過去の記事 |
2009年 >
11月 >
Notebook: QBマイク・ライリーをPSへ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年11月21日
- QBブローム退団で空いたプラクティス・スクワッド枠に、QBマイク・ライリーと契約。ディビジョンIIのセントラル・ワシントン大から今春のドラフト外でスティーラーズに入団したが、開幕前に解雇され、これまでフリーだった。大学では4年間スターターとして活躍し、ジョン・キトナの持つ同大記録のほとんどを破っている。身長6フィート3と理想的なサイズがあり、まずまずの肩の強さと正確性がある。足も速く、コンバインでは20ydsシャトルと3コーンドリルでQB中トップタイムを記録。ドラフト前には「無名校出身のスリーパー候補」としてちょっとした話題になっていたらしい。
- パッカーズは9月半ばにQBライリーをワークアウトし、QBブローム流出の場合の最有力候補と決めていたようだ。その後はビルズ、シーホークス、セインツでワークアウトを受けたが、これまでどの球団のプラクティス・スクワッドにも入っていなかったことを考えると、過度の期待は禁物か。初練習を見た記者によると、ちょっとユニークな投げ方とのこと。(フィリップ・リヴァース的?)
- QBライリーは前日午後3時にパッカーズから連絡を受け、ワシントン州パスコの自宅に妻を残して夜8時にシアトルへと飛んだ。そこで長い待ち時間を経て、朝6時にミネアポリス、8時にアップルトンに着いた。まっすぐランボーフィールドに向かい、用具を準備して初練習に参加している。ほとんど眠らず、「アドレナリンの勢いで」とインタビューを受けている。大学では機械工学の学位を取得し、スティーラーズ解雇後は義父の経営する会社(同社のサイトでも紹介されている)で働きながら、トレーニングを続けていた。
- パッカーズはQBブライアン・ブロームに対しロースター昇格はオファーしたものの、ビルズからのオファー(契約ボーナス付きの2年契約らしい)にマッチする努力はしなかったらしい。たとえマッチしたとしても、おそらく本人はビルズでのチャンスを選んだだろう。「昨日ブライアンと話す機会があった。我々はここに残るチャンスも与えたが、ブライアンの考えを尊重したい。彼は進歩してきていた。成功を祈っている」とマッカーシーHC。
- Cスコット・ウェルズが脳震盪のためこの日の練習を休んでいる。試合で負傷したのか練習でのことなのかマッカーシーHCは詳述を避け、「本人が昨日になってメディカル・スタッフに報告してきた。我々としては慎重に進めている」
- RTアレン・バーバーはこの日の練習で足首を痛め、上記Cウェルズとともに新たにインジャリーリポートに加えられている。
- OLBブレイディ・ポピンガ(太もも)は2週間ぶりに復帰。ディフェンスでは出番がなさそうだが、スペシャルチームにとっては大きい。手を骨折しているFBジョン・クーンとILBブランドン・チラーの2人は、すでに水曜からギブスをして練習に参加している。
- この日の1stチームの右タックルは、RTマーク・タウシャーがほとんどプレー。
- 脳震盪から復帰したOLBアーロン・キャンプマン。「ここのメディカル・スタッフの素晴らしさは、『おなじ失敗するなら(無理させるより)選手を大事にしすぎる方がいい』 と徹底していることだ。無理にフィールドに出た選手の怖い話はたくさん聞いているけれど、グリーンベイでは起きない」
- ケガで休んだのは2003年以来というOLBキャンプマン。カウボーイズ戦では代役のOLBジョーンズと頻繁に話をし、ディフェンスの全プレーコールを聞いていたとのこと。「最後の2シリーズはね・・・(サックの稼ぎ時だった)。つらかったけど、いい経験になったよ。一歩離れて見て、自分がどれだけプレーを楽しんでいるかよく分かった」
- 入団時はブロッキングが苦手だったRBブランドン・ジャクソンだが、2年間で長足の進歩を遂げ、今季5試合で一度もサックを許していない。先日のカウボーイズ戦でも、LBキース・ブルッキングの中央からの4回のブリッツをシャットアウト。うち2回は、3rdダウン13でのTEリーへの17ydsパス、TEヘイヴナーへの2ydsTDパスにつながった。「僕が出るのは大事な3rdダウンだからね。これは情熱の問題だ。情熱をもってブロックしないと。QBがちゃんとボールを投げ、QBがヒットされず、1stダウンを更新する。それで僕は自分の役割を果たした、と満足できる」
- エドガー・ベネットRBコーチは、オフシーズンからRBジャクソンにつきっきりでブロッキングの強化に取り組んできた。「良くも悪くもこれが今の彼の役割だからね。もっと大きな役割をこなせるか? もちろんだ。3rdダウン以外でも彼ならやれる。エヴリダン・バックだよ。しかしこれが彼の役割だし、彼もプライドを持ってやっている」