グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年1月28日

2007年スタッツ集 オフェンス・ターンオーバー編

2007年シーズンのパッカーズのスタッツ集、今回はオフェンスとターンオーバーについて。今季前半分2006年2005年2004年 のスタッツも参照のこと。

オフェンス
Total 得点 ラン ラン(1回) ランTD FumLos パス パス% パスavg パスTD INT Rate サック 3rd% Red
370.7 27.2 99.8 4.1 13回 9回 270.9 66.3% 7.26 30回 15回 95.9 19回 42.6% 54.0%
2位 4位 21位 12位 13位T 8位T 2位 3位 3位 6位T 11位T 6位 3位T 8位 14位

昨季22位と低迷した得点力が2位へとジャンプアップ。シーズン通して好調だったパス攻撃が、不安定なラン攻撃をよく助けた。シーズン前半はNFL最下位クラスだった問題のラン攻撃も、RBグラントの台頭とともに劇的に成績を上げ、終わってみれば平均4.1yds(12位)の好成績。ラッシングTD数も13位なら上出来だろう。

しかしランによる1stダウンはわずか69回(29位)で、ランによる1stダウン獲得率は17.8%(28位)。たとえランと読まれても確実にショートヤーデージの1stダウンを取るような攻撃が、今季もなかなかできなかった。

パス攻撃はほとんどの点で申し分なし。QBファーヴのINT数は6年ぶりの少なさで、レーティングもキャリア17年間で3番目、パス成功率はキャリア最高だった。ラン不振を補うため確実なショートパスからランアフターキャッチを稼ぐ、というパターンがシーズンを通してうまく機能した。レシーバー陣のランアフターキャッチydsはNFL最多で、特にWRジェニングスの個人技は際立っていた。

一昨年27回も許した被サックが昨季は18回、今季は15回と大きく改善されてきた。4レシーバーや5レシーバー隊形を多用した今季は5メンプロテクションの場面も多かったが、その代わり3ステップなど早いタイミングで投げ、QBの判断力も冴えていたので、なかなかサックにならない。球離れが早いので、ラッシュを避けて逃げ回るシーン自体が少なかった。3rdダウン成功率がシーズン後半にアップしたのは、ラン攻撃が向上して3rdダウンロングが減ったせいか。

ターンオーバー 反則 相手反則
Takeaways Giveaways DIFF 回数 ヤード 回数 ヤード
Total Int FumRec Total Int FumLos          
28 19 9 24 15 9 +4 113回 1006yd 118回 908yd
17位T 6位T 25位T 7位T 11位T 7位T 10位T 29位 31位 32位 32位

ターンオーバーレシオは昨季の±0から+4に向上。奪ったターンオーバーは少し減ったものの、オフェンスの犯したターンオーバーが9つも減ったのが大きかった。低リスクのショートパス攻撃を採用したうえ、得点をリードされる展開じたいが少なく、QBファーヴが無理投げをする必要がなかった。

若いRB陣ながらファンブルロストが15回から9回に減ったことも大きい。RBグラントがファンブル1回ロスト1回、RBモレンシーがファンブル1回ロストゼロ、新人のRBジャクソンとRBウィンはどちらもファンブルゼロだった。

ディフェンス編で書いたように、ファンブルリカバーが少なかったのは物足りない。

シーズン前半より落ち着いたとはいえ、反則113回はNFL29位、ヤーデージでは31位。反則の半分近くをディフェンスが占めていて、パッカーズとしては1987年以来最多。特にDB陣のパス守備中の反則が極めて多く、先発両CBのアグレッシブなプレスカバレッジに加え、新先発SSビグビーの反則8回もセーフティとしては非常に多い。いっぽうオフェンスの反則は1994年以来の少なさだった。

なぜか相手チーム側の犯した反則もNFL最多で、おおいに助けられている。

カテゴリ : Football