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Day 20: WRジェニングス引き続き好調
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月18日
- 先発OL陣をどうするか、できる限り早く固めたいとマッカーシーHC。「誰を選ぶかプレシーズン最終戦まで分からない、というようなことはしたくない。そのような進め方は我々はしない。似たような状況は経験があるが、そういったアプローチはよくないと思っている。今週中には情報を集め終わって、できれば来週中にスターターを決めたい」
- チャージャーズ戦で5サックを許したOL陣、特にルーキーたちについて、QBブレット・ファーヴ。「僕のプロ初戦も、同じように拙い内容だったのを思い出すよ。彼らもすごく頑張っていた。今年は新しいオフェンスで、ルーキーだけでなく僕ら全員が慣れてはいない。それが試合にも表れていた」 「(OLは)だんだんとよくなっていってほしいし、きっとそうなると思う。若い選手が多いから、ミスも多くはなるだろう。ただ先日のような出来は繰り返してほしくないけどね。今後を見守るだけだ」
- トニー・モール(5巡ルーキー)は、1stチームの右ガードに入って3日目のこの日の出来も芳しくない。この分では今週末のファルコンズ戦に先発させてもらえるのか、いつまで1stチームに入れてもらえるのか。
- 2ndチームの左タックルに入っているジョシュ・バークはドラフト外ルーキーとしてはじゅうぶん健闘しているが、相手がDEバジャ=ビアミラになったときはやはり分が悪い。
- 2巡指名のWRグレッグ・ジェニングスは相変わらずルーキーばなれしたプレーを続け、この日もQBファーヴからのサイドライン際のロングボムをキャッチするなどシャープな動きを見せている。プレーぶりも振舞いもまるでベテランのようだ、と記者たちは口を揃える。「彼の一番の強みは、あの落ち着きと成熟ぶりかもしれないな」とジミー・ロビンソンWRコーチ。
- 5番手・6番手を争うWRたちのなかで、193cmの長身WRルヴェル・マーティンが目だった活躍を続けており、すでに公式サイトのデプスチャートではボーリクターやコーリー・ロジャースよりも上になっている。とにかくパスキャッチが安定しており、Journal Sentinel紙の集計によると、今キャンプの11on11練習でチーム2位の計23キャッチ。1位はドライバーの24回で、2日休んだジェニングスが22回で3位。4位となるとぐっと下がってガードナーの13回とのこと。
- 昨年初めて開幕ロースター入りを果たしたDTコリン・コールは、今年も着実な成長を認められていつの間にかDTピケットと並んでスターターを務めている。「おそらくコールはDTのなかで最も安定したプレーをしている。彼についてはコーチたちはみな非常に満足しているよ」とマッカーシーHC。
- 上記コリン・コールの前はケンドリック・アレンがスターター扱いだったことからしても、ベースディフェンスではランスタッファー・タイプの大型DTを2人並べる方針を推し進めているようだ。昨年スターターだったカレン・ジェンキンズはかなり席次が下がっており、出番はパスシチュエーションだけになってしまうかも。
- 今週からチーム練習に合流したSマーカンド・マニュエルだが、このままふくらはぎが問題なければ、今週末のファルコンズ戦に先発出場の方向。ただし出場時間は抑え目になりそうだ。
- CB最後の枠を争うCBセリアン・フォンテノーだが、簡単にWRに抜かれビッグプレーを許すシーンが日常化しており、ロースター入りはかなり厳しくなってきた。
- 今キャンプで初めて、WRロッド・ガードナーがパントキャッチ練習をした。先発を争うWRジェニングスにパントリターナーをやらせるのはもったいない、という考えになってきているのかもしれない。
- パンター争いを飛距離でリードするジョン・ライアンだが、敵陣レッドゾーンに落とすプーチ・パントのコントロールではB.J.サンダーに明らかに劣っている。敵陣46ydsから蹴ってライアンは10回中4回が直接タッチバック。1ydsラインに落ちたのが2回、ゴールラインに落ちたのが1回。サンダーは10回中直接のタッチバックは1回もなく、ゴールラインに落ちたのが1回。あとは全て10ydsから3ydsの間にコントロールした。
- 練習が行われるクラーク・ヒンクル・フィールドには、自然芝を人工繊維で補強する DD GrassMaster が昨年夏から導入されている。キャンプ入りから20日も経ってハッシュマーク間の芝が薄くなってきたが、こういった仕組みのため足を滑らせることもなく、良好な練習環境が保てている。「本当に素晴らしいよ。フィールド中央はたくさん使うから当然磨り減ってはくる。ミニキャンプやOTAからずっと使っているからね。でも期待したとおりに機能している。足場に関してこれまで問題は全くない」とトンプソンGM。
- WRファーガソン(かかと)は1日休んだだけで復帰。CBキャロルはハムストリングに違和感を感じたようで途中退場。