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Packers 31 - 17 Panthers
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月19日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Panthers (4-6) |
3 |
0 |
7 |
7 |
17 |
Packers (9-1) |
7 |
14 |
7 |
3 |
31 |
天気は晴れ、気温は7℃とまずまずのコンディションだが風が強い。第3Qまでに4TDを挙げたパッカーズが、大黒柱のWRスティーヴ・スミスを欠くパンサーズを圧倒し、82歳QB対決はファーヴに軍配が上がった。パッカーズは早くも勝ち越しを決め、9勝1敗スタートはロンバルディHCのもとで開幕10連勝した1962年シーズン以来の好成績。
序盤はオフェンス不調のパッカーズだったがCBトラモン・ウィリアムズの94ydsパントリターンTDで先制すると徐々に波に乗り、3つのパスTDを重ねてリードを広げた。後半はラン・パスともディフェンスが悪くなったが、試合中盤までの大量リードがものを言った。
第1Q パンサーズ攻撃は3rdダウンでSラウスがインターセプト。しかしパッカーズは1stダウンを取れず、49ydsFGをブロックされて先制ならず。パンサーズはスクリーンパスなどでGB陣34まで進み、FG隊形からKケイシーがプーチ・パントを蹴ったが、拾ったCBトラモン・ウィリアムズがなんと94ydsのリターンTD。CAR陣39ydsからのパンサーズはWRカーターへの43ydsパスでGB陣14に進むがTDならず、26ydsFG成功。GB陣25からのパッカーズはWRジェニングスへの12ydsパスなどでGB陣47まで進むが、3rdダウンでサックされてパント。CAR陣16からのパンサーズは、ランとクイックパスで1stダウン。
第2Q パンサーズ攻撃がパントに終わると、パッカーズはWRドライバーへの47ydsパスで一気にCAR陣24へ。WRジョーンズへの13ydsパスでゴール前に迫り、最後はWRジェニングスに4ydsTDパス成功。CAR陣22からのパンサーズはRBフォスターのラン2回で1stダウンを取ってパント。パッカーズはRBグラントの23ydsランでフィールド中央まで進むがそこまで。パンサーズは反則が響いて3&アウト。パッカーズはRBグラントの16ydsラン、WRドライバーへの13ydsパス成功でCAR陣に入って2ミニッツ。WRドライバーへの11ydsパスのあと、TEドナルド・リーに26ydsのTDパス成功。残り1分26秒、パンサーズはWRジャレットへの19ydsパスとQBスクランブルとレイトヒット反則でGB陣に進み、パスインターフェアでゴール前7へ。しかしDTウィリアムズがサックしてDEキャンプマンがファンブルリカバー。
第3Q WRロビンソンのビッグリターンでCAR陣28からのパッカーズは、WRジェニングスへの9ydsパスのあと、TEドナルド・リーに12ydsTDパス成功。パンサーズは最初のプレーでCBウッドソンがインターセプト。CAR陣36からのパッカーズだったが1stダウンを取れず、49ydsFGは右に外れて得点ならず。パンサーズは9回連続ランなどでゴール前に進み、最後はTEフォーリアに2ydsTDパス成功。GB陣21からのパッカーズはラン5回で3つ1stダウンを更新してCAR陣へ。
第4Q パッカーズは得点圏には入れずパント。パンサーズはWRカーターへの26ydsパスなどでフィールド中央に進んでパント。パッカーズは、ラン2回とWRジョーンズへの7ydsパスWRルヴェル・マーティンへの11ydsパスなど6分半ほど使ってCAR陣に入ってパント。パンサーズはWRカーターへの49ydsパスでGB陣26に進むと、RBフォスターへの21ydsスクリーンパスのあと、WRカーターへの5ydsTDパスが通って11点差。オンサイドキックはWRドライバーがキャッチ。パッカーズは1stダウンならなかったが47ydsFG成功で14点差に。CAR陣23からのパンサーズはWRカーターとWRキングへのパスで1stダウンを取って2ミニッツ。WRジャレットへの16ydsパスとQBスクランブルでGB陣に入るが、4thダウン失敗で万事休す。
- QBブレット・ファーヴは22/30、218yds、3TD、ゼロINTでレーティング126.8。被サック1で済んだものの、プレッシャーはかけられていた。
- 先発ライアン・グラントは20回88yds(平均4.4yds)とまずまずだったが、試合最後に負傷退場(足首)したのが心配。ジャクソンは3回13ydsで、モレンシーはラン・パスキャッチともゼロ。RBへのパスはグラントへの1回2ydsのみだった。
- WR陣ではドライバーが5回83yds。第2Q最初の47ydsロングボムを見事ダイビングキャッチして、オフェンス全体が勢いに乗った。ジェニングスが7回48yds、1TD。ジョーンズが3回25yds。
- TE陣ではドナルド・リーが5回49yds、2TDの大活躍だった。
- OL陣は先週と同じくスピッツが右ガード、カレッジが左ガードで先発し、コストンは控え。被サックは1回だけだったが、後半はラン攻撃がイマイチだった。
- トータルオフェンスはパッカーズが317yds、パンサーズは382yds。特に後半は押され気味だった。3つのターンオーバーと2つのビッグリターンが大きかった。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが5/12の41.6%とまずまず。パンサーズは5/14の35.7%。タイムオブポゼッションはパッカーズが31分11秒。
- パッカーズの犯したターンオーバーはゼロ。奪ったターンオーバーは3つ。最初のドライブでのSアーロン・ラウスのインターセプト、前半最後の自陣ゴール前でのDTコーリー・ウィリアムズのサック&ファンブルフォース&リカバー(DEキャンプマン)、第3QのCBウッドソンのインターセプト。2つのインターセプト後パッカーズはどちらも1stダウンを取れず、どちらもFG失敗に終わっている。
- ラン守備は29回131yds(平均4.5)と悪く、特に第3QのTDドライブではほとんどをランばかりで押し切られてしまった。最長は11ydsでロングゲインを許さなかったが、右オープンへのランで5yds以上を簡単に稼ぐプレーが目立った。
- 今回はDTハレルもDTコールも登録せず、DTは3人だけ。それなのに先発DTジョニー・ジョリーが序盤で肩を痛めて退場したのが痛かったかも。
- パス守備はQBテスタヴァーディを19/37、258yds、2TD、2INT、レーティング69.4。先発4回目のWRドリュー・カーターにその半分以上の5回132ydsを許した。2サックを挙げたもののプレッシャーをかけられず、特に後半はQBに時間を与えてしまった。
- パッカーズはDTコーリー・ウィリアムズの2サックのみ。うち1つは前半最後に自陣ゴール前で失点を防いだ、価値あるファンブルフォースだった。
- 反則は6回75ydsとやや多めで、ディフェンスに多かった。相手キックオフリターンでのRBモレンシーのアンネセサリーラフネスはFGドライブに結びつき、DEキャンプマンのオフサイドはCBハリスのインターセプトを帳消しに。相手QBスクランブルの際のLBバーネットのアンネセサリーラフネスとCBブッシュのパスインターフェアは最後にDTウィリアムズのファンブルフォースで救われている。オフェンスの反則はRTタウシャーのフォルススタートのみ。
- Kメイソン・クロスビーのキックは1/3と不振だった。第1Qにはインターセプトでチャンスを得ながら49ydsFGトライをDEペッパーズにブロックされ、第3Qには同じく49ydsを右に押し出して失敗。第4Qには47ydsを成功させている。
- 第1Q、FG隊形からの相手キッカーが意表を突いて蹴ったプーチ・パントをCBトラモン・ウィリアムズが2バウンドで拾い、そこからなんと94ydsのリターンタッチダウン。DTジョリーやCBブッシュの好ブロックも効いた。
- CBチャールズ・ウッドソンのパントリターンは3回平均2.7ydsと振るわなかった。
- キックオフリターンはWRコーレン・ロビンソンが67ydsを含む3回平均33.7yds。後半最初のビッグリターンは試合を決定付けるTDドライブに結びついた。
- Pジョン・ライアンのパントは4回平均35.5yds、ネット30.5yds。4回ともフィールド中央または敵陣からのパントなので数字が悪かったのは仕方がない。相手レッドゾーンに落としたのが3回、タッチバックが1回。
- ケガ人は以下のとおり。
- DTジョニー・ジョリーは先制パントリターンTDのプレーで好ブロックをした際に肩を負傷。
- RBライアン・グラントが後半3分を切ったところで負傷退場。足首捻挫の模様。
- アクティブ登録から外れたのは、WRボディフォード、TEフランクス、DTコール、DTハレル、DTミューア、LBホワイト、CBブラックモン、FSコリンズ。
- パッカーズが10試合終えて9勝1敗は1962年以来。
- CBトラモン・ウィリアムズの94ydsパントリターンTDは球団史上2番目の長さ。最長は1974年ベアーズ戦でWRスティーヴ・オドムが記録した95ydsTD。ウィリアムズにとってはもちろん初めてのタッチダウン。パッカーズのパントリターンTDは、2005年第16週ベアーズ戦のWRアントニオ・チャットマン以来。
- QBブレット・ファーヴの300yds超パッシングは3試合連続で途切れたが、レーティング100超は4試合連続。すでに今季19TDパスとなり、昨季の18TDを上回っている。
- 第1Qには、QBファーヴが左WRの位置にシフトし、QBの位置に入ったWRドライバーがダイレクトスナップを受けて6yds走る珍しいプレーがあった。