グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年10月23日

CB/Sウッドソンが鎖骨骨折

CB/Sチャールズ・ウッドソンがラムズ戦終盤に左鎖骨を骨折していたことが判明、6週間程度欠場することになった。スーパーボウルで負傷したのと同じ箇所だが、あの時ほど重くはないとのこと。さしあたってインジャリーリザーブに入れるつもりはないとマッカーシーHCは語り、ロースターに残したまま今季中の復帰を待つ考えを明らかにしている。またも主力選手の大ケガで、チームは苦しいやり繰りを強いられることになった。

今年はベース隊形のみセーフティを務めるウッドソンだが、最近はあまり存在感がない。ここ5試合連続でビッグプレーがなく、スロットCBとしてもカバレッジ能力の低下ははっきりしている。いっぽうチーム側は若手CBの補強・育成で大きな成果を挙げ、サム・シールズ(3年目)、デヴォン・ハウス(2年目)、ケイシー・ヘイワード(2巡指名ルーキー)の3人が先発レベルで通用するところを証明しつつある。開幕戦で先発したジャレット・ブッシュが6番手CBに追いやられていることからも、CB陣のレベルアップがよくわかる。

そうしたわけでウッドソン欠場の悪影響は、彼の豊富な経験に基づいた戦術眼やリーダーシップ、複数ポジションをこなせる柔軟性、という部分だとみられている。こうしたことはやってみなければわからないもので、逆に若手DB陣の成長をうながす可能性もあり、彼がパッカーズでの役割を終えるきっかけになってもおかしくない。近年では、CBアル・ハリスの負傷でCBトラモン・ウィリアムズ、ILBニック・バーネットの負傷でILBデズモンド・ビショップがスター級に成長し、けっきょくベテランが退団する結果となった。ウッドソンは年俸$11.4ミリオン(来年は$10ミリオン)の高給なのだからなおさらだろう。

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すねの負傷でラムズ戦を欠場した先発CBサム・シールズだが、マッカーシーHCは次の出場に楽観的な様子で、「木曜の検査が最大の関門となるだろう。もし金曜だけでも練習に出られれば、それで復帰させることに問題はないと思う」と語っている。今季初戦を終えたCBデヴォン・ハウスについても、「(肩負傷の悪影響なく)非常にフィジカルにプレーしたし、TDを許した最後のプレーを除けばかなりよかった」と評価。今季4INTの新人CBケイシー・ヘイワードが各所で絶賛されているのはすでに書いたとおり。

もし次週シールズが出られるなら、先発CBがトラモン・ウィリアムズとシールズ、ニッケルが新人ヘイワード、ダイムがハウス、といった形になるはず。シールズが出られない場合はジャレット・ブッシュを使うか、またはセーフティを増やす手もある。

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