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Packers - Texans Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年10月16日
- マイク・マッカーシーHC。 「入場トンネルから出るときからチームのエネルギーはすばらしいと感じたし、それは試合終了まで続いた。非常に優秀なチームをアウェーで倒すのが我々の目標だった。チームは第1Qから素晴らしいエネルギーを発揮して結果を出した。それを後半も続けるのが大事だ、というのがハーフタイムのメッセージだった。今夜はチームが1つ成長したと思う」
- 全勝テキサンズ相手で気合が入ったのか、という質問にマッカーシーHC。 「今夜のゲームにおいて、それまでの成績など関係なかった。開幕時から彼らが非常に優秀なチームだと我々はわかっていた。シーズン前半の不規則なスケジュールの中にこのサンデーナイトもあった。私はゲイリー・キュービアックHCとそのスタッフとチームに大きな敬意を抱いている。我々としては(相手のことより)自分たちを向上させることに注力したし、今後もそれがチームへのメッセージでありアプローチであり続ける。今日のプレーぶりにはとても満足している」
- 今年は黒星と白星が交互に来ていて、連勝がまだない。 「2連勝することが我々には大事だ。成功を積み重ねていくことが今年はできていないから」とマッカーシーHC。
- ゲーム冒頭のサックでチームに勢いをつけたDE C.J.ウィルソン。 「今日の僕らはとにかく気合が入っていていた。最初のプレーから最後のプレーまでエネルギーを発揮し続けろ、というのがコーチ・マッカーシーの話だった。僕らはそのとおりにできた。これまでと違ったことをしたわけじゃない。ディフェンス自体はこれまでと同じだ」
- これこそ本当のパッカーズなのか、という質問にWRランドール・コブ。 「これが標準だよ。この実力があるからこそ、今季の不調が不思議がられていたんだ。これこそ僕らの実力であり、あとはこれを毎週続けていくことだ。今夜の僕らは試合最後までやり抜くことができた」
- QBアーロン・ロジャース。 「ロッカールームには諦めムードは全くなかった。世間から力を疑われるぐらいの方がいいプレーができるものなんだと思う。今日はチームに一体感があった。世間(不協和音を指摘する記事がいくつかあった)は僕らをかき乱そうとしたけど、僕らはしっかり結束した。そして内側からのモティベーションを見出したんだ。僕自身は、つねに(批判が間違っていることを証明しようと)怒りを胸にプレーしてきた。そういうネタを与えてもらえるのは役に立つ」
- QBロジャースの気合についてWRジョーンズ。 「今日ほど集中した彼を見たことがない。彼の目にそれが表れていた。話しぶりにも表れていた。試合前にはチームに向かって話し、『僕が先頭に立つからついてきてほしい。自分はこのところいいプレーができていないが、今日はなんとかしてみせる』 といった内容だった。今夜の彼はおそろしく集中していた。フィールドにもそれが表れていた。彼は 『調子がよくない』 と言われていたが、実際そう悪かったわけじゃない。しかし負けていれば誰かが批判されるものだ。QBである彼に僕ら全員が頼ってしまうし。今夜はアーロン・ロジャースらしい完璧なゲームをしたかったのだろう。そして彼はそれをやってのけた」
- ロッカールームの雰囲気はQBロジャースが作っている、とLG T.J.ラング。 「彼は僕らのそばにいるとき、決して落ち着きを失うことがない。常に同じ男、常に集中を失わない男なんだ。でも今回は一週間を通じて、チームの集中ぶりや危機感はふだんよりすごかった。そしてアーロンが自分の力を出し切ったときは、とんでもない結果を出す」
- 被サックが2回で済んだのはQBロジャースの機動力も大きい。 「誰かが彼を捕まえた、と思ったのがすくなくとも4回はあった。フリーでバックフィールドに侵入してサック、と思ったらサックを逃している」とテキサンズのDEアントニオ・スミス。ウィスコンシン大出身の若きスター、J.J.ワットは、「アーロン・ロジャースはNFL最高のQBの1人であり、それをフィールドでのプレーぶりで示していた。なぜMVPなのか、なぜスーパーボウルを勝ったのかを示していた」
- 第3Q、QBロジャースはスクランブルでTDランを決め、「ベルト」のポーズを決めたが、LTニューハウスの明らかなホールディングで取り消しに。 「(反則に気が付かず)ちょっとバカみたいだった」とQBロジャースは笑っている。テキサンズのDE J.J.ワットがサック後にこのポーズをしたことについて、「おい、君は自前のポーズをやるべきだろ。なぜオレのにちょっかいを出すんだ、と言ってやったよ。僕への敬意からだとわかってはいるけど」
- 相手ディフェンスについてQBロジャース。 「相手はCBを1on1でマッチアップさせ、セーフティのヘルプが多くなかった。だからこちらは早い時期にディープを攻めて流れをつかめば、試合の主導権を握って好きなオフェンスができると考えた」
- 自分への批判を静めたかったのでは、という質問にWRジョーディ・ネルソン。 「僕は大丈夫。もちろんこんなゲームができれば言うことはないけど。大事なのはチームの勝利のために自分の仕事をすることだ。そして自分の番号が呼ばれたらしっかり結果を出す。今日の試合で起きたのはそういうことだ。その点でいつもと何も変わりはない。僕らレシーバーは常に 『チャンスを最大限に活かせ』 と互いに言い聞かせてる。今日の僕らはそれができたと思う」
- WRネルソンの大活躍についてWRジョーンズ。 「今日のジョーディはモンスターだった。相手は24番(CBジョナサン・ジョセフ)を彼につけて、試合を通して常に(ルートを乱そうと)プレスしてきた。でも少しでも隙ができると、彼はそのチャンスを最大限に活かしてくれた」
- ワンハンドキャッチの18ydsタッチダウンについてWRジェームズ・ジョーンズ。 「左手が相手の体にひっかかった形になり、僕らは競り合いながら倒れ込んだ。ボールが右の手のひらにまともに当たったので、倒れながらも片手でなんとかボールを引き寄せることができた」
- 代役スターターのRBアレックス・グリーンについてマッカーシーHC。 「初先発の機会に彼は非常によいプレーをしたと思う。我々のラン・ゲームにとって、正しい方向への第一歩だ。アーロンは(スクリメージ上で相手を見て)適切なチェックをずっとし続け、それがラン・ゲームの成果に結びついた。強力なフロントラインを相手に、ブロッキングもよかった」
- 第1シリーズの3rdダウンで失敗してパントとなったが、なんと相手オフサイドでラッキーな1stダウンに。直後にWRネルソンへ41ydsの先制TDパスが飛び出した。 「あれは大きかった。(いったん退いたのが)フィールドに戻って先制タッチダウンを挙げられたんだからね。僕らはスタートが大事だと思っていた。あのシリーズで波に乗れた」とWRネルソン。
- TEジャーマイケル・フィンリーの出番はわずか24スナップ。TEトム・クラブトリーは今季最多の46スナップ。WRドナルド・ドライバーは16スナップ(今季2番目に多い)出場したが、パスは飛んでこなかった。
- サンデーナイトのプリゲームショーで、解説者ハインズ・ウォードがTEジャーマイケル・フィンリーの発言を批判。 「エリートQBにボールをくれと言い立てるのはあまり賢いとは言えないね。アーロン・ロジャースと呼吸を合わせるのはTEフィンリーの仕事だ。その逆じゃない。相手がエリートQBならなおさら自分の方から合せなければ。僕だったら、ワインをプレゼントするなり、一緒に居残り練習をするなり、どんなことでもする。僕だって必ずしもQBと仲がよかったわけじゃないが(ロスリスバーガーとの関係を指している)、メディアを通して公に言うことじゃない。自分たちで内密にやれば済むことだ」
- DE C.J.ウィルソン。 「大事なのは、今日成し遂げたことを土台にさらに向上していくことだ。今日は強力なテキサンズを相手に、誰もが自分の役割をしっかりとこなした。この勢いを次週のセントルイスにも持ち込みたい」
- RBエリアン・フォスターを17回29yds(平均1.7)に抑えたラン守備についてマッカーシーHC。 「ドム・ケイパースDCが非常によいスキームを組み立てた。しかしそれを実行するのは、けっきょくは選手たちだ、我々には優秀な選手、向上しつつある選手たちがいる。ディフェンスの頑張りと3つのターンオーバーを喜んでいる」
- ラン守備についてOLBマシューズ。 「その数字が全てを表してるよね。これこそ僕らがここヒューストンでやりたかったことだ」
- OLBクレイ・マシューズはサックこそなかったものの、QBヒット3回、ロスタックル1回と申し分ない働き。
- 今季は惜しいINTチャンスを逃してばかりだったが、今回はついに3インターセプトを決めることができた。 「そこが我々の勝利の数式に欠けていた部分だった」とマッカーシーHC。
- ILB D.J.スミスの代役は、昨季までOLBだったブラッド・ジョーンズ。17スナップ出場したようで、これが今季ディフェンス初めての出番だった。ウィークサイドの控えは彼であり、ロバート・フランソワはストロングサイドのILBホークの控え。ILBスミスはシーズン絶望の可能性が高く、今後は代役ILBでやっていく他なさそうだ。
- 今回はニッケルやダイム隊形でSSジェロン・マクミリアンとSS M.D.ジェニングスがローテーション起用されていた。
- ディフェンスのケガ人続出についてCBチャールズ・ウッドソン。 「もちろん痛いさ。でも誰が気の毒がってくれる? それでも僕らは試合をプレーしなきゃならないし、ラインナップに誰がいようと相手は気になどしない。相手はグリーンベイ・パッカーズを負かそうと向かってくるんだから。今回も2010年と同じように、代役の誰かが穴を埋めて頑張るしかない。彼らがよいプレーをしてくれると僕らは当然予想しているよ」
- 第2Q、キックオフリターンでG/Tドン・バークレーがブロックをしくじって、KRランドール・コブが真正面からハードヒットを受けた。この自陣16yds地点がこの試合で最も悪いフィールドポジションだった。
- 第4Qにはさらに大きなスペシャルチームの失態。テキサンズのOLBブライアン・ブラマンのラッシュをILBフランソワとTEクラブトリーが止められず、やすやすとパントをブロックされ、エンドゾーンで押さえられてタッチダウン。
- 土曜にプラクティス・スクワッドから昇格したOGグレッグ・ヴァンローテン。 「オフェンシブラインのミーティングの真っ最中にマッカーシーHCが顔を出し、『グレッグ、話がある』 と言うんだ。オレはなにか間違ったことをしでかしたのか、と思ったよ。しかし彼は 『53人ロースターに入れるんだ』 と言う。そうして(交渉担当・選手サラリー担当の)ラス・ボールのオフィスに行き、契約にサインした」
- NFL史上、6TD・INTゼロ・300ydsパスを達成したのは過去に5回あった(昨季のQBフリンは1INT)。Y.A.ティトル、マーク・リッピン、トム・ブレイティ(2回)、ペイトン・マニング。プレーオフを含めれば第29回スーパーボウルのスティーヴ・ヤングも達成している。