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Day 15 : プレシーズンも勝利は大事
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月13日
- 試合前日ということで練習は非公開で、ごく軽いフォーメーションチェックが中心。
- ヘッドコーチとして初めて指揮を執るマッカーシーHCは、プレシーズンといえども勝つことが大事だと強調している。「まず試合に勝つこと。次に賢いフットボールをして、(反則や凡ミスで)自分の首を締めるしめるようなことをしない。その2つが達成できればまず満足だね。我々の商売は勝つことが全てだ。ユニフォームを着たら、きちんと準備してプレーして結果を出す責任がある。それが我々の持つべき心構えだ。それにプレシーズンで勝つことは、レギュラーシーズンに向けて勢いをつけることにもなる。忘れてはならない、我々は昨年4勝12敗だったのだ。だから勝つことは常に重要だ」
- オフェンスは基本的にマッカーシーHC自身がプレーコールを出す予定だが、第4QにはジャゴジンスキーOCにも機会を与えるかもしれない、とのこと。マッカーシーHCはセインツや49ersでもボックスからでなくサイドラインからコールしていた。「純粋にプレーコールだけであれば、上のブースからの方がいいのだ。しかしそれ以外のさまざまな部分、たとえばクォーターバックとのやりとりとか、オフェンス全体のリズムといったことは、フィールドレベルの方が多く感じ取ることができる。ただ仕事は大変だよ。ブースよりも激しい環境にさらされながらの仕事だからね」
- チャージャーズ戦では4人のQB全員に出番を与えるとのこと。一般にエースQBの出場時間が最も多くなるのは第3戦でその次が第2戦であり、控えQBたちがアピールするチャンスが多いのは第1戦と第4戦。これは他のポジションにもおおよそあてはまる。
- チャージャーズではQBフィリップ・リヴァースが1巡指名から3年目にして先発に昇格したが、パッカーズのQBアーロン・ロジャースは来年全く同じ立場になるかもしれない。昨年のプレシーズンではよいところがなかったロジャースだが、今年のキャンプの内容は評判がかなりよくなっている。「プレッシャーを感じるのは、準備が足りなかったり自信が足りないことが多いと思う。今年はそのどちらも感じていない。準備はできていると感じている。オフェンスを理解できているし、すごく自信を持って2ndチームを率いている。とにかく得点を挙げたいね。それが一番の目標だ」とロジャース。
- 木曜日の練習ではRBダヴェンポートが1stチームでプレーしていたことからすると、ダヴェンポートが先発でガドーが2番手となりそうだ。RBグリーンはプレシーズン第3戦からの出場を目標としている。
- LB A.J.ホークが意外と目立たないという懸念についてトンプソンGM。「ホークはしっかりやっていると思うよ。彼が本当にいい選手にならないとしたら驚きだ。君たち記者が言い出したのか、誰かから聞いたのか知らないが、不安説が出ている。しかし、A.J.ホークのことを心配するなんて時間の無駄だと思うね」
- プレシーズンゲームでの注目のひとつはスペシャルチーム。キッカー、パンター、キックオフリターナー、パントリターナー全てが未定という珍しいチーム状態だからだ。トレーニングキャンプでもスペシャルチームだけは(ケガのリスクが大きい)ライブ・タックリング練習を行わないのが普通であるため、プレシーズン4試合の重要性は他のポジションより大きいかもしれない。
- 今年は見送った他チームとのスクリメージ練習について、来年以降に関してはトンプソンGMとマッカーシーHCが話し合って検討するとのこと。ただし、相手がグリーンベイに来てくれる場合に限られる。「ウチのチームを他所に連れて行くことは決してしない。ここでキャンプを体験することはファンにとって非常に大きな意味のあることで、かけがえのないことだ。グリーンベイのトレーニングキャンプの伝統はとても特別なものだ」とトンプソンGM。そのため、今年はこちらに招待し来年はあちらを訪れる、といった協定を結ぶことも考えていないとのこと。