グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年1月27日

2007年スタッツ集 ディフェンス・スペシャルチーム編

2007年シーズンのパッカーズのスタッツのまとめ。今季前半分2006年2005年2004年 のスタッツも参照のこと。なお、こうしたスタッツについては特に明記しない限りプレーオフ分は含めないのが普通。 

ディフェンス
Total 失点 ラン ラン(1回) ランTD FumRec パス パス% パスavg パスTD INT Rating サック 3rd% Red
313.3 18.2 102.9 3.9 6回 9回 210.4 55.2% 5.91 23回 19回 75.6 36回 33.0% 48.8%
11位 6位T 14位 11位 1位T 25位T 12位 2位 12位 18位T 6位 6位 13位T 3位 6位

許したヤーデージと比べて失点が少ないこと、パス成功率と3rdダウン成功率を非常に低く押さえ込んでいることなど、大幅に向上した昨季後半の成績をそのまま今季に持ち越した印象。

合計TD数29はNFL5位タイの好成績で、レッドゾーンでのTD率もNFL6位なので、まずまず勝負強かったと言えそう。オフェンスとスペシャルチームがよくなったためフィールドポジションに恵まれたこと、リードされた相手が終盤に無理をしてギャンブル失敗に終わったことも、失点の少なさに寄与しているかもしれない。

シーズン後半はDT陣にケガ人が続出したためかラン守備がややダウンしたとはいえ、8年ぶりに平均4.0以下に抑えたのは評価できる。またラッシングTDはわずか6回だけで、NFL1位だった。自陣ゴール前で頑張ってTDを許さず、FGでしのぐ場面が多かった。

パス成功率と3rdダウン成功率の低さは、昨季から続いているパッカーズディフェンスの強み。23TDは多めだが、相手QBレーティングはNFL6位の75.6に抑え、これもほぼ昨年と同じ。(一昨年はパスydsこそNFL1位だったが、QBレーティングでは26位だった)

シーズン前半はNFL7位の23サックを挙げたが後半は13サックしか挙げられなかった。寒冷地のためシーズン後半になると足場が悪くなってパスラッシュ側に不利、という傾向は毎年あるし、ケガ人のためDLのローテーションが厳しくなって疲弊したのかもしれない。

NFL6位の19インターセプトを挙げたが、INTタッチダウンは昨季の4回から1回に減っている。ファンブルリカバーは今季前半7回(10位)のあと、後半にはわずか2回しか奪うことができなかった。

スペシャルチーム
Kickoff Punt Kickoff Ret Punt Ret Field Goals
Avg. TB Coverage Avg. TB Coverage Net     成功率 回数
63.0 14回 20.9 44.4 11回 5.9 37.6 21.8 10.3 79.5% 31回
13位 8位 7位 9位 31位 4位 10位T 22位 7位 24位 2位T

不振だった昨季と比べてスペシャルチーム全体の成績が大幅アップし、チームの躍進に貢献した。キックオフ、パントともカバレッジチームの働きは文句なしで、キッカーとパンターの滞空時間の長さもそれに貢献した。有利なフィールドポジションを与えなかったことが失点の少なさにも結びついた。

NFL2年目のPジョン・ライアンは安定性が大幅に向上し、飛距離はほぼ同じながらネットが大きく伸びた。ただし、オフェンスの活躍のおかげで自陣深くからのプレッシャーのかかるパント機会がほとんどなかった。最大の汚点は暴風の@シカゴで2本パントブロックされたこと(シーズン2回もあったのは2チームのみ)。またタッチバック11回はNFLで2番目に多く、微妙なコントロールに課題が残る。ここを改善できればネットはもっと向上させられるかもしれない。

後半に入って2つタッチダウンを挙げたパントリターン成績が大幅にアップし、パッカーズとしては1996年以来11年ぶりに平均10ydsを超えた。今季パントリターンで複数TDを記録したのは3球団だけ。キックオフリターンは相変わらずパッとしない。

悪天候や低温に悩まされてKメイソン・クロスビーの成功率が8割を切ってしまい、NFL全体のFG成績が向上した今季としてはいまひとつだが、寒冷地の新人キッカーとしてはまずまず。50yds以上を3本成功させたのも立派。FG成功数は2位、PAT成功数も4位だったのは、オフェンスが敵陣レッドゾーンで攻めきれなかったことも示している。

カテゴリ : Football