パッカーズの2006年レギュラーシーズンスタッツのまとめ。今日はオフェンスとターンオーバーの数字を紹介する。今季前半終了時 ・ 2005年 ・ 2004年 のスタッツも参照のこと。
オフェンス | |||||||||||
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Total | 得点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumLos | パス | パス% | パスTD | INT | サック | 3rd% |
341.1 | 18.8 | 103.9 | 3.9 | 9回 | 15回 | 237.2 | 55.6% | 18回 | 18回 | 24回 | 39.2% |
9位 | 22位 | 23位 | 19位 | 23位T | 25位T | 8位 | 27位 | 20位T | 19位T | 5位 | 12位 |
ヤードは稼げるのにタッチダウンが少なく点が獲れない。つまりディフェンス側の問題を裏返したようなものだ。後半戦8試合でわずか7TDパス、4TDランしか挙げられないというレッドゾーンでの不振から抜けられないままシーズンが終わってしまった。
前半は平均4.3ydsと頑張っていたラン攻撃が中盤ごろからスランプ気味となり、RBモレンシーの一発ロングゲインで補ったものの、後半8試合でRBグリーンの100ydsラッシングゲームは1回しかなかった。ファーヴのパス3885ydsは例年並だが、成功率は彼のキャリア最低で、20TDを下回ったのも1993年以来のこと。前半には7つに抑えていたインターセプトも後半には11回。昨年もそうだったが、WRドライバー以外は若く経験の浅いレシーバーばかりで、ルート取りのミスからインターセプトになるパターンが非常に目立つ。
被サック24回は昨年(27回)よりは改善されNFL5位の好成績だが、若く不安定なOL陣を助けるためTEやRBやFBの多くをパスプロに残し、7メンプロテクションを多用してようやく達成した数字。QBファーヴを守るのと引きかえにオフェンスの攻め手が減ったのは明らかで、相手守備はブリッツを入れずに多人数で少人数のレシーバーをカバーするために、どうしてもオフェンスは手詰まりになった。それでも3rdダウン成功率12位をキープ(例年よりは悪いが)できたのは、QBファーヴとWRドライバーの奮闘によるところが大きい。
ターンオーバー | 反則 | 相手反則 | ||||||||
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Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||||
33 | 23 | 10 | 33 | 18 | 15 | ±0 | 90回 | 689yd | 97回 | 710yd |
5位T | 3位 | 22位T | 26位 | 19位T | 25位T | 13位T | 10位T | 8位 | 10位T | 22位 |
昨年はターンオーバーレシオ-24(NFL31位)が不振の原因だったが、今季のとくに後半はCBウッドソンらがインターセプトを連発して±0でシーズンを終えることができた。逆に言えば、昨季は「あのターンオーバーさえなければ」という試合がいくつもあったが、今季の8敗は地力で負けていた、と言えるのかもしれない。NFLで最も若いチームながら反則が97回でNFL10位だったのは立派。
ファーヴのインターセプト18回は昨年の29回よりはずっとマシだが、決して少なくはない。RBグリーンのファンブルロストはスターターになって最少の数字だが、Cウェルズのスナップミスなど痛いミスが相手レッドゾーンで多かった。
ディフェンスのインターセプト23回は申し分ない数字で、シーズンが深まるにつれて捕り損ないも少なくなった。CBウッドソンがNFL3位タイの8INTを記録、CBハリス、Sコリンズ、CBデンディが各3回、LBホーク、LBバーネットが各2回。ファンブルフォースはCBウッドソンとDEキャンプマンが3回ずつ。