過去の記事 |
2007年 >
11月 >
Notebook: DEバジャ=ビアミラは比較的軽傷
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月25日
- サックした際にヒザと足首を負傷したDEカビーア・バジャ=ビアミラだが、幸い長期欠場するような大ケガは避けられたようだ。来週出られるかどうかは不明。「我々は非常にラッキーだった。テープで見たかぎりではとても恐ろしかった。もっとひどいケガになっていてもおかしくなかったが、彼は柔軟性があって、変な方向に曲げられても吸収できたのだろう。それほど深刻でない状態で切り抜けることができた。詳しいことはこれから週末にかけて判明するだろう」とロバート・ナンDTコーチ。
- 前腕骨折のDTコリン・コールはとうぜん欠場が決定。その他ケガ人については未定。
- 欠場中のTEババ・フランクス(ヒザ)、FSニック・コリンズ(ヒザ)、CBウィル・ブラックモン(足)の3人は、どれも復帰に近づいている、とマッカーシーHCは語っている。2試合連続でビッグプレーを決めたSアーロン・ラウスだが、もしコリンズがプレー可能になればコリンズが先発するとのこと。
- ダラス戦にとケガ人の兼ね合いついてマイク・マッカーシーHC。「多くのことがかかってくるプレーオフ戦と同じように考えるのは、賢いこととは思えない。我々はこの試合に勝つためにプランを練る。この試合に勝つため、力の限りを尽くして準備をする。しかし自分のチームについて賢い判断をしなければならない。まだ試合はたくさん残っているのだから」
- マッカーシーHC。「好成績をじっくり味わう必要など何もない。大事なのは自分たちを見失わないこと、どうやって10勝1敗まで来たかを忘れないことだ。それが毎日の選手たちへのメッセージであり、実践していくべきことだ。デトロイトではいろいろ問題点があったし、それを修正していく。学ぶべきいろいろな状況に遭遇したが、そのたびに違った選手が頑張りを見せてくれた。今ここで 『うわぁ、オレたち10勝もしちゃった』 などと言っている暇はない。10勝してまだ5試合も残っているのは重要なことだ。我々はその優位を活かさなければならない。今はプレーオフでのホームフィールド・アドバンテージや、好調にシーズンを終えることを考え始めるべき時だ。我々は今週それを始め、ダラスへの準備をしていく」
- ライオンズ戦でRBライアン・グラントは今季最多の45スナップに出場し、控えRBの2人はわずか2スナップずつ、しかもラン・キャッチともにゼロだった。RBグラントの足首が万全でなかったことを考えると、パスキャッチやブリッツのピックアップも含め、コーチ陣がエヴリダウン・バックとして信頼し始めているのは明らかだ。
- 8点差に追い上げられて残り3分08秒、RBグラントの27ydsランは見事なブロッキングの成果だった。「あの特定のブリッツに対するあのランプレーは、なんと我々が就任して1年半ずっと待っていたものだ。初めてあれを成功させることができた」とフィルビンOC。
- 試合最初のスナップミス&ファンブルロストは、そもそもLGダリン・カレッジのセットする位置が深すぎてQBと絡んでしまった、とフィルビンOC。
- 毎回ライオンズ戦で課題となるDTショーン・ロジャース対策。ロジャースの出場スナップの半数以上で相手をしたLGダリン・カレッジは、主にCウェルズとのダブルチームだったが、一度もプロテクションをしくじることがなかった。DTロジャースとDTコーリー・レディングの強力DTコンビをハリー1回、ノックダウン1回に抑えたのは大きかった。
- ライオンズは今季パッカーズの対戦相手で最もブリッツが多く、パスプレー全体の45.2%で5人以上がパスラッシュ。ゾーンブリッツも10回あった(先週までの対戦相手合計がわずか15回)。しかし終わってみれば被サックはゼロで、上記DT対策を含め、プロテクションの成功がパス攻撃成功の1つのカギとなった。
- 昨年ファーヴのパス成功率はキャリア最悪の56.0%だったが、今年はキャリア最高の68.5%。昨年のパッカーズはリーグ最多の43落球に苦しめられたが、STATS社のデータ(第11週終了時点)によると、今年のパッカーズは落球率がNFLで最も低く、ランアフターキャッチがリーグ最高とのこと。
- 「昨年ブレットのパス成功率が低かったのは、彼だけのせいではなかった。パスキャッチに関して今年は大幅に向上できるはずだと我々は思っていた」とジョー・フィルビンOCは語っている。「ブレットが確実なショートパスで68.5%の成功率を稼いでいる、という見方は間違っている。よく制御されたパッシングゲームを我々が使っているのはたしかだが、ダウンフィールドへのパスもたくさん投げている。たとえば昨日のジェニングスへのコーナールートへのパス(第3Q半ばの24yds)などは、上のボックスから見ていて、見事としか言いようがなかったよ」
- ライオンズのマイク・マーツOCは、右タックルのジョナサン・スコット(途中退場)とブレイン・サイパイアにほとんどヘルプを付けず、DEアーロン・キャンプマンとの1on1を強いた。結果としてキャンプマンは押し込み放題となり、2サック、2ハリー、3ノックダウンとQBキトナを苦しめた。
- 他球団より先に第12週を終え、DEアーロン・キャンプマンは11サックで暫定NFL1位。DEカビーア・バジャ=ビアミラも9.5サックで暫定2位タイまで上がってきた。ケガの回復しだいだが、3年ぶりの二桁サックも目前に迫っている。
- CBウッドソンの34ydsパントリターンは、通常のスペシャルチームとは違い、ディフェンスのニッケルチームが生み出した。GB陣38での4thダウンなのでパントフェイクからのスペシャルプレーを警戒し、ニッケルのユニットをフィールドに残していた。あとはCBブッシュがLBアレックス・ルイスをブロックできていればタッチダウンの可能性も十分あった(ウッドソンの負傷も避けられたはず)。「あのリターンは、むこうのパントにも影響したと思う。あの後はタッチバックが2回、アウトオブバウンズが1回だったからね。普段は非常にいいパンターなのに」とストックSTコーチ。
- 終盤ライオンズのポイントアフタータッチダンの際にパッカーズが2回もオフサイドを犯したが、相手ロングスナッパーがぴくりと動いたせいだ、とマッカーシーHC。