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Day 6: 新人WRジェニングス大評判
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月 4日
- 連日の猛暑がようやく収まり、最高気温27℃と平年並に。午後2時の開始から1時間ほどして雨が降り出しても練習は続行されたが、やがて大雨となったので15分ほど早く終了した。
- 前日ふくらはぎを痛めたQBブレット・ファーヴだったが、元気に練習に出ている。RBダヴェンポートは前日に脚の痙攣でいったん退場して復帰したが、この日は練習を休んだ。一昨日の猛暑にやられて昨日の練習を休んだRGコストンは練習に復帰している。
- キャンプ開始以来、ベテラン・ルーキーを問わず最も評判になっているのは2巡ルーキーのWRグレッグ・ジェニングスだろう。WRドライバーに匹敵するほどのルート取りなど、ルーキー離れしたプレーぶりに、チームメイトからも記者・コラムニストからも賞賛の声が多数挙がっている。「彼はまさにトータル・パッケージ(全てを兼ね備えている)だね。特別なレシーバーになると僕は確信している。NFLで素晴らしいキャリアを築くだろう。すでに、彼のプレーにそれが表れている」とWRドライバーは語る。ジミー・ロビンソンWRコーチは、「彼のプレーはとても正確だ。自分の仕事をよく理解している。私が扱った中では、WRマーヴィン・ハリソンがそうだった。プロに入ってすぐからすべてを理解できていた。ハリソンを除くと、ジェニングスほど理解が早いルーキーは記憶にない」
- FA加入のWRマーク・ボーリクターは、キャンプを通じてかなり物足りない出来。速いのは直線スピードだけで動きが非常に硬く、ジャムを振り払って巧みにルートを走るような、同タイプのWRジョー・ジュレヴィシャス(CLE)のような上手さもない。難しいボールをキャッチすることもあまりできておらず、ある記者の集計によると練習6日間でわずか5キャッチとのこと。
- 5巡ルーキーのOTトニー・モールは、「時間がかかる」という評判どおりの未熟さを露呈していたが、この日の1on1パスブロッキングドリルでは、入団以来最高の出来で、DEモンゴメリーを2回とも圧倒した。
- 3日前に加入したばかりのOTトッド・ウィリアムズは右タックルをプレーしている。
- LTチャド・クリフトンは日曜日にヒザをひねって以来休みが続いている。代役のウィティカーはもともと右サイドが本職ということもあり、悪戦苦闘を続けている。
- ストロングサイドの先発争いをリードするのがLBベン・テイラー。LBホークのようなスピードもLBホッジのような強烈なハードヒットもないが、堅実そのもののラン守備を見せているようだ。この調子なら、3巡ルーキーのLBホッジにはストロングサイドをやらせずミドル固定で修業を続けさせるかもしれない。
- これまでのところダイム隊形(1LB・6DB)にはLBバーネットが入っているが、LB A.J.ホークを3rdダウン・パッケージで使うことも首脳陣は考えているようだ。「いずれはA.J.の起用もあるだろう。まだキャンプに入ったところで、毎日かなりの量のインストールを進めているところだしね」とボブ・サンダースDC。LBバーネットとLBホークの両方を使うニッケル隊形について聞かれると、「全ての選択肢を考えるつもりだ。3rdダウン・パッケージにA.J.を含める準備も進めていくだろう。A.J.はタイトエンドとのマッチアップも非常によくできるから、彼ら2人にカバレッジを任せることもできる」
- 今年はかなり成長したと言われているCBアマド・キャロルだが、この日は散々な出来。レッドゾーンでの1on1ドリルではWRドライバーとWRボーリクターにTDを許し、チームドリルではWRクリス・フランシスやWRチャド・ルーカスといった下位候補にまで抜かれていた。練習最後のプレーではパスインターフェアを取られ、審判に悪態をついた。
- プロ3年目のCBジェイソン・ホートンへの首脳陣の評価がこのところ高く、(昨日紹介した)ダイム隊形でCBホーキンズを上回って1stチームに入るだけでなく、2ndチームのベースディフェンスでもホーキンズを上回って起用されている。
- Kビリー・カンディフとKデイヴ・レイナーは、追い風のなかで29yds、34yds、39yds、44yds、52ydsを2人とも全て成功。「まあ追い風なら易しいからな」とマイク・ストックSTコーチは冗談。彼らの先発争いについてマッカーシーHCは、「キャンプ全てがテストのようなものだ。もちろんプレシーズンゲームは重要なポイントとなる」
- 上記キッキング練習でホルダーを務めたPジョン・ライアンは、低すぎるスナップをうまくさばいたのが2本あった。
- 以前はベアーズ、昨年はヴァイキングスでプレーしたKポール・エディンジャーがパッカーズを訪れて水曜朝にワークアウトを行った。パッカーズは手持ちの2人のキッカーの内容にまずまず満足している様子で、エディンジャー獲得を真剣に検討するとしても、おそらくプレシーズンゲームを見てからになるのではないか。