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Notebook: スターターはLTクリフトンと明言
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年9月22日
- 月曜のマッカーシーHC会見ではLTチャド・クリフトンの問題に質問が集中。先に要約しておくと、「スターターはLTクリフトンだが、次に出られるかどうかはわからない。LTブラガはよい仕事をした」ということ。
- 「チャド・クリフトンは今ちょうどヒザの治療を受けているところだ。(来週はマンデーナイトなので)1日遅い木曜の練習に準備が整うか様子を見るつもりだが、Dr.マッケンジーは確信が持てないと言う。本人は昨日より調子がよいようだ」
- 試合直後の会見での「よいようには見えなかった」という説明をもっと具体的に、という質問に。「体調がよいようには見えなかった、ということだ。チャドはずっとヒザに問題を抱えていて、我々は彼の体を元に戻す必要がある。その問題がプレーに影響を与えていたと思う」
- キャンプから休養日を多くしてきたが、Dr.マッケンジーによると彼の現状は? 「チャドは長いことプレーしてきて、両ヒザ・両肩とたくさんの手術を受け、他にも消耗している箇所がいくつかある。それに合わせて扱わなければならない、と我々は感じているだけだ。(メディカル・スタッフは)新しいやり方も試しているし、できればシカゴ戦に間に合ってほしい。それ以外に特に話すことはない」
- 100%に回復するまで待つべきでは? 「100%とはなんだろう? これはナショナル・フットボール・リーグだ(100%の選手などいない)。ウチのメディカル・スタッフは長いこと付き合って彼の体を知り抜いているし、彼の準備ができたとなれば、我々は彼を出場させるだろう。彼がウチの先発左タックルだ。今は医学的に苦しい状況にあるだけだ。我々はブライアン・ブラガの用意もさせてきた。昨日の出場機会にはよいプレーをしたと思う」
- 今回のような流れはNFLじゅうでよくある。ベテランのプライドに配慮するのが定石だが、本当にケガが治ったときに先発の座を取り戻せるかどうかは別の話だ。
- 第2Q半ばから出場したLTブライアン・ブラガはフォルススタート以外にミスが1つもなく、サックもQBヒットも許さなかった。ランブロッキングではもとよりクリフトンよりずっと強力。新人が入ったからといってゲームプランを調整することもなかった。ただ、一流パスラッシャーとは言えない相手との1on1が主体で、ブリッツやスタントなど応用問題が少なかったのは事実。
- LTブラガについてジェームズ・キャンペンOLコーチ。「初出場にしてはとてもよい仕事だった。(フォルススタート以外に)メンタルエラーが1つもなかったし。もし混乱したときには、経験豊富なダリン(LGカレッジ)のような選手が横にいるのは安心だが、混乱するようなことは一度もなかったし。本当によい仕事をしたよ」
- Journal Sentinel紙のボブ・マッギン記者によれば、試合中に「LTクリフトンの様子がどうもよくない」とラインの仲間がコーチに伝えたらしい。
- ビルズ戦で負傷したOLBブラッド・ジョーンズ(ヒザ)とFSニック・コリンズ(股関節屈筋)は次の出場は大丈夫そうだが、木・金と大事を取るかもしれないかもしれない、とマッカーシーHC。他の新規ケガ人は問題なさそう。
- ギブスを着けてのプレーについてDEカレン・ジェンキンズ。「(左手でつかめない分)フットワークに集中しなくちゃいけない。ベストなポジションにいるためには、相手のブロッキング・スキームを素早く認識しなくては」
- DEジャリアス・ウィン(先日再契約)とDE C.J.ウィルソン(7巡ルーキー)は今季初出場を果たした。スナップ数ではウィン(11)がウィルソン(8)より多かったが、プレー内容は新人ウィルソンの方が上。最後のシリーズで2回QBプレッシャーをかけることができた。
- 2試合で6サック、12プレッシャーを挙げているOLBマシューズと比べ、大人しいのがOLBブラッド・ジョーンズ。ラン守備ではよく踏ん張っていたが、パスラッシュではプレッシャーゼロに終わった。
- 新人SSモーガン・バーネットはパス守備はアグレッシブだが、ランサポートの方でミスや思い切りのなさが目立つ。そのせいか、今回ケイパースDCは全体の半分ぐらいでセーフティの位置を入れ替え、FSコリンズはスクリメージ近くで、SSバーネットに後ろを守らせていた。
- 相手エースWRリー・エヴァンズ(ウィスコンシン大)はパスキャッチゼロ。CBトラモン・ウィリアムズとCBサム・シールズのどちらかがカバーすることが多かった。
- 第1Q末のTDシリーズ、マッカーシーHCはWRジョーンズの足がインバウンズだったとチャレンジして失敗。「拙いチャレンジだった。私はすべきじゃなかった。ヘッドホンからの声はアウトオブバウンズだと言っていたのに、よくないアドバイス(観客の声か?)の方を受け入れてしまった。クロックが6秒まで来ていたので決断したが、それなら単にタイムアウトを取るべきだった」
- 開幕戦と比べてよくなかったPティム・マステイのパントをショーン・スローカムSTコーチが分析。「ストライドが少し大きくなりすぎて、ドロップの位置がずれたパントが2回ほどあった」
- 先日のHOU@WASののオーバータイム、レッドスキンズがサヨナラ52ydsFGを成功したと思われたが、寸前でテキサンズがタイムアウトを取っていた。蹴り直しは失敗してしまい、逆にテキサンズがサヨナラFGで勝利した。スローカムSTコーチは次のように語っている。「(直前のタイムアウトが)ルールの範囲内であるなら、我々はそれに対処できなくてはならない。バッターボックスに入るバッターのようなもの、といつもキッカーに言っている。ピッチャーが一塁にけん制したりマウンドを外したりすれば、バッターも外す。また構えるときは、準備ができていなければならない。キッカーも同じことだ。大事なのは、完全に打席を外して最初からやり直すこと。すべては一連のプロセスだから」