グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年11月21日

殿堂入りセンターのジム・リンゴが死去

ロンバルディ時代前半にセンターとして活躍したジム・リンゴが、肺炎のため亡くなった。75歳だった。遺族によれば、1996年以来アルツハイマー病に苦しんでいたとのこと。シラキュース大から1953年ドラフト7巡でパッカーズに入団したリンゴは5年目にはプロボウラーに成長し、やがてヴィンス・ロンバルディHCが就任すると、強力オフェンシブラインの中核として1961年と62年のNFL制覇にも貢献した。

7年連続でプロボウルに選ばれていたリンゴは、1964年の契約交渉の席に(当時まだ珍しかった)代理人を連れていきサラリーアップを求めようとした。それを見たロンバルディHC/GMが数分間席を外して戻ると、「君はフィラデルフィア・イーグルスのメンバーだ」とあっけなくトレードを宣告。この有名なエピソードは、チームメイトのDEウィリー・デイヴィスによれば本当の話らしい。

イーグルス移籍後もリンゴは4年間活躍を続け、現役15年間でプロボウル10回、183試合連続出場は当時のNFL記録だった。NFLの1960年代All-Decade Teamにも、唯一のセンターとして選ばれている。引退後はビルズなどでOLコーチを務め、1981年には元同僚のウィリー・デイヴィスとともにNFLの殿堂入りを果たしている。

カテゴリ : History