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Notebook: 中3日のショートウィーク
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年11月25日
- マイク・マッカーシーHC。「アーロン(OLBキャンプマン)とアル(CBハリス)は、我々にとって、チームにとって、非常に大きな存在だ。どちらも100試合以上の先発経験がある。74番と31番がハドルにいないことを想像するだけで違和感を感じるだろう。しかしこれは若手選手にとって大きな挑戦でもある。彼らが頑張って、デトロイトへのショートウィークに備えなければならない」
- マッカーシーHCの就任以来、中3日の超ショートウィークは3回目。2006年第16週にヴァイキングスと、2007年には今回と同じく感謝祭ゲームでライオンズと対戦しているが、どちらも勝利を収めている。キツいスケジュールではあるが、それが終われば中10日のロングウィークが待っていて、選手たちは3日間ほどの休暇を与えられる見込みだ。「7勝4敗で 『もう1つのバイウィーク』 を迎えることを1つの目標としてきた。チームを立て直し、ケガ人が回復するよい機会でもある」とマッカーシーHC。
- これまでの中3日ゲームと同じように、コーチ陣は先週(49ers戦の準備を終えたあと)金・土を使ってライオンズ戦のゲームプランを作成。今週は火・水と練習を行うが、ノーパッドの軽いものになる、とマッカーシーHC。
- 公式サイトのデプスチャートがアップデートされ、OLBブラッド・ジョーンズとCBトラモン・ウィリアムズがそれぞれ先発に昇格している。ILBブランドン・チラーをアウトサイドで起用するアイディアについてマッカーシーHCは、「彼ならばその力はあると思うが、おそらく今いる選手たちで行くことになるだろう」
- 地元両紙による49ers戦の詳細レビューから。
- OL陣は今季のベストパフォーマンス、という声が多い。LTチャド・クリフトンはOLBハラルソンとOLBブルックスをパスプロテクションで完封し、"bad run"も1回だけだった。Cスコット・ウェルズも引き続き、(相手を圧倒するサイズや馬力はないが)巧みに相手NTを封じる効果的なブロッキングを見せている。
- パッカーズの46回のドロップバックのうち、49ersが5人以上パスラッシュさせたのはわずか9回。少人数でパスプロでき、多人数をパスコースに送り込むことができた。
- RBライアン・グラントは闇雲に頭から突っ込むのではなく、ほんの一瞬だけ遅らせて穴を見るのが上手くなってきた。アームタックルを力強く振り切る点でも好調。
- QBアーロン・ロジャースは徹底したショートパス攻撃のため、パス成功32回のうち、14yds以上長く飛んだパスは1回だけ(第1QのWRジェニングスへの37yds)。スクリメージから4yds以内のパス成功が20回。明らかなコントロールミスはわずか2回か3回。
- TEフィンリー復帰で2TEや3TE隊形が多く、TEフィンリー(54スナップ)、TEリー(53)、TEヘイヴナー(4)。TEリーはインライン(OLの真横)のラインナップが多く、パスが来たのは2回だけ(どちらも落球)。TEフィンリーはワイドにセットすることも多く、10回ターゲット(キャッチ7回)になっている。
- TEの出番が増えればフルバックの出番が減る。FBコーリー・ホールは11スナップ、新人FBクイン・ジョンソンは17スナップ。序盤はホールが多く、終盤はジョンソンが多かった。ジョンソンは先輩2人にない迫力があるが、ときおり姿勢が高すぎる。それでもLBパトリック・ウィリスを地面に転がすブロックが4回。
- 先週に続いてディフェンスはダイム隊形が多く(47スナップ中28回、59.6%)、NTピケットはわずか15スナップの出場。DEジェンキンズ(38)、DEジョリー(36)、B.J.ラジ(17)。ラジはNTよりも左右両DEとローテーションする役目が多い。おかげでジェンキンズ(足首が悪い)とジョリーをフレッシュに保ち、高いレベルでプレーさせることができる。
- そのダイムでは3-2隊形が多く、OLBクレイ・マシューズをILBバーネットの横に置き、クロスブリッツ(これまではバーネット&ホークが多かった)を仕掛けるか、マシューズをパスカバレッジに下げるプレーが目立った。第3Qの4thダウン2のパス失敗も、マシューズがクロスブリッツでプレッシャーをかけたおかげ。しかしLTバリー・シムズ相手のアウトサイドからのラッシュは不調だった。
- OLBアーロン・キャンプマンは第3Q半ばに負傷退場するまで、チーム最多の2.5回のプレッシャーを挙げていた。
- CBアル・ハリスは例によって相手のトップレシーバー(WRクラブトリー)のカバーを担当し、パスが来たのは3回、うち成功は1回(38ydsTD)だけだった。