グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年9月 7日

老スカウト レッド・コクランが急死

82歳の現役スカウト、ジョン・"レッド"・コクランが心臓発作のために死去した。パイロットとして太平洋戦争に従軍した彼は、復員後、シカゴ・カーディナルズでRBとして4年間プレー。最後の年はカーリー・ランボーHCの元でだった。ライオンズで3年間コーチをしたあと、1959年にロンバルディHCの誘いでバックフィールド・コーチとしてグリーンベイにやってきた。1968年から1970年はカーディナルズとチャージャーズのコーチをしたが1971年にパッカーズに戻り、その後は二度とグリーンベイを離れることはなかった。

1975年からは、かつての教え子バート・スターHCの元でスカウトに転身。それ以来、およそ30年にわたって優れたスカウトとしてパッカーズを影で支えてきた。選手・コーチ・スカウトとして7回のNFL制覇も経験している。65歳となった1987年にはパートタイムに退いたが、限りなくフルタイムに近い状態でつい最近まで活躍してきた。(昨年5月の記事参照) 彼の担当は地元ウィスコンシン、ミネソタ、イリノイ、ダコタ。死去した時も、次のスカウティング旅行の計画をしていたところだったという。

彼が敬愛されていた様子をシャーマンHCが振り返る。「本当に素晴らしい人だった。私は常に"コーチ・コクラン"と彼を呼び、"レッド"とニックネームで呼んだことは一度もなかった。82歳になっても現役で働いていたという事実は驚異的なことだ。彼は非常に頭の回転が速く、雄牛のように強健だった。私はいつもロンバルディについての昔話を彼にせがみ、彼は古いプレーブックを見せてくれたりもした。リー・レメルはチーム組織についての歴史家だが、彼はフットボール面での歴史家だったと言えるだろう。私は彼と話をするのが大好きだった。本当にいい人だった」

カテゴリ : Coach/Front Office, History