グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年6月11日

Pジョン・ライアンのフォーム改造

カナダ人パンターのジョン・ライアンは過去18年間おなじステップでパントを蹴ってきたが、安定性を増すため、3ステップから2ステップへの変更に取り組んでいる。「僕は7歳のときから3ステップ・パンターだった。いまはまだ改造中だけど、これまでのところうまく行っていると思うよ」とライアン。CFL記録を作ったように飛距離が特長のライアンだが、昨季はハングタイムが不安定で、低いパントからロングリターンを許すことがしばしばあった。

2ステップへの変更は、シーズン終了直後にマイク・ストックSTコーチが提案したものだ。グロスで44.5ydsはNFL9位なのに、相手リターンを差し引いたネット(つまり正味)はわずか35.7ydsでNFL26位だった。「コーチ・ストックの考えなんだけど、自分でももっと安定させるべきと感じたことが何度もあった。フィルムで見ると、僕のステップは長すぎ、それに乱れがちだった。最初の1歩目をなくして2ステップにすれば、全てがコンパクトにまとまって安定する、と僕らは考えたんだ」 

シーズン終了直後、カナダに戻ってすぐから彼は改造に取り組んできた。「大きな変更であるのは確かだけど、僕は十分に時間をかけていると思う。練習を積めば積むほど、しっくりと馴染んでくる。いまは90%馴染んだという感じだ。この改造でハングタイムが増すだろう。パワーが問題だとは思っていないからね。少しだけパワーを制限することで、より安定性を増すことが狙いなんだ」

とはいえ、パンターにとってステップ改造は難しい課題だ。2004年3巡指名のB.J.サンダーも、ルーキーシーズンにステップを少し短くしようとして非常に苦しんだ。しかしそのような心配はないとライアンは自信を示している。「3ステップだった去年の今頃よりも、いま現在の方が、すでに落ち着いて蹴れているぐらいだよ。トレーニングキャンプやシーズンで、成果が表れればいいと願っている。大事なのは何よりもメンタル面。短いストライドでも同じだけのパワーを出せると信じることなんだ。そういった精神的なハードルを乗り越えることが一番難しい。それさえできてしまえば、あとは大丈夫だ」

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