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2009年11月28日

Packers - Lions Notebook

2009年11月27日

Packers 34 - 12 Lions

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (7-4) 0 13 14 7 34
Lions (2-9) 7 0 0 5 12

毎年恒例、デトロイトでの感謝祭ゲーム。ライオンズは左肩負傷のQBスタフォードがサプライズ出場している。いきなりターンオーバーから先制を許したパッカーズだが、FSコリンズのインターセプトからオフェンスが波に乗り、第2Qと第3Qはまさに一方的な展開。第4Qに入るとライオンズの追い上げが始まるが、CBウッドソンの大活躍でトドメを刺した。パッカーズは初対戦の新人QBスタフォードから4インターセプトを奪い、2年ぶりの3連勝で7勝4敗とした。

パッカーズは試合最初のキックオフリターンでWRネルソンがファンブルロストして7点を失い、オフェンスはFG失敗に終わる嫌な立ち上がり。しかしFSコリンズが見事なインターセプトを奪うと、モメンタムが一気にパッカーズに傾いた。ショートパスとロングボムを巧みに織り交ぜた攻撃で、次々とロングドライブを成功させてあっさり逆転。ディフェンスも新人QBスタフォードにプレッシャーをかけて仕事をさせない。第3Qは両者ターンオーバーのあと、パッカーズが連続でTDドライブを成功させて20点リード。第4Qにはセーフティなどで15点差となるが、CBウッドソンが2シリーズ連続でターンオーバーを奪って勝負あり。

QBロジャースはパス348yds、WRドライバーはパスキャッチ7回142yds、CBウッドソンは1サック、2INT、1ファンブルフォース、1リカバーの大活躍を見せた。気になるケガ人は、第3QでLTチャド・クリフトンがハムストリングを痛めて退場したこと。

第1Q

  • キッックオフリターナーのWRネルソンがいきなりファンブルロスト
  • GB陣20から、RBケヴィン・スミスの2ydsラン、TEペティグルーへの12ydsパスでGB陣6へ。2連続パス失敗の瞬間、ラフィングザパサー(OLBマシューズ)で1stダウン(TEペティグルー負傷退場)。RBスミスの2ydsランのあと、WRカルヴィン・ジョンソンに1ydsTDパス成功
  • STの反則でGB陣11から。FBホールへの6ydsパス、RBグラントの15ydsランで1stダウン。ラン2回で3rdダウン6からTEフィンリーへの11ydsパスでさらに1stダウン。RBグラントの4ydsラン、WRジェニングスへの4ydsパス、RBジャクソンの4ydsランでDET陣へ。FBホールへの4ydsスクリーンパス、RBグラントの3ydsランで3rdダウン3、WRドライバーへの4ydsパスでFG圏内へ。しかしエンドゾーンへのパスは通らず、43ydsFGも失敗に終わる。
  • TEフィッツシモンズへの5ydsパスとRBスミスのラン2回で1stダウン。RBスミスへの12ydsパスでGB陣へ。3rdダウン4からのパスをFSコリンズがサイドライン際でインターセプト
  • GB陣26から。RBグラントの3ydsラン、3ydsロスで3rdダウン10、WRドライバーへの68ydsパスでDET陣7に迫って第2Qへ。

第2Q

  • TEリーへのスクリーンパスで7ydsTD成功
  • DET陣25から、RBスミスのラン3回で1stダウン。3rdダウン6でWRノースカットがパス落球。好パントとGB反則でGB陣4へ。
  • 3rdダウン8からWRジョーンズへの10ydsパスで1stダウン。次の3rdダウン6はWRジェニングスへの33ydsパスで一気にDET陣へ。TEフィンリーへの8ydsパス、アンネセサリーラフネス(DET)、TEフィンリーへの10ydsパスとホースカラーで一気にDET陣8へ。しかし3rdダウンでのWRドライバーへのパスは3yds足りず、20ydsFGで3点リード
  • GB反則でDET陣40から。WRジョンソンへの8ydsパス、3ydsロス(B.J.ラジ)のあと、CBトラモン・ウィリアムズがインターセプト
  • GB陣46のチャンス。RBグラントへの11ydsパス、WRジェニングスへの11ydsパス、RBグラントの5ydsラン、8ydsランでレッドゾーンへ。RBジャクソンの3ydsラン(2ミニッツ)、TEフィンリーへの8ydsパスでDET陣9へ。3rdダウン7でTEフィンリーへのTDパスは通らず、25ydsFGで3点追加
  • 残り55秒、DET陣25から。RBスミスへの7ydsスクリーンパス、RBスミスへの11ydsパス、フェイスマスク(CBウッドソン)でGB陣43へ。しかしサック(CBウッドソン)、QBスクランブル6ydsでDET最後のタイムアウト。パス失敗で4thダウン11、ヘイルメリーを狙うがサック(OLBマシューズ)に終わる。

第3Q

  • 好リターンでDET陣36から。RBスミスの3ydsランのあと、ショートパスをCBウッドソンが地面すれすれでインターセプト
  • GB陣38のチャンス。フォルススタート(LGカレッジ)、RBグラントの9ydsラン、TEリーの落球、WRドライバーへの3ydsパスで4thダウン3、サック&ファンブルロストに終わる。
  • DET陣37から、ノーゲイン、3ydsラン、パス失敗でパント。好パントでGB陣10へ。
  • WRドライバーへの45ydsパスで一気にDET陣45へ。TEフィンリーへの7ydsパス、WRドライバーへの8ydsパス、WRネルソンへの18ydsパスでレッドゾーンへ。パス失敗、QBスクランブル5ydsのあと、WRドライバーに13ydsTDパス成功
  • TEフィッツシモンズへの8ydsパス、RBスミスの1ydsロス、TEフィッツシモンズへの6ydsパスで1stダウン。WRブライアント・ジョンソンへの17ydsパスでGB陣へ。RBスミスの6ydsラン、パス失敗で1stダウンならず、54ydsFGも失敗に終わる。
  • GB陣44からのチャンス。RBグラントへのショートパスが27ydsのゲインに。RBグラントの3ydsラン、WRジョーンズへの5ydsパスで3rdダウン2、WRジョーンズに21ydsTDパス成功
  • RBスミスの3ydsラン、TEヘラーへの5ydsパスで最終Qへ。

第4Q

  • プレッシャーが効いてパス投げ捨て。3&アウト。
  • RBグラントの2ydsラン、1ydsラン、TEリーへのパスは2ydsロスで今日初めてのパント。
  • WRノースカットへの47ydsパスで一気にGB陣23へ。RBスミスへの12ydsパスでゴール前6ydsに迫り、RBスミスの5ydsランのあと連続パス失敗で4thダウン1のギャンブル。ここもプレッシャーが効いてパス失敗。
  • GB陣1から。RBグラントのノーゲインのあと、RBグラントがエンドゾーンでタックルされてセーフティ。18点差。
  • 33ydsリターンでGB陣48からの攻撃。RBスミスの2ydsラン、パス失敗、WRノースカットへの3ydsパスで4thダウン5ギャンブル、TEヘラーへの13ydsパスでGB陣30へ。RBモリスへの10ydsパス、TEヘラーへの5ydsパス、RBモリスへの6ydsパスでゴール前8ydsへ。RBモリスのノーゲイン、QBスクランブル4yds、パス失敗で4thダウン、今度はギャンブルせず22ydsFG成功で15点差
  • 残り4分56秒、オンサイドキックは蹴らず、GB陣24からの攻撃。WRジェニングスへの5ydsパス(DETタイムアウト#2)、RBグラントの2ydsラン(DETタイムアウト#3)、RBグラントの2ydsランで3&アウト。
  • 残り3分55秒、DET陣33から。いきなりCBウッドソンがインターセプトし、そのままタッチダウン。22点差。
  • パス失敗2回のあと、QBスタフォードの11ydsスクランブルで1stダウン。12ydsパスをキャッチしたTEフィッツシモンズがファンブルロスト(フォースもリカバーもCBウッドソン)。
  • DET陣40で残り2分10秒、QBマット・フリン登場。RBジャクソンの短いラン3回でパント。
  • 残り18秒、ランプレー1回で試合終了。

2009年11月26日

Notebook: PSからCBトレヴァー・フォードが昇格

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Mon Tue Wed Status Notes
Aaron Kampman LB Knee Out Out Out Out IRへ
Ahman Green RB Groin × × × Doubtful 欠場
Allen Barbre T/G Ankle × × × Doubtful 欠場
Ryan Grant RB Neck Probable 出場
John Kuhn FB Hand Probable 出場
Chad Clifton OT Knee × Probable 出場
Josh Sitton OG Back Probable 出場
Scott Wells C Knee × × Probable 出場
Cullen Jenkins DE Ankle × Probable 出場
Johnny Jolly DE Back Probable 出場
Brandon Chillar LB Hand Probable 出場
Charles Woodson CB Hip Probable 出場
Detroit Lions Injury Report
Player Pos Injury Mon Tue Wed Status
Ernie Sims LB Hamstring × × × Out
Kalvin Pearson S Hamstring × × × Out
Ko Simpson S Knee × × × Out
Matthew Stafford QB Knee/Shoulder × × × Doubtful
Dewayne White DE Toe × × × Doubtful
Calvin Johnson WR Hand/Knee × × × Questionable
Daniel Loper OT Back Questionable
Louis Delmas S Ankle Questionable
Kevin Smith RB Hip Probable
Grady Jackson DT Knee Probable
Joe Cohen DT Ankle Probable
Jordan Dizon LB Neck Probable
Zach Follett LB Neck Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年11月25日

CBハリスとOLBキャンプマンが今季終了 CBを補強

検査の結果、CBアル・ハリスとOLBアーロン・キャンプマンはどちらもヒザの前十字靭帯(ACL)断裂の大ケガであることが確認され、インジャリーリザーブに入って手術を受けることになった。

不運なことにOLBキャンプマンは今年が契約最終年。CBハリスは2011年まで契約が残っていて、「あと3、4年はやるつもり。ケガはプランになかったけど」と話している。同じACL断裂の前例でいえば、昨年11月9日にACLを断裂したILBバーネットは今夏プレシーズン最終戦で復帰。昨年12月7日にACLを断裂したRTタウシャーは、(未契約期間を経て)今月8日のゲームで復帰を果たしている。そうした前例からすると、来季開幕戦には間に合わないのではないか。

CBの層が薄くなったパッカーズは、元ブロンコスのCBジョシュ・ベルと契約した。身長5フィート11(180cm)、体重177ポンド(80kg)と線は細いが、ランサポートは悪くないらしい。ベイラー大から昨年のドラフト外でチャージャーズに入団。解雇されてブロンコスのプラクティス・スクワッドに入り、シーズン半ばに昇格して9試合に出場、5試合に先発した。今年もロースター入りするはずだったが(代理人談)、プレシーズン最終戦でヒザを捻挫(4週から6週程度)してしまいインジャリーリザーブへ。"injury settlement"に合意して退団となった。

パッカーズは月曜に彼のワークアウトを行い、ヒザの回復ぶりも確認済み。詳細は不明だが、2年契約と言われている。ブロンコスではマイク・ノーラン新DCの下で3-4ディフェンスを経験していることも、評価ポイントの1つだったはず。おそらく入団初戦は出場したとしてもスペシャルチームのみになりそう。

パッカーズはすでに先週WRジェイク・アレンを解雇してロースター枠が1つ空いており、今回の補強はその枠を使ったもの。CBハリスとOLBキャンプマンをインジャリーリザーブに入れればさらに2つ空く。Press-Gazette紙によると、プラクティス・スクワッドのOLBシリル・オビオザーが有力候補として検討されている、とのこと。 

Notebook: 中3日のショートウィーク

2009年11月24日

Packers - 49ers Notebook

2009年11月23日

Packers 30 - 24 49ers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
49ers (4-6) 3 0 7 14 24
Packers (6-4) 6 17 0 7 30

気温12℃で快晴と絶好のコンディションのランボーフィールド。パッカーズは序盤こそTDが奪えずもたつくが、第2Qに入ると攻守とも絶好調で、WRジェニングスへの64ydsTDパスなどで大量リードを奪う。前半のトータルヤーデージもGB362yds対SF57ydsと一方的な数字で楽勝ムードとなった。

しかし後半に入ると49ersがTEヴァーノン・デイヴィスへのパス中心に追い上げを始め、パッカーズ攻撃が停滞する間にパスでタッチダウンを重ねる。パッカーズは第4QにFSコリンズのインターセプトから久しぶりに7点を追加するが、それもダメ押しにはならず、RBゴアがTDキャッチを決めてついに6点差。しかしパッカーズは残り6分弱をラン中心に使い切って、なんとか逃げ切りに成功した。

ワイルドカード争いで一歩前進したパッカーズだが、心配なのはケガ人。OLBアーロン・キャンプマンとCBアル・ハリスがともに後半にヒザを痛めて退場し、CBハリスは前十字靭帯(ACL)断裂で今季プレーできないことがすでに明らかになっている。

第1Q

  • 3rdダウン3からTEフィンリーへの20ydsパスでSF陣へ。RBグラントの10ydsラン、26ydsランで一気にSF陣11へ。しかしTEフィンリーへのTDパスは通らず、23ydsFGで先制
  • RBゴアの42ydsランで一気にGB陣へ。WRモーガンのエンドアラウンドで8yds。4thダウン1はギャンブルせず、46ydsFG成功で同点
  • TEフィンリーに9ydsパス、RBグラントの1ydsロス、WRジェニングスへの10ydsパスで1stダウン。RBグラントへの6ydsパスなどで3rdダウン3、WRジェニングスに37ydsパスでレッドゾーンへ。しかしディレーオブゲームが響き、RBグラントへのスクリーンパス10ydsで取り返すが1stダウンならず、27ydsFGどまり
  • SF陣16から。3rdダウン7からサック(OLBキャンプマン)が出て3&アウト。
  • GB陣38から。RBグラントの9ydsラン、2ydsランで1stダウンを取って第2Qへ。

第2Q

  • RBグラントの1ydsラン、TEフィンリーへの3ydsパス、ホールディング(SF)でSF陣へ。WRジョーンズへの8ydsパスのあと、インテンショナルグラウンディングを取られてけっきょくパント。
  • サック(NTラジ)、RBゴアの4ydsラン、パス失敗でも3&アウト。
  • WRドライバーへの5yds、TEフィンリーへの1yds、WRジェニングスへの5ydsパスで1stダウン。WRジェニングスへのパスがランアフターキャッチで64ydsTDに
  • サック(DEジェンキンズ)、パス失敗、WRクラブトリーへの6ydsパスでまたも3&アウト。
  • ロングパス失敗、ハンドオフ失敗(かろうじてGBリカバー)で3rdダウン11、RBジャクソンへのスクリーンパス16ydsで1stダウン。WRドライバーへの15ydsパスでフィールド中央へ。WRネルソンへの6ydsパス、ドライバーへの12ydsパス、RBグラントの15ydsランでレッドゾーンへ。QBロジャースの10ydsスクランブルのあと、WRネルソンに7ydsTDパス成功
  • スクリーンパスが5ydsロス(GBタイムアウト#1)、RBゴアの6ydsラン(2ミニッツ)、TEヴァーノン・デイヴィスへの4ydsラン(GBタイムアウト#2)でパント。CBトラモン・ウィリアムズの27ydsリターンでSF陣45へ。
  • 残り1分40秒、RBジャクソンへの4ydsパス、10ydsパスで1stダウン。TEフィンリーへの7ydsパス、WRジョーンズへの5ydsパスでSF陣13に進んで残り13秒。パス失敗、QBロジャースの4ydsスクランブルで残り01秒。前半終了と同時に27ydsFG成功

第3Q

  • SF陣22から。TEデイヴィスへの8ydsパス、QBスミスの3ydsスクランブルで久しぶりの1stダウン。TEデイヴィスへの32ydsパスで一気にGB陣36へ。8ydsパスで4thダウン2(SFタイムアウト#1)、パスが通らず失敗。
  • ホールディング(GB)が響き、WRネルソンへの8ydsパス、RBジャクソンへの10ydsパスも1stダウンには届かず。
  • SF陣32から。TEデイヴィスへの10ydsパス、25ydsパスで一気にFG圏内へ。パスインターフェア(SF)で10yds下がり、エンドゾーンへのロングパス失敗(OLBキャンプマン負傷)のあと、WRクラブトリーに38ydsTDパス成功
  • WRジェニングスへの5ydsパス、RBグラントの5ydsランで1stダウン。RBグラントの9ydsラン、2ydsランでさらに1stダウン。RBジャクソンの3ydsランのあとパス失敗2回でパント。
  • SF陣12から。WRクラブトリーへの4ydsパス、フォルススタート、RBゴアの4ydsラン、パス投げ捨てでパント。
  • GB陣35から、RBグラントの10ydsラン、2ydsロス、WRジョーンズへの10ydsパス、RBジャクソンへのスクリーンパスydsでさらに1stダウンを取って最終Qへ。

第4Q

  • サックで12ydsロス、TEリーの落球、RBジャクソンへの10ydsパスでFG圏内に入れず。好パントでSF陣2へ。
  • 最初のパスをFSコリンズがインターセプトしてSF陣11へ
  • 3rdダウン9からTEフィンリーへの10ydsパスでゴール1ydsへ。RBグラントが押し込んでタッチダウン
  • ビッグリターンで一気にGB陣24へ。パス失敗2回のあと、TEデイヴィスに24ydsTDパスが決まって再び13点差。
  • RBグラントの3ydsラン、WRドライバーへの5ydsパス、サックで3&アウト。
  • SF陣17から、ショートパス成功とフェイスマスクで1stダウン。WRブルースへの20ydsパス、WRクラブトリーへの35ydsパスで一気にGB陣15へ。4thダウン5から、RBゴアへのショートパスが15ydsTDとなって6点差に。
  • 残り5分56秒、反則でGB陣10から。RBグラントの4ydsラン、2ydsラン、TEフィンリーへの5ydsパスで1stダウン。RBグラントの21ydsランでGB陣41へ。RBジャクソンの1ydsラン(SFタイムアウト#2)、8ydsラン(チャレンジ失敗でSFタイムアウト#3)、QBロジャースのQBスニークで1stダウン。2ミニッツ後にニーダウン3回で試合終了。

2009年11月22日

LGダリン・カレッジの不振続く

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status Notes
Allen Barbre T/G Ankle ? × Doubtful 欠場
Evan Dietrich-Smith G/C Ankle ? ? × Questionable 微妙
Ahman Green RB Groin ? ? × Questionable 微妙
John Kuhn FB Hand Probable 出場
Jermichael Finley TE Knee Probable 出場
Mark Tauscher OT Knee Probable 出場
Scott Wells C Concussion ? × Probable 出場
Cullen Jenkins DE Ankle × × Probable 出場
Johnny Jolly DE Back ? Probable 出場
Clay Matthews LB Jaw Probable 出場
Aaron Kampman LB Concussion Probable 出場
Brad Jones LB Concussion Probable 出場
Brandon Chillar LB Hand Probable 出場
Brady Poppinga LB Quadricep × Probable 出場
Desmond Bishop LB Ankle × × Probable 出場
Charles Woodson CB Hip Probable 出場
San Francisco 49ers Injury Report
Player Pos Injury Thur Fri Sat Status
Joe Staley OT Knee Out Out Out Out
Nate Clements CB Shoulder Out Out Out Out
Takeo Spikes LB Hamstring × × Questionable
Glen Coffee RB Concussion Probable
Michael Robinson RB Not Injury Related × × Probable
Isaac Bruce WR Ankle/Elbow Probable
Michael Crabtree WR Knee Probable
Adam Snyder T/G Shoulder Probable
Demetric Evans DT Shoulder Probable
Justin Smith DT Back Probable
Michael Lewis S Quadricep Probable
Mark Roman S Knee Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年11月21日

Notebook: QBマイク・ライリーをPSへ

2009年11月20日

QBブライアン・ブロームがビルズへ

プラクティス・スクワッドにいたQBブライアン・ブロームがビルズと契約した。ちょうど枠が1つ空いていたパッカーズはロースターに昇格させて流出を防ごうとしたものの、QBブローム自身が新天地での再スタートを選んだらしい。昨年のドラフト2巡指名でルイヴィル大から入団したが、2年目の今年もプロのスピードとプレッシャーに対応できず、完全なバスト扱いとなっていた。実質3番手QBだったので流出はたしかに残念だが、開幕前に解雇してプラクティス・スクワッドに入れた時点で、こうしたリスクは覚悟していたはず。

今季ビルズではQBトレント・エドワーズの育成が頓挫し、今週はエドワーズに代わってライアン・フィッツパトリックが先発出場する見込み。QBブロームも将来のフランチャイズ候補の1人として(おそらく来年のキャンプで)チャンスを与えられることになりそうだ。9月にはOTジャマーン・メレディス(今春の5巡指名)が同じくプラクティス・スクワッドからビルズのロースターに移り、右タックルとしてこれまで3試合に先発している。

いっぽうパッカーズはWRジェイク・アレンを解雇。WRスウェインの戦線離脱にともなって先月末にプラクティス・スクワッドから昇格したが、WRネルソンとTEフィンリーの復帰でレシーバー陣が元通りになったため。WRバイレン・イーリーもWRアレンの後に昇格したが、今回勝ち残ったのはイーリーの方だった。WRアレンがバッカニアーズ戦の前に太ももを痛めたせいなのか、純粋にWRとしての能力の問題なのか、スペシャルチームでの貢献の問題なのか。

WRアレンは再びプラクティス・スクワッドに戻るものと見られていたが、ブラウンズがウェイバーで獲得した。ブラウンズでは先日のレイヴンズ戦最後のプレーでWRジョシュ・クリブスが首を負傷し、次戦出場が危ぶまれている。 

Notebook: 主力3選手が練習復帰

2009年11月19日

CBアル・ハリス: 息子の難病

アルシナード・ハリスJr.が生まれたとき、父アル・ハリスはまだ大学生。NFL入りしたときもまだ2歳だったが、やがてパッカーズに移ってリーグ有数のシャットダウン・コーナーとなり、プレーオフでサヨナラINTリターンTDを決めたのははっきりと記憶にあるという。2007年末に初めてプロボウルに出場したときは12歳になっていて、その喜びを親子で分かち合うことができた。

普段のCBアル・ハリスはフロリダで妻や次男と暮らし、長男アルJr.はアトランタで母と2人暮らし。それでも父子の絆はとても強い、と2人は声を揃える。アルJr.も中学でフットボール選手として活躍し、ポジションも父と同じコーナーバック。長身でスリムな体型もよく似ている。

そんなアルJr.の体調に異変が生じたのは、父の初プロボウルのため家族一緒にハワイ旅行に出かけたときのことだった。ホノルルについてすぐ、胃痛、血便、体重減といった症状に見舞われた。「そのときはただの胃炎だと僕らは思ったんだ。でも普段は弱音を吐かない息子があんなに痛がるんだから心配になった。どこかおかしいに違いないと」

治療を受けていったん症状が改善したアルJr.だったが、アトランタに戻ったところでぶり返した。CBハリスがフロリダから駆けつけると、息子は病室でぐったりとして輸血を受けていた。「ハワイとアトランタで2回誤診されたようなものだ。アトランタでも最初は胃炎だと思い、全く逆効果の投薬をされてしまった」。 CBハリスは息子の病室でネットを使って調べ、そのうちようやく医師が本当の病名を突き止めた。クローン病だった。治療によって緩解させることはできるが、今のところ根治治療の方法が見つかっていない原因不明の難病だ。

クローン病といえばジャガーズのQBデヴィッド・ギャラードが有名で、TVコマーシャルなど募金・啓蒙活動にも関わっている(映像1映像2)。ギャラードは2004年春に発病、体重を35ポンド(16kg)失い、投薬治療でも間に合わなくなって、手術で腸を12インチ(30cm)切除。ジャガーズで先発QBの座を奪ったのはその後のことだ。「僕もすぐにデヴィッド・ギャラードに相談をして、最高の治療ができる環境を調べ始めた。デヴィッドは専門家の名前を教えてくれた。資金はあるのだから、息子に最高の治療を受けさせてやりたかった」

こうして本格治療を受けた甲斐あって、アルJr.の病状は改善してきている。投薬量も減り、食事や運動の制限もいまは必要なくなったという。今週14歳の誕生日を迎える彼は、フロリダ州フォートローダーデールの高校に進学してフットボールを続けることになっている。フットボールの名門であることに加え、CBハリス(ポンパノ・ビーチ在住)が息子を自分のそばに来させたいと希望したからでもある。

息子の病気に触発され、CBハリスは最近みずからの財団を設立した。難病に苦しむ子供たちのためのキャンプを行ったり、クローン病研究や啓蒙のために活動をしていきたい、とCBハリスは語っている。

2009年11月18日

Notebook: FBクーンが手を骨折

2009年11月17日

Packers - Cowboys Notebook

2009年11月16日

Packers 17 - 7 Cowboys

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Cowboys (6-3) 0 0 0 7 7
Packers (5-4) 0 3 0 14 17

気温8℃、曇天のランボーフィールド。両軍ともFG失敗で先制を逃し、その後は互いにディフェンスが圧倒する展開。パッカーズはフィールドポジションで不利だったが、ディフェンス陣はこれまでになくブリッツを多用し、QBロモにプレッシャーをかけることに成功。前半最後になんとか48ydsFGを決めて3点リード。

後半ももどかしいディフェンシブマッチ(貧攻戦?)が続いたが、第4Qに入ったところでようやく初TDをQBスニークで決めると、流れは一気にパッカーズへ。CBウッドソンのサック&ファンブルフォースで敵陣ゴール前でチャンスをつかみ、TEヘイヴナーにダメ押しのTDパス成功。次のシリーズもCBウッドソンが自陣エンドゾーン目前でインターセプト。カウボーイズは最後のTDドライブで完封負けを逃れるのがやっとだった。

パッカーズは今季最多の5サック、1インターセプト、2ファンブルリカバーとディフェンスがビッグプレーを数多く繰り出し、相変わらずイマイチのオフェンスもなんとかターンオーバーだけは犯さなかった。主力にケガ人の少ないカウボーイズだったが、試合が始まるとケガ人が続出。RTマーク・コロンボ(腓骨骨折)、CBマイク・ジェンキンズ、Sケン・ハムリンなどが次々と倒れたこともパッカーズに有利に働いた。パッカーズ側のケガ人は、LGダリン・カレッジが足首を痛めて1シリーズだけ退いたのみ。

第1Q

  • GB陣25から、RBグラントの4ydsラン、スナップミスからインテンショナル・グラウンディング、WRジェニングスへの11ydsパスで3&アウト。
  • WRロイ・ウィリアムズへの19ydsパス、RBマリオン・バーバーの13ydsランでFG圏内に進むが、3rdダウンでサック(FSコリンズ)。38ydsFGは失敗に終わる。
  • WRドライバーへの11ydsパス、WRジョーンズへの8ydsパス、ホールディング(DAL)でDAL陣へ。RBグラントの3ydsラン、WRジョーンズへの5ydsパス、WRジェニングスへの7ydsパスでFG圏内へ。しかし52ydsFGは失敗。
  • RBバーバーの5ydsラン(RTコロンボ負傷)、RBバーバーへの13ydsスクリーンパスでGB陣へ進むが、その後が続かずパント。
  • GB連続反則のあと、WRネルソンへの9ydsパスで3rdダウン3、ブリッツ&ファンブルロストと思われたがDAL反則で1stダウン。またもフォルススタートが響き、3rdダウン10のWRジョーンズへの12ydsパスもチャレンジで失敗に。

第2Q

  • DAL陣49からのチャンスも、サック(ILBバーネット)が響いて3&アウト。
  • RBグラントの7ydsラン、7ydsラン、WRジェニングスへの13ydsパスで2つ1stダウン。しかしレイトヒット(TEヘイヴナー)が響いてまたもパント。
  • TEベネットへの6ydsパスのあとランが2回止まって3&アウト。
  • ホールディングなどで3rdダウン11、RBジャクソンへの14ydsスクリーンパスで1stダウンを取るが、次の3rdダウン9はRBジャクソンへのパスが4ydsどまり。
  • WRウィリアムズへのロングパスが決まった瞬間、CBウッドソンがファンブルフォースしてOLBマシューズがリカバー
  • GB陣31から。RBグラントの4ydsランのあと連続サックを浴びてファンブルするが、かろうじてGBがリカバー。2ミニッツ明けにパント。
  • DAL陣17から。サック(OLBマシューズ)が響いて3&アウト。
  • 残り42秒、好パントリターンで50yds地点から。フォルススタートの後、WRドライバーへの24ydsパスでFG圏内へ。スクリーンパス不発で3yds下がるが、前半終了と同時に48ydsFG成功

第3Q

  • DAL陣36から。RBバーバーの1ydsロス、サック(ILBバーネット)、パス失敗で3&アウト。リターナーのCBトラモン・ウィリアムズがファンブルロストと判定されるが、チャレンジで覆ってGBボール。
  • GB陣15から。RBグラントの3yds、13yds、7ydsラン、QBロジャースの11ydsスクランブルでDAL陣へ。しかし3rdダウンでサックされてパント。
  • ワイルドキャットでRBチョイスが11ydsラン、フェイスマスクでDAL陣46へ。しかしスナップミスのファンブルで3ydsロス、パス落球、パスインターフェア(DAL)、WRオグリトリーへのクイックパスは1yds止まりでパント。
  • GB陣20から。WRドライバーへの5ydsパス、10ydsパス、RBグラントの3ydsラン、WRジェニングスへの14ydsパスでさらに1stダウン。サックが出て3rdダウン13となるが、TEリーに17ydsパスが決まってDAL陣へ。RBグラントの7ydsラン、WRネルソンへの10ydsパス、DAL反則でレッドゾーンに進んで最終Qへ。

第4Q

  • パスインターフェア(DAL)でDAL陣12へ。パス失敗、RBグラントの4ydsラン、WRネルソンへの7ydsパスでゴール前インチズへ。QBロジャースのスニークでタッチダウン
  • DAL陣8からの攻撃。WRウィリアムズへの20ydsパス、RBジョーンズの4ydsランのあと、ブリッツに入ったCBウッドソンがサック&ファンブルフォースし、OLBマシューズがリカバー
  • DAL陣3ydsのチャンス。WRドライバー落球、RBグラントの1ydsランで3rdダウン、TEヘイヴナーに2ydsTDパス成功。17点差。
  • RBバーバーへの横パスは5ydsロス。TEウィッテンへの7ydsパスで3rdダウン8、WRクレイトンへの16ydsパスでようやく1stダウン。WRオースティンへの2ydsパス、15ydsパス成功でGB陣43へ。3連続パス失敗で4thダウン10、WRクレイトンに14ydsパス成功。WRクレイトンへの14ydsパス、パスインターフェア(GB)でゴール前7ydsへ。エンドゾーンでまたもパスインターフェアで再び1stダウン。しかしCBウッドソンがインターセプト
  • GB陣4から。ネルソンへの6ydsパス、RBグラントの6ydsランで1stダウン。RBグリーンの1ydsラン、ホールディング(GB)、RBグラントの4ydsラン(DAL最後のタイムアウト)でパント。
  • 残り3分17秒、DAL陣37から。QBロモの14ydsスクランブル、WRウィリアムズへの16ydsパスでGB陣へ。ホールディング(DAL)、TEウィッテンへの10ydsパス、フォルススタート、TEウィッテンへの14ydsパスで2ミニッツ。4thダウン1はQBスニークで成功。TEウィッテンへの13ydsパスでゴール前9ydsに迫り、最後はWRウィリアムズに9ydsTDパス成功
  • 残り38秒、オンサイドキックはGBが押さえ、ニーダウンで試合終了。

2009年11月15日

Notebook: OLBブラッド・ジョーンズが初先発

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status Notes
Jermichael Finley TE Knee × × × Out 欠場
Mark Tauscher OT Knee × × × Out 欠場
Aaron Kampman LB Concussion × × × Out 欠場
Brady Poppinga LB Quadricep × × × Out 欠場
Brandon Chillar LB Hand × × Questionable 欠場の方向
Jake Allen WR Quadricep Probable 出場
Allen Barbre T/G Concussion Probable 出場
Korey Hall FB Calf Probable 出場
Cullen Jenkins DE Ankle Probable 出場
Derrick Martin S Concussion Probable 出場
Jordy Nelson WR Knee Probable 出場
Aaron Rodgers QB Feet Probable 出場
Charles Woodson CB Hip Probable 出場
Dallas Cowboys Injury Report
Player Pos Injury Thur Fri Sat Status
Allen Rossum CB Hamstring × × × Out
Marion Barber RB Thumb Probable
Andre Gurode C Ankle × Probable
DeMarcus Ware LB Foot Probable
Ken Hamlin S Groin × Probable
Gerald Sensabaugh S Thumb Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年11月13日

Notebook: T.J.ラングが右タックルに

2009年11月12日

2009年シーズン前半 スタッツ集

前半8試合を終えたところでスタッツをまとめてみた。2008年2007年2006年のスタッツも参照のこと。現在多くのチームが8試合を消化したところだが、NYGおよびHOUの2球団は9試合を終えているので、TD数などは参考程度に。

オフェンス
Total 得点 ラン ラン(1回) ランTD FumLos パス パス% パスavg パスTD INT Rate サック 3rd% Red
376.6 26.9 121.0 4.5 7回 3回 255.6 63.1% 8.6 16回 5回 103.0 37回 42.2% 51.9%
7位 7位 10位 8位T 13位 7位T 9位 12位 3位 4位T 3位T 5位 32位 10位 17位

今季は不振のチームとの対戦が多く、トータルディフェンス順位ではラムズ28位、ライオンズ26位、ブラウンズ32位、バッカニアーズ29位。それらは大いに割り引く必要があり、パッカーズをどう評価したらよいものか。

トータルヤーデージ7位、得点7位、パスオフェンス9位、ターンオーバーの少なさ、といったあたりは昨年とほぼ同じ。大きく改善しているのはラン攻撃(平均4.1→4.5)。ラン守備不振のチームとの対戦が多かったこと、ランブロッキングの得意な若手OLたちの出場機会が多かったこと、RBグラントが復調し相手タックルを破れるようになったこと、などが考えられる。

さんざん既報のとおり、被サック37回はダントツのNFL最下位。パスプロテクションの崩壊は言うまでもないが、QBロジャースがQBファーヴと比べてボールを持ち過ぎる傾向は昨年からはっきりしていた。3rdダウン成功率が下がった(5位→10位)のも、レッドゾーンでのTD率が急落(6位→17位)したのも、やはり被サック数の多さが影響していそうだ。パス1回あたりのゲインは8.6yds(3位)へと大幅アップし、パスプロさえ持てば一発長打があることを示している。

インターセプトが少ないのはQBロジャースの美点の1つだが、レシーバーがフリーになるのを待ちすぎるせいでサックが増えているのも事実なので、多少は割り引く必要がある。ファンブルロストは昨季よりさらに少なく、RBグラントをはじめスキルポジションの選手たちはしっかりボールを守っている。

昨季16試合で挙げた全48タッチダウンのうち、オフェンスの挙げたものは39TD。今季8試合で25TD(NFL7位タイ)のうち、オフェンスが23TDなので、オフェンスによるTD数はかなり増えている。

ターンオーバー 反則 相手反則
Takeaways Giveaways DIFF 回数 ヤード 回数 ヤード
Total Int FumRec Total Int FumLos          
18 12 6 8 5 3 +10 62回 509yd 40回 299yd
5位 4位 12位 3位T 3位T 7位T 2位 32位 31位 7位 5位

ターンオーバーレシオは昨年に続いて大幅プラス。オフェンスの犯したターンオーバーが少なく、インターセプトを数多く奪い、(昨季不振だった)ファンブルリカバーも増えていて、4部門全てで満足できる数字となっている。ファンブルリカバーが増えたのは、ディフェンスのフロント7がアグレッシブになりラン守備が向上したことと関係があるはず。

逆に悲惨なのは反則で、回数はNFL最多、ヤーデージでも2番目に多い。アンネセサリーラフネスなど馬鹿げた反則も目立つ。2年連続でNFL最下位を争っているのだから、規律面でコーチ陣の指導力が疑問視されるのも当然だろう。逆に対戦相手はNFLで5番目に反則ヤードが少ない。

ディフェンス
Total 失点 ラン ラン(1回) ランTD FumRec パス パス% パスavg パスTD INT Rating サック 3rd% Red
282.9 21.5 97.1 3.5 3回 6回 185.8 54.0% 6.6 16回 12回 75.9 13回 34.3% 69.6%
4位 16位 9位 2位T 4位T 12位 8位 2位 8位T 28位T 4位 7位 29位T 4位 30位

2008年2007年2006年のスタッツも参照のこと。トータルディフェンスが20位から4位へとジャンプアップしたものの、オフェンスと同様に対戦相手の不振(とくにQB)が大きく、どの程度信用してよいものか。

昨季大不振だったラン守備が1回平均4.6yds(26位)から3.5yds(2位タイ)へと大幅にアップし、コーチ陣入れ替えを行った当初の目標を1つは達成できている。個人ラン成績2位のセドリック・ベンソン(CIN)、3位のスティーヴン・ジャクソン(STL)、同じく3位のエイドリアン・ピーターソン(MIN)と対戦したうえでこれだけの成績なのは評価していいだろう。

パス守備8位といっても、8戦中5戦は相手QBに恵まれた。新人が2人(DETのスタフォードとTBのフリーマン)、急きょ代役のカイル・ボラー(STL)、絶不調(レーティングNFL最下位)のデレク・アンダーソン(CLE)、そして移籍初戦で噛み合わないジェイ・カトラー(CHI)といった、人もうらやむ顔ぶれ。カーソン・パーマー(GB戦のレーティング93.3)、ブレット・ファーヴ(135.3、128.6)といった好調QBには歯が立たず、いずれも30失点以上を喫した。

立派な数字の並ぶパス成績の中で、パスTD16回(28位タイ)と、レッドゾーンでのTD率69.6%(30位)の悪さが際立っている。3&アウトで止めるシリーズが多い(3rdダウン成功率はNFL4位)のに、自陣深くに攻め込まれるとあっさりタッチダウンを許してしまう。"Bend, but Not Break"の正反対で、ヤーデージでは4位なのに失点が16位なのはそのせいだ。TDパスが多いのは、やはりパスラッシュ不振(サックは昨季よりさらに悪化して29位タイ)で、相手QBに時間を与えるからではないか。

スペシャルチーム
Kickoff Punt Kickoff Ret Punt Ret Field Goals
Avg. TB Coverage Avg. TB Coverage Net     成功率 回数
61.7 8回 24.8 43.0 3回 13.4 32.6 22.5 6.1 77.8% 14回
27位 10位T 26位 20位 12位T 30位 32位 17位 24位 20位 5位T

昨オフにはSTコーチを交代させたにもかかわらず、スペシャルチームはほとんどの部門で成績が悪化し、チームの足を大きく引っ張っている。スペシャルチームがもう少しまともなら、今ごろは6勝2敗か5勝3敗だったはず。

キックオフの飛距離がダウンしたのは、Kクロスビーがシーズン序盤で腹筋を痛めた影響があるかもしれない。相手リターン24.8ydsはNFL26位で、昨年よりさらに悪化。相手パントリターンでも13.4yds(30位)を許しており、カバレッジチームの不振は明らか。Pジェレミー・カピノスのパント飛距離は昨季のPデリック・フロストよりも多少マシになったとはいえ、ラインドライブのミスパントも多く、好リターンを許す原因の1つになっている。

いっぽうこちらのパントリターンキックオフリターンはどちらもパッとせず、一発ビッグリターンの脅威がまったくない。いいリターンが出たと思うと反則で取り消し。期待されたCBウィル・ブラックモンがインジャリーリザーブ入りし、後任となるはずのWRジョーディ・ネルソンは3試合欠場中。そのせいで人材不足に陥っている。

Kメイソン・クロスビーはあまり成長が見られず、3年目の今季も成功率77.8%に留まっている。マッカーシーHCはロングFGを狙わせたがるが、今季は50yds以上を4回蹴って1回しか成功していない。40yds未満はすべて成功させているが、第3週ラムズ戦でキャリア初のPATブロックを許した。気候的にこれから悪条件のゲームが増えることも心配な材料だ。

2009年11月11日

マーク・マーフィ社長のインタビュー

思わぬ不振でトンプソンGMやマッカーシーHCの責任を問う声が強まるなか、そのトンプソンGMを解任できる唯一の人物であるマーク・マーフィ社長兼CEOが地元メディアのインタビューに応じ、GMを信頼する考えに変わりがないことを強調した。

Q. シーズンは望んだように進んでいませんが、これから挽回は可能?

そう、そう思う。私もNFLに長く関わっているから、それが可能だということはよく知っている。しかしもちろん今の成績には失望している。球団にとって毎年最大の目標は勝利だからね。しかしシーズンはまだ半分残っているのだし、評価を下すには早すぎる。我々の働きぶりについて私が評価を下すのは、シーズンが終わってからだ。

Q. 現時点の成績に関して、テッド(トンプソンGM)とマイク(マッカーシーHC)への評価は?

いま言ったように、それはシーズンが終わるのを待たなければならない。私はこれまで、両方の例を見てきた。絶好のスタートを切りながら途中で崩れるチーム、序盤で苦しみながら最後にはよいプレーをするチーム。むろん、我々の今の成績には失望しているし、特にタンパでの敗戦は、誰にとっても大きな失望だった。しかしここからどう立て直すか、今後を見守るしかない。

Q. テッドとマイクが率いるチームをまだ信頼している?

そのとおりだ。私は今でもテッドを信頼している。私はテッドと緊密に連絡を取り合いながら仕事をしているし、テッドには大きな信頼を寄せている。

Q. あなたと同じようにテッドはマイクを信頼していると感じる?

それはテッドに聞いてもらわなければわからないが、私の感触を言えば、彼もマイクへの信頼は揺らいでいないものの、チームの成績には失望しているだろう。シーズンが終わったときには、我々が目標に達するために必要な変更を、我々は行うことだろう。

Q. 「変更」とはどのような?

それはテッドとマイクが行うのだし、フットボール部門がしてくれると、私たちが期待していることだ。決してたやすいことではないし、NFLでは毎週の試合を勝っていくのはとても大変なことだが、我々なら可能だと自信を持っている。

Q. シーズンが期待どおりに進んでいないのはなぜ?

まず、プレシーズン(の好成績)にあまりとらわれてはいけない、ということは言えるね。我々だってよく知っていたつもりだが、その点ではまだ未熟だった。ただ、残念な敗戦がいくつかあったとはいえ、我々はシーズン半ばで4勝4敗なのだし、今季成功を収めることは可能だと思っている。目標に到達するため、必要な変更はかならず行っていかなければならない。

Q. 経営委員会(社長含め7人)や理事会(現在44人)は「変更」を行うようあなたにプレッシャーを?

ノー、ノー。彼らもチーム運営にたずさわっているし、あらゆるアドバイスを惜しまないが、最終的には私の決断だ。

Notebook: ラングを左ガードか右タックルで起用?

2009年11月10日

Packers - Buccaneers Notebook

2009年11月 9日

Packers 28 - 38 Buccaneers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (4-4) 14 7 0 7 28
Buccaneers (1-7) 7 10 0 21 38

気温28℃のレイモンド・ジェームズ・スタジアム。パッカーズは攻・守・STとも精彩を欠いた戦いぶりで前半わずか4点しかリードできず、第4Qにディフェンスが崩れて逆転負け。今季連敗中のバッカニアーズ、さらに初先発の1巡指名QBジョシュ・フリーマンに初勝利を与えてしまった。

ロングパスで簡単に先制したパッカーズだが、すぐにインターセプトから7点を失い、第2QにはパントブロックリターンTDを喰らう。敵陣から攻撃するチャンスを2回ともモノにできず、嫌な感じでハーフタイム。第4Qには新人QBフリーマンが要所でビッグプレーを決め、パッカーズは全ての歯車が狂ってしまう。いったんはQBスクランブルTDで11点差に広げるが、直後のビッグリターンからタッチダウンを許し、次のシリーズもゴール前でのギャンブルで逆転TDを許す。その後2回も攻撃機会がありながら、サックばかりで1stダウンが取れず、インターセプトTDを喰らって万事休す。

今季パスプロ不振のパッカーズは、LTクリフトン&RTタウシャーのベテランコンビがケガから復帰して先発。しかし2人ともフル出場させず、LTラング&RTバーバーも使ってローテーションだった。しかしRTタウシャーが第3Q最初にヒザを痛めて退場した後はパスプロテクションが悪化し、終わってみれば今日も6被サックの体たらく。6回全てが後半のもので、うち4回が第4Qだった。

第1Q

  • 3rdダウン5から、スクランブルしたQBフリーマンのスライディングが1yds早すぎて3&アウト。
  • WRジェニングスへの6ydsパスのあと、WRジョーンズに74ydsTDパス成功
  • RBキャデラック・ウィリアムズのラン2回で初1stダウンを取るがそこまで。
  • いきなりロングパスをインターセプトされ、GB陣8までリターン
  • RBワードの2ydsランのあと、同じくRBワードへ6ydsのTDパス成功
  • RBグラントの5yds、20ydsランでTB陣へ。RBグラントの6ydsラン、WRジェニングスへの11ydsパス、RBグリーンへのスクリーンパス10yds、WRジェニングスへの9ydsパスでゴール前5ydsへ。FBクーンの3ydsランのあと、RBグラントが2ydsTDラン成功
  • TEウィンズロウへの17ydsパスのあと3rdダウン10となるが、RBワードへの38ydsパスで一気にGB陣25に進んで第2Qへ。

第2Q

  • ラン2回で2ydsロスして3rdダウン12、プレッシャーで投げ捨て。45ydsFGは失敗に終わる。
  • TB陣40からの攻撃だが、QBロジャースの7ydsスクランブルの後が続かず3&アウト。PカピノスのパントがブロックされてそのままリターンTD
  • WRドライバーへの13ydsパス、RBグリーンの4ydsラン、QBロジャースの7ydsスクランブルで1stダウン。RBグラントの4ydsラン、15ydsランでTB陣に進み、WRドライバーへ32ydsTDパス成功
  • ホールディング(TB)、サック(ILBホーク)、スナップミスでファンブルして3rdダウン27、ドロープレーは6ydsどまりで3&アウト。
  • TB陣48からのチャンスだが、フォルススタートが響いて3&アウト。
  • 好リターンでTB陣28から。WRストヴォールへの13ydsパスのあと、FSコリンズがインターセプトしてTB陣46までリターン
  • TB陣でのチャンスも、3連続パス失敗で3&アウト。好パントでTB陣6へ。
  • RBウィリアムズのラン2回で1stダウン。2ミニッツ。WRストヴォールへの11ydsパス、21ydsパスでフィールド中央へ。QBスクランブルで11yds、TEウィンズロウへの11ydsパスでFG圏内に進んで最後のタイムアウト。残り31秒。9ydsパスを通してスパイク。38ydsFG成功

第3Q

  • リターナーのキャッチミスでGB陣4からの攻撃。RBグラントの2ydsランのあと、エンドゾーンわずか手前でサック(RTタウシャー負傷)。FBクーンへの7ydsパスでパント。
  • GB陣48からの攻撃は、ホールディング(GB)のあと、ラテラル失敗(6ydsロス)が響いてけっきょくパント。
  • RBグラントの8ydsラン、4ydsランで1stダウン。サック(5yds)のあと、WRドライバーへの10ydsパス、WRジェニングスへの21ydsパスでTB陣へ。しかしTDを狙ったパスをCBタリーブにインターセプトされ、TB陣16までリターン
  • ラン2回で3rdダウン1、RBへのパス失敗でパント。
  • RBグラントのラン2回で1stダウンを取るが、次はRBグラントの3ydsロスが響いてパント。
  • 好パントでTB陣11から。QBフリーマンの5ydsスクランブル、RBワードの3ydsランで3rdダウン2、またもパスが通らず3&アウト。
  • GB陣38から、WRドライバーへの16ydsパスでTB陣に入り、RBグリーンの26ydsランで一気にレッドゾーンへ進んで最終Qへ。

第4Q

  • 3rdダウン10からWRジョーンズへの10ydsパスでTB陣7へ。RBグラントのノーゲイン、サックで5yds下がるが、中央をスクランブルしたQBロジャースが12ydsTDラン
  • RBクリフトン・スミスのビッグリターンで一気にGB陣17へ。RBワードへの10ydsパスのあと、TEウィンズロウへ7ydsTDパス成功。2ポイントコンバージョンはTEウィンズロウに通らず、5点差に。
  • RBグラントの7ydsラン、5ydsランで1stダウン。さらに4ydsラン、RBグリーンの9ydsラン、3ydsラン、2ydsラン(球団ラッシング記録達成)で3rdダウン5、パスは通らずパント。
  • TB陣28から、TEウィンズロウへの22ydsパスのあと、ILBホークのインターセプトはイリーガルコンタクトで取り消し。3rdダウン7からWRクレイトンに29ydsパスが決まってレッドゾーンへ。RBウィリアムズの6ydsランのあとパス2回失敗で4thダウン4ギャンブル、WRストローターに逆転TDパス成功。2ポイントもWRクレイトンに通って3点差
  • 残り4分14秒、GB陣20からの攻撃は、いきなりサック(7yds)、WRジョーンズへの11ydsパス、ホールディング(GB)で3rdダウン16、QBスクランブル不発でパント。
  • 好リターンでGB陣40からの攻撃。RBウィリアムズのラン3回で4thダウン1、TBフォルススタートでギャンブル中止してパント。
  • 残り1分35秒、GB陣13から。パス失敗、サック(9yds)、WRジョーンズへの7ydsパスで最後のタイムアウト。WRドライバーの弾いたパスをインターセプトされ、そのままタッチダウン。10点差。
  • 残り28秒、RBグリーンの好リターンでGB陣43から。WRジェニングスへの13ydsパス、RBジャクソンへの9ydsパスのあと、ヘイルメリー失敗で万事休す。

2009年11月 8日

CスピッツをIRに WRイーリーがロースター昇格

Cジェイソン・スピッツ(腰)がインジャリーリザーブに入り、シーズンを終えることになった。今季右ガードから先発センターに移ったスピッツだが、10月15日の練習で腰を痛め、3試合欠場中。いまだ回復のメドが立たず、代役のCスコット・ウェルズが遜色ない(むしろ上回る?)働きを見せているため、思い切ってスピッツを今季いっぱい休ませることにしたのだろう。今年が大事な契約最終年だっただけに、本人にとっては気の毒。

ウェルズとスピッツの実力差はあまりないので先発組の戦力ダウンはないが、インサイド3ポジション全ての控えを兼ねられるスピッツが抜けたことは、デプス的にはやはり痛手だ。控えセンターはドラフト外ルーキーのC/Gディートリック=スミスが務めることになる。

入れ替わりにロースターに昇格したのは、10月27日にプラクティス・スクワッド契約したばかりのWRバイレン・イーリー。WRが4人しかいないのに、先日昇格したWRジェイク・アレンが木曜に太ももを負傷したため、急きょ補強せざるをえなくなったのだろう。WRイーリーは身長6フィート3(191cm)とかなりサイズのあるレシーバー。2007年のドラフト外でタイタンズに入団し、4試合に出場してキャッチ1回6yds。その後はプラクティス・スクワッドどまりで、今回が久しぶりのNFLロースター入りとなる。

RGジョシュ・シットンの健闘

不振やケガ人の目立つオフェンシブラインにあって、最も高いレベルで頑張っているのがプロ2年目のRGジョシュ・シットン。MIN相手の2試合(計14被サック)で主にDTケヴィン・ウィリアムズ(プロボウル4回)を相手にサックを許さず、QBヒットもハリーもゼロ。Journal Sentinel紙によると全7試合を通して被サックゼロ、QBヒット2回、ハリー5.5回。迫力あるランブロッキングを買われて先発昇格したRGシットンだが、パスプロテクションでこれだけやっているのは頼もしいかぎりだ。

ジョー・フィルビンOC。「非常によくやっている。先発1年目としては、『踏ん張っている』よりずっと上の内容だ。ケヴィン・ウィリアムズを無力化してくれたしね。相手ディフェンダーとQBの間に体を入れる、という大原則を彼はよく理解している。テクニック的にはまだ未熟だし、これから磨いていく必要はある。それは言うまでもない。しかし、今季は右ガードがあまり問題になっていないのはたしかだ」

昨年のドラフト時から言われていたとおり、RTマーク・タウシャー(身長体重ともほぼ同サイズ)とRGシットンはよく似ている。出遅れたり一瞬バランスを崩しても、すぐに追いついて相手を料理してしまうのがRTタウシャーのすごさだ。「僕とタウシュは似た点が多いんだ。彼は必ずしも基本に忠実でないところもあるけど、ちゃんと仕事をしてしまう。相手をブロックしてのける。大事なのはそこだからね」とRGシットンは言う。

パスプロ同様にまだ粗削りなところがあるRGシットンのランブロッキングだが、大きなミスが少ないことは評価できる。Journal Sentinel紙の調べによると、"Bad Run"(ショートヤーデージ状況を除く1yds以下のラン)が今季42回あったうち、RGシットンに責任のあったのは3.5回。過去4試合(うち2試合はMIN戦)ではわずか1回しかなかった。「我々は彼をパワー・ガイとして考えている。パッド・レベルの問題(姿勢が高い)は多少あるので、その点は改善が必要だ。なにも特別なことではない」とフィルビンOC。

Notebook: OLBキャンプマンが選手会代表に

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status Notes
Jordy Nelson WR Knee × × × Out 欠場
Jermichael Finley TE Knee × × × Out 欠場
Jason Spitz C/G Back × × × Out 欠場
Brandon Chillar LB Hand Out Out Out Out 欠場
Jake Allen WR Quadricep ? ? Questionable 微妙
Korey Hall FB Calf Questionable 微妙
T.J. Lang G/T Oblique ? ? Questionable 微妙
Derrick Martin S Concussion × Questionable 微妙
Aaron Rodgers QB Feet × × Probable 出場
Donald Driver WR Neck × × Probable 出場
Chad Clifton OT Ankle Probable 出場
Charles Woodson CB Hip × Probable 出場
Tampa Bay Buccaneers Injury Report
Player Pos Injury Thur Fri Sat Status
Antonio Bryant WR Knee × Questionable
Michael Clayton WR Wrist Questionable
Elbert Mack CB Ankle ? × Questionable
Aqib Talib CB Ankle Probable
Jeremy Zuttah OG Shoulder Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年11月 7日

Notebook: RTタウシャー先発復帰インタビュー

2009年11月 6日

Notebook: ベテランOTコンビが先発復帰へ

2009年11月 4日

Notebook: ILBチラーは2試合ほど欠場か

2009年11月 3日

Packers - Vikings Notebook

2009年11月 2日

Packers 26 - 38 Vikings

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Vikings (7-1) 7 10 7 14 38
Packers (4-3) 3 0 17 6 26

気温9℃、快晴。全米の注目が集まるランボーフィールドにはレギュラーシーズン記録の71213人の観客がつめかけている。QBブレット・ファーヴがフィールドに出るたびに繰り返しブーイング。パッカーズはWR陣が実質3人だけ(昇格間もないWRアレンが4番手)、TEフィンリーも欠いてオフェンスの武器が少ない。OL陣は先週と同じスターターで、LTクリフトンとRTタウシャーはサイドラインに控えている。ヴァイキングスの主力ではCBウィンフィールドだけが欠場。

パッカーズがやや押し気味だった第1Q半ば、自陣レッドゾーンで3rdダウンを止めた際、DEジョリーがつまらないアンネセサリーラフネスで1stダウンを与えて逆転TDを許し、モメンタムを失ってしまった。その後は好・守・STすべてでヴァイキングスが圧倒し、パッカーズはトータルわずか47yds。ターンオーバーでもらった3点のみで前半を終える。

後半に入ってパッカーズのパスオフェンスが息を吹き返し、17連続得点で4点差まで迫るが、WRハーヴィンがまたもビッグリターンを繰り出し、ヴァイキングスオフェンスは楽に点差を広げる。再び5点差に迫った第4Q半ば、パッカーズは敵陣で攻めきれずロングFGも失敗し、逆にTDドライブを許して勝負あり。後半はディフェンスが勝負どころで持ちこたえられなかった。

前回の対戦と比べてクイックめのパスを丁寧に通したQBファーヴに対し、パッカーズはブリッツを入れてもスナップ前にうまく対応され、けっきょく今回もサックなし。勝負どころの3rdダウンロングで守りきれず、4TDパスを喫した。オフェンスは前回(8被サック)よりはパスプロがマシだったが、それでも6被サック。フリーのレシーバーを見つけられないうちにカバレッジサックを浴びる場面も目立った。オフェンスはパスプロ不安、ディフェンスはプレッシャー不足、つまらない反則と、1ヶ月前と比べてあまり進歩の見られない内容だった。

第1Q

  • RBグラントへの11ydsパスで1stダウン。ラン2回で3rdダウン5、WRドライバーへの20ydsパスでMIN陣へ。しかしハンドオフのミスでファンブルして7ydsロスし、結局パント。
  • RBピーターソンの2ydsラン、WRハーヴィンへの3ydsパス、RBテイラーへの20ydsパスで1stダウン。しかし次のラン2回は1ydsどまりで、3rdダウン9からのパスは通らずパント。
  • ロングパス失敗、スクリーンパスは3ydsロスし、3rdダウンのパスも通らず。
  • MIN陣39からの攻撃だが、スナップミスでファンブルし、DEジョリーがリカバー
  • MIN陣21からのチャンスだが、RBグラントの8ydsラン、3ydsロス、サックでTDならず。37ydsFG成功で3点先制
  • WRハーヴィンの77ydsのビッグリターンで一気にGB陣14へ。RBピーターソンの5ydsラン、ノーゲインで3rdダウン5、RBテイラーへのパスを3ydsロスで止めるが、アンネセサリーラフネス(DEジョリー)でもったいない1stダウンを与える。RBピーターソンのラン3回で1ydsまで迫って4thダウンギャンブル、RBピーターソンが飛び込んでタッチダウン
  • スペシャルチーム反則でGB陣15から。RBグラントの5ydsラン、FBジョンソンへの4ydsパスで第2Qへ。

第2Q

  • 3rdダウン1からまたもカバレッジ・サックされてパント。
  • MIN陣49からのチャンス。RBピーターソンの1ydsラン、WRライスへの5ydsパス、WRハーヴィンへの9ydsパスで1stダウン。WRベリアンへの12ydsパス、WRライスへの7ydsパスでレッドゾーンへ進み、最後はTEシャンコーへ12ydsTDパス成功
  • いきなりサックで8yds下がり、RBグリーン(初キャリー)のドローもノーゲイン。3rdダウン18もパスが通らず。
  • またもGB陣49からのチャンスに、RBピーターソンの33ydsランで一気にレッドゾーンへ。ラン2回を止めて3rdダウン6、エンドゾーンへのパスは失敗に終わるが、FGの際にGBオフサイド(DEモンゴメリー)で4thダウン1に変わったのでギャンブル。RBピーターソンのランが止まって得点なしに終わる。
  • GB陣8から。いきなりホールディング(GB)で下がり、FBクーンの4ydsラン、7ydsのQBスクランブルで3rdダウン3、(両軍ホールディングの後)WRドライバーへの6ydsパスで久しぶりの1stダウン。しかし2ndダウンでまたもサック(4yds)を喰らって結局パント。
  • WRライスへのクイックパスで13ydsゲインしてGB陣へ。2ミニッツ。RBピーターソンの5ydsラン、WRハーヴィンへの6ydsパス、WRライスへの14ydsパスでGB陣22へ(MINタイムアウト#2)。RBテイラーのランが止まって3rdダウンのパスも通らず、41ydsFG成功で3点追加
  • 残り2秒でGB陣35から、RBグラントのランで前半終了。

第3Q

  • MIN陣37からの攻撃。RBピーターソンの3ydsラン、ホールディング(MIN)で3rdダウン17となるが、WRベリアンに19ydsパスが通って1stダウン。直後にWRハーヴィンへ51ydsTDパス成功
  • WRジェニングスに30ydsパスが通って久々のMIN陣へ。RBグラントのラン2回とQBスクランブル7ydsで1stダウン。パスインターフェア(MIN)、FBクーンへの8ydsパス、TEリーへの9ydsパスでゴール前8ydsに進むが、またも3rdダウンでサックが出て26ydsFGどまり
  • スクイブ・キックをキャッチしたDEロビンソンがファンブルしてGBリカバー
  • MIN陣41からのチャンス。RBグラントへの13ydsパス、WRドライバーへの11ydsパスでレッドゾーンへ。3rdダウン9となるが、TEヘイヴナーに16ydsTDパス成功
  • 3回連続パス失敗で3&アウト。
  • GB陣16から。RBグリーンへの12ydsパス、WRジョーンズへの42ydsパスで一気にMIN陣30へ。TEリーへの5ydsパス、WRジェニングスへの14ydsパスでMIN陣11に迫り、3rdダウン4からTEヘイヴナーに5ydsTDパスが通って4点差に。
  • またも好リターンでGB陣38へ。3rdダウン7からWRハーヴィンへの15ydsパスで1stダウン。さらにフェイスマスク(GB)でGB陣9に進んで最終Qへ。

第4Q

  • RBピーターソンの1ydsロス、8ydsランでゴール前2ydsに迫り(GBタイムアウト#2)、TEデューガンに2ydsTDパス成功
  • GB陣26から。RBグラントの8ydsラン、WRジェニングスへの10ydsパスで1stダウン。WRドライバーへの6ydsパス、QBロジャースの35ydsスクランブルで一気にMIN陣15へ。3rdダウン5からWRジェニングスに10ydsTDパス成功。2ポイントはRBグラントにパスが通らず5点差どまり。
  • RBピーターソンの7ydsラン、21ydsランでGB陣へ。しかし後が続かずパント。
  • GB陣19から、FBクーンへの14ydsパス、WRドライバーへの17ydsパス、ラフィングザパサーで一気にMIN陣35へ。WRジェニングスへの7ydsパス、サック(5yds)、パス失敗で4thダウン、51ydsFGトライは失敗に終わる。
  • MIN陣41からの攻撃、RBピーターソンへのスクリーンパスが44ydsゲインして一気にGB陣15へ。RBピーターソンのノーゲイン、1ydsロスで3rdダウン10となるが(GBタイムアウト#3)、WRベリアンに16ydsTDパスが決まって12点差。
  • WRドライバーへの4ydsパス、TEリーへの7ydsパスでなんとか1stダウン。ホールディングなどで4thダウン20、パスが通らず失敗。
  • 残り2分38秒、GB陣27から。2ミニッツをはさんで4回ラン(FG蹴らず)。
  • 残り27秒でGB陣23。QBマット・フリン登場。TEリーへの3ydsパスからラテラルをつなごうとするが、ファンブルをリカバーするのがやっとで試合終了。

2009年11月 1日

Notebook: ケガ人はオフェンスに集中

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status Notes
Korey Hall FB Calf Out Out Out Out 欠場
Jordy Nelson WR Knee Out Out Out Out 欠場
Jermichael Finley TE Knee × × × Doubtful 欠場濃厚
Jason Spitz C/G Back × × × Doubtful 欠場濃厚
Chad Clifton OT Ankle Questionable 微妙
Derrick Martin S Hamstring × × Questionable 微妙
Jarius Wynn DE Hamstring Questionable 微妙
Aaron Rodgers QB Foot Probable 出場
Mark Tauscher OT Knee Probable 出場
Josh Sitton OG Hand ? Probable 出場
Clay Matthews LB Jaw Probable 出場
Charles Woodson CB Hip Probable 出場
Minnesota Vikings Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status
Antoine Winfield CB Foot × × × Out
Bernard Berrian WR Hamstring × Questionable
Percy Harvin WR Illness ? × Questionable
Darius Reynaud WR Hamstring Questionable
Jasper Brinkley LB Hamstring Questionable
Brett Favre QB Hip Probable
Naufahu Tahi FB Knee Probable
E.J. Henderson LB Knee × Probable
Ben Leber LB Calf Probable
Karl Paymah CB Quadriceps Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed