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Packers 34 - 0 Vikings
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月12日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Vikings (3-6) |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
Packers (8-1) |
7 |
6 |
14 |
7 |
34 |
攻守がしっかり噛み合ったパッカーズが今季初の大勝で今季二度目の4連勝となった。ディフェンス陣は強力新人RBエイドリアン・ピーターソンのランを45ydsに抑え、オフェンス陣はラン守備2位のMINディフェンスに対して120ydsラッシング。パス攻撃も好調でミスが少なく、ターンオーバーゼロだったのも大きかった。
第1Q ヴァイキングス攻撃は3rdダウン1でRBピーターソンのランが止まって3&アウト。パッカーズはTEドナルド・リーへの7ydsパスやRBグラントのランでMIN陣に入り、4thダウンギャンブルはWRコーレン・ロビンソンへのパスでクリアすると、RBグラントの30ydsTDランが飛び出して先制。MIN陣40からのヴァイキングスはRBピーターソンの12ydsランなどでGB陣に入るが得点圏に入れず。パッカーズはRBグラントのラン3回でフィールド中央に進むがそこまで。ヴァイキングスはRBピーターソンのランで1stダウンを取るがGB陣に入れず。
第2Q GB陣10からのパッカーズは、RBグラントのラン、TEリーへの10yds、9yds、WRジョーンズへの10ydsパス、FBホールへの6yds、WRルヴェル・マーティンへの25ydsパスで得点圏に入り、TDはならなかったが39ydsFG成功。ヴァイキングスはFBリチャードソンへの4ydsパスとRBピーターソンの11ydsランで1stダウンを取るが、反則とロスタックルが出てパント。残り2分50秒、パッカーズはWRドライバーへの19ydsパスとパスインターフェアでMIN陣に入り、4thダウン1ギャンブルはWRドライバーへのパスで更新。さらにWRマーティンへの7ydsとWRジェニングスへの11ydsパスでゴール前に迫るがTDならず、24ydsFG成功でハーフタイムへ。
第3Q GB陣28からのパッカーズはRBグラントのランとWRドライバーへの12ydsパス、WRジェニングスへの34ydsパスなどでゴール前に迫ると、TEドナルド・リーへの1ydsTDパス成功。ヴァイキングスは3rdダウンでサックが出て3&アウト。パッカーズはWRドライバーへの24ydsパスとラフィングザパサー、RBジャクソンへの13ydsスクリーンパスでレッドゾーンに進み、最後はWRマーティンに8ydsTDパス成功。ヴァイキングスはWRファーガソンへの35ydsパス、RBピーターソンへの11ydsパスでGB陣26まで進むが(ピーターソン負傷退場)、4thダウン失敗で得点ならず。
第4Q パッカーズが3&アウトのあと、ヴァイキングスはRBテイラーへの9ydsパスとラフィングザパサー、WRウェイドへの15ydsパス、RBテイラーの23ydsランなどでGB陣ゴール前に迫るが、そこでCBウッドソンがインターセプト。GB陣4からのパッカーズは、WRロビンソンへの16yds、10ydsパスとRBグラントのラン、WRジョーンズへの37ydsパスで得点圏に進むと、最後は相手DBの弾いたボールをWRマーティンがキャッチして17ydsのタッチダウン。ヴァイキングスはWRファーガソンへの16ydsパスの後が続かず、またも4thダウン失敗に終わる。パッカーズはQBファーヴが退いてQBロジャースが登場し、WRジョーンズへの15ydsパスで1stダウンを取り、2ミニッツ明けにパント。ヴァイキングスはRBテイラーへのショートパスが50ydsゲインとなってGB陣30に進むが、サック2回が響いてギャンブルも失敗して万事休す。
- QBブレット・ファーヴは10人のレシーバーにパスを通し、33/46、351yds、3TD、INTなしとほぼ完璧な内容。前半はレシーバー陣が難しめのパスをことごとく落としたが、後半はキャッチミスも少なかった。
- 大差がついたのでQBアーロン・ロジャースが今季初登場し、2/2、17yds。
- RB陣では先発ライアン・グラントが25回119yds(平均4.8yds)、キャリア初TDも決めた。パスキャッチも5回20yds。ジャクソンは終盤に4回1ydsラッシング、パスキャッチは2回14yds。RBモレンシーはボールがなく、パスキャッチ3回11yds。
- 平均70.4yds(NFL2位)しか許していなかったMINランディフェンスに対し、120ydsラッシングを挙げられたのが大きな勝因。ヴァイキングスがラッシング100yds以上を許したのは今季初。
- WR陣ではドライバーとジェニングスがどちらも4回63yds、ジョーンズも3回62yds。WRコーレン・ロビンソンも5回45ydsと頑張り、特に第1Qの4thダウンギャンブルでのセカンドエフォートが先制TDランに結びついた。
- WRルヴェル・マーティンは4回57ydsに加えて2TDを挙げる今季最高の活躍。第4Qの17ydsTDはエンドゾーンで相手DBの弾いたパスをゆうゆうとキャッチする珍プレーだった。(写真)
- TE陣ではドナルド・リーが4回27yds、1TD。ライアン・クラウスはキャッチなし。
- OL陣はスピッツが右ガード、カレッジが左ガードで先発し、コストンは控えに。RTタウシャーが負傷退場するとカレッジが右タックルに移り、バーバーが左ガードに入った。強力DTコンビ相手に120ydsラッシングを稼いだ上に、今季初の被サックゼロに抑え、QBへのプレッシャーを許さなかった。
- パッカーズがトータルオフェンス488yds、ヴァイキングスは247ydsと大きな差がついた。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが11/17の65%、ヴァイキングスは8回全て失敗。タイムオブポゼッションもパッカーズが40分40秒と圧倒した。前後半ともパッカーズが約20分ずつボールをキープした。
- パッカーズのターンオーバーはゼロ。奪ったターンオーバーは、自陣ゴール前でのCBチャールズ・ウッドソンのインターセプト。相手レシーバーが弾いたパスでラッキーだった。
- ラン守備は15回86yds(平均5.7)。事実上勝負が決まってからRBテイラーが走った23ydsランが大きかったが、先週296ydsを走ったRBエイドリアン・ピーターソンを11回45yds(最長12yds)に抑えたのが勝因の1つとなった。ピーターソンは第3Q最後にヒザを痛めて退場。
- パス守備は代役QBブルックス・ボーリンジャーを16/26、176yds、0TD、1INT、レーティング65.5。終了直前にRBテイラーへのスクリーンパスで50yds稼いだが、それ以外はほぼ完璧にパッカーズが押さえ込んだ。前述のように3rdダウン成功ゼロが大きい。
- パッカーズは3サック。DEバジャ=ビアミラが2サック、DTジョリーが1サック。
- 反則は4回35ydsと3試合ぶりに少なかった。内訳はオフェンスがフォルススタート2回10yds、ディフェンスがラフィングザパサー1回15yds、スペシャルチームが1回10yds。
- Kメイソン・クロスビーは39ydsと24ydsを成功させて今回も10割。キックオフをアウトオブバウンズに蹴りだしてしまうミスがあった。6回蹴ってタッチバック1回。最長リターンは28ydsでカバーチームもまずまず。
- パントリターンはCBチャールズ・ウッドソンが4回平均9.8ydsとまずまず。
- キックオフリターンはWRコーレン・ロビンソンが1回だけ、22yds。
- Pジョン・ライアンのパントは3回平均50.7ydsと飛距離はよかったが、3回ともタッチバックにしてしまい、ネット30.7ydsとかなり悪い数字となった。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第3Q最後あたりでRTマーク・タウシャーが足首を痛めて退場。大量リードしたので無理をしなかったようだ。
- DEカレン・ジェンキンズは第4Q終盤に負傷退場。以前からあちこち悪かったので、そのどれかを悪化させたのかもしれない。
- アクティブ登録から外れたのは、WRボディフォード、TEフランクス、OTモール、DTハレル、DTミューア、LBビショップ、CBブラックモン、FSコリンズ。
- 第1Qの30ydsTDランはRBライアン・グラントにとってNFL初タッチダウン。DTジョニー・ジョリーもNFL初サック。
- ヴァイキングス創設以来46年の歴史でパッカーズに完封されたのは初めてのこと。パッカーズの完封勝ちは2002年12月22日のビルズ戦(10-0)以来。ヴァイキングスの完封負けは1991年9月22日のセインツ戦以来16年ぶり。
- QBブレット・ファーヴは史上2人目の通算60,000ydsパッシングを達成し、ダン・マリーノの持つ61,361ydsにあと1,105ydsと迫った。
- QBブレット・ファーヴの300yds超は今季6回目、通算54回目。レーティング100超はも同じく今季6回目。
- 第1Q途中には、先日死去した元WRマックス・マギーの追悼ビデオが場内で放映された。