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Packers - Jaguars Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年10月30日
- マイク・マッカーシーHC。 「厳しい戦いの末の勝利だったのは間違いない。今日は勝つことが大事だったし、5勝3敗になれたことは嬉しいが、少々ローラーコースター気味だった。次の焦点はカーディナルズだ。我々は6勝3敗でバイウィークを迎える必要がある。それはどうしても譲れない」
- マッカーシーHCはケガ人の多さについて繰り返し聞かれてムッとした様子。 「そのことは関係ない。インアクティブ・リストは自分たちではコントロールしようのないものだ。我々は言い訳のネタを探しているんじゃない」
- 気合不足を指摘するマッカーシーHC。 「金曜の時点では、試合に向かう準備はできたと感じたのだが。試合序盤はチームの一部にエネルギーや集中力が欠け、ちょっとローラーコースターのような内容だった。そうした要素を我々は取り除かなくてはならない。これから気候が悪くなってくるし、より重要なゲームが増えてくるのだからなおさらだ」
- NT/DEライアン・ピケット。 「これは僕らがインディで落としたのと同じ類のゲームだ。(この内容でも勝てたことを)僕はポジティブに受け止めてる。僕らはいいプレーができなかった。エネルギーもイマイチで、何ひとつうまくいかなかった。それでも勝利に十分なだけのプレーを決めることができた」
- スタジアムに活気がなかったと指摘するCBトラモン・ウィリアムズ。 「もっとエネルギーが必要だと僕らは感じてた。なにかスタジアム全体に活気がなく、僕ら自身がフィールドにエネルギーをもたらす必要があった。そして後半はそういうプレーができた」
- おなじくOLBクレイ・マシューズ。 「今日はスタジアムにエネルギーがなく、僕ら自身もエネルギーが足りなかった。これまではもっと激しいものがあったのに。昼の時間帯のせいなのかもしれないし、対戦相手の成績のせいなのかもしれない。今回は勝つことができてよかったけど、来週も似たような条件だからね。僕らは何度か調子を上げることができたけど、それでもアップダウンが激しすぎる」
- QBアーロン・ロジャースの会見から。
- 「僕らはランがよくなく、3rdダウンで成功できず、よいパスが投げられなかった。試合序盤からぎくしゃくしていて、僕らはよいプレーができなかった。ただ、オフェンスが後退してしまったとはまったく思っていない。強力なフロント4が相手だったし、慣れない対戦相手だし、形は悪くても勝利を手にできてよかった。ベストのプレーができていない時でも勝利をつかむことが大事だ」
- 今季初のファンブルロストについて。 「僕のボールセキュリティがまずかった。最初に思ったのは、タックルール(フェイクであっても腕が前に動いていればインコンプリート扱い)が適用されるだろう、ということだったんだ。僕は北カリフォルニアの人間で、(CBウッドソンのファンブルフォースが幻となった)2002年のあのときもQBリッチ・ギャノンとレイダーズを応援してた。だからこのルールは好きじゃないけど、まあルールだしね」
- 「バイウィークが来て体調を100%に戻すのが楽しみだよ。あちこち打ち身だらけだから。今日は腕にヘルメットを喰らったし、頭もヒットされたし」
- 貴重なタッチダウンを決めたWRドナルド・ドライバーについて。 「あのTDはいいルートを走ってくれた。彼は(ケガ人続出の)この機会を最大限活かしてくれるはずだ」
- WRドナルド・ドライバーは第4Qに貴重なタッチダウン(ビデオ)。 「いい気分だったよ。敵陣3ydsまで進み、いつも練習で繰り返しているプレーをアーロンがコールした。いいコールだった。僕はマンツーマンのカバーで、あとは自分がその相手を振り切るだけだとわかっていた。アーロンならすごいパスを投げてくれるとね」
- 今回はWRランドール・コブをRBで起用する"Cobra"フォーメーションを使用せず。おそらくWRコブの酷使を避けるためなのだろうが、これだけラン不振が続くともったいなく感じられてしまう。
- イージーな落球を犯したTE D.J.ウィリアムズ。 「勝ちは勝ち、そうは言ってもやり残した問題はいくつもある。(落球のことも)遠慮なく聞いてよ。僕らは誰よりも自分たちに対して厳しいから。フィルムを見て反省するまでもなく、ちゃんと決めなきゃいけないプレーだ。あれは本当によくエクセキュートされたプレーで、ボールが空中にあるときから、『さあ行くぞ』と思ったぐらい。でもそのあとは、おーなんてこった、だよ。そういうものかもしれないね。キャッチする前に考えすぎちゃいけない。でも僕らは、クォーターバックが今後も信頼して僕らに投げてくれると感じてる」
- ランブロックのテコ入れのため、C/Gイヴァン・ディートリック=スミスをエクストラ・ブロッカーとするパッケージを4回使った。最初は第1Q半ばの1stダウン10、TEからFBの位置にシフトして結果は1ydラン。2回目は第3Q半ばの3rdダウン1、右TEの位置から効果的なブロックが決まって6ydsラン。その2プレー後の2ndダウン4、右TEからFB(左オフセット)にシフトし、好ブロックで8ydsラン(スタークス)に貢献。その3プレー後の3rdダウン1、右TEの位置からよく押し込んだが、RBグリーンはRTブラガのかかとに足をひっかけて倒れた。このヘビーパッケージからプレーアクション・パスを投げる手もあるが、パッカーズはこれまでランばかり。
- エキストラTE/FBとしての起用についてC/Gディートリック=スミス。 「試合に出してもらう良い機会だ。特定のシチュエーションに限られるけど、やるのは楽しいよ。続けてもらうには、コーチの信頼を勝ち取らないといけないし、この隊形を使い続けるかどうかは僕しだいだ」
- 後半のディフェンスの健闘を称えるマッカーシーHC。 「ディフェンスは第3Qによいプレーをして、チーム全体を引っ張ってくれた。後半初めから一気に調子を上げたのは間違いない」
- エースRBとエースWRを欠く不調ジャガーズオフェンスに、15yds以上のプレーを12回も許したのはちょっと情けないところ。しかしパス303ydsを許しながらタッチダウン1つ(それもファンブルロストから)に抑えたのが勝因の1つだろう。レッドゾーンに3回入られてTDは1つだけ。前半は10yds以上のパス成功を9回許したが、第3Qはゼロ、第4Qも4つだけだった。
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「"Ugly win" だって? そう言えるかもしれないね。僕らが目指してるプレーじゃなかったけど、エンドゾーンに入らせないのはいつだって良いことだ。(CBウッドソン欠場も)セカンダリーのコミュニケーションはすごくよかったよ」 「いろいろな苦難に見舞われることはあるけど、今日僕らはいい仕事ができたと思う。醜い勝利が好きなわけじゃないが、NFLでは時にこうした勝ち方も必要になってくる。できればあまり多くないといいけどね」
- 左肩関節唇を断裂しながら奮闘したQBブレイン・ギャバートについてCBウィリアムズ。 「単に彼らがいいプレーをした、という面はたしかにあるよ。ブレインはいいパスが何度もあった。レシーバーはいい場所にいたし、僕らのカバレッジを破りもした。ブレインを称賛しないわけにはいかない。彼は肩をひどく痛めながら敵地でこれだけのプレーをし、チームを接戦に導いたんだ」
- 代役の若手DBたちについてFSモーガン・バーネット。 「ウッド(CBウッドソン)の代役に入った選手たちはいい仕事をした。M.D.ジェニングス、ジェロン・マクミリアン、ハウス。彼らが加わっても僕らは調子を崩すことがなかった。僕ら(DB陣)は生き生きと飛び回り、アサインメントとテクニックに自信を持ってプレーできた」
- OLをエクストラ・ブロッカーとして使うのはジャガーズも同じ。控えOTガイ・ウィンパーが3回にわたって投入され、パッカーズは4DL隊形で対抗した。最初の2回はパッカーズが止めたが、3回目はウィンパーがレシーバーとなり、プレーアクションパスをTDにされてしまった。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は、第3Q初めにFSバーネットが決めたサック。JAX陣25での2ndダウン10、相手は右3人・左1人の4WRで、こちらはニッケル隊形。カバー2の形からFSバーネットがスクリメージに上がってブリッツの構え。1巡指名WRブラックモンはいったん左にモーションし、スナップとともに右へ戻っていく。QBはプレーフェイクを入れてからスクリーンパスを投げようとするが、その時には目の前にFSバーネットが来ていた。ブリッツをピックアップすべきWRスパーロックがOLBウォルデンに行ってしまったためだ。(ビデオ)
- パントブロックTD(ビデオ)の際、パッカーズは10人しかフィールドにいなかった。 「ほんとかい? まあ、それでも僕らはプレーを成功させたわけだし」とOLBデズマン・モーゼス。 「(転がったボールに)僕より前に4人か5人がリカバーのチャンスがあったように見えたね。僕は懸命に走り続け、何度かバウンドを見極めた上で手を出した。そこでようやくプレーが終わった」
- 殊勲のパントブロックを決めたCBデヴォン・ハウスだが、自分は当然止められてしまうだろうと思っていたという。 「僕がインサイドにモーションしたとき、むこうは僕を指差して何か言い合っていたし、ブロックのミスなのか何なのかわからないね。とにかく僕は誰にも触れられず突っ込めた」
- 今季ビッグプレーを連発しているスペシャルチームについてマッカーシーHC。 「彼らがチームの先頭に立って頑張ってくれている。あのパントブロックで試合の流れができた。ショーン・スローカム(STコーチ)とスペシャルチームは相手パントプロテクションにプレッシャーをかけることに重点を置き、CBハウスのプレーも見事だった」
- Kメイソン・クロスビーはわずか32ydsのフィールドゴールをおもいっきりスライスして失敗(ビデオ)。 「蹴ったあと頭を上げた。ヒット自体は問題なく思えた。いい軌道を進んでいるように見えて、そこからひどく右に逸れていった。激しくね。もちろんこれは見直してみないといけない。なんとか問題点を見つけて修正しないと」
- Pティム・マステイはフェイクパントからのパスを失敗(ビデオ)。やはりプライマリー・ターゲットは左サイドのTEライアン・テイラーだったようだ。 「(左腕から投げにくい右方向へのパスだが)問題はそこじゃなく、すべてはスナップ前の認識の問題だった。相手はマンカバレッジだと僕は予想してた。セットしたとき僕はクロックを気にしてしまいディフェンスを見なかった。みんなを(FG隊形から)モーションさせ、スナップを受けて何歩か(左へ)動いた。そこで相手がカバー2だと気づいた。あんなに長いのを投げる必要はなかったかもしれないけど、目の前にラッシュが迫っていて、左サイドでオープンの選手(TEテイラー)に投げることができなかった」
- QBロジャースは通算153TDパスとなり、QBバート・スターを抜いてはやくも球団史上2位に。もちろんQBブレット・ファーヴの442TDまでは遠い遠い道のりだ。ここ5試合で18TDパスは、5試合のスパンでは球団史上最多。
- Press-Gazette紙によると、パッカーズが250yds未満しか獲得できず300yds以上を許したゲームは球団史上44回目。勝ったのはこれがわずか5回目。