1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (7-4) | 0 | 13 | 14 | 7 | 34 |
Lions (2-9) | 7 | 0 | 0 | 5 | 12 |
毎年恒例、デトロイトでの感謝祭ゲーム。ライオンズは左肩負傷のQBスタフォードがサプライズ出場している。いきなりターンオーバーから先制を許したパッカーズだが、FSコリンズのインターセプトからオフェンスが波に乗り、第2Qと第3Qはまさに一方的な展開。第4Qに入るとライオンズの追い上げが始まるが、CBウッドソンの大活躍でトドメを刺した。パッカーズは初対戦の新人QBスタフォードから4インターセプトを奪い、2年ぶりの3連勝で7勝4敗とした。
パッカーズは試合最初のキックオフリターンでWRネルソンがファンブルロストして7点を失い、オフェンスはFG失敗に終わる嫌な立ち上がり。しかしFSコリンズが見事なインターセプトを奪うと、モメンタムが一気にパッカーズに傾いた。ショートパスとロングボムを巧みに織り交ぜた攻撃で、次々とロングドライブを成功させてあっさり逆転。ディフェンスも新人QBスタフォードにプレッシャーをかけて仕事をさせない。第3Qは両者ターンオーバーのあと、パッカーズが連続でTDドライブを成功させて20点リード。第4Qにはセーフティなどで15点差となるが、CBウッドソンが2シリーズ連続でターンオーバーを奪って勝負あり。
QBロジャースはパス348yds、WRドライバーはパスキャッチ7回142yds、CBウッドソンは1サック、2INT、1ファンブルフォース、1リカバーの大活躍を見せた。気になるケガ人は、第3QでLTチャド・クリフトンがハムストリングを痛めて退場したこと。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Mon | Tue | Wed | Status | Notes |
Aaron Kampman | LB | Knee | Out | Out | Out | Out | IRへ |
Ahman Green | RB | Groin | × | × | × | Doubtful | 欠場 |
Allen Barbre | T/G | Ankle | × | × | × | Doubtful | 欠場 |
Ryan Grant | RB | Neck | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
John Kuhn | FB | Hand | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Chad Clifton | OT | Knee | × | △ | ○ | Probable | 出場 |
Josh Sitton | OG | Back | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Scott Wells | C | Knee | × | × | ○ | Probable | 出場 |
Cullen Jenkins | DE | Ankle | × | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Johnny Jolly | DE | Back | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Brandon Chillar | LB | Hand | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Hip | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Detroit Lions Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Mon | Tue | Wed | Status |
Ernie Sims | LB | Hamstring | × | × | × | Out |
Kalvin Pearson | S | Hamstring | × | × | × | Out |
Ko Simpson | S | Knee | × | × | × | Out |
Matthew Stafford | QB | Knee/Shoulder | × | × | × | Doubtful |
Dewayne White | DE | Toe | × | × | × | Doubtful |
Calvin Johnson | WR | Hand/Knee | × | × | × | Questionable |
Daniel Loper | OT | Back | △ | △ | △ | Questionable |
Louis Delmas | S | Ankle | △ | △ | △ | Questionable |
Kevin Smith | RB | Hip | △ | △ | △ | Probable |
Grady Jackson | DT | Knee | △ | △ | △ | Probable |
Joe Cohen | DT | Ankle | △ | △ | △ | Probable |
Jordan Dizon | LB | Neck | △ | △ | ○ | Probable |
Zach Follett | LB | Neck | △ | △ | △ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
検査の結果、CBアル・ハリスとOLBアーロン・キャンプマンはどちらもヒザの前十字靭帯(ACL)断裂の大ケガであることが確認され、インジャリーリザーブに入って手術を受けることになった。
不運なことにOLBキャンプマンは今年が契約最終年。CBハリスは2011年まで契約が残っていて、「あと3、4年はやるつもり。ケガはプランになかったけど」と話している。同じACL断裂の前例でいえば、昨年11月9日にACLを断裂したILBバーネットは今夏プレシーズン最終戦で復帰。昨年12月7日にACLを断裂したRTタウシャーは、(未契約期間を経て)今月8日のゲームで復帰を果たしている。そうした前例からすると、来季開幕戦には間に合わないのではないか。
CBの層が薄くなったパッカーズは、元ブロンコスのCBジョシュ・ベルと契約した。身長5フィート11(180cm)、体重177ポンド(80kg)と線は細いが、ランサポートは悪くないらしい。ベイラー大から昨年のドラフト外でチャージャーズに入団。解雇されてブロンコスのプラクティス・スクワッドに入り、シーズン半ばに昇格して9試合に出場、5試合に先発した。今年もロースター入りするはずだったが(代理人談)、プレシーズン最終戦でヒザを捻挫(4週から6週程度)してしまいインジャリーリザーブへ。"injury settlement"に合意して退団となった。
パッカーズは月曜に彼のワークアウトを行い、ヒザの回復ぶりも確認済み。詳細は不明だが、2年契約と言われている。ブロンコスではマイク・ノーラン新DCの下で3-4ディフェンスを経験していることも、評価ポイントの1つだったはず。おそらく入団初戦は出場したとしてもスペシャルチームのみになりそう。
パッカーズはすでに先週WRジェイク・アレンを解雇してロースター枠が1つ空いており、今回の補強はその枠を使ったもの。CBハリスとOLBキャンプマンをインジャリーリザーブに入れればさらに2つ空く。Press-Gazette紙によると、プラクティス・スクワッドのOLBシリル・オビオザーが有力候補として検討されている、とのこと。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
49ers (4-6) | 3 | 0 | 7 | 14 | 24 |
Packers (6-4) | 6 | 17 | 0 | 7 | 30 |
気温12℃で快晴と絶好のコンディションのランボーフィールド。パッカーズは序盤こそTDが奪えずもたつくが、第2Qに入ると攻守とも絶好調で、WRジェニングスへの64ydsTDパスなどで大量リードを奪う。前半のトータルヤーデージもGB362yds対SF57ydsと一方的な数字で楽勝ムードとなった。
しかし後半に入ると49ersがTEヴァーノン・デイヴィスへのパス中心に追い上げを始め、パッカーズ攻撃が停滞する間にパスでタッチダウンを重ねる。パッカーズは第4QにFSコリンズのインターセプトから久しぶりに7点を追加するが、それもダメ押しにはならず、RBゴアがTDキャッチを決めてついに6点差。しかしパッカーズは残り6分弱をラン中心に使い切って、なんとか逃げ切りに成功した。
ワイルドカード争いで一歩前進したパッカーズだが、心配なのはケガ人。OLBアーロン・キャンプマンとCBアル・ハリスがともに後半にヒザを痛めて退場し、CBハリスは前十字靭帯(ACL)断裂で今季プレーできないことがすでに明らかになっている。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Allen Barbre | T/G | Ankle | ? | △ | × | Doubtful | 欠場 |
Evan Dietrich-Smith | G/C | Ankle | ? | ? | × | Questionable | 微妙 |
Ahman Green | RB | Groin | ? | ? | × | Questionable | 微妙 |
John Kuhn | FB | Hand | ○ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Jermichael Finley | TE | Knee | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Mark Tauscher | OT | Knee | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Scott Wells | C | Concussion | ? | × | ○ | Probable | 出場 |
Cullen Jenkins | DE | Ankle | × | × | ○ | Probable | 出場 |
Johnny Jolly | DE | Back | ? | △ | ○ | Probable | 出場 |
Clay Matthews | LB | Jaw | △ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Aaron Kampman | LB | Concussion | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Brad Jones | LB | Concussion | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Brandon Chillar | LB | Hand | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Brady Poppinga | LB | Quadricep | × | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Desmond Bishop | LB | Ankle | × | × | ○ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Hip | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
San Francisco 49ers Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Thur | Fri | Sat | Status |
Joe Staley | OT | Knee | Out | Out | Out | Out |
Nate Clements | CB | Shoulder | Out | Out | Out | Out |
Takeo Spikes | LB | Hamstring | × | × | △ | Questionable |
Glen Coffee | RB | Concussion | ○ | ○ | ○ | Probable |
Michael Robinson | RB | Not Injury Related | ○ | × | × | Probable |
Isaac Bruce | WR | Ankle/Elbow | ○ | ○ | ○ | Probable |
Michael Crabtree | WR | Knee | ○ | ○ | ○ | Probable |
Adam Snyder | T/G | Shoulder | ○ | ○ | ○ | Probable |
Demetric Evans | DT | Shoulder | ○ | ○ | ○ | Probable |
Justin Smith | DT | Back | △ | △ | ○ | Probable |
Michael Lewis | S | Quadricep | ○ | ○ | ○ | Probable |
Mark Roman | S | Knee | ○ | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
プラクティス・スクワッドにいたQBブライアン・ブロームがビルズと契約した。ちょうど枠が1つ空いていたパッカーズはロースターに昇格させて流出を防ごうとしたものの、QBブローム自身が新天地での再スタートを選んだらしい。昨年のドラフト2巡指名でルイヴィル大から入団したが、2年目の今年もプロのスピードとプレッシャーに対応できず、完全なバスト扱いとなっていた。実質3番手QBだったので流出はたしかに残念だが、開幕前に解雇してプラクティス・スクワッドに入れた時点で、こうしたリスクは覚悟していたはず。
今季ビルズではQBトレント・エドワーズの育成が頓挫し、今週はエドワーズに代わってライアン・フィッツパトリックが先発出場する見込み。QBブロームも将来のフランチャイズ候補の1人として(おそらく来年のキャンプで)チャンスを与えられることになりそうだ。9月にはOTジャマーン・メレディス(今春の5巡指名)が同じくプラクティス・スクワッドからビルズのロースターに移り、右タックルとしてこれまで3試合に先発している。
いっぽうパッカーズはWRジェイク・アレンを解雇。WRスウェインの戦線離脱にともなって先月末にプラクティス・スクワッドから昇格したが、WRネルソンとTEフィンリーの復帰でレシーバー陣が元通りになったため。WRバイレン・イーリーもWRアレンの後に昇格したが、今回勝ち残ったのはイーリーの方だった。WRアレンがバッカニアーズ戦の前に太ももを痛めたせいなのか、純粋にWRとしての能力の問題なのか、スペシャルチームでの貢献の問題なのか。
WRアレンは再びプラクティス・スクワッドに戻るものと見られていたが、ブラウンズがウェイバーで獲得した。ブラウンズでは先日のレイヴンズ戦最後のプレーでWRジョシュ・クリブスが首を負傷し、次戦出場が危ぶまれている。
アルシナード・ハリスJr.が生まれたとき、父アル・ハリスはまだ大学生。NFL入りしたときもまだ2歳だったが、やがてパッカーズに移ってリーグ有数のシャットダウン・コーナーとなり、プレーオフでサヨナラINTリターンTDを決めたのははっきりと記憶にあるという。2007年末に初めてプロボウルに出場したときは12歳になっていて、その喜びを親子で分かち合うことができた。
普段のCBアル・ハリスはフロリダで妻や次男と暮らし、長男アルJr.はアトランタで母と2人暮らし。それでも父子の絆はとても強い、と2人は声を揃える。アルJr.も中学でフットボール選手として活躍し、ポジションも父と同じコーナーバック。長身でスリムな体型もよく似ている。
そんなアルJr.の体調に異変が生じたのは、父の初プロボウルのため家族一緒にハワイ旅行に出かけたときのことだった。ホノルルについてすぐ、胃痛、血便、体重減といった症状に見舞われた。「そのときはただの胃炎だと僕らは思ったんだ。でも普段は弱音を吐かない息子があんなに痛がるんだから心配になった。どこかおかしいに違いないと」
治療を受けていったん症状が改善したアルJr.だったが、アトランタに戻ったところでぶり返した。CBハリスがフロリダから駆けつけると、息子は病室でぐったりとして輸血を受けていた。「ハワイとアトランタで2回誤診されたようなものだ。アトランタでも最初は胃炎だと思い、全く逆効果の投薬をされてしまった」。 CBハリスは息子の病室でネットを使って調べ、そのうちようやく医師が本当の病名を突き止めた。クローン病だった。治療によって緩解させることはできるが、今のところ根治治療の方法が見つかっていない原因不明の難病だ。
クローン病といえばジャガーズのQBデヴィッド・ギャラードが有名で、TVコマーシャルなど募金・啓蒙活動にも関わっている(映像1・映像2)。ギャラードは2004年春に発病、体重を35ポンド(16kg)失い、投薬治療でも間に合わなくなって、手術で腸を12インチ(30cm)切除。ジャガーズで先発QBの座を奪ったのはその後のことだ。「僕もすぐにデヴィッド・ギャラードに相談をして、最高の治療ができる環境を調べ始めた。デヴィッドは専門家の名前を教えてくれた。資金はあるのだから、息子に最高の治療を受けさせてやりたかった」
こうして本格治療を受けた甲斐あって、アルJr.の病状は改善してきている。投薬量も減り、食事や運動の制限もいまは必要なくなったという。今週14歳の誕生日を迎える彼は、フロリダ州フォートローダーデールの高校に進学してフットボールを続けることになっている。フットボールの名門であることに加え、CBハリス(ポンパノ・ビーチ在住)が息子を自分のそばに来させたいと希望したからでもある。
息子の病気に触発され、CBハリスは最近みずからの財団を設立した。難病に苦しむ子供たちのためのキャンプを行ったり、クローン病研究や啓蒙のために活動をしていきたい、とCBハリスは語っている。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Cowboys (6-3) | 0 | 0 | 0 | 7 | 7 |
Packers (5-4) | 0 | 3 | 0 | 14 | 17 |
気温8℃、曇天のランボーフィールド。両軍ともFG失敗で先制を逃し、その後は互いにディフェンスが圧倒する展開。パッカーズはフィールドポジションで不利だったが、ディフェンス陣はこれまでになくブリッツを多用し、QBロモにプレッシャーをかけることに成功。前半最後になんとか48ydsFGを決めて3点リード。
後半ももどかしいディフェンシブマッチ(貧攻戦?)が続いたが、第4Qに入ったところでようやく初TDをQBスニークで決めると、流れは一気にパッカーズへ。CBウッドソンのサック&ファンブルフォースで敵陣ゴール前でチャンスをつかみ、TEヘイヴナーにダメ押しのTDパス成功。次のシリーズもCBウッドソンが自陣エンドゾーン目前でインターセプト。カウボーイズは最後のTDドライブで完封負けを逃れるのがやっとだった。
パッカーズは今季最多の5サック、1インターセプト、2ファンブルリカバーとディフェンスがビッグプレーを数多く繰り出し、相変わらずイマイチのオフェンスもなんとかターンオーバーだけは犯さなかった。主力にケガ人の少ないカウボーイズだったが、試合が始まるとケガ人が続出。RTマーク・コロンボ(腓骨骨折)、CBマイク・ジェンキンズ、Sケン・ハムリンなどが次々と倒れたこともパッカーズに有利に働いた。パッカーズ側のケガ人は、LGダリン・カレッジが足首を痛めて1シリーズだけ退いたのみ。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Jermichael Finley | TE | Knee | × | × | × | Out | 欠場 |
Mark Tauscher | OT | Knee | × | × | × | Out | 欠場 |
Aaron Kampman | LB | Concussion | × | × | × | Out | 欠場 |
Brady Poppinga | LB | Quadricep | × | × | × | Out | 欠場 |
Brandon Chillar | LB | Hand | × | × | △ | Questionable | 欠場の方向 |
Jake Allen | WR | Quadricep | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Allen Barbre | T/G | Concussion | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Korey Hall | FB | Calf | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Cullen Jenkins | DE | Ankle | △ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Derrick Martin | S | Concussion | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Jordy Nelson | WR | Knee | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Aaron Rodgers | QB | Feet | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Hip | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Dallas Cowboys Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Thur | Fri | Sat | Status |
Allen Rossum | CB | Hamstring | × | × | × | Out |
Marion Barber | RB | Thumb | ○ | ○ | ○ | Probable |
Andre Gurode | C | Ankle | × | △ | ○ | Probable |
DeMarcus Ware | LB | Foot | ○ | ○ | ○ | Probable |
Ken Hamlin | S | Groin | × | △ | ○ | Probable |
Gerald Sensabaugh | S | Thumb | ○ | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
前半8試合を終えたところでスタッツをまとめてみた。2008年・2007年・2006年のスタッツも参照のこと。現在多くのチームが8試合を消化したところだが、NYGおよびHOUの2球団は9試合を終えているので、TD数などは参考程度に。
オフェンス | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Total | 得点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumLos | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rate | サック | 3rd% | Red |
376.6 | 26.9 | 121.0 | 4.5 | 7回 | 3回 | 255.6 | 63.1% | 8.6 | 16回 | 5回 | 103.0 | 37回 | 42.2% | 51.9% |
7位 | 7位 | 10位 | 8位T | 13位 | 7位T | 9位 | 12位 | 3位 | 4位T | 3位T | 5位 | 32位 | 10位 | 17位 |
今季は不振のチームとの対戦が多く、トータルディフェンス順位ではラムズ28位、ライオンズ26位、ブラウンズ32位、バッカニアーズ29位。それらは大いに割り引く必要があり、パッカーズをどう評価したらよいものか。
トータルヤーデージ7位、得点7位、パスオフェンス9位、ターンオーバーの少なさ、といったあたりは昨年とほぼ同じ。大きく改善しているのはラン攻撃(平均4.1→4.5)。ラン守備不振のチームとの対戦が多かったこと、ランブロッキングの得意な若手OLたちの出場機会が多かったこと、RBグラントが復調し相手タックルを破れるようになったこと、などが考えられる。
さんざん既報のとおり、被サック37回はダントツのNFL最下位。パスプロテクションの崩壊は言うまでもないが、QBロジャースがQBファーヴと比べてボールを持ち過ぎる傾向は昨年からはっきりしていた。3rdダウン成功率が下がった(5位→10位)のも、レッドゾーンでのTD率が急落(6位→17位)したのも、やはり被サック数の多さが影響していそうだ。パス1回あたりのゲインは8.6yds(3位)へと大幅アップし、パスプロさえ持てば一発長打があることを示している。
インターセプトが少ないのはQBロジャースの美点の1つだが、レシーバーがフリーになるのを待ちすぎるせいでサックが増えているのも事実なので、多少は割り引く必要がある。ファンブルロストは昨季よりさらに少なく、RBグラントをはじめスキルポジションの選手たちはしっかりボールを守っている。
昨季16試合で挙げた全48タッチダウンのうち、オフェンスの挙げたものは39TD。今季8試合で25TD(NFL7位タイ)のうち、オフェンスが23TDなので、オフェンスによるTD数はかなり増えている。
ターンオーバー | 反則 | 相手反則 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||||
18 | 12 | 6 | 8 | 5 | 3 | +10 | 62回 | 509yd | 40回 | 299yd |
5位 | 4位 | 12位 | 3位T | 3位T | 7位T | 2位 | 32位 | 31位 | 7位 | 5位 |
ターンオーバーレシオは昨年に続いて大幅プラス。オフェンスの犯したターンオーバーが少なく、インターセプトを数多く奪い、(昨季不振だった)ファンブルリカバーも増えていて、4部門全てで満足できる数字となっている。ファンブルリカバーが増えたのは、ディフェンスのフロント7がアグレッシブになりラン守備が向上したことと関係があるはず。
逆に悲惨なのは反則で、回数はNFL最多、ヤーデージでも2番目に多い。アンネセサリーラフネスなど馬鹿げた反則も目立つ。2年連続でNFL最下位を争っているのだから、規律面でコーチ陣の指導力が疑問視されるのも当然だろう。逆に対戦相手はNFLで5番目に反則ヤードが少ない。
ディフェンス | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumRec | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rating | サック | 3rd% | Red |
282.9 | 21.5 | 97.1 | 3.5 | 3回 | 6回 | 185.8 | 54.0% | 6.6 | 16回 | 12回 | 75.9 | 13回 | 34.3% | 69.6% |
4位 | 16位 | 9位 | 2位T | 4位T | 12位 | 8位 | 2位 | 8位T | 28位T | 4位 | 7位 | 29位T | 4位 | 30位 |
2008年・2007年・2006年のスタッツも参照のこと。トータルディフェンスが20位から4位へとジャンプアップしたものの、オフェンスと同様に対戦相手の不振(とくにQB)が大きく、どの程度信用してよいものか。
昨季大不振だったラン守備が1回平均4.6yds(26位)から3.5yds(2位タイ)へと大幅にアップし、コーチ陣入れ替えを行った当初の目標を1つは達成できている。個人ラン成績2位のセドリック・ベンソン(CIN)、3位のスティーヴン・ジャクソン(STL)、同じく3位のエイドリアン・ピーターソン(MIN)と対戦したうえでこれだけの成績なのは評価していいだろう。
パス守備8位といっても、8戦中5戦は相手QBに恵まれた。新人が2人(DETのスタフォードとTBのフリーマン)、急きょ代役のカイル・ボラー(STL)、絶不調(レーティングNFL最下位)のデレク・アンダーソン(CLE)、そして移籍初戦で噛み合わないジェイ・カトラー(CHI)といった、人もうらやむ顔ぶれ。カーソン・パーマー(GB戦のレーティング93.3)、ブレット・ファーヴ(135.3、128.6)といった好調QBには歯が立たず、いずれも30失点以上を喫した。
立派な数字の並ぶパス成績の中で、パスTD16回(28位タイ)と、レッドゾーンでのTD率69.6%(30位)の悪さが際立っている。3&アウトで止めるシリーズが多い(3rdダウン成功率はNFL4位)のに、自陣深くに攻め込まれるとあっさりタッチダウンを許してしまう。"Bend, but Not Break"の正反対で、ヤーデージでは4位なのに失点が16位なのはそのせいだ。TDパスが多いのは、やはりパスラッシュ不振(サックは昨季よりさらに悪化して29位タイ)で、相手QBに時間を与えるからではないか。
スペシャルチーム | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kickoff | Punt | Kickoff Ret | Punt Ret | Field Goals | ||||||
Avg. | TB | Coverage | Avg. | TB | Coverage | Net | 成功率 | 回数 | ||
61.7 | 8回 | 24.8 | 43.0 | 3回 | 13.4 | 32.6 | 22.5 | 6.1 | 77.8% | 14回 |
27位 | 10位T | 26位 | 20位 | 12位T | 30位 | 32位 | 17位 | 24位 | 20位 | 5位T |
昨オフにはSTコーチを交代させたにもかかわらず、スペシャルチームはほとんどの部門で成績が悪化し、チームの足を大きく引っ張っている。スペシャルチームがもう少しまともなら、今ごろは6勝2敗か5勝3敗だったはず。
キックオフの飛距離がダウンしたのは、Kクロスビーがシーズン序盤で腹筋を痛めた影響があるかもしれない。相手リターン24.8ydsはNFL26位で、昨年よりさらに悪化。相手パントリターンでも13.4yds(30位)を許しており、カバレッジチームの不振は明らか。Pジェレミー・カピノスのパント飛距離は昨季のPデリック・フロストよりも多少マシになったとはいえ、ラインドライブのミスパントも多く、好リターンを許す原因の1つになっている。
いっぽうこちらのパントリターン、キックオフリターンはどちらもパッとせず、一発ビッグリターンの脅威がまったくない。いいリターンが出たと思うと反則で取り消し。期待されたCBウィル・ブラックモンがインジャリーリザーブ入りし、後任となるはずのWRジョーディ・ネルソンは3試合欠場中。そのせいで人材不足に陥っている。
Kメイソン・クロスビーはあまり成長が見られず、3年目の今季も成功率77.8%に留まっている。マッカーシーHCはロングFGを狙わせたがるが、今季は50yds以上を4回蹴って1回しか成功していない。40yds未満はすべて成功させているが、第3週ラムズ戦でキャリア初のPATブロックを許した。気候的にこれから悪条件のゲームが増えることも心配な材料だ。
思わぬ不振でトンプソンGMやマッカーシーHCの責任を問う声が強まるなか、そのトンプソンGMを解任できる唯一の人物であるマーク・マーフィ社長兼CEOが地元メディアのインタビューに応じ、GMを信頼する考えに変わりがないことを強調した。
そう、そう思う。私もNFLに長く関わっているから、それが可能だということはよく知っている。しかしもちろん今の成績には失望している。球団にとって毎年最大の目標は勝利だからね。しかしシーズンはまだ半分残っているのだし、評価を下すには早すぎる。我々の働きぶりについて私が評価を下すのは、シーズンが終わってからだ。
いま言ったように、それはシーズンが終わるのを待たなければならない。私はこれまで、両方の例を見てきた。絶好のスタートを切りながら途中で崩れるチーム、序盤で苦しみながら最後にはよいプレーをするチーム。むろん、我々の今の成績には失望しているし、特にタンパでの敗戦は、誰にとっても大きな失望だった。しかしここからどう立て直すか、今後を見守るしかない。
そのとおりだ。私は今でもテッドを信頼している。私はテッドと緊密に連絡を取り合いながら仕事をしているし、テッドには大きな信頼を寄せている。
それはテッドに聞いてもらわなければわからないが、私の感触を言えば、彼もマイクへの信頼は揺らいでいないものの、チームの成績には失望しているだろう。シーズンが終わったときには、我々が目標に達するために必要な変更を、我々は行うことだろう。
それはテッドとマイクが行うのだし、フットボール部門がしてくれると、私たちが期待していることだ。決してたやすいことではないし、NFLでは毎週の試合を勝っていくのはとても大変なことだが、我々なら可能だと自信を持っている。
まず、プレシーズン(の好成績)にあまりとらわれてはいけない、ということは言えるね。我々だってよく知っていたつもりだが、その点ではまだ未熟だった。ただ、残念な敗戦がいくつかあったとはいえ、我々はシーズン半ばで4勝4敗なのだし、今季成功を収めることは可能だと思っている。目標に到達するため、必要な変更はかならず行っていかなければならない。
ノー、ノー。彼らもチーム運営にたずさわっているし、あらゆるアドバイスを惜しまないが、最終的には私の決断だ。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (4-4) | 14 | 7 | 0 | 7 | 28 |
Buccaneers (1-7) | 7 | 10 | 0 | 21 | 38 |
気温28℃のレイモンド・ジェームズ・スタジアム。パッカーズは攻・守・STとも精彩を欠いた戦いぶりで前半わずか4点しかリードできず、第4Qにディフェンスが崩れて逆転負け。今季連敗中のバッカニアーズ、さらに初先発の1巡指名QBジョシュ・フリーマンに初勝利を与えてしまった。
ロングパスで簡単に先制したパッカーズだが、すぐにインターセプトから7点を失い、第2QにはパントブロックリターンTDを喰らう。敵陣から攻撃するチャンスを2回ともモノにできず、嫌な感じでハーフタイム。第4Qには新人QBフリーマンが要所でビッグプレーを決め、パッカーズは全ての歯車が狂ってしまう。いったんはQBスクランブルTDで11点差に広げるが、直後のビッグリターンからタッチダウンを許し、次のシリーズもゴール前でのギャンブルで逆転TDを許す。その後2回も攻撃機会がありながら、サックばかりで1stダウンが取れず、インターセプトTDを喰らって万事休す。
今季パスプロ不振のパッカーズは、LTクリフトン&RTタウシャーのベテランコンビがケガから復帰して先発。しかし2人ともフル出場させず、LTラング&RTバーバーも使ってローテーションだった。しかしRTタウシャーが第3Q最初にヒザを痛めて退場した後はパスプロテクションが悪化し、終わってみれば今日も6被サックの体たらく。6回全てが後半のもので、うち4回が第4Qだった。
Cジェイソン・スピッツ(腰)がインジャリーリザーブに入り、シーズンを終えることになった。今季右ガードから先発センターに移ったスピッツだが、10月15日の練習で腰を痛め、3試合欠場中。いまだ回復のメドが立たず、代役のCスコット・ウェルズが遜色ない(むしろ上回る?)働きを見せているため、思い切ってスピッツを今季いっぱい休ませることにしたのだろう。今年が大事な契約最終年だっただけに、本人にとっては気の毒。
ウェルズとスピッツの実力差はあまりないので先発組の戦力ダウンはないが、インサイド3ポジション全ての控えを兼ねられるスピッツが抜けたことは、デプス的にはやはり痛手だ。控えセンターはドラフト外ルーキーのC/Gディートリック=スミスが務めることになる。
入れ替わりにロースターに昇格したのは、10月27日にプラクティス・スクワッド契約したばかりのWRバイレン・イーリー。WRが4人しかいないのに、先日昇格したWRジェイク・アレンが木曜に太ももを負傷したため、急きょ補強せざるをえなくなったのだろう。WRイーリーは身長6フィート3(191cm)とかなりサイズのあるレシーバー。2007年のドラフト外でタイタンズに入団し、4試合に出場してキャッチ1回6yds。その後はプラクティス・スクワッドどまりで、今回が久しぶりのNFLロースター入りとなる。
不振やケガ人の目立つオフェンシブラインにあって、最も高いレベルで頑張っているのがプロ2年目のRGジョシュ・シットン。MIN相手の2試合(計14被サック)で主にDTケヴィン・ウィリアムズ(プロボウル4回)を相手にサックを許さず、QBヒットもハリーもゼロ。Journal Sentinel紙によると全7試合を通して被サックゼロ、QBヒット2回、ハリー5.5回。迫力あるランブロッキングを買われて先発昇格したRGシットンだが、パスプロテクションでこれだけやっているのは頼もしいかぎりだ。
ジョー・フィルビンOC。「非常によくやっている。先発1年目としては、『踏ん張っている』よりずっと上の内容だ。ケヴィン・ウィリアムズを無力化してくれたしね。相手ディフェンダーとQBの間に体を入れる、という大原則を彼はよく理解している。テクニック的にはまだ未熟だし、これから磨いていく必要はある。それは言うまでもない。しかし、今季は右ガードがあまり問題になっていないのはたしかだ」
昨年のドラフト時から言われていたとおり、RTマーク・タウシャー(身長体重ともほぼ同サイズ)とRGシットンはよく似ている。出遅れたり一瞬バランスを崩しても、すぐに追いついて相手を料理してしまうのがRTタウシャーのすごさだ。「僕とタウシュは似た点が多いんだ。彼は必ずしも基本に忠実でないところもあるけど、ちゃんと仕事をしてしまう。相手をブロックしてのける。大事なのはそこだからね」とRGシットンは言う。
パスプロ同様にまだ粗削りなところがあるRGシットンのランブロッキングだが、大きなミスが少ないことは評価できる。Journal Sentinel紙の調べによると、"Bad Run"(ショートヤーデージ状況を除く1yds以下のラン)が今季42回あったうち、RGシットンに責任のあったのは3.5回。過去4試合(うち2試合はMIN戦)ではわずか1回しかなかった。「我々は彼をパワー・ガイとして考えている。パッド・レベルの問題(姿勢が高い)は多少あるので、その点は改善が必要だ。なにも特別なことではない」とフィルビンOC。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Jordy Nelson | WR | Knee | × | × | × | Out | 欠場 |
Jermichael Finley | TE | Knee | × | × | × | Out | 欠場 |
Jason Spitz | C/G | Back | × | × | × | Out | 欠場 |
Brandon Chillar | LB | Hand | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Jake Allen | WR | Quadricep | ? | ? | △ | Questionable | 微妙 |
Korey Hall | FB | Calf | △ | △ | △ | Questionable | 微妙 |
T.J. Lang | G/T | Oblique | ? | ? | △ | Questionable | 微妙 |
Derrick Martin | S | Concussion | △ | × | △ | Questionable | 微妙 |
Aaron Rodgers | QB | Feet | × | × | ○ | Probable | 出場 |
Donald Driver | WR | Neck | × | × | ○ | Probable | 出場 |
Chad Clifton | OT | Ankle | ○ | ○ | △ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Hip | × | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Tampa Bay Buccaneers Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Thur | Fri | Sat | Status |
Antonio Bryant | WR | Knee | ○ | △ | × | Questionable |
Michael Clayton | WR | Wrist | ○ | ○ | ○ | Questionable |
Elbert Mack | CB | Ankle | ? | △ | × | Questionable |
Aqib Talib | CB | Ankle | △ | ○ | ○ | Probable |
Jeremy Zuttah | OG | Shoulder | △ | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Vikings (7-1) | 7 | 10 | 7 | 14 | 38 |
Packers (4-3) | 3 | 0 | 17 | 6 | 26 |
気温9℃、快晴。全米の注目が集まるランボーフィールドにはレギュラーシーズン記録の71213人の観客がつめかけている。QBブレット・ファーヴがフィールドに出るたびに繰り返しブーイング。パッカーズはWR陣が実質3人だけ(昇格間もないWRアレンが4番手)、TEフィンリーも欠いてオフェンスの武器が少ない。OL陣は先週と同じスターターで、LTクリフトンとRTタウシャーはサイドラインに控えている。ヴァイキングスの主力ではCBウィンフィールドだけが欠場。
パッカーズがやや押し気味だった第1Q半ば、自陣レッドゾーンで3rdダウンを止めた際、DEジョリーがつまらないアンネセサリーラフネスで1stダウンを与えて逆転TDを許し、モメンタムを失ってしまった。その後は好・守・STすべてでヴァイキングスが圧倒し、パッカーズはトータルわずか47yds。ターンオーバーでもらった3点のみで前半を終える。
後半に入ってパッカーズのパスオフェンスが息を吹き返し、17連続得点で4点差まで迫るが、WRハーヴィンがまたもビッグリターンを繰り出し、ヴァイキングスオフェンスは楽に点差を広げる。再び5点差に迫った第4Q半ば、パッカーズは敵陣で攻めきれずロングFGも失敗し、逆にTDドライブを許して勝負あり。後半はディフェンスが勝負どころで持ちこたえられなかった。
前回の対戦と比べてクイックめのパスを丁寧に通したQBファーヴに対し、パッカーズはブリッツを入れてもスナップ前にうまく対応され、けっきょく今回もサックなし。勝負どころの3rdダウンロングで守りきれず、4TDパスを喫した。オフェンスは前回(8被サック)よりはパスプロがマシだったが、それでも6被サック。フリーのレシーバーを見つけられないうちにカバレッジサックを浴びる場面も目立った。オフェンスはパスプロ不安、ディフェンスはプレッシャー不足、つまらない反則と、1ヶ月前と比べてあまり進歩の見られない内容だった。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Korey Hall | FB | Calf | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Jordy Nelson | WR | Knee | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Jermichael Finley | TE | Knee | × | × | × | Doubtful | 欠場濃厚 |
Jason Spitz | C/G | Back | × | × | × | Doubtful | 欠場濃厚 |
Chad Clifton | OT | Ankle | △ | △ | ○ | Questionable | 微妙 |
Derrick Martin | S | Hamstring | × | × | △ | Questionable | 微妙 |
Jarius Wynn | DE | Hamstring | △ | △ | △ | Questionable | 微妙 |
Aaron Rodgers | QB | Foot | △ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Mark Tauscher | OT | Knee | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Josh Sitton | OG | Hand | ? | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Clay Matthews | LB | Jaw | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Hip | △ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Minnesota Vikings Injury Report | ||||||
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Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status |
Antoine Winfield | CB | Foot | × | × | × | Out |
Bernard Berrian | WR | Hamstring | × | △ | △ | Questionable |
Percy Harvin | WR | Illness | ? | × | △ | Questionable |
Darius Reynaud | WR | Hamstring | △ | △ | △ | Questionable |
Jasper Brinkley | LB | Hamstring | △ | △ | △ | Questionable |
Brett Favre | QB | Hip | △ | △ | △ | Probable |
Naufahu Tahi | FB | Knee | △ | △ | ○ | Probable |
E.J. Henderson | LB | Knee | × | △ | △ | Probable |
Ben Leber | LB | Calf | △ | △ | △ | Probable |
Karl Paymah | CB | Quadriceps | △ | △ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
? | : | Not Listed |