パッカーズの2006年レギュラーシーズンスタッツのまとめ。今日はディフェンスとスペシャルチームの数字を紹介する。今季前半終了時 ・ 2005年 ・ 2004年 のスタッツも参照のこと。
ディフェンス | |||||||||||
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Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumRec | パス | パス% | パスTD | INT | サック | 3rd% |
320.9 | 22.9 | 114.1 | 4.1 | 12回 | 10回 | 206.8 | 55.5% | 25回 | 23回 | 46回 | 32.6% |
12位 | 25位 | 13位 | 15位 | 11位T | 22位T | 17位 | 2位 | 27位T | 3位 | 4位 | 4位 |
シーズン前半は21位(失点29位)だったディフェンスだが、3試合連続1ケタ失点など終盤に持ち直したおかげでトータル12位、失点25位で終わることができた。サックは前半からずっと好調だったが、特に後半だけで16インターセプトを記録してNFL3位にジャンプアップしたのが4連勝の原動力となった。
後半だけ見ればよくやったディフェンス陣だがシーズンを通して見ると、相手のパス成功率が低いわりにパスTDが非常に多い、つまり一発ビッグプレーを許し過ぎなのは明らかだ。シーズン中盤に崩壊していたラン守備は、第14週のDEバジャ=ビアミラ先発降格から改善された。4勝12敗の昨季は、リードした相手が後半にラン回数を多くするためにラン守備成績が悪化したが、今年はその点がマシになっただけでラン守備力としては横ばいか。
インターセプトを量産したのと対照的にファンブルリカバーは非常に少なく、計10回のうちQB以外から奪ったのは第4週イーグルス戦のRBバックホルターのみ。
スペシャルチーム | ||||||||
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Kickoff | Punt | Kickoff Ret | Punt Ret | Field Goals | ||||
Avg. | Coverage | Avg. | Coverage | Net | 成功率 | 回数 | ||
65.1 | 22.8 | 44.5 | 9.1 | 35.7 | 19.7 | 7.8 | 74.3% | 26回 |
10位 | 14位 | 9位 | 18位 | 25位 | 31位 | 25位 | 25位 | 8位T |
WRファーガソンの負傷でRBモレンシーが担当したキックオフリターンは目も当てられない出来で、非力なオフェンスを助けることがまるでできなかった。今季最長のリターンがわずか35ydsというのはNFL最下位。パントリターナーのCBウッドソンはハンドリングミスがないのは立派だが、キックオフリターンよりは見所がある、といった程度か。シーズン半分以上を肩のケガを押してプレーしていたせいもある。今年もまたリターナー補強に失敗したうえ、両ユニットともブロッキングチームの働きが悪い。
Kデイヴ・レイナーはシーズン前半は成功率80%だったが、気候が寒くなるにつれ不安定に。後半は50yds以上のトライが一度もなかったにもかかわらず、最終的に4分の3を割り込んだ。PATと30yds未満を1回ずつ失敗、30から39ydsも3回失敗したのはいただけない。実質プロ1年目ということを考えればぎりぎり合格点かもしれないが、シーズン後半の寒さや風や足場の悪さへの対応が課題となりそうだ。
NFL1年目のPジョン・ライアンは、飛距離はいいが滞空時間が不安定。ラインドライブを蹴ってしまうためにビッグリターンを許すパントが目立った。相手インサイド20に落とした回数がわずか17回(29位)、またタッチバック12回もNFLで3番目に多く、微妙なコントロールは今後の大きな課題。
カバレッジチームはまずまずよくやっている。昨年までのKロングウェルよりもKレイナーは飛距離が出るため、相手リターンを差し引いた相手攻撃開始位置が昨年と比べて平均3ydsほど後ろに下がっている。パントカバレッジは、Pライアンの滞空時間が改善されればもっとよくなるはず。