グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年11月 8日

2007年シーズン前半 スタッツ集

前半8試合を終えたところで、パッカーズのスタッツのまとめ。2006年2005年2004年 のスタッツも参照のこと。 

オフェンス
Total 得点 ラン ラン(1回) ランTD FumLos パス パス% パスTD INT Rate サック 3rd%
362.3 24.3 72.1 3.3 5回 6回 290.1 66.6% 13回 8回 93.3 13回 41.0%
5位 9位 32位 30位 18位T 13位T 2位 4位 7位T 14位T 5位 9位 16位

得点力が5.5点アップして昨年の22位から9位へ。NFL最下位のラン攻撃をNFL2位のパス攻撃で補う図式はご存知のとおり。これだけランが出ないのにタイムオブポゼッションが30分14秒なのは、ショートパスでそれなりにボールコントロールできているからだろう。トータルの1stダウン回数は18位ながら、40yds以上のパスプレー13回は1位。ビッグプレーが得点力アップにつながっている。

被サック数は昨年よりやや増えたが、昨年は未熟なOL陣のため7メンプロテクションを多用(8メンもしばしば)してようやく成し遂げた被サック24だった。今年は少ない人数でQBを守り、4レシーバーや5レシーバー隊形を活用できている。

ファンブルロスト6回はNFL13位タイだが、ファンブル回数自体は15回もあって23位。ロストせずにすんでいるのは運にも恵まれてもいる。

ターンオーバー 反則 相手反則
Takeaways Giveaways DIFF 回数 ヤード 回数 ヤード
Total Int FumRec Total Int FumLos          
15 8 7 14 8 6 +1 67回 522yd 57回 468yd
16位T 15位 10位T 13位 14位T 13位T 15位T 30位T 30位 28位T 29位

ターンオーバーレシオは昨年とほぼ同じ。内容がかなり異なっていて、昨年はオフェンスの犯す大量のターンオーバーをディフェンスが補っていたのに対し、今年はオフェンスが13位、ディフェンスが16位タイとどちらも標準的。ディフェンスのインターセプトが減ってファンブルリカバリーが増えている。

パッカーズの犯した反則67回のうちオフェンス24回、ディフェンス30回、スペシャルチーム13回。ディフェンスが反則によって与えた1stダウンはなんと27回にも上り、ダントツのNFL最下位となっている。(31位のパンサーズが17回)

ディフェンス
Total 失点 ラン ラン(1回) ランTD FumRec パス パス% パスTD INT サック 3rd%
313.6 17.8 93.8 3.7 3回 7回 219.9 57.6% 12回 8回 23回 33.3%
11位 7位 8位 7位 3位T 10位T 20位 3位 19位T 15位 7位 2位

平均失点が5.1点も少なくなり7位に。昨年は中盤まで大量失点が多かったので25位だったが、終盤4試合の好調さをそのまま今年につなげることができた。ラン守備は平均yds・TD数ともかなりよくなっている。

パス守備がやや悪化しているのは、リードして終盤を迎える展開が多いせいでもある。パス試投1回あたりの平均ゲインは、昨年22位の7.08ydsから今年は13位の6.88ydsとむしろよくなっている。 相手の3rdダウン成功率やサック数は今年も優秀な数字。

ターンオーバーを奪った数は平均的だが、ディフェンスのタッチダウンは3回でNFL2位タイ。

スペシャルチーム
Kickoff Punt Kickoff Ret Punt Ret Field Goals
Avg. TB Coverage Avg. Coverage Net     成功率 回数
62.3 9回 20.5 45.1 5.9 40.1 22.3 7.1 80.0% 16回
27位 7位 3位 8位 4位 4位 23位 25位 17位T 5位T

リターン不振は相変わらずながら、キックオフ、パント、プレースキックがよくなったので、スペシャルチーム全体としての成績は上がっている。

ベアーズ戦でKRヘスターを封じるため短いのばかり蹴ったのでキックオフ飛距離が62.3ydsと大幅ダウンしてしまったが、タッチバック9回はNFL7位の多さでタッチバック率20.5%もNFL8位。相手リターンを20.5yds(3位)に抑えているのは、カバーチームが頑張っているのかもしれないが、新人Kクロスビーの滞空時間の長さも大きく貢献している。

NFL2年目のPジョン・ライアンはパント飛距離は微増だが、ミスが減り安定してハングタイムが稼げていることが、ネット(リターンを差し引いた正味)40.1ydsという好成績につながっている。

今年はFG成功率9割以上が9チームもあるので目立たないが、Kクロスビーの成功率8割は新人キッカーとしては上出来の部類。天候やフィールド状態の悪くなるこれからが勝負だろう。

カテゴリ : Football