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Notebook: パントリターナーはCBウィリアムズ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年9月 7日
- ケガ人情報。
- OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)が約1か月ぶりに復帰し、練習にフル参加。
- OLBブラッド・ジョーンズ(肩)とILBデズモンド・ビショップ(ハムストリング)もフル参加。キャンプ序盤からケガに苦しんできたLB陣だが、なんとか全員元気で開幕を迎えられることになった。
- 完全に休んでいるのはCBブランドン・アンダーウッド(肩)だけで、肩にハーネスを着けている。かなり回復してきているが、いつ復帰できるかはわからない、とマッカーシーHC。開幕戦出場はかなり難しくなったといってよさそう。
- DEカレン・ジェンキンズ(ふくらはぎ)はジョグ・スルーだけで退いたが、水曜か木曜にはフル参加できるだろう、とマッカーシーHC。
- OLBクレイ・マシューズ。「(今夏ディフェンスにケガが多かったことは)僕は問題ないと思う。かえってフレッシュに開幕を迎えられる、ということは言えるかもね。今日は久しぶりにフィールドに出られて、コンディショニングやフィジカル的にはすごくいい感じだった。ケガで休んでいる間、一歩退がってフットボールのことをじっくり考えられたのはよい経験だった。昨年のような好成績は難しい? そんなことは決してないよ。僕は1年分成長し、より自信もつけている。なぜ難しくなるの?」
- CBアンダーウッドの負傷により、開幕戦のニッケルバックはCBサム・シールズに。ドラフト外ルーキーのシールズがCBリーやCBブッシュをごぼう抜きにしたのは立派だが、抜かれた方もだらしない。CBアンダーウッドとCBリーはキャンプ前半はよいプレーを見せていたが、プレシーズンゲームは期待外れの内容。それならば多少のルーキー・ミステイクには目をつぶっても、ポテンシャルの高いシールズに任せてみよう、という結論となった。次はCBアンダーウッドが復帰したときにニッケルバックを取り戻せるかどうか。
- ロースターに残ったDEジャスティン・ハレル。「フェイズ1は終了。なんとかチームに残ることができた。次は、チームの選択が正しかったことをフィールドで証明したい。どんな形であってもチームの助けになりたい。スペシャルチームであれどこであれ、出場する機会が来れば、僕は準備ができている」
- 「キャンプ開始時と同じオフェンシブラインでキャンプを終えることができた。これだけ同じメンバーで練習や試合をこなすことができたのは初めてだ」とマッカーシーHC。
- トレードが成立せず残留となったC/Gジェイソン・スピッツ。「そんな噂さえ聞いてなかったよ(笑顔でウィンク)。パッカーでいられて嬉しいか? もちろんだ。僕はここが大好きだし、ここでプレーしたい。当然スターターにはなりたいけれど、正直言って昨年の(腰の)負傷前の状態に戻るまで、やるべき仕事がある。大事なキャンプ第2週を休んだのは痛かった。プレシーズンの変則スケジュールのおかげで、その後はノンパッドの練習が試合の間にはさまるだけ、といった感じだったからね。僕はまだトレーニングキャンプ・モードだ。複数ポジションをこなさなきゃいけないし、練習を続けてブロッキング力を取り戻さなくては」
- スペシャルチーム練習では、CBトラモン・ウィリアムズがパントリターナーの1番手、WRジョーディ・ネルソンがキックオフリターナーの1番手として練習。練習後のロッカールームで、両者とも自分がリターナーを務めるだろうと認めている。いっぽうマッカーシーHCは、WRジェニングスもパントリターナーの候補だ、と会見で述べている。
- 先発CBトラモン・ウィリアムズにパンリターナーをやらせるのはリスクを伴うが、Sブラックモンが退団したいま、おそらく彼が最もパントリターン能力の高い選手であり(通算13.3yds)、2007年にはタッチダウンも決めている。消去法でWRネルソンに任せた昨年と違い、今年はハイリスク寄りの起用法となる。「パントリターンの仕事もまったく問題ないよ。過去には成功を収めたと僕は思っているし。理想の世界では全員が1つの仕事に専念するんだろうけれど、現実はそうじゃなく、53人の選手でやりくりしなきゃいけない。チームを助けられるなら、僕は喜んでパントリターナーに挑戦するよ」
- WRジョーディ・ネルソンは、昨季プレーオフのカーディナルズ戦で4回19.8ydsのキックオフリターンをした後にベンチに下げられている。「昨季の彼はシーズン半ばに負傷したヒザの影響が残り、すこし躊躇するようなところがあった。今は全くそういうことはないし、我々はブロッキングのスキームも多少いじった。これはジョーディの強さを活かすことになると思う」とマッカーシーHC。
- 半年にわたる競争の末、正パンターの座を勝ち取ったPティム・マステイ。「土曜の午後にコーチ・スローカムから電話がかかってきた。解雇通知か祝福の電話かどっちだ、という気持ちだった。お祝いの電話だったよ。長い競争の間、僕は競争のことを考えすぎないよう自分に言い聞かせてきた。まあ多少は考えたけれど、毎回のパント練習、ホールド練習にかなり集中できたと思う」
- Pティム・マステイはこれまで、ドラフト外選手たちがひしめく補助用ロッカールーム、通称"Green Mile"を使っていたが、月曜にメイン・ロッカールームに引っ越し、LSグードとKクロスビーの間に収まった。通路をはさんでQBロジャースのロッカーがある。「歩き回っても気分が違うね。シャワーが終わったとき、元の補助用ロッカールームに戻りそうになったよ。ここにいられるのは気分がいい」
- 公式サイトのデプスチャートが更新されている。
- C/Gジェイソン・スピッツはセンターの2番手だけで、左サイド両ポジションの控えがブライアン・ブラガ、右サイド両ポジションの控えがT.J.ラングとなっている。
- タイトエンドの3番手はトム・クラブトリー。5巡ルーキーのアンドリュー・クウォレスは4番手。
- フルバックの序列はコーリー・ホール、ジョン・クーン、クイン・ジョンソンの順。
- マッカーシーHCの言葉どおり、パントリターナーの2番手はWRグレッグ・ジェニングスと表示。
- ロースターの人数が少なくなったところで背番号の変更。OLBフランク・ゾンボが47番から58番に、Sチャーリー・ペプラーが46番から26番(前回在籍時と同じ)に、プラクティス・スクワッドのQBグレアム・ハレルも7番から6番(大学時代の番号)に変更している。