前半8試合を終えたところでチームスタッツのまとめ。2011年・2010年・2009年のスタッツも参照のこと。すでにバイウィークを終えて消化試合数が1つ少ないチームも多いので、TD数など実数の順位については参考程度に。
オフェンス | ||||||||||||||||
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Total | 得点 | ラン | ランavg | ランTD | Fum | Lost | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rate | サック | 3rd% | Red | TOP |
344.6 | 26.0 | 90.1 | 3.7 | 2回 | 7回 | 3回 | 257.4 | 68.9% | 7.3 | 22回 | 4回 | 109.0 | 28回 | 41.9% | 72.0 | 29:39 |
21位 | 10位 | 26位 | 27位 | 30位T | 7位T | 6位T | 12位 | 1位 | 13位T | 1位 | 4位T | 1位 | 31位 | 12位 | 2位 | 19位 |
トータルヤーデージが3位から21位へと転落。主にパス攻撃の悪化によるものだ。得点力のダウン(1位→10位)がこの程度で済んでいるのは、ディフェンス(昨季が悪すぎた)の向上とスペシャルチームのビッグプレーによるものだろう。この表には載せていないが、ディフェンスやスペシャルチームを含めた総TD数はNFL2位の26回。
パス攻撃は昨季が素晴らしすぎたという面も大きく、WRジェニングスのケガなどで破壊力が大幅にダウンしているところ。ランが出ない上に被サックで下がるために、3rdダウン成功率が低下している。レシーバー陣の落球は昨年も多かったが今年はさらに悪化(ESPNによるとNFL最多の19回)。それでも、ショートからミドルレンジのパスをよく通し(成功率1位)、無理投げせずにレーティング1位を維持しているQBロジャースは立派のひとこと。
中でも問題はビッグプレー不足。昨季全体で70回(2位)あった20yds以上のパス成功が今季はまだ22回(17位)しかなく、40yds以上のパス成功も、昨季の16回(2位タイ)から4回(8位)へと半減。ビッグプレーの減少がヤーデージの悪化(1回平均9.3→7.3)に直結している。敵陣レッドゾーンでのTD率は昨季より向上し、ビッグプレー不足を決定力の高さで補っている。
ラン攻撃の悪さはあいかわらず。せっかく補強したRBセドリック・ベンソンが長期欠場中で、代役RBアレックス・グリーンの能力不足やCジェフ・サタデーの衰えが指摘されているところだ。パス主体のチームとはいえ、3rdダウンショートでランをコールできないのはつらい。TD数がパスに偏っているのは(ラン2回 : パス22回)、敵陣ゴール前でもランをコールしないためだ。RB陣がファンブルロストを1つも犯していないのは立派。
ターンオーバー | 反則 | |||||||
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Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||
10回 | 9回 | 1回 | 7回 | 4回 | 3回 | +3 | 52回 | 504yds |
19位T | 7位T | 29位T | 3位T | 4位T | 6位T | 9位T | 23位T | 31位 |
ターンオーバーレシオはなんとか+3を維持しているものの、昨季の+24(2位)から大幅ダウン。昨季はディフェンスの悪さをインターセプトで補っていたが、今年はヤーデージが回復した代わりにインターセプトが奪えない。
ファンブルロストはTEフィンリー、QBハレル(ハンドオフ失敗)、QBロジャース(サック)のそれぞれ1回だけで、RB/FB陣はゼロ。ファンブルもRB陣ではベンソンが1回あるだけだ。ラン攻撃不調が強調されるなか、ボールセキュリティの高さはチームに貢献している。QBロジャースは昨季ファンブルが4回だけだったのが、今季はさらに向上してわずか1回。NFL最多の28サックを喰らいながら、これだけボールをこぼさないのは驚異的だ(ファンブル4回以上のQBが11人いる)。負け試合でもすべて1ポゼッション差に収まっているのは、被インターセプトを含めたボールセキュリティのおかげだろう。
いっぽうディフェンスのテイクアウェイは大幅にダウン。昨季1位だったインターセプトが大きく減り、ヤーデージの向上を相殺してしまっている。INTチャンスに味方がぶつかり合うなど、運が向かない面も大きかった。いっぽうファンブルフォースの少なさはここ数年続いていて、今年はさらに悪化。8試合目のジャガーズ戦でようやく今季初ファンブルリカバーを決めることができた。ラン守備で積極的にボールを狙う意識や技術の問題ではないか。
反則は1位タイ(回数)だった昨季から大幅に悪化した。オフェンスはパスプロ不振によるホールディングが多く、ディフェンスはつまらないオフサイドが目立っている。反則ヤーデージはさらに悪く、すでに昨季(2位)の13試合分にあたる504ydsも失った。ただし今季は誤審によるパスインターフェア(しかもロングパスが多い)やアンネセサリーラフネスがやたらと多く、選手ばかりを責められない部分はある。
ディフェンス | |||||||||||||||
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Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | Fum | FumRec | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rating | サック | 3rd% | Red |
342.1 | 21.2 | 103.9 | 4.1 | 5回 | 7回 | 1回 | 238.2 | 58.2% | 6.9 | 12回 | 9回 | 80.0 | 26回 | 36.0 | 60.0 |
13位 | 12位T | 12位 | 18位 | 13位T | 26位T | 29位T | 19位 | 8位 | 13位 | 20位T | 7位T | 11位 | 1位T | 10位 | 24位 |
昨季NFL最下位だったディフェンスが大幅に回復し、ザルディフェンスから脱却できたのは喜ばしい。とくにサック数の増加が著しく(すでに昨季のトータルに迫る)、若手揃いのDB陣を助けている。いっぽう失点が意外に減っていない(22.4→21.2)のは、テイクアウェイが減ったからだろう。
パス守備が回復したといっても、強力オフェンスとの対戦が少なかったせいもある。その証拠に、第4週セインツ戦では昨季開幕戦とほぼ同じ474ydsを許した。新戦力の加入でパスラッシュが向上したのはたしかだが、それは弱体OL陣との対戦が多かったからでもあり、サック数増加を喜んでばかりもいられない。パスydsは1試合あたり約60ydsも減ったのに、レーティングがほぼ同じなのはインターセプトが減ったため。また、レッドゾーンTD率は昨季の54.1%(18位)から60.0%(24位)とやや勝負弱くなっている。
ラン守備は昨年の1回平均4.7ydsから4.1ydsへと大きく向上。DEウィルソン、DEウォージー、OLBペリー、OLBウォルデン、SSマクミリアンなど若手の新加入と成長、それにギャップ・ディリプリンの向上のおかげだろう。それでも、ランを止めて3rdダウンロングに追い込んでパスラッシュ勝負、という理想の形にはまだ足りない。ファンブルフォースの少なさは前述のとおり。
スペシャルチーム | ||||||||||||||
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Kickoff | Punt | Kickoff Ret. | Punt Ret. | Field Goals | ||||||||||
Avg. | TB | TB率 | Coverage | Avg. | In20 | TB | Coverage | Net | Avg. | Long | Avg. | Long | 成功率 | 回数 |
66.8 | 23 | 54.8 | 25.1 | 43.7 | 21回 | 3回 | 6.9 | 40.4 | 27.4 | 46 | 9.7 | 75 | 69.2 | 9回 |
5位 | 10位 | 9位 | 19位 | 23位 | 1位 | 15位T | 9位 | 15位T | 7位 | 18位 | 11位 | 4位 | 32位 | 28位T |
昨季大きく伸びたスペシャルチームが今年もよく頑張っている。上記の数字以外に、フェイクFGからのTDパス成功、フェイクパントからのラン成功、サプライズオンサイドキック成功と、3つのビッグプレー成功がどれも勝利に結びついた。いま気がかりなのはKクロスビーのスランプだけだ。
キックオフはタッチバック率がさらに向上。ただ今季はホームで好天、アウェーでドーム球場が多く、これから気候が悪くなれば飛距離が多少ダウンしてくるはず。カバレッジは昨季より1.7yds悪くなっているものの、今はタッチバックが多くリターン回数が少ないので、この程度なら大勢に影響はない。相手リターンの最長を38ydsに抑えているのもいい。
Pティム・マステイのパントはラインのミスでブロックされたのが1回あったほかは文句なし。今後天候が悪くなってからがパンターの腕の見せどころだ。「インサイド20」が1位なのは、オフェンスがドライブ途中で失速してハーフライン付近から蹴る機会が増えたためだろう。じっさい、1試合あたりのパント回数は昨季3.4回(少ない方から数えて3位)だったのが、今季は4.9回(22位)へと急増している。
リターンはどちらもWRランドール・コブが一手に引き受け、キックオフリターンで7位、パントリターンで11位と、昨年よりさらによくなっている。懸念されたボールセキュリティの点では、第1週と第3週にパントのマフがあったが(自らリカバー)、全体としては昨季より向上している。
スペシャルチーム唯一のマイナス材料はKメイソン・クロスビーのフィールドゴール。50yds以上のFGは4本のうち3本失敗し、どれも蹴った瞬間に失敗とわかる外れ方。第7週まで50yds未満のFGをすべて決めていたのが、先日のジャガーズ戦ではなんと32ydsを失敗してしまった。チームも本人も平静を装ってはいるが、久しぶりのスランプに自信が揺らいでいるはず。ミドルレンジのFGまでおかしくなると、敵陣でのオフェンスの組み立てに悪影響を与えかねない。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
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Jaguars (1-6) | 3 | 9 | 0 | 3 | 15 |
Packers (5-3) | 7 | 7 | 0 | 10 | 24 |
4週間ぶりのランボーフィールドは快晴、気温7℃と冷え込んでいる。大黒柱のRBモーリス・ジョーンズ=ドリューを欠くジャガーズに対し、パッカーズも多数のケガ人を抱えて苦しい布陣。圧倒的有利が予想されてはいたものの、油断したために苦戦したわけでは決してなかった。オフェンスは相変わらずのラン不振と落球連発に苦しみ、スペシャルチームのビッグプレーと後半のディフェンスの頑張りで辛くも勝利を収めた。
第1Q、WRコブへのTDパスでリードしたパッカーズは、スペシャルチームのパントブロックTDで点差を広げたものの、前半最後にQBロジャースの被サック&ファンブルロストからタッチダウンを許して接戦に持ち込まれてしまう。後半にはオフェンスがスランプに陥るが、ディフェンスの頑張りで2点リードのまま第4Qへ。WRドライバーへのTDパスでようやく追加点を挙げると、ジャガーズの追い上げを3点で止め、最後にもう3点追加してようやく逃げ切り。
パッカーズはWRジェニングス、WRネルソン、FBクーン、OLBペリー、CB/Sウッドソン、CBシールズの6人が欠場。DEジェレル・ウォージー(脳震盪)、DEマイク・ニール(足首)が負傷退場している。
Final Team Statistics | ||
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Packers | Jaguars | |
Points | 24 | 15 |
Total Yards | 238yds | 341yds |
First Downs | 20回(ラン5・パス9・反則6) | 18回(ラン1・パス14・反則3) |
Rushing | 66yds (26回・平均2.5) | 62yds (20回・平均3.1) |
Passing | 186yds (22/35・2TD・0INT) | 303yds (27/49・1TD・0INT) |
Sacked | 2回14yds | 2回24yds |
Passer Rating | 93.1 | 80.6 |
3rd Down Efficiency | 5/13 (%38) | 5/16 (31%) |
Turnovers | 1回 (INT0/FUM1) | 1回 (INT0/FUM1) |
Field Position | 自陣34yds | 自陣28yds |
Punt | 5回45.0yds(ネット41.0yds) | 5回40.6yds(ネット30.5yds) |
Kickoff Return | 2回平均28.5yds | 2回平均24.5yds |
Punt Return | 1回0yds | 1回0yds |
Field Goals | 1/2 | 3/3 |
Penalty | 5回33yds | 7回77yds |
Time of Possession | 29分12秒 | 30分48秒 |
管理人の都合により今回はほとんどケガ人情報だけ。ケガ人が増える一方のパッカーズは、B.J.ラジが復帰したとしてもキャンプ時の想定スターターのうち8人が不在という危機的な状況となり、若手のデプスが試されている。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
John Kuhn | FB | Hamstring | × | × | × | Out | 欠場 |
Greg Jennings | WR | Groin | × | Out | Out | Out | 欠場(火曜に手術) |
Nick Perry | LB | Knee | × | × | × | Out | 欠場 |
Charles Woodson | DB | Collarbone | Out | Out | Out | Out | 欠場(6週程度) |
Sam Shields | CB | Shin/Ankle | × | × | × | Out | 欠場 |
Jordy Nelson | WR | Hamstring | △ | × | × | Questionable | 欠場の方向 |
Aaron Rodgers | QB | Calf | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Donald Driver | WR | Neck | × | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Jermichael Finley | TE | Shoulder | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
T.J. Lang | OG | Elbow/Wrist | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Jeff Saturday | C | Neck | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
B.J. Raji | DT | Ankle | × | △ | × | Probable | 出場 |
James Starks | RB | Illness | - | × | △ | Probable | 出場 |
Jacksonville Jaguars Injury Report | ||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Maurice Jones-Drew | RB | Foot | × | × | × | Out |
Dwight Lowery | S | Ankle | × | × | × | Out |
Montell Owens | RB | Shoulder | × | × | × | Doubtful |
Greg Jones | FB | Hip | × | △ | △ | Questionable |
Laurent Robinson | WR | Concussion | △ | △ | △ | Questionable |
Rashean Mathis | CB | Groin | × | △ | △ | Questionable |
Derek Cox | CB | Back | △ | △ | △ | Questionable |
Blaine Gabbert | QB | Left Shoulder | ○ | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
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Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
鼠蹊部(いわゆるスポーツ・ヘルニア)の回復がおもわしくないWRグレッグ・ジェニングスは、ちかく手術を受けることを決断した。今季中の復帰は間違いないといっても、これまで1か月ちかく無駄にしてしまった後だけに残念な状況だ。 「注射で痛みをごまかすことはできるだろうけど、自然治癒を待っていてはトップギヤを使えるようになる保証がない。(DBとの勝負で)僕はより大きなセパレーションを稼げるようになりたいから、不確かなことに賭ける気にはならなかった」
こうした手術後の復帰期間は一般的に3週間から6週間とのこと。2005年にはCマイク・フラナガンが同じ専門医のところで同じ手術を受け、3週間休んだだけで復帰しているものの、個人差があるのは言うまでもない。
いっぽう、代役エースのWRジョーディ・ネルソンも水曜の練習でハムストリングを痛め、今週の出場は難しそうな状況。木曜に続いて金曜の練習も休むことをマッカーシーHCがすでに明言し、出場できるかどうかは土曜か日曜にテストして決めるとしている。こうした場合はけっきょく欠場になるのが一般的なパターンだ。
ネルソンが欠場の場合、チーム最多TDのWRジェームズ・ジョーンズと進境著しいWRランドール・コブが先発することになる。3番手に繰り上がるWRドナルド・ドライバーは、首を違えて水曜の練習を自重したが、木曜にはフル参加できていた。今季まだキャッチのないWRジャレット・ボイキン(ドラフト外)は4番手として出番が来るかどうか。
TE陣では、ヒザ手術明けで第6週までPUPリストにいたアンドリュー・クウォレスが順調に練習をこなしているところ。先週D.J.スミスのIR入りでロースター枠には1つ空きができており、TEクウォレスまたはOLBゾンボをロースターに戻すために空けてあるのだろうと見られている。PUPの選手はキャンプを全休しているため、猶予期間の3週間をいっぱいに使ってフットボールに慣らさせたいところだが、チーム状況から早めの復帰があってもおかしくはない。
今週初めの練習は、ケガ人が多いために時間が短縮された。
CB/Sチャールズ・ウッドソンがラムズ戦終盤に左鎖骨を骨折していたことが判明、6週間程度欠場することになった。スーパーボウルで負傷したのと同じ箇所だが、あの時ほど重くはないとのこと。さしあたってインジャリーリザーブに入れるつもりはないとマッカーシーHCは語り、ロースターに残したまま今季中の復帰を待つ考えを明らかにしている。またも主力選手の大ケガで、チームは苦しいやり繰りを強いられることになった。
今年はベース隊形のみセーフティを務めるウッドソンだが、最近はあまり存在感がない。ここ5試合連続でビッグプレーがなく、スロットCBとしてもカバレッジ能力の低下ははっきりしている。いっぽうチーム側は若手CBの補強・育成で大きな成果を挙げ、サム・シールズ(3年目)、デヴォン・ハウス(2年目)、ケイシー・ヘイワード(2巡指名ルーキー)の3人が先発レベルで通用するところを証明しつつある。開幕戦で先発したジャレット・ブッシュが6番手CBに追いやられていることからも、CB陣のレベルアップがよくわかる。
そうしたわけでウッドソン欠場の悪影響は、彼の豊富な経験に基づいた戦術眼やリーダーシップ、複数ポジションをこなせる柔軟性、という部分だとみられている。こうしたことはやってみなければわからないもので、逆に若手DB陣の成長をうながす可能性もあり、彼がパッカーズでの役割を終えるきっかけになってもおかしくない。近年では、CBアル・ハリスの負傷でCBトラモン・ウィリアムズ、ILBニック・バーネットの負傷でILBデズモンド・ビショップがスター級に成長し、けっきょくベテランが退団する結果となった。ウッドソンは年俸$11.4ミリオン(来年は$10ミリオン)の高給なのだからなおさらだろう。
◆ ◆ ◆
すねの負傷でラムズ戦を欠場した先発CBサム・シールズだが、マッカーシーHCは次の出場に楽観的な様子で、「木曜の検査が最大の関門となるだろう。もし金曜だけでも練習に出られれば、それで復帰させることに問題はないと思う」と語っている。今季初戦を終えたCBデヴォン・ハウスについても、「(肩負傷の悪影響なく)非常にフィジカルにプレーしたし、TDを許した最後のプレーを除けばかなりよかった」と評価。今季4INTの新人CBケイシー・ヘイワードが各所で絶賛されているのはすでに書いたとおり。
もし次週シールズが出られるなら、先発CBがトラモン・ウィリアムズとシールズ、ニッケルが新人ヘイワード、ダイムがハウス、といった形になるはず。シールズが出られない場合はジャレット・ブッシュを使うか、またはセーフティを増やす手もある。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (4-3) | 10 | 0 | 7 | 10 | 30 |
Rams (3-4) | 3 | 3 | 0 | 14 | 20 |
3勝3敗同士の対戦、パッカーズにとって3年ぶりのエドワード・ジョーンズ・ドーム。前半こそ相手のパスラッシュとラン攻撃に苦しんだパッカーズだったが、後半になると攻守とも調子を上げ、好調QBロジャース率いるパス攻撃で最後はラムズを突き放した。
試合は序盤からラムズのラン攻撃が好調。パッカーズはWRネルソンへのTDパスとオンサイドキック成功から3点追加でリードしたものの、クロックはラムズに完全にコントロールされた。前半最後のシリーズも58ydsFG失敗に終わり、4点差のままハーフタイムへ。後半に入るとパッカーズは3rdダウンコンバージョンを次々と成功させてタッチダウンを挙げ、インターセプトを奪ってさらに3点追加。第4QにはWRギヴンズの56ydsゲインをきっかけに7点差に追い上げられたものの、直後に5分44秒のドライブをWRコブへのTDパスでしめくくって勝負あり。
パッカーズは先週ILB D.J.スミスがインジャリーリザーブ入りし、さらにWRジェニングス、NTラジ、OLBペリー、CBシールズの先発4人が欠場。ILBブラッド・ジョーンズと新人CBケイシー・ヘイワードが初先発し、そのヘイワードが3試合連続インターセプトを決めた。さいわい大きなケガ人はなく、第2Qにヒザを負傷したDEマイク・ニールも後半には復帰できたようだ。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Rams | |
Points | 30 | 20 |
Total Yards | 402yds | 354yds |
First Downs | 22回(ラン2・パス18・反則2) | 19回(ラン7・パス11・反則1) |
Rushing | 70yds (26回・平均2.7) | 108yds (22回・平均4.9) |
Passing | 342yds (30/37・3TD・0INT) | 255yds (21/34・1TD・1INT) |
Sacked | 3回10yds | 3回9yds |
Passer Rating | 132.2 | 82.4 |
3rd Down Efficiency | 9/16 (60%) | 4/11 (36%) |
Turnovers | 0回 (INT0/FUM0) | 1回 (INT1/FUM0) |
Field Position | 自陣30yds | 自陣21yds |
Punt | 38.7回yds(ネット38.7yds) | 49.5回yds(ネット42.0yds) |
Kickoff Return | 1回23yds | 3回平均27.3yds |
Punt Return | 1回15yds | 0回 |
Field Goals | 3/4 | 2/2 |
Penalty | 3回30yds | 6回30yds |
Time of Possession | 32分58秒 | 27分02秒 |
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
Greg Jennings | WR | Groin | × | × | × | Out | 欠場 |
B.J. Raji | DT | Ankle | × | △ | △ | Out | 欠場 |
Nick Perry | LB | Knee | × | × | × | Out | 欠場 |
Sam Shields | CB | Shin/Ankle | × | × | × | Out | 出場 |
Aaron Rodgers | QB | Calf | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Alex Green | RB | Shoulder | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Jermichael Finley | TE | Shoulder | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
D.J. Williams | TE | Hamstring | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Davon House | CB | Shoulder | ○ | ○ | ○ | Probable | 今季初出場へ |
Sean Richardson | S | Hamstring | △ | △ | ○ | Probable | NFL初出場へ |
St. Louis Rams Injury Report | ||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Danny Amendola | WR | Shoulder | × | × | × | Out |
Roger Saffold | OT | Knee | × | × | × | Out |
Mario Haggan | LB | Thigh | × | × | × | Out |
Wayne Hunter | OT | Back | × | × | × | Questionable |
Janoris Jenkins | CB | Back | × | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
今週最初の練習は、おそらくケガ人が多いために早めの終了となった。
RBブランドン・セインに続き、ILB D.J.スミスが大ケガを負って今季終了となってしまった。ケガの箇所がヒザ(とすれば前十字靭帯)なのかアキレス腱なのか、情報がまちまちではっきりしない。「OLBニック・ペリー(ヒザ)とCBサム・シールズ(すね)については今後の検査待ち。OLBペリーは心配したほど悪くなかった」とマッカーシーHCは月曜の会見で語っている。
ILB D.J.スミスはアパラチアン州立大から昨年の5巡指名でパッカーズに入団。2年目の今年はILBデズモンド・ビショップの戦線離脱で代役スターターとなり、ダイム隊形(ILB1人)では先輩ILBホークを退けて彼がプレーをしていた。身長180cmの小兵とあってパスカバレッジに波はあったものの、まだ伸びシロが十分残っていただけにこの負傷は残念。
代役の先発ILBが問題となるが、ここは今年のキャンプで若手の成長の大きかったポジションでもあり、意外になんとかなるとの見方もある。今夏アウトサイドLBからインサイドLBにコンバートされたブラッド・ジョーンズとジャマリ・ラティモア、昨季代役スターターをこなしたロバート・フランソワ、今年の5巡指名テレル・マニングの4人がいる。昨日はジョーンズが17スナップ代役出場したが、月曜の会見でマッカーシーHCは代役スターターを明言せず。マニングは時期尚早として、ジョーンズ、ラティモア、フランソワの3人から選ぶとしている。
3人の先発ILB候補やRBブランドン・セインはスペシャルチームでも中核を担っている。こうした選手たちが戦線離脱したり先発昇格したりして、スペシャルチームが徐々に弱体化するのも心配なところ。
パッカーズはヒザ(おそらく前十字靭帯)に大ケガを負ったRBブランドン・セインをインジャリーリザーブに入れ、ビルズから解雇されたばかりのRBジョニー・ホワイトをウェイバーで獲得した。
RBジョニー・ホワイト(24歳)はノースカロライナ大から昨年のドラフト5巡指名でビルズに入団、これまで3番手RB兼スペシャルチーマーとしてプレーしてきた。1年目は12試合に出場してラッシングは12回38yds(平均3.6)。今年も強力RB2人の壁は厚く、タシャード・チョイス(元DAL)との3番手RB争いにも敗れて開幕ロースターに残れなかったが、10日後にはフレッド・ジョンソンの負傷で再契約。3試合に出場して8回34yds(平均4.3)ラッシングを記録したものの、フレッド・ジョンソンとC.J.スピラーがケガから回復すると再び解雇となった。
RBジェームズ・スタークス(つま先)が復帰したパッカーズのRB陣だが、マッカーシーHCは月曜の会見でRBアレックス・グリーンの先発続行を明言。スタークスは勘を取り戻すために実戦経験が必要、と話した。新加入のRBホワイトはこれまでのRBセインと同じく、スペシャルチームで貢献しながらオフェンスの出番を待つ、という形になりそうだ。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Texans (5-1) | 0 | 10 | 7 | 7 | 24 |
Packers (3-3) | 14 | 7 | 7 | 14 | 42 |
気温27℃で晴れ、リライアント・スタジアムの開閉式屋根は閉じている。不調のパッカーズはケガ人も多く劣勢が予想されたが、序盤からQBロジャースが球団記録タイの6TDパスを量産し、ここまで全勝のテキサンズに快勝。第4Q初めで試合を決めてしまい、ガラガラとなったスタンドにパッカーズファンの "Go Pack Go!" が響きわたった。
試合は序盤からパッカーズのペース。WRネルソンとWRジョーンズに3TDパスを成功させ、ディフェンスはRBエリアン・フォスターのランを止めて大量点を許さない。後半最初の攻撃では2回の相手パーソナルファウルに助けられてさらに7点。第4QにTEクラブトリーへのTDパスを挙げると、ディフェンスが3シリーズ連続でインターセプトを奪って勝負あり。
WRネルソンとWRジョーンズとWRコブの3本柱が好プレーを連発し、これまでのレシーバー不振を払拭するような働きぶりだった。ナイスキャッチが多かった中でも、WRジェームズ・ジョーンズのワンハンドキャッチTDが白眉。ディフェンスはRBエリアン・フォスターを17回29ydsに抑えたのがなんといっても大きい。スペシャルチームは終盤にパントブロックTDを許したが、大量リードのおかげで大勢に影響なかった。
パッカーズはRBベンソン(足)がIR入り(復帰可能枠)、WRジェニングス(鼠蹊部)とNTラジ(足首)が欠場し、TEフィンリー(肩)は制限付きで強行出場した。OLBニック・ペリー(ヒザ)、ILB D.J.スミス(アキレス腱)、CBサム・シールズ(すね)の3人が負傷退場し、どれもかなり心配だ。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Texans | |
Points | 42 | 24 |
Total Yards | 427yds | 321yds |
First Downs | 25回(ラン5・パス16・反則4) | 23回(ラン6・パス16・反則1) |
Rushing | 99yds (31回・平均3.2) | 90yds (28回・平均3.2) |
Passing | 338yds (24/37・6TD・0INT) | 255yds (22/38・0TD・3INT) |
Sacked | 2回10yds | 3回24yds |
Passer Rating | 133.8 | 45.4 |
3rd Down Efficiency | 5/14 (36%) | 5/12 (42%) |
Turnovers | 0回 (INT0/FUM0) | 3回 (INT3/FUM0) |
Field Position | 自陣35yds | 自陣19yds |
Punt | 5回34.2yds(ネット30.4yds) | 4回51.5yds(ネット45.8yds) |
Kickoff Return | 3回平均28.7yds | 3回平均21.7yds |
Punt Return | 3回平均7.7yds | 1回19yds |
Field Goals | 0/0 | 1/1 |
Penalty | 4回51yds | 7回69yds |
Time of Possession | 27分59秒 | 32分01秒 |
RBベンソンのIR入りで空いたロースター枠に、プラクティス・スクワッドからOGグレッグ・ヴァンローテンが昇格した。ペンシルヴェニア大ではオール・アイビーリーグの1stチームに2回選ばれたドラフト外ルーキー。今夏のキャンプではパスラッシュドリルでの成績が非常に優秀で、主に2ndチームの左ガードをプレーしていた。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
Greg Jennings | WR | Groin | × | × | × | Out | 欠場 |
Sean Richardson | S | Hamstring | × | × | × | Out | 欠場 |
Jermichael Finley | TE | Shoulder | × | × | △ | Questionable | 微妙 |
D.J. Williams | TE | Hamstring | - | × | △ | Questionable | 微妙 |
B.J. Raji | DT | Ankle | × | × | × | Questionable | 欠場の方向 |
Davon House | CB | Shoulder | ○ | ○ | ○ | Questionable | 今週も復帰見送りか |
Houston Texans Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Quintin Demps | S | Thumb/Arm | × | × | × | Out |
Arian Foster | RB | Knee | △ | ○ | ○ | Probable |
Justin Forsett | RB | Thigh | ○ | ○ | ○ | Probable |
Ben Tate | RB | Toe | △ | △ | △ | Probable |
Andre Johnson | WR | Groin | △ | ○ | ○ | Probable |
Lestar Jean | WR | Knee | △ | △ | △ | Probable |
Antoine Caldwell | OG | Ankle/Foot | △ | ○ | ○ | Probable |
Wade Smith | OG | Foot | ○ | ○ | ○ | Probable |
Antonio Smith | DE | Ankle | △ | △ | △ | Probable |
Shaun Cody | NT | Back | △ | △ | △ | Probable |
Mister Alexander | LB | Achilles | - | - | ○ | Probable |
Jesse Nading | OLB | Foot | ○ | ○ | ○ | Probable |
Johnathan Joseph | CB | Knee | - | ○ | ○ | Probable |
Alan Ball | CB | Ankle | △ | ○ | ○ | Probable |
Shiloh Keo | S | Neck | ○ | ○ | ○ | Probable |
Shayne Graham | K | Calf | ○ | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (2-3) | 7 | 14 | 0 | 6 | 27 |
Colts (2-2) | 0 | 3 | 16 | 11 | 30 |
ルーカル・オイル・スタジアムでのレギュラーシーズンゲームはパッカーズにとって初めて(プレシーズンでは昨年訪問)。気温13℃と冷え込んで開閉式屋根が閉じている。
前半に3TDを決めて18点リードしたパッカーズだったが、第2Q途中でRBベンソンが負傷退場するとすべてが変わってしまった。第3Q最初のシリーズでQBロジャースがインターセプトを投げると、コルツの大逆襲がスタート。NTラジの負傷退場もあって新人QBアンドリュー・ラックに好きなようにパスを通され、19連続得点を許す。パッカーズは残り4分半でようやく再逆転のタッチダウンに成功したが、コルツは残り35秒で再々逆転のタッチダウン。パッカーズは終了間際に敵陣33ydsまで進んだものの、Kクロスビーが同点FGを失敗して万事休す。
コルツはCサテレ、LGライツ、ILBアンジェラー、CBデイヴィスの先発4人とニッケルバックのCBキングが欠場。パッカーズはWRジェニングスを欠くだけだったが、RBベンソン、NTラジ、TEフィンリーと重要な選手が次々に負傷退場し、攻守とも手詰まりに陥った。
こちらはRBベンソン退場でランが出なくなってコルツのパスラッシュが勢いを増し、前半ゼロだった被サックが後半は5回。逆にディフェンスは前半4回あったサックが後半はゼロ。QBラックに時間を与えてWRレジー・ウェイン(212yds)にミドルレンジのパスを次々と通された。ぎりぎりで捕まえきれずにパスを通されるプレーばかり。
ケガ人はRBセドリック・ベンソン(足)、NT B.J.ラジ(足首)、TEジャーマイケル・フィンリー(肩)の3人。いずれも試合に復帰できなかった。今季初出場のDEマイク・ニールは初サック、2巡指名CBケイシー・ヘイワードはNFL初インターセプトを決めている。
いっぽうコルツは闘病中のチャック・パガーノHCへ感動的な逆転勝利をプレゼントしたことになる。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Colts | |
Points | 27 | 30 |
Total Yards | 356yds | 464yds |
First Downs | 21回(ラン5・パス12・反則4) | 28回(ラン8・パス16・反則4) |
Rushing | 141yds (23回・平均6.1) | 119yds (30回・平均4.0) |
Passing | 243yds (21/33・3TD・1INT) | 362yds (31/55・2TD・1INT) |
Sacked | 5回28yds | 4回17yds |
Passer Rating | 103.5 | 81.0 |
3rd Down Efficiency | 4/13 (31%) | 8/20 (40%) |
Turnovers | 1回 (INT1/FUM0) | 1回 (INT1/FUM0) |
Field Position | 自陣28yds | 自陣27yds |
Punt | 7回45.1yds(ネット43.3yds) | 5回44.6yds(ネット40.8yds) |
Kickoff Return | 3回平均31.7yds | 0回 |
Punt Return | 4回平均4.8yds | 2回平均6.5yds |
Field Goals | 0/2 | 3/4 |
Penalty | 9回89yds | 9回100yds |
Time of Possession | 24分44秒 | 35分16秒 |
屋内練習場にて、耳をつんざくほどの人工クラウドノイズ下で練習が行われた。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
Sean Richardson | S | Hamstring | × | × | × | Out | 欠場 |
Greg Jennings | WR | Groin | × | Out | Out | Out | 欠場 |
Davon House | CB | Shoulder | ○ | ○ | ○ | Questionable | 今週も復帰見送りか |
Ryan Pickett | DT | Shoulder/Knee | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
M.D. Jennings | S | Neck | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Indianapolis Colts Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Joe Reitz | OG | Knee | × | × | × | Out |
Seth Olsen | OG | Knee | × | × | × | Out |
Pat Angerer | LB | Foot | △ | × | × | Out |
Vontae Davis | CB | Ankle | × | × | × | Out |
Justin King | CB | Groin | × | × | × | Out |
Mewelde Moore | RB | Ankle | × | △ | △ | Questionable |
Coby Fleener | TE | Head | △ | ○ | ○ | Questionable |
Samson Satele | C | Knee | △ | △ | △ | Questionable |
Dwight Freeney | LB | Ankle | ○ | ○ | △ | Questionable |
Robert Mathis | LB | Ankle | - | × | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
ケガ人情報はすべてマッカーシーHCの会見から。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Saints (0-4) | 7 | 7 | 10 | 3 | 27 |
Packers (2-2) | 7 | 14 | 0 | 7 | 28 |
天気は晴れ、気温18℃のランボーフィールド。大誤審でゲームを落としたパッカーズの立ち直りなるかという点で注目が集まった。両軍とも次々とロングドライブを成功させて得点を重ね、後半はパッカーズ側にファンブルロストや誤審などドラマが多かった。
オフェンスが復調したパッカーズは前半に3シリーズ連続でTDパスを決めるが、ディフェンスがQBブリーズのミドルレンジのパスを止められず、セインツを引き離すことができない。後半にはQBロジャースが目を痛めて一時退場した間にQBハレルがハンドオフ失敗のファンブルロストを犯し、直後に80ydsTDパスを許して逆転を許す。しかし第4QにQBロジャースが4つ目のTDパスを通して再逆転すると、残り3分弱で相手キッカーが逆転FGを失敗。最後はオフェンスが値千金の1stダウンを獲得して1点差の逃げ切りとなった。
オフェンスはパスプロテクションの安定が復調の最大の要因。ディフェンスはラン守備こそ頑張ったが、パスラッシュもパスカバレッジも散々な出来で、3rdダウンロングを次々と成功させてしまった。スペシャルチームはフェイクパントからFBクーンのランで1stダウンを奪い、TDシリーズに結びつけた。
先週ほどではないにせよ、今回もまた誤審に苦しめられた。第3Qには、地面に当たってボールが動いたにもかかわらずTEグレアムのパスキャッチが認められた。第4Qには相手キックオフリターナーがはっきりとファンブルしていたが先にダウンの判定(チャレンジ権が残っていなかった)。スタジアムは異様な雰囲気に包まれ、もしこれで負けていたらどうなっていたことか。
WRグレッグ・ジェニングスが鼠蹊部のケガを悪化させて途中退場。そのほかQBロジャース(目)、NT/DEピケット(肩)、CBウッドソン(肩)が一時退場したが、いずれもすこし休んだだけで復帰している。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Saints | |
Points | 28 | 27 |
Total Yards | 421yds | 474yds |
First Downs | 30回(ラン5・パス21・反則4) | 25回(ラン1・パス23・反則1) |
Rushing | 102yds (25回・平均4.1) | 45yds (19回・平均2.4) |
Passing | 319yds (31/41・4TD・1INT) | 446yds (35/54・3TD・0INT) |
Sacked | 0回 | 2回17yds |
Passer Rating | 119.9 | 109.0 |
3rd Down Efficiency | 4/8 (50%) | 9/17 (53%) |
Turnovers | 2回 (INT1/FUM1) | 0回 (INT0/FUM0) |
Field Position | 自陣27yds | 自陣22yds |
Punt | 2回41.0yds(ネット39.0yds) | 3回36.0yds(ネット36.0yds) |
Kickoff Return | 3回平均29.3yds | 3回平均30.3yds |
Punt Return | 0回 | 1回4.0yds |
Field Goals | 0/0 | 2/3 |
Penalty | 7回43yds | 10回72yds |
Time of Possession | 29分32秒 | 30分28秒 |