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Notebook: キッカーとパンターだけスタジアム練習
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月17日
- 2日続けて屋内練習場でパッドなしの軽めの練習。下がってきた気温に慣らしたいところではあるが、この日はかなり風が強かったため、練習内容への影響を気にしたようだ。ホルムグレンをはじめとして一般にウェストコーストオフェンス系のコーチは、寒さに慣らすよりも、精度の高い練習内容に重点を置き、屋内練習を好む傾向がある。ただしマッカーシーHCはホルムグレンやマイク・シャーマンよりは寒い時期の屋外練習が多い。
- 屋内練習後にKメイソン・クロスビーとPジョン・ライアンだけがランボーフィールドにやってきて練習を行った。昨年までは、寒い時期は芝の保護のためカバーをかけてしまうことが多かったが、今年から人工芝で補強したハイブリッド芝に変更(3月の記事へ)したため、このような練習が可能になったらしい。風向きがコロコロ変わる典型的なランボーフィールドの天気で、慣れるにはうってつけだった、とKクロスビー。12月には2つのホームゲームの他に@シカゴも待っていて、新人キッカーにとってはこれからが正念場となる。
- Pジョン・ライアンは今春のフォーム改造(6月の記事へ)が奏功し、パント飛距離はNFL12位ながら、ネットは39.4ydsでNFL6位につけている。安定してハングタイムを稼げているためカバレッジがよくなり、今季ここまで相手リターンは17回100yds(平均5.9yds)。昨季は開幕戦だけで104ydsリターンを許している。「オフシーズンに取り組んできたことをかなり忠実にできていると思う。うっかり以前の癖が出ることがないよう、努力を重ねてきたからね。今はその成果が出ているよ」と本人。
- 背中を痛めて前日途中退場したLGダリン・カレッジが、練習に復帰して1stチームでプレー。(2日連続で)パッドなしの軽い練習なので判定は難しいが、記者が見たところ動きに問題はなさそう、とのこと。
- RTマーク・タウシャー(足首)はこの日も練習を休み、トニー・モールとジュニアス・コストンが代役を務めている。
- 11月4日のチーフス戦でヒザを捻挫したFSニック・コリンズについて、29日のカウボーイズ戦に間に合っても驚かない、とマッカーシーHC。
- DEカレン・ジェンキンズはパンサーズで先発を務める兄のDTクリス・ジェンキンズと2回目の対戦となる。前回は2004年開幕戦で、これは弟カレンにとってNFL初出場の試合でもあった。2005年にもパンサーズとは対戦したが、そのときは兄クリスが負傷欠場していた。2巡指名入団からすでに2回プロボウル出場を果たしている兄クリスだが、ケガが多くプレーぶりはやや不安定。弟カレンはドラフト外入団からNFLヨーロッパも経験したが、3年目にスターターの座を手にして契約延長も手に入れた。何箇所もケガを抱えながら先発出場を続け、強力DL陣の重要な一部となっている。
- 土曜には家族揃ってのディナーを計画しているDEカレン・ジェンキンズ。両親はいったいどちらを応援するのかと聞かれると、「ディフェンスだね。どっちが攻撃していても、ディフェンスを応援するんだよ」
- プロボウル投票の開始から1ヶ月が経過し、このほど中間結果が発表された。全体の得票1位は458837票を集めたQBブレット・ファーヴで、以下QBペイトン・マニング、QBトム・ブレイディ、WRランディ・モス、QBトニー・ロモと続いている。パッカーズではQB部門の他に、インサイドLB部門でニック・バーネット、CB部門でチャールズ・ウッドソンがNFCの1位となっている(リスト)。ファン投票は12月11日に締め切られ、選手およびコーチからの投票を合わせた上で、12月18日に結果が発表される。