前半8試合を終えたところで、パッカーズのスタッツのまとめ。2006年・ 2005年 ・ 2004年 のスタッツも参照のこと。
オフェンス | ||||||||||||
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Total | 得点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumLos | パス | パス% | パスTD | INT | Rate | サック | 3rd% |
362.3 | 24.3 | 72.1 | 3.3 | 5回 | 6回 | 290.1 | 66.6% | 13回 | 8回 | 93.3 | 13回 | 41.0% |
5位 | 9位 | 32位 | 30位 | 18位T | 13位T | 2位 | 4位 | 7位T | 14位T | 5位 | 9位 | 16位 |
得点力が5.5点アップして昨年の22位から9位へ。NFL最下位のラン攻撃をNFL2位のパス攻撃で補う図式はご存知のとおり。これだけランが出ないのにタイムオブポゼッションが30分14秒なのは、ショートパスでそれなりにボールコントロールできているからだろう。トータルの1stダウン回数は18位ながら、40yds以上のパスプレー13回は1位。ビッグプレーが得点力アップにつながっている。
被サック数は昨年よりやや増えたが、昨年は未熟なOL陣のため7メンプロテクションを多用(8メンもしばしば)してようやく成し遂げた被サック24だった。今年は少ない人数でQBを守り、4レシーバーや5レシーバー隊形を活用できている。
ファンブルロスト6回はNFL13位タイだが、ファンブル回数自体は15回もあって23位。ロストせずにすんでいるのは運にも恵まれてもいる。
ターンオーバー | 反則 | 相手反則 | ||||||||
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Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||||
15 | 8 | 7 | 14 | 8 | 6 | +1 | 67回 | 522yd | 57回 | 468yd |
16位T | 15位 | 10位T | 13位 | 14位T | 13位T | 15位T | 30位T | 30位 | 28位T | 29位 |
ターンオーバーレシオは昨年とほぼ同じ。内容がかなり異なっていて、昨年はオフェンスの犯す大量のターンオーバーをディフェンスが補っていたのに対し、今年はオフェンスが13位、ディフェンスが16位タイとどちらも標準的。ディフェンスのインターセプトが減ってファンブルリカバリーが増えている。
パッカーズの犯した反則67回のうちオフェンス24回、ディフェンス30回、スペシャルチーム13回。ディフェンスが反則によって与えた1stダウンはなんと27回にも上り、ダントツのNFL最下位となっている。(31位のパンサーズが17回)
ディフェンス | |||||||||||
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Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumRec | パス | パス% | パスTD | INT | サック | 3rd% |
313.6 | 17.8 | 93.8 | 3.7 | 3回 | 7回 | 219.9 | 57.6% | 12回 | 8回 | 23回 | 33.3% |
11位 | 7位 | 8位 | 7位 | 3位T | 10位T | 20位 | 3位 | 19位T | 15位 | 7位 | 2位 |
平均失点が5.1点も少なくなり7位に。昨年は中盤まで大量失点が多かったので25位だったが、終盤4試合の好調さをそのまま今年につなげることができた。ラン守備は平均yds・TD数ともかなりよくなっている。
パス守備がやや悪化しているのは、リードして終盤を迎える展開が多いせいでもある。パス試投1回あたりの平均ゲインは、昨年22位の7.08ydsから今年は13位の6.88ydsとむしろよくなっている。 相手の3rdダウン成功率やサック数は今年も優秀な数字。
ターンオーバーを奪った数は平均的だが、ディフェンスのタッチダウンは3回でNFL2位タイ。
スペシャルチーム | |||||||||
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Kickoff | Punt | Kickoff Ret | Punt Ret | Field Goals | |||||
Avg. | TB | Coverage | Avg. | Coverage | Net | 成功率 | 回数 | ||
62.3 | 9回 | 20.5 | 45.1 | 5.9 | 40.1 | 22.3 | 7.1 | 80.0% | 16回 |
27位 | 7位 | 3位 | 8位 | 4位 | 4位 | 23位 | 25位 | 17位T | 5位T |
リターン不振は相変わらずながら、キックオフ、パント、プレースキックがよくなったので、スペシャルチーム全体としての成績は上がっている。
ベアーズ戦でKRヘスターを封じるため短いのばかり蹴ったのでキックオフ飛距離が62.3ydsと大幅ダウンしてしまったが、タッチバック9回はNFL7位の多さでタッチバック率20.5%もNFL8位。相手リターンを20.5yds(3位)に抑えているのは、カバーチームが頑張っているのかもしれないが、新人Kクロスビーの滞空時間の長さも大きく貢献している。
NFL2年目のPジョン・ライアンはパント飛距離は微増だが、ミスが減り安定してハングタイムが稼げていることが、ネット(リターンを差し引いた正味)40.1ydsという好成績につながっている。
今年はFG成功率9割以上が9チームもあるので目立たないが、Kクロスビーの成功率8割は新人キッカーとしては上出来の部類。天候やフィールド状態の悪くなるこれからが勝負だろう。