グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年8月19日

Kビリー・カンディフを解雇

プレシーズン第2戦を待たずして、Kビリー・カンディフの解雇が発表された。カウボーイズで約4年の経験を持つカンディフは今年3月にパッカーズと契約し、デイヴ・レイナーと先発の座を争っていた。ミドルレンジまでの正確性では明らかに優っていただけに、これほど早い時期の解雇は意外、というのが大方の見方。45yds前後でも届かないことがあるなど、あまりの飛距離不足が解雇の原因なのだろうか。

これにより残るキッカーはデイヴ・レイナー1人。飛距離でカンディフを上回り正確さではやや劣っていたが、23歳の若さもあり、伸びシロは十分あると見込まれたのかもしれない。これからのプレシーズン3試合と練習を全て任せることで、蹴る機会を十分与えよう、という意図が首脳陣のコメントからは伝わってくる。「2人とも、安心して任せるにはまだ少しだけミスが多かったと思う。そこで、いっそレイナーに任せてみよう、ということにしたのだ。あとは彼しだいだ」とトンプソンGM。

またトンプソンGMはシーホークス在籍時、ドラフト7巡でKジョシュ・ブラウンを指名してベテランを獲らず、完全にブラウンだけに蹴らせた2003年キャンプの例を挙げている。「ジョシュは最初から最後まで、ありとあらゆるキッカーが自分の代わりに来る可能性がある、という心構えでやっていた。レイナーについても同じことだ」。 もしこの試みが期待外れに終われば、すぐにでも別のキッカーを検討することになるだろう。実力のあるキッカーを複数抱えるチームがいくつかあり、第1次ロースターカットのある今月末あたりからそれらが放出されてくることも予想される。

実はKカンディフの代理人はKレイナーの代理人も兼ねているため、この解雇に気を悪くした様子はない。「ここまでいい競争ができていた。こんなに早い解雇はちょっと驚いたが、ビリーに他チームでプレーするチャンスが広がるしね。それに、(レイナーが)うまく行かなければビリーを呼び戻すかもしれない、とも言われている」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player