緯は、ランボーフィールド駐車場からロンバルディ・アヴェニューに左折しながら出てこようとしたDTピケットの車が、相手の車に突っ込んでしまった、ということらしい。

相手ドライバーのパム・ヤング(37歳)はまだ入院中で、「私の片方のヒザにはピンが4本埋め込まれ、もう片方のヒザは骨折しています。左手首は脱臼してしまい、いまはピンが2本。歩くことさえできません。医師によると、全治4ヶ月から6ヶ月だそうです」と今は退院の見込みさえ立っていない。彼女の娘(16歳)は顔面に深い裂傷を負って、形成手術を受ける予定。18歳の男性は頭蓋骨骨折で一時意識を失い、31歳の男性も負傷した。4人全員がグリーンベイ在住で、現在入院しているのは母親だけとのこと。

「私たちが(スタジアム東方の)レシュ・センターに向けてロンバルディ通りを走っていたら、スタジアムから彼の車が出てきたのです。出る前にこちらを見たとは思えない。5人か6人は目撃者もいて、同じことを証言してくれるはずです」と被害者のパム・ヤングは言う。弁護士と相談する予定だという彼女は、「私たちは全員、今は仕事をすることもできません。彼(ピケット)は大丈夫でしょう。でも私たちは、今後何ヶ月も痛みに耐えていかなければいけない」

「人々がどう言うか、私は承知しているつもりです。私たちは一般人です。事故のあと、ピケットのケガが大丈夫か、ということしか誰も気にしていなかった。あの事故で重傷を負った人たちがいた、ということを人々に知ってもらいたいのです」

2006年8月 2日

Day 4: CBウッドソンがINT連発

ブレット・ファーヴ記者会見

ブレット・ファーヴが、キャンプ最初の記者会見を行った。まず身体面について。「本当のところを聞きたい? 腕に関してはすごく調子いい。でもそれ以外の体のパーツは、16年プレーしてきた感じがやっぱりするよ。たぶん歩き方も走り方も、オヤジみたいになってるんじゃないかな。足首も足もヒップも痛い。朝起きて普通に歩けるようになるには、しばらくかかるだろう・・・そんなときが来るとすればだけどね。しかしそれも仕事のうちだ。僕は乗り越えられる」

期待の若手について聞かれたファーヴは、2巡ルーキーのWRグレッグ・ジェニングスの名前を挙げた。「NFL球団が選手を評価するとき、サイズやスピードにこだわり過ぎて、最も大事な、目に見えない部分を見過ごすことがある。オープンになれるか? キャッチできるか? トラフィックの中でキャッチできるか?といったことだ。まだ彼の能力全てが明らかになったわけではないけれど、彼にはなんというか、天性のものがあると感じている」

「タレントに関して言えば、今年のチームはこれまで自分が属した中で最も才能豊かだと、僕は本当に感じてるんだ。しかし同時に、最も実績不足で、最も経験不足のチームでもある。もしこのタレントをひとつに結集することができれば、タレント的には十分豊富だ。(スーパーボウルを勝った)96年、またその直前2年間のチームを振り返ると、ウチは無茶苦茶タレント豊富というわけではなかった。決してタレント不足じゃなかったが、何よりも経験が非常に豊富だった」

「僕はいつでも楽天的だ。いつでもね。昨シーズン失望したのは、自分が先発クォーターバックである限りウチは勝つチャンスがある、と甘い考えを持ってしまっていたことだ。ウチはプレーオフに行ける、ウチはチャンスがある、と僕は常に思っていた。でもじっさい去年はそうじゃなかった。多くの要素がチーム不振につながったわけだけど、それでも僕が毎週プレーできたことは、変わらなかったことの一つだね」

「今年については僕は楽観している。去年だってみんなが元気であれば、話は変わっていたはずだ。どう変わったか? 僕にはわからない。でも、かなり違っただろうとは思うよ。今年に関して言えば、クエスチョンマークはオフェンスの方だと僕は思っている。もし僕らがケガをせず、若手たちが合格点のプレーをすれば、ウチが去年より大幅に成績を上げられない理由は何もないと思う」

2006年8月 1日

OTエイドリアン・クレムがアキレス腱断裂

土曜日の練習で負傷退場したOTエイドリアン・クレムはアキレス腱断裂の大ケガと判明、即日インジャリー・リザーブ入りして今シーズンを終えることになった。昨季途中で先発左ガードの座を失ったクレムだが、今季は左右両タックルの控えとしてロースター入りが確実視されていた。すでに右タックルの控えのケヴィン・バリーが大腿四頭筋腱の断裂で今季終了となっているだけに、オフェンシブラインのデプスにとって大きな痛手だ。

クレムとバリーを失ったことで、控えOL陣にタックルとして出場経験のある者がいなくなったため、パッカーズはさっそく元タイタンズのOTトッド・ウィリアムズと契約。あとはウィリアム・ウィティカー(昨季は右ガードで今季はタックルへ)、トニー・モール(5巡ルーキー)、ジョシュ・バーク(ドラフト外)ら若手の成長に期待するほかない。控え左タックルとして即戦力の選手がそうそうFA市場に残っているはずもなく、場合によっては下位指名権とのトレードで補強する可能性もある。

OTトッド・ウィリアムズはプロ4年目(登録上は3年目)の27歳。身長6フィート5(196cm)、体重332ポンド(151kg)の巨漢ラインマンだ。フロリダ州立大から2003年のドラフト7巡指名でタイタンズに入団したが、1年目は全く出場せず全試合インアクティブ。2004年は6試合出場して主に右タックルをプレーしたが、昨年は開幕戦に出場したところで解雇。今年1月にバッカニアーズと契約したものの、先週火曜日になって解雇されている。

Day 3: DTライアン・ピケット復帰