今季パッカーズのチームスタッツのまとめ。プレーオフは含まない。今季前半終了時・2009年・2008年・2007年のスタッツも参照のこと。
オフェンス | ||||||||||||||||
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Total | 得点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | Fum | FumLos | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rate | サック | 3rd% | Red | TOP |
358.1 | 24.2 | 100.4 | 3.8 | 11回 | 19回 | 9回 | 257.8 | 65.1% | 8.0 | 31回 | 13回 | 98.9 | 38回 | 41.5% | 60.4% | 32:01 |
9位 | 10位 | 24位 | 25位 | 18位T | 10位T | 9位T | 5位 | 6位 | 3位 | 4位T | 9位T | 3位 | 19位T | 8位 | 6位 | 7位 |
開幕戦でRBグラントが離脱したことでラン攻撃が悪化し、その分だけトータルオフェンスも得点力もダウンしている。2009年の最低得点は17点だったが、今季は10点以下が3試合。TEフィンリー不在もあってオフェンスが手詰まりになりやすく、1stダウン回数も335回から312回へと減少している。タイムオブポゼッションは前年の33分03秒(2位)より下がったが、7位をキープできているのはディフェンスの頑張りもあるのではないか。
総タッチダウン数は2009年の54回(3位)から46回(8位)へとダウン。ディフェンスによるTD数は4回ずつで変化しておらず(両年ともINT3回・ファンブル1回)、オフェンスによるTDが50回から42回に減っている。
ラン攻撃はどの数字も悪化していて、QBロジャースによる4回を除けばラッシングTDはわずか7回。ラン回数(20位の421回)が2009年(15位の438回)から意外に減っていないのは、苦心のプレーコールの結果か。ファンブルは今季も非常に少なく、RB陣のファンブルロストがゼロだったのは立派(内訳は後述)。QBロジャースは前年を上回る356ydsを走り、ファンブルが前年の10回(ロスト4回)から4回(ロスト1回)に減ったのもいい。
シーズン前半は不振だったパス攻撃だが、後半はWRジェニングスの活躍もあって大きく盛り返し、2009年とほぼ同じ成績で終えることができた。QBロジャースは2年連続でレーティング100超を達成。TEフィンリー抜きでこれだけの数字を残したのはすごいとしか言いようがない。後半7試合(1試合欠場)のうち5試合でレーティング110以上、プレーオフを含めると11試合中8試合でレーティング110以上を記録するものすごさだった。
2009年のサック数はNFL最多だったが、新人RTブラガの加入もあってパスプロテクションが向上。インターセプトが増えてしまっているが、シーズン前半が9回、後半が4回(うち2回はQBフリン)なので、あまり心配する必要はなさそう。
ターンオーバー | 反則 | |||||||
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Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||
32 | 24回 | 8回 | 22回 | 13回 | 9回 | +10 | 78回 | 617yd |
6位 | 2位 | 24位T | 10位 | 9位T | 9位T | 4位 | 3位T | 3位 |
ターンオーバーレシオは、ダントツ1位だった2009年よりは悪化したとはいえ、+10でNFL4位をキープ。テイクアウェイが8つ減り、ギブアウェイが6つ増えている。ファンブルロストはWR陣が5回とかなり多く、リターナーが3回、QBロジャースが1回、RB陣はゼロとよく頑張った。とくにRBジャクソンのボールセキュリティの良さが光る。
前述のようにオフェンスのインターセプトはシーズン前半が9回、後半が4回。そのうち2回は代役QBマット・フリンによるもので、QBロジャースは後半わずか2回しかインターセプトを投げていない。
ディフェンスによるインターセプトの内訳は、CBトラモン・ウィリアムズ6回(NFL5位タイ)、FSコリンズ4回、ILBホーク3回、CBウッドソン2回、CBシールズ2回、SSペプラー2回。その他OLBマシューズ、ILBビショップ、ILBチラー、SSバーネット、Sマーティンが1回ずつ。CBウッドソンは前年の9回から大きく減らしたものの、ファンブルフォースではチームダントツ1位の5回を記録している。(その他はOLBマシューズとILBビショップとOLBゾンボが2回ずつ)
反則では3年連続でNFL最下位クラスに甘んじてきたが、今季はどちらも3位と非常に大きな改善が見られた。2009年は回数が32位、ヤードが31位だったが、今季は40回440ydsも減った。40回減の内訳は、オフェンスが13回減、ディフェンスが15回減、スペシャルチームが12回減と、チーム全体の努力が実ったといえる。2009年はディフェンスのフェイスマスク反則が8回もあったが、今季はわずか2回だった。