グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年11月 2日

DEアーロン・キャンプマンの真価

今年もNFL2位タイの8サックを挙げているDEアーロン・キャンプマン。実はプレシーズン終盤に痛めた肋骨のあたりを開幕戦のウォームアップ中に悪化させ、軟骨の損傷および筋断裂してしまった。治すには休養しかないが、痛みに強い彼は休まず全試合出場を続けた。とはいえ、今季序盤に調子が出なかったのはやはりそのケガのせいだったようだ。

「何とか試合に出て、役目を果たし、自分のアサインメントはできる限りこなした。でも本来の自分のプレーだったかといえば、ノーだよ。パワー・ラッシュがあまりできなくなって、相手を押し込めなかった」 

しかし体調が回復してくると調子を上げ、この2試合で15タックル・5サックと大活躍を見せている。RTピアーズを片腕で押し込みながらQBカトラーを片腕で仕留めたサックは、マンデーナイトゲームのハイライトの1つだった。「1週ごとに回復してきているよ。シーズン序盤は、ケガを悪化させないことも考えながらプレーしなきゃいけなかった。でもそれも過去のことだ。言い訳は嫌いだから、ケガの話はあまりしたくない」

昨年からの計23試合で23.5サックを挙げているキャンプマンだが、彼の真価はパスラッシュよりも的確な判断力にある、と玄人筋は口を揃えている。フィルム分析の鬼であり、「フィールド上のコーチ」と仲間に信頼されるほどプレー分析に優れ、常にいるべき場所にいることだ。逆サイドへのプレーでも決してオーバーパスートせず、RBがカットバックしてくればそこに待ち構えている。ドロープレーにも落ち着いて反応し、QBのネイキッドやリバースやエンドアラウンドでも、彼がしっかりコンテインしているのでビッグプレーが防げることが多い。

「彼は休むことなく練習に参加し、リーダーシップを発揮し、全てのダウンで全力を尽くす。決して休むことがないんだ。極めて勤勉でフィジカルな選手だ。練習熱心で、細かいことに常に注意を払い、勉強熱心、といった彼の長所はどれだけ褒めても足りないほどだよ」とボブ・サンダースDCは絶賛している。

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