グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年2月 7日

2005年スタッツ集 オフェンス・ターンオーバー編

今回はオフェンスとターンオーバーのまとめ。昨年および一昨年のスタッツも参照のこと。

オフェンス
Total 得点 ラン ラン(1回) ランTD FumLos パス パス% パスTD INT サック 3rd% 反則 反則
319.9 18.6 84.5 3.4 11回 15回 235.4 61.2% 20回 30回 27回 41.2% 119回 918yd
18位 22位 30位 31位 17位T 26位T 7位 11位 17位T 32位 5位T 10位 19位 16位

ほとんどの数字が昨年より悪化したが、特に平均3.4yds(31位)のラン攻撃と30INT(最下位)が今季のチーム不振の原因と言っていいだろう。プロボウル級の両ガードが抜け、OLのインサイドの力が大幅に低下、さらにシーズン序盤でWRジャヴォン・ウォーカー、RBアーマン・グリーン、RBナジェ・ダヴェンポートが戦線離脱。TEを含めたレシーバー陣で元気だったのはWRドナルド・ドライバーだけであり、QBファーヴを精神的に追い詰めるばかりになってしまった。特にディープスレットのWRウォーカーの不在は守る側を楽にし、オフェンス全体が悪循環に陥った。

相手は容易にランを止めることができ、フォルススタートもあってすぐに3rdダウンロング。WRドライバーやFBヘンダーソンへのパスでなんとか3rdダウンをクリアするが、ロングドライブの間にどこかで大きなミスが出てしまう。パスプロテクションの悪化のためリスキーな試合運びも致し方ないとはいえ、無謀なプレーがあまりにも多すぎた。3rdダウンロングで無理をしてINT。代役レシーバーとの息が合わずにINT。唯一信頼できるWRドライバーにパスを集めたところを狙われINT。OLが押されるのでDLにパスをティップされINT。一気に流れを変えようとロングボムを投げるがWRファーガソンが競り負けてけっきょくINT。

RBアーマン・グリーンはケガで戦線離脱するまでの5試合で1つもTDが獲れず、1回平均3.3yds、1試合の最高が58ydsどまり。シーズン後半にはドラフト外ルーキーのRBサムコン・ガドーの7TDの活躍が話題を呼んだが、そのガドーも平均4.1ydsと、驚くほどの数字ではない。ファンブル4回で1回しかロストしなかったのはツキにも恵まれた。

両ガードについてはFA補強とルーキーの成長に期待をかけたシーズンだったが、けっきょく大きな前進は見られず、左右とも大きな穴がふさがらないままオフを迎えることになってしまった。Cマイク・フラナガンもケガがちで、若手を助けるどころか、インサイドの悪化に拍車をかける結果となった。

被サック数は、NFL1位だった昨季からほぼ倍増したとはいえNFL5位。パスプロテクションがかなり弱体化したのにこの程度の数で済んでいるのは、(パスラッシュをかわす能力だけでなく、スナップ前の読みや素早い判断など)ファーヴの個人能力に他ならない。3rdダウン成功率10位もファーヴがほぼ独力で稼ぎ出した観がある。

ターンオーバー
Takeaways Giveaways DIFF
Total Int FumRec Total Int FumLos  
21 10 11 45 30 15 -24
26位 26位 17位T 32位 32位 26位T 31位T

ディフェンスのビッグプレー不足は多少マシになったとはいえ相変わらず。それ以上にひどいのがオフェンスで、NFL最悪の30インターセプトについては前述のとおり。またパスプロテクションの悪化でファーヴの被サックからのファンブルが増え、ファンブルロスト数を押し上げてしまった。攻守を合計したターンオーバーレシオはNFL最下位タイで、これで勝つ方がおかしい。

カテゴリ : Football