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Day 28: RBダヴェンポートがピンチか
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月26日
- ドラフト時のQBアーロン・ロジャースは「ボールを構える位置が高すぎてフォームがロボティック」と批判されることが多かったが、今ではすっかり普通の位置に下がってきている(写真)。新旧どちらのコーチ陣にもフォーム改造を求められたことはなく、自然に変わってきたのだと本人は言う。ただ、クイックリリースを重視するカリフォルニア大のジェフ・テッドフォードHCの指導法を批判されるのは大いに不満のようだ。ロジャースのリリースは今でも非常にクイックで、しっかりスパイラルがかかっているためにブレることが少なく捕りやすい。「私がこれまでに扱った誰にも負けないほどクイックリリースだ」とマッカーシーHC。
- RBナジェ・ダヴェンポートはヒップを痛めて2日間休んでいるが、彼の毎年のケガの多さにマッカーシーHCは厳しいコメントをし、開幕ロースター入りが確定でないことを示している。「選手のケガは私にはコントロールしようがないが、彼がフィールドでプレーするのを見たいのはもちろんのことだ。彼はロースター枠を争っている。私が心配しているか? 私が心配するのはこのフットボールチーム全体のことだ。ナジェのこれまでの内容には我々は満足している。しかし彼も、ロースター入りするためにはフィールドに出てプレーしなければならない。他の全員と同じようにね」
- この日はTEデヴィッド・マーティンがフルバックとして数プレー起用されている。
- 現状ではドラフト入団OL3人のなかで、3巡指名のLGジェイソン・スピッツが明らかにベスト。この日のパスブロッキングドリルでも、パスラッシュ自慢のDT/DEカレン・ジェンキンズを完全にコントロールしている。
- ようやくベンガルズ戦で先発デビューとなるSマーカンド・マニュエルだが、速くアグレッシブなプレーで、2年目のアンダーウッド(戦線離脱)やルーキーのカルヴァーとは格が違うところを見せている。またフィールド上のコーチとして、ごく自然にリーダーシップをとる形となっている。
- 相手エースWRをカバーする練習として、WRブリュースターなどをベンガルズのWRチャド・ジョンソンに見立て、黄色いジャージの85番を着けさせてスカウトチームに入れている。いっぽう、いまや実力・饒舌ともにリーグを代表する存在となったWRチャド・ジョンソンはCBウッドソンとCBハリスの背番号を挙げ、「21 + 31 = 85 だ」と意味不明のコメント。それを聞かされたCBウッドソンは「こっちはフットボールをするだけだよ。ジョークはむこうに任せる」
- 1on1のパスラッシュドリルで、DEマイケル・モンゴメリーが初めてインサイドからラッシュの練習をし、OGトゥーペ・ペコーに勝利。
- まるでシーズン中のランボーフィールドのような不安定な横風に見舞われたこの日、Kデイヴ・レイナーは、20yds、24yds、30yds、30yds、39yds、44yds、44ydsを成功させたものの39ydsを3回失敗して7/10。
- 球団側はKマーティン・グラマティカ(NEから解雇)といった候補を検討中ではないかと言われているが、見えないライバルと戦う形のKデイヴ・レイナーは、「考えすぎて自滅するようなことはしたくない。練習後に失敗FGのことばかり思い出していたら気が変になってしまう。失敗した理由はわかっているし、明日には修正する。それが大事だ。死ぬまで分析し続けるようなことはしない」
- Pジョン・ライアンは弱い向かい風の中、21回パントを蹴って平均48.1ydsと上出来の数字。ただしハングタイムはやはり不安定なところがある。
- リターナー候補のWRコーリー・ロジャースにとってパントのキャッチが相変わらず最大の課題で、地元メディアの注目もそこに集まってしまう。この日は難しいパントをいくつかキャッチしたが、ごく簡単なものを1回落球。この日は他にもCBウッドソン、WRファーガソン、WRジェニングス、WRブリュースターの4人がパントリターンをしたが、落球はロジャースだけだった。「ただ捕ることを最重点課題としている。今取り組んでいるテクニックは、大学時代やっていたのとは別のものだ。向上はしているよ」とマッカーシーHC。
- 4巡指名のWRコーリー・ロジャースが開幕ロースター入りできなかった場合、パッカーズでは1988年のNTローリン・プッツィア(4巡)以来18年ぶりの事態なる。