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Day 13: ジェイソン・スピッツのタフガイぶり
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月11日
- キャンプも半ばにさしかかり、選手の疲労もそろそろピーク。ということでこの日の練習はフルパッドの予定を変更し、パッドなしの軽めの内容となった。「選手たちは脚に疲れが来ている。体調管理の観点から、無理せず賢く行こうということだ」とマッカーシーHC。
- 反則、パス落球、アサインメントミスなどだらしないオフェンス側のプレー内容に、ジャゴジンスキーOCは強い不満を示した。「まったく非常に雑だった。反則をしないことや正しくラインナップすることに、何の才能も要らないはずだ。必要なのは集中力だけだ。もっと集中しなければならないのに、今日はそうでなかった」
- 前日の練習で足首を痛めて退場したRGジェイソン・スピッツだったが、足を少し引きずりながら練習に復帰。評判どおりのタフガイぶりにコーチからも記者団からも賞賛が集まっている。「彼はタフなヤツだ。練習を休ませようと思ったら、無理やりつかみ出さなきゃならない。自分からは決して休もうとしない」とジャゴジンスキーOC。スピッツ本人はあまりピンと来ない様子で、「僕は自分のことをタフだとは思っていない。キャンプのこういった時期に来れば、誰もが何らかの痛みを我慢しながらやっている。僕は練習を休むこともできたけど、まだ学ぶべきことがたくさんあるし、1日も休むわけにはいかない。痛みはあるけど、折り合いをつけるしかない。練習が終わったらアイシングして、何とか乗り越えるんだ」
- 復帰3日目のRBグリーンは休養日。ケガが悪くなったのではなく、予定通りとのこと。昨日休んだWRジェニングス(ヒップ)は大事を取ってもう1日休んだ。
- エンドゾーン隅にゴミ箱を置いた、浮かせたパスの練習で、QBブレット・ファーヴは10yds地点(直線距離で20から25yds)から見事に目標に放り込んで観客の喝采を集めた。
- 31歳となったWRドナルド・ドライバーだが、スピードやキレが鈍る様子は全くなく、体調は万全。エースの地位はゆるぎない。
- 右タックルとしてNFL上位にランクされるマーク・タウシャーとの1on1の対戦で、DEアーロン・キャンプマンは昨年まではほとんど勝つことができなかったが、今年のキャンプでは勝つ回数がかなり増えている。「今季の彼はかなりよくなると思う。彼は(少ない)才能を努力で最大限に伸ばした選手のように見られているけど、僕は決してそうは思わない。たとえば(引退した)DEトレース・アームストロングなどは、プロ9年目、10年目、11年目あたりに一番サックを稼いでいるだろ。相手を倒す技術をだんだんと身につけていくんだ。アーロンの場合もそのように成功を収めていくと思うよ」とRTタウシャー。
- 1巡ルーキーのLB A.J.ホークは、決して悪くはないが5位指名選手としては地味なプレー内容が続いており、地元メディアからはそろそろ心配する声が上がり始めている。
- 6巡指名ルーキーのSタイロン・カルヴァーはQBマーティンからTEマーティンへのパスを見事にダイビング・インターセプトした。7on7練習ではQBファーヴからのパスもインターセプトして好調をキープ。
- 4巡指名ルーキーのWRコーリー・ロジャースは相変わらずパントのキャッチに手こずっており、開幕ロースター入りがいよいよ危うくなりつつある。マッカーシーHCは、「彼は向上を続ける必要があるのは確かだ。しかし彼は居残り練習もしているし、当分は今のやり方を続けていく。まだ若い選手だし、向上の余地があるからこそ、こうしてキャンプを行っているのだ」
- キッキング練習(弱い向かい風)では、ビリー・カンディフが41ydsまで全て成功させ5/6とまずまずだったが、48ydsが届かず、飛距離不足は隠しようがない。デイヴ・レイナーは飛距離では上回るがミドルレンジまでの安定性で劣っている。
- 殿堂入りQBにして元ヘッドコーチでもあるバート・スターがキャンプを訪れ(写真)、水曜夜のミーティングでは選手たちの前でスピーチをした模様だ。
- 先日の殿堂入り式典で故レジー・ホワイトへのプレゼンター役も務めた息子のジェレミー・ホワイト(20歳)がパッカーズのキャンプを訪問。「前回来たのは8歳か9歳のときだったなあ」