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2004年9月30日

Once-in-a-generation event

Sports Illustratedのピーター・キングの今週のコラムから、コルツ戦に関する部分を紹介。

今後の見通しや今週のストーリーラインの検討に移る前に、少しだけ時間を割いて、日曜の午後にRCAドームで起きたことに感謝しよう。ブレット・ファーヴとペイトン・マニング。史上最高の10人に入るであろうQBふたりが、二度目の---そしておそらく最後の---対戦をした。インディが45-31で勝ったが、この試合を観た人々がずっと後になって思い出すのはそのことではないだろう。

10個のタッチダウン。9つ目まで全てパスによるものだった。ファーヴにとって17回目の4TDゲーム。マニングにとって4回目の5TDゲーム。得点はシンメトリカルに、コルツ、パッカーズ、コルツ、パッカーズ、コルツ、コルツ、パッカーズ、コルツ、パッカーズ、コルツ、パッカーズ、コルツ。最終的に、2人の天才QBは合わせて753yds、9TD、インターセプトなし。

今朝わたしは、コルツの現GMであり、長年にわたってリーグの重鎮であるビル・ポリアンと電話で話した。彼はリーグじゅうの誰よりもフットボールの歴史を愛している。彼に聞いてみた。あなたは、あのような胃が痛くなるような混乱した試合の中で、自分が見た見世物のほんとうの価値がわかるのか?

「絶対にそうだ。これは一世代に一度、といった出来事だよ。現行のNFLのスケジュールでは、両者がスーパーボウルで対戦するか、ブレットがあと4年プレーしない限り---フットボールのためにもそうあってほしいと願うが、それはなさそうだ---これが、両者が対戦する最後になる。そして、試合前からの(壮絶な撃ち合いになるだろう、という)前評判が、試合を観た後でも"まさに期待通りだった"と言える、稀有な機会だった」

「テッド・ウィリアムズ(レッドソックス)とジョー・ディマジオ(ヤンキース)は互いに戦ったが、1年に18試合か? 確かにそれらの試合も特別なものだった。しかしこの試合は、ペイトンが非常に良いプレーをし、ブレットも力を出し切った・・・2人のガンマンが歴史に残るゲームをした、その場所に自分が居合わせただけでも、素晴らしいことだよ」

一生懸命自分のチームを応援しながら、自分のQBだけでなくファーヴのプレーの価値まで本当に判断できるのか?

「できるさ。自分が目にしたものは理解している。ファーヴの技量には驚嘆せずにはいられない。彼とペイトン、そしてあのような試合が、フットボールというゲームを偉大なものにしていくのだ。面白い話がある。ブレットがサザン・ミシシッピ大の学生だったころ私はビルズのGMで、ジョージア大との試合をスカウトに出かけた。彼は腸の手術(交通事故で重傷を負い、2フィートも腸を切除した)をしたばかりだったが、復帰して、ファンタスティックなゲームをしてみせた。どちらが勝ったかは憶えていないが、ファーヴはどれだけ素晴らしい選手になるだろう、と思ったことはよく憶えている」

「翌日ビルズのホームゲームで、(オーナーの)ミスター・ウィルソンに、昨日はどんな選手を見てきたと聞かれ、「ミスター・ウィルソン、次代のジム・ケリーを見ましたよ」と私は答えた。 「なに本当か!? なんて名前だ?」と聞かれるので、答えた。そして翌春、我々は彼を1巡下位でドラフトするチャンスがあった。しかしジム・ケリーと長期契約を結んだばかりだったので、彼を指名する可能性はなかった。"ブレットがここに来ても、実を結ばずに終わるだろう"とマーヴ・リーヴィHCが言っていたのを憶えている」

私はポリアンに言った。「ファーヴは実戦でプレーする必要があった。彼はあのころパーティ・アニマルで、LBダリル・タリーのような選手たちがいるバッファローに行っていたら、NFLのキャリアをフイにしてしまっていたかもしれない。アトランタでの1年目を終えたとき、もし彼がグリーンベイにトレードされず、ファルコンズで控えのままでいたら、偉大な選手になっただろうか?」

良い試合だった。2人の伝説に、この試合も加えるとしよう。

2004年9月29日

Notebook: ルーキーCB同士が衝突

2004年9月28日

ディフェンスのアジャストメント

ボブ・スロウィックDCが大きな批判を受けているのは、信じられないほどアジャストが遅く、立て直す前に大量得点を許してしまったこと。コルツ・オフェンスがマルチプルWRセットを多用してパスでガンガン攻めてきているのにベースディフェンス(4DL・3LB・4DB)を続け、ようやくダイム隊形(6DB)を使ったのは、すでに21点を失って28点目を失おうとする頃だった。確かにコルツはノーハドルを多用し、相手ディフェンスに選手交代の暇を与えないが、それは1ドライブに限ってのこと。後半はダイム隊形を主に使って10失点に抑えたが、なぜそれが前半からできないのか。

「いい質問だ」とCBホーソーン。「僕に聞いてるのか? 僕は知らない。本当に知らないんだ。要するに、LBたちにレシーバーをカバーしてくれるよう期待する、ということなんだろう。アジャストメントはした。それがもう少し早ければ、例えばそれが第1Qのうちなら、結果は変わっていたかもしれない。こんな試合ではそれが必要なんだ。ラムズと対戦するようなものだよ。もしラムズのようなチーム相手にベースディフェンスで対抗できたら、それは、素晴らしいディフェンスがある、ってことだ」

例によってコルツは(OCのプレーコールよりも)QBマニングのオーディブルをシステムの中心に据えて、オフェンスを組み立ててくる。「マニングは、こちらの弱点を全て突いてきた」と肩を落とすのは、今回も目立った活躍ができなかったFSシャーパー。「向こうはランをやる必要がなかった。たしかに驚くべきことだ。しかし、いったんオフェンスが回転し始めると、パッシングゲームだけで望むもの全てが手に入る、と向こうは気付いたんだろう」

むろんスロウィックDCの采配だけで負けたのではなく、選手たちのプレーもミスだらけで、CBとSのコミュニケーションのミスが目立った。「どのカレバレージでも、誰かをワイドオープンにしてしまった。やることなすこと、ミスばかりだった」とCBアル・ハリス。「すでに前半で致命的なダメージを負っていた」とシャーマンHC。

Packers - Colts Notebook

Injury Notebook

2004年9月27日

Packers 31 - 45 Colts

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (1-2) 14 3 7 7 31
Colts (2-1) 21 14 0 10 45

試合序盤から全くランを使わずパスで攻めるQBマニングに対し、パッカーズの手薄なDB陣はなすすべがなく、最初の4ドライブを全てタッチダウンに結び付けられてしまう。最初の2回はパッカーズもWRウォーカーへのTDパスで追いつくが、その後はFG成功、パント、FG失敗。前半最後にもエンドゾーン内でのパスインターフェアからタッチダウンを許し、なんと35失点(マニング320yds)でハーフタイムへ。

パッカーズは後半最初のドライブで、WRウォーカーへの3本目のTDパスを決めて11点差。しかし次のドライブは敵陣に入るも得点圏に入れず。後半コルツはジェームズのランを増やし、時間を使いながら1stダウンを重ねる。第4Qに入ったところで3点を追加して14点差。パッカーズはファーガソンの71ydsリターンからドライバーへのTDパスにつなげて7点差。さらにコルツの攻撃を2回続けて3&アウトに終わらせ、オフェンスに望みを託すが、残り6分半でWRウォーカーが痛恨のファンブルロスト。4分以上時間を使われてRBジェームズにTDランを許し、完全にダメを押された。

2004年9月26日

Notebook: 練習でケガ人続出

Packers Injury Report
Player Pos. Injury Status Notes
Grady Jackson DT Knee Out 3?4週欠場予定
James Lee DT Knee Out 4?6週欠場予定
Mike McKenzie CB Hamstring Out 欠場予定
Ahmad Carroll CB Groin Out 欠場予定
Najeh Davenport RB Hamstring Questionable たぶん欠場
Kenny Peterson DT/DE Ankle Questionable 出場の見込み
Nick Luchey FB Groin Probable 出場予定
Robert Ferguson WR Hamstring Probable 出場予定
Mike Flanagan C Knee Probable 出場予定
Michael Hawthorne CB Ankle Probable 出場予定
Colts Injury Report
Player Pos. Injury Status
Troy Walters WR Arm Out
Bob Sanders S Foot Out
Joseph Jefferson CB Knee Out
Edgerrin James RB Hamstring Questionable
Jason David CB Hip Questionable
Mike Doss S Hamstring Questionable
James Mungro RB Wrist Probable
Dallas Clark TE Thigh Probable
Gilbert Gardner LB Ankle Probable
Donald Strickland CB Shoulder Probable
Probable
   Questionable
Doubtful
Out
: 出場の可能性75%
: 出場の可能性50%
: 出場の可能性25%
: 欠場

2004年9月25日

CBマッケンジーのトレード話 再燃か

ホールドアウトから復帰して、商品価値が多少回復したCBマイク・マッケンジーに対し、複数のチームが興味を示している、との情報がある。中でもセインツは、この春にも2巡指名権のオファーをパッカーズに断られたが、近いうちに再びトレードのオファーをするという噂。JS Onlineによると、パッカーズ内の情報筋は「以前と比べて強い興味を示してきているわけではない」と慎重な見方を示している。なお、今季のトレードの最終期限は10月19日。

Notebook: DTジェンキンズ初先発へ

2004年9月24日

DTジェームズ・リーは4週から6週の欠場

ベアーズ戦でヒザを痛めたDTジェームズ・リーはMRI検査の結果、外側半月板の損傷と判明し、関節鏡手術を受けた。4週間から6週間欠場の見込みだ。ただでさえグレイディ・ジャクソンが欠場しているノーズタックルのポジションは、リーの欠場でさらに大きな打撃を受けることになった。「LBバーネットを(相手ブロッカーから)守るのが大変になる」とスロウィックDC。

ロースター上には純粋なノーズタックルが残っていないため、DTハント、DTジェンキンズ、そして復帰間近のDTピーターソンなど、本職でない選手でやりくりしていかなければならない。この中では最もサイズのあるDTハントが、主にノーズタックルで代役を務め、代わりの"3テクニック"にはジェンキンズやコーリー・ウィリアムズらが交代で入ることになりそうだ。「ノーズタックルも多少は経験がある。全然違っているのは確かだけどね。それ用のフットワークを身に付け、違う相手の動きを読まなきゃならない。スキームは多少違ってくるだろうけど、本質的な部分は同じだ」とDTハント。

開幕前にカットしたDTラリー・スミスとの再契約も首脳陣は視野に入れているが、彼はキャンプで痛めた太腿を、最近の練習で再び悪化させてしまったらしく、契約するにしてもケガが回復する来週以降になる見込み。

Notebook: CBマッケンジー今季初先発か

2004年9月23日

HC/GM兼任について

今日はニュースがないので、開幕直前のボブ・ハーラン社長のインタビュー記事を紹介。負担が大き過ぎると批判されている、マイク・シャーマンHCのGM兼任について、(ハーランはいつもそうだが)かなり率直な発言があった。

「もしヘトヘトになるまで彼(シャーマン)を疲れさせたとしたら、私はひどい気分になることだろう。だからこそ、非常に注意深く様子を見守っているのだ。仮に、プレーオフに出場するような上出来のシーズンだったとしても、彼の重荷が大きすぎると感じたら、そう、この件について彼とじっくり話し合うことになるだろう。我々は、互いに言いたいことは何でも率直に言える間柄なのだ。耐え切れないほどの重荷を、彼に背負わせたくはない」

昨季プレーオフの敗戦から、シャーマンHCへの批判が大きくなっているのは確かだ。シャーマンにはHCとGMを兼任するのは無理だ、いやそれよりも両方の仕事をクビにするべきだ・・・。ハーランは自ら電話口に出るため、そのようなファンの声は直に伝わってくる。「ウチのチームは、(シャーマンHCの元で)9勝7敗、12勝4敗、12勝4敗、10勝6敗。そして2年連続で地区優勝を果たし、プレーオフに出て、ドラフトもうまく行っている。それでもそのような電話がかかってくるのだ。私が自分で電話を取ることにつきものの災難と言えるだろうね」

そのようなファンに対してハーラン社長が、何が問題なのだと聞くと、4thダウン26に失敗したのが不満だ、4thダウン1を取れなかったのが不満だと、イーグルス戦の敗戦につながった理由をファンたちは挙げる。「私は言うのだ。"負けたことは我々全員が残念に思っている"とね。あの敗戦は、突然で、ショッキングなものだった。しかし私は彼らに、"1試合での1プレーのために、他の全てのポジティブな点を無視するのは誤りだ"と言うのだ。マイクは今きわめて良くやっている。このようにうまくいっている限り、チーム構造を変えるつもりはない」

パリティが支配する現代のNFLで、12シーズンにわたって負け越しがないパッカーズの安定した好成績を、ハーラン社長は誇りにしている。「いま、チームが下降線をたどり始めたのなら---正直言って今のNFLのシステムではいずれはそうなることを避けられないだろう---HCとGMの兼任の問題に私は取り組むことになるだろう。70年代や80年代のような地点まで沈んでしまうことは避けたい」

2001年春にロン・ウルフGMが引退を決めた時、GM職をシャーマンHCに任せることにしたのは、まずロン・ウルフの強い推薦、そしてハーラン社長自身も、外部から新GMを招くことでチームのケミストリーが崩れることを懸念したからだった。「シャーマンHCの1年目、"チームのケミストリーはこれまで経験した中で最高だ"とのブレット(ファーヴ)のコメントを聞いた。二度のスーパーボウルを経験した選手からの強力な推薦と言える。私はそれをかき乱したくなかったのだ。それにウチにはレジー・マッケンジー(プロ人事部長)、ジョン・ドーシー(カレッジスカウト部長)、ジョン・シュナイダー(人事アナリスト)がいる。非常に能力が高いスカウト部門を、外から来た誰かに解体されたくなかった」

7月にマーク・ヘイトリー副社長が急死したことは、チームにとって大きな痛手だった。すぐにハーラン社長は、後任に誰かを雇ってほしいか、シャーマンに聞いたという。しかしシャーマンは、現状のままシーズンに集中する方を選んだ。しかし、いずれは後任に誰かを据えるつもりだと言う。

現シーホークスのマイク・ホルムグレンHCは自著の中で、「兼任するにしても、GMの仕事のためにヘッドコーチの仕事がなおざりになることは許されない」と語っている。ハーラン社長は、「私もその点には賛成だ。しかしグリーンベイでは、そのような徴候は全く見られない。じっさい、マイク(シャーマン)は、"兼任の仕事が以前より容易になってきた"と言っている」

GM職を手放して成績が上昇したホルムグレンの例もあれば、イーグルスのアンディ・リードHCのように、GMを兼任しながら成功を続けている例もある。結局のところ、チームが勝っていれば何も問題はないのだ。「2、3試合に負ければGM兼任は重荷だと言われ、2、3試合に勝てば問題はなくなる。NFLはパリティを愛するため、すぐにチームが問題にぶちあたるようにシステムができている。上位にとどまり続けるのは大変なことだ」

ウィスコンシン大のバリー・アルバレスHCがアスレチック・ディレクター職(AD)を兼任することになったとき、前任のADパット・リヒターがアルバレスに言った言葉を、ハーランはよく憶えているという。「パットが言ったのは、"ADとして成功するためには、素晴らしいコーチになることだ。勝ち続けていれば、他のことは自然に上手く行く"ということだった」

2004年9月22日

Cフラナガンは手術は受けず

6月のミニキャンプからヒザの腱炎に苦しんでいるCマイク・フラナガンは、2試合続けて、試合終盤にサイドラインに退いた。「少し苦しんでいるように見えたので、私の判断で下がらせた」とシャーマンHC。試合の前半で一度ヒザをぶつけ、第4Qにファーヴがインターセプトを喫したプレーでも、ヒザを打ったのだと言う。

ケガの性質から、このまま痛みが引くような希望は当分ないらしい。「今シーズンはあの苦しみが続くだろう。しかし彼はいまのところプレーを続けるつもりだ」とシャーマンHC。Cフラナガン本人は、「腱炎はちょうどヒザの正面の部分で、そこをモロに打ってしまうと、痛みがある。フィールドから退くだけでも大変だった。ジョギングがそれほど大変だと、どれだけ効果的なプレーができるか分からない」

手術の可能性について、「それはない。プレーできないほどにならない限りはね。プレーに必要なことなら、何でもやるつもりだ。今年はリーグ最高のセンターにはなれないかもしれないが、最高のうちの一人にはなるつもりだ」と本人。プロボウルに出場した昨季よりは能力が限られてしまうが、それでも非常に才能のある選手だ、とシャーマンHC。「手術も、可能性としてはある。今やらなければならないものではない。シーズン終了後に、その必要があるか検討することになるだろう」

さしあたってシャーマンHCの計画では、水曜日には練習に参加せず休み、木曜日は練習、金曜日は部分的に練習参加、というパターンで進めることになる。

ラン守備の崩壊

ベアーズ戦で182ydsのラッシング(平均5.7yds)を許したラン・ディフェンス。いろいろな要素が絡んでいるが、まず第一にNTグレイディ・ジャクソンの欠場がやはり痛い。代わって先発したリーは、相手のプロボウル・センターのクルーツに易々と1on1でコントロールされ、相手はブロッカーを余らせることができた。リーを補うべきDTハントだったが、元気がなく、最悪に近い出来。ジャクソンがコンスタントにダブルチームを引き受けてくれる効果の大きさを、改めて思い知らされる結果となった。

開幕戦でRBスティーブン・デイヴィスをシャットアウトしたアグレッシブなディフェンスを、今回のベアーズは完全に利用した。ベアーズはミスディレクション系のプレーを多用、鋭いカットバックを切るRBトーマス・ジョーンズは、パッカーズ守備陣のオーバーリアクトを突いて、次々にロングゲインを重ねて行った。「プレシーズンから今に至るまで、相手のスキームに対して効果的にギャップを埋めることができずにいる。それは明らかだ」とシャーマンHC。

LB陣よりも、むしろ2人のセーフティ陣に問題があった、とコーチたちは考えている。8メン・フロントを布く際、シャーパーとローマンがかわるがわるスクリメージ近くにセットした。3rdダウン1で54ydsランを許したのは、シャーパーが前にセットしすぎたのが致命的なミスだった。

Notebook: RBグリーンのファンブル

2004年9月21日

Packers - Bears Notebook

2004年9月20日

Packers 10 - 21 Bears

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Bears (1-1) 0 14 7 0 21
Packers (1-1) 3 0 7 0 10

天気は晴れ。気温は23℃。最初のドライブで3点を挙げたパッカーズだったが、そこからは全てがチグハグ。第2Qはじめには、連続ロスタックルのあとロングウェルが45ydsのFGを失敗。次のディフェンスは自陣16での3rdダウンを守りきったかと思いきや反則で1stダウンを与え、逆転のタッチダウンを許す。次のオフェンスはドライバーへのロングパスをインターセプトされる。そして前半2ミニッツを切ったところで、敵陣2ヤードでの1stダウン、RBグリーンがファンブルロストし、そのまま95ydsのリターンタッチダウンを許してしまう。RBグリーンがこの時点で100yds以上を走りながら、3-14とリードを許してハーフタイムへ。

後半最初のベアーズのドライブでは、RBトーマス・ジョーンズのランを全く止められず、連続5回のランで71ydsを許してタッチダウン。これで18点差。ここでようやくパッカーズオフェンスが噛み合って、19プレー、9分45秒のドライブをWRファーガソンへのTDパスで締めくくって11点差。しかし第4Qに入るとパッカーズのパスが通らなくなり、ベアーズは着実にランで時間を消費していく。残り4分でベアーズのWRテレルからファンブルリカバーを奪うが、ファーヴからTEフランクスへのパスがインターセプト。残り2分半でベアーズのFGが失敗に終わり、タイムアウトのないパッカーズは最後の攻撃に賭けるが、敵陣11まで進んだところで4thダウンに失敗して万事休す。

2004年9月19日

CBマッケンジー最新情報

メディアとは話さないとされていたCBマイク・マッケンジーだが、金曜日、Press-Gazette紙のクリス・ハヴェル記者とのごく短い、2分半のインタビューに応じた。「全体として、ここに来て3日間、何の不満もないよ。(チーム復帰を嫌がったことは)今は、そんなことはどうでもいいことだ。僕はここにいる。大事なのはそれだ。過去を振り返ることはしない。僕はコンペティターだ。チームの勝利を助けるためにここにいる」

自分のホールドアウトについて、またシャーマンHC/GMはじめフロントとの関係については、やはりコメントしなかった。短期間での試合の準備について、「今年は新しい趣向がたくさんあるけど、それほど大きく違うわけじゃない。スロウィックDCは以前からいたわけだからね。慣れなければいけないのは、やはりフィジカル的なものだ」

CBマッケンジーのベアーズ戦への出否は試合直前に決定する、 というのがコーチたちのコメント。しかし、「内部情報によると、チーム側は出場させるつもりである」とWisconsin State Journal紙がリポートしている。それによると、CBキャロルに代わってダイム隊形で15から20スナップほどプレーさせるプランとのこと。

Packers Injury Report
Player Pos. Injury Status Notes
Grady Jackson DT Knee Out 3?4週欠場予定
Kenny Peterson DT/DE Ankle/Knee Doubtful 欠場
Najeh Davenport RB Hamstring Questionable 微妙
Torrance Marshall LB Hamstring Questionable たぶん欠場
Kevin Barry OT Ankle Probable 欠場予定
Mike Flanagan C Knee Probable 出場予定
Paris Lenon LB Thumb Probable 出場予定
David Martin TE Quadricep Probable 出場予定
Hannibal Navies LB Shoulder Probable 出場予定
Bears Injury Report
Player Pos. Injury Status
Jerry Azumah CB Neck Out
Marcus Reese LB Hamstring Out
Rex Tucker G Elbow Out
Probable
   Questionable
Doubtful
Out
: 出場の可能性75%
: 出場の可能性50%
: 出場の可能性25%
: 欠場

2004年9月18日

Aggressive Attack

開幕戦での"ブリッツ・ハッピー"ディフェンスが大当たりしたボブ・スロウィックDC。サック数は2つだけだが、穴の多いパンサーズOL陣を圧倒し、QBデローム率いるオフェンスを完全に崩すことに成功した。スロウィックDCは、今週末のベアーズ戦でも、それ以降の試合でも、この方針を変えるつもりはないとのこと。「こちらが相手を支配するのであり相手に支配されるのではない、というのがわれわれのディフェンスの考え方でありフィロソフィーだ」

ベアーズの若いQB相手にプレッシャーをかけようというのはわかるが、今後のコルツやヴァイキングスやラムズやイーグルス相手ではどうなのだろう? 「リスクがより大きくなるのは確かだ。しかし、リスクが大きいほど、見返りも大きくなるものだ。ロン・ウルフがいつも言っていたように」。 しかし、相手チームが、アグレッシブな守備を逆手に取って、例えばロングTDを挙げるようなこともあるのでは? 「そういうことも、たぶん起きるだろう。しかし、それでも我々がやり方を変えることは決してない」

スロウィックDCのアグレッシブなディフェンスは、パスシチュエーションでの積極的なブリッツだけではない。ランブリッツも多くコールし、3-4隊形を含めていろいろな選手の組み合わせを使用している。LBディッグスは、「QBへのプレーだけじゃない、アグレッシブなラン・ストッピング・ディフェンスでもあるんだ。見た目には、QBにブリッツしているばかりに見えても、僕らはランに対してもブリッツしてる。レシーバーをジャムしてルートを狂わすこともしてる。QBをサックすることだけじゃないよ」

Notebook: DEバジャ=ビアミラの役割

2004年9月17日

Mike McKenzie Notebook

8ヶ月ぶりにパッカーズに戻ってきたマイク・マッケンジー。ホールドアウト中に電話で連絡を取り合っていたチームメイトも多く、さほど気まずくなることもなくロッカールームに受け入れられたようだ。ただし本人は、「今季中はインタビューに応じるつもりはない」とチーム広報を通じて宣言。決してシャーマンHC/GMと和解しての復帰ではなく、「仕方なく戻った」という様子がありありとうかがえる。火曜日にグリーンベイ空港に着いたときにも、TVレポーターに対して、「これは自分の考えじゃない」とコメントしている。

DTグレイディ・ジャクソンは3、4試合の欠場

開幕戦で左ヒザを痛めたDTグレイディ・ジャクソンだが、MRI検査の結果、脱臼した膝蓋骨の周囲の組織はさほど損傷を受けていないことがわかった。2ヶ月またはそれ以上の欠場が予想されていたが、3、4試合の欠場で済みそうだ。「すごく運が良かった。検査の前は、これより悪くないことを神に祈ったよ。結果を聞いて、クリスマスの子供のように嬉しかった。ケガした時には本当に怖かったから」とジャクソン。これまでに痛めたことのない左ヒザだったことも、程度が軽かった理由かもしれない。

Notebook: TEベン・スティールと契約

2004年9月16日

CBマッケンジーがチーム合流

ずっとチームを離れていたCBマイク・マッケンジーが、ようやくホールドアウトを終え、パッカーズに合流した。彼は火曜日の夜にグリーンベイに到着し、水曜日の朝8時からシャーマンHCと会談。その後、水曜昼の定例記者会見の中でシャーマンHCが発表を行った。 早くも、水曜午後の練習にマッケンジーは参加するとのこと。

「マイク・マッケンジーが、パッカーズでプレーするために、ここに戻ってきた。それが現時点のわれわれだ。今後は、一日一日ずつ進んでいくだけだ。このビジネスでは、また人生においても、恨みを抱いたままでは前に進むことが困難になる。われわれの誰もが、現在に生きている。明日のことは明日にしかどうにもならない。昨日のことは昨日のことだ。いまに始まったことではない」とシャーマンHC。

マッケンジーとの会談が決まった火曜日の時点でシャーマンHCは、マッケンジーの契約を見直すことはきっぱりと否定しており、今回の復帰はマッケンジー側が根負けした結果と言えそうだ。キャンプ開始からのホールドアウト期間、パッカーズは彼に1日$5,000ドルの罰金を科す権利があり、いまでは総額20万ドル以上になってしまっているが、それについてはなんらかの妥協が成立したのだろうと見られている。

大物エージェントのドリュー・ローゼンハウスは、前日の時点で、「いまでもトレードが第一希望であることに変わりはない」と語っており、マッケンジーが来季以降も残留する保証は何もない。

シャーマンHCは、今朝見た限りではマッケンジーは体調を整えているようだ、としながらも、いつ試合に復帰させるかは今後の練習を見てからにする、と語った。「トレーニングはしっかりして、体はできているようだ。これは好ましいことだ。彼ができるだけ早く準備ができるよう、われわれはできる限りのことをしている。(DCが替わって)今年は新しいディフェンスだ。学ばなければならないことがたくさんある。それに、フットボールをずっとプレーしていないし、やはりトレーナーとトレーニングするのと実際のフットボールをするのは違う」

NFLのルールでは、ホールドアウトからのこうした復帰の場合、すぐに53人ロースターに加える必要はなく、2週間はロースター枠から除外して様子を見ることが許されている。もちろん、すぐに試合に出場させる場合は別だが、パッカーズは現在52人しか抱えておらず、代わりに誰かを解雇する必要はない。

ノーズタックル

開幕戦でヒザを負傷したNTグレイディ・ジャクソンは、おそらくシーズンの半分ほどは欠場することになりそうだ。火曜日の時点では腫れがひどいため、回復までの期間を詳しく判断することはまだできないとのこと。いまのところ、手術は必要ないとチームドクターたちは考えている。

ルーキーシーズンをケガで棒に振り、先日ようやくNFLデビューを果たしたDTジェームズ・リーが、ジャクソンに代わって先発出場することになる。プロ人事部長レジー・マッケンジーは、「いいプレーをしたと思う。エフォートもよかった。チャンスを与えて、彼のプレーぶりを見てみようじゃないか。楽しみだよ」

パッカーズ首脳は、昨年と比べると若手の成長もあってDL陣の層は厚くなったと考えている。リーがまるまるジャクソンの代わりにプレーする必要はなく、時にはハントやジェンキンズ、コーリー・ウィリアムズがNTに入ることも考えられる。開幕前にカットしたDTラリー・スミスを呼び戻す可能性について、プロ人事部長マッケンジーは、「彼は我々のボード(FA選手の評価ランク)の高い位置にいる。しかし、若手たちのプレーも評価している。どうしても補強が必要というわけではない」

2004年9月15日

Packers - Panthers Notebook

2004年9月14日

Packers 24 - 14 Panthers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (1-0) 3 7 14 0 24
Panthers (0-1) 0 7 0 7 14

天気は23℃、天気は曇り。パッカーズは前半からコツコツとラン攻撃を繰り返し、着実にボールコントロールした。前半はほぼ互角の展開だったが、第3Qに2つのターンオーバーから、2つのTDドライブを決めたパッカーズが、この時点でほぼ試合を決めた。パンサーズの強力DLとパッカーズの強力OLの対決が注目されたが、粘り強いラン攻撃と、16回中10回を成功させた3rdダウンコンバージョンがパッカーズに勝利をもたらした。

第1Qは、両者パントのあと、パッカーズはRBグリーンのランで敵陣24までボールを進めるが、3rdダウン1でランを止められて3点どまり。パンサーズは、第2Qに入ってQBデロームのパスが効果的に決まり始めた。パッカーズは3rdダウン14でLBバーネットがサックを決めたかに見えたが、フェイスマスクの反則で1stダウンを許し、最後はFBフーヴァーへの1ydsTDパスで逆転。しかしパッカーズも次のドライブで、WRウォーカーへの24ydsパスなどで敵陣ゴール前に迫り、RBグリーンの6ydsTDランで再び逆転。

後半に入って霧雨が降り始めた。10-7で前半を折り返したパッカーズは、第3Q冒頭の守備でDEキャンプマンがファンブルリカバーを奪うと、WRドライバーへのパスなどでゴール前に迫り、再びグリーンのランでタッチダウン。次のパンサーズのドライブでも、LBバーネットがやや幸運なインターセプトを決めると、ラン主体の6分のドライブから、最後はRBグリーンへのTDパスを決めて17点差。第4Qに入っても着実にランで1stダウンを重ねてボールコントロールしたパッカーズは、パンサーズの追い上げをWRムハマドへのTDパス1本にとどめ、危なげなく逃げ切った。

2004年9月13日

CBアル・ハリスが契約延長

来春FAとなるはずだったCBアル・ハリスが、契約延長に合意した。詳細はまだ不明だが、総額およそ$19ミリオンの5年契約で、$7ミリオン以上のボーナスを含む、と代理人が語っている。そのボーナスが全て契約ボーナスなのかは不明。パッカーズが彼との契約延長を選んだのは、CBマッケンジー問題が影響しているのは言うまでもない。不動のエースCBが欠けた今、2人のルーキーCBを無理なく育てていくためにも、信頼できるベテランの存在が必要だと首脳陣は判断したようだ。

現在29歳のハリスは、イーグルスから移籍し念願のスターターに定着して2年目。ややスピードには欠けるが、長身を活かしたフィジカルなプレーが身上。先発CBとしては「並」のクラスと見られているが、今年はキャンプ・プレシーズンを通じて高いレベルのプレーを続け、記者たちの評価も昨年より上がっていた。また、オフシーズンのトレーニングや、キャンプでの練習態度も常に真摯なプロフェッショナルで、若手CBたちの良いお手本だ、と首脳陣の心をがっちりとつかんでいる。

「彼が練習やプレシーズンゲームで見せた毎日のパフォーマンスが、決め手になった。彼を毎日見ていれば、尊敬するようになる。毎日同じように練習する、真のプロフェッショナルだ。彼はルーキーたちの面倒をよく見てくれるし、助けようとしてくれている」とシャーマンHC。

代理人によると、ハリス本人は、契約問題は来春に先送りして今はシーズンに集中しようと、数日前に交渉を打ち切ったが、パッカーズ側がプッシュを続けたために金曜日に合意に至ったのだという。ハリス本人は、「僕はフットボールに集中している。チーム側と代理人とで進めたことだ。僕はあまりそちらには首を突っ込まず、成り行きに任せてるよ。これまでも、契約のことはあまり考えてはこなかった。けっきょくは、自分のプレー内容が、ビジネス面を決定するのだから」

ハリスはトレードでやってきたため、以前の契約ボーナス分をパッカーズがサラリーキャップに組み込む必要がなく、今年はベースサラリーのわずか$1.35ミリオンだけがパッカーズのキャップに計上されていた。今回の契約は(判明している限りでは)、1999年にCBタイロン・ウィリアムズが結んだ契約とほぼ同じだ。先発CBとしてはかなりの安サラリーだったハリスだが、ようやくこれで先発CBらしい金額を手に入れることができた。

ここ数年のパッカーズは、主力選手がFA市場に出る前に、早め早めの契約延長を行ってきた。来春はスターターが6人ほどFAとなる、ちょっとしたヤマ場のはずだったが、すでにファーガソンとハリスが契約延長。あとは、RGリヴェラ、LGウォール、TEフランクス、LBネイヴィーズの4人。(1年契約の選手を除く)

TEスティーヴ・ブッシュを解雇

今年カーディナルズからFA移籍してきたTEスティーヴ・ブッシュが解雇された。NFL8年目のブッシュは、派手さはないが器用で堅実なブロッキングTEとして期待されていたが、キャンプでは2番手TEのマーティンをプッシュすることができなかった。また、つい先日には、元タイタンズのルーキーTEマキューを獲得したため、ブロッキングTEばかりダブついてしまい、成長の見込めないベテランは居場所を失うことになってしまったようだ。

「非常に難しい決断だった。彼はベテランで、ハードに頑張っていたからね。最近若手TEたち(プラクティス・スクワッドも含め)が加わって、彼らの能力や、スペシャルチームでのプレーに満足した、ということもある」とシャーマンHC。新加入のショーン・マキューがこれで3番手に昇格するが、開幕戦までには準備はできないだろう、とロスリーOCは語っている。

これで空いた53人目のロースター枠を使って、開幕戦前に誰かと契約するのかとの質問には、シャーマンHCは明言を避けた。

Packers Injury Report
Player Pos. Injury Status Notes
Kenny Peterson DT/DE Ankle/Knee Doubtful 欠場
Torrance Marshall LB Hamstring Questionable たぶん欠場
Donald Driver WR Ankle Probable 出場予定
Ahman Green RB Knee Probable 出場予定
Michael Hawthorne CB Back Probable 出場予定
Jason Horton CB Hip Probable 出れるが出さないかも
Panthers Injury Report
Player Pos. Injury Status
Tutan Reyes G Ankle Questionable
Probable
   Questionable
Doubtful
Out
: 出場の可能性75%
: 出場の可能性50%
: 出場の可能性25%
: 欠場

2004年9月12日

The Odd Couple

マーク・ローマン今年からコンビを組むFSダレン・シャーパーとSSマーク・ローマンは、いろいろな点で対照的な2人だ。シャーパーはビッグプレーメーカーで、ディフェンス陣を代表してやや饒舌なほど喋り、カメラに注目されることを好み、ハンサムな独身貴族。いっぽう新加入のローマンは、静かで、常に控えめで、地味な仕事人タイプ。高校時代からのガールフレンドと結婚し、すでに子供が3人いる。

ダレン・シャーパーバトラーの引退以来、パッカーズのDB陣がシャーパーの能力をあまり活かしきれていなかったのは衆目の一致するところ。カバー能力が低く、ミスタックルを量産するSSばかりだったため、どうしてもシャーパーは後ろに控えざるをえなかった。しかし、守備範囲が広く、タックルがシュアなローマンの加入で、今年はシャーパーをかなりフレキシブルに動き回らせることができると、期待が高まっている。

「ローマンはシャーパーとよくマッチしている。どちらもポジションを交代可能で、さまざまな用途に、シャーパーの能力をフルに使うことができる。彼ら2人がいてくれることに非常に満足している」とスロウィックDC。シャーマンHCは、「彼はこれまでいた選手より、レンジが広い。2人の前任者(エドワーズとアンダーソン)よりも、ずっとシュアなタックラーだ」

ローマンが、アンダーソンと違ってあまりビッグプレーを狙いに行かないことも、シャーパーに安心感を与えているようだ。「彼は僕とスタッツで争うことなど気にかけていない。ただひたすら勝利がほしいだけだ。試合中に僕が、"そっちがこうしてくれれば、僕はこう動ける"と話すと、いつも彼は"何であれ必要だと思うことをしてくれ。こっちはサポートする"って感じなんだ」

今年のルール変更によりパスカバーの手段が制限されるため、QBに時間を与えないためのパスラッシュがより重要になった。スロウィックDCはプレシーズンゲームから、さまざまなパッケージでブリッツを送り込むアグレッシブな守備を試している。ブリッツを増やせば後ろが手薄になってしまうため、なおさら(アンダーソンのような典型的なストロングセーフティではなく)ローマンのようなカバー能力の高い選手が有用なのだ。彼の加入で、今年はシャーパーがスクリメージ近くでプレーすることが増えると予想されている。

「開幕をマンデーナイトで迎えられるなんてエキサイティングだね。ここに来る前のシンシナティでは、試合は決まって日曜午後1時だった。ダレンのような選手と一緒にプレーし、ブレット・ファーヴはじめ素晴らしい選手たちと同じチームでプレーするのはワクワクするよ。パッカーズが僕の能力を買ってくれて、このチャンスを与えてくれたことが本当に嬉しい」 とローマン。

シャーパーとの性格の違いについて、「シャーパーはシャーパーだ。あれが彼の個性。良い悪いじゃなく、僕と違うってだけだ。僕はずけずけ言うタイプじゃない。母校のルイジアナ州立大の勝敗についてだけは、自慢をするだろうけどね。しかしそれ以外は、たいていの場合は静かにしてる。できるだけ冷静に、リラックスして、目立たずにいる」とローマンは説明する。「彼とプレーすることで、僕も向上していくと思う。むこうが同じように思っているかは知らない。でも、ありうることだとは思うね」

Notebook: CBハリスが契約延長に合意

2004年9月11日

Family Affair

9月5日の午後3時半。DE/DTカレン・ジェンキンズは、妻や子供たちとともにハラハラしながら連絡を待っていた。今夏はキャンプでもプレシーズンゲームでも頑張って、チームから高く評価されてはいたが、絶対残れるという確信はなかった。最終ロースターカットの期限から30分が経ち、プロ人事副部長のマーク・リリブリッジからの電話が鳴った。いったいどっちだ・・・と思いながら電話をとると、副部長の言葉は"Congratulations !" だった。

それからすぐに彼が電話をかけたのが、兄クリス・ジェンキンズだった。すでにプロボウル出場2回、いまやNFL最高のDTとも評される、パンサーズの中心選手だ。「ロースター入りしたって話したら、まるでぶっ壊れたみたいに興奮して喜んでくれた。兄貴もこれを待っててくれたんだ。僕だってまだ実感が沸かない。これを目標にして、ずっと頑張って、頑張り続けて、ついに夢が実現した。まだ信じられないよ」

背番号は兄と同じ77番。ドラフト2巡指名から順調に出世した兄クリスと違い、 カレンはドラフト外からNFLヨーロッパを経て、ようやくここまでこぎつけた。DE陣が手薄とはいえ、実績のあるケニー・ホームズやウォコーリーに競り勝っての開幕ロースター入りは、彼のハードワークのたまものだ。「お前はまだロースター入りしたわけじゃないぞ」とキャンプ中に絶えず兄がハッパをかけてくれたおかげだ、とカレンは振り返る。

そして、いきなり開幕戦、しかもマンデーナイトでの直接対決となった。 ミシガン州で中学教師をしながら男手一つで息子3人を育てた父ダロームは、さすがに興奮を抑え切れない様子だ。すでに両チームの帽子を用意した彼は、どちらを応援するのかと聞かれると、「どちらであれ、ディフェンスの方の帽子をかぶることにするよ。周りのファンがどう言おうと関係ない。2人の息子が私を守ってくれるさ。どちらが勝ってもいいから、ケガすることなく終えてほしい」

カレンとクリスの兄弟が同じフィールドに出るのは、高校のとき以来だ。試合の前夜には、生母アニーを含めて、ファミリー全員で集まろうと2人は計画している。

2004年9月10日

開幕戦はCBホーソーンが先発

開幕戦ではCBマイケル・ホーソーンを左CBとして先発させるとシャーマンHCが発表した。NFL4年間で9試合の先発経験のあるホーソーンだが、スピードにもクイックネスにも欠け、191cmの長身の他にはあまり特筆すべきものはない。今年のプレシーズンゲームでもかなりの不振で、ビッグプレーを簡単に許していたため、思い切ってルーキーを先発起用する好機ではないかと期待する声が多かった。

キャロルでなくホーソーンを選んだ理由についてシャーマンHCは、「現時点では、こうするのが、最もこの試合に勝つチャンスがある、と判断したからだ」と型どおりの説明をしている。またホーソーンもキャロルも、問題はどちらが先発するかではなく、試合に勝つことであり、どこをプレーしろと言われても全力で頑張るだけだ、と型どおりの受け答えをしている。

プレシーズンで着実に成長を見せていたCBアマド・キャロルだが、惜しくも開幕スターターを逃した。しかしシャーマンHCは、CBキャロルはダイム隊形でかなりの出番があり、また、ベースディフェンスでも(ホーソーンに代えて)プレーさせることもある、と明言。スロウィックDCも、「現在もそしてこれからも、毎日・毎週がスターター争いだ」と説明し、決してホーソーンの先発の座が安泰でないことを強調した。

Notebook: レイ・ニチキ・フィールド

2004年9月 9日

B.J. サンダー

B.J.サンダーは、パンターとしては異例の3巡指名を受けたために、この数ヶ月間プレッシャーにさらされ、さらにプレシーズンでの不振(23回平均36yds)で大きな批判の矢面に立たされている。自信は決して揺らいでいないと彼は言うが、不調の原因がメンタル面にあることは認めている。強いラッシュの中で蹴らなければならないこの職業に最も必要なのは、精神的なタフさなのだ。そしてサンダーを知る多くの人が、彼にはそれがあると証言している。

「じっさい、彼は同じ経験をしたことがあるのです。オハイオ州立大では、もっと大きな苦難を乗り越えて、素晴らしい結果を残してきました」と妻のべスは振り返る。有望なパンターとして名門大に入ったサンダーだが、なかなかスターターとなることはできなかった。2001年のUCLA戦では、9ydsの失敗パントを蹴ってベンチに下げられ、代わったPアンディ・グルームが活躍して全米王座に貢献し、1stチーム・オールアメリカンにも選ばれた。サンダーは転校せず、2年間チャンスを待った。

メジャー・リーグ・サッカーのコロンバス・クルーのグラウンド整備監督のマット・ウィリアムズは、昨年夏にサンダーと出会ったときのことを憶えている。"turf grass science"の学位をすでに取得していたサンダーが、インターンとしてプロサッカーチームにやってきたのだ。「"なあおい、卒業するPグルームの穴を埋めるのは大変だな"と私は言ったのだが、B.J.はまるで心配していなかった。それどころか、車に乗っている間じゅう、レイ・ガイ賞(全米最優秀パンター)を勝ち取ることや、オールアメリカンに選ばれることを話していた。私がこれまで出会った中で最も自信に溢れた人間の1人と言えるよ」

本人が言ったとおり、2003年シーズンには素晴らしい成績を残してレイ・ガイ賞を受賞。パンターを求めるパッカーズからドラフト3巡で指名されたというわけだ。

「私は、彼が前任のビドウェル以上になれると大きな期待をしてしまった。非常に責任を感じている」とボナメイゴSTコーチ。彼の指導で、パントの際のステップを何度かいじったことも、不調の原因なのかもしれない。ブロックされないよう、より素早く蹴るために、3ステップのアプローチを2ステップ半に変更したのだ。しかしそれが上手くいかず、またタイム短縮の効果もなかったため、キャンプなかばで元のステップに戻したのだという。

新たに同僚となった大ベテランのブライアン・バーカーは、ライバルであると同時に、ルーキーの指導も担っている。「おそらく、僕よりも高く遠くに飛ばせるパンターは、100人ぐらいはいるんじゃないかな。僕らベテランが毎年生き残っているのは、メンタル面がしっかりしていることが理由なんだ」

サンダーは、オハイオ州立大でのスランプの時に、大学のスポーツ心理学者に相談したことがあり、その時のアドバイスを今回にも応用しようとしている。「今やっているのは、多くのことをやろうとせず、1つのことに集中することだ。試合では、完璧なパントを蹴ろうとして、たくさんのことを気にしすぎていた」

ボナメイゴSTコーチは、「彼はスターターとなれなかったことでイラついていたが、それはいい徴候だと私は思う。そうでなければ彼の資質に疑問を感じただろう。(プレシーズン最終戦での)あの5ydsのパントの直後に、ちゃんと立ち直って良いパント(46yds)を蹴ったことに私は満足している。彼は、自分自身を信じなければならない」

Notebook: プラクティス・スクワッド

2004年9月 8日

TEマキュー、LBロジャースと契約

パッカーズはタイタンズを解雇されたルーキーのTEショーン・マキューと、ヴァイキングスを解雇されたLBニック・ロジャースを獲得。かわりにFBヴォンテ・リーチとLBタイリオ・ハリソンを解雇した。FBリーチの解雇により、FBは通常の2人体制となった。しかしWR陣はまだ4人体制のままで、TE陣が4人では多すぎるので、おそらくTEの誰か1人が開幕戦までにチームを去る公算が大きい。

TEショーン・マキューは、ペン州立大から今年のドラフト7巡でタイタンズに入団。カレッジではTE経験もあったが主にFBをプレー。プロ入り後はTEに専念していたようだ。スピードやクイックネスはさほどなく、どちらかというとブロッキングTEで、パッカーズも彼のブロック能力に期待しているようだ。パスキャッチそのものは上手いらしい。身長は195cmで、フランクスほどではないが、かなり大型。

JS Onlineによると、キャンプでは2巡指名のTEトゥループよりもマキューの出来がよかったため、タイタンズはマキューを残してベテランのTEマイアーをトレードに出そうとしたが、不発に終わったためマキューを解雇せざるをえなかった、という噂だ。 なお、McHughという姓については、 "pronounced 'muh-Q'"となっているので、「マキュー」と表記することにする。

LBニック・ロジャースは、ジョージア工科大から2002年のドラフト6巡でヴァイキングスに入団。 主にストロングサイドLBとしてプレーし、一昨年は11試合に先発、昨年はLBクロケットの欠場時に5試合先発した。過去2シーズン全試合に出場し、スペシャルチームでの活躍も目立っている。今オフはパスラッシュDEとして起用されたが、ロースター争いに敗れてヴァイキングスから解雇された。

グリーンベイではそのままLBタイリオ・ハリソンに代わってストロングサイドの控えを務め、パスシチュエーションではパスラッシャーとして起用されることもありそうだ。パッカーズ首脳は、LBとしてもスペシャルチーマーとしてもLBハリソンからアップグレードできたと考えている。

プラクティス・スクワッドに6選手と契約

パッカーズは6選手をプラクティス・スクワッドとして契約した。TEスティールを除く5人は前日に解雇した選手であり、ほぼ予想された顔ぶれ。幸い、Cスコット・ウェルズは他チームから声がかからず、無事プラクティス・スクワッドに入れることができた。今年から枠が5人から8人に増えたため、あと2人と契約することができる。今日解雇されたFBヴォンテ・リーチも、まる1日経って他チームからclaimされなければ、プラクティス・スクワッドに入ると予想されている。

彼らプラクティス・スクワッド選手の定められた最低給は週$4,350ドルとなっているが、優遇して引きとめたい選手にはもっと高額のサラリーを支払うことが多く、最低額の3倍近いサラリーが支払われた例もあるという。Cウェルズの場合、週$5,000ドルと$6,000ドルの間らしい。それでも、ロースター入りしたルーキーの最低額はシーズン$230,000ドルだから、半額以下となってしまうが。

Packers 2004 Practice Squad Signings
Pos. Name College Exp. 備考
QB Scott McBrien Maryland R 183cmと小柄だが、キャンプでの評判はよかった
WR Kelvin Kight Florida R パントリターンはチャットマンよりよさそう、という声多し
TE Ben Steele Mesa State 1 ヴァイキングスを解雇されたばかり
C/G Scott Wells Tennessee R ドラフト7巡指名。センターだけでなくガードも修業中
T/G Atlas Herrion Alabama R LT/LGをプレーする。器用なラインマン
S Julius Curry Michigan 1 9月初めにDETから来たばかり

2004年9月 7日

老スカウト レッド・コクランが急死

82歳の現役スカウト、ジョン・"レッド"・コクランが心臓発作のために死去した。パイロットとして太平洋戦争に従軍した彼は、復員後、シカゴ・カーディナルズでRBとして4年間プレー。最後の年はカーリー・ランボーHCの元でだった。ライオンズで3年間コーチをしたあと、1959年にロンバルディHCの誘いでバックフィールド・コーチとしてグリーンベイにやってきた。1968年から1970年はカーディナルズとチャージャーズのコーチをしたが1971年にパッカーズに戻り、その後は二度とグリーンベイを離れることはなかった。

1975年からは、かつての教え子バート・スターHCの元でスカウトに転身。それ以来、およそ30年にわたって優れたスカウトとしてパッカーズを影で支えてきた。選手・コーチ・スカウトとして7回のNFL制覇も経験している。65歳となった1987年にはパートタイムに退いたが、限りなくフルタイムに近い状態でつい最近まで活躍してきた。(昨年5月の記事参照) 彼の担当は地元ウィスコンシン、ミネソタ、イリノイ、ダコタ。死去した時も、次のスカウティング旅行の計画をしていたところだったという。

彼が敬愛されていた様子をシャーマンHCが振り返る。「本当に素晴らしい人だった。私は常に"コーチ・コクラン"と彼を呼び、"レッド"とニックネームで呼んだことは一度もなかった。82歳になっても現役で働いていたという事実は驚異的なことだ。彼は非常に頭の回転が速く、雄牛のように強健だった。私はいつもロンバルディについての昔話を彼にせがみ、彼は古いプレーブックを見せてくれたりもした。リー・レメルはチーム組織についての歴史家だが、彼はフットボール面での歴史家だったと言えるだろう。私は彼と話をするのが大好きだった。本当にいい人だった」

Notebook: ロースターカットあれこれ

2004年9月 6日

トレードでDEトゥルーラックを獲得

パッカーズはチーフスとのトレードで、DEのR-Kal Truluckを獲得した。チーフスに譲渡するのは2005年のドラフト5巡および6巡指名権。パッカーズの課題だったアウトサイドのパスラッシャーは、DEウォコーリーがケガでプレーできず、新加入のDEケニー・ホームズもケガする前とは程遠いプレーしかできなかったこともあって、補強はうまく行っていなかった。そのため、先日のSSアンダーソンのトレードで獲得した指名権を使って、土壇場での補強を敢行したものと思われる。

"pronounced TRUE-luck"とあるので姓は「トゥルーラック」でよさそうだが、ファーストネームは「アールカル」でいいのだろうか。現在29歳の彼は、ディビジョンIIIのニューヨーク州立大コートランドの出身。アリーナリーグやCFLを経て、2002年にようやくチーフスでNFL初出場を果たした苦労人だ。昨年は先発出場こそなかったものの、14試合に出場して5サックを挙げている。

トレードで控えOLブラッド・ベデルを獲得

パッカーズはドルフィンズとのトレードで、T/Gブラッド・ベデルを獲得した。ドルフィンズに譲渡するのは、条件付きの2006年ドラフト7巡指名権。ベデルは2000年にブラウンズから6巡指名され、2002年の開幕前に解雇。2003年にはレッドスキンズと契約したが、昨季中盤に解雇され、ドルフィンズに移っていた。

22選手を解雇

Packers 2004 Final Roster Cuts
Pos. Name College Exp. 備考
QB Tim Couch Kentucky 6 キャンプもプレシーズンゲームも悪すぎ
QB Scott McBrien Maryland R プラクティス・スクワッド濃厚
RB Walter Williams Grambling 1 NFLヨーロッパ帰り 評判はよかったが層が厚すぎた
WR Scottie Vines Wyoming 1 プレシーズンゲームでイマイチだった
WR Carl Ford Toledo 2 同上
WR Kelvin Kight Florida R よさそうなパントリターナーだったが
WR Shockmain Davis Angelo State 2 腓骨骨折の大ケガ
WR Wilson Thomas Nebraska 1 NFLヨーロッパ帰り
TE Tony Donald Western State 1 期待はずれのキャンプ
C Scott Wells Tennessee R なぜヘボいパンターを2人残して彼を切るのだ
OT Jason Jimenez Southern Mississippi 1 NFLヨーロッパ帰り
T/G Atlas Herrion Alabama R チャンスはあったがケガに泣く プラクティス・スクワッドの有力候補
G/T Joe Hayes San Jose State R あまり目立たず
DE Chukie Nwokorie Purdue 6 ケガでほとんど練習できず
DE Kenny Holmes Miami (Fla.) 8 期待のパスラッシャーだったが平凡な出来
DE Tyrone Rogers Alabama State 5 2サックを挙げたプレシーズンゲームもあったが
DT Larry Smith Florida State 6 若手DTが多く、押し出された形
LB Steve Josue Carson-Newman 1 成長は見せたが惜しくも落選
LB Jermaine Taylor Bridgewater (Va.) R ルーキーLBで唯一ロースターを争った  プラクティス・スクワッドの有力候補
CB Chris Watson Eastern Illinois 5 先発経験のあるCBだが期待ほどではなかった
S Curtis Fuller Texas Christian 4 昨年はロースター入りしたが
S Julius Curry Michigan 1 つい先日グリーンベイに来たばかり

4番手以降のWRは本当に低レベルだったので、いったん解雇してから他を探す、というのは理解できなくもありません。DLやDBの選択もわかります。しかししかし、つまらないパンターを2人残して有望なCウェルズを切ってしまうなんて、正気の沙汰とは思えません。Pサンダーは解雇しても誰も手を出しませんが、Cウェルズは他チームにさらわれる可能性がかなりあるからです。当サイトを開設して3年7ヶ月、これほど馬鹿げた人事は初めて見ました。

2004年9月 5日

Packers 7 - 27 Titans

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (1-3) 0 7 0 0 7
Titans (3-1) 14 3 7 3 27

試合としては、第1Qにファーヴが2つインターセプトされて、あっという間に14点を失ったところで勝負が決まった。1stチームオフェンスは前半いっぱいプレーしてWRファーガソンへのTDパスで7点を返したが、今回も2番手以降のQBたちが得点を挙げることができなかった。前半はディフェンス陣はよく頑張っていたが、1stチームが退くと、後半は次第にラン守備がズルズルになった。

2004年9月 4日

SSアンダーソンをレイダーズにトレード!

SSマーカス・アンダーソンをレイダーズにトレード。パッカーズが受け取るのは2005年ドラフトの5巡および6巡指名権。UCLAから2002年のドラフト3巡で入団した彼は、1年目のシーズン中盤にビッグプレーを連発して注目を集めたが、その後は慢心もあってか完全に伸び悩んだ。昨夏はエドワーズとの先発SS争いで敗れ、今夏もローマンに完敗。派手なヒットをかますかわりにタックルミスが多く、カバー能力でもライバルたちにやや劣っていた。またスペシャルチームの面でも、彼を放出することでもっとスピードのある選手を残すことができる。

ロースター枠ぎりぎりを争う状態だったアンダーソンを、解雇でなくトレードに出せたのは、パッカーズ側としてはまずまずの動き。レイダーズは、先発SSデリック・ギブソンが木曜日のプレシーズンゲームで右肩を脱臼したことから、急きょアンダーソンを補強することになったものと思われる。アンダーソンによると、レイダーズ側からは、システムを素早く吸収できれば開幕戦の先発もありうる、と言われたとのこと。「グリーンベイの選手、コーチ、チーム全体を愛している。悪い感情などは全く持っていない。オークランド移籍は、自分の能力を見せるチャンスだと思っている。家に近いカリフォルニアに戻れるのも嬉しい」と期待を語っている。

Camp Notebook: ロースター予想

2004年9月 3日

Camp Notebook: WRチャットマン

2004年9月 2日

Camp Notebook: CBホートンのキャリア

2004年9月 1日

Camp Notebook: Cフラナガン復帰