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2010年9月30日
試合から中一日とあって、水曜の練習はジョグ・スルー中心のごく軽いもの。
- この日完全に休んだのは、ベアーズ戦で肩を負傷したILBブランドン・チラーだけ。LTクリフトン(ヒザ)、FSコリンズ(ヒザ)、Sペプラー(太もも)、CBウッドソン(つま先)は部分参加。
- ごく軽い内容のため、ベアーズ戦を欠場したOLBブラッド・ジョーンズ(ヒザ)とDEマイク・ニール(わき腹)もフル参加できている。
- 「現時点ではフランク・ゾンボが右OLBのスターターだ。就任以来言ってきたことだが、ケガが治って練習をしっかりこなせるまではスターターではない。彼ら若手の場合は、出場経験豊富なLTクリフトンとは状況が違う」とマッカーシーHC。しかしジョグ・スルーではOLBブラッド・ジョーンズが主に1stチームに入っていたので、実際には何も変わっていないはず。
- ベアーズ戦終了間際、簡単にTDを許すことで時間を残すべきだったか、という問題にマッカーシーHC。「選択肢としてはあった。しかしゴール前でターンオーバーを奪う可能性もあったし、私は振り返ることはしない」
- 両タックルの出来についてマッカーシーHC。「2人ともまずまずだったと思う。(パス一辺倒で)彼らに負担がかかることは覚悟していた。LTクリフトンはあの状況でベストを尽くしている。ケガの問題さえ解決できれば彼がスターターであることに変わりはないし、彼が倒れてもブラガが行ける体勢ができている。RTタウシャーの能力を私は信じている。何度か失敗があったが(衰えによるものではなく)修正可能な問題だ」
- LTチャド・クリフトン(ヒザ)について、「先週の今の時点よりも回復している」とマッカーシーHC。
- RTマーク・タウシャーは右サイドから何度もプレッシャーを許し、第3QにはホールディングでTDパスを取り消されている。「僕はもっとよいプレーをする必要がある。いいゲームができたとはいえないし、次はもっとよいプレーをしないと。準備や体調はすべて問題ない。ただ、何度かだらしないプレーがあると、その日のパフォーマンス全体が台無しになってしまう」
- 手痛いファンブルロストについてWRジェームズ・ジョーンズ。「人混みにいるときには、僕はボールを持ち替えようとはしない。そうでない時は、持ち替える努力はしている。ボールを失ったことに言い訳はできないけど、激しい戦いの中で相手のタックルを外そうとしているときに、ボールを持ち替えるなんてことはしない。ファンブルしなければよかったと思うか? もちろんだ。でも時には起きてしまう。僕の過ちであり、悪いプレーだった。しかし今は次のデトロイト戦に備え、自分にとって最高のゲームをするだけだ」
- 試合終了後にFSニック・コリンズがベアーズファンとの間にいざこざを起こした件について。(昨日の記事参照)
- FSニック・コリンズは、球団とファンに迷惑をかけたと謝罪したうえで、次のように説明。「あの状況から、僕は黙って立ち去るべきだった。しかしその場の勢いで、ああいうことが起きてしまう。両者が一線を超えてしまった」
- マッカーシーHC。「(ウィスコンシンのTV局が撮影した)映像を私は見ていない。ニックの言い分を私は理解しているし、100%彼を支持している。NFLが調査に乗り出していることは認識している。あとはリーグが判断することだ。敗戦直後の感情的な瞬間であり、我々全員がこの経験から学ばなければならない」
- WRドナルド・ドライバー。「あのファンは明らかにやりすぎだ。個人への攻撃となったら、どうすればいい? 母や父はこう教えるだろう。もう片方の頬を差し出せと。しかしそれができないこともある。試合に負けて苛立っているときは特に、つい反応してしまう。ファンも僕らの仕事にもう少し敬意を持ってほしいと僕は思うだけだ」
- QBアーロン・ロジャースは先日のインタビュー記事を思い出させるコメント。「僕らも人間だということをファンたちは時に忘れてしまうのだと思う。自分が手すりやフェンスやゲートの後ろにいれば、何を言っても許されると思うファンも中にはいる。僕は、今回何が起きたか起きなかったか言おうとしているわけじゃない。正直僕はよく知らないしね。知っているのは、僕らはまず生身の人間であり、感情を持っているということだ。そのことをファンも時には思い出すべきだと思う」
- この件はまだ調査中、とNFLスポークスマン。先日スタンドにヘルメットを投げ入れたRBブランドン・ジェイコブス(NYG)は$1万ドルの罰金だった。
- リーグ最多の6サックを挙げているOLBクレイ・マシューズが、9月のNFCディフェンス部門の月間MVPに選出された。昨年はCBウッドソンが9、11、12月に同賞を受賞し、結果としてNFL最優秀ディフェンス選手賞に輝いている。
- ライオンズではQBマシュー・スタフォード(肩)の欠場が早くも決定。代役QBショーン・ヒルが3試合連続先発となる。
- グリーンベイ市とブラウン郡が調査結果を発表し、グリーンベイ・パッカーズおよびランボーフィールドの地元への経済効果を年$282ミリオンと見積もっている。2000年は$175ミリオンだったので、新ランボーフィールドの完成によって約61%アップを達成したことになる。直接の雇用が2560人・給与$124.3ミリオン・税収$15.2ミリオン。1試合あたりの経済波及効果$12.3ミリオン、トレーニングキャンプを通じて$5.1ミリオンなどなど。
- 同じ調査によると、2009年にホームゲームを観戦した729280人のうち、87%がグリーンベイ地区外から来ている。同じく、トレーニングキャンプを訪れたファンの82%が地区外からの旅行者。仮にランボーフィールドに1万席増設した場合の経済効果は年$17ミリオンと試算している。
- プラクティス・スクワッドにいたRTブレノ・ジャコミニがシーホークスと契約。ロースター入りなので本人にとってはめでたい話。また、開幕前にパッカーズを解雇されたT/Gアレン・バーバーも同時にシーホークス入りしている。今年パッカーズから移ったジョン・シュナイダー新GM主導の人事なのは間違いない。
- 空いたプラクティス・スクワッド枠にOTクリス・キャンベルと再契約。先週LBフランソワと契約する際に解雇されたばかりだった。
2010年9月29日
- マイク・マッカーシーHC。「反則18回。これでうまくいくわけがない。そんな風でフットボールゲームには勝てない」
- QBアーロン・ロジャース。「これは僕らのプレーのやり方じゃない。僕らは(オフェンスで)得点できるはずのチャンスを何度も逃し、(ディフェンスも)ビッグプレーのチャンスを何度も逃した。第3QにFGブロックされて、そこで流れが変わってしまった。3点差で敗れたのだから、あの違いはあまりにも大きかった」
- ILBニック・バーネット。「僕らはサンタクロースじゃないんだ。煙突を降りて行って勝利をプレゼントするのは僕らの商売じゃない」
- CBチャールズ・ウッドソン。「フラストレーションのレベル? ものすごく高いさ。競ったゲームでビッグプレーをしたと思ったら反則で取り消される。それも疑問の残る判定でね(SSバーネットのパスインターフェア判定に怒っている)。ハードに努力を重ね、マンデーナイトの舞台で同地区相手に必死でプレーしているのに。ビッグプレーがあんな風にして取り消されるのはほんと苛立たしいよ。スペシャルチームの許したタッチダウンはものすごく痛かったけれど、それでも僕らには勝つチャンスがあった」
- FSニック・コリンズ。「反則にスペシャルチーム。僕らディフェンスは(ターンオーバーの)大きなチャンスをつかめなかった。こんなゲームで相手を突き放せずにいると、ああいったこと(パントリターンTDやファンブルロスト)が起きがちだ」
- RTマーク・タウシャー。「僕らの反則があまりにも多すぎた。ドライブを仕上げることができなかった。よいチームを相手にしているのにやるべき仕事ができなかったのは大きな失望だ。個人的には、フォルススタート連発は言い訳ができない。僕がいくつQBハリーを許したかは知らないが、オフェンスは効果的にボールを進めることができていた」
- ジョー・フィルビンOC。「今夜は反則が多すぎた。あまりにも。これまで我々は反則を減らすことに注力し、完ぺきではないものの前進したと思っていたのに、今夜は大きな後退をしてしまった」
- パスプロテクションについてジョー・フィルビンOC。「かなりよく持ちこたえたと思う。エンプティ隊形(ノーバック)でもあまりプレッシャーをかけられなかった。1回か2回はあったし、完璧だったとは言わないが。個人のパフォーマンスについては、テープをよく分析してからだ」
- ベアーズディフェンスのゲームプランは、ブリッツは少なく、フロント4だけでプレッシャーをかけて後ろを多人数でゾーンカバレッジ。パッカーズ側は無理にダウンフィールドに投げず、我慢してショートパスを繰り返した。ベアーズ側はいわゆる「曲がっても折れない」を徹底し、ミスタックルが非常に少なかった。そのため、パッカーズがミスなくドライブを続けて時間はコントロールできたものの、ノックアウトパンチを繰り出せなかった面がある。
- いちおうエースRBのはずのブランドン・ジャクソンだが、試合最初のプレーではジョン・クーンがワンバックに入り、RBジャクソンの出番は3プレー目。初ラッシングは第2シリーズに入ってからだった。これほど貧弱なラン攻撃でも序盤はプレーアクションが効いていたが、途中からはさすがにベアーズ側もつられなくなった。
- 最大の敗因(の数々)を作ったスペシャルチーム。
- これほど落胆した様子のショーン・スローカムSTコーチを見たことがない、とある記者。「集中力の問題だとは思わない。エクセキューションの問題だ。よいエクセキューションとは、毎週それを続けて初めて認められるものだ」
- 第3QのFGブロックも大きく試合を左右した。後半最初のオフェンスで12プレー・8分27秒というロングドライブを成功させただけに、無得点に終わったショックは大きかった。DEジュリアス・ペッパーズはFGまたはPATのブロックがなんと通算10回目。パンサーズ在籍時にもパッカーズはやられたことがある。
- FGブロックについてKメイソン・クロスビー。「キック自体は問題ないように見えたけど、ただDEペッパーズがすごいプレーをした。ほんと危険な選手だ。間をすり抜けてきたようで、しかもあの大きさ(身長201cm)だからね。キッキングチームはそれまですべて上手くかみ合っていた(FGすべて成功)だけに残念だった。競った試合でFGをブロックされるのはきつい。でも僕らは必ず修正していく」
- FGブロックに責任がなかったとしても、第2Qにキックオフをアウトオブバウンズに蹴ったのはKクロスビーの単純なミスで、マッカーシーHCの怒りを買った。「すこし左に引っかけてしまい、バウンドもアンラッキーだった。ここも修正しないと」
- 第4Q冒頭のパントリターンTDはカバレッジチームの責任だが、第2Q末の28ydsリターンはPティム・マステイの責任だった。飛距離35ydsのラインドライブでハングタイムわずか2.64秒、WRヘスターがキャッチした時点で彼の前はガラ空きだった。かろうじてPマステイ自身の好タックルでタッチダウンを防いだものの、このシリーズでTDが決まり、それまで無得点だったベアーズが息を吹き返してしまった。
- 第2Q末の28ydsパントリターンについて、Pティム・マステイ。「自分でタックルできたことだけが慰めだ。ビッグリターンされたのはすべて僕のパントミスが原因なんだから」
- 第4Q冒頭にWRヘスターに許したパントリターンTDはカバレッジチームの責任。エンドゾーンからのパントにもかかわらず、飛距離57yds、ハングタイム5秒と十分な仕事だったからだ。「僕らはもっと規律あるカバレッジをしなきゃいけない。あれは大きかった。縦に開いた唯一の穴を突かれてしまった。前回彼がリターンTDを決めたのは僕のルーキーイヤーだった。今日はカバレッジの規律が緩んでいた感じだ。僕らは帰ったらフィルムを見て向上していかなくちゃいけない。あまりにも大きなモメンタムの変化だった」とCBジャレット・ブッシュ。
- フィールド中央に蹴ってしまったPマステイにもパントリターンTDの責任はある、とスローカムSTコーチ。「前半にビッグリターンを許したことからしても、アウトオブバウンズに蹴る必要があった。パンターなら誰でも可能な仕事だが、毎回必ずできるわけじゃない。それができなかったときはカバレッジがもっとよい仕事をしなければならないのに、ウチはできなかった」
- 試合残り2分27秒でのWRジョーンズのファンブルロストの場面でマッカーシーHCは無理なチャレンジをしてしまい、貴重なタイムアウトを浪費して最後に時間を残せなかった。「私はその目の前に立っていたからだ。何が起きたのか非常によく見える場所にいて、あのDBの足がアウトオブバウンズにスウィングしたのを見た。審判も同じように見てくれると期待してしまった。2分18秒残してチャレンジ権が2つ残っていたし、あのきわめて大きなプレーは、こちらに転んでいたかもしれない」
- 残り08秒で相手にFGを蹴らせるより、TDランを許して残り45秒ぐらい残した方がチャンスがあったのでは、という質問にマッカーシーHC。「あそこでTDをさせた方がいいとは考えなかった。FG失敗の方がまだ可能性があると思ったから。議論はしたけれど、そちらの道は採らなかった」
- 試合が終わって引き上げる際、FSニック・コリンズはベアーズファンと激しい口論になり、どうもマウスピースをスタンドに投げ込んだらしい。FSコリンズはロッカールームで、「つばを吐きかけられたり、Nで始まる(人種を示す)言葉で罵られ、カッとなってしまった。でもすべてのファンに謝罪したい」と話している。すでにNFL本部が調査中で、罰金等の処分が下されるのではないか。
2010年9月28日
| |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
| Packers (2-1) |
7 |
3 |
0 |
7 |
17 |
| Bears (3-0) |
0 |
7 |
0 |
13 |
20 |
通算180回目の対戦は、NFCで2チームだけ残った全勝チーム同士の対決。ソルジャーフィールドは晴れ、気温13℃、ほぼ無風と絶好の天候に恵まれた。パッカーズはトータルヤーデージとタイムオブポゼッションで圧倒したものの、パスオフェンスの頑張りを反則(球団記録の反則18回152yds)とスペシャルチームの失態で台無しにするという、ベアーズ相手でよくある展開になってしまった。
前半はパッカーズが優位に進めたものの、前半最後にビッグリターンからTDドライブを許し、わずか3点差でベアーズの方が気分よくハーフタイム。第3Qはパッカーズがロングドライブの末にFGブロックされて追加点を逃し、ベアーズもゴール前でギャンブル失敗で逆転ならず。しかしベアーズは第4Q冒頭にWRヘスターがパントリターンTDを成功させて逆転。パッカーズもQBロジャースのTDランで再逆転に成功するが、ディフェンスが大きな反則を繰り返してすぐに同点FGを許してしまう。最後もWRジョーンズのファンブルロストから決勝FGを許し、無用のチャレンジもあって時間切れとなった。
注目の先発OL陣はこれまで通りLTクリフトンとLGカレッジの組み合わせで、新人ブラガはLTクリフトン退場時に数プレー出場しただけ。OLBジョーンズ(ヒザ)が欠場し、ドラフト外ルーキーのOLBフランク・ゾンボが初先発を果たしている。一時退場する選手は何人かいたものの、みな復帰して最後までプレーできたようだ。
第1Q
- CHI陣18から。WRノックスに23ydsパス、サック10yds(OLBゾンボ)、RBフォーテの12ydsラン、WRベネットに8ydsパスでGB陣へ。RBフォーテのラン2回とフォルススタートで3rdダウン7、GBパスインターフェア(CBウッドソン)でさらに1stダウン。3rdダウン8からWRノックスへのパス成功も3yds足りず、49ydsFGも失敗に終わる。
- GB陣40から。FBクーンの3ydsラン、WRジェニングスへの11ydsパス、TEフィンリーへの26ydsパスでレッドゾーンへ。フォルススタートの後、WRジョーンズへの18ydsパスでゴール前7ydsへ。WRジェニングスに7ydsTDパス成功。
- オフサイドでの蹴り直しで好リターンを喰らい、CHI陣43から。CHIホールディング、QBスクランブル10ydsとGBフェイスマスク、TEオルセンへの14ydsパスでFG圏内に入るが、エンドゾーンへのパスをSマーティンがインターセプト。(GB陣10までリターン)
- WRネルソン落球、RBジャクソンの2ydsロス、WRジョーンズへの8ydsパスで1stダウンならず。
- 好パントとCHI反則でCHI陣19から。WRヘスターへの16ydsパスで第2Qへ。
第2Q
- サック(CBウィリアムズ)で3rdダウン15、15ydsのQBスクランブルで1stダウン。スクリーン投げ捨て、RBチェスター・テイラーの6ydsラン、サック(DEジェンキンズ)でパント。
- GB陣7から。FBクーンの1ydsラン、TEフィンリーへの28ydsパスで危険地帯を脱する。WRドライバーへの5ydsパス、FBクーンへの10ydsパスでCHI陣へ。FBクーンの7ydsラン、TEフィンリーへの7ydsパスで1stダウン。RBジャクソンの3ydsロス、RBジャクソンへの7ydsパス、WRドライバーへの10ydsパスでCHI陣21へ。GBホールディング、パス連続失敗、FBクーンへの10ydsパスで1stダウンはならなかったが、38ydsFGで3点追加。
- キックオフのアウトオブバウンズでCHI陣40から。RBフォーテの7ydsロスのあと連続パス失敗で3&アウト。
- またもスペシャルチーム反則でGB陣18から。ロングパス失敗、RBジャクソンへの10ydsパス、RBジャクソンの2ydsラン、パス失敗(LTクリフトン退場)で3rdダウン8、TEフィンリーへのパスは1yds足りず。2ミニッツ明けにパント。
- 好リターンを喰らってGB陣44から。WRノックスへの31ydsパスで一気にレッドゾーンへ。TEオルセンへの5ydsパス、RBフォーテへの-1ydsパスで3rdダウン6、TEオルセンに9ydsTDパスが通って3点差に。
- 好リターンでGB陣42となるが残りわずか18秒。投げ捨て、WRドライバーへの7ydsパスのあと、ヘイルメリーはインターセプトで前半終了。
第3Q
- GB陣20から。GB反則、WRネルソンへの8ydsパス、TEフィンリーへの20ydsパス、RBジャクソンの11ydsランでCHI陣へ。WRドライバーへの6ydsパス、FBクーンの2ydsラン、WRドライバーへの8ydsパスで1stダウン。WRジョーンズへの7ydsパス、RBジャクソンへの7ydsパスでレッドゾーンへ。GBホールディング、TEフィンリーへの7ydsパス、WRドライバーへの4ydsパスのあと、TEフィンリーへのTDパスはホールディングで取り消しとなり、3rdダウン19はTEフィンリーへの6ydsパスどまり。37ydsFGトライはブロックされて失敗。
- RBフォーテの3ydsラン、WRノックスへの35ydsパス、QBスクランブル11yds、TEクラークへの12ydsパスでGB陣10へ。パス失敗、ワイルドキャットからのラン4ydsで3rdダウン6、WRベネットへのパスは1yds足りず。ギャンブルはTEクラーク落球で失敗に。
- GB陣1ydsから。RTタウシャーの連続フォルススタートもあまりダメージなし。TEフィンリーへの6ydsパス、WRドライバーへの3ydsパス、ディレイオブゲームで3rdダウン6となって最終Qへ。
第4Q
- WRドライバーへのパス失敗で1stダウンならず。
- WRヘスターの62ydsパントリターンTDでついに逆転。
- GB陣28から。RBジャクソンの3ydsラン、フォルススタート(LTクリフトン)、WRジョーンズへの14ydsパス、WRドライバーへの11ydsパスでCHI陣へ。TEフィンリーへの8ydsパス、WRドライバーへの6ydsパスでさらに1stダウン。WRネルソンへの7ydsパス、RBジャクソンへの4ydsパス、FBクーンの18ydsランでゴール前7ydsへ。パス失敗もラフィングザパサーで1stダウン。RBジャクソンの1ydsラン、TEクウォレス落球で3rdダウン3、スクランブルしたQBロジャースがエンドゾーン右に飛び込んで逆転タッチダウン。
- CHI陣26から、ILBバーネットのインターセプトはラフィングザパサー(OLBゾンボ)で取り消しに。RBフォーテへの15ydsパスとアンネセサリーラフネス(FSコリンズ)、TEオルセンへの16ydsパスでレッドゾーンへ。パス失敗とRBフォーテの2ydsロスで3rdダウン12、WRベネットへのパスは7ydsどまり。25ydsFG成功で同点。
- 残り3分52秒、GB陣26から。WRネルソンへの5ydsパス、QBロジャースの17ydsスクランブルでフィールド中央へ。インテンショナルグラウンディングのあと、パスキャッチしたWRジョーンズがファンブルロスト。
- 残り2分18秒、GB陣46から。惜しくもINTならず、CHIホールディングで2ndダウン20、TEオルセンへの21ydsパスでGB陣35に進んで2ミニッツ。WRノックスのエンドアラウンドは2ydsどまりのあと、ロングパスをパスインターフェア(SSバーネット)してGB陣9へ。RBフォーテの6ydsラン、2ydsランでGB最後のタイムアウト。1ydsランでTDは阻止するが、19ydsFGが決まって残り04秒。
- キックオフリターンでラテラルパスを繰り返すが、フォワードパス反則もあって試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは34/45、316yds、1TD、1INTでレーティング92.5。
- パスプロテクション不安のため、クイックな7yds前後のショートパス(パス成功の最長はわずか28yds)をひたすら繰り返していくゲームプラン。ミスがほとんどなく、ほぼ完ぺきにゲームプランを遂行したと言えそう。
- インターセプトは前半最後のヘイルメリーなので仕方がない。それを除けばレーティングは103.9。
- ラッシングは2回20yds。それ以外にもパスラッシュをかろうじて逃れて投げ捨てた好プレーがあった。
- 第4Qには脚がつって1プレーだけ退場。しかし復帰後2プレー目にTDランを決めている。
- 第3Q末、3rdダウン1でのディレイオブゲームは、彼にしては珍しいミスだが代償は大きかった。3rdダウン6となって1stダウンを取れず、次のプレーでパントリターンTDを許してしまったからだ。
- 第4Qのインテンショナルグラウンディングも大きな反則だった。右サイドでRTタウシャーがひどく押し込まれたため逃げたものの、ポケットから出きらないうちに投げ捨てたとの判定。次の2ndダウン20でWRジョーンズがファンブルロスト。
- QBスクランブルを除いたチームラッシングは13回43yds(平均3.3)。
最初からショートパス主体でボールコントロールするゲームプランで、ランはあくまで変化をつけるためのものだった。
- 前半は7回わずか8yds。後半は6回35yds。
- RBブランドン・ジャクソンは7回12yds(平均1.7)と今回も走れず。最初のオフェンスがクーンのランで始まるなど、エースRBとは名ばかり、といった扱いだった。しかしレシービングでは4回27ydsと活躍している。
- RBジョン・クーンは6回31yds(平均5.2)。レシービング2回20ydsと、こちらもレシーバーとして貢献した。
- 加入2試合目のRBディミトリ・ナンスはなぜかアクティブ登録から外れている。
- フルバックへのパスはなし。
- WR/TE陣は以下のとおり。ショートパスはよく通ったがベアーズのタックリングがよく、ランアフターキャッチを許してもらえなかった。
- WRグレッグ・ジェニングスは2回18yds、1TD。基本的にはフィールドを縦にストレッチしてショートパスを通りやすくする役目か。
- WRドナルド・ドライバーは9回61yds。最長が11ydsとショートパス一辺倒だった。
- WRジェームズ・ジョーンズは5回55ydsとよく働いたが、最後のファンブルロストが痛恨。右サイドライン際で無防備な左手でボールを持ったところをしっかり狙われてしまった。
- WRジョーディ・ネルソンは3回27yds。
- TEジャーマイケル・フィンリーは9回115yds。ターゲットになった9回すべてキャッチしているのだからすごい。後半は脚がつっていったんロッカールームに退いたが、復帰してプレー。
- TE4人全員がアクティブ登録されたもののフィンリー以外はパスキャッチなし。初出場の新人TEアンドリュー・クウォレスはエンドゾーンでパスを弾いて初TDならず。
- 先発OL陣はこれまでと変わらずLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー。第2Q半ばでLTクリフトン(ヒザ)が一時退場してLTブラガが登場するが、次のシリーズでクリフトン復帰。
- 被サックはゼロとはいえ、両タックル(反則計6回)のパスプロはかなり苦しんでいる。QBロジャースの機動力でかろうじてサックを逃れる場面が何度か。
- OLの反則は、ホールディングが3回(LGカレッジ・RGシットン・RTタウシャー)、フォルススタートはLTクリフトンとRTタウシャーが2回ずつ。ホールディングはパスラッシュに敗れて実質サックを避けるためのもので、フォルススタートも相手パスラッシュの圧力を感じてのものが多い。LTクリフトンのイリーガルフォーメーションもおそらくパスプロに備えて深くセットしすぎたためだろう。
- トータルオフェンスはパッカーズ379ydsに対してベアーズが276yds。これが大量反則とスペシャルチームでひっくりかえってしまった。
- タイムオブポゼッションはパッカーズが35分49秒。自陣深くからショートパスを重ねたロングドライブで時間を消費するものの、スペシャルチームのミスとディフェンスの大きな反則で一気に進まれることの繰り返し。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが4/10の40%。ベアーズは3/9の33%。両軍とも意外に3rdダウンが少ない。
- オフェンスの犯したターンオーバーは2つ。
- 前半最後のインターセプトは、ヘイルメリーパスをエンドゾーンでは叩き落とされたもので致し方ない。
- 第4Q残り2分27秒、WRジェームズ・ジョーンズが痛恨のファンブルロスト。ランアフターキャッチで相手を1人かわして大きくゲインしようとする最中、フィールド内側の腕でボールを抱えたために狙われたもので、あまりにも大きなミスだった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つだけ。チャンスを何度も何度も逃している。
- 第1Q、Sデリック・マーティンはFSコリンズに代わって入ったシリーズでインターセプト。NFL通算3回目、GB移籍後初のインターセプト。
- CBウッドソンが例の早業で相手がダウンする寸前にボールを叩き出したが、審判に認められず。
- 第4Qには試合の流れを変えるインターセプトのチャンスが3回もあったが、いずれもミスで逃した。第4Q半ばの同点シリーズでは、ILBバーネットのインターセプトがOLBゾンボのラフィングザパサー(ヘルメットtoヘルメット)で取り消しに。第4Q最後のシリーズでは、FSコリンズがINTしたかに見えたが確保できずインコンプリートに。その2プレー後にはFSコリンズがインターセプトしたかに見えたが、直前にSSバーネットが派手なパスインターフェアをしていた。
- ディフェンスではOLBブラッド・ジョーンズが欠場。代役はOLBポピンガでなく、ドラフト外ルーキーのOLBフランク・ゾンボが初先発。おそらくパスラッシュ重視の意図だろう。
- 相手が3WR隊形多用のため、こちらも2DLのニッケル隊形がメイン。ラン警戒の場面ではILBホークやDEピケットを入れて重量型ニッケル隊形とし、パスシチュエーションでは例によってILBホークの代わりにILBチラーが入る。
- パス守備はQBジェイ・カトラーを16/27、221yds、1TD、1INTのレーティング82.5。
- パッカーズ守備のサックは3回22yds。OLBフランク・ゾンボ、CBトラモン・ウィリアムズ、DEカレン・ジェンキンズが1つずつ。すべて前半に挙げたもので後半はゼロ。基本的に球離れが早く、なかなか捕まえきれなかった。
- OLBクレイ・マシューズは何度かプレッシャーをかけたものの、相手の代役RTを圧倒することはできず、サックゼロに終わった。QBスクランブルを止めた際にフェイスマスクを犯してしまった。
- パスカバレッジではミドルレンジのパスを通されて苦しんだ。好カバレッジをしてもQBスクランブルで3回も1stダウンを許した。パスインターフェアもCBウッドソン、ILBチラー、SSバーネットが1回ずつ。
- ラン守備は18回77yds(平均4.3)。パス主体のプレーコールはベアーズも同じだった。
- QBカトラーのスクランブル3回37ydsはどれも効果的で、手痛い1stダウンを許してしまった。
- RB2人には14回38yds(平均2.7)しか走られていない。
- 第4Q末のWRジョーンズのファンブルロストの判定に、マッカーシーHCが全く無駄なチャレンジ。ここで節約していれば最後に40秒以上残せたはずが、相手の決勝FG後に4秒しか残っていなかった。
- 反則は球団記録のなんと18回152yds。ベアーズは5回38yds。
- オフェンスの反則は10回70yds。ホールディングが3回(LGカレッジ・RGシットン・RTタウシャー)、フォルススタートは4回(LTクリフトン2回・RTタウシャー2回)。LTクリフトンのイリーガルフォーメーション。QBロジャースはディレイオブゲームとインテンショナルグラウンディング。
- ディフェンスの反則は6回で15yds級の大きなものばかり(計77yds)。パスインターフェアが3回(CBウッドソン8yds、ILBチラーはディクライン、SSバーネット24yds)、フェイスマスク(OLBマシューズ)、ラフィングザパサー(OLBゾンボ)、アンネセサリーラフネス(FSコリンズ)。
- スペシャルチームの反則は3回。ILBビショップのオフサイド(蹴り直しで44ydsの好リターンを許す)、Sマーティンのイリーガルブロック(22ydsの好リターンがフイに)。最後のキックオフリターン中のイリーガルフォワードパスは、必死でラテラルパスを繰り返したせいで致し方ない。
- キックオフリターンはWRジョーディ・ネルソンが5回平均19.4ydsと今ひとつ。40ydsの好リターンは前半残りわずかだったため得点につながらず。
- パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズが1回10yds。アウトオブバウンズ1回。
- Pティム・マステイのパントは3回平均50.0yds。ビッグリターンを2回許したためネット平均はわずか19.0yds。前半最後のパントは35yds、2.64秒の失敗パントで、28ydsのビッグリターンでTDシリーズの原因を作った(自分でタックルしてTDを阻止したのは立派)。第4Q冒頭には57ydsの好パントを蹴ったが、カバレッジチームのミスでWRヘスターにタッチダウンを許した。飛距離重視でど真ん中に蹴ったのもまずかったか。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは1/2。第2Qには38ydsFGを成功させたが、第3Qには長身DEジュリアス・ペッパーズに突破を許して37ydsFGをブロックされてしまった。先週に続き、キックオフをアウトオブバウンズに蹴り出してしまい40yds地点からの攻撃を許すミスがあった。
- カバレッジチームも敗因のひとつ。パントリターンではWRヘスターに62ydsのタッチダウンを許した。キックオフリターンでもCBマニングに44ydsを許すなど3回平均30.3ydsとフィールドポジションを悪くした。
- ケガ人は以下のとおり。
さいわい大きなケガ人はなく、みな一時退場しただけで復帰している。
- FSニック・コリンズがヒザを痛めて第1Qに退場するが(代役Sマーティン)、第2Q初めから復帰。本調子ではなさそうだが、なんとか最後までプレー。
- LTチャド・クリフトンが第2Q半ばに退場したが(代役LTブラガ)、次のシリーズで復帰し、最後までプレー。
- TEフィンリー、QBロジャース、DEジェンキンズはそれぞれ足がつった。TEフィンリーはロッカールームで点滴を受けたあと復帰。
- アクティブ登録から外れたのは、RBナンス、T/Gラング、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド、DEニール(わき腹)、OLBジョーンズ(ヒザ)、CBリー、Sペプラー(太もも)。
2010年9月27日
Journal Sentinel紙の開幕特集に掲載されたQBアーロン・ロジャースのロングインタビューを紹介。7月の休暇中にサンディエゴの自宅で取材されたものだ。
ファーヴ退団に伴う大騒動の中で、アーロン・ロジャースがいかに勇敢に振る舞ってきたか、彼の成熟した品格と力強さを我々はこれまでにも称賛してきた。完璧なTDパスを成功させたり50回のサックをものともせず立ち上がる姿を目にする前から、あの夏の混乱の中で彼がいかに毅然と振る舞ってきたか、我々はすでに驚嘆してきたはずだ。しかし苦難がこれほどのものとは、誰も知らなかった。嫌がらせの手紙。悪意に満ちたコメント。敷地への不法侵入。面と向かっての悪罵。
2008年夏、グリーンベイは過去16年で初めての新クォーターバックを迎えていた。ファーヴが現役復帰を表明すると、背番号4番の再登板を望む怒れるファンがキャンプ練習でブーイングを繰り返した。自分の気質に反し、ロジャースはほとんどの打撃を心の中に閉じ込め、そして次に待ち受ける仕打ちに備えた。店先で、イベントで、インタビューで。心の中のガードを固め、次の卑劣な嫌がらせに備えた。
◆ ◆ ◆
いま彼はサンディエゴの美しい自宅の裏庭でリラックスしている。一年中靴が要らない家で、裸足で過ごしている。先週はレイク・タホのゴルフトーナメントでマイケル・ジョーダンたちとのプレーを楽しんできたばかり。とても明るい雰囲気で、普段より口も滑らかになっている。かつては立ち入り禁止だった話題、口を一文字に結んでノーコメントを通してきた話題にも、こちらが繰り返し質問すると答えてくれた。どれほどの仕打ちに耐えてきたか、というこの話題だ。
彼の耳に残っているのは、2008年キャンプ最初の練習でのブーイング。ニューヨーク・ジェッツを声援するパッカーズファンの声。パスを投げようとするたびにヤジを飛ばす連中。騒然とした雰囲気のパッカーズ・ファミリーナイト。小さな子供から口汚く罵られたショック。地元紙のサイトや全米のブログでの不快なコメント。ミルウォーキーのミラー・パークでわざと車に傷をつけられたこと。自宅のドライブウェイにチョークで書かれた不愉快な落書き。彼とWRルヴェル・マーティンがガソリンスタンドで受けた嫌がらせ。手紙となると数えきれない。
彼はほとんどの経験をチームメイトに話さず、2年経った今も多くの仲間はこれらの出来事を知らずにいる。
しかしWRグレッグ・ジェニングスは次のように振り返る。「本当に醜かった。すべてが悪意のものとは言えないけど、まったくひどいことをされたものだよ。ある女性が面と向かって言ったことを覚えてる。 『私はファーヴファン。アーロンを嫌いなわけじゃない。ただ彼が私たちのクォーターバックだということが気に入らないだけ』 だってさ。本気でそう思ってるの? 彼はまだ何もしていないじゃないか。彼が好んでここに来たわけじゃない。パッカーズにドラフトしてくれと頼んだわけじゃない。殿堂QBの後継者にしてくれと頼んだわけじゃない。ブレットに退団してくれと頼んだわけでもない」
やがてチームメイトたちは若きエースQBを守ろうと声を上げた。WRジェニングスは言う。「僕たちのサポートが大きくなるにつれ、外野の声は聞き流せるようになった。聞こえないわけじゃないよ。でも、彼はこれ以上ないほどのプレッシャーに、誰よりも立派に対処した。とんでもない状況だった」
「ブーイングを聞くのは本当に残念だった。いつかスーパーボウルに連れてってくれる選手をあなたたちはブーイングしたいのかい? 残念だったけれど、でも同時に、僕らは彼をサポートしなきゃいけないと分かっていた。彼の苦境を、いわば自分たちのこととして僕らは受け止めたんだ。僕らがいいプレーをしなきゃいけない、この男のためにいいプレーをしなきゃいけないと」
◆ ◆ ◆
高校・短大と苦労して這い上がってきたロジャースは、彼なりの打たれ強さと処世術を身に着けていた。本心を隠し、優等生的なコメントで押し通した。ケガと戦いつつ4000ydsを投げた。よいプレーを続け、彼を疑問視した人々を見返した。
しかし、みなさんはキャンプ中のあのむさくるしい髪形を覚えているだろうか。外見に関しても、ロジャースのすることに気まぐれはなく、必ず目的があるのだ。自分が笑いのネタになることで、多少なりともチームの結束に役立つかもしれないと。
「僕は身なりには構わないからね。トレーニングキャンプ中は髪もヒゲもボーボーに伸ばす。周りの緊張が和らげばそれでいい。これは僕の秘密だよ。あっもう秘密じゃなくなっちゃったけど。僕がとことん考えずに行動することはあまり多くない。気まぐれな人間じゃないんだ。2008年に人々がブレット・ファーヴでなく僕の変なヒゲのことを話題にしてくれれば、それは成功だろう。ある朝目が覚めて、今日はこれをやってみよう、なんてことじゃないんだよ」
◆ ◆ ◆
いつだってロジャースは魅力的な見せかけの笑顔を取り繕っていた。しかし心の中では、黙って耐えるサンドバッグの日々は終わりに向けてカウントダウンを始めていた。ボディブローを永遠に受け続けるつもりも、被害者であり続けるつもりも彼にはなかった。
「人々はさまざまな方法で僕の気持ちを苛立たせるものだ。一般的なのは僕とブレットを比べることだけど、それは気にならない。そうした比較に影響を受けることはまったくないよ。僕は彼になりたくはない」
「ただ、もう何もせず耐えてばかりはいられない、という気持ちになっていた。車のドアを開けて降りた瞬間に汚く罵られれば、そりゃあ傷つくよ。ずっと内に閉じ込めてきたけれど、すべてを内に抑え込むのは本当につらいものだ」
ようやく2008年シーズンが終わった。チームは6勝10敗と今ひとつだったが、彼はよいプレーをすることができ、少なくともQB交代の混乱を過去のものとすることができた。2009年に入ると、彼は自分のルールを変えた。「僕は本当に打ちのめされていた。チームメイトたちにどれだけ救われたことか。でも2009年になって僕は思った。『自分の人生を取り戻すんだ。自分の望む普通の暮らしを取り戻すんだ』 と」
「2008年はろくに何もできなかった。あまり出かけることもなかった。でも2009年になると、『チームが勝とうが負けようが、僕がよいプレーをしようがひどいプレーをしようが、僕は自分自身でいよう。行きたいレストランに行き、必要な店に買い物に行くんだ』 という気持ちになった」
こうして迎えた先発2年目の2009年シーズン、ロジャースのプレーは見事の一言だった。ファミリーナイトでのブーイングをいつか盛大なスタンディングオベーションに変えてみせる、という誓いを果たすこともできた。「あの役回りをアーロンほど見事にやってのけるヤツが他にいるとは思えないね。批判が彼をさらに刺激するんだと思う。彼はいつも怒りを秘めてプレーしていた」とRBライアン・グラントは言う。
◆ ◆ ◆
今では彼もファーヴの後任としてではなく、ひとりの一流QBとして見てもらえるようになった。これこそ彼の望んでいたことだ。力強く誇り高いフランチャイズのリーダーであり、カリフォルニア州チコの誇るべき息子であると、彼はほんとうに実感することができている。また彼は、さまざまな話題について積極的に発言することを自分に許すようになった。アーロン・キャンプマンと3-4ディフェンスの相性について発言したり、TVコメンテーターを批判して話題になったり、Twitterではファンに説教することさえある。(キャンプイン以後はTwitterを控えている)
彼はほとんど何事に対してもはっきりとした考えを持っている。今に始まったことではない。ただ、それを表に出すようになっただけのことだ。しかし話題は慎重に選んでいる。いまインタビューを受けている最中も、彼は先日のゴルフトーナメントでのエピソードをいったん話しかけて、そこでストップした。同情を買おうとしているように見られたくない、というのだ。
説得して無理に聞き出すと、次のような話だった。先週のタホでのゴルフの最中、あるファンが彼に食ってかかってきたというのだ。「以前彼のジャージにサインをしなかったから、お前は脚でも折っちまえ、ってね」と言うと、ロジャースは長いあいだ口を閉じた。ヤシの木の間を鳥が通り過ぎていくのが見える。やがて口を開いた。
「こんな出来事にどうして影響されずにいられる? 僕はものすごく影響されるよ。どうしてあれほどの厚かましさを持っていられるのか、僕には信じられない。そして彼がああ言えるのは、僕らの間にゲートがあって、僕が彼をぶちのめしたくても200人の目撃者がいるからだ。一般生活において、どんな種類の人間がそんなことを言えるんだろう? 僕が有名人で、訴えられるのが怖くて殴り返せないから、不適切なことを言ってもいいと?」
彼はサングラスを直したが、苛立ちは隠しきれていなかった。「僕が2008年の出来事を明らかにしたのも、同情を買うためじゃない。僕らだって人間だ、ということに気が付いてもらいたいからだ。こうしたことがいかに馬鹿げたことかと。僕はこれ以上、反撃もできないサンドバッグであり続けるべきじゃない、と思うようになった。誰かがきわめて不適当な発言をしたら、僕が反論できないなんて理由はない。本当に馬鹿げてる」
これで彼は話題を変えた。26歳のアーロン・ロジャースには話すべき話題が山ほどあるからだ。ソファーにくつろぎ、笑顔を見せ、リラックスしたものの、内心はそうでないことは明らかだった。彼はおそろしくタフで、どんな戦いにもひるむことはない。
CBチャールズ・ウッドソンは言う。「今もブレット・ファーヴびいきがいるのは無理もない。彼らはブレットへの忠誠心を示しているだけだからね。でもアーロンがプレーを始めてしまえば、そんなことは問題でなくなると僕には分かっていた。あれはもう終わったこと。完全に終わり。今はアーロンの時代だ」
2010年9月26日
- まずはケガ人情報。大量15人がインジャリー・リポートに載っている。
- LTチャド・クリフトン(ヒザ)はこの日の練習もほぼフル参加して"Probable"に。「先発LTはクリフトン」とコーチが繰り返していることと合わせ、ベアーズ戦の先発出場がほぼ確実となった。
- LGダリン・カレッジ(ヒザ)は1日休んだだけで復帰してフル参加。彼は2006年の入団以来欠場がなく、今回で67試合連続出場となる。木曜の練習ではNTラジが足元に乗り上げてしまったが、MRI検査の結果、腱にも軟骨にも問題はなかったとのこと。
- OL陣はけっきょく先週までと同じで、新人ブライアン・ブラガはLT/LGの控えを兼ねることになりそうだ。両スターターとも万全でないだけにリリーフ登板の可能性は常にある。
- DEライアン・ピケットは木曜の練習でハムストリングを痛めたが、出場は問題なさそう。
- 心配なのはOLBブラッド・ジョーンズ(ヒザ)。3日とも部分参加しているが本来の動きではなく、出否は直前ぎりぎりに決める見込み。OLBポピンガも万全ではないため、新人OLBフランク・ゾンボの出番があるかも。
- ベアーズのスターターで欠場はLTクリス・ウィリアムズだけ。RTフランク・オミイェルが左タックルに移り、控えのケヴィン・シェファーが右タックルに入る見込み。
- 最近は存在感が薄くなるばかりのTEドナルド・リー。Journal Sentinel紙は彼がアクティブ登録から外れてTEアンドリュー・クウォレスが入る可能性まで指摘している。じっさい今週の練習ではTEリーの出番が大幅に減らされたらしい。
- これまで2試合は新人CBサム・シールズが狙われることが少なかったが、ベアーズ相手ではそうはいかないのでは、という質問にジョー・ウィットCBコーチ。「まだ試練にさらされてないと言われるけれど、(彼のカバーした)WRリー・エヴァンズをオープンにしなかったのも事実。それがパスの来なかった理由の1つだ。試合のほとんどで、ヘルプなしで彼が1人でカバーした。(経験の浅い)シールズを保護する戦術は取らなかった。彼のよいところは、相手をアグレッシブに追いかけ回すことだ。エヴァンズをフィジカルに圧倒し、よいカバーをした。クレイ(マシューズ)に素晴らしいパスラッシュができたのも、レシーバーがオープンでなかったのが大きい。あの働きが毎週できるか? たぶん無理だろう。成長過程の苦しみはきっとある。しかし彼は今すでに、我々の求める仕事をやってのけるに十分な成熟をしている」
- 両軍ともパス攻撃が主体だけに、攻守ともパスプロ対パスラッシュが大きな焦点、という点で衆目が一致している。オフェンスではDEジュリアス・ペッパーズ中心のパスラッシュを止められるか、ディフェンスではベアーズの代役OTコンビをOLBマシューズが圧倒できるか。
- パッカーズとベアーズのライバリーは1921年以来でNFL最古。
- 両球団の対戦はなんと180回目。通算成績はパッカーズの82勝91敗6分け。
- パッカーズがこのシリーズで勝ち越していたのは実は1932年が最後(11勝10敗5分け)。ベーブ・ルースがリグレー・フィールドでのワールドシリーズで有名な予告ホームランを打った2か月後のことだ。(当時はベアーズの本拠地もリグレー・フィールド)
- GB@CHIがこれほど早い季節に組まれるのは1995年(第2週)以来のこと。過去6年間のGB@CHIはすべて12月または1月だった。
- 両球団のマンデーナイトでの対戦は10回目。パッカーズのマンデーナイトとしてはベアーズ相手がもっとも多い。これまでの対戦はパッカーズの5勝4敗。
- パッカーズのマンデーナイトゲームへの登場はこれで18年連続。現在それよりも長く続いているのはブロンコス(19年連続)だけ。
- すでに数球団の選手会が投票を行い、組合認証取り消し(Decertify)の権限を選手会本部に与える案をそれぞれ可決している。労使交渉においてオーナー側の最大の武器であるロックアウトを阻止するためには、選手会側は組合を解散した上でオーナー側を反トラスト法違反で提訴するのが有効な手段(解説記事1・解説記事2)。かならず組合を解散すると決まったわけではなく、こうして準備しておけくことで、伝家の宝刀を抜くぞとオーナー側に圧力をかけられるということらしい。労使協定が失効してからでは、その後6か月待たないと提訴できないため、シーズン中から手続きを進めておく必要がある。(英語記事)
- パッカーズ選手会はまだ投票を行っていないが、いずれ投票は行う、と代表のRTマーク・タウシャーは語っている。「最終的には32球団すべてで可決されるだろう」
| Green Bay Packers Injury Report |
| Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
Notes |
| Mike Neal |
DE |
Side/Rib |
△ |
× |
× |
Questionable |
欠場の方向 |
| Charlie Peprah |
S |
Quadricep |
― |
× |
× |
Questionable |
欠場の方向 |
| Brad Jones |
OLB |
Knee |
△ |
△ |
△ |
Questionable |
微妙 |
| Ryan Pickett |
DE |
Hamstring |
― |
△ |
△ |
Questionable |
出場の方向 |
| Korey Hall |
FB |
Hip |
× |
× |
○ |
Probable |
出場 |
| Tom Crabtree |
TE |
Arch |
△ |
× |
○ |
Probable |
出場 |
| Chad Clifton |
OT |
Knee |
△ |
○ |
△ |
Probable |
出場 |
| Daryn Colledge |
OG |
Knee |
― |
× |
○ |
Probable |
出場 |
| Cullen Jenkins |
DE |
Hand |
△ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
| Clay Matthews |
OLB |
Hamstring |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
| Brady Poppinga |
OLB |
Knee |
× |
△ |
○ |
Probable |
出場 |
| Desmond Bishop |
ILB |
Hamstring |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
| Brandon Underwood |
CB |
Shoulder |
△ |
△ |
○ |
Probable |
出場 |
| Charles Woodson |
CB |
Toe |
○ |
△ |
○ |
Probable |
出場 |
| Derrick Martin |
S |
Ankle |
○ |
○ |
× |
Probable |
出場 |
| Chicago Bears Injury Report |
| Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
| Chris Williams |
OT |
Hamstring |
× |
× |
× |
Out |
| Major Wright |
S |
Hamstring |
× |
× |
× |
Out |
| Israel Idonije |
DE |
Foot |
△ |
△ |
○ |
Probable |
| Lance Briggs |
LB |
Ankle |
× |
△ |
○ |
Probable |
| Brian Iwuh |
LB |
Quadricep |
△ |
△ |
△ |
Probable |
| Nick Roach |
LB |
Hamstring |
△ |
○ |
○ |
Probable |
| Probable |
: |
Virtual certainty that player will be available for normal duty |
| Questionable |
: |
A 50-50 chance will not play |
| Doubtful |
: |
At least 75 percent chance will not play |
| Out |
: |
Definitely will not play |
| |
|
|
| ○ |
: |
Full Participation |
| △ |
: |
Limited Participation |
| × |
: |
Did Not Participate |
| ― |
: |
Not Listed |
2010年9月25日
- 前日の練習でLGダリン・カレッジがヒザを捻挫。その日は数プレー休んだだけで復帰したものの、金曜の練習は完全に休んだ。「心配している。決して練習を休まないダリンが練習を休むのだから」とマッカーシーHC。LGカレッジ本人は、「大事なのはマンデーナイトであって今日じゃない。明日は練習できるよ」
- 注目のLTチャド・クリフトン(ヒザ)は練習にフル参加。「練習後に話したところ、調子はいいとのことだったので、あとは明日の様子を見たい。今日わたしは彼に注目していたが、よく動けていたと思う」とマッカーシーHC。本人は先日ビルズ戦で交代させられて以来、メディアの取材を受けていない。(もともと積極的に話す方ではない)
- LGカレッジ休養のため、この日はブライアン・ブラガが左ガードに。LTとLGの両ポジションの準備をしなければならないハメになった。
- DEマイク・ニール(わき腹)はこの日の練習に参加できず、NFL初出場がかなり遠のいた。「一歩後退があった。昨日はよい感じで練習を終えたのだが、今朝ドクターの診察を受けたところ、あまりよくなかった」とマッカーシーHCは説明している。
- 3番手TEトム・クラブトリーは足の甲を痛めて練習を休んだ。マッカーシーHCはクラブトリーに無理させるよりも新人TEアンドリュー・クウォレスを出場させる方に傾いている口ぶり。「クウォレスは準備ができている。出場に向けて毎週プッシュしてきている。キャンプ最後の2週あたりから本当によくなってきたし、アンドリューなら安心して実戦で使うことができる」
- CBブランドン・アンダーウッド(肩)は今季初出場の用意が整ったようだ。用心のために引き続きブレースを着けるが、可動域は100%に戻っている、と本人。状態が万全ならば、おそらくCBシールズに次ぐ4番手CB/ダイムバックとなるはず。「素早いフットワークは変わりないし、タフでフィジカルな選手だ。プレーするからにはしっかりタックリングできないといけない。たとえばWRヘスターは非常にフィジカルな選手だからね。腕が使えなければ彼をタックルできない」とジョー・ウィットCBコーチ。
- キャンプ終盤で新人CBサム・シールズにニッケルバックの座を奪われたCBブランドン・アンダーウッド。「サムはすごくいい仕事をしてるよ。このポジションに優秀な控え選手たちがいることは、チームにとってとても重要だ。このユニットはとてもいい状況にある」
- PUPリストにいる3選手のうち、現在もっとも100%に近いのはRBジェームズ・スタークス。第6戦が終わった10月18日に復帰が可能になるが、すぐにチームに貢献できるかどうか。「今はさらなる強化に取り組んでいるところ。どれだけの負荷に耐えられるか、すべてが100%なのか確かめている。でも状態はすごくいいと思う」
- パッカーズで2試合目を迎えるRBディミトリ・ナンスはプレーブック理解も進み、出番が増えるのは確実。「今週の練習では彼の出番を増やし、いろいろやらせてみているところだ。前のチームとは用語があまりにも違っているから苦労はあるだろう。それにブリッツ・ドリルでスピードに慣れること、そうしたことに取り組んでいる」とマッカーシーHC。
- ベアーズについてTEジャーマイケル・フィンリー。「ブリッツを多くしてマンカバーで来てくれるといいね。むこうは(特にフィンリーをダブルカバレッジせず)ストレートでくると僕は思っている。彼らは自分たちのディフェンスをするだろうし、僕をダブルチームしないと思う。もしダブルチームするなら、それを乗り越えて僕はよいプレーをしなきゃいけない。先週のダラス戦では、TEウィッテンをストレートに守り、特別な対策は取っていなかった。ただ僕とウィッテンではタイプが違う」
- 今季QBアーロン・ロジャースのパス配分は、WRジェニングスが15回、WRドライバーとTEフィンリーが12回ずつ、WRジョーンズが10回。「アーロンの立場にはなりたくないね。5人か6人の選手がみんなボールを欲しがってるんだ。みんなある程度はアンセルフィッシュだけど、それも試合でパスキャッチゼロに終わるまでだ」とWRジェニングスは笑っている。
- Journal Sentinel紙の調べによると、OLBクレイ・マシューズは今季すでに全スナップの42%でダブルチームされている。それをものともせず突破していくのだから手がつけられない。
- ベテランのコーディネーター同士だが、ドム・ケイパースDCとベアーズのマイク・マーツ新OCが対戦するのはこれが初めて。
- ラムズ時代にマイク・マーツHCの下でプレーしたDEライアン・ピケット。「僕らがQBにプレッシャーをかけられないと、セカンダリーに負担がかかることになる。QBカトラーへのプレッシャーが必要だ。ランを止めて、単調な攻撃に追い込まなければ。それができないと、プレーアクションからの5ステップドロップは守るのが難しくなる」
- 元パッカーズ選手の多いUFLオマハ・ナイトホークスの今季初戦は、終了直前のタッチダウンでハートフォード・コロニアルズに27-26の逆転勝利。後半にいったん13点をリードされたものの、残り06秒でQBジェフ・ガルシアからWRロバート・ファーガソンに劇的なTDパスが通った。RBアーマン・グリーンは12回49ydsとまずまず。オマハ出身の英雄だけに、地元の声援がひときわ大きい。観客動員はUFL記録の23,067人だった。
2010年9月24日
今週はロングウィークのため、この木曜日が最初の練習だった。
- ケガ人情報。
- LTチャド・クリフトン(ヒザ)はジョグ・スルーだけ参加。OLBブレイディ・ポピンガ(ヒザ)とFBコーリー・ホール(でん部)は休んでいる。
- DEマイク・ニール(わき腹)は部分参加。明日がフルパッド練習なので、そこでどうなるか。本人は「今週は必ず出る」と断言している。
- CBブランドン・アンダーウッド(肩)とILBデズモンド・ビショップ(ハムストリング)はフル参加。
- 上記ケガ人に交じって、CBアル・ハリス(ヒザ)もワークアウトに汗を流している。「非常によい動きだった。ただ、まだ100%のカットはやっていない」とある記者の目撃談。
- 今週のミーティングでは、新人たちのためにパッカーズとベアーズの長いライバル関係を解説する時間が設けられた。
- LTチャド・クリフトンについてマッカーシーHC。「これまでにも我々は同じことを経験してきた。彼が出場するためには、練習することが必要だ。そうして準備ができれば、彼がプレーする。そうでなければ、ブライアン(ブラガ)も我々は自信を持って送り出すことができる」
- LTブライアン・ブラガについてQBロジャース。「NFLで初めて長い時間プレーして良い仕事をしたことは、彼の自信になっただろうと思う。実を言うと、月曜にフィルムを見直していた時も、第2Qに彼が入ったことに僕は気が付かず、後半に入って初めて気が付いたぐらい。代役として入った若手選手のことを意識せずにいられるのは、とてもありがたいことだ」
- LTブラガはアイオワ大でのデビュー戦(2007年)がソルジャー・フィールドでのノーザン・イリノイ大戦だった。「僕は先発出場するつもりで取り組んでる。いつでもそうだ。毎週先発のつもりで準備し、もし本当に出場のチャンスが来るなら、それは僕にとってチャンスだ。先発左タックルはチャドだよ。ここの全員がそれを明確にしている。でも僕は毎週、『出場のチャンスが来るかも』 という気持ちでやっている」
- 新人DBたちについてマッカーシーHC。「CBサム・シールズもSSモーガン・バーネットも、開幕のフィラデルフィア戦よりバッファロー戦の方がよかった。今週はさらに進歩すると期待している」
- 今日はテッド・トンプソンGMがスカウティング旅行に出ていることに関連してマッカーシーHC。「2年前に彼がUSCを訪れたあと、クレイ・マシューズが特別な選手であることを興奮気味に話していたのを覚えている」
- 通算160サックの偉大なパスラッシャーであるケヴィン・グリーンOLBコーチがOLBクレイ・マシューズを絶賛。「彼は私よりもずっとアスレチックだ。3-4ディフェンスの歴史において、彼は本当に特別なアウトサイドLBだよ。以前にも言ったことだが、彼ほどオールラウンドな能力を持つアウトサイドLBを私は見たことがない。これまでにこのポジションをプレーした中で最高の選手だ」
- 先日、ILB A.J.ホークがグリーンベイ近郊の自宅を売りに出していることが明らかになり、開幕戦で出番がなかったこともあってファンの間で話題になった。「売りに出して2か月ほどだけど、ネットの不動産情報に最近載っただけ。ローラ(もうじき子供が生まれる)と僕はオハイオ(2人の故郷)に家を買いたいんだけど、同時に2軒持ちたくはない。こちらでは家を借りるつもり」と本人は説明している。
- キックオフリターンで現在NFL3位と好調なWRジョーディ・ネルソンについてマッカーシーHC。「今のキックオフリターンチームのスキームがジョーディのリターン・スタイルに合っているということもある。このオフシーズンに我々が調整してきた点の1つだ。彼は非常によい読みができているし、ブロッカーたちが昨年と比べて非常によい仕事をしていると思う。リターナーによって合うスキームというのはそれぞれ違う。ラン・オフェンスにおいて、ゾーンブロッキングに合うRBとそうでないRBがいるのと同じことでね」
- スペシャルチームの中核を担うSデリック・マーティンは、キックオフリターンについて次のように話している。「一番いいところは、まだウチは絶好調に達していないということだ。フィルムを見て勉強すると、TDまで持っていけそうなチャンスがあることがわかる。僕らは3月か4月ぐらいから、リターンチームのタイミングやテクニック向上に努力してきた。キックオフっていうのはタイミングとテクニックが全てだから。相手をある程度の時間ブロックできれば、ジョーディに穴を開けてやれる」
- Sデリック・マーティンによると、今年のマッカーシーHCはスペシャルチームのミーティングにすべて出席し、向上に取り組んできたとのこと。
- プラクティス・スクワッドの選手を入れ替え。OTクリス・キャンベルを解雇し、LBロバート・フランソワと再契約した。フランソワはつい1週間前にプラクティス・スクワッドから解雇されたばかり。
- Forbes誌の全米トップ大富豪400人に、北米メジャースポーツ13人のオーナーがランク入り。13人のうち11人がNFL のオーナーで、例によってシーホークスのポール・アレン(17位)がダントツのトップ。
- WRケニー・マッキンリー(DEN)の拳銃自殺に関連して、Denver Post紙ベテラン・コラムニストのウッディ・ペイジが、かつて自らがうつ病→自殺の瀬戸際で友人に救われた経験を振り返っている。必読。
- ILBニック・バーネットがリアリティ番組"LA Ink"に出演し、亡き父の面影を左腕にタトゥーに彫ってもらった。2004年に(乳がんで!)亡くなった父の思い出をリラックスして語っていて、とても好感が持てる。
2010年9月23日
- CBブランドン・アンダーウッド(肩)の負傷に関係なくCBサム・シールズが3番手CB/ニッケルバックだった、とジョー・ウィットCBコーチが明言。「ブランドンがケガをしていなくても、サムは今の位置だっただろう。ケガは何も関係ない。みなさんが勝手にそう思い、私が訂正しなかっただけ。誰も私に質問しなかったしね」とウィットCBコーチは笑っている。「サムが実力であの地位を勝ち取ったのであって、奪いたければ彼と戦って勝つしかない」
- 上記発言により、CBアンダーウッド復帰後もCBサム・シールズがニッケルバックを務めることが確認された。もし開幕2戦のプレー内容が期待外れだったら、ここまではっきり言わないはず。少なくとも、実戦で経験を積ませる価値のあるタレント、と判断しているのはたしかだろう。
- CBブランドン・アンダーウッドの現状についてウィットCBコーチ。「先週の練習ではブレースを着けて試運転したが、シカゴ戦に出るためには肩の可動域が先週より広がっていなければならない。フルスピードでヒットできるものと、こちらが信頼できていなければ。ドクターが許可を出すかどうかはまだわからない」
- 2試合連続3サックのOLBクレイ・マシューズがNFCディフェンス部門の週間MVPを受賞。パッカーズとしては先週のKクロスビー(スペシャルチーム)に続いて今季2人目の受賞となった。マシューズの評価はまさにストップ高で、全国メディアからのインタビューも相次いでいる。
- 開幕戦では人数不足で大変だったDLローテーションだが、ビルズ戦では通常の配分に戻った。NTラジ(40スナップ)、DEジェンキンズ(34)、DEピケット(29)、DEウィン(11)、DEウィルソン(8)となっている。「配分には満足してるよ。ギブスでプレーするカレン(DEジェンキンズ)に私は注目していたが、苦労する様子はなかった。後半になるまでは、先発組を下げる必要を感じなかった。点差が開いた後は、私はカレンに無理をさせたくなくなった。ただ彼らを下げるのは大変だよ。点差が開くと(無理なパスが増えて)パスラッシュのチャンスが広がるから、みんなプレーしたがるものだ。そこは気を付けないと。今回もみな試合から出たがらなかった」とマイク・ターゴヴァックDLコーチ。
- デビュー戦を待ち焦がれるDEマイク・ニール(わき腹)についてターゴヴァックDLコーチ。「ますます近づいてはいる。彼はキャリアを通してあまりケガをしたことがないんだ。 『パデュー大のコーチからは、練習を休んだことがないって聞いたぞ』 とからかったら、『コーチ、本当に休んだことないです。頭がどうにかなっちまいそう』 と言っていたよ(笑)。少々珍しいケガであるのは事実だし、ちゃんと治さないといけない。さいわい2勝0敗でこられたが、我々が彼の復帰を待ち望んでいるのはたしかだ」
- 3番手TEのトム・クラブトリーはパスキャッチこそないもののブロッカーとしての出番は多く、スペシャルチームでは出ずっぱりで活躍している。「彼はスペシャルチーム6ユニットのうち5つでプレーしている。今回はキックオフカバレッジでのタックルが2回あり、とても激しくプレーしていた。パントカバレッジも速いし、リターンゲームでも見事な働きをしている」
- FGトライ直前のタイムアウトは効果がない、という興味深い統計を Wall Street Journal 紙が示している。2000年以来、試合最後の2ミニッツおよびオーバータイムのFGトライにおいて、キック直前にタイムアウトをコールした場合のFG成功率は79.7%(もちろん蹴り直した方)。コールしなかった場合の成功率は77.3%。先日のテキサンズはタイムアウトを取って正解だったが、2008年のレイダーズはその逆を経験している。タイムアウトを取らなければ失敗だったのに、蹴り直させてジェッツに52ydsを成功させてしまった。
- RBライアン・グラントは足首にボルトを埋め込む手術を終えた。
- ロングウィークの今週はゆったりしたスケジュール。水曜昼には今季のチーム全体写真の撮影が行われた。(撮影風景)
- OLBシリル・オビオザーがカーディナルスから解雇。最終ロースターカットでパッカーズから解雇されたあとカーディナルスに拾われ、1試合に出場していた。
- 先日セインツと契約した元パッカーズのRBデショーン・ウィンが早くも解雇となった。
- NFL各球団の平均チケット価格のリストはこちら。パッカーズは「真ん中ぐらいが望ましい」という希望通り17位となっている。ただしこれはあくまで額面価格。パッカーズは毎年全一般席がシーズンチケットで売り切れているため、シーズンチケットホルダーでない我々一般ファンは、はるかに高い市場価格で入手するほかない。(EventUSA)
2010年9月22日
- 月曜のマッカーシーHC会見ではLTチャド・クリフトンの問題に質問が集中。先に要約しておくと、「スターターはLTクリフトンだが、次に出られるかどうかはわからない。LTブラガはよい仕事をした」ということ。
- 「チャド・クリフトンは今ちょうどヒザの治療を受けているところだ。(来週はマンデーナイトなので)1日遅い木曜の練習に準備が整うか様子を見るつもりだが、Dr.マッケンジーは確信が持てないと言う。本人は昨日より調子がよいようだ」
- 試合直後の会見での「よいようには見えなかった」という説明をもっと具体的に、という質問に。「体調がよいようには見えなかった、ということだ。チャドはずっとヒザに問題を抱えていて、我々は彼の体を元に戻す必要がある。その問題がプレーに影響を与えていたと思う」
- キャンプから休養日を多くしてきたが、Dr.マッケンジーによると彼の現状は? 「チャドは長いことプレーしてきて、両ヒザ・両肩とたくさんの手術を受け、他にも消耗している箇所がいくつかある。それに合わせて扱わなければならない、と我々は感じているだけだ。(メディカル・スタッフは)新しいやり方も試しているし、できればシカゴ戦に間に合ってほしい。それ以外に特に話すことはない」
- 100%に回復するまで待つべきでは? 「100%とはなんだろう? これはナショナル・フットボール・リーグだ(100%の選手などいない)。ウチのメディカル・スタッフは長いこと付き合って彼の体を知り抜いているし、彼の準備ができたとなれば、我々は彼を出場させるだろう。彼がウチの先発左タックルだ。今は医学的に苦しい状況にあるだけだ。我々はブライアン・ブラガの用意もさせてきた。昨日の出場機会にはよいプレーをしたと思う」
- 今回のような流れはNFLじゅうでよくある。ベテランのプライドに配慮するのが定石だが、本当にケガが治ったときに先発の座を取り戻せるかどうかは別の話だ。
- 第2Q半ばから出場したLTブライアン・ブラガはフォルススタート以外にミスが1つもなく、サックもQBヒットも許さなかった。ランブロッキングではもとよりクリフトンよりずっと強力。新人が入ったからといってゲームプランを調整することもなかった。ただ、一流パスラッシャーとは言えない相手との1on1が主体で、ブリッツやスタントなど応用問題が少なかったのは事実。
- LTブラガについてジェームズ・キャンペンOLコーチ。「初出場にしてはとてもよい仕事だった。(フォルススタート以外に)メンタルエラーが1つもなかったし。もし混乱したときには、経験豊富なダリン(LGカレッジ)のような選手が横にいるのは安心だが、混乱するようなことは一度もなかったし。本当によい仕事をしたよ」
- Journal Sentinel紙のボブ・マッギン記者によれば、試合中に「LTクリフトンの様子がどうもよくない」とラインの仲間がコーチに伝えたらしい。
- ビルズ戦で負傷したOLBブラッド・ジョーンズ(ヒザ)とFSニック・コリンズ(股関節屈筋)は次の出場は大丈夫そうだが、木・金と大事を取るかもしれないかもしれない、とマッカーシーHC。他の新規ケガ人は問題なさそう。
- ギブスを着けてのプレーについてDEカレン・ジェンキンズ。「(左手でつかめない分)フットワークに集中しなくちゃいけない。ベストなポジションにいるためには、相手のブロッキング・スキームを素早く認識しなくては」
- DEジャリアス・ウィン(先日再契約)とDE C.J.ウィルソン(7巡ルーキー)は今季初出場を果たした。スナップ数ではウィン(11)がウィルソン(8)より多かったが、プレー内容は新人ウィルソンの方が上。最後のシリーズで2回QBプレッシャーをかけることができた。
- 2試合で6サック、12プレッシャーを挙げているOLBマシューズと比べ、大人しいのがOLBブラッド・ジョーンズ。ラン守備ではよく踏ん張っていたが、パスラッシュではプレッシャーゼロに終わった。
- 新人SSモーガン・バーネットはパス守備はアグレッシブだが、ランサポートの方でミスや思い切りのなさが目立つ。そのせいか、今回ケイパースDCは全体の半分ぐらいでセーフティの位置を入れ替え、FSコリンズはスクリメージ近くで、SSバーネットに後ろを守らせていた。
- 相手エースWRリー・エヴァンズ(ウィスコンシン大)はパスキャッチゼロ。CBトラモン・ウィリアムズとCBサム・シールズのどちらかがカバーすることが多かった。
- 第1Q末のTDシリーズ、マッカーシーHCはWRジョーンズの足がインバウンズだったとチャレンジして失敗。「拙いチャレンジだった。私はすべきじゃなかった。ヘッドホンからの声はアウトオブバウンズだと言っていたのに、よくないアドバイス(観客の声か?)の方を受け入れてしまった。クロックが6秒まで来ていたので決断したが、それなら単にタイムアウトを取るべきだった」
- 開幕戦と比べてよくなかったPティム・マステイのパントをショーン・スローカムSTコーチが分析。「ストライドが少し大きくなりすぎて、ドロップの位置がずれたパントが2回ほどあった」
- 先日のHOU@WASののオーバータイム、レッドスキンズがサヨナラ52ydsFGを成功したと思われたが、寸前でテキサンズがタイムアウトを取っていた。蹴り直しは失敗してしまい、逆にテキサンズがサヨナラFGで勝利した。スローカムSTコーチは次のように語っている。「(直前のタイムアウトが)ルールの範囲内であるなら、我々はそれに対処できなくてはならない。バッターボックスに入るバッターのようなもの、といつもキッカーに言っている。ピッチャーが一塁にけん制したりマウンドを外したりすれば、バッターも外す。また構えるときは、準備ができていなければならない。キッカーも同じことだ。大事なのは、完全に打席を外して最初からやり直すこと。すべては一連のプロセスだから」
2010年9月21日
- ハーフタイムで選手たちに向かい、マイク・マッカーシーHCが前半の出来を評したのが "Flat and Sloppy" だった。Flatは「気の抜けたような」「気合の足りない」といったニュアンス。Sloppyは「雑な」「いいかげんな」「ミスの多い」といった感じ。多彩な放送禁止用語をまじえた激しい叱咤に応え、後半のパッカーズは見違えるようなプレーをした。「あの前半はウチのプレーのやり方ではなかった。そしてハーフタイムで我々はそのことを選手たちに伝え、選手たちはそれに応えてくれた」とマッカーシーHC。
- マッカーシーHCの怒りについてILBニック・バーネット。「ハーフタイムでロッカールームに引き上げてくるとき、コーチ・マッカーシーの顔色を見ただけでわかった」
- DEライアン・ピケット。「こういう風にして相手チームを圧倒しなきゃいけない。最初はむこうもハードに頑張ってくるが、圧力をかけ続けていけば最後には相手が折れてしまう。今日は試合を通してそれができたと思う。最後はこちらのタレントが圧倒した」
- 今週の注目はなんといっても左タックルの交代劇。我々はブラガ時代の始まりを目撃したのだろうか。
- 下記のようにコーチは明言を避けているものの、LTチャド・クリフトンがサイドラインに退いたのは新しいケガではなく、基本的にプレー内容によるもの。代わったLTブライアン・ブラガの出来がよかったので、これでスターター交代となってしまう可能性は十分ある。「サラリー$7.5ミリオンの控えOL誕生か」という記事が出るのは無理もないが、このために1巡指名でLTブラガを獲ったのだから。
- 「チャド・クリフトンは先週2回練習できなかったように、ずっとヒザに問題を抱えている。完全に回復したようには感じられなかったので、ブライアン(ブラガ)を投入することが重要だと私は思った」とマッカーシーHCは曖昧な受け答え。恒久的な先発交代なのか、と聞かれると、「今日のクリフトンは健康には見えなかった。先週のフィラデルフィアでも苦しみ、だから今日ブライアンをプレーさせた。明日朝に評価を行い、来週のプランを決める」
- 良いプレー内容だったLTブライアン・ブラガだが、コメントはかなり殊勝。「とくに新人としては、地に足をつけておくことが大事だ。どんな順位でドラフトされようと、(おごらず)謙虚でいなければ。ぼくはまだ学んでいる最中。クリフトンとタウシャーという偉大なタックルのいるチームに加わり、僕は彼らから学ばなきゃいけない。入団したときからそうしているし、今後もそうするつもりだ」
- 自身のプレー内容についてLTブラガ。「落ち着いてプレーできたし、まずまずだったと思う。フォルススタートはやってはいけないメンタルエラーだけど、修正可能な失敗だ。テープを見て問題点を探し、それを直していきたい」
- QBアーロン・ロジャースは前半のQBレーティングが72.4。後半は152.7。
- 「ハーフタイムにはいろいろな言葉が交わされたけれど、結局は僕らのエクセキューションの問題だ。第2Qは3rdダウンを成功できず、いいプレーがひとつもできなかった。第3Qに入ると、ディフェンスが(INTを奪って)僕らによいフィールドポジションを与えてくれて、僕らもよいエクセキューションができた」
- 「先週言ったように、あれほど出来が悪いと、後は上に上がるしかない。自分としては今日は判断のよいゲームができた。スローイングそのものについては、どうしてかわからないが、しっかりしたスパイラルが投げられなかったパスが数回あったのが残念だ。でも後半は自分の力が出せたと思うし、本来のリズムでプレーできた」
- スクランブルでTDランを決めたが、ランボーリープは高さが不十分。「これが3回目のランボーリープだと思うけど、かなりひどい出来だった。サイドラインでみんなにいろいろ言われたから、『いいか、僕は疲れてたんだ。長いランでふくらはぎがつってしまったし、あそこの壁はすごく高い』って。(改修前の)2005年にはRTタウシャーが(エリジブルレシーバーで)TDパスを捕って、リープしようとした場所だ。反則で取り消しになったけど。あまりアスレチックでない僕らでもジャンプできるよう、また低い部分を作っとく必要がある」
- ハードカウントは効果的で、ビルズのオフサイドを3回(うち2回は最初のドライブ)を誘っている。オフサイドがなくても、相手パスラッシャーを慎重にさせる効果や、ブリッツァーの有無を判断しやすくなる利点もある。
- 厳しい言い方をすれば、RBブランドン・ジャクソン(11回29yds)ではやはりRBグラントの穴は埋まらない、と言われても仕方のない成績だった。「穴に飛び込むタイミングが必ずしもよくなかった。もっといいタイミングで飛び込み、もっとアグレッシブに行かなければ。慎重にブロッキングを読もうとしすぎたように思う。たしかに、いつも穴が開いていたとは言えない。ふさがっていたことが多かった。でもフィルムを見てそこから学ばないと」
- ランニングゲームについてマッカーシーHC。「"RB by committee"(突出したエースRBなしでグループ運用)ではRBがリズムをつかむのが難しい面もある。それは理解できるが、我々は今後もこれを続け、ラッシング回数を分け合っていくつもりだ」
- FBジョン・クーン。「むこうはまずパスを止めに来ていた。それは明らかだったし、今後も対戦相手はそうしてくるだろう。だから僕らが頑張れるチャンスが必ずあるわけだよ。まだ向上の余地はある」
- 初先発のFBクイン・ジョンソンは、最初のシリーズの3rdダウン1で11ydsパスキャッチを決め、これがキャリア最長。短い3rdダウンでFBへのパス(チェックダウンでなく決め打ち)は、第2QにもFBクーンへのパス(落球)があった。
- TEジャーマイケル・フィンリーはいかにも彼らしいコメント。「後半は本来の姿に近いオフェンスができた。でも本当の僕らはこんなものんじゃない。僕らは偉大なオフェンスを作ろうと努力しているんだ。パス300yds以上のね。今日の程度のパフォーマンスのためじゃない」
- TEフィンリーをダブル(またはトリプル)チームで徹底マークしてきたイーグルスと違い、Journal Sentinel紙によれば今回ビルズは全体の50%でTEフィンリーにシングル・カバレッジを使ってきた。4キャッチという数字は先週と同じだが、34、32、22、15ydsと長いパスばかりで、すべて得点シリーズ。「マンカバレッジ多用は僕は全然予想していなかった。オープンになるスペースがたっぷりあった。マンで来るなら、僕は脅威になる。相手にはその代償を払わせないと」
- 昨季100ydsラッシングをわずか4回しか許さなかったパッカーズのラン守備だが、今季はこれですでに2回。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は、第3QのILBチラーのインターセプト。ビルズの1バック・4WRのショットガン隊形に対し、パッカーズは1DL(DEジェンキンズ)・5LBの"サイコ"パッケージから5人がパスラッシュした。左サイド(BUFの右サイド)に集中しているように見せ、実はOLBマシューズをカバレッジに下げ、CBウッドソンを含めて右サイドからブリッツが殺到する。ILBバーネットの後に続くようにラッシュしたILBホークがラインを突破し、QBエドワーズにプレッシャー。かろうじてボールを投げたQBエドワーズだが、コントロールが狂ってWRの手を弾き、インターセプトに。
- 今季リーグダントツの6サックを挙げているOLBクレイ・マシューズ。「少し自由に動き回ることをケイパースDCが許してくれてるからね。おかげで僕は自分の能力を最大限に活かすことができる」
- OLBマシューズについてQBロジャース。「彼がウチのチームにいてくれてよかったよ。去年も今年もキャンプの多くを休んだことで、僕らは散々彼をからかってきたんだ。でも彼のプレーにはみんなが喜んでる」
- 開幕戦で出番をもらえなかったILB A.J.ホークだが、チーム最多タイの9タックルを挙げるなど、今回のプレー内容はかなりよかった。ラン主体のビルズとあってほぼフル出場し、ニッケル隊形(相手は3WR隊形でもラン多用のため、ラン特化型のニッケル)でもサイドラインに下がらなかった。QBヒットも2回あり、うち1回が後半最初のILBチラーのインターセプトにつながった。
- ILBホーク多用についてドム・ケイパースDC。「あちらは3WRセットでも2バックを用いるなどランプレーが多いので、こちらはランを止められる強さが必要だった。(ILBチラーでなく)A.J.を入れた5DBのニッケル隊形の方が、ランを止めるにはよいと感じた」
- 今回よかったとはいえ、来週のベアーズ戦では再びILBホークの出番が減るかもしれない。「今の僕の状況では、それが現実だ。ただ、誰かに自分の力を証明する必要がある、という風には思っていない。そんな気持ちでは自分のプレーのためにならないし。チームのためにも、僕が最高のプレーをする必要がある」
- ILBブランドン・チラーはNFL通算91試合目で実はこれが初めてのインターセプト。「これまでもボールに手を触れるチャンスはたくさんあったんだけど、実際に捕るのはこのリーグでは容易じゃない。ウッド(ソン)のような選手は簡単にやって見せるけれど、見た目ほど簡単じゃないんだ。でもほんとうれしいね」
- 新人SSモーガン・バーネットはもちろんNFL初インターセプト。キャッチの瞬間にハードヒットしながらボールを奪い取ってしまった。「あのインターセプトはものすごいプレーだった。超ビッグプレーだよ。彼にならああした仕事ができると思っていたし、本当に手と目の連携がいい」とケイパースDC。
- 骨折した左手をギブスで固めてのプレーについてDEカレン・ジェンキンズ(3タックル・1サック)。「先週よりずっと楽だったよ。タックリングやボールへのパンチに利用できそう、と思えるほどだった。先週は左手を振ることも躊躇するぐらいだったことを考えると、今回はずっといい」
- ビルズのパスydsのネット(ヤーデージからサック後退分を差し引く)はわずか62ydsで、パッカーズとしては2006年第16週MIN戦(27yds)以来の好成績だった。
- マンデーナイト前の仮順位だが、パッカーズのキックオフリターン平均31.0ydsはNFL4位。パントリターン平均8.0ydsはNFL14位。
- スペシャルチームのカバレッジユニットでは、RBジャクソンやFBクーンはオフェンスで重要になったため外れ、FBホールもケガで欠場。そのためFBクイン・ジョンソンなど不慣れ選手たちが加わっている。「とくにキックオフカバレッジでは3人が入れ替わって、新しく入った選手は必要なレベルのプレーができていない。FBジョンソンが来週もプレーするなら、もっと向上しないと」とショーン・スローカムSTコーチ。
- CBとして出番のなくなったCBパット・リーだが、スペシャルチームで大ポカの反則。パントカバレッジのガンナーとしてアウトオブバウンズにいったん押し出され、戻った彼が最初にボールに触れたためだ。せっかくラッキーバウンドで50ydsパントとなったのに、相手リターナーが見送って止まったボールをみなで取り囲み、CBリーが拾い上げてしまった。蹴り直しのパントはGB陣まで好リターンされたが、さいわい相手反則のおかげで前半最後に失点を逃れることができた。
- CBリーの反則についてスローカムSTコーチ。「本人も反則ということは知ってる。選手たちの話によると、審判のホイッスルが鳴ったように聞こえ、それでボールを拾い上げてしまったのだという。自分がボールに触れてはならないことは彼は認識していた」
- 必ずしもホーム勝率の高くないマッカーシーHCだが、ホーム開幕戦に限れば4連勝を達成。5連勝以上となると初代カーリー・ランボー時代にさかのぼらなければならない。
- ホームゲームでターンオーバーを奪ってその後得点したのはこれで11試合連続。1957年にランボーフィールドができてから最長の記録だ。見た目ほど簡単ではなく、ロンバルディ時代の1960年と1961年に7戦連続が1回ずつあり、その後は1999年から2000年にかけて5戦連続があっただけ。
2010年9月20日
| |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
| Bills (0-2) |
0 |
7 |
0 |
0 |
7 |
| Packers (2-0) |
13 |
0 |
14 |
7 |
34 |
天気は晴れ、気温は14℃。パッカーズは前半オフェンスが攻めきれずに嫌な雰囲気だったが、後半に入ると2つのターンオーバーを活かして3タッチダウンを奪い、ホーム開幕戦を大勝で飾った。オフェンスではTEフィンリーが4回103yds、ディフェンスではOLBマシューズがまたも3サックの大活躍で勝利に大きく貢献した。
第1Qは攻守とも好調で13点リードしたパッカーズだが、第2Qに入るとラン守備が苦しんで追い上げを許す。しかし後半最初にILBチラーがインターセプトを奪うとパスオフェンスも調子を上げ、3シリーズ連続タッチダウンを奪って勝負あり。大差がついた後もビルズはラン攻撃中心で、順調に時間が流れて試合終了。
LTクリフトン(左ヒザ)が第2Q途中で退き、代わったLTブラガがよく頑張った。LTクリフトンのヒザは急に悪くなったわけではなく、以前から悪かった箇所とのことなので、プレー内容を見て交代させただけかもしれない。NTラジとOLBジョーンズがともに軽いヒザの負傷でいったん退場したが、ぶじ復帰している。
第1Q
- GB陣34から。WRドライバーへの13ydsパス、RBジャクソンの6ydsラン、FBクーンの3ydsラン、FBクイン・ジョンソンへの11ydsパスでFG圏内へ。オフサイドなどで3rdダウン3、WRジョーンズへのパスは通らず。44ydsFGで3点先制。
- RBリンチのランが2回止まって3rdダウン9、サック(OLBマシューズ)が決まってパント。
- BUF陣49からのチャンス。WRドライバーへの7ydsパス、TEフィンリーへの34ydsパスで一気にゴール前8ydsへ。しかしTDパスは通らず、24ydsFG成功。
- BUF陣31から。RBリンチの5ydsラン、サック(DEジェンキンズ)、RBジャクソン落球で3&アウト。
- WRドライバーへの11ydsパス、新加入RBディミトリ・ナンスの4ydsラン、RBジャクソンの4ydsランで3rdダウン2、TEフィンリーへの32ydsパスでBUF陣20へ。3rdダウン10から12ydsのQBスクランブルで1stダウン。RBジャクソンの3ydsラン、WRジョーンズへの4dysパスでゴール前1ydsに迫り、最後はRBジャクソンが1ydsTDラン成功。
- RBリンチの14ydsランで初1stダウンを取って第2Qへ。
第2Q
- RBリンチのラン2回で3rdダウン2、RBスピラーへの7ydsパスでフィールド中央へ。RBリンチの11ydsラン、パスインターフェア24yds(CBウッドソン)、RBフレッド・ジャクソンの10ydsランでゴール前3ydsへ。最後もRBジャクソンが3ydsTDラン。
- 好リターンでGB陣40から。WRジェニングスへのパスは2ydsロス、RBジャクソンの2ydsラン、フォルススター(LGカレッジ)、パス失敗で初の3&アウト。
- BUF陣28から。WRパリッシュへの13ydsパスで1stダウンを取るが、インテンショナルグラウンディングがあって3rdダウン13、RBスピラーへのスクリーンパスは4yds止まり。
- GB陣16から、RBジャクソンの4ydsラン、FBクーンの3ydsランで3rdダウン2、FBクーン落球で3&アウト。
- BUF陣31から。RBジャクソンの6ydsラン、3ydsラン、WRパリッシュのエンドアラウンド4ydsで1stダウン。ワイルドキャットからRBジャクソンが4ydsラン走って2ミニッツ。3rdダウン6からWRジョンソンへのパスは3yds止まりでパント。
- 相手パント前もタイムアウトを取らず、GB陣20からラン1回で時計を流して終了。
第3Q
- BUF陣26から。TEステューパーへの9ydsパス、RBリンチの3ydsランで1stダウン。3rdダウン8からILBチラーがインターセプトし9ydsリターンでBUF陣39へ。
- 3rdダウン7となるがWRジェニングスへの17ydsパスで1stダウン。WRネルソンへの11ydsパスででゴール前8ydsへ。3rdダウン7となるが、WRドライバーに7ydsTDパス成功。
- BUF陣28から、RBリンチの4ydsラン、サック(OLBマシューズ)で3rdダウン18、RBスピラーへのスクリーンパスは3ydsどまり。
- GB陣36から、FBクーンの7ydsラン、WRネルソンへの15ydsパス、TEフィンリーへの22ydsパスでFG圏内へ。FBクーンの3ydsラン、RBジャクソンへの8ydsパスでゴール前7ydsへ。WRジョーンズがファンブルするがRBジャクソンがリカバー(3ydsロス)。QBロジャースがスクランブルで10ydsTDラン。
- 好リターンでBUF陣38から。ラン2回で3rdダウン4、WRジョンソンに15ydsパスが通って最終Qへ。
第4Q
- パスキャッチしかけたWRパリッシュからSSバーネットがボールを奪ってインターセプト。
- GB陣48から。フォルススタート(LTブラガ)などで3rdダウン15、TEフィンリーに15ydsパスが通って1stダウン。FBクーンの10ydsランのあと、WRジョーンズへ30ydsTDパスが決まって27点差。
- RBスピラーのビッグリターンでBUF陣49から。WRパリッシュへの21ydsパスの後が続かず、4thダウン11からサック(OLBマシューズ)。
- GB陣39から、フォルススタートの後でWRジェニングスに21ydsパスでBUF陣へ。ラン2回で3rdダウン6、WRドライバーに通らずパント。
- RBジャクソンの5ydsラン、7ydsスクランブルで1stダウン。TEストゥーパーへの5ydsパス、RBジャクソンの11ydsラン、3ydsロス、WRジョンソンへの12ydsパス、FBマッキンタイアの2ydsランでさらに1stダウン。RBスピラーの3ydsランで2ミニッツ。BUFホールディング、RBスピラーへの6ydsパスで4thダウン11、QBスクランブル不発でギャンブル失敗。
- ニーダウン2回で試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは19/29、255yds、2TD、0INTでレーティング116.3。
- 前半は先週と同じようにミスが多かったが、後半はほぼ完ぺきだった。
- 前半は8/16、110ydsのレーティング72.4。 後半は11/13、145yds、2TDのレーティング152.7。
- 第3Qにはスクランブルで9ydsのTDラン。しかしランボーリープはヒップまで上がり切らず、ぶら下がり型の失敗リープになってしまった。(ビデオ)
- 被サックゼロが嬉しいところ。昨季はプレーオフを含めて2回しかなかった。
- チームラッシングは27回97yds(平均3.4)、2TD。(QBスクランブル含む)
- 先発昇格のRBブランドン・ジャクソンは11回29yds(平均2.6)、1TD。レシービングは10ydsのナイスプレーがあった。思うようには走らせてもらえなかったが、1ydsTDラン(ビデオ)は倒れそうになりながらよく踏ん張った。
- FBジョン・クーンは9回36yds(平均4.0)。そのうち後半は6回27yds(平均4.5)。オフェンシブラインが大きな穴を開けてくれた。過去2シーズンはキャリー8回ずつだったので、それを上回るキャリー数を1試合でこなしたことになる。
- 新加入のRBディミトリ・ナンスは2回6ydsと試運転程度。来週はもっと増えるはず。
- 欠場のFBコーリー・ホール(でん部)に代わってFBクイン・ジョンソンが先発出場。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRグレッグ・ジェニングスは3回36yds。第3Q最初のシリーズでの地面すれすれの17ydsキャッチがドライブを救い、結果として大勝につながった。
- WRドナルド・ドライバーは4回38yds、1TD。(ビデオ)
- WRジェームズ・ジョーンズは3回32yds、1TD。(ビデオ)
- WRジョーディ・ネルソンは2回26yds。
- TEジャーマイケル・フィンリーは4回103ydsの大活躍で、実質エースレシーバー。34、32、22、15ydsと長いパスばかりだった。
- 先発OL陣は今回もLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー。2戦続けてT.J.ラングが登録から外れ、控えOLはT/GブラガとC/Gスピッツだけだった。
- 第2Q途中からLTブラガがLTクリフトンに代わって登場。ただのケガというより、「ヒザの持病のせいかプレー内容が悪い」という流れかもしれない。本人もフィルビンOCも試合後にはインタビューを避けている。
- 被サックはゼロ。ブリッツのピックアップを含め、パスプロテクションがよく頑張った。
- トータルオフェンスはパッカーズ346ydsに対してビルズが186yds。ビルズは前後半とも93ydsずつだった。
- タイムオブポゼッションはパッカーズが30分56秒。点差が開いた後もビルズがランプレーを減らさなかったため、差が開かなかった。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが7/12の58%と申し分なし。ビルズは4/12の33%。
- オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。FBクーンとWRジョーンズがファンブルを犯したが、幸運にもこちらが押さえることができた。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは2つで、どちらもインターセプト。
- 第3Qのインターセプトは、プレッシャーのかかったQBエドワーズがコントロールミス。手を伸ばしたWRジョンソンがボールを弾き、よいところにいたILBチラーが地面スレスレでナイスキャッチ(ビデオ)。直後にオフェンスがTDドライブを成功させ、あとは一方的になった。
- 第4Q最初のインターセプトは、1ステップドロップのクイックパスにSSバーネットが素早く反応、WRパリッシュがキャッチしようとした瞬間にヒットし、ボールを地面に落とさず確保してしまった(ビデオ)。めでたいプロ初インターセプト。
- ディフェンスでは開幕戦と同じくDEニールとCBアンダーウッドが欠場し、7巡ルーキーのDE C.J.ウィルソンと再契約間もないDEジャリアス・ウィンが今季初出場。
- パス守備はQBトレント・エドワーズを11/18、102yds、0TD、2INTのレーティング37.0と申し分なし。最長がわずか21yds。第2QにCBウッドソンの24ydsパスインターフェアがなければ完璧だった。
- パッカーズ守備のサックは4回40yds。OLBマシューズがビルズの弱体OL陣を圧倒し、2試合連続の3サック。DEジェンキンズが1サック。
- サックのうち2回は1DL・5LBの"サイコ"隊形によるもの。
- ラン守備は32回124yds(平均3.9)。前半は手こずって17回82yds(平均4.8)を許したが、後半は15回42yds(2.8yds)と立て直すことができた。
- 反則は6回49yds。CBウッドソンのパスインターフェアが24yds、オフェンスのフォルススタートが3回(LGカレッジ、LTブラガ、RBナンス)、スペシャルチームの反則が2回。ビルズの反則は4回35ydsと少なかった。
- キックオフリターンはWRジョーディ・ネルソンが2回平均30.5ydsと今回も好調だった。
- パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズが3回平均7.3ydsと可もなし不可もなし。
- Pティム・マステイのパントは3回平均40.3yds、タッチバックがあったためにネット平均33.7ydsだった。50ydsのナイスパントがカバレッジチームの反則で蹴り直しになったのは気の毒。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは44ydsと24ydsを2本とも成功。今季2試合で4/4。
- カバレッジチームはC.J.スピラーのキックオフリターンを6回平均29.0yds。クイックな動きを捕まえきれず41ydsリターンを許したのだけが惜しかった。WRロスコー・パリッシュのパントリターンは1回0yds、フェアキャッチ1回、タッチバック1回。
- ケガ人は以下のとおり。
- OLBブラッド・ジョーンズは第1Qにヒザを負傷して退場したが、すぐに復帰。
- LTチャド・クリフトンは持病の左ヒザの問題で第2Q途中で交代。(プレー内容の問題かも)
- NT B.J.ラジは第3Q途中で左ヒザを負傷して退場したが、次のシリーズで復帰。
- 終盤にFSニック・コリンズがでん部を負傷した模様。
- アクティブ登録から外れたのは、FBホール(でん部)、TEクウォレス、T/Gラング、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド、DEニール(わき腹)、ILBビショップ(ハムストリング)、CBアンダーウッド(肩)。
- 2試合連続で3サックを挙げたのは今回のOLBクレイ・マシューズが球団史上初とのこと。
- Alumni Weekendのため、ハーフタイムにはOBたちを紹介。やはりQBバート・スターへの歓声がいちばん大きい。(写真)
2010年9月18日
- 馴染みの少ないAFC球団との対戦とはいえ、ドム・ケイパースDCは2006年から2年間ドルフィンズ、2008年はペイトリオッツにいたため、ビルズの知識は多少はある。「それに2008年はチャン(ゲイリー)がOCだったチーフスと対戦しているしね。長年相手コーディネーターを研究していると、かなり感触はつかめているものだ。今回の彼は率いる選手が違うわけだが、コンセプトの一部は同じだろうし。それに彼とはピッツバーグで一緒に働いたこともある。長くこの商売をやっていると、たくさんのコーチと一緒に働いた経験があるものだ」
- ドム・ケイパースDCは開幕戦のパスプレー44回のうち、ブリッツを8回(18.2%)しかコールしなかった。6人以上のラッシュはゼロ。4人ラッシュが29回、3人ラッシュが7回。後半からQBヴィックがフルタイムでプレーしたため、ブリッツで潰しにいくよりコンテインすることに重点を置いたのかもしれない。CBウッドソンのブリッツは5回あったが、CBウィリアムズとSSバーネットはわずか1回ずつ。FSコリンズにいたってはゼロだった。
- SSモーガン・バーネットについてダレン・ペリーSコーチ。「彼のフィジカルなプレーについては私は心配していないし、ディフェンスの誰も心配していない。開幕戦でのプレーがためらいがちだった、という批判はよく承知している。臆病だったとは私は思わないが、慎重だった、ということはたぶん言えるだろう。私は彼にもっとアグレッシブに行ってほしい。もう少しばかり無鉄砲な感じがほしい。そして、彼はきっとそうなってくれるはずだ」
- 開幕戦でCBチャールズ・ウッドソンは、RBバックリーの倒れ際に鋭く平手でボールを叩き出した。あまりにも地面すれすれだったので、放送席もファンも「先にダウンしたのでは?」と最初は思ったほど。「僕らはあの技を"ウッドソン・ムーヴ"と呼んでるんだ。僕はいつもトライするんだけど、うまくいかない。普通は、『タックルを確実にしてからボールを狙え』 と教えられるよね。でも彼はそれをほとんど同時にやってのける」とSデリック・マーティン。
- ILB A.J.ホークについてウィンストン・モスILBコーチ。「彼の態度はパーフェクトだよ。フラストレーションは微塵も感じられない。素晴らしいプロだ。内心でどう感じていようと、これ以上望めないほどの取り組み方だ」
- DEジャリアス・ウィンは最終ロースターカットで解雇された際に、「ちゃんと体を作っておけ。またパッカーズに呼び戻す可能性はかなりあるから」とターゴヴァックDLコーチに言われたとのこと。
- 入団間もないRBディミトリ・ナンスがいきなりゲームで貢献できるのか、という質問にマッカーシーHC。「その質問には私は答えられない。ベネットRBコーチから聞いた限りでは、彼は非常に聡明な若者だ。使う用語が全く違うチームから移ってきたが、それでもフットボールに変わりはない。もし彼を起用するとしたら、彼のためのパッケージを使うことになるだろう」
- 元パッカーズのRBアーマン・グリーンがロッカールームを訪問し、後輩たちと談笑した。居合わせた記者が質問すると、「契約のためじゃなく、他のOBたちと "Alumni weekend" を楽しむために来ただけ」と説明している。「UFLのオマハ・ナイトホークスでは楽しんでやってるよ。NFLから声がかかれば契約は可能だ。QBだけはシーズン中にNFLと契約できないルールになっているけど」
- パッカーズとビルズのかかわりについて。
- 昨年パッカーズのプラクティス・スクワッドからビルズに移ったQBブライアン・ブロームは3番手QB、OTジャマーン・メレディスは2番手右タックルとデプスチャートにリストされている。
- ビルズのチャン・ゲイリー新HCは2002年から2007年までジョージア工科大のヘッドコーチを務め、勧誘のためSSモーガン・バーネットの自宅を訪れたことがある。
- 2006年から3年間パッカーズのDCだったボブ・サンダースは現在ビルズのOLBコーチ。ジョージ・コーテズQBコーチは、QBアーロン・ロジャースがカリフォルニア大でプレーしたときのOC兼QBコーチ。
- サラリー関係で判明した情報。
- RBディミトリ・ナンスとは総額$1.215ミリオンの3年契約。ボーナスはなく、最低額のベースサラリー3年分。
- プラクティス・スクワッドのRTブレノ・ジャコミニは最低額(週給$5,200)に$2,300ずつプラスした週給$7,500ドル(年俸にすると$127,500)。ヴァイキングスが獲得に乗り出してきたため、上乗せが必要となった。ロースターに残っていれば年俸$470,000だったので、これでも大幅ダウンだが。
- 先日"Injury settlement"で解雇した選手たちに払った金額は、S/KRウィル・ブラックモンが$175,000、T/Gアレン・バーバーが$129,412、RBクイン・ポーターが$52,941。
- 今週もケガ人はディフェンスばかり。ビルズの主力ではILBポール・ポズラズニーの欠場が決まっている。
- CBブランドン・アンダーウッド(肩)は3日連続で部分参加。出否は微妙。
- DEマイク・ニール(わき腹)はこの日は完全に休み、2戦連続欠場は決定的に。
- 金曜になってLGダリン・カレッジが体調を崩して練習を休んだ。食あたりか何からしい。「昨夜、悪いクスクスを食べて、今朝目が覚めたら調子が悪かった。大丈夫、1日で治る程度のものだ。たいしたことじゃない」と本人。スキを見せたら新人ブラガに先発の座を奪われかねないので、必死で頑張るはず。
- FBコーリー・ホールは木曜の練習で、以前から悪かったでん部を負傷。試合までに回復しなければ、前回インアクティブだったFBクイン・ジョンソンが出ることになる。
- 開幕戦で手を負傷したDEカレン・ジェンキンズは第4中手骨の骨折。ギプスは少なくとも1か月、長ければ2か月必要とのこと。
| Green Bay Packers Injury Report |
| Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
Notes |
| Mike Neal |
DE |
Side/Rib |
× |
△ |
× |
Questionable |
欠場の方向 |
| Korey Hall |
FB |
Hip |
― |
― |
× |
Questionable |
微妙 |
| Desmond Bishop |
ILB |
Hamstring |
× |
× |
× |
Questionable |
微妙 |
| Brandon Underwood |
CB |
Shoulder |
△ |
△ |
△ |
Questionable |
微妙 |
| Daryn Colledge |
OG |
Illness |
― |
― |
× |
Questionable |
出場の方向 |
| Chad Clifton |
OT |
Knee |
△ |
△ |
○ |
Probable |
出場 |
| Cullen Jenkins |
DE |
Hand |
△ |
△ |
△ |
Probable |
出場 |
| Clay Matthews |
OLB |
Hamstring |
△ |
△ |
△ |
Probable |
出場 |
| Charles Woodson |
CB |
Toe |
× |
× |
○ |
Probable |
出場 |
| Derrick Martin |
S |
Ankle |
○ |
○ |
× |
Probable |
出場 |
| Buffalo Bills Injury Report |
| Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
| Paul Posluszny |
LB |
Knee |
× |
× |
× |
Out |
| Cary Harris |
S |
Hamstring |
× |
× |
× |
Out |
| Brian Moorman |
P |
Back |
― |
― |
× |
Questionable |
| Geoff Hangartner |
C |
Ankle |
× |
○ |
○ |
Probable |
| Reggie Torbor |
LB |
Chest |
○ |
○ |
○ |
Probable |
| Antonio Coleman |
LB |
Hamstring |
○ |
○ |
○ |
Probable |
| Probable |
: |
Virtual certainty that player will be available for normal duty |
| Questionable |
: |
A 50-50 chance will not play |
| Doubtful |
: |
At least 75 percent chance will not play |
| Out |
: |
Definitely will not play |
| |
|
|
| ○ |
: |
Full Participation |
| △ |
: |
Limited Participation |
| × |
: |
Did Not Participate |
| ー |
: |
Not Listed |
2010年9月17日
気温13℃。まるで晩秋のような寒風が吹きすさぶなか、屋外でフルパッド練習が行われた。
- ケガ人情報。
- 前日はわずかだけだったOLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)がフル参加。
- DEマイク・ニール(わき腹)が負傷以来初めてジョグ・スルーに参加。まだ試運転程度。
- 前日復帰したCBブランドン・アンダーウッドは、肩の保護のためブレースを着けている他は制限なしでプレーしている。「出られるかはまだわからない。何がチームにとってベストかということだ。他の選手は元気なのに、そうでない選手を戻すのが賢いかどうか、という判断になる」と本人。
- 「DE C.J.ウィルソン(7巡指名)およびDEジャリアス・ウィン(今週再契約)の2人を、今度のビルズ戦ではアクティブ登録することになるだろう」とマッカーシーHC。通常DL陣のアクティブ登録は5人(先日は4人)なので、2巡ルーキーのDEニールはもう1試合休ませる方向に見える。
- タフなDEマイク・ニール(わき腹)といえども、今月8日に負傷した直後は大変な痛みだったらしい。「筋の断裂、それに軟骨が骨から剥がれたかもしれない。そう、ものすごい痛みだった。体の向きを変えるのさえつらかった。最初は車に乗り込むこともできず、運転もほとんどできない。階段の上り下りも。高圧酸素室のおかげもあって、2日ぐらいでかなり楽になった。回復には時間が必要だし、痛みが耐えられるレベルかどうか見極めるしかない。すでに先週よりは10倍もよくなった。今週復帰できるかどうかわからないけど、その次のシカゴでのマンデーナイトにはきっと間に合う」
- 昨日トレードの憶測が出たILB A.J.ホークについてマッカーシーHC。「その話題について、本人と話し合ってはいない。今日もいつものとおり、プロフェッショナルなA.J.だったと思う。ハードに練習し、バッファローを倒す準備を進めている。彼は優秀なプレーヤーだ。優秀なプレーヤーを常に11人揃えられるとは限らないのに、いま11人以上いるということで謝るつもりは私にはない。こうしたことはシーズンの初めにあたって選手たちの前で話をした。彼ら全員を活用するのは難しい仕事だが、嬉しい悩みでもある。こうなるために人事部門が努力を重ねてきたのだし、A.J.ホークをはじめ優れた選手がたくさんいてくれることに感謝している」
- 先発RB交代についてマッカーシーHC。「我々は(いつもどおりの)自分たちのオフェンスをやる。ゲームプランに関して我々の仕事が難しくなるということはないものの、各選手のスキル・セットを活かすことは重要だ。ごく当たり前のことだが」
- RBブランドン・ジャクソンは3年前の2007年開幕時はスターターだった。「すねのケガで休んだ時は、復帰したらまたスターターを取り戻せるつもりだったけど、ご存じのとおり、そうならなかった。グラントが先発の座をつかみ、僕は後ろに下がらなきゃいけなかった。今回は僕がこのチャンスを活かす番だ。そう、この瞬間のために3年間ハードに頑張ってきたのだから、このチャンスは大事にしたいよ。3年も準備してきたんだ、用意はできてる」
- 新加入のRBディミトリ・ナンスの横には、練習の間じゅうエドガー・ベネットRBコーチが張り付いている。
- RBディミトリ・ナンスについてジョー・フィルビンOC。「大事なのはスキームを(短期間で)吸収することだ。そしてパスプレーでは、パスブロッキング能力に信頼が置けることが重要だ。ブロッキングの責任があるプレーのすべてで、自分の仕事をしっかり把握していなければ」
- 今週もスペシャルチームではカバレッジチームが重要なテーマ。ビルズのキックオフリターナーのC.J.スピラー(1巡9位)はクレムソン大でキックオフリターンTD通算7回のNCAA記録を作った。パントリターナーのWRロスコー・パリッシュはNFL5年間で通算3TD、平均12.2ydsという素晴らしい実績の持ち主。
- 開幕週の各球団平均年齢がNFLから正式発表され、過去4年連続で最も若かったパッカーズは、25.92歳で若い方から5番目となった。1位CAR(25.15)、2位タイTB(25.58)、2位タイJAX(25.58)、4位MIA(25.77)がトップ4となっている。
- 今週末は毎年恒例"Alumni weekend"。75人以上のパッカーズOBがランボーフィールドを訪れ、ビルズ戦やサイン会などに顔を出すことになっている。QBバート・スター、OGジェリー・クレイマー、TEマーヴ・フレミング、Kチェスター・マーコル、QBリン・ディッキー、TEポール・コフマン、Sリロイ・バトラーなど。
2010年9月16日
- CBブランドン・アンダーウッドが練習に復帰。プレシーズン第3週コルツ戦で肩を負傷して以来、19日ぶりの練習参加だった。まだフル参加ではないので、実戦でのタックリングに耐えられる状態かどうかはわからない。
- DEニール(わき腹)とILBビショップ(ハムストリング)とCBウッドソン(つま先)はチーム練習を休んでリハビリ組。LTクリフトン(キャンプ末あたりからヒザに腫れ)、DEジェンキンズ(手の骨折)、OLBマシューズ(ハムストリング)、CBアンダーウッド(肩)はジョグ・スルーだけの軽めのメニュー。
- OLBクレイ・マシューズは先月負傷したハムストリングの筋肉痛。「復帰戦であれだけ多くプレーしては無理もない」とマッカーシーHC。マシューズ本人は、「5週間ぶりに復帰してフル出場したことに伴う、必要な予防措置を講じているだけ。すこし筋肉痛はあるけど、なにも大ごとじゃない」
- 新加入のRBディミトリ・ナンスは背番号23番。「ウィスコンシン州に足を踏み入れたのは昨日が初めて。当然ホテル滞在だけど、プレステ3は持ってきた」とのこと。マッカーシーHCは、「キャンプの頃から我々が注目していた選手。非常に瞬発力があり、嗅覚に優れ、クイックな下半身を持っている。今日の練習でもそれが見て取れた」
- RBライアン・グラントの復帰(早くてもシーズン末ちかい)を待たずにインジャリーリザーブに入れたことについてマッカーシーHC。「まず第一に、これが本人の将来にとって最善だと判断したからだ。回復は個人差があって、シーズン末やプレーオフに間に合う保証はない。(前例でなく)今回のケガに関するドクターの意見が重要なのであり、だから我々はロースター上の変更を行った」
- エースRBの戦線離脱のためQBアーロン・ロジャースが1人でやろうとしすぎないか?という質問にマッカーシーHC。「そのような心配は私はしていない。彼はRBグラントと同様の信頼をRBジャクソンにも寄せている」
- カリフォルニア大の後輩RBマーショーン・リンチ(BUFはRB余剰気味)のトレードについて聞かれたQBアーロン・ロジャース。「望むところだよ。彼はすごくいいプレーヤーだ。チームが人格面に不満を感じたとしても、環境を変える機会を与えるのはいいことだし、(新天地で)証明すべきことがあると気合が入るかもしれないし、大学で一緒だったILBビショップや僕がいるのもいい。居心地のよい環境でよい結果を出せるかもしれない」と積極発言。しかしチームに獲得を働きかけたりはしていないし、リンチ本人と連絡を取ってもいないとのこと。
- Yahoo.comのマイケル・シルヴァー記者(彼もカリフォルニア大)はやけに熱心にRBリンチ獲得を勧めているが、今年のドラフト前にビルズが3巡指名権 + 選手1人というトレード条件を蹴った(相手球団は不明)、という情報も明らかにしている。トンプソンGMが仮に興味を持ったとしてもトレード成立の可能性は極めて低い、というのが地元記者たちの見方。
- 開幕戦でスペシャルチームしか出番のなかったILB A.J.ホークについて。
- 「パートタイム・ガイという役割は僕の目標としてきたものじゃない。でも今日の時点ではそれが現実だ。自分の仕事をやっていくしかない。球団やチームへの恨み言はないよ。でも僕はプレーしたい。当然のことだ。へこんだり自信を失ったりはしていないからね。身体面でも頭脳面でも、これまでで最高の状態にあると自分では思っている。出られないのはうんざりだけど、そうでない選手がどこにいる?」
- RBマーショーン・リンチとILB A.J.ホークとのトレードがネット上で取り沙汰されたが、根も葉もない噂にすぎないようだ。たぶん憶測に尾ひれがついたもの。よくある、無責任なラジオ番組が震源かもしれない。
- 「将来がどうなるかは僕にはわからない。もしパッカーズが残留を望んでくれるなら、それは素晴らしい。そうでないなら、どこか他へ移らなきゃいけない。それも僕は構わないよ。そうならないでほしいと望んでいるけど。(NFLでの)物事の進み方は理解してる。僕をどのように使いたいか、チームが何をやりたいか。僕はフィールドで自分の仕事をしっかりやって、評価を待つしかない」
- サイドラインにいる間、モスILBコーチがILBバーネットへプレーコールを伝達するのを彼は真横で見ていた。「フィールドで起きていることを疑似体験していた。実際にプレーすることには代えられないけれど。でも僕は、ふくれっ面をして文句を言っても自分のためにならないことは知っている。チームのためにも自分のためにもならない。つらい状況なのはたしかだ」
- NFL本部が先日のゲームの正式スタッツを訂正し、OLBクレイ・マシューズは2サックから3サック(キャリア最高)へと変更された。第2Q半ば、QBコブを背後からヒットしてファンブルさせたプレーが「1ydsゲイン」から「ノーゲイン」に見直されたため(ノーゲイン以下でないとサックとは認められない)。今回の訂正により、開幕週のパッカーズはNFL最多の6サックに。
- 開幕戦でのNT B.J.ラジの活躍についてマイク・ターゴヴァックDLコーチ。「(ほぼ休まず出たのに)よく踏ん張ってくれたと思う。少々バテてはいたけれど、それはQBヴィックを追いかけていたからだ。彼の体はそんなふうにはできていないからね(笑)。でもB.J.は素晴らしい選手になるよ」
- QBマイケル・ヴィックの足に翻弄されたイーグルス戦後半を振り返ってDEライアン・ピケット。「今後二度とヴィックと対戦がなかったとしても、オレは残念とは思わないね」
- 解雇後9日でグリーンベイに戻ってきたDEジャリアス・ウィンは、トレーニングキャンプでの不振を次のように説明。「プレシーズン最終戦でようやく調子が戻ってきた感じがしていただけに、解雇通告はつらかった。臀部を痛めていてキャンプ最初はスロースタートだったんだ。でもプレシーズン途中から最後にかけていいプレーができた。解雇は驚いたけど、戻ってこれてよかった。毎日必死で頑張って、二度と解雇されないようにしたい」
- 昨日LBフランソワを解雇して空いたプラクティス・スクワッド枠に、CBジョシュ・ゴーディ Josh Gordy と契約した。身長5フィート11(180cm)、体重195ポンド(88kg)でCBトラモン・ウィリアムズとほぼ同サイズ。セントラル・ミシガン大出身のドラフト外ルーキーで、第1次ロースターカットまでジャガーズにいた。同大ではOLBゾンボと同期、DEジェンキンズの後輩。背番号はS/KRブラックモンの着けていた27番。
2010年9月15日
- RBライアン・グラントのインジャリーリザーブ入りとRBディミトリ・ナンス獲得は前の記事を参照。
- 代役スターターを務めることになるRBブランドン・ジャクソンについて、ジョー・フィルビンOC。「ブランドンは良く走ったと思う。いくつかタックルを破った。ずっと練習で強調してきたことができ、それがビデオにも表れている。ライアン(RBグラント)の貢献を低く見積もるつもりはないが、我々のランニングゲームはかなり良好だった。ただもう少し安定しているとよかった」
- キャリー数が増えそうなFBジョン・クーン。「ウチのバックフィールドはすごくヴァーサタイルだ。僕だけでなく他のフルバックたちもそう。普通のランニングバックができないこともできる。プレーブックに習熟しているし、3rdダウンで何をすべきか分かっている。僕はオープンフィールドで相手をかわすような敏捷な選手じゃなく、パワー型の、縦への勢いでエクストラヤードを稼ぐタイプだ。ボールキャリアーに選ばれたとしてもそれは変わらない」
- FBジョン・クーンは今やチーム公式サイトのロースター表で「RB」と表示されている。
- QBアーロン・ロジャースの不調についてマッカーシーHC。「彼は試合序盤に少しばかり速くプレーしすぎて、普通なら通せるパスをいくつか失敗したのだと私は思う。テープを見て一緒に分析すれば、判断の点で本人もおそらく同じ結論になるはずだ」
- 同じくQBロジャースについてジョー・フィルビンOC。「彼が自分の出来にあれほど不満なのは、コーチとしてちょっと嬉しいね」
- 初先発を果たした新人コンビ、CBサム・シールズとSSモーガン・バーネットについてマッカーシーHCは、「しっかりした内容だった。ためらいがちなプレーが何度かあった」と甘めのコメント。世間の評価はもう少し厳しい。もっと積極的にディープを狙われていたらどうなっていたか。
- 4thダウン1などショートヤーデージ守備の場面で、ドム・ケイパースDCが恐れたのはイーグルスが3TE隊形を使ってくること。こちらはケガ人でDL不足となり対応が難しかったからだ。もしそうなっていたら、RGジョシュ・シットンを投入する予定だったとケイパースDCは言う。「OL選手たちと話をしてはいた。ゴールライン練習ではOL選手も使ったことがあったからね。DLを4人しか登録せず、1人をケガで失ったのだから、ゴールライン守備はやはり嫌だよ。幸いあちらは少しスプレッド(3WR)してきて、こちらはサブ・パッケージ(ニッケル)のままでいられた」
- ディフェンスで出番ゼロだったILB A.J.ホーク(本人はまだコメントなし)の心境についてウィンストン・モスILBコーチ。「私が彼の立場なら、せっかくの開幕戦でプレーできないことに憤慨しただろうね。プレシーズンはとてもよかったのにと。競争心の強い選手ならば当然そうだろう。私ならそれを発奮材料に使うね。あらゆる努力をしてフィールドに出てやる、私ならそう心に決めるだろう」
- ILBホークを使わなかった事情についてモスILBコーチ。「じっさい試合前はA.J.をサブ・パッケージでも多少は使う予定だった。プレシーズンを休んだILBバーネット(ヒザ)はスタミナの心配があったし、ILBチラーはOLBから戻ったばかりだったし。しかし試合が始まると、その心配は当たらなかった。それでも、これはA.J.への危険信号ではない。あの中でも彼を使うパッケージは用意していたのだが、試合の流れで我々は最初の陣容のまま行くことにした。バーネットとチラーのプレーぶりを見て、リズムを保つべきと我々は判断した」
- 開幕戦を欠場したCBブランドン・アンダーウッド(肩)だが、復帰は遠くないと本人。火曜にテストをして問題なければ水曜から復帰できるが、判断はドクター次第なのでまだなんとも言えない。
- RBジャクソンの先発昇格に伴い、最新デプスチャートではキックオフリターナーの2番手がCBパット・リーとなっている。CBリーは昨年プレシーズン最終戦で41ydsの好リターンを見せた。(そのプレーでヒザを負傷してIR入り)
- 56ydsFG(球団記録)を成功させたKメイソン・クロスビーが、NFCスペシャルチーム部門の週間MVPに選出された。OLBマシューズは受賞ならず。真正面に来たINTチャンスにキャッチできていれば。
- プラクティス・スクワッドにいたLBロバート・フランソワが解雇された。空いた枠に(今までいなかった)DLを補強する意図か。
- ウィスコンシン州観光局の公式サイトでRTマーク・タウシャーのブログが始まった。彼はウィスコンシン州中央部にあるオーバーンデールで育ち、ウィスコンシン大からグリーンベ・パッカーズという生粋の地元っ子。
- 8月14日に当サイトで取り上げた「Make a Wish - 人生で2番目にうれしかった日」の映像がこのたびESPNで放送された。アンナの可愛らしい泣き虫っぷりや、QBロジャースに「ヒゲはやめた方がいい」と本気でアドバイスする姿も微笑ましい。上記リンクのページに動画を追加しておいたのでぜひ。(冒頭CMあり)
開幕戦で右足首を負傷したRBライアン・グラントは検査の結果手術を要する大ケガであることが判明し、インジャリーリザーブ(IR)に入ってシーズンを終えることが決まった。腱が断裂し、術後10週から12週は松葉杖が必要となるらしい。1998年TB戦で倒される際に負傷したRBドーシー・レヴェンズと非常によく似たケガらしい。2007年開幕直前にトレードで加入して以来48試合連続出場、少々のケガをものともせず働いてきたRBグラントだが、ついに倒れた。本人はシーズン末の復帰を望んだが、球団トップの判断でIR入りが決まったと言われている。
パッカーズは入れ替わりに、ファルコンズのプラクティス・スクワッドにいたRBディミトリ・ナンス Dimitri Nance と契約した。ファルコンズも引き止める努力(おそらく昇給オファー)をしたが、本人がパッカーズ入りを決めたとのこと(そうするのが普通)。アリゾナ州立大出身のドラフト外ルーキーで、身長5フィート10(178cm)、体重219ポンド(99kg)、40yds走4.63秒。背は高くないが比較的がっちりしていて、鋭いカットバックを切るタイプのようだ。大学4年間で1934ydsラッシング(平均4.01)、19TD。今夏のプレシーズン4試合で21回51yds(平均2.4)、2TD。パスキャッチ7回44yds。大学でもNFLプレシーズンでもリターナー経験はないようだ。
パッカーズは上記2つの人事に加え、DEジャスティン・ハレルのIR入りとDEジャリアス・ウィンとの再契約(昨日の記事へ)を正式発表している。
テッド・トンプソンGMは声明の中で次のようにコメント。「どちらも我々にとって不運なケガだが、フットボールとはタフなゲームであると我々はみな承知している。我々はジャスティンが今年のチームに貢献してくれるものと思っていた。ケガのタイミングと起こり方も不運だった。ライアンほどの力量のランニングバックを失うのは大きな損失だ。しかし我々はチームとしてこれを乗り越え、前に進まなければならない。他の選手たちが頑張り、これらの損失に立ち向かってくれるものと確信している。メディカル部門のスタッフは非常によい仕事をし、両選手が完全に回復するものと期待している」
RBグラントは自らのTwitterでファンの励ましに感謝を述べ、「当然の感情だけど、腹立たしく、残念だ。僕はさらに強くなって帰ってくる。チームにとっての目標は何も変わらない。バックフィールド全員がステップアップしてくれるはずだ。それは保証する。僕は彼らの能力を知っているから」と書いている。
2010年9月14日
開幕戦でヒザを負傷したDEジャスティン・ハレルは前十字靭帯(ACL)断裂と確認され、即インジャリーリザーブ入りしてシーズンを終えることになった。2007年にテネシー大から1巡16位指名で入団したものの、1年目は(大学最終年に負った)上腕二頭筋の部分断裂が長引き、2年目と3年目は腰のケガ、そして4年目の今年はACL断裂と、通算わずか14試合出場にとどまっている。これでキャリアは終わりではないかと懸念する声も多い。
DL不足に陥ったパッカーズは、さっそくDEジャリアス・ウィンを呼び戻すことに決定した模様。DEウィンは昨年6巡指名されて11試合に出場したものの(わずか4タックル)、2年目の今年は新人DE C.J.ウィルソンに敗れて9日前に解雇されたばかり。先週はシーホークスでワークアウトを受けたが採用されず、ジョージアの自宅で待機していたという。システムに慣れているるので、緊急補強としては無難な選択だろう。
月曜朝のヘッドコーチ会見までにグリーンベイに戻れなかった記者が(チーム機は夜のうちに帰ってくるが記者は大変)、機内でDEウィン本人に出会って話を聞き、さっそくTwitterで速報した、という流れも面白い。
いっぽうRBライアン・グラントの足首捻挫についてマッカーシーHCは、「かなりのケガ。さらなる検査も行うが、次のビルズ戦は欠場決定」と早くも明言した。マッカーシーHCがこうした表現をする場合、2週や3週では復帰できないのが普通だ。関係者によると「第2度」の捻挫らしい。(3段階あるうちの真ん中)
これでRBはブランドン・ジャクソンとFBジョン・クーンだけになってしまったので、補強は必須のはず。外部からRBを補強するのか、先週プラクティス・スクワッドに加わった(記事へ)RBジェームズ・ジョンソンを昇格させるのか。代わりに解雇されるのは誰なのか。
- 48年ぶりのフィラデルフィアでの勝利についてマイク・マッカーシーHC。「アンディ・リードとフィラデルフィア・イーグルスに我々は大きな敬意を抱いている。1962年以来ここで勝っていないという歴史的重要性は理解していたが、アンディ率いるチームはいくら褒めても足りないほどだ。両チームとも激しく、勇気ある戦いぶりだったと思う。あちらは先発5人が途中退場。こちらも何人もの選手が倒れ、DEハレルの負傷退場により、我々は主にサブ・ディフェンス(2DL)で戦わざるをえなかった。攻守とも激しい戦いで、最後に我々が勝利を手に入れられて幸いだった。ここでプレーするのはタフな仕事であり、相手はタフなフットボールチームだ」
- 後半のオフェンスについてマッカーシーHC。「オフェンスのコーチとして言うと、今日は一度も十分に噛み合ってはいなかった。波に乗ってきたと思えた時もあったが。特に不満なのは、(時間を使って)ドライブを続けるべき第4Qでの3rdダウンだ。RBジャクソンとランブロッキング・ユニットは第2Qにはとてもよくやっていた。しかしあの第4Q、こちらのディフェンスは長い時間フィールドに立たされて苦しく、ディフェンシブラインマンは不足し、非常にモバイルなQBを相手に戦っていたときだから」
- 彼らしからぬミスの多かったQBアーロン・ロジャース。「ひどいプレーをした。たぶん自分にとってこれ以下はないぐらいだ。もっとプレーを向上させないと。眠っていても通せるはずのパスをたくさん失敗した。自分自身には失望しているけれど、チームとしては勝利に値するプレーができたと思う。ディフェンスは前半素晴らしかったし、前半最後のFG成功もすごかった。WRネルソンのリターンも見事だった。でも僕は馬鹿げたミスが多すぎた。ヒットされることが多く、リズムをつかめなかった」
- 前半に3サックを許したオフェンシブラインについて、ジョー・フィルビンOC。「我々は少々驚いた。こちらがナーバスになったのかどうかわからないが、序盤はユニット全体の呼吸が合っていなかった」
- 最初のサックはまずLTクリフトンが右DEトレント・コールのブルラッシュにまっすぐ押し込まれ、逃れたQBロジャースが左DEジャクウェイ・パーカーの餌食に。ただし審判がフェイスマスクを見落としている。(直後の3rdダウンロングで無理をしてINT)
- 2つ目のサックは第1Q最後のプレー。左DEジャクウェイ・パーカーにRTタウシャーがあっという間にスピードで負けてサック。「疑いの余地はない、あれはひどいサック。ひどいプレーだった。僕は前半よいプレーができなかった」とRTタウシャー。
- 3つ目のサックはその直後、第2Q最初のプレー。LTクリフトンが右DEコールにアウトサイドをスピードでぶち抜かれてサック。じつはこれが最後のサックで、その後はなんとかアジャストできた。
- 最初の2回はRBやFBもよくない。ブロッキングのヘルプをしくじって、右往左往しているだけ。
- QBアーロン・ロジャース。「ラインについて心配はしていない。ただ残念なのは、すべてベースディフェンスの4メンラッシュでやられたことだ。オフェンスのリズムがよくなかった。そうしたミスを僕らは減らしていかないと」
- TEジャーマイケル・フィンリーは最初の9分間で3キャッチ、その後の51分間でわずか1キャッチ。注目のライジング・スターとあってダブルカバーが目立った。「完全にマークされた。まずラインバッカーがバンプして(ルートを乱し)ついてきて、その後もセーフティが奥を守っている。ゲームから締め出されてしまったから、こっちは他のWRたちをフリーにする道を探すしかない。今年はこういうことにも対処していかなきゃいけないんだろう。おとり役でも構わないか? ノーノー、そんなことはない。グリーンベイに戻ってビデオを研究し、ダブルカバレッジでも何でも、僕の手にボールが渡るよう工夫しないと」
- 今回はT.J.ラングをアクティブ登録しなかったため、OLの控えはT/GブラガとRGスピッツだけ。RTタウシャーの控えはブラガが兼ねていたことになる。攻守ライン(DLも4人だけアクティブ)を減らしてスペシャルチームに注力する構えだったのかもしれない。
- パスプロ不振を補うためか複数TEを投入するプレーが多く、NFLデビュー戦のTEトム・クラブトリーも出番がたっぷり。ブロッキングはまずまずといったところか。
- 相手のQB交代でゲームの様相がガラリと変わったのは明らか。前半(QBコブ)わずか3失点、49yds、1stダウン3回に抑えたパッカーズディフェンスだったが、QBヴィックがフル出場した後半は17失点、272yds、1stダウン15回。第4Qだけで153ydsを許している。後半はひどい出来だったが、対ヴィックはワイルドキャット的起用法しか準備していなかったはずで、致し方ない面も。
- OLBクレイ・マシューズはチーム最多の7タックル、2サック、QBヒット2回、ロスタックル2回、ファンブルフォース1回、パスディフェンド1回という獅子奮迅の働き。最初のサックは昨年にはなかった中央からのディレイ・ブリッツで、キャンプでよく練習していたとおり、今年は彼をあちこちに動かして相手を翻弄する意図だ。
- OLBマシューズ。「身体的には(ヴィックに振り回されて)ちょっと息が上がったけど、頭脳面ではしっかり準備ができていた。幸運にもいくつか大きなプレーができて勝利に貢献できた。4週間休んだだけにまだベストのフットボールではないけど、かなりいい仕事ができたのはたしかだね」
- 試合最後の4thダウン1を止めたことについて、OLBマシューズ。「QBヴィックが走ってくるだろうと、僕らはかなり予想できていて、ぴったりのプレーコールだった。それぞれがやるべきことをわかっていて、いくつかの1on1バトルで勝てた。それがああいう結果になった」
- OLBマシューズについてCBチャールズ・ウッドソン。「彼はまるで野獣のように、プレーの間は決して諦めることがない。1人ではブロックしきれない類の選手だ。優れたスピードで、捕まえるまで追い続ける」
- Journal Sentinel紙の Play of the Game 図解 も最後の4thダウン1を取り上げている。PHIオフェンスは3WRのショットガンでQBヴィックの左にRBマッコイ。パッカーズはここでも2DL・5DBのニッケル隊形。DEピケットとNTラジの重量級コンビが"Aギャップ"(センター/ガード間)を埋め、ILBチラーとILBバーネットはそれぞれ"Bギャップ"(ガード/タックル間)を埋める。スナップを受けたQBヴィックが穴を探して突っ込むが、OLBマシューズはTEセレックを かわしてペネトレートに成功、先導役のRBマッコイをがっちり止めてパイルを作ってしまう。詰まったQBヴィックにILBバーネットやOLBジョーンズも群がってギャンブル失敗となった。
- マシューズとは対照的にOLBブラッド・ジョーンズはパスラッシュであまり貢献できず。今年から右サイドに移ったが、LTジェイソン・ピーターズ相手に苦しんだ。
- 相手はマルチプルWRセットが多く、しかもこちらはDLにケガ人が出たせいで、試合を通してニッケル隊形ばかりだった。そのためILB A.J.ホークはスペシャルチーム以外の出番がゼロだった模様。ILBブランドン・チラーとCBサム・シールズが出ずっぱりだった。
- 新人DEニール(わき腹)とDEウィルソンがインアクティブのため、登録されたDLは先発3人とDEハレルだけ。DEジェンキンズが手を骨折して一時退場、ハレルが大ケガで退場したため、NT B.J.ラジとDEライアン・ピケットへの負担は極めて大きかった。2人とも終盤は明らかにバテていたが、最後まで頑張り通してくれた。
- 初出場のCBサム・シールズはさいわいあまり攻められずに済んだが、第4Qの17ydsTDパスでは、WRマクリンのフェイクに置いて行かれ、エンドゾーンでオープンにしてしまった。直前に、同じくドラフト外ルーキーのOLBフランク・ゾンボが初サックを決めて3rdダウン13に追い込んでいただけに残念。
- シールズ(ニッケルバック/3番手CB)に次ぐダイムバック/4番手CBは、パット・リーではなくジャレット・ブッシュだった。今夏アンダーウッドと3番手を争ったリーだが、今や失敗の烙印を押された印象さえある。
- 第4Q残り5分56秒、ゴール前の3rdダウン5でQBヴィックは右にスクランブル。彼ならば楽にTDランが決められそうなスペースが空いていたが足を止め、WRジャクソンに投げてFSコリンズが叩き落とした。ここで3点どまり(7点差どまり)にしたことが結果的に大きかった。
- スペシャルチームについてマッカーシーHC。「準備段階から重点を置いていたスペシャルチームが、見事な働きを見せてくれた。(PHIの新STコーチ)ボビー・エイプリルのことは尊敬している。それだけにこの内容はとても幸いだし、満足している。我々は勝利するためにここに来たが、それと同時にフットボールチームとして成長したいのだ」
- ショーン・スローカムSTコーチ。「優れたフットボールチームであるためには、スペシャルチームもよいプレーをしなければならない。毎週安定した働きをすることが我々の挑戦だ。今日はとてもしっかりした内容だった」
- 球団記録の56ydsFGを成功させたKメイソン・クロスビー。新人だった2007年も彼のデビュー戦での活躍がチーム快進撃のきっかけになった。「そう、とてもエキサイティングだった。設定していたヤードラインだったんだ。敵陣38ydsまで進めば蹴れると。オフェンスは(わずか41秒で)ぴったりそのラインまで進んでくれた。自分としてもいつも以上のエネルギーを感じた。あとはフィールドに出て役割を果たしただけ。毎年そう考えることにしてる。他のみんながそれぞれ仕事をするのだから、僕もしなきゃいけないと」
- 後半に好キックオフリターンを連発したWRジョーディ・ネルソン。「むこうは 『ネルソンにはディフェンダーをかわす動きがない』 って評判だけで、十分リサーチをしなかったんだな(笑)。 隠してあるんだよ。たまに取り出してみせるんだ。ただ、どれか1つをTDまで持っていきたかった。キックオフリターンの99%はフロントの連中のブロッキングで決まると僕は思っている。彼らが穴を作ってくれるんだ。後半最初のヤツは、(穴を抜けて)キッカーをかわしたところへ、後ろから追いつかれた。惜しかったよ。あそこから最後まで行けるかどうかは僕しだいだ。スペシャルチームは試合を通していい仕事をした」
- NFLデビュー戦のPティム・マステイは41.5yds、ネット38.0yds、ハングタイム3.8秒。最初の3本はハングタイム、プレースメント(サイドライン際)とも上出来で、相手のWRデショーン・ジャクソンはフェアキャッチ2回と4ydsリターン。最後の1本だけが37ydsの2.9秒というラインドライブになってしまったが、さいわいリターンを10ydsで止めることができた。「最後の1本は、僕に思い切りが足りなかった。あそこまではすごく満足できていた。デショーンのリターンを最小限にできた」
- 過去3年間NFL最多反則を争ってきたパッカーズにとって、反則2回15ydsという数字はうれしい。内訳はLGカレッジの(サックを防ぐための)トリッピング、CBウッドソンのホールディング。攻守ラインによるスナップ前の反則やスペシャルチームの反則がゼロなのは夢のよう。
- ケガ人情報。開幕戦というのにリンカーン・フィナンシャル・フィールドの芝の状態が悪いことをケガ人続出の理由に挙げる向きもある。
- 右足首を捻挫したRBライアン・グラントは、(ガンダム的な)保護ブーツを履いて歩いている。来週はGB4年目で初めての欠場となりそうだ。「とくに大きなケガでないと僕は予想してる。信じてほしい、復帰のためにできることはすべてやるよ。フィールドに戻るために必死でやる。僕の経歴を見れば、そう長くは休まないのがわかるだろう」
- DEカレン・ジェンキンズは左手の複数個所を骨折しており、試合後のロッカールームでは非常に痛そうにしている。当分は(ドラえもん的な)ギブスで固めてプレーするしかない。相手LGトッド・ヘレマンズにカットブロックをされた際の負傷で、本人はルールに不満を述べている。「選手を守るためのルールがたくさん追加されているのに、ケガさせやすいカットブロックが今でも合法というのは妙な話だ」
- DEジャスティン・ハレルは前十字靭帯(ACL)断裂の疑いが濃厚で、詳しくはMRI検査待ち。キャリアエンドの恐れさえあるだけに、「失望という言葉じゃ足りない」と本人が言うのも無理はない。同僚DEジェンキンズは、「気の毒としか言いようがない。(腰のケガと)ハードに戦って、キャンプに戻ってきて元気に頑張った。いいプレーをしていたのに、FGのプロテクションでケガをするなんて、不公平な話だ」
- FSニック・コリンズはTDパスを防いだプレーでろっ骨を痛めたが、プレーを休むことはなかった。以前にも痛めたことがある、とのこと。
- CBチャールズ・ウッドソンは先週金曜の練習でつま先(左足親指)を痛めた上、先週はずっと風邪に悩まされていたとのこと。負傷を感じさせないプレーぶりだったものの、プレー中に痛みはあると本人。2000年と2008年にも彼はつま先を痛めている。「僕はいつもつま先に問題が出てしまうんだ。ここ数日はきつかった」
2010年9月13日
| |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
| Packers (1-0) |
0 |
13 |
14 |
0 |
27 |
| Eagles (0-1) |
3 |
0 |
7 |
10 |
20 |
気温は20℃、第2Q末から小雨が降っている。5年ぶりのアウェー開幕戦は、両軍ともケガ人続出の消耗戦となった。パッカーズはイーグルスの強力DL相手に3被サックとパスプロテクションに苦しみ、中盤にオフェンスを立て直して17点リード。後半QBコブに代わってQBヴィックがフル出場すると、全盛期を思わせる自在な走りっぷりを止められず、最後まで苦められた。心配されたスペシャルチームは全体として見事な働きで、勝利に大きく貢献。
試合は序盤からイーグルスのディフェンシブラインに圧倒され、前半だけで3サックと波に乗れないうちに先制を許す。中盤からリズムを取り戻して得点を重ね、イーグルスの初先発QBコブが不振の間に、56ydsFG(球団記録)などで一気に17点リード。しかし後半に入ってQBマイケル・ヴィックがフル出場してくると、得意のスクランブルに翻弄され、あっという間に7点差とされて終盤へ。最後は残り2分で自陣に入られるが、4thダウン1を止めて試合終了。
パッカーズのケガ人は、DEカレン・ジェンキンズ(手の骨折/ギブスをして復帰)、DEジャスティン・ハレル(ヒザ/前十字靭帯断裂の模様)、RBライアン・グラント(足首捻挫/復帰せず)。RBはジャクソンとFBクーンが頑張ったが、DLは4人しかアクティブ登録していなかったためローテーションに苦心した。
第1Q
- GB陣22から、オフサイドもあったがパス3回失敗でパント。
- イリーガルフォーメーション、WRマクリンへの5ydsパスなどで3rdダウン10、OLBマシューズがサックを決めて3&アウト。
- オフサイド、WRドライバーへの7ydsパスで初1stダウン。RBグラントのラン2回で3rdダウン5、WRジョーンズへの7ydsパスでPHI陣へ。サック(フェイスマスク見落とし)を喰らって3rdダウン15、TEフィンリーへのパスがインターセプトされてPHI陣47までリターン。
- WRマクリンのエンドラウンド11ydsで初1stダウン。QBヴィックの6ydsラン、RBマッコイの6ydsランでFG圏内へ。PHIインターフェアなどで3rdダウン21、QBヴィックが13yds走って再びFG圏内へ。45ydsFGが決まって先制。
- GB陣26から。PHIパスインターフェア10yds、WRジェニングスへの15yds、TEフィンリーへの14ydsパスでPHI陣へ。TEフィンリーへの6ydsパス、RBグラントの2ydsラン、5ydsQBスクランブルでFG圏内へ。2回目のサックを喰らって第2Qへ。
第2Q
- サックで7ydsロスして3rdダウン22、RBジャクソンのドローは5yds止まり。49ydsFGが決まって同点。(DEハレル負傷退場)
- PHI陣28から。RBマッコイの3ydsラン、WRマクリンへの6ydsパス、QBヴィックの1ydsランで1stダウン。FBウィーヴァー負傷退場、サック(NTラジ)で3rdダウン19、CBウッドソンのインターセプトはチャレンジで覆ってパント。
- GB陣23から。TEフィンリーへの8ydsパスなどで3rdダウン2、RBジャクソンへのパスはノーゲインどまり。
- PHI陣22から。PHIホールディングなどで3rdダウン14、QBスクランブルを1ydsで止めて3&アウト。
- RBグラントが13yds、8yds、18yds走って負傷退場。GBトリッピング(LGカレッジ)、WRジェニングスへの9ydsパスで3rdダウン9、WRジェニングスに16ydsパス成功。RBジャクソンへの13ydsパスでゴール前7ydsに迫って2ミニッツ。RBジャクソンの1ydsランのあと、WRドライバーに6ydsTDパス成功。
- 残り、1分42秒、PHI陣26から。3rdダウン3でパスが通らずパント。
- 残り41秒、GB陣23から。WRジェニングスへの11ydsパス、オフサイド、WRドライバーへの6ydsパスで1stダウン。7ydsスクランブル、WRジョーンズへの3ydsパス、WRネルソンへの7ydsパスでPHI陣38に進んで最後のスパイク。56ydsFGが真ん中に決まってハーフタイムへ。
第3Q
- QBコブ(脳震盪)が退いてQBヴィックがプレー。23ydsスクランブル、RBマッコイの6ydsラン、RBバックリーへの5ydsパスが通ったところで、CBウッドソンがファンブルフォースしCBウィリアムズがリカバー。
- GB陣38から。RBジャクソンの7ydsラン、ロングパス失敗、WRドライバーへの7ydsパスで1stダウン。TEフィンリーへの20ydsパスでFG圏内へ。FBクーンの12ydsラン、RBジャクソンの11ydsランでゴール前3ydsへ。最後はFBクーンの3ydsTDラン成功。
- キックオフがアウトオブバウンズでPHI陣40から。3rdダウン5から、WRデショーン・ジャクソンに初めてパスが通って1stダウン。3rdダウン3からWRジャクソンへの4ydsパスでFG圏内へ。QBスクランブル31ydsで一気にゴール前に迫り、PHIホールディングのあと、RBマッコイの12ydsTDラン成功。
- WRネルソンの51ydsリターンでGB陣49から。RBジャクソンの2ydsラン、18ydsランでFG圏内に入り、WRジェニングスへ32ydsパス成功。
- PHI陣32から。3rdダウン5からパスの投げそこないでパント。
- PHIのフェアキャッチ反則でGB陣38から。RBジャクソンの3ydsランで最終Qへ。
第4Q
- RBジャクソンの2ydsランで3rdダウン5、パスが通らずパント。
- PHI陣21から。WRマクリンへの10ydsパス、RBマッコイへの8ydsスクリーンパス、GBホールディングで1stダウン。TEセレックへの28ydsパス、WRアヴァントへの9ydsパスなどでゴール前9ydsへ。サック(OLBゾンボ)で3rdダウン、WRマクリンに17ydsTDパスが通って再び10点差に。
- またもWRネルソンの好リターンでGB陣40へ。ランがロスして3rdダウン13、パスが高く逸れてインターセプト。50ydsラインまでリターン。
- WRジャクソンへの12ydsパスでGB陣に入り、3rdダウン9はRBマッコイへのスクリーン27ydsでゴール前10ydsへ。3rdダウン5でTDパスは通らず、23ydsFG成功で7点差に。
- GB陣37から。RBジャクソンの4ydsラン、6ydsランで1stダウン。3ydsラン、ノーゲインで3rdダウン7、パスは通らずパント。
- 残り4分13秒(タイムアウトゼロ)、PHI陣24から。QBスクランブル9yds、16ydsでフィールド中央へ。サック(OLBマシューズ)で3rdダウン13、WRアヴァントへの12ydsパスが通り、4thダウン1となって2ミニッツ。QBヴィックの中央へのランが止まってギャンブル失敗。
- ニーダウン3回で試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは19/31、188yds、2TD、2INTでレーティング73.1。
- 序盤はパスプロ不振でリズムを崩し、中盤はなんとか立て直したものの、終盤は雨でボールが滑るせいかコントロールミスが目立った。前半に3サックを喰らい、後半はパスプロ人数を増やしたおかげで被サックはゼロ。そのぶんレシーバーがフリーになれなかった。
- 前半は16/22、129yds、1TD、1INT。後半はわずか3/9、59yds、1TD、1INT。WRジェニングスに芸術的な32ydsパスが通ったほかはいいところなし。
- 第1QのインターセプトはしっかりカバーされていたTEフィンリーに通そうとしてコントロールミス。第4QのインターセプトはWRドライバーに20ydsほどのパスを投げようとして、指を滑らせて大オーバースロー。投げた瞬間に顔をしかめている。
- 被サックは3つとも、ボールの持ち過ぎという感じではない。
- チームラッシングは33回132yds(平均4.0)、1TD。 全体としてはOLが押せていないものの、RBグラント退場後の第3Q最初のTDシリーズでは代役陣がよく頑張った。
- 先発RBライアン・グラントは8回45yds(平均5.6)。第2Qにランブロッキングがよくなったところでの負傷退場が残念。
- RBブランドン・ジャクソンは18回63yds(平均3.5)。レシービングは2回12yds。
- FBジョン・クーンは2回15yds、1TD。12ydsの1stダウンと3ydsのTDラン(ビデオ)なので質が高い。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRグレッグ・ジェニングスは5回82yds、1TD(ビデオ)。オーバースローのパスを見事にワンハンドキャッチしたスーパープレーもあった。(ビデオ)
- WRドナルド・ドライバーは5回30yds、1TD。エンドゾーンで低く鋭い7ydsパスを見事にキャッチ。(ビデオ)
- WRジェームズ・ジョーンズは2回10yds。
- WRジョーディ・ネルソンは1回7yds。
- TEジャーマイケル・フィンリーは4回47yds。後半はパスキャッチ1回に抑え込まれた。
- 先発OL陣はLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー。
- 被サックは3回。強力DL陣相手にLTクリフトンとRTタウシャーが大苦戦していた。
- トータルオフェンスはパッカーズ299ydsに対してイーグルスが321ydsと互角。
- タイムオブポゼッションはパッカーズが31分55秒。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが6/14の43%。イーグルスは5/13の38%。
- オフェンスの犯したターンオーバーはインターセプト2回。前述のとおり。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーはファンブルリカバー1回。
- 後半最初のシリーズ、3プレーでGB陣に攻め込まれたところで、CBウッドソンがファンブルフォース、CBウィリアムズがリカバー。RBバックリーの倒れる寸前にボールを叩きだしたCBウッドソンの見事な瞬間技だった。
- 直後のオフェンスでTDを挙げて17点差とし、結果的にこの差し引きが非常に大きかった。
- CBウッドソンは前半にもCBウィリアムズの弾いたパスをインターセプトしたが、チャレンジの結果、ボールが地面に着いたとの判定で取り消し。
- パス守備はQB2人を21/34、199yds、1TD、0INTのレーティング87.7。
- QBケヴィン・コブは前半だけ出場して5/10、24yds。前半最後は地元の観客からブーイングが起きていた。スクランブルした際にアゴから落ちて脳震盪を起こし、後半はプレーせず。こちらとしては、出場してくれた方がありがたかった。
- QBマイケル・ヴィックは16/24、175yds、1TDのレーティング101.9。前半の出番はデザインされたランプレーが主体(4回20yds)だったが、後半はスクランブルで自在に走り回り(7回81yds)、終わってみればラッシング11回103yds。服役前の全盛期をほうふつとさせる走りっぷりで、これはQB論争が起きそうだ。
- パッカーズ守備のサックは5回28yds。OLBマシューズが2回(コブとヴィック)。NTラジ(コブ)、OLBゾンボ(ヴィック)、DEジェンキンズ(コブ)。NTラジとOLBゾンボはめでたいNFL初サックとなった。
- ラン守備は21回150yds(平均7.1)。エースRBマッコイは7回35yds。QBヴィックにロングゲインを連発されたためにひどい数字に。散々走られたラン守備だったが、最後の4thダウン1だけはよく止めた(ビデオ)。このプレーでもOLBマシューズのプレーが非常によかった。
- 反則はわずか2回15yds。敵地だけになおさら素晴らしい。逆にイーグルスは10回80yds。
- スペシャルチームは下記のように素晴らしい働きで、勝因の1つとなった。相手に良いフィールドポジションを与えたのは、QBロジャースのINT2回だけといっていい。
- キックオフリターンはWRジョーディ・ネルソンが最長51yds(ビデオ)を含む5回平均31.2ydsと申し分ない出来。後半に好リターンを連発してフィールドポジションに大いに貢献した。
- パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズが1回10yds、フェアキャッチ4回。相手パントもよかった。
- Pティム・マステイのパントは4回平均41.5yds、ネット平均38.0ydsと安定した内容。最後の1本を除いてハングタイムが十分にあり、有力リターナーのWRデショーン・ジャクソンを最長10ydsに抑え込むことに成功した。
- Kメイソン・クロスビーは、49yds、56yds(ビデオ)を成功させて2/2。どちらもほぼ真ん中。球団記録の56ydsは飛距離十分で、60ydsでも成功していたはず。
- 心配されたカバレッジチームは、WRデショーン・ジャクソンのパントリターンを2回平均7.0yds、CBエリス・ホッブスのキックオフリターンを4回平均23.3yds(最長33yds)に抑え、文句なしの働きだった。
- ケガ人は以下のとおり。
- DEカレン・ジェンキンズが第1Qに左手を骨折。X線検査のあとギブスを着けて復帰。
- DEジャスティン・ハレルが左ヒザを負傷して退場。前十字靭帯(ACL)断裂だと思う、と本人が話している。
- RBライアン・グラントが第2Q半ばに足首を捻挫して退場。最後まで復帰できなかった。
- FSニック・コリンズがろっ骨を負傷。第4QにエンドゾーンでTDパスを叩き落としたナイスプレーの瞬間、ILBバーネットと激突したらしい。
- アクティブ登録から外れたのは、FBジョンソン、TEクウォレス、T/Gラング、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド、DEニール、DEウィルソン、CBアンダーウッド(肩)。
- WRドナルド・ドライバーは通算50TDパスレセプションを達成。故マックス・マギーと並ぶ球団史上4位タイに。
- 第2Q末の56ydsFG成功はKメイソン・クロスビーの自己最高かつ球団記録。これまでの記録は、Kクリス・ジャッキー、Kライアン・ロングウェル、Kデイヴ・レイナーの3人が記録した54ydsだった。
- 欠場のCBブランドン・アンダーウッドは背番号を33番から28番に変更した模様。(先日までRBクレッグ・ランプキンが着けていた)
- パッカーズはシーズンを通してのキャプテンは定めないのが伝統。今日のゲームキャプテンは、QBアーロン・ロジャース、CBチャールズ・ウッドソン、Kメイソン・クロスビー。
- パッカーズにとって@フィラデルフィアではじつに48年ぶりの勝利。1962年11月11日に49-0で圧勝したのを最後に、当地では9連敗を重ねていた。
- ヴィンス・ロンバルディHC唯一のプレーオフ敗戦が1960年12月26日、NFC決勝の@フィラデルフィアだった。今年で50周年となる。
- パッカーズはアウェーでの開幕戦が少なく(たぶんリーグから配慮されている)、1986年以後25年間でアウェー開幕は今回がわずか4回目。マッカーシーHC時代では初めて。
- 1960年代黄金期に名TEとして活躍したTEロン・クレイマーが前日に死去。75歳だった。アスレチック能力に恵まれた彼は名門ミシガン大での活躍でカレッジフットボールの殿堂入り(しかも同大で永久欠番)しただけでなく、バスケットボールでもキャプテンとして同大の通算得点記録を作る大活躍。Sports Illustrated誌が1999年に選んだ「ミシガン州の生んだスポーツ人」ランキングで7位に入っている。
2010年9月12日
今年はサラリーキャップがないことを活かし、パッカーズはベテラン選手との契約延長を続けている。春にはFSコリンズ、DEピケット、LTクリフトン、RTタウシャー、そして夏に入ってWRドライバーとCBウッドソン。来季のサラリーキャップ復活に備えて今年支払うボーナスを多くしておけば、来年以降のキャップヒットを押さえつつ、高齢のベテランを(実力が落ちなければ)難なくキープできる。この大盤振る舞いにより、今年のサラリー支払総額はNFL1位との一部報道もある。
そうした工夫のおかげで、2011年パッカーズの想定サラリーキャップ額はPress-Gazette紙によると$111ミリオン。2009年のNFLサラリーキャップは$128ミリオンだった。年10ミリオンずつ増えたとすれば来年は$148ミリオン、その半分の伸びだとしても$138ミリオンなので、来季はたっぷり余裕が持てることになる。(パッカーズの$111ミリオンにはILBホークの$10ミリオンが含まれていて、解雇か契約見直しになるはずなので、実際はもっと少ない)
本来ならば大盤振る舞いはこうしたベテラン中心でなく、(ルーキー契約の切れる)27歳前後の中堅に使いたいところ。そうならないのはおそらく、2006年・2007年ドラフト組(WRジェニングスは契約延長済み)がイマイチだったので、高額契約したい選手が見当たらないからではないか。
来春FA予定の選手は、DEジェンキンズ、CBウィリアムズ、SSビグビー、LGカレッジ、Cスピッツ、WRジョーンズ、RBジャクソン、FBホール、FBクーン、Kクロスビー、ILBビショップ、Sペプラーと人数は多い。おそらく、次に契約延長するならばCBウィリアムズかDEジェンキンズあたり。それ以外のLGカレッジたちは今年の働き次第だろう。彼らよりも今年3年目のTEフィンリーやRGシットンの方を優先するかもしれない。
再契約したFSコリンズ、DEピケット、LTクリフトン、RTタウシャーたちに3月に支払った総額$36.22ミリオンは、すでに3月末終了の2009会計年度の支出に含まれている。NFLで唯一公開されるパッカーズの会計は労使交渉の上で注目されるだけに、オーナー側の主張を裏付けるためこうして黒字幅を圧迫したという、うがった見方もある。
2010年9月11日
- 優勝候補に挙げる声が多いが、選手たちはかえって気をひきしめている。「他人が言うことを気にしている場合じゃない。ウチがすごいチームだとかそういったことはね。僕らはまだ何も証明していないんだから、そんな評価はクソでしかない。1試合もプレーしていないんだ」とFSニック・コリンズ。
- 同じくDEカレン・ジェンキンズ。「ウチの『評判』とやらがいいのは、昨年好成績を残し、主にオフェンスが高く評価されているからだ。しかし誰もがディフェンスには疑問符をつけている。昨年と同じようにランを止められるのか、優秀なクォーターバックを止められるのか。だから僕らディフェンスとしては、証明すべきことがたくさんあるんだ」
- 昨季前半のOL不振を振り返ってCスコット・ウェルズ。「僕らは昨年と同じような始まり方はしたくない。昨年は(シーズン前後半で)2つの違うオフェンスをしたようなものだ。前半はあまりよくなかったが、後半はずっとよくなった。今年は最初から昨年後半より上のプレーをしたい。あれを土台に、さらに上を行きたい」
- マッカーシーHCによると、3番手WRは今年もジェームズ・ジョーンズとジョーディ・ネルソンが分け合うするとのこと。
- フルバックはコーリー・ホールとジョン・クーンが出番を分け合う、とマッカーシーHC。おそらく昨年と同じ起用法で、ショートヤーデージ等パワーランが必要な場合にクイン・ジョンソンを使うのだろう。
- CBトラモン・ウィリアムズについてジョー・ウィットCBコーチ。「トラモンは、非常によくカバーできる。ウチの誰よりもカバーできるよ、正直言って。(ウッドソンやハリスよりも?!) そのとおり」
- 上記コメントを聞かされたCBチャールズ・ウッドソンは苦笑し、否定はしなかったがもちろん肯定もしない。「それは彼がトラモンに大きな信頼を寄せているということだよ。(どちらが上というような議論には)僕は首を突っ込みたくないけど、トラモンは優秀だ。彼は進歩した。彼が開幕時点でスターターを務めるのはこれが初めてだ。ビッグゲームだよ。ものすごく大きなゲームだ。彼はそこで力を発揮し、ジョーを天才に見せなきゃいけない」
- 先発セーフティのどちらかが欠けた場合に昇格するのはSチャーリー・ペプラー、とマッカーシーHC。「非常に安定感がある。彼は一段上に進んだと思う。Sデリック・マーティンはコミュニケートの点で優れていて、いいプレーもあるが、チーフス戦であまりよくなかった。キャンプが非常によかったので、その点に失望している」
- WRグレッグ・ジェニングス自身はリターナー起用に消極的な様子。「チーム第一だよ。僕がどう感じるか? 大学ではやったけど、ずいぶん久しぶりだからね(新人の2006年には5回している)。やっても構わないか? もちろん自信を持ってやれるよ。ただ、僕が決めるとしたらグレッグを使うか? たぶんノーだ。でも反対はしないよ」と語っている。首脳陣が本気ならば本人をしっかり説得しているはずなので、このようなコメントにはならないのでは。
- 今年のプラクティス・スクワッド選手のサラリーは、8人とも最低額の週給$5,200ドル。シーズン通して在籍すれば17倍の$88,400ドルとなる。他球団からも誘いのあるような選手はサラリーを上乗せすることも少なくないが、RTジャコミニも含めて全員が最低額とのこと。
- 下表のとおり、相変わらずケガ人はディフェンスばかり。イーグルスはゼロ。
- CBブランドン・アンダーウッド(肩)は欠場が決定。
- DEマイク・ニール(わき腹)は2日連続で練習に参加できず。出否は試合当日に決める、とマッカーシーHC。本人は出場に楽観的な様子。
- クレイ・マシューズとブラッド・ジョーンズの両先発OLBとDEカレン・ジェンキンズは今週の練習すべてにフル参加し、準備が整った。OLBブレイディ・ポピンガ(ヒザ)も復帰し、出場は問題なし。
- LTチャド・クリフトン(ヒザ)は昨年と同じく金曜は休養。今後もこのパターンが多いはず。
| Green Bay Packers Injury Report |
| Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
Notes |
| Brandon Underwood |
CB |
Shoulder |
△ |
× |
× |
Out |
欠場 |
| Mike Neal |
DE |
Side |
― |
× |
× |
Questionable |
微妙 |
| Desmond Bishop |
ILB |
Hamstring |
○ |
× |
× |
Questionable |
微妙 |
| Chad Clifton |
OT |
Knee |
― |
― |
× |
Probable |
出場 |
| Bryan Bulaga |
T/G |
Hip |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
| Cullen Jenkins |
DE |
Calf |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
| Clay Matthews |
OLB |
Hamstring |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
| Brad Jones |
OLB |
Shoulder |
○ |
○ |
○ |
Probable |
出場 |
| Brady Poppinga |
OLB |
Knee |
× |
× |
△ |
Probable |
出場 |
| Charles Woodson |
CB |
Toe |
○ |
○ |
△ |
Probable |
出場 |
| Derrick Martin |
S |
Ankle |
― |
― |
○ |
Probable |
出場 |
| Philadelphia Eagles Injury Report |
| Player |
Pos |
Injury |
Wed |
Thur |
Fri |
Status |
| な ん と ゼ ロ |
| Probable |
: |
Virtual certainty that player will be available for normal duty |
| Questionable |
: |
A 50-50 chance will not play |
| Doubtful |
: |
At least 75 percent chance will not play |
| Out |
: |
Definitely will not play |
| |
|
|
| ○ |
: |
Full Participation |
| △ |
: |
Limited Participation |
| × |
: |
Did Not Participate |
| ― |
: |
Not Listed |
2010年9月10日
CBチャールズ・ウッドソンがパッカーズとの契約延長にサインした。2006年に7年契約を結んだので今季を含め3年残っていたが、そこに2年足して2014年までの5年契約となる。詳細は不明だが、例によって今年受け取る額を多くして将来のキャップに配慮した内容のはず。今後3年で最大$33ミリオン、5年で最大$55ミリオンという報道もあるが、第一報はアテにならない。CBにとって38歳までの高額契約は非現実的にも思えるが、NF最優秀ディフェンス選手を獲得したこともあり、年$4ミリオンずつ上乗せ、ということらしい。
4年前は他に選択肢がなく、いやいやグリーンベイにFA移籍した彼だったが(2月の記事参照)、今回は本人が強く望んでの契約延長。「キャリアの終わりに僕がいたいのはここだ、と代理人に伝えた。それが可能かどうか、契約がまとまるかどうか見てみよう、ということになった。現時点では、たぶんこれが僕にとって最後の契約だろう」
CBチャールズ・ウッドソンは現在33歳。ミシガン大でハイズマン賞、レイダーズに1巡4位指名されてディフェンス新人王を獲得し、1年目から4年連続でプロボウルに選ばれている。度重なるケガで成績がダウンし、2006年春にFAでパッカーズへ。CBハリスとの組み合わせもあって輝きを取り戻し、2008年には7年ぶりのプロボウル、昨年はケイパースDCの自在な起用が彼のオールラウンドな能力を引き出し、NFL最優秀ディフェンス選手賞にも選ばれた。
マイク・マッカーシーHC。「チャールズは素晴らしいフットボール・プレーヤーだ。過去3年間と同じぐらい、申し分ない状態でキャンプを終えられたよ。体調を保ち、優れた嗅覚を持ち、誰よりもタフだ。(この年齢でも)能力ダウンは一切見られない」
不満を抱えた問題児から、落ち着いた暮らしを楽しむ家庭人へと変わってきたことについて、CBウッドソン。「チームメイトに馴染み、それから地元コミュニティに馴染み、そして全体の状況に満足するようになった。少しずつね。このコミュニティやウィスコンシンの人々とたくさん会うにつれ、そしてこの球団でプレーを続け、球団が選手を大事にする姿勢を見るにつれ、僕は少しずつ変わってきたんだ」
- DEマイク・ニールがわき腹を痛めて練習を休んだ。今週復帰したILBデズモンド・ビショップだが、ハムストリングをまた少し悪化させ、この日はリハビリ組に戻っている。
- SSアタリ・ビグビー(足首)はPUPリスト(用語集へ)に入って6試合の欠場が確定しているが、本人によるともう走るのもカットを切るのも問題ないという。PUP入りを決めた球団側には不満を表明せず、「開幕までに復帰できなかった自分に失望している。これがチームにとって最善なのだし、僕はチーム優先だから」と殊勝なコメント。
- Journal Sentinel紙が情報筋から聞いたところによると、最終ロースターカット直前にイーグルスとの間で、6巡指名権と交換でC/Gジェイソン・スピッツを、という話があったらしい。6巡指名権では成立は無理。
- 昨季NFL最高の15.3ydsを記録した難敵WRデショーン・ジャクソン(PHI)のパントリターンについて、Pティム・マステイ。「ビッグリターンを許さないこともだけど、リターン自体をさせない、ということをコーチたちは強調してる。それが最大の目標。いつだって飛距離(グロス)よりもネットが重要だ。僕の平均が50ydsに達しても、毎回20ydsリターンされたんでは意味がない。ジャクソンは恐ろしく速く、頭のいいリターナーだ。僕らにとっては大変な相手だし、僕個人にとっても大変な仕事だ。少しでもスローダウンさせるよう全力を尽くすしかない」
- 同じくショーン・スローカムSTコーチ。「十分高く蹴ってフェアキャッチさせることだ。簡単にボールを持たせたら、彼を止められるかどうか。やり方はいつもと変わらない。しっかりしたカバレッジをすること。デヴィン・ヘスターを相手にするのと同じだ。1インチのスキを与えたら、1マイル持っていかれる。デショーンも同じことだ」
- こちらのパントリターナーは、CBトラモン・ウィリアムズとWRグレッグ・ジェニングスの2人で行く、とスローカムSTコーチ。「試合の展開によって変わってくる。自分たちがどこにいて、何が必要か。こちらのオフェンスやディフェンスがどうなっているか。そういったことがすべて考慮の対象だ」
- WRグレッグ・ジェニングスのパントリターン起用については、マッカーシーHCからもトンプソンGMからも許可が下りているらしい。
- TEトム・クラブトリーはスペシャルチームの4ユニットに加わるとのこと。プレシーズン初戦で手首を負傷し、もう4週間ちかくギブスをしてプレーを続けてきた。「開幕戦までにギブスを外すかどうかはわからないけど、もうすっかり慣れてキャッチングもちゃんとできるし、着けていても問題なく機能できる」
- 先日パッカーズから解雇されたS/KRウィル・ブラックモンがTwitterでファンに挨拶。Q&Aの形で質問に答え、「球団に対して含むところは全くない。6週経ってチャンスがあれば戻ってくる可能性もある」 「後任はトラモンとジョーディがしっかりやるはずだ。(攻撃力があるので)ホームランは必要ない。よいフィールドポジションがあればいい」 などなど。
- 過去4年連続でNFLで最も若いチーム(開幕時)だったパッカーズだが、Journal Sentinel紙によると今年は平均25.91歳でNFL6番目の若さとのこと(日数まで計算してある)。1位はパンサーズの25.15歳。パッカーズはマイク・シャーマンGM最終年の2004年が27.00歳(22位)だったが、トンプソンGM/マッカーシーHC時代に入ってからはずっと25歳台が続いている。
- Charlotte Observer紙によると、ロースター53人のうちパッカーズからドラフトされた選手は36人でNFL最多。NFL平均は27人。言うまでもなく、テッド・トンプソンGMのFA嫌いのチーム作りの成果といえる。
2010年9月 9日
今年のトレーニングキャンプとプレシーズンでの良かった点、悪かった点をまとめてみる。悪かった選手の多くはチームを去っているわけで、総花的な評価になるのはお許しを。
- Excellent : オフェンスにケガ人が少ないこと。先発両タックルは今年も1日1回練習に制限しているが、オフェンス全体に予定外の休養が非常に少なかった。ディフェンスやスペシャルチームに不安を抱えるだけに、開幕からフル回転で得点を重ねてほしいところだ。
- Excellent : QBアーロン・ロジャースはいまやMVPの有力候補。判断の速さ、パスの正確さ、リーダーシップとも申し分ない。一発を狙ってボールを持ちすぎる悪癖も大幅に改善されてきた。
- Excellent : 昨年躍進したTEジャーマイケル・フィンリーがさらに成長。難しいボールもやすやすとキャッチし、ルート・ランニングも洗練されてきている。ブロッキングにもまじめに取り組み、決して悪くない。戦術眼が肥えた今年は彼をモーションさせることが増え、QBロジャースのメインターゲットとして、WRジェニングスと最多キャッチを争うことになりそう。
- Very Good : CBチャールズ・ウッドソン、WRドナルド・ドライバーの両ベテランは体調万全で衰えも見られない。WRジェニングス、RBグラント、ILBバーネット、FSコリンズといった主力組も順調。
- Very Good : 新人DEマイク・ニール。ドラフト時は疑問視された2巡指名だったが、今はその正反対。新人離れした力強いプレーぶりは3-4のDEにぴったり。ニッケル隊形(2DL)では、彼とDEジェンキンズとNTラジの3人でローテーションするのではないか。今オフはOLBのパスラッシュ向上が今ひとつだったかわり、インサイドからのパスラッシュは戦力アップできた。ひょっとしたらDEジェンキンズの契約延長にも影響を与えるかもしれない。
- Very Good : CBサム・シールズ。ドラフト外入団、しかも大学では1年しかCB経験がないのに、プロ1年目で3番手CB/ニッケルバックの座をつかんでしまった。40yds走4.3秒を切る身体能力に加え、ボールへのプレーもなかなかセンスがいい。粗削りなのはたしかで、アサインメントミスや判断ミスをどれだけ減らせるかが勝負。キャッチングが下手でリターナー失格となったが、カバレッジチームでは大きな戦力になる。
- Very Good : オフェンシブラインのデプス。C/GスピッツとT/Gブラガは先発組と遜色ない。T/Gラング(後述)の2年目は期待外れだが、復調しつつある。両OTが高齢化しているだけに、この3人が控えにいてくれるのは心強い。T/GニューハウスとC/Gマクドナルドの両ルーキーはいわば育成枠。
- Good : 先発オフェンシブライン。これだけ同一メンバーでキャンプを過ごせたのは2004年以来。昨年のプレシーズンゲームも同じく被サックゼロだったので過大評価は禁物だが、今年はOL各選手の間の粘着力が増すはず。ただしベテラン両タックルを据え置いた分、ランブロッキングはあまり期待できない。
- Good : LGダリン・カレッジ。降格のプレッシャーがかかるとやはり強い。スターター確保はブラガの負傷もあるが、彼のプレー内容が充実していたのも事実。
- Good : T/Gブライアン・ブラガ。股関節屈筋の負傷までは、LGカレッジの先発の座を奪う勢いだった。非常に基本に忠実なプレーをし、実戦での応用問題にもしっかり対応できる。ガードでならすぐ一流になれることを示したが、先発LTとして一流スピードラッシャーを抑えられるかどうかはまだ答えが出ていない。
- Good : 控えクォーターバック。3年目のマット・フリンは一人前の控えQBに成長し、QBロジャースが数週間休んでもいくつか星を拾えそうなレベルに。Pro Football Weekly誌の控えQBランキングでは14位。プラクティス・スクワッドのQBグレアム・ハレルもキャンプ中に大きく進歩し、プレシーズン後半のプレー内容はよかった。
- Good : RBブランドン・ジャクソン。まさに練習の虫で、ブリッツのピックアップ、スクリーンパスでのディスガイズなど、3rdダウンバックとしてのプレーに磨きをかけている。縦へのランプレーもタフに頑張っていて好感が持てる。
- Good : WRジェームズ・ジョーンズとWRジョーディ・ネルソンの3・4番手コンビは順調に伸びている。ジョーンズが3番手を確保した模様だが、実戦での起用法は大差ないかもしれない。TEフィンリーの存在があるだけに、彼らがレシービング成績を伸ばすのは容易でないが。
- Good : 控えTE陣。TEドナルド・リーはTEフィンリーと比べて目立たないが、ミスが減った。3番手TEクラブトリーは相手DEを押し込むブロッキングがあり、4番手TEクウォレスはフィンリー型のアスレチックなタイプで将来性十分。
- Good : NT B.J.ラジ。DEライアン・ピケットに代わって先発昇格し、持ち前の破壊力を見せている。まだプレー内容に波があり、下を向いて揉み合っているうちにボールキャリアーがそばを通り過ぎるなど、ボールへの反応が遅れることが少なくない。
- Good : OLBフランク・ゾンボ。OLB陣の層が薄かったせいもあるが、ドラフト外入団での開幕ロースター入りは立派。大学ではDEだったので、3-4のOLBとしては経験が浅い。
- Good : 熾烈なパンター争いに勝利したPティム・マステイ。時おりミスはあるが、昨年のPジェレミー・カピノスと比べれば、飛距離・安定性とも上。
- Good : Kメイソン・クロスビーも順調。ホルダー問題もあってキャンプ序盤にミスが多かったが、その後は調子を上げた。プレシーズンでは6本すべて成功。
- Not Bad : SSモーガン・バーネット。新人スターターにこの評価は厳しすぎるかもしれないが、期待ほどのキャンプ内容でなかったのは否めない。パスカバレッジでの守備範囲の広さ、ボールへのセンスは非常によいが、ランサポートでのアングル、タックリング、思い切りのよさ、といった点で今ひとつ。ディフェンス最後の砦だけにミスを恐れるのは無理もないところで、習熟してくるにつれ思い切りのよい動きが出てくるはず。プレシーズンのコルツ戦での活躍が本物だと信じたい。
- Not Bad : CBトラモン・ウィリアムズ。決して悪くはないが、さほど伸びているわけでもない。契約最終年の今年は正念場。
- Not Bad : ILBブランドン・チラー。キャンプ序盤にOLBマシューズが負傷するとアウトサイドに移った。プレー内容は可もなし不可もなしといったところで、OLBジョーンズから先発の座を奪うには至らず、キャンプ中盤で本来のインサイドに戻った。ただの実験だったのかもしれず、OLBの控えを兼ねられることがわかった点はプラス。レギュラーシーズンでの起用法は昨季と同じく、ニッケル隊形でILBホークに代わって入るパターンだろう。
- Not Bad : DEジャスティン・ハレル。腰の張りで一度休んだほかは、なんとかキャンプ終了まで持ちこたえ、今年は実力で開幕ロースター入りを果たした。プレー内容は「控えでなら合格レベル」というもので、1巡指名選手としてバストなのは変わらない。この程度の選手なのだろう。
- Bad : ディフェンスのケガ人。先発両OLBやDEジェンキンズのケガで、プレシーズンで一度もベストメンバーを組めなかった(今は3人とも完全復帰)。シーズン半ばにCBハリスやSSビグビーが復帰してくれれば、DB陣の層の薄さは解消されると信じたい。
- Bad : アウトサイドLB陣。OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)は約1か月、OLBブラッド・ジョーンズ(肩)もキャンプ後半を休んだ。伸び盛りのプロ2年目コンビ、しかも左右サイドの入れ替えを断行した直後だけに、練習量をこなせなかったのは痛い。しかも選手層が薄いため、彼らが負傷したらパスラッシュ力がかなり落ちる。
- Bad : リターナー。エースと期待していたSウィル・ブラックモンのヒザが今ひとつでけっきょく解雇。そもそもACL手術明けの彼に頼るのが間違いだったのではないか。パントリターナーは先発CBウィリアムズ、キックオフリターナーはWRネルソンやRBジャクソンが担うことになった。
- Bad : キッキングのカバレッジチーム。プレシーズンでは毎試合ビッグリターンを許した。メンバーが一定しないプレシーズンでは実力を測りようがないとはいえ、不安は大きい。PRデショーン・ジャクソンとKRエリス・ホッブズを擁するイーグルス戦はいきなりの試金石。
- Bad : CBパット・リー。CBアンダーウッドと3番手/ニッケルバックの座を争うはずが、ドラフト外ルーキーに抜かれて5番手に。上体ががっちりしていてフィジカルなプレーをするが、アスレチック能力が物足りず、プレーぶりがはっきり言って遅い。2巡指名選手がプロ3年目でこれではバストと言われても仕方がない。
- Bad : T/G T.J.ラング。右タックルでタウシャーの先発の座をプッシュするはずが、オフシーズンの手首の手術のため明らかなトレーニング不足。ようやくキャンプ終盤に調子を上げて2番手RTの座を確保した。まだ伸びシロは十分ある。
- Bad : FBクイン・ジョンソン。パワフルなランブロッキングの一芸だけで何とか開幕ロースターに残った。つまり昨年と同じだ。レシービングミスが目立ち(多少は減った)、スペシャルチームでの働きも先輩FB2人に遠く及ばない。今のような雑なプレーばかりでは、パス主体のオフェンスのスタイルに合わない選手になってしまう。
- Bad : CBアル・ハリス、SSアタリ・ビグビー、RBジェームズ・スタークスはPUPリストから出ることができないまま開幕となった。CBハリスはACL手術明けなので半ば覚悟していたが、SSビグビー(足首)はミニキャンプをホールドアウトした後だけに情けない。新人RBスタークスは復帰後に3番手RBになれるかどうか。
- ふくらはぎを痛めてプレシーズン2試合を休んだDEカレン・ジェンキンズが練習にフル参加。下記の2人以外(PUPリストの3人は別にして)はフル参加できている。
- OLBブレイディ・ポピンガはヒザに腫れが出たために練習を休んだ。本人によると、腫れと言っても肌の腫れで、すぐに復帰できるとのこと。
- CBブランドン・アンダーウッド(肩)はハーネスを着けて軽く練習に参加。欠場が決まったわけではない、とマッカーシーHC。
- 今季最初のインジャリーリポートが公開されたが、なんとイーグルスは掲載選手ゼロという元気さ。
- Press-Gazette紙が、ロースター全員のキャンプ写真を1枚ずつ掲載している。(写真の下の Show Thumbnails をクリック)
- 先日パッカーズのワークアウトを受けたRB/KRクリフトン・スミスはドルフィンズと契約。
- 先日パッカーズから解雇されたWR/KRジェイソン・チェリーはUFLのハートフォード・コロニアルズと契約した。QBはジョシュ・マカウン。
2010年9月 8日
- RB/KRクリフトン・スミス(元TB)とSジェラルド・アレクサンダー(元JAX)がグリーンベイを訪れてワークアウト。どちらも契約には至らなかった模様だ。RBスミス本人のTwitterによると、「パッカーズからのオファーはなかった」とのこと。Press-Gazette紙によると、パッカーズ側は脳震盪歴を不安視したらしい。
- RB/KRクリフトン・スミスは、ドラフト外ルーキーだった2008年にパントとキックオフの両リターンでTDを決める大活躍でいきなりプロボウル選出。しかし昨年はパントキャッチ寸前に悪質なヒット(相手は即退場&1試合出場停止)を喰らって脳震盪、1か月半後に再び脳震盪を起こしてインジャリーリザーブに。つい2日前、元パッカーズのRBランプキンの加入に伴って解雇されている。ラッシング実績がわずか12回47yds、通算20試合で7ファンブルという点も不安。パッカーズの次はドルフィンズでワークアウトの予定らしい。
- Sジェラルド・アレクサンダーは2007年ライオンズの2巡指名選手。昨年6月にジャガーズにトレードされ、10試合に先発出場したものの、先日サプライズ・カットされてしまった。
- ニッケルバックに抜擢されたCBサム・シールズ。「準備はできてる。カレッジからこれまでやってきた経験があるんだ。僕はハードに頑張り続け、前に進むだけ。このチャンスを僕は活かさなきゃいけない。周りの仲間たちも僕のミスを指摘して修正してくれるし。本番が来たら自分のやるべきことはわかっているし、僕は速くプレーできる」
- CBサム・シールズについて、CBチャールズ・ウッドソン。「僕の見たところでは、彼は実戦で大きなプレーをすることを恐れない。本番になればミスもするだろうけど、それは僕らみな同じだ。彼はすごく大きな自信を持ってる。才能に恵まれたアスリートだし、僕らは彼に信頼を寄せているよ」
- 昨日プラクティス・スクワッドに加わったRBジェームズ・ジョンソン。ベンガルズを解雇され、土曜午後にルイジアナ州バトンルージュの自宅に帰ったところでパッカーズから電話がかかってきた。「ガールフレンドと食料品店にいたところだった。商品を棚に返さなきゃいけなかったよ。午後2時に電話があって午後4時50分に出発。グリーンベイに着いて、まだ荷物を開いてさえいない」
- バッカニアーズと契約したPクリス・ブライアン。「日曜の午後、パッカーズとプラクティス・スクワッド契約を結ぶためスタジアムに向かう途中だった。妻から電話がかかってきて、メールをチェックしてみてくれというんだ。見たらタンパベイからのメールだった。青天の霹靂だよ。24時間以内にタンパに来いということになった」
2010年9月 7日
- ケガ人情報。
- OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)が約1か月ぶりに復帰し、練習にフル参加。
- OLBブラッド・ジョーンズ(肩)とILBデズモンド・ビショップ(ハムストリング)もフル参加。キャンプ序盤からケガに苦しんできたLB陣だが、なんとか全員元気で開幕を迎えられることになった。
- 完全に休んでいるのはCBブランドン・アンダーウッド(肩)だけで、肩にハーネスを着けている。かなり回復してきているが、いつ復帰できるかはわからない、とマッカーシーHC。開幕戦出場はかなり難しくなったといってよさそう。
- DEカレン・ジェンキンズ(ふくらはぎ)はジョグ・スルーだけで退いたが、水曜か木曜にはフル参加できるだろう、とマッカーシーHC。
- OLBクレイ・マシューズ。「(今夏ディフェンスにケガが多かったことは)僕は問題ないと思う。かえってフレッシュに開幕を迎えられる、ということは言えるかもね。今日は久しぶりにフィールドに出られて、コンディショニングやフィジカル的にはすごくいい感じだった。ケガで休んでいる間、一歩退がってフットボールのことをじっくり考えられたのはよい経験だった。昨年のような好成績は難しい? そんなことは決してないよ。僕は1年分成長し、より自信もつけている。なぜ難しくなるの?」
- CBアンダーウッドの負傷により、開幕戦のニッケルバックはCBサム・シールズに。ドラフト外ルーキーのシールズがCBリーやCBブッシュをごぼう抜きにしたのは立派だが、抜かれた方もだらしない。CBアンダーウッドとCBリーはキャンプ前半はよいプレーを見せていたが、プレシーズンゲームは期待外れの内容。それならば多少のルーキー・ミステイクには目をつぶっても、ポテンシャルの高いシールズに任せてみよう、という結論となった。次はCBアンダーウッドが復帰したときにニッケルバックを取り戻せるかどうか。
- ロースターに残ったDEジャスティン・ハレル。「フェイズ1は終了。なんとかチームに残ることができた。次は、チームの選択が正しかったことをフィールドで証明したい。どんな形であってもチームの助けになりたい。スペシャルチームであれどこであれ、出場する機会が来れば、僕は準備ができている」
- 「キャンプ開始時と同じオフェンシブラインでキャンプを終えることができた。これだけ同じメンバーで練習や試合をこなすことができたのは初めてだ」とマッカーシーHC。
- トレードが成立せず残留となったC/Gジェイソン・スピッツ。「そんな噂さえ聞いてなかったよ(笑顔でウィンク)。パッカーでいられて嬉しいか? もちろんだ。僕はここが大好きだし、ここでプレーしたい。当然スターターにはなりたいけれど、正直言って昨年の(腰の)負傷前の状態に戻るまで、やるべき仕事がある。大事なキャンプ第2週を休んだのは痛かった。プレシーズンの変則スケジュールのおかげで、その後はノンパッドの練習が試合の間にはさまるだけ、といった感じだったからね。僕はまだトレーニングキャンプ・モードだ。複数ポジションをこなさなきゃいけないし、練習を続けてブロッキング力を取り戻さなくては」
- スペシャルチーム練習では、CBトラモン・ウィリアムズがパントリターナーの1番手、WRジョーディ・ネルソンがキックオフリターナーの1番手として練習。練習後のロッカールームで、両者とも自分がリターナーを務めるだろうと認めている。いっぽうマッカーシーHCは、WRジェニングスもパントリターナーの候補だ、と会見で述べている。
- 先発CBトラモン・ウィリアムズにパンリターナーをやらせるのはリスクを伴うが、Sブラックモンが退団したいま、おそらく彼が最もパントリターン能力の高い選手であり(通算13.3yds)、2007年にはタッチダウンも決めている。消去法でWRネルソンに任せた昨年と違い、今年はハイリスク寄りの起用法となる。「パントリターンの仕事もまったく問題ないよ。過去には成功を収めたと僕は思っているし。理想の世界では全員が1つの仕事に専念するんだろうけれど、現実はそうじゃなく、53人の選手でやりくりしなきゃいけない。チームを助けられるなら、僕は喜んでパントリターナーに挑戦するよ」
- WRジョーディ・ネルソンは、昨季プレーオフのカーディナルズ戦で4回19.8ydsのキックオフリターンをした後にベンチに下げられている。「昨季の彼はシーズン半ばに負傷したヒザの影響が残り、すこし躊躇するようなところがあった。今は全くそういうことはないし、我々はブロッキングのスキームも多少いじった。これはジョーディの強さを活かすことになると思う」とマッカーシーHC。
- 半年にわたる競争の末、正パンターの座を勝ち取ったPティム・マステイ。「土曜の午後にコーチ・スローカムから電話がかかってきた。解雇通知か祝福の電話かどっちだ、という気持ちだった。お祝いの電話だったよ。長い競争の間、僕は競争のことを考えすぎないよう自分に言い聞かせてきた。まあ多少は考えたけれど、毎回のパント練習、ホールド練習にかなり集中できたと思う」
- Pティム・マステイはこれまで、ドラフト外選手たちがひしめく補助用ロッカールーム、通称"Green Mile"を使っていたが、月曜にメイン・ロッカールームに引っ越し、LSグードとKクロスビーの間に収まった。通路をはさんでQBロジャースのロッカーがある。「歩き回っても気分が違うね。シャワーが終わったとき、元の補助用ロッカールームに戻りそうになったよ。ここにいられるのは気分がいい」
- 公式サイトのデプスチャートが更新されている。
- C/Gジェイソン・スピッツはセンターの2番手だけで、左サイド両ポジションの控えがブライアン・ブラガ、右サイド両ポジションの控えがT.J.ラングとなっている。
- タイトエンドの3番手はトム・クラブトリー。5巡ルーキーのアンドリュー・クウォレスは4番手。
- フルバックの序列はコーリー・ホール、ジョン・クーン、クイン・ジョンソンの順。
- マッカーシーHCの言葉どおり、パントリターナーの2番手はWRグレッグ・ジェニングスと表示。
- ロースターの人数が少なくなったところで背番号の変更。OLBフランク・ゾンボが47番から58番に、Sチャーリー・ペプラーが46番から26番(前回在籍時と同じ)に、プラクティス・スクワッドのQBグレアム・ハレルも7番から6番(大学時代の番号)に変更している。
パッカーズはプラクティス・スクワッドにRBジェームズ・ジョンソンと契約し、これで8人枠すべて埋まった。ジョンソンは身長5フィート11(180cm)、体重207ポンド(94kg)。2008年にカンザス州立大(WRネルソンと同期)からドラフト外でベンガルズに入り、過去2年のほとんどをプラクティス・スクワッドで過ごしていた(公式戦4試合出場)。今年は1月にヴァイキングスに加わったものの6月に解雇され、キャンプ半ばでベンガルズに戻っていた。今プレシーズンはラッシング28回127yds(平均4.5)、1TD。
インジャリーリザーブにいた以下の3選手が"Injury Settlement"(詳しくは昨日の記事へ)にサインし、解雇された。
- RBクイン・ポーター(ハムストリング)はキャンプ半ばまで3番手RB争いをリードしていたので、残念な負傷だった。6週間経てばパッカーズと再契約できるので、プラクティス・スクワッドに戻ってくるかもしれない。ディビジョンII出身だけに伸びシロがありそう。
- S/KRウィル・ブラックモン(ヒザ)も同じく"Injury Settlement"にサインして解雇。2006年のドラフト4巡指名以来ケガばかりの4年半だった。しかしリターナー能力を評価されているうえ、転向したばかりのセーフティとしても将来性がありそう。ヒザが回復すれば再契約も。
- T/Gアレン・バーバー(腰)も同じく解雇。パッカーズではこれで終わりだろう。
- これで現在インジャリーリザーブに残っているのはCBジョシュ・ベルだけとなった。
- PUPリストにはCBアル・ハリス、SSアタリ・ビグビー、RBジェームズ・スタークスが入っている。
- パンター争いに敗れたPクリス・ブライアンはバッカニアーズと契約。オーストラリアから妻子を連れてきていただけに(しかも先日もう1人生まれた)、これは大変めでたい。バッカニアーズのパンターは6巡指名ルーキーのブレント・ボウデンだったが、プレシーズン4試合で平均36.4ydsの不振だった。
- スペンサー・ヘイヴナーを獲得したライオンズの公式サイトは彼をLBと表示している。
- 最終ロースターカットで解雇した選手がウェイバーで拾われた人数は、元パッカーズが5人でやはりNFL最多だったらしい。Journal Sentinel紙によると、それに次ぐのはMIN、CHI、DAL、PITのそれぞれ3人。
2010年9月 6日
パッカーズは下表の7人とプラクティス・スクワッド契約をした。7人全員が先日までパッカーズに所属してキャンプに参加していた選手だが、最後の1枠は他球団にいた選手を獲得する見込み、と報じられている。
- RTブレノ・ジャコミニに対してはヴァイキングスも熱心に誘ったとのこと。
- パッカーズがプラクティス・スクワッドに置くつもりだった(と思われる)RBクレッグ・ランプキンはバッカニアーズ、NTアンソニー・トリビオはチーフスがウェイバーで獲得した。
- RBランプキンにはTBの他にもSEA、DEN、HOUも獲得希望(Claim)を提出し、成績下位のTBが手に入れた。
| Packers 2010 Practice Squad Signings |
| Pos. |
Name |
College |
Exp. |
備考 |
| QB |
Graham Harrell |
Texas Tech |
1 |
弱肩型だがキャンプ後半で進歩を見せた |
| WR |
Chastin West |
Fresno State |
R |
大学ではリターナー経験が豊富 |
| OT |
Breno Giacomini |
Louisville |
3 |
「過去2年もPSがふさわしかった」との声あり |
| OT |
Chris Campbell |
Eastern Illinois |
R |
大学4年でようやくスターター。遅咲きタイプ |
| LB |
Robert Francois |
Boston College |
1 |
昨季もPSにいた |
| LB |
Maurice Simpkins |
Coastal Carolina |
1 |
キャンプ序盤に契約。最近評価上げる |
| S |
Anthony Levine |
Tennessee State |
R |
粗削りだが身体能力高い。キャンプの評判も良好 |
たくさんの球団でたくさんの選手が動いているが、パッカーズは前日に他球団から解雇された(ウェイバーにかけられている)選手を1人も獲得しなかった。テッド・トンプソンGMによると、(優先順で敗れたのではなく)ウェイバー獲得希望さえ1つも出さなかったとのこと。
- 最終ロースターカット後のウェイバー獲得ゼロは3年連続。
- パッカーズから解雇されたRBクレッグ・ランプキンはバッカニアーズ、TEスペンサー・ヘイヴナーはライオンズ、G/Cイヴァン・ディートリック=スミスはシーホークス、NTアンソニー・トリビオはチーフス、OLBシリル・オビオザーはカーディナルスが、それぞれウェイバーで獲得した。ウェイバーで獲得した選手は即ロースター入りなので、上記選手たちにとってはめでたいこと。システムに習熟していないことを承知で獲ってくれるのだから、それだけ能力を買われたことになる。
- RBランプキンやNTトリビオをプラクティス・スクワッドに確保できず、パッカーズにとっては残念なところ。しかしウェイバーで5人も他球団が獲ったということは、こちらのロースターのレベルが高いことを示しているのかも。昨年はRBタイレル・サットン(→CAR)とSアンソニー・スミス(→STL)の2人、一昨年はDTダニエル・ミューア(→IND)だけだった。
- なお、ウェイバーの対象となるのはNFL経験4年未満の選手。NFL経験4年以上のベテランは解雇された瞬間に無制限FAとなり、好きな球団と契約できる。
- パッカーズはプラクティス・スクワッドに入れるつもりだったRBクレッグ・ランプキンをさらわれてしまい、新たにランニングバックを獲得する必要に迫られている。
- ノーズタックルも同様で、NTアンソニー・トリビオの代役をプラクティス・スクワッドに確保する必要がありそう。
- プラクティス・スクワッドには、すでにQBグレアム・ハレル、WRチャスティン・ウェスト、OTブレノ・ジャコミニ、OTクリス・キャンベル、LBロバート・フランソワ、LBモーリス・シンプキンズ、Sアンソニー・レヴィーンの7人の契約が明らかになっている。「最後の1人はパッカーズのキャンプにいなかった選手になる」と球団関係者はPress-Gazette紙に語ったらしい。
- ロースター53人の内訳は、オフェンス26人、ディフェンス24人、スペシャルチーム3人。オフェンスは昨年より1人多く、それはオフェンシブラインに昨年より1人多い10人を確保したため。スキルポジション全体の人数は16人で変わらない。
- キャンプ練習を詳しく観察していた記者たちにとって、最も意外だったのはG/Cニック・マクドナルドが残ったことのようだ。1on1のパスラッシュドリルで簡単に敗れる場面が非常に多かったらしい。
- ベン・マカドゥーTEコーチがベテランのTEドナルド・リーを称賛。「彼は全員によい影響を与える。彼はみんなにプロフェッショナリズムを浸透させてくれる。それが、我々が彼を残したいと思う理由の1つだ」
- パンター争いに敗れたオーストラリア人のPクリス・ブライアンは、バッカニアーズでトライアウトを受けている。
- インジャリーリザーブに入り、近く退団となるS/KRウィル・ブラックモン。「能力や才能というより、健康問題によるものだったはずだ。難しい決断だったとは思う。僕は平穏な気持ちでいるよ。カットの理由は完全に理解している。僕は自分の仕事をして、なんとか打開してみせる。(ヒザの回復まで)何か月もかかる感じじゃない。腱を再び断裂させたわけじゃなくて、基本的には関節の周りの痛みだけだ。今は慌てず時間をかけて治そうと思ってる。(IR入りしなければ)火曜には走ってみて開幕戦に備えるつもりだったけど」
- 後任のリターナーについてS/KRブラックモン。「ジョーディ(WRネルソン)がやるはずだ。キャッチングが上手くてボールセキュリティが信頼できるからね。大事なのはそこだ。走る前に捕れなきゃいけない」
- "Injury settlement"というのが分かりにくいが、だいたい以下のような感じらしい。
- NFLでは負傷中の選手を解雇できないルールのため、インジャリーリザーブに1年置いておく価値のない選手(ちゃんとサラリー1年分を支払わなければならない)を、こうした手続きを経て解雇するのが普通。選手側としても、今季中に復帰できるケガなら早く退団して新天地を見つける方がトク。
- Sブラックモンの代理人によると、おそらく2、3週間分のサラリーを受け取る条件になるはず、とのこと。Sブラックモンはプロ5年目の最低サラリー(年俸$63万ドル)のはずなので、2週分ならば$7万4千ドルほどになる。
- "Injury settlement"を経て解雇された選手は、6週間は元の球団と再契約できない。他球団ならばすぐにでも契約してプレーできる。
- 以下はテッド・トンプソンGMの会見から。
- 「OLBフランク・ゾンボには非常に強い印象を受けた。かなり重い足首のケガだったのに、2、3日休んだだけで復帰したタフネスにも感心した。今年は修業の年? いや1年目から貢献してくれると期待している」
- ドラフト外ルーキーが3人残って、また平均年齢の低いチームになりそうなことについて。「年齢は別に考えていない」
- 「TEスペンサー・ヘイヴナーの解雇は、春に起こした飲酒バイク事故とは関係ない」
- 「RBを2人にしたことはRBジェームズ・スタークスがPUPリストにいることとは関係ない。復帰が可能になったら、そのときに考えることだ」
2010年9月 5日
まずは前回記事の解雇選手リストを参照のこと。今年のサプライズはTEスペンサー・ヘイヴナー(昨季4TD)が解雇されてドラフト外ルーキーのTEトム・クラブトリーが勝ち残ったこと。G/Cディートリック=スミスが解雇されてG/Cニック・マクドナルドが勝ち残ったこと。TE4人体制は予想されていたが、2年連続でFB3人にするとは驚き。FBジョン・クーンを半分RB扱いとしてRB2.5人制といったところか。
以下はまず各ポジションの勝ち残り組を挙げ、その後で細かい点を分析していく。
- QB(2) ロジャース、フリン
- QBブライアン・ブロームを解雇した昨年と比べて今年は無風。
- このところ良くなってきたQBグレアム・ハレルがプラクティス・スクワッドから横取りされる可能性を指摘する声もあるが、他球団がそこまで評価しているかどうか。
- RB(2) グラント、ジャクソン、(PUP/スタークス)
- 異例の2人体制だが、FBジョン・クーンがけっこう走れるので2.5人体制。昨季も試合当日には2人しかアクティブ登録しないゲームがかなりあった。今後補強の可能性は十分ある。
- プレシーズン終盤で頑張ったRBクレッグ・ランプキンだが、FBの方を優先されてしまった。まだプラクティス・スクワッド資格あり。
- FB(3) ホール、クーン、ジョンソン
- なんと2年連続でFB3人体制となった(1人の球団も少なくない)。3人残した理由は昨年と同じ。コーリー・ホールとジョン・クーンはスペシャルチームの中核選手であり、パワフルなランブロックのクイン・ジョンソンは将来性が捨てがたい。
- ジョン・クーンはゴール前や緊急時のボールキャリアーを兼ねる。レシービングではコーリー・ホールが優れる。
- 将来性を認められたとはいえ、ベテラン2人が残ったのはクイン・ジョンソンがレシービングやスペシャルチームで成長していない不満の表れでもある。
- WR(5) ジェニングス、ドライバー、ジェームズ・ジョーンズ、ネルソン、スウェイン
- TE(4) フィンリー、ドナルド・リー 、クウォレス、クラブトリー
- 異例のTE4人体制だが大方の予想どおりでもある。
- 昨季3番手TEとして4TDを挙げたスペンサー・ヘイヴナーの解雇が今年最大のサプライズだった。直前までトレードを模索したらしい。LBもこなせるヴァーサタイルな能力が自慢だが、どちらのポジションでもロースター枠ぎりぎりのレベルで、特に優秀だったわけではない。
- もう伸びシロのないドナルド・リーをトレードする手もあったが、フィンリーのケガが恐ろしい。
- TEトム・クラブトリーはキャンプでの内容が非常によく、なんとか残すべきとの声も大きかった。プラクティス・スクワッドに入れたくても、その前に他球団に獲られる恐れが大きかったのだろう。
- OL(10) LTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー、T/Gブラガ、C/Gスピッツ、OTラング、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド
- 昨年ロースター入りした3人が解雇されている。
- 報道によると、他球団からのトレードのオファーを断ってC/Gジェイソン・スピッツを残留させた。彼を放出した場合のケガのリスクを考えれば無理もない。
- 昨年ドラフト外でロースター入りしたG/Cディートリック=スミスも解雇。2年目の成長が期待外れだったのだろう。ボーダーライン上と見られていたが、C/Gスピッツの実績と新人G/Cマクドナルドの将来性に敗れた。
- ドラフト外ルーキーのG/Cニック・マクドナルドがディートリック=スミスを逆転してロースター入り。プレシーズン後半に株価が急上昇していたとはいえ、やはりサプライズ。ディビジョンIIのグランド・ヴァレー州立大(ミシガン州)の出身。
- 昨季先発右タックルとして大失敗した4年目のT/Gアレン・バーバー(腰)はとりあえずインジャリーリザーブに入ったが "Injury Settlement" がまとまりしだい解雇となる見込み。アスレチック能力がフィールドで活かせないOLの典型だった。
- 3年間我慢して育ててきたRTブレノ・ジャコミニもついに解雇。練習では成長を見せるものの、実戦になるとパスプロのミスが多すぎた。まだプラクティス・スクワッド資格があるようなので、他球団が獲得しなければキープするのでは。
- 控えにスピッツ、ラング、ブラガの3人がいるのは申し分ない。OLのデプスにこれだけ安心できるのはいつ以来だろう。ニューハウスとマクドナルドは実質レッドシャツで体作り。
- DL(6) NTラジ、DE/NTピケット、DEジェンキンズ、DEニール、DEハレル、DEウィルソン
- NTアンソニー・トリビオは2年連続でプラクティス・スクワッドの見込み。実質3番手NTとなる。
- 昨年の6巡指名DEジャリアス・ウィンは今夏の成長が期待外れで、解雇は順当。
- がけっぷちのDEジャスティン・ハレルが辛くも生き残った。能力的には1巡バストが確定しているが、控えDEたちの中では力がある方。DEジョニー・ジョリーの出場停止処分にも助けられた。
- 7巡ルーキーのDE C.J.ウィルソンは目立った活躍ができていないが、なんとかロースターに残った。まだローテーション起用に加わるのは難しそうなので、今年は体作りの年か。
- LB(8) OLBマシューズ、OLBジョーンズ、ILBバーネット、ILBホーク、ILBチラー、ILBビショップ、OLBポピンガ、OLBゾンボ
- プレシーズンで活躍したドラフト外ルーキーのOLBフランク・ゾンボがパスラッシュ力を武器にロースター入り。
- OLBシリル・オビオザーを推す見方もあったが、僅差でゾンボに敗れた。2年目の彼よりも新人のゾンボの方が伸びシロがある、とみなされたのかも。
- 先発のマシューズ(ハムストリング)とジョーンズ(肩)が回復途上であるだけに、控えOLB陣のレベルの低さが懸念されている。課題だったパスラッシュ向上が達成できたとはとても言い難い。
- CB(6) ウッドソン、トラモン・ウィリアムズ、アンダーウッド、リー、ブッシュ、シールズ、(PUP/ハリス)
- ジャレット・ブッシュは今年もしぶとかった。スペシャルチームで反則を犯してはファンから憎まれる状況が続きそう。アル・ハリス(ヒザ)が復帰すれば解雇となるはず。
- ドラフト外ルーキーのCBサム・シールズのロースター入りは早くから予想されていたとおり。
- S(4) コリンズ、モーガン・バーネット、マーティン、ペプラー、(PUP/ビグビー)
- セーフティに転向したSウィル・ブラックモンはリターナーとしてロースター入りが確実視されていたが、プレシーズン第3戦でヒザ(昨年ACL手術)を悪化させてインジャリーリザーブへ。"Injury settlement"がまとまりしだい退団の見込み。
- アタリ・ビグビーのPUP入りでチャーリー・ペプラーが生き残った。
- ST(3) Kクロスビー、Pマステイ、LSグード
- Pティム・マステイがPクリス・ブライアンを破って正パンターに。昨年と似た展開だが、Pジェレミー・カピノスと比べれば明らかにグレードアップといえる。
- 球団はPクリス・ブライアンに対して「プラクティス・スクワッドの候補」と伝えたらしい。本当ならばちょっと興味深い。この半月ほどPマステイの出来が勝っていたが、Pブライアンの伸びシロに未練を感じているのか、Pマステイの不安定さを懸念しているのか。
- LSブレット・グードは先日のチーフス戦で頭を打ったが、チームドクターからはすでに復帰許可が下りたとのこと。
- 今後補強の可能性があるとすれば、RB、OLB、DB、KRあたりか。しかしウェイバー優先順は昨季の成績に基づくので、ドラフトと同じくパッカーズは全体23位。欲しい選手を横取りされる可能性は高い。
- 今後どこかを補強した場合に解雇される有力候補は、CBブッシュ、Sペプラー、G/Cマクドナルドあたりか。
- ドラフト指名7選手が全員生き残った。そのうえドラフト外ルーキーが3人(CBシールズ、OLBゾンボ、G/Cマクドナルド)も残ったため、今年のルーキーは合計10人。
75人から53人に減らす最終ロースターカット期限を迎え、パッカーズは下表の20人の解雇とT/Gアレン・バーバーおよびSウィル・ブラックモンのインジャリーリザーブ入りを発表した。この2人は解雇を通告されたとの報道もあり、"Injury settlement"に合意して近く退団するとの見方が有力。
オフェンス側の充実とディフェンスのケガ人の多さもあって、今年は選択がきわめて難しい、との声が多かった。今日53人を選んだとはいってもこれで開幕を迎えると決まったわけではなく、他球団から解雇された選手の獲得やトレードがありうる。(2007年にはRBグラントをトレードで補強)
なお、解雇した選手とのプラクティス・スクワッド契約は日曜正午(東部時間)から可能となる。(下表の「PS」はプラクティス・スクワッドのこと)
| Packers 2010 Final Roster Cuts |
| Pos. |
Name |
College |
Exp. |
備考 |
| QB |
Graham Harrell |
Texas Tech |
1 |
おそらくPS候補 |
| RB |
Kregg Lumpkin |
Georgia |
2 |
これでRBは2人体制。今年もPS入りか |
| WR |
Chastin West |
Fresno State |
R |
|
| WR |
Jason Chery |
Louisiana-Lafayette |
1 |
リターナーのチャンス活かせず |
| WR |
Charles Dillon |
Washington State |
1 |
|
| WR |
Patrick Williams |
Colorado |
1 |
|
| TE |
Spencer Havner |
UCLA |
2 |
ドラフト外のクラブトリーに敗れる。トレードも不発 |
| OT |
Breno Giacomini |
Louisville |
3 |
2年半我慢してきたが成長が不十分 |
| OT |
Chris Campbell |
Eastern Illinois |
R |
ドラフト外ルーキー |
| C/G |
Evan Dietrich-Smith |
Idaho State |
2 |
2年目の成長がイマイチでマクドナルドに逆転を許す |
| DE |
Jarius Wynn |
Georgia |
2 |
昨年の6巡指名も今夏はいいところなし |
| DE |
Ronald Talley |
Delaware |
1 |
PSをオファーとの報道 |
| NT |
Anthony Toribio |
Carson-Newman |
1 |
PSをオファーとの報道 |
| LB |
Cyril Obiozor |
Texas A&M |
1 |
惜しくもフランク・ゾンボに敗れる |
| LB |
Robert Francois |
Boston College |
1 |
|
| LB |
Alex Joseph |
Temple |
R |
おそらくPS候補 |
| LB |
Maurice Simpkins |
Coastal Carolina |
1 |
|
| CB |
D.J. Clark |
Idaho State |
1 |
|
| S |
Anthony Levine |
Tennessee State |
R |
おそらくPS候補 |
| P |
Chris Bryan |
オーストラリア |
R |
Pマステイとの争いに敗れる |
2010年9月 3日
| |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
| Packers (2-2) |
0 |
3 |
7 |
3 |
13 |
| Chiefs (1-3) |
7 |
7 |
3 |
0 |
17 |
天気は曇り、気温は19℃。直前の雨もあって空席だらけのアローヘッドスタジアム。パッカーズはQBロジャースとRBグラントとCBウッドソンを温存、軽めのケガ人もみな欠場。主力組は攻守とも1シリーズだけで退いている。チーフスの1stチームオフェンスは第3シリーズまでプレー。
一番良かった点はケガ人で、LSブレット・グード(軽い脳震盪か)だけのようだ。オフェンスは第1Qこそ1stダウンを取れずに苦しんだが、その後はまずまず順調。トータルヤーデージでは勝っており、(プレシーズンならではの)ギャンブルを2回せずFGを蹴っておけば逆転できた計算になる。ディフェンスはタックルミスが目立ち、雑な内容だった。スペシャルチームではリターナーを任されたWRジェイソン・チェリーがミスを連発。今年もリターナー問題が改善しないまま開幕を迎えることになり、カバレッジチームのミスも相変わらず。
さて最終ロースターカットがいよいよ目前に迫った。各球団とも4日(土)の午後6時(東部時間)までに、22人を放出してロースターを53人に絞らなくてはならない。余剰戦力で足りない部分を補ったり、ドラフト指名権を手に入れるためのトレード交渉も活発。パッカーズでは、戦力充実のTEやFBやOLをトレードに出せるのか、OLBやDBを補強するのかが注目される。C/Gジェイソン・スピッツの獲得が可能なのか照会してきた球団が複数、とJournal Sentinel紙は報じている。
第1Q
- WRジェニングスへのパス2回で1yds足りず3&アウト。
- CBアリーナスの44ydsのビッグリターンでGB陣33からの攻撃となるが、3連続パス失敗。51ydsFG失敗で先制ならず。
- GB陣41のチャンスも、3rdダウン6からWRネルソンへのパスが通らずパント。
- RBトーマス・ジョーンズの9ydsラン、WRマクラスターの14ydsラン、RBジョーンズの7ydsランでGB陣へ入ったところで、CBブッシュがインターセプト。
- GB陣35から。3rdダウン7でサックされ、またも3&アウト。
- RBチャールズへの19ydsパス、WRボウへの30ydsパスでゴール前に迫り、TEポープに2ydsTDパス成功。
- 3rdダウン3からTEリーへのクイックパスは1yds止まり。早くも4回目のパント。
- チーフスは2番手QBブロディ・クロイル登場。
第2Q
- 3rdダウンでプレッシャーが効いてパス失敗。
- RBランプキンの9ydsランで初めての1stダウン。WRウェストへの7ydsパス、FBクーンの4ydsランでさらに1stダウン。WRパトリック・ウィリアムズへの7ydsパス、WRスウェインへの22ydsパスなどでFG圏内へ。3rdダウン11でまたもWRスウェインに14ydsパス成功。3rdダウン5でTDならず、ギャンブルもWRスウェインがエンドゾーンでジャッグルして失敗。
- RBバトルの50ydsランとWRモエアキへの16ydsパス、RBウィリアムズの11ydsランでゴール前8ydsへ。ラン3回でTDならず、4thダウン1ギャンブルでRBバトルがタッチダウン。
- WRディロンへの14ydsパス、FBジョンソンへの7ydsパス、TEヘイヴナーへの14ydsパスでKC陣に入って2ミニッツ。GBホールディングなどで3rdダウン12、WRウィリアムズの29ydsパスでFG圏内へ。フォルススタート等で3rdダウン13でのパスも通らず、41ydsFG成功。
第3Q
- ワイルドキャットからRBマクラスターのラン連発で1stダウン。3回目のワイルドキャットは12ydsロス、TEオコネルへの18ydsパス、パス失敗でパント。
- WRスウェインへのロングパスが通って73ydsのロングゲインとなりKC陣5ydsへ。RBランプキンのラン2回でタッチダウン。
- ランがノーゲイン、プレッシャーで投げ捨て、ドローが1ydsロスで3&アウト。
- RBランプキンへの16ydsスクリーンパス、WRディロンへの23ydsパスでFG圏内へ。エンドゾーンへのパスは惜しくも通らず、4thダウン2ギャンブルはWRウェストに通らず。
- 3rdダウン3からTEオコネルへ7ydsパス成功。RBカスティールへの43ydsパスで一気にレッドゾーンへ。TDパスは通らず、26ydsFG成功で7点差。
- WRウィリアムズへの22ydsパス、GBホールディング、QBスクランブル不発で最終Qへ。
第4Q
- TEクウォレスへの12ydsパスのあと3rdダウンはパスが通らずパント。
- TEオコネルへの11ydsパスのあと、3rdダウンでのパスは2ydsどまり。
- QBグレアム・ハレル登場。KCイリーガル・コンタクト、RBランプキンの3ydsラン、WRディロンへの6ydsパス、RBランプキンの2ydsランでさらに1stダウン。WRチェリーへの7ydsパス、TEクウォレスへの8ydsパス、WRチェリーへの11ydsパス、RBランプキンの11ydsランでレッドゾーンへ。3rdダウン10でのスクリーンパスは7ydsロスに終わる。フォルススタートのあと、41ydsFG成功で4点差。
- サプライズ・オンサイドキックはLBフランソワが押さえて成功。
- GB陣44から。KCイリーガルコンタクト、WRディロンへの14ydsパス、FBクーンの6yds、8ydsランでFG圏内へ。3rdダウン8からTEクラブトリーへのパスは通らず、ギャンブルもFBクーンに通らず失敗。
- ラン2回で3rdダウン11、パスは4ydsどまり。2ミニッツ明けにパント。
- 残り1分53秒(タイムアウト1つ)、GB陣30から。WRディロンへの21ydsパス、3rdダウン10でパスインターフェアをもらってKC陣へ。4thダウン2ギャンブルはWRディロンが捕れずに失敗。
- 欠場者はQBロジャース、RBグラント、LTクリフトン(ヒザ)、LTブラガ(股関節屈筋)、G/Tバーバー(腰)、DEジェンキンズ(ふくらはぎ)、OLBマシューズ(ハムストリング)、OLBジョーンズ(肩)、ILBビショップ(ハムストリング)、CBウッドソン、CBアンダーウッド(肩)、Sブラックモン(ヒザ)。
- 報告されているケガ人はLSブレット・グードだけ。最初のパントカバレッジでブラインドサイドから強烈にヒットされて頭を打った。その後2回ロングスナップをした後にドクターストップがかかり、サイドラインに退いた。次を欠場するほどではないと期待したいところ。そうでないとロースター選考がなおさらややこしくなってしまう。
- QBフリンが先発し、第4Q最初まで出場。新人QBハレルが残り3シリーズをプレーした。QBロジャースのプレシーズン欠場は入団以来初めて。それだけ重要な選手に成長した証拠といっていい。
- QBマット・フリンは23/37、304yds、0TD、0INTでレーティング88.1。第1Qは主力ディフェンス相手にダウンフィールドに投げられず4回連続3&アウトに終わったが、控え相手には余裕をもってプレーでき、試合全体としては合格点だろう。エンドゾーンへの良いパスも2回か3回あったが、レシーバー陣がキャッチできず。
- QBグレアム・ハレルは8/18、68yds、0TD、0INTでレーティング54.9。この3週間での成長は明らかだが、いくつかコントロールミスもあった。とくに動きながらのパスが安定しない。
- チームラッシングは20回67yds(平均3.4)、1TD。ラン・パス比率が20対55とアンバランスなのは、ランニングバックがFBクーンを含めて3人だけだったからではないか。すでに2人戦線離脱しているので、これ以上誰もケガせず終えられてなにより。
- 先発RBブランドン・ジャクソンは3回10yds(平均3.3)。
- RBクレッグ・ランプキンは11回36yds(平均3.3)、1TD。レシービングは2回9yds。正しいホールを選び、安定感のあるプレー内容。3番手RBとして開幕ロースター入りを確実にしたはず。
- FBジョン・クーンはテイルバックとしても起用され5回20yds(平均4.0)。レシービングは1回2yds。
- WR陣ではブレット・スウェインが77ydsのロングゲインを含む6回130ydsの大活躍。QBフリンがまるで彼しか見ていないように思える時間帯もあった。チャールズ・ディロンは6回85yds。パトリック・ウィリアムズは5回70yds。
- TE陣ではドナルド・リーが1回1yds。アンドリュー・クウォレスが2回20yds。スペンサー・ヘイヴナーが2回14yds。
- 先発OL陣(1シリーズだけ)はLTラング、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー。
- 2ndチームOL陣はLTラング、LGニューハウス、Cスピッツ、RGディートリック=スミス、RTジャコミニ。
- 3rdチームOL陣はLTニューハウス、LGスピッツ、Cディートリック=スミス、RGマクドナルド、RTジャコミニ。スピッツが右ガードに入るなど、この後はいろいろ。
- 被サックは1回(6yds)。唯一のサックは、アウトサイドをスピードで抜かれたLTラングの責任。
- トータルオフェンスはパッカーズ433ydsに対してチーフスが322yds。
- タイムオブポゼッションもパッカーズが33分42秒とリード。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが4/15の27%。パスが通っても1stダウンに届かない場面が目立ち、これが低得点の一因だろう。チーフスは4/12の33%。
- この日はマッカーシーHCでなくジョー・フィルビンOCがプレーコールを出した。マッカーシーHCは部下のため毎年プレシーズンにこうした機会を作っている。
- オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。ロストにはならなかったが、WRチェリーがファンブル1回、ファンブルもどきが1回。QB2人がインターセプトを投げなかったのは評価できる。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。第1QのCBジャレット・ブッシュのインターセプトは、相手QBキャセルとWRのミスコミュニケーションで、パスがCBブッシュの真正面に飛んで来たもの。
- 欠場のDEジェンキンズに代わってDEマイク・ニールが先発。先発OLBはブレイディ・ポピンガとフランク・ゾンボ。CBウッドソンとCBアンダーウッド欠場のため、CBサム・シールズが先発している。
- 後半はやはりTEスペンサー・ヘイヴナーがインサイドLBに。
- パス守備は相手先発QBマット・キャセル(3シリーズ)を4/9、58yds、1TD、1INTのレーティング63.4。QBブロディ・クロイルを11/16、119ydsのレーティング90.4。
- ラン守備は32回145yds(平均4.5)、1TD。ミスタックルが非常に多く、ロングゲインを許すプレーが目立った。
- パッカーズ守備のサックはゼロ。
- 反則は6回40yds。10ydsを超える大きな反則がなかったのはいいが、フォルススタートやホールディングといったOL陣の反則が多い。チーフスは5回42ydsと互角だった。
- ロングスナッパーのLSブレット・グードが頭を打って退場したため、第2Q初めからG/Cディートリック=スミスがロングスナッパーに。代役LSは無事フィールドゴールを2回成功させたが、ロングスナップが高く逸れてパントがブロックされそうになる場面があった。
- 両方のリターナーとしてテストされたWRジェイソン・チェリーだが、期待に応えるどころか大きなミスを連発してチャンスをフイにしてしまった。最初のキックオフリターンでは、キャッチミス後に拾って走ってタックルされてファンブル(FBクーンがリカバー)。第4Qにもパントをファンブルロストしそうになるプレーがあった(判定はダウン)。キックオフリターンは2回平均16.0yds。パントリターンは3回平均9.0yds。
- 両パンターは飛距離・ハングタイムとも今ひとつの内容。これでおそらくマステイの逃げ切りだろう。
- Pティム・マステイは3回平均40.3yds。最初に44ydsのビッグリターンを喰らったのでネット平均はわずか23.0yds。ハングタイムは平均3.97秒。
- Pクリス・ブライアンのパントは2回平均36.0yds、ネット平均34.5yds。ハングタイムは平均3.71秒。
- Kメイソン・クロスビーは40ydsと41ydsをどちらも成功。ロングスナッパーは代役のG/Cディートリック=スミス、ホルダーはPクリス・ブライアンだった。
- カバレッジチームは最初に44ydsのパントリターンを許した後はまずまず。パントリターン3回平均18.3yds、キックオフリターン3回平均21.3yds。1試合通してビシッと抑えられた試合がなく、レギュラーシーズンへ不安が残る。
- 前日には毎年恒例グリーンベイ商工会との"Welcome Back Luncheon"がランボーフィールドのアトリウムで開催された。抽選で各テーブルに1人ずつパッカーズ選手が配置され、地元商工会の人々と歓談する。なぜかウェスタン風の格好をしている選手がQBロジャースを含め数人いる。(写真集)
2010年9月 1日
いよいよ今夏最後の公開練習。練習終了後には選手たちがスタンドに駆け寄ってファンに感謝のあいさつ。ファンもスタンディングオベーションで選手たちを称えていた。
- 4人のケガ人の処理は前の記事を参照。1人も解雇せず第1次ロースターカットを終えたことで、プレシーズン最終戦をこなすに十分な人数が確保できたはず。先発組はすぐ引っ込むため、この日の練習でもスペシャルチームを含めて2ndチームや3rdチームのプレー時間が長かった。
- 「昨年と比べ、ケガ人が2、3人多いのは事実だ」とマイク・マッカーシーHC。「一番重要なことだが、ケガが深刻なものや長期にわたるものではないことが望ましい。そしておおむね、今年はその通りのはずだ。しかし実戦経験に勝るものはない。ディフェンスでいえば、OLBマシューズ、OLBジョーンズ、そして最近負傷したDEジェンキンズやILBビショップ。先発組が一緒にプレーできず継続性を築けないのは、大きな懸念材料とは言えないまでも、理想的な状況でないのはたしかだ。開幕のフィラデルフィアに向けて、練習の中で準備していくしかない」
- QBロジャースおよび1stチームオフェンスは、チーフス戦で1シリーズだけ出場の予定、とマッカーシーHC。
- この日もLTクリフトン(ヒザ)は軽い内容で、1stチームの左タックルは主にブライアン・ブラガ。今回はおそらく左タックルだけをプレーするのではないか。
- 「RBブランドン・ジャクソンはこの1年で大きな飛躍を遂げた」とマッカーシーHCが絶賛。
- FBクイン・ジョンソンがゴールライン練習でQBフリンからのTDパスをキャッチ。
- 「ジョーディ・ネルソンはWRの中で今キャンプもっとも落球が少なかった。私の覚えている限りでは1回だけだ」とジミー・ロビンソンWRコーチ。
- TEアンドリュー・クウォレスがQBフリンからのTDパスを見事にワンハンドキャッチ。ベン・マカドゥーTEコーチは、「彼は大学時代と比べてランニングゲームやスペシャルチームの仕事が多く、まだ手探りで進めているところだ。成長の過程であり、そして成長には山や谷がつきものだ。先週あたりから、光る才能を見せ始めているように思う。しかし我々が求めるのは安定感であって、それが挑戦だ」
- TEスペンサー・ヘイヴナーが今日はLBもプレー。今週のゲームでは再びディフェンスをやらされるのか。
- ドラフト外ルーキーのILBアレックス・ジョセフ(テンプル大)はプレシーズン最初の2試合を欠場し、先日のコルツ戦も出番はごくわずか。それだけに、今週の試合でアピールできるかどうかで今後のキャリアが大きく変わってくる。「大まじめな話だ。たぶん今週は僕の人生で最も重要なものの1つだろう。それは間違いない。自分にはビッグゲームを期待してるよ。チームに残るうえで、キックオフカバレッジは僕の一番大事な仕事だ。モーリス(LBシンプキンズ)と僕は"Bruise(痛めつける) Brothers"だ」とBlues Brothers にひっかけたジョークで意気込みを語っている。
- キャンプ序盤にOLBに移されていたロバート・フランソワがILBに戻っている。
- スペシャルチーム練習。
- この日もWRジェイソン・チェリーが最初にフィールドに来てJUGSマシン相手にパントのキャッチング練習。しかし、強い風の吹いたチーム練習では、JUGSマシンからのパントを落球したり、目測を誤ってワンバウンドさせてしまうパントもあった。前日も落球があり、やはりキャッチングが最大の課題。
- Pクリス・ブライアンは夫人の出産のため欠席。これは解雇かと記者たちが色めき立ち、「いや先々週のDEハレルみたいに出産休暇ってことがある。チームからの説明があるまでわからん」という話になったところで、本当に出産という確定情報が流れた。解雇記事を書き始めてしまった記者はいたはず。
- Pブライアン不在のチャンスに、Pティム・マステイは十分なハングタイムの好パントを連発。正パンター決定へ、いよいよ王手だ。
- オンサイドキックおよびそのリカバーの練習。
- マーク・マーフィ社長が練習フィールドのスタンドを訪れてファンと交流していた。テッド・トンプソンGMはスペシャルチーム練習中にWRドナルド・ドライバーと談笑。
パッカーズはCBアル・ハリス(ヒザ)とSSアタリ・ビグビー(足首)と6巡ルーキーのRBジェームズ・スタークス(ハムストリング)の3人を reserve/physically unable to perform リストに入れ、彼らは開幕から6試合は出場できないことが確定した。また3番手RBを争っていたRBクイン・ポーターをインジャリーリザーブに入れ、こちらは今季終了。この4つの人事でロースターは75人に収まり、第1次ロースターカットが完了した。
キャンプ開始時からPUPリストに入っていた下記3選手だが、今回入ったリストはいわばレギュラーシーズン版PUPリストであり、インジャリーリザーブと同じくロースター枠の例外扱いとなる。PUPリストに入っている間はチーム練習に加わることができない。PUPの選手は第6戦が終わったところで復帰が可能となり、球団側は3週間の猶予期間の間に(その間はロースターにカウントされない)、アクティブ・ロースターに入れるか、インジャリーリザーブに入れるか、解雇するかを選ぶことになる。
CBアル・ハリスは昨季第11週の49ers戦でヒザを負傷。前十字靭帯(ACL)だけでなく外側側副靭帯(LCL)など3か所の腱を断裂、ハムストリングの部分断裂というきわめて重く珍しいケガだった。同じ日に負傷したDEアーロン・キャンプマン(現JAX)はACLだけの断裂であったため今夏キャンプ初日から参加できたが、CBハリスは時間がかかっている。本人は「開幕は間に合わなくても6週欠場するほどじゃない」という趣旨のコメントをしていたので、今回の決定は残念なところ。
SSアタリ・ビグビーはRFAオファーへのサインを渋ってOTAやミニキャンプをホールドアウトした末、今キャンプ序盤に左足首を手術。足首は一昨年あたりから悪く、なぜオフの間に手術を受けなかったのかが疑問だ。ありきたりなケガなのにわざわざ外部ドクターの手術を選んだり、(キャンプ初日の)コンディショニング・テストで痛めたとする本人の説明もややうさんくさい。本当にそうならばオフシーズンによほどサボっていたのではないか。
開幕スターターは新人SSバーネットに決まっているものの、ビグビーの6試合欠場がデプス的に痛いのはたしかだ。Sデリック・マーティンやSチャーリー・ペプラーはスペシャルチーマーとして優秀だが、代役スターターとして頼りになる選手ではない。Sウィル・ブラックモンは才能の片鱗も見せたがまだコンバート1年目、しかもヒザの状態がパッとしない。
6巡指名ルーキーのRBジェームズ・スタークスはOTAでハムストリングを負傷、今トレーニングキャンプでもフィジカルチェックに合格せず、PUPリストのまま過ごしてきた。昨日も復帰間近という情報があったので、おそらく実際は6週間欠場するほどではなく、じっくり体作りをさせたいとチーム側が判断したのだろう。昨年8月に肩の手術を受けて2009年シーズンを全休しているため、もし今季中盤に復帰すると約22か月ぶりの実戦ということになり、ハードヒットを受ける商売柄、やや不安が残る。
RBクイン・ポーターは上記3人と違ってキャンプ中の負傷であるためPUPリストに入れることはできず、インジャリーリザーブ入り(今季はもう出場できない)となった。ディビジョンIIのスティルマン大からドラフト外で入団し、キャンプ前半は3番手RBを奪う勢いだったが、その後足首とヒザを相次いで負傷。内側側副靭帯(MCL)の捻挫なのでシーズンを全休するほどのケガではないが、今年は体作りとオフェンスの勉強に専念させ、来年に期待しようということではないか。