管理人 NagoyaPackerBacker (NPB) プロフィール?

静岡県出身。生まれたのは第1回スーパーボウルの年、つまりヴィンス・ロンバルディ率いるパッカーズが初代スーパーボウル・チャンプになった年だ。アメフト経験は全くなし。中学で軟式、高校で硬式テニス。明けても暮れてもテニス漬けの学校生活だったが、目標には一歩及ばなかった。

いつ頃からNFLに興味を持ったのか、実ははっきり覚えていない。1988年のスーパーボウル(レッドスキンズのダグ・ウィリアムズが黒人初の優勝QBに)とか1990年のスーパーボウル(モンタナの49ersがブロンコスに圧勝)あたりはおぼろげに記憶がある。残念ながら1989年のベンガルズ戦のモンタナマジックは見ていないようだ。見ていたら忘れるわけがない。

そのあと東京に数年住み、その頃から日本テレビの週1回深夜1時台のNFL放送を楽しみにするようになった。今でもファンの多い増田隆生アナが担当だった。当時全くの初心者だった私は派手なオフェンスにしか興味がなく、華やかなラン&シュートを展開するビルズや、カッコいいQBウォーレン・ムーンのオイラーズに惹きつけられた。そして1991年の(通称)湾岸ボウル。ビルズの惜敗には死ぬほどがっかりしたが、本当にしびれた。それからは完全に病みつきになってしまった。

確かFA制元年、1993年だっただろうか。すでにNFLの顔の1人だったDEレジー・ホワイトが(鬼のようなディフェンスとQBカニンガムの)イーグルスからパッカーズにFA移籍した。それまでパッカーズといえば、小柄で牛若丸のようなQBドン・マコウスキーがWRスターリング・シャープにパスを投げるチーム、という程度のことしか知らなかった。同地区タンパベイとの「ベイ対決」と言えば、最弱チーム決定戦のような印象だった。

いつのまにかヒゲの太ったおじさんがHCになっていて、滅法肩の強い生意気そうな若僧がエースQBに抜擢されていた。「へええ、もうマコウスキーじゃないのか。でもあの防衛大臣が選んだチームだ。どっか見どころがあるんだろう」と注目するようになった。やがてその若僧がただものではないことが、素人の目にも明らかになってきた。ブレット・ファーヴの荒馬のようなプレースタイルはもちろん、あの魅力的なキャラクターにも惚れ込んでしまい、全米プロスポーツ唯一の市民球団のことをもっともっと知りたいと思うようになった。

今にして思えば、最高にタイミングが良かった。1996年シーズンのスーパーボウル制覇まで、Pack is back の過程をまるごとファンとして応援することができたのだから。

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サイト開設は2001年2月10日。Webサイト制作の知識など全くなかったので2週間ほど迷ったが、当時は他にパッカーズファンサイトがなく、「いま始めればOne and Onlyになれる」と思ったのが決め手だった。数年遅れていたらブログになっていたかもしれないが、HTMLなどゼロから勉強したおかげで、総合的なファンサイトを作ることができてよかったと思っている。2006年2月の5周年を機に(実際はレンタルサーバーが安くなったことが大きい)、独自ドメインpackers.jpを取得してシンプルなURLになった。

ウィスコンシンの地元新聞サイトが情報源なのは変わっていないが、「いくつもの記事を総合した上で、選手・コーチなどのコメント部分はそのまま借用し、地の文は自分で再構成して書く」というスタイルに落ち着いてきた。最初は苦労したけれど、決まり文句、口語表現、フットボール界特有の表現など、ずいぶん英語のニュアンスが読み取れるようになってきた。

シーズン中は大量の英文記事を読まなければならないが、ニュースのないオフシーズンにネタを切らさず毎日書くのはもっと大変。「今日はたいしたニュースもないし、休みたいな」と思う日があっても、アクセス数の多さを考えると、「こんなに多くの人を、サイトを開いた瞬間にがっかりさせたくない」とついつい思ってしまう。もっとペースを落とさなければ長続きしない、と自分に言い聞かせている。

サイトを運営するようになって良かったことは「グリーンベイへ行こう」や「観戦記」の企画で、他のファンの皆さんと楽しく共同作業ができたこと。そして何といっても、念願の現地観戦が実現したことだ。日本人ファンではるばるグリーンベイまで観戦旅行に出かけるなど、一人さびしく応援していた頃には想像もできなかったことだ。2002年、2003年、2005年、2006年とランボーフィールドを訪れ、あの熱狂の中に身を置くことができた。

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長ったらしいハンドルネームには理由が。最初にYahoo!掲示板に登録するとき、パッカーズやファーヴにちなんだ文字列を試したがことごとくハネられ、「これなら他にいないだろう」と思って申し込んだらやはりOK。このサイトを開設するときにもいろいろ考えたのだが、面倒くさいので "NagoyaPackerBacker" のままにしてしまった。名古屋在住とはいえ出身は静岡県なので、特に気に入ってもいないしさほど愛着があるわけでもない。

"Back"には動詞で「支持する、援助する」という意味があるので "Packer Backer" で「パッカーズを応援する人、支援する人」という意味になる。オクラホマには "Tulsa Packer Backers" というファンサイトがあるし、オーストラリアには "PACKER BACKER FROM DOWNUNDER" というサイトもある。