1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (10-2) | 10 | 7 | 7 | 3 | 27 |
Cowboys (11-1) | 13 | 14 | 0 | 10 | 37 |
CBウッドソンとDEバジャ=ビアミラを欠くパッカーズはカウボーイズの強力オフェンスを全く止められず、トータル415ydsを許して今季最多失点の完敗を喫した。パッカーズの連勝は6でストップ。プレッシャーをかけられてパスオフェンスが精彩を欠いたほか、スペシャルチームも好リターンを何度も許し、ディフェンスの足をさらに引っ張った。
QBファーヴは右腕をヒットされて第2Q途中で退場し、QBアーロン・ロジャースがそのまま試合最後までプレー。WRジェニングスの活躍もあってNFL初タッチダウンを含む17得点を挙げ、代役としては十分な働きを見せた。
第1Q パッカーズはWRマーティンへの13ydsとWRジョーンズへの13ydsパスでDAL陣に入り、47ydsFGで先制。好リターンでDAL陣45からのカウボーイズは、WRテレル・オーウェンスへの12ydsパス(GBチャレンジ失敗)とRBジュリアス・ジョーンズの21ydsスクリーンでレッドゾーンに入るがTDならず、26ydsFGで同点。パッカーズが3&アウトのあと、カウボーイズはRBマリオン・バーバーの5ydsランとWRオーウェンスへの5ydsパス、RBバーバーの16ydsランでFG圏内に進み、51ydsFG成功。パッカーズは最初のプレーでロングパスをインターセプトされる。GB41からのカウボーイズは、WRオーウェンスへの34ydsパスでゴール前に進み、最後はWRクレイトンへの4ydsTDパス成功。GB陣29からのパッカーズは、3rdダウン1からRBグラントの62ydsTDランが飛び出す。
第2Q カウボーイズはWRオーウェンスへの48ydsパスで一気に得点圏に進み、TEファサーノに26ydsTD成功。パッカーズはRBグラントのラン2回、WRジョーンズへの19ydsパスのあと、QBファーヴが投げる腕をヒットされてGB陣45でインターセプト。カウボーイズはロングパスのパスインターフェアでGB陣5へ。反則で5yds下がるがWRオーウェンスに10ydsTDパス成功。QBロジャースに交代したGB陣24からのパッカーズは、QBスクランブルで1stダウンを取っただけでパント。DAL陣4からのカウボーイズはWRオーウェンスへの41ydsパスの後が続かず、この日初めてのパント。GB陣26からのパッカーズはWRジェニングスへのショートパスが43ydsゲインに。WRジェニングスへの9ydsパスとRBグラントの2ydsランでレッドゾーンへ。2ミニッツ明け、反則で5yds下がるがWRジェニングスへの11ydsTDパス成功。残り25秒、カウボーイズはニーダウンしてハーフタイムへ。
第3Q またも好リターンでDAL陣44からのカウボーイズは、GB反則とRBジョーンズの12ydsランでGB陣に入るが、4thダウン1のギャンブルは失敗に終わる。パッカーズはQBロジャースがいきなりサックされるが、WRドライバーへの17ydsパス、QBスクランブルで9yds、TEドナルド・リーへの22ydsパス、フェイスマスク反則でレッドゾーンに入り、WRドライバーへの9ydsパスなどで1stダウン、ゴール前インチズ。最後はRBグラントがTDランを決めて3点差に。DAL陣20からのカウボーイズは3rdダウン19からWRクレイトンへの35ydsパス、RBバーバーの8ydsランと15ydsフェイスマスクで得点圏へ。WRオーウェンスへの9ydsパスとRBバーバーの17ydsランでゴール前5ydsに進んで最終Qへ。
第4Q エンドゾーンでWRオーウェンスが弾いたパスをCBハリスがインターセプト。パッカーズはWRジェニングスへの15ydsパスのあとサックされてパント。カウボーイズはTEウィッテンへの13yds、13ydsパスでGB陣に入り、またもロングパスインターフェアでDAL陣5へ。最後はWRクレイトンに5ydsTDパスが決まって10点差に。パッカーズはWRドライバーへの6ydsパスと13ydsスクランブル、WRドライバーへの11ydsパスでDAL陣に入るが、WRロビンソンへの9ydsパスのあとランで1stダウンが取れず、52ydsFG成功で7点差。カウボーイズはRBバーバーの4ydsランとTEウィッテンへの15ydsパス、15ydsフェイスマスクで得点圏へ。バーバーのランでさらに1stダウンを重ねて2ミニッツ。パッカーズはタイムアウトを使い切り、1分03秒で25ydsFGが決まってまた10点差に。パッカーズはWRドライバーへの16ydsパスのあと4thダウンギャンブル失敗で万事休す。
昨日の記事で紹介したノースウェスタン大学体育局長マーク・マーフィだが、すでにパッカーズの選考委員会は彼を新CEOに選出し、あとは理事会(45名)の承認と契約交渉を待つだけである、とPress-Gazette紙が報じている。
マーク・マーフィはニューヨーク州フルトン出身の52歳。NFL球団で働いた経験はないものの、レッドスキンズで現役中に選手会代表として1982年ストライキの際の交渉団の一員となり、選手会の副事務局長を務めた経験もある。現役中にアメリカン大学(ワシントンにある)で経営学修士、1984年に引退してからはジョージタウン大学(こちらもワシントンにある)ロースクールで学んで弁護士となり、司法省で4年間働いた。1992年に母校コルゲート大で体育局長、2003年からは私立の名門ノースウェスタン大で体育局長を務めている。
Green Bay Packers Injury Report | |||||
---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Tue | Status | Notes |
Johnny Jolly | DT | Shoulder | Out | Out | 欠場 |
Bubba Franks | TE | Knee | × | Doubtful | 欠場 |
Kabeer Gbaja-Biamila | DE | Knee | △ | Questionable | 微妙 |
Charles Woodson | CB | Toe | △ | Questionable | 微妙 |
Aaron Rouse | S | Knee | △ | Questionable | 微妙 |
Ryan Grant | RB | Ankle | ○ | Probable | 出場予定 |
Ruvell Martin | WR | Ankle | △ | Probable | 出場予定 |
Mark Tauscher | OT | Ankle | △ | Probable | 出場予定 |
Tracy White | LB | Ankle | △ | Probable | 出場予定 |
Will Blackmon | CB | Foot | ○ | Probable | 出場予定 |
Nick Collins | S | Knee | ○ | Probable | 出場予定 |
Dallas Cowboys Injury Report | ||||
---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Tue | Status |
Terry Glenn | WR | Knee | Out | Out |
Patrick Crayton | WR | Ankle | ○ | Probable |
Anthony Henry | CB | Ankle | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
パッカーズはSマーヴィール・アンダーウッドと再契約し、前腕骨折のDTコリン・コールをインジャリー・リザーブに入れた。2005年のドラフト4巡指名でパッカーズに入団したアンダーウッドだが、プロ2年目のキャンプでヒザの前十字靭帯を断裂してしまった。1年経った今夏の動きは芳しくなく、8月半ばで解雇されている。
パッカーズのセーフティ陣ではFSニック・コリンズがヒザの捻挫から回復途上のうえ、ライオンズ戦でFSアーロン・ラウスもヒザを痛めてしまった。2人ともカウボーイズ戦欠場が決まったわけではないが、パッカーズのディフェンスをよく知っているアンダーウッドでセーフティのデプスを確保しておきたい、ということのようだ。
アンダーウッドはパッカーズから解雇された後は故郷サンディエゴに戻り、同じサンディエゴ州立大出身のDEアクバー・バジャ=ビアミラ(カビーアの弟)と一緒にトレーニングをしていた。その後ヒューストン、デンバー、シアトルでワークアウトを受けたが採用には至らず。ただし、テストを受けるたびに調子が上がってきていた、と本人は振り返っている。前十字靭帯断裂からもうじき16ヶ月なので、そろそろ調子が出てきてもおかしくない。
DTコリン・コールは好調DT陣の中で今季出番が少なく、ケガのジョリーに代わって出場したライオンズ戦で前腕を骨折してしまった。
パッカーズ元ヘッドコーチのマイク・シャーマンが、テキサスA&M大のヘッドコーチに就任した。2005年シーズンを最後に解任されたシャーマンは、ヒューストン・テキサンズでキュービアックHCのアシスタントHCを務め、今季はオフェンシブ・コーディネーターを兼ねていた。テキサスA&Mではデニス・フランチオーネHCが不祥事と成績不振のため辞任したが、シャーマンが後任の最有力候補ということは早くから噂されていた。
かつてテキサスA&Mで計7年間OLコーチを務めたシャーマンは、パッカーズのTEコーチからQBコーチに移るアンディ・リード(現イーグルスHC)の推薦により、ホルムグレンHCの下でパッカーズのTEコーチに。1999年にはホルムグレンとともにシーホークスに移ってOCに昇格。翌2000年パッカーズのHCに選ばれ、在任6年間で地区優勝3回、プレーオフには4回出場している。
テキサスA&Mといえば、最近のパッカーズではDTジョニー・ジョリー、DEマイケル・モンゴメリー、WRロバート・ファーガソンらがおり、またアシスタントOLコーチのジェリー・フォンテノーも同大の出身。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (10-1) | 0 | 17 | 14 | 6 | 37 |
Lions (6-5) | 6 | 3 | 3 | 14 | 26 |
伝統の感謝祭ゲームは地区1位と2位の対戦。序盤は不調のパッカーズだったが、Sラウスのインターセプトから逆転すると、絶好調のQBファーヴが次々とTDドライブを重ねて22点リード。第4Qには気の緩みからか2TDを許して8点差に追い上げられるが、そこで4分50秒のFGドライブを成功させて逃げ切ることができた。
大事な同地区対決に勝って地区優勝を大きく引き寄せたパッカーズだが、数多くのケガ人を出してしまい今後が心配。
第1Q ライオンズはRBジョーンズの13ydsランと13ydsスクリーン、RBダケットのラン、WRカルヴィン・ジョンソンへの13ydsパスなどでレッドゾーンへ。ゴール前からチョップブロックで15yds罰退して3rdダウンはサックに終わり、47ydsFGで先制。パッカーズは最初のプレーでスナップミスからファンブルロストするが、ライオンズは1stダウンを取れず、41ydsFGの3点どまり。パッカーズが3&アウトのあと、ライオンズはRBジョーンズの23ydsランでGB陣に入るが、またも3rdダウンでサックが出てパント。ナイスリターンでGB陣46からのパッカーズだが3&アウト。
第2Q 最初のプレーでSラウスがインターセプトして34ydsリターンし、パッカーズは直後のプレーでWRジェニングスに11ydsのTDパス成功。ライオンズはRBジョーンズのランやRBケイソンへの20ydsパスでGB陣に入るが、FG圏内に入れず。パッカーズはWRドライバーへの38yds、WRジョーンズへの18yds、19ydsパスでゴール前に迫り、最後はRBグラントが5ydsのTDラン。74ydsのビッグリターンでGB陣24からのライオンズだが、またも3rdダウンでサックが出て、45ydsFG成功。パッカーズが3&アウトのあと、ライオンズはラン2回とRBケイソンへの17ydsパスなどでGB陣に入ってパント。残り2分12秒、GB陣20からのパッカーズは、WRジェニングスへの12ys、RBグラントへの13yds、WRジョーンズへの21yds、WRドライバーへの7yds、TEドナルド・リーへの10ydsパスなどでゴール前に迫るが時間がなくなり、20ydsFG成功でハーフタイムへ。
第3Q パッカーズはWRドライバーなどへのショートパス成功を繰り返してフィールド中央に進み、WRロビンソンへの43ydsパスでゴール前に迫ると、WRジェニングスに4ydsTDパス成功。ライオンズはRBジョーンズのランとWRジョンソンへの13ydsパス、WRマクドナルドへの10ydsパスなどでGB陣に入り、52ydsFG成功で12点差に。パッカーズはWRジェニングスへの24ydsパス、パスインターフェア、RBグラントの31ydsランでゴール前5ydsに迫り、最後はWRマーティンに3ydsTDパス成功。ライオンズは3&アウトのあと、パッカーズはアンネセサリーラフネスでハーフラインに進んで最終Qへ。
第4Q パッカーズはWRドライバーへの40ydsパスでDET陣4に迫るがTDならず、20ydsFG成功で22点差。ライオンズはWRジョンソンへの12yds、RBケイソンへの9ydsパスとGB15yds反則、WRウィリアムズへの19ydsパスなどでゴール前に進み、最後はWRジョンソンに5ydsTDパス成功。パッカーズが3&アウトのあと、ライオンズはWRジョンソンへの連続16ydsパス、パスインターフェアでゴール前に進み、RBジョーンズの1ydsTDランで8点差に。GB陣20からのパッカーズは、WRジェニングスへの10yds、WRドライバーへの9yds、WRジョーンズへの20ydsパス、RBグラントの27ydsランでレッドゾーンに進んで2ミニッツ。相手タイムアウトを使い切らせ、26ydsFG成功で11点差。残り1分39秒、DET陣26からのライオンズは反則で1stダウンを取るものの後が続かず、4thダウン失敗に終わる。
Green Bay Packers Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Tue | Wed | Status | Notes |
Bubba Franks | TE | Knee | Out | Out | Out | 欠場 |
Johnny Jolly | DT | Shoulder | Out | Out | Out | 欠場 |
Will Blackmon | CB | Foot | Out | Out | Out | 欠場 |
Nick Collins | S | Knee | Out | Out | Out | 欠場 |
Ryan Grant | RB | Ankle | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Koren Robinson | WR | Knee | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Chad Clifton | OT | Knee | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Mark Tauscher | OT | Ankle | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Tracy White | LB | Ankle | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Charles Woodson | CB | Hip | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Detroit Lions Injury Report | |||||
---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Tue | Wed | Status |
Ikaika Alama-Francis | DE | Hamstring | × | × | Doubtful |
Teddy Lehman | LB | Foot | × | ○ | Questionable |
Jonathan Scott | OT | Hand | ○ | ○ | Probable |
Dewayne White | DE | Elbow | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
ロンバルディ時代前半にセンターとして活躍したジム・リンゴが、肺炎のため亡くなった。75歳だった。遺族によれば、1996年以来アルツハイマー病に苦しんでいたとのこと。シラキュース大から1953年ドラフト7巡でパッカーズに入団したリンゴは5年目にはプロボウラーに成長し、やがてヴィンス・ロンバルディHCが就任すると、強力オフェンシブラインの中核として1961年と62年のNFL制覇にも貢献した。
7年連続でプロボウルに選ばれていたリンゴは、1964年の契約交渉の席に(当時まだ珍しかった)代理人を連れていきサラリーアップを求めようとした。それを見たロンバルディHC/GMが数分間席を外して戻ると、「君はフィラデルフィア・イーグルスのメンバーだ」とあっけなくトレードを宣告。この有名なエピソードは、チームメイトのDEウィリー・デイヴィスによれば本当の話らしい。
イーグルス移籍後もリンゴは4年間活躍を続け、現役15年間でプロボウル10回、183試合連続出場は当時のNFL記録だった。NFLの1960年代All-Decade Teamにも、唯一のセンターとして選ばれている。引退後はビルズなどでOLコーチを務め、1981年には元同僚のウィリー・デイヴィスとともにNFLの殿堂入りを果たしている。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Panthers (4-6) | 3 | 0 | 7 | 7 | 17 |
Packers (9-1) | 7 | 14 | 7 | 3 | 31 |
天気は晴れ、気温は7℃とまずまずのコンディションだが風が強い。第3Qまでに4TDを挙げたパッカーズが、大黒柱のWRスティーヴ・スミスを欠くパンサーズを圧倒し、82歳QB対決はファーヴに軍配が上がった。パッカーズは早くも勝ち越しを決め、9勝1敗スタートはロンバルディHCのもとで開幕10連勝した1962年シーズン以来の好成績。
序盤はオフェンス不調のパッカーズだったがCBトラモン・ウィリアムズの94ydsパントリターンTDで先制すると徐々に波に乗り、3つのパスTDを重ねてリードを広げた。後半はラン・パスともディフェンスが悪くなったが、試合中盤までの大量リードがものを言った。
第1Q パンサーズ攻撃は3rdダウンでSラウスがインターセプト。しかしパッカーズは1stダウンを取れず、49ydsFGをブロックされて先制ならず。パンサーズはスクリーンパスなどでGB陣34まで進み、FG隊形からKケイシーがプーチ・パントを蹴ったが、拾ったCBトラモン・ウィリアムズがなんと94ydsのリターンTD。CAR陣39ydsからのパンサーズはWRカーターへの43ydsパスでGB陣14に進むがTDならず、26ydsFG成功。GB陣25からのパッカーズはWRジェニングスへの12ydsパスなどでGB陣47まで進むが、3rdダウンでサックされてパント。CAR陣16からのパンサーズは、ランとクイックパスで1stダウン。
第2Q パンサーズ攻撃がパントに終わると、パッカーズはWRドライバーへの47ydsパスで一気にCAR陣24へ。WRジョーンズへの13ydsパスでゴール前に迫り、最後はWRジェニングスに4ydsTDパス成功。CAR陣22からのパンサーズはRBフォスターのラン2回で1stダウンを取ってパント。パッカーズはRBグラントの23ydsランでフィールド中央まで進むがそこまで。パンサーズは反則が響いて3&アウト。パッカーズはRBグラントの16ydsラン、WRドライバーへの13ydsパス成功でCAR陣に入って2ミニッツ。WRドライバーへの11ydsパスのあと、TEドナルド・リーに26ydsのTDパス成功。残り1分26秒、パンサーズはWRジャレットへの19ydsパスとQBスクランブルとレイトヒット反則でGB陣に進み、パスインターフェアでゴール前7へ。しかしDTウィリアムズがサックしてDEキャンプマンがファンブルリカバー。
第3Q WRロビンソンのビッグリターンでCAR陣28からのパッカーズは、WRジェニングスへの9ydsパスのあと、TEドナルド・リーに12ydsTDパス成功。パンサーズは最初のプレーでCBウッドソンがインターセプト。CAR陣36からのパッカーズだったが1stダウンを取れず、49ydsFGは右に外れて得点ならず。パンサーズは9回連続ランなどでゴール前に進み、最後はTEフォーリアに2ydsTDパス成功。GB陣21からのパッカーズはラン5回で3つ1stダウンを更新してCAR陣へ。
第4Q パッカーズは得点圏には入れずパント。パンサーズはWRカーターへの26ydsパスなどでフィールド中央に進んでパント。パッカーズは、ラン2回とWRジョーンズへの7ydsパスWRルヴェル・マーティンへの11ydsパスなど6分半ほど使ってCAR陣に入ってパント。パンサーズはWRカーターへの49ydsパスでGB陣26に進むと、RBフォスターへの21ydsスクリーンパスのあと、WRカーターへの5ydsTDパスが通って11点差。オンサイドキックはWRドライバーがキャッチ。パッカーズは1stダウンならなかったが47ydsFG成功で14点差に。CAR陣23からのパンサーズはWRカーターとWRキングへのパスで1stダウンを取って2ミニッツ。WRジャレットへの16ydsパスとQBスクランブルでGB陣に入るが、4thダウン失敗で万事休す。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Bubba Franks | TE | Knee | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Nick Collins | S | Knee | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Will Blackmon | CB | Foot | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Tracy White | LB | Ankle | × | △ | × | Doubtful | 欠場 |
Donald Lee | TE | Rib | ○ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Mark Tauscher | OT | Ankle | × | × | △ | Probable | 出場予定 |
Chad Clifton | OT | Knee | × | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Daryn Colledge | OG | Back | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Cullen Jenkins | DE | Knee | × | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Charles Woodson | CB | Hip | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Carolina Panthers Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status |
Steve Smith | WR | Shin | × | × | × | Questionable |
Damione Lewis | RB | Toe | × | × | ○ | Questionable |
DeShaun Foster | RB | Toe | × | ○ | ○ | Probable |
Ken Lucas | CB | Hip | △ | ○ | ○ | Probable |
Deke Cooper | S | Shoulder | × | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Vikings (3-6) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Packers (8-1) | 7 | 6 | 14 | 7 | 34 |
攻守がしっかり噛み合ったパッカーズが今季初の大勝で今季二度目の4連勝となった。ディフェンス陣は強力新人RBエイドリアン・ピーターソンのランを45ydsに抑え、オフェンス陣はラン守備2位のMINディフェンスに対して120ydsラッシング。パス攻撃も好調でミスが少なく、ターンオーバーゼロだったのも大きかった。
第1Q ヴァイキングス攻撃は3rdダウン1でRBピーターソンのランが止まって3&アウト。パッカーズはTEドナルド・リーへの7ydsパスやRBグラントのランでMIN陣に入り、4thダウンギャンブルはWRコーレン・ロビンソンへのパスでクリアすると、RBグラントの30ydsTDランが飛び出して先制。MIN陣40からのヴァイキングスはRBピーターソンの12ydsランなどでGB陣に入るが得点圏に入れず。パッカーズはRBグラントのラン3回でフィールド中央に進むがそこまで。ヴァイキングスはRBピーターソンのランで1stダウンを取るがGB陣に入れず。
第2Q GB陣10からのパッカーズは、RBグラントのラン、TEリーへの10yds、9yds、WRジョーンズへの10ydsパス、FBホールへの6yds、WRルヴェル・マーティンへの25ydsパスで得点圏に入り、TDはならなかったが39ydsFG成功。ヴァイキングスはFBリチャードソンへの4ydsパスとRBピーターソンの11ydsランで1stダウンを取るが、反則とロスタックルが出てパント。残り2分50秒、パッカーズはWRドライバーへの19ydsパスとパスインターフェアでMIN陣に入り、4thダウン1ギャンブルはWRドライバーへのパスで更新。さらにWRマーティンへの7ydsとWRジェニングスへの11ydsパスでゴール前に迫るがTDならず、24ydsFG成功でハーフタイムへ。
第3Q GB陣28からのパッカーズはRBグラントのランとWRドライバーへの12ydsパス、WRジェニングスへの34ydsパスなどでゴール前に迫ると、TEドナルド・リーへの1ydsTDパス成功。ヴァイキングスは3rdダウンでサックが出て3&アウト。パッカーズはWRドライバーへの24ydsパスとラフィングザパサー、RBジャクソンへの13ydsスクリーンパスでレッドゾーンに進み、最後はWRマーティンに8ydsTDパス成功。ヴァイキングスはWRファーガソンへの35ydsパス、RBピーターソンへの11ydsパスでGB陣26まで進むが(ピーターソン負傷退場)、4thダウン失敗で得点ならず。
第4Q パッカーズが3&アウトのあと、ヴァイキングスはRBテイラーへの9ydsパスとラフィングザパサー、WRウェイドへの15ydsパス、RBテイラーの23ydsランなどでGB陣ゴール前に迫るが、そこでCBウッドソンがインターセプト。GB陣4からのパッカーズは、WRロビンソンへの16yds、10ydsパスとRBグラントのラン、WRジョーンズへの37ydsパスで得点圏に進むと、最後は相手DBの弾いたボールをWRマーティンがキャッチして17ydsのタッチダウン。ヴァイキングスはWRファーガソンへの16ydsパスの後が続かず、またも4thダウン失敗に終わる。パッカーズはQBファーヴが退いてQBロジャースが登場し、WRジョーンズへの15ydsパスで1stダウンを取り、2ミニッツ明けにパント。ヴァイキングスはRBテイラーへのショートパスが50ydsゲインとなってGB陣30に進むが、サック2回が響いてギャンブルも失敗して万事休す。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Bubba Franks | TE | Knee | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Justin Harrell | DT | Ankle | × | × | × | Out | 欠場 |
Will Blackmon | CB | Foot | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Nick Collins | S | Knee | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Tracy White | LB | Ankle | × | × | △ | Questionable | 微妙 |
Ryan Grant | RB | Concussion | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Koren Robinson | WR | Knee | ? | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Ruvell Martin | WR | Back | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Chad Clifton | OT | Knee | × | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Tony Moll | OT | Neck | △ | △ | △ | Probable | 出場予定 |
Junius Coston | OG | Ankle | △ | △ | △ | Probable | 先発は微妙 |
Ryan Pickett | DT | Knee | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Corey Williams | DT | Knee | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Brady Poppinga | LB | Shoulder | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Al Harris | CB | Back | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Charles Woodson | CB | Foot | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Aaron Rouse | S | Shoulder | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Minnesota Vikings Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status |
Kelly Holcomb | QB | Neck | △ | △ | △ | Questionable |
Tarvaris Jackson | QB | Concussion | △ | △ | △ | Questionable |
Sidney Rice | WR | Hamstring | △ | × | △ | Questionable |
Ray Edwards | DE | Foot | ? | △ | △ | Questionable |
Antoine Winfield | CB | Hamstring | △ | △ | △ | Questionable |
Bobby Wade | WR | Knee | △ | △ | ○ | Probable |
Bryant McKinnie | OT | Knee | × | △ | △ | Probable |
Ryan Cook | OT | Shoulder | △ | △ | △ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
前半8試合を終えたところで、パッカーズのスタッツのまとめ。2006年・ 2005年 ・ 2004年 のスタッツも参照のこと。
オフェンス | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Total | 得点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumLos | パス | パス% | パスTD | INT | Rate | サック | 3rd% |
362.3 | 24.3 | 72.1 | 3.3 | 5回 | 6回 | 290.1 | 66.6% | 13回 | 8回 | 93.3 | 13回 | 41.0% |
5位 | 9位 | 32位 | 30位 | 18位T | 13位T | 2位 | 4位 | 7位T | 14位T | 5位 | 9位 | 16位 |
得点力が5.5点アップして昨年の22位から9位へ。NFL最下位のラン攻撃をNFL2位のパス攻撃で補う図式はご存知のとおり。これだけランが出ないのにタイムオブポゼッションが30分14秒なのは、ショートパスでそれなりにボールコントロールできているからだろう。トータルの1stダウン回数は18位ながら、40yds以上のパスプレー13回は1位。ビッグプレーが得点力アップにつながっている。
被サック数は昨年よりやや増えたが、昨年は未熟なOL陣のため7メンプロテクションを多用(8メンもしばしば)してようやく成し遂げた被サック24だった。今年は少ない人数でQBを守り、4レシーバーや5レシーバー隊形を活用できている。
ファンブルロスト6回はNFL13位タイだが、ファンブル回数自体は15回もあって23位。ロストせずにすんでいるのは運にも恵まれてもいる。
ターンオーバー | 反則 | 相手反則 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||||
15 | 8 | 7 | 14 | 8 | 6 | +1 | 67回 | 522yd | 57回 | 468yd |
16位T | 15位 | 10位T | 13位 | 14位T | 13位T | 15位T | 30位T | 30位 | 28位T | 29位 |
ターンオーバーレシオは昨年とほぼ同じ。内容がかなり異なっていて、昨年はオフェンスの犯す大量のターンオーバーをディフェンスが補っていたのに対し、今年はオフェンスが13位、ディフェンスが16位タイとどちらも標準的。ディフェンスのインターセプトが減ってファンブルリカバリーが増えている。
パッカーズの犯した反則67回のうちオフェンス24回、ディフェンス30回、スペシャルチーム13回。ディフェンスが反則によって与えた1stダウンはなんと27回にも上り、ダントツのNFL最下位となっている。(31位のパンサーズが17回)
ディフェンス | |||||||||||
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Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumRec | パス | パス% | パスTD | INT | サック | 3rd% |
313.6 | 17.8 | 93.8 | 3.7 | 3回 | 7回 | 219.9 | 57.6% | 12回 | 8回 | 23回 | 33.3% |
11位 | 7位 | 8位 | 7位 | 3位T | 10位T | 20位 | 3位 | 19位T | 15位 | 7位 | 2位 |
平均失点が5.1点も少なくなり7位に。昨年は中盤まで大量失点が多かったので25位だったが、終盤4試合の好調さをそのまま今年につなげることができた。ラン守備は平均yds・TD数ともかなりよくなっている。
パス守備がやや悪化しているのは、リードして終盤を迎える展開が多いせいでもある。パス試投1回あたりの平均ゲインは、昨年22位の7.08ydsから今年は13位の6.88ydsとむしろよくなっている。 相手の3rdダウン成功率やサック数は今年も優秀な数字。
ターンオーバーを奪った数は平均的だが、ディフェンスのタッチダウンは3回でNFL2位タイ。
スペシャルチーム | |||||||||
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Kickoff | Punt | Kickoff Ret | Punt Ret | Field Goals | |||||
Avg. | TB | Coverage | Avg. | Coverage | Net | 成功率 | 回数 | ||
62.3 | 9回 | 20.5 | 45.1 | 5.9 | 40.1 | 22.3 | 7.1 | 80.0% | 16回 |
27位 | 7位 | 3位 | 8位 | 4位 | 4位 | 23位 | 25位 | 17位T | 5位T |
リターン不振は相変わらずながら、キックオフ、パント、プレースキックがよくなったので、スペシャルチーム全体としての成績は上がっている。
ベアーズ戦でKRヘスターを封じるため短いのばかり蹴ったのでキックオフ飛距離が62.3ydsと大幅ダウンしてしまったが、タッチバック9回はNFL7位の多さでタッチバック率20.5%もNFL8位。相手リターンを20.5yds(3位)に抑えているのは、カバーチームが頑張っているのかもしれないが、新人Kクロスビーの滞空時間の長さも大きく貢献している。
NFL2年目のPジョン・ライアンはパント飛距離は微増だが、ミスが減り安定してハングタイムが稼げていることが、ネット(リターンを差し引いた正味)40.1ydsという好成績につながっている。
今年はFG成功率9割以上が9チームもあるので目立たないが、Kクロスビーの成功率8割は新人キッカーとしては上出来の部類。天候やフィールド状態の悪くなるこれからが勝負だろう。
先日から交渉していたTEドナルド・リーが総額$11.88ミリオン、2011年まで4年の契約延長に合意した。プロ5年目の今年はフランクスに代わってスターターとなり、チーム2位タイの29キャッチを挙げる活躍で期待に応えている。前日のチーフス戦でも4回78ydsの活躍をしたばかり。落球の目立った昨年と違ってプレーが安定し、スピードがあるのでフィールドを縦にストレッチすることができている。
昨年不振だったため約$70万ドルの1年契約に甘んじていたTEリーだが、今年のサラリーが$2ミリオン増額され、来年3月には$1ミリオンのロースターボーナスも受け取ることになった。パッカーズは今年のキャップの空きが$7ミリオン以上あったため、契約延長するなら今季中の方が得、という事情があった。
この昇給で母に家を買ってやりたいとTEリーは言う。「いくら説得しても、母はまだトレーラーハウスに住んでるんだ。何も欲しくない、立派な息子がいるからそれで十分ってね。この金でできることがあるとすれば、それは家族の面倒を見ることだ。僕の母にはそうされる資格がある。ドルフィンズから解雇されたとき僕は傷ついて、自分の能力を信じられなくなったけど、僕を育てた母の苦労を思えば、こんなことはなんでもないって思えたよ」
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
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Packers (7-1) | 0 | 6 | 7 | 20 | 33 |
Chiefs (4-4) | 0 | 7 | 0 | 15 | 22 |
ヤードを稼ぎながら拙攻で得点機を逃すパッカーズに対し、チーフスはRBラリー・ジョンソンを止められながらディフェンスのビッグプレーとTEゴンザレスの活躍で逆転。目まぐるしいシーソーゲームとなった終盤戦だが、WRジェニングスへのロングボムTDで逆転したパッカーズは、FGとCBウッドソンのINTリターンTDで得点を追加して突き放した。QBファーヴはチーフス相手に初勝利、全31球団から勝利を挙げることができた。
第1Q チーフス攻撃は3rdダウンでサックされてパント。GB陣33からのパッカーズは、WRジョーンズへの12ydsパス、TEリーへの14ydsパスなどで得点圏に進むが、最後はインターセプトに終わる。KC陣31からのチーフスはTEゴンザレスとRBラリー・ジョンソンのランで1stダウンを取るが、次の3rdダウンでまたもサック。素晴らしいパントでGB陣2からのパッカーズは、RBグラントのラン2回とTEリーへの11ydsパス、WRジェニングスへの12ydsパスなどで得点圏に進んで第2Qへ。
第2Q 48ydsFG成功でようやくパッカーズが先制。チーフスはGB反則で1stダウンを取っただけでパント。パッカーズが3&アウトのあと、KC陣5からのチーフスはTEゴンザレスへのパス成功3回などでフィールド中央付近まで進むが今度もサックが出てパント。パッカーズはWRドライバーへの11ydsパス、TEリーへの48ydsパスで得点圏に進むがTDならず、36ydsFG成功。残り1分19秒、KC陣22からのチーフスは3&アウトに終わり、残り48秒でGB陣30からパッカーズ攻撃。反則で下がったあと3rdダウンでチーフスがインターセプトし、GB陣30までリターン。チーフス攻撃はエンドゾーンへのパスがインターフェアとなり、RBラリー・ジョンソンの1ydsTDランが決まって逆転。
第3Q パッカーズはWRドライバーへのパスで1stダウンを取るが反則が響いてKC陣に入れず。チーフスはWRパーカーへの10ydsパスと12ydsパスでKC陣45に進むがそこまで。GB陣11からのパッカーズはWRドライバーへの26ydsパスとWRジョーンズへの12ydsパスでKC陣に入るが、52ydsFGは失敗に終わる。チーフスはKC陣42からのチャンスだったが、反則のあとLBホークがインターセプト。パッカーズはRBグラントの15ydsスクリーンでレッドゾーンに進み、WRジェニングスに13ydsTDパスが決まって逆転。チーフスはTEゴンザレスへの17ydsパスでKC陣43に進んで第4Qへ。
第4Q チーフスはTEゴンザレスへの9yds、9ydsパスで得点圏に進み、RBジョンソンへのスクリーンパスが30ydsのタッチダウンとなってまた逆転。GB陣40からのパッカーズは、WRドライバーへの44ydsパスで一気にレッドゾーンに進むがTDはならず、32ydsFG成功でまたまた逆転。KC陣18からのチーフスは、RBジョンソンの10ydsランと9ydsパス、TEゴンザレスへの10ydsパス、パスインターフェアでレッドゾーンに進み、TEゴンザレスへの17ydsTDパスが決まってまたまたまた逆転。2ポイント成功で6点差。パッカーズはWRドライバーへの10yds、WRロビンソンへの10ydsのあと、WRジェニングスに60ydsのロングTDパスが決まってまたまたまたまた逆転。残り2分58秒、チーフスは36ydsパスがチャレンジでアウトオブバウンズに変更、その後サックが出てパントとなり、CBウッドソンの27ydsリターンでKC31へ。2ミニッツ明けのパッカーズ攻撃はラン3回でタイムアウトを全て使わせ、45ydsFG成功で4点リード。残り1分35秒、KC陣34からのチーフス攻撃だったが、CBウッドソンの46ydsINTリターンTDが飛び出してついに勝負あり。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Bubba Franks | TE | Knee | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Justin Harrell | DT | Ankle | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Will Blackmon | CB | Foot | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Frank Walker | CB | Knee | △ | △ | △ | Questionable | 微妙 |
Junius Coston | OG | Ankle | △ | △ | △ | Questionable | 控えで出場か |
Ryan Pickett | DT | Knee | △ | △ | △ | Questionable | 出場の方向 |
Korey Hall | FB | Neck | △ | △ | △ | Probable | 出場予定 |
Ruvell Martin | WR | Back | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Koren Robinson | WR | Knee | ○ | × | ○ | Probable | 出場予定 |
Chad Clifton | OT | Knee | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Scott Wells | C | Illness | × | ○ | ○ | Probable | 出場予定 |
Nick Collins | S | Knee | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Al Harris | CB | Back | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Charles Woodson | CB | Foot | △ | △ | ○ | Probable | 出場予定 |
Kansas City Chiefs Injury Report | ||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status |
Eddie Kennison | WR | Hamstring | ○ | ○ | ○ | Questionable |
Keyaron Fox | LB | Hamstring | ○ | ○ | ○ | Questionable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
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Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
ブロンコス戦終了後のロッカールームでヘッドコーチのスピーチも終わり、RBライアン・グラントがシャワーを浴びる前に携帯電話を見てみると、不在着信が42件、テキストメッセージが75件も入っていた。その全てがお祝いの言葉で、自分が成し遂げたことの大きさに改めて気がついた。ジャイアンツでチームメイトだったRBブランドン・ジェイコブス、RBデリック・ウォード、RBルーベン・ドロウンズ。それにノートルダム大の仲間たち、そこらじゅうの友人や親戚たち。
ここまでのキャリアはアップダウンの連続だったとRBライアン・グラントは言う。ノートルダム大の2年目に1085ydsラッシングを挙げたものの、3年目は5試合しか出られず510yds、4年目も515ydsに終わった。これでは2005年にドラフトされなかったのも当然で、ドラフト外でジャイアンツに入った。1年目はプラクティス・スクワッドで過ごし、2年目の昨季はオフシーズンに手をひどく負傷してインジャリーリザーブ。3年目の今年ようやくロースター枠を争えるようになった。
いっぽう、コンバインで40yds走4.43秒を出した彼の将来性をパッカーズは評価し、ジャイアンツのプレシーズンゲームには全てスカウトを送り込んで注視していた。「NFL最初のプレシーズンゲームから我々は熱心に見ていた。しかし1年目はケガ(足首)でほとんど出られず、2年目はオフシーズンのケガ(手)で全くプレーできなかった」とレジー・マッケンジー・プロ人事部長は振り返る。
「しかし今年のプレシーズンでは、ジャイアンツは彼にたっぷりボールキャリーの機会を与えた。みなで話し合って、『よし、彼を獲りにいこう』と全員が一致した。他にも注目していたRBはいたが、我々は彼が気に入っていた。今夏の活躍だけを見て飛びついたんじゃない」とレジー・マッケンジーは言う。公式戦出場ゼロの選手をトレードするのに(条件なしの)6巡指名権というのはやや異例だが、それだけ高く評価していたからだ。
「目立っていたのは、サイズがあって、スピードがあって、タフネスがあるという3つの特質だ。キャリー数さえ与えれば、このような活躍をしてくれると期待していた。彼はまだ洗練されていないが、それはこれまでプレー機会が少なかったからだ。毎週15キャリーぐらいをしばらく重ねるまでは、荒削りさは残るだろう。うまくやってくれればと応援している」
今年もNFL2位タイの8サックを挙げているDEアーロン・キャンプマン。実はプレシーズン終盤に痛めた肋骨のあたりを開幕戦のウォームアップ中に悪化させ、軟骨の損傷および筋断裂してしまった。治すには休養しかないが、痛みに強い彼は休まず全試合出場を続けた。とはいえ、今季序盤に調子が出なかったのはやはりそのケガのせいだったようだ。
「何とか試合に出て、役目を果たし、自分のアサインメントはできる限りこなした。でも本来の自分のプレーだったかといえば、ノーだよ。パワー・ラッシュがあまりできなくなって、相手を押し込めなかった」
しかし体調が回復してくると調子を上げ、この2試合で15タックル・5サックと大活躍を見せている。RTピアーズを片腕で押し込みながらQBカトラーを片腕で仕留めたサックは、マンデーナイトゲームのハイライトの1つだった。「1週ごとに回復してきているよ。シーズン序盤は、ケガを悪化させないことも考えながらプレーしなきゃいけなかった。でもそれも過去のことだ。言い訳は嫌いだから、ケガの話はあまりしたくない」
昨年からの計23試合で23.5サックを挙げているキャンプマンだが、彼の真価はパスラッシュよりも的確な判断力にある、と玄人筋は口を揃えている。フィルム分析の鬼であり、「フィールド上のコーチ」と仲間に信頼されるほどプレー分析に優れ、常にいるべき場所にいることだ。逆サイドへのプレーでも決してオーバーパスートせず、RBがカットバックしてくればそこに待ち構えている。ドロープレーにも落ち着いて反応し、QBのネイキッドやリバースやエンドアラウンドでも、彼がしっかりコンテインしているのでビッグプレーが防げることが多い。
「彼は休むことなく練習に参加し、リーダーシップを発揮し、全てのダウンで全力を尽くす。決して休むことがないんだ。極めて勤勉でフィジカルな選手だ。練習熱心で、細かいことに常に注意を払い、勉強熱心、といった彼の長所はどれだけ褒めても足りないほどだよ」とボブ・サンダースDCは絶賛している。
パッカーズはRBデショーン・ウィンをインジャリーリザーブに入れ、出場停止明けのWRコーレン・ロビンソンをロースターに加えた。先発出場したブロンコス戦最初のキャリーで肩を痛めて退場したウィンは、代役として活躍したRBライアン・グラントにスターターの座を奪われ、さらに追いうちをかけるように悪い検査結果が出て、不本意な形でルーキーシーズンを終えることになった。
「今季中には復帰できないと考えられるほど深刻なもの」とマッカーシーHCは説明し、キャンプでのT/Gトニー・モールの負傷(1ヶ月半欠場)と似ているが程度がもっと重い、と付け加えている。モールの負傷は首の神経から来るしびれおよび脱力だったので、今回のウィンも肩というより首の神経の問題のようだ。
ドラフト7巡指名から半年の間にふくらはぎ、太もも、首、脱水症状などたくさんの体調不良で首脳陣を悩ませてきたウィンだが、彼の将来性には大きな期待を寄せているとマッカーシーHCは強調。「ここまでの彼の仕事にはとても満足している。IRに入るのは不運なことだが、彼には明るい未来があると思うし、我々にとって楽しみだ。全ての能力が揃っているのだから、あとは本人の意欲しだいだ」