過去の記事 |
2007年 >
11月 >
Packers 33 - 22 Chiefs
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月 5日
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (7-1) |
0 |
6 |
7 |
20 |
33 |
Chiefs (4-4) |
0 |
7 |
0 |
15 |
22 |
ヤードを稼ぎながら拙攻で得点機を逃すパッカーズに対し、チーフスはRBラリー・ジョンソンを止められながらディフェンスのビッグプレーとTEゴンザレスの活躍で逆転。目まぐるしいシーソーゲームとなった終盤戦だが、WRジェニングスへのロングボムTDで逆転したパッカーズは、FGとCBウッドソンのINTリターンTDで得点を追加して突き放した。QBファーヴはチーフス相手に初勝利、全31球団から勝利を挙げることができた。
第1Q チーフス攻撃は3rdダウンでサックされてパント。GB陣33からのパッカーズは、WRジョーンズへの12ydsパス、TEリーへの14ydsパスなどで得点圏に進むが、最後はインターセプトに終わる。KC陣31からのチーフスはTEゴンザレスとRBラリー・ジョンソンのランで1stダウンを取るが、次の3rdダウンでまたもサック。素晴らしいパントでGB陣2からのパッカーズは、RBグラントのラン2回とTEリーへの11ydsパス、WRジェニングスへの12ydsパスなどで得点圏に進んで第2Qへ。
第2Q 48ydsFG成功でようやくパッカーズが先制。チーフスはGB反則で1stダウンを取っただけでパント。パッカーズが3&アウトのあと、KC陣5からのチーフスはTEゴンザレスへのパス成功3回などでフィールド中央付近まで進むが今度もサックが出てパント。パッカーズはWRドライバーへの11ydsパス、TEリーへの48ydsパスで得点圏に進むがTDならず、36ydsFG成功。残り1分19秒、KC陣22からのチーフスは3&アウトに終わり、残り48秒でGB陣30からパッカーズ攻撃。反則で下がったあと3rdダウンでチーフスがインターセプトし、GB陣30までリターン。チーフス攻撃はエンドゾーンへのパスがインターフェアとなり、RBラリー・ジョンソンの1ydsTDランが決まって逆転。
第3Q パッカーズはWRドライバーへのパスで1stダウンを取るが反則が響いてKC陣に入れず。チーフスはWRパーカーへの10ydsパスと12ydsパスでKC陣45に進むがそこまで。GB陣11からのパッカーズはWRドライバーへの26ydsパスとWRジョーンズへの12ydsパスでKC陣に入るが、52ydsFGは失敗に終わる。チーフスはKC陣42からのチャンスだったが、反則のあとLBホークがインターセプト。パッカーズはRBグラントの15ydsスクリーンでレッドゾーンに進み、WRジェニングスに13ydsTDパスが決まって逆転。チーフスはTEゴンザレスへの17ydsパスでKC陣43に進んで第4Qへ。
第4Q チーフスはTEゴンザレスへの9yds、9ydsパスで得点圏に進み、RBジョンソンへのスクリーンパスが30ydsのタッチダウンとなってまた逆転。GB陣40からのパッカーズは、WRドライバーへの44ydsパスで一気にレッドゾーンに進むがTDはならず、32ydsFG成功でまたまた逆転。KC陣18からのチーフスは、RBジョンソンの10ydsランと9ydsパス、TEゴンザレスへの10ydsパス、パスインターフェアでレッドゾーンに進み、TEゴンザレスへの17ydsTDパスが決まってまたまたまた逆転。2ポイント成功で6点差。パッカーズはWRドライバーへの10yds、WRロビンソンへの10ydsのあと、WRジェニングスに60ydsのロングTDパスが決まってまたまたまたまた逆転。残り2分58秒、チーフスは36ydsパスがチャレンジでアウトオブバウンズに変更、その後サックが出てパントとなり、CBウッドソンの27ydsリターンでKC31へ。2ミニッツ明けのパッカーズ攻撃はラン3回でタイムアウトを全て使わせ、45ydsFG成功で4点リード。残り1分35秒、KC陣34からのチーフス攻撃だったが、CBウッドソンの46ydsINTリターンTDが飛び出してついに勝負あり。
- QBブレット・ファーヴは24/34、360yds、2TD、2INT。前半2つのインターセプトが痛かったが、後半は勝負どころでいいパスが通った。どちらも完璧がロングパスだったが、左右サイドライン際だった先週と違い、WRドライバーへの44ydsもWRジェニングスへの60ydsTDパスもフィールド中央奥へのルートだった。後足に体重をかけながら38yds投げ、全くスピードを落とさず22ydsのランアフターキャッチ。
- RB陣では新先発ライアン・グラントが19回55yds(平均2.9yds)。特に後半シャットアウトされるシーンが目立ち、ラッシングによる1stダウンがわずか1回。しかしパスキャッチでは4回37ydsと貢献している。モレンシーは1回6yds、ジャクソンは5回18yds。グラントのファンブル(今回もMIN戦と同じようなハンドオフ失敗があった)が心配なため、1点リードの2ミニッツではジャクソンに3回キャリーさせた。
- WR陣ではジェニングスが2TD含む3回85yds。第3Qの13ydsTDはショートパスを受けて10ydsをランアフターキャッチしてエンドゾーンにダイブしたもの。第4Qの60ydsTDはポストパターンのロングボム。彼は第3週に復帰して6試合のうち5試合でタッチダウンを決めている。
- WRドライバーは5回99yds。44ydsのロングパスはダブルチームを引き連れてのキャッチだったがパスのタッチが素晴らしかった。ジョーンズは3回32yds。腰の悪いルヴェル・マーティンは欠場し、WRコーレン・ロビンソンが今季初出場して3回18yds。試合終盤には4WR隊形でコンスタントにフィールドに出ていた。
- TE陣ではドナルド・リーが4回78ydsと特に前半はメインターゲットだった。フランクスの代役ライアン・クラウスは2試合目にして初キャッチを決め、2回11yds。
- OL陣は今回もウェルズに代わってスピッツがセンター、コストンに代わってモールが右ガードで先発。プレッシャーがきつかったが、1サックでしのぐことができた。ただし反則が多く、LGカレッジがフォルススタート、LTクリフトン、RTタウシャー、LGカレッジがホールディング。
- パッカーズがトータルオフェンス432ydsでチーフスの234ydsを圧倒した。前半は敵陣で何度も逸機があってヤーデージを無駄にしている。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが42%、チーフスが27%。タイムオブポゼッションはパッカーズ32分07秒。3&アウトでのパントが1回しかなかった。
- パッカーズの犯したターンオーバーは前半の2インターセプト。最初のインターセプトは敵陣で得点機を逃し、2つめは前半最後に欲をかいて裏目に出た。奪ったターンオーバーもインターセプト2つ。第3QのLB A.J.ホークのインターセプトは、52ydsFG失敗で逆転のチャンスを逃した嫌な流れを変えるビッグプレーだった。試合終了間際のINTは相手QBとWRのコミュニケーションミスか、CBウッドソンが立っている真正面にボールが飛んできた。
- ラン守備は22回61yds(平均2.8)と素晴らしかったが、RBラリー・ジョンソンにスクリーンパスで30ydsTDを許したのが残念。第4Q半ばにそのジョンソンが負傷退場してくれたのはラッキーだった。
- パス守備はQBデイモン・ヒュアードを19/32、213yds、2TD、2INT、レーティング74.1。タッチダウンは前述のRBラリー・ジョンソンのスクリーン(QBヒュアードのリバースフェイクが絶妙)とTEゴンザレスへの17yds。ゴンザレス中心で来るとわかっていながら全く止められず、10キャッチ109ydsを許してしまった。TD成功時のマッチアップはSSビグビーだった。
- パッカーズは5サックを挙げ、DTコーリー・ウィリアムズが2回、DEバジャ=ビアミラが2回、DEキャンプマンが1回。WRへのパス成功が4回だけなのは、QBに時間を与えなかったせいかも。
- 反則は13回115ydsと今回も非常に多く、6回55ydsのチーフスの約2倍に上った。内訳はオフェンスが5回40yds、ディフェンスが7回65yds、スペシャルチームが1回10yds。
- パスインターフェアが3回もあり、前半最後にインターセプトされた直後にSSビグビーが29yds、第4QにCBウッドソンが25yds、2ポイントコンバージョン時にもCBブッシュがインターフェアを犯している。
- Kメイソン・クロスビーは52ydsを失敗したが、それ以外は48yds、36yds、32yds、45ydsを成功させて4/5。
- チーフスのKデイヴ・レイナー(元パッカーズ)はFG機会なし。キックオフをアウトオブバウンズに蹴り出してしまい40yds地点となる失敗があった。
- パントリターンはCBチャールズ・ウッドソンが4回平均9.0yds。1点リードした第4Qの2ミニッツでFG圏内まで27ydsリターンしたのは大きなプレーだった。
- キックオフリターンはWRコーレン・ロビンソンが3回平均20yds。32ydsの好リターンはあったものの、全体的には可もなし不可もなし。
- Pジョン・ライアンのパントは2回平均57.5yds、ネット50.5ydsと素晴らしかった。
- ケガ人は以下のとおり。
- FSニック・コリンズは第3Qに左ヒザを負傷してカートで退場。
- DTコーリー・ウィリアムズも右ヒザを痛めてカートで退場。
- アクティブ登録から外れたのは、WRマーティン、TEフランクス、OGコストン、DTコール、DTハレル、DTミューア、LBビショップ、CBブラックモン。
- QBブレット・ファーヴはチーフスから初勝利を挙げ、31球団から勝利を挙げた史上3人目のQBとなった。前に達成しているのはQBペイトン・マニングとQBトム・ブレイディで、ようやく後輩2人に追いついた。
- QBブレット・ファーヴは300yds超パッシングが今季5回目。レーティングが100を越えたのも5回目。