1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (7-4) | 3 | 0 | 7 | 7 | 17 |
Falcons (9-2) | 3 | 7 | 0 | 10 | 20 |
NFC上位、4連勝同士の対決となったジョージアドーム。ランとパスのバランスの取れたファルコンズに対し、パッカーズオフェンスはランがシャットアウトされ、5WR隊形を多用して投げまくる展開に。第2Qに敵陣エンドゾーン前でファンブルロスト、直後のディフェンスで7点を失い、その後は完全にファルコンズのペース。パッカーズは第4Q末にQBロジャースの大活躍で追いついたものの、スペシャルチームの失態から終了直前に勝ち越しFGを許して万事休す。
敵陣ゴール前でのファンブルロスト、3rdダウンショートでの度重なる失敗、相手4thダウンでのパス成功をチャレンジせず、8回66ydsの反則、試合最後のスペシャルチームのカバレッジミスと反則など、パッカーズ側のミスが勝敗を分けた形となった。
控えセーフティ2人が欠場したほか、CBパット・リー(足首)、TEスペンサー・ヘイヴナー(ハムストリング)、ILBブランドン・チラー(肩)が負傷退場している。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Atari Bigby | S | Hamstring | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Anthony Smith | S | Ankle | × | × | × | Doubtful | 欠場 |
Dolanld Driver | WR | Quadricep | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Chad Clifton | OT | Knee | △ | ○ | △ | Probable | 出場 |
Scott Wells | C | Arch | △ | △ | × | Probable | 出場 |
Cullen Jenkins | DE | Calf | △ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Ryan Pickett | DE | Ankle | - | △ | ○ | Probable | 出場 |
Clay Matthews | OLB | Shin | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Toe | △ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Atlanta Falcons Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status |
Antone Smith | RB | Hamstring | × | × | × | Doubtful |
John Abraham | DE | Groin | × | △ | △ | Questionable |
Shann Schillinger | S | Head | × | △ | ○ | Questionable |
Roddy White | WR | Knee | × | △ | ○ | Probable |
Eric Weems | WR | Ankle | △ | ○ | ○ | Probable |
Corey Peters | DT | Rib | △ | ○ | ○ | Probable |
Curtis Lofton | LB | Knee | △ | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
ー | : | Not Listed |
感謝祭当日のため練習は短め。こんな日もしっかり取材をしてくれる地元記者たちに感謝。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (7-3) | 0 | 17 | 7 | 7 | 31 |
Vikings (3-7) | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
パッカーズにとってQBファーヴとの4回目、おそらく最後の対戦。メトロドームの外では冷たいみぞれが降っている。第2Q半ばまでは3-3とディフェンシブな展開だったが、WRジェニングスへのTDパスからは一方的なパッカーズペースに。調子を上げたパス攻撃が4シリーズ連続得点して第3Qで試合を決め、予想外の大勝となった。終盤はスタジアム全体から"Fire Childress !"のコール。
序盤は両軍ともディフェンスの圧力が上回っていたが、第2Q冒頭にCBウッドソンが得意のファンブルフォースを決めると、パッカーズオフェンスも調子を上げた。WRジェニングスへのTDパスのあと、2ミニッツを切ったところでCBトラモン・ウィリアムズがインターセプトを奪ったのが勝負の分かれ目。前半終了間際にWRジョーンズ、後半最初のシリーズでWRジェニングスがTDパスキャッチを決めて大量リード。その後もMINオフェンスに攻略の糸口を与えず、第4QにWRジェニングスが3TD目を決めてダメ押し。
心配されたWRドライバー(太もも)とDEピケット(足首)はどちらも出場。ヴァイキングスではWRシドニー・ライス(今季初)とWRバーナード・ベリアンが復帰し、紙の上ではベストメンバー。パッカーズは主力にケガ人が出ず、控えセーフティのSSビグビー(ハムストリング)とFSスミス(足首)が負傷退場している。
シーズン中の練習では、記者に公開されるのは最初のジョグ・スルーの部分だけなので、誰がどのような状態なのか見極めるのは難しい。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Korey Hall | FB | Back | - | △ | × | Questionable | 微妙 |
Dolanld Driver | WR | Quadricep | △ | △ | △ | Questionable | 出場の方向 |
Ryan Pickett | DE | Ankle | △ | △ | △ | Questionable | 微妙 |
Andrew Quarless | TE | Shoulder | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Chad Clifton | OT | Knee | △ | ○ | △ | Probable | 出場 |
Scott Wells | C | Arch | - | △ | △ | Probable | 出場 |
Clay Matthews | OLB | Shin | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Desmond Bishop | ILB | Hip | - | - | △ | Probable | 出場 |
Brandon Chillar | ILB | Shoulder | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Pat Lee | CB | Ankle | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Toe | △ | △ | ○ | Probable | 出場 |
Minnesota Vikings Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status |
Eric Frampton | S | Hamstring | × | × | × | Out |
Bernard Berrian | WR | Groin | × | △ | △ | Questionable |
Anthony Herrera | OG | Elbow | △ | △ | △ | Questionable |
John Sullivan | C | Calf | △ | △ | △ | Questionable |
Brett Favre | QB | Ankle/Foot | △ | △ | ○ | Probable |
Percy Harvin | WR | Ankle | △ | △ | ○ | Probable |
Asher Allen | CB | Concussion | ○ | ○ | ○ | Probable |
Chris Cook | CB | Knee | ○ | ○ | ○ | Probable |
Jamarca Sanford | S | Hamstring | ○ | ○ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
ー | : | Not Listed |
外は雪が舞っているが、この日は室内練習場でのフルパッド練習。
バイウィーク明けの初練習は、気温2℃にもかかわらず屋外でのフルパッド練習。今後2試合はドーム戦だが?という質問にマッカーシーHCは、「気の緩みを避けたかったからだ。新鮮な空気のなか、天然芝の上でプレーすることにまさるものはない。屋内練習なら(水曜以降に)たっぷり行える」と答えている。
かつてパッカーズの交渉担当を務めたアンドリュー・ブラント元副社長が、2001年夏にデヴィッド・ボウエンスをトレードしたときのエピソードを紹介している。ボウエンスはパスラッシュDEや3-4のアウトサイドOLBとして細く長く働き、33歳となった今季第7週には2INTを挙げて週間MVPに選ばれた。
デヴィッド・ボウエンスが今もNFLにいて、ある程度の契約を手に入れてブラウンズで活躍していることは、私にとって嬉しい驚きと認めざるをえない。9年前に彼がパッカーズにいたころ、彼を北ウィスコンシンじゅう追いかけ回す借金取りたちに(管理人注: 事情は不明)、私が応対しなければならなかった。彼のグリーンベイ在籍は短かったが、彼のファイルは未払いの請求書などで分厚くふくれあがっていた。よい人間だがこのような軽率な行動をなくせるのだろうか、と私は疑ったものだが、彼はそれに成功したということだろう。
◆ ◆ ◆
忘れられないのは我々がボウエンスをトレードした日のことだ。(2001年8月上旬)ドラフト指名全員との契約を終えた私がグリーンベイ北方のビーチで休暇を過ごしていると、故マーク・ヘイトリー(選手人事担当)副社長から電話がかかってきた。練習でタイトエンドが2人倒れたから、タイトエンドを補強する必要が出てきたというのだ。借金まみれのDEボウエンス(前年3.5サック)と交換でTEボビー・コリンズを獲得することで、ビルズとはすでに仮合意ができていた。あとは私が書類を整えて、リーグに提出するだけとなっていた。
私がミシガン湖岸を歩きながら携帯でトレード書類の文言を話し合っていると、電話が通じなくなった。圏外。マークが一本も立たない。
水着をびっしょり濡らしたまま、4歳のサムを連れて州立公園の中を探し回ったが、公衆電話はひとつも見当たらない。あるのは公園保護官の管理小屋だけだ。サムを引きずってとぼとぼ歩いていくと、保護官らしき人がデスクに座っている。そこにある電話を使わせてくれと私は頼んだ。
彼は物も言わずに手振りで拒否した。しかし私はひるまず、「私はグリーンベイ・パッカーズの者で、トレードをまとめようとしている。携帯が死んでしまい、トレード成立のためには電話を使わせてもらう必要があるんだ」と言った。しかし公園保護官は水着姿の我々を軽蔑のまなざしで見て、「きっとそうだろうよ。そんなら俺はFBIだ!」と言って取り合おうとしない。
にっちもさっちも行かない。時間は刻々となくなってきている。選択の余地のなくなった私はデスクに頭を下げ、公園保護官の目をまっすぐに見つめて言った。「私はパッカーズで働いている。デヴィッド・ボウエンスをバッファロー・ビルズにトレードするところなんだが、私がいま電話を使えないとトレードが成立しないんだ!」
彼は私を見て、サムを見て、もう一度私を見た。チャンスが出てきたのがわかった。彼は言った。「ウチがボウエンスをトレードだって?」
「そう。それも電話を使わせてもらえればだ!」
「なぜウチがボウエンスをトレードするんだ?」
「電話を使わせてくれれば、その後で喜んで説明するさ!」
すると彼は、ボウエンスのトレードについてぶつぶつ言いながら、古ぼけたダイヤル式の電話を私の方に押し出した。
私はパッカーズに電話し、ビルズに電話し、NFLに電話してボウエンスのトレードを成立させた。公園保護官はトレードに関われたことに満足しきった様子で、その成り行きを見つめていた。(トレードの判断には明らかに反対の様子だったが)
◆ ◆ ◆
トレードが成立したことは、翌日の新聞に掲載された。私はその記事を見せようと公園保護官の小屋に立ち寄ったが、新聞はすでにデスクの上にあって、彼は同僚や海水浴客たちに前日の出来事を話しているところだった。自分は栄えあるパッカー・ネイションの一員であり、このトレードにも関わったのだと。まったくそのとおりだった。
デヴィッド・ボウエンスはたくさんの球団を渡り歩き(DEN、GB、BUF、WAS、MIA、NYJ、CLE)、先日は記念すべき週間MVPにも選ばれた。彼が成功しているのを見るのは嬉しいことだ。公園保護官がトレードに疑問を投げかけたのは、やはり正しかったのかもしれない。
(管理人注: TEボビー・コリンズはその年4試合出場しただけでNFLを去っている)
肩を負傷中のRTマーク・タウシャーがインジャリーリザーブに入ってシーズンを終えることになった。第4週DET戦で肩を負傷して以来5試合欠場が続き、その間に新人ブライアン・ブラガが先発右タックルの座を確保。RTタウシャーは復帰してもスターターには戻れなかっただろう。今春には総額$8.7ミリオンの2年契約を結んでおり(記事へ)、今季の$1.4ミリオンから来季は$4.1ミリオンへと跳ね上がる。地元ウィスコンシン出身の人気選手だが、パッカーズでのキャリアは今季限りでは、という見方が少なくない。
RTタウシャーのIR入りで空いた枠にTEスペンサー・ヘイヴナーと再契約。TE/LB兼用で有名な彼は昨季4TDを挙げたものの、今夏は控えTE争いに敗れて予想外の解雇。ライオンズに拾われたが、ハムストリングの負傷もあって先月半ばに解雇され、ケガの回復を待ってパッカーズと再契約となった。フィンリーの戦線離脱でTE陣が戦力ダウンしていることもあるが、スペシャルチームでの期待の方が大きいかもしれない。
試合直後から報道されていたとおり、パッカーズがCBアル・ハリスを解雇した。昨季第11週に前十字靭帯、外側側副靭帯、腸脛靭帯、ハムストリングを断裂する極めて重いケガを負い、過酷なリハビリをこなして戦列復帰目前まで来ていたハリスだが、3週間の練習内容を見た結果、球団側は若手への世代交代を決断したようだ。マイク・マッカーシーHCは、「全体のデプスと将来のロースターを考えて決断した。難しい決断だったが、アルには必ず次のチャンスがあるはずだし、我々は彼の成功を祈っている」と語っている。
CBハリスはNFL経験4年以上のベテランではあるが、今季のトレード期限を過ぎているため、解雇選手は全員がウェイバーにかけられる。複数球団が入札した場合は成績下位球団が獲得し、パッカーズとの契約内容(今季の残り$1.25ミリオン・来季$2.95ミリオン)を引き継ぐことになる。まる1日経って入札がなければ無制限FAとなり、好きな球団と交渉できる。
テッド・トンプソンGMの声明は以下のとおり。「グリーンベイ・パッカーズへの貢献に対し、我々はアルに感謝したい。彼のハードワーク、献身そしてプロフェッショナリズムこそ彼の成功の重要なカギだ。在籍中、彼は球団およびコミュニティの非常に重要なメンバーだった。我々は彼の将来の成功を祈っているし、彼はいつまでもパッカー・ファミリーの一員であり続ける」
いっぽうCBアル・ハリス本人は球団側に対し不満を示している。この3週間、ニッケルバックとしての出場を期待しながら、土曜になると「取りやめ」の連続で、球団への不信を募らせていたらしい。「このチームでプレーさせるには十分な力がない、と彼らは感じたのだろう。ショッキングだった。テッドとマイクはもっと率直に話してくれるものと思っていたのに。家での勉強内容を僕に指示しておいて、別のことを計画していた。これがビジネスというものだ、ということだろう。これが現実だ。でも僕はグリーンベイで素晴らしい時を過ごした。ここでのことについて、僕が悪く言うことは何もないよ」
大変な大ケガからの復帰であるうえ、CBハリスは来月には36歳。チームではCBトラモン・ウィリアムズが一流CBに成長し、新人CBサム・シールズが3番手として予想をはるかに上回る活躍をしている。しかもCBハリスの本領はマンツーマンのプレスカバレッジであり、ゾーンカバレッジでは彼の良さが活かせない。 「トレーニングキャンプ開始時には、サム・シールズのことなどほとんど知られていなかったし、私自身もよく知らなかった。ただポテンシャルの大きさは認識していたし、これまで着実に進歩してきたと思う。ブランドン・アンダーウッドとパット・リーもまだ若手だ。非常に多くの事柄を考慮して、今回の決断を下した」とドム・ケイパースDCは説明している。
CBアル・ハリスの経歴などについては、主力選手紹介のページも参照のこと。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Cowboys (1-7) | 0 | 7 | 0 | 0 | 7 |
Packers (6-3) | 0 | 28 | 7 | 10 | 45 |
ランボーフィールドの天気は晴れ、気温6℃と今の時期にしては良いコンディション。パッカーズは第2Qにオフェンスが波に乗って3シリーズ連続TDを挙げると、相手キックオフリターンでファンブルリカバーTDを挙げて一気に点差を広げる。好調ディフェンスは後半に入ってもつけ入る隙を見せず、ターンオーバーも活かして得点を重ね、最後は控え選手たちがたっぷり出場。40得点以上は今季初めてのことだ。
最初のシリーズこそサック&ロングFG失敗と嫌な展開だったが、CBシールズのインターセプトからは一方的なペース。手駒不足ながらショートパスとロングパスを巧みに織り交ぜたオフェンスで着実にボールを進め、3シリーズ連続TD。DALキックオフリターンのファンブルはどう見ても誤審だったが、カウボーイズはタイムアウトがなくチャレンジできず。前半最後のシリーズこそ新人WRデズ・ブライアントにやられて唯一の得点を許すが、後半も攻守が安定したプレーを続け、OLBマシューズのINTリターンTDでダメ押しのダメ押し。
パッカーズではWRドライバー(太もも)とTEクウォレス(肩)が欠場したが、WR陣3人の大活躍で不在を感じさせなかった。DEライアン・ピケットが第2Qに足首を悪化させて退場。今季初出場のSSアタリ・ビグビーは点差の開いた終盤にディフェンスをプレーした。
CBアル・ハリスの「明日月曜に解雇される」というコメントが速報されている。本人が言うのだから本当だろう。
パッカーズはPUPリストのSSアタリ・ビグビー(足首)をロースターに復帰させた。火曜にDEモンゴメリーを解雇してロースター枠を空けてあったので、新たに誰かを解雇する必要はない。SSビグビーは(試合にアクティブ登録されたら)控えセーフティ兼スペシャルチーマーとしての復帰初戦になりそう。いっぽうCBアル・ハリス(ヒザ)の戦列復帰は今週もおあずけ。選手生命が危ぶまれるほどの大ケガだっただけに、慎重になるのも無理はない。
PUPリストの選手をロースター枠の例外扱いにできる期限はこの月曜日。CBパット・リーあたり(または新たなケガ人)をインジャリーリザーブに入れるか、G/Cニック・マクドナルドあたりを解雇するかしてロースター枠を空けるはず。来週はバイウィークなので、10月18日のチーム復帰から約5週間かけて復帰準備を整えることになる。
前半8試合を終えたところでスタッツのまとめ。2009年・2008年・2007年のスタッツも参照のこと。まだ7試合しか消化していない球団の方が多いので、TD数など実数については参考程度に。
オフェンス | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Total | 得点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumLos | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rate | サック | 3rd% | Red |
335.9 | 22.0 | 97.0 | 4.2 | 6回 | 4回 | 238.9 | 61.1% | 7.4 | 12回 | 9回 | 85.0 | 16回 | 35.1% | 63.6% |
16位 | 13位 | 22位 | 10位T | 10位T | 7位T | 10位 | 16位 | 7位T | 10位 | 22位 | 16位 | 18位 | 26位 | 5位 |
オフェンスではとくにパス攻撃が成績を落とし、トータルヤーデージも得点力(-6.8点)も大幅ダウンしている。インターセプトが倍増、パスTD数が減少、3rdダウン成功率の低下が著しく、レッドゾーン成功率が多少上がった(レッドゾーンに進む回数がダウンしたはず)ぐらいでは追いつかない。
大きく向上したのは被サックが減ったこと。新人OTブラガの加入によって両ベテランOTが負傷しても戦力ダウンがなく、パスプロテクションが安定した。QBロジャースの球離れが早くなったのも一因。ただTEフィンリー不在のせいかレシーバーがフリーになれず、仕方なく投げ捨てる場面が今季は多い。
ラン攻撃は意外に成績が落ちていないが、RBグラント戦線離脱によってランプレー回数そのものが減っている(昨季は27.4回でNFL15位、今季は22.9回でNFL28位)。相手にパスを警戒させた中で、ドロー等で1回あたりのヤーデージを確保している印象だ。毎試合25回ランプレーをコールしたら平均4.2ydsはキープできないだろう。
3rdダウン1および4thダウン1の成功率はNFL31位の41.7%と苦しんでいる。うちランが7回のうち3回成功、パスが5回のうち2回成功。ショートヤーデージで自信を持ってランをコールできないのが現状だ。
ターンオーバー | 反則 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||
15 | 12 | 3 | 13 | 9 | 4 | +2 | 50回 | 390yd |
10位T | 3位 | 25位T | 19位T | 22位T | 7位T | 13位T | 21位T | 18位 |
ターンオーバーレシオはここ2試合の活躍でなんとかプラスに転じたが、昨年の1位からは大幅ダウン。QBロジャースのインターセプトがすでに昨季の合計を上回り、ディフェンスの奪ったインターセプトもやや減少している。
ファンブルリカバーの減少は、つまりラン守備が悪化したということだろう。ランで容易にゲインされて後追いのタックルばかりでは、ボールを狙いにいくこともできない。
いっぽうオフェンスのファンブルロストは今季も少なく、ボールセキュリティは非常にしっかりしている。ファンブルロスト4回の内訳は、WRネルソンのキックオフリターンが2回、TEリーが1回、WRジョーンズが1回。QBロジャースはファンブル自体がゼロ(おそらく先発QBで唯一ではないか)、RBジャクソンとFBクーンもファンブル1回ずつ、ロスト0回と頑張っている。
反則では過去3年連続でNFLトップを争い、コーチ批判の一因となってきたが、今季は大幅に減少。1試合平均の反則数は6.2回でNFL17位タイ、反則ヤーデージは48.75ydsでNFL11位となっている。これまで目立っていたスペシャルチームの反則や馬鹿げたパーソナルファウルが減った。第3週CHI戦の18回152ydsが突出しているものの、それ以外は許容範囲に収まっている。
反則は第1週PHI戦が2回15yds、第2週BUF戦は6回49yds、第3週CHI戦は18回152yds、第4週DET戦は3回31yds、第5週WAS戦は9回63yds、第6週MIA戦は7回45yds、第7週MIN戦は2回20yds、第8週NYJ戦は3回15yds。
ディフェンス | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumRec | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rating | サック | 3rd% | Red |
341.1 | 17.0 | 123.6 | 4.6 | 4回 | 3回 | 217.5 | 56.6% | 6.6 | 8回 | 12回 | 68.8 | 24回 | 40.7% | 45.0% |
18位 | 4位 | 25位 | 25位T | 9位T | 25位T | 17位 | 7位 | 11位T | 4位T | 3位 | 1位 | 3位T | 22位 | 11位T |
トータルディフェンスは2位から18位に大幅ダウンしているが、逆に失点は7位(18.6点)から4位(17.0点)に向上。勝負強いパス守備でタッチダウン(4位タイ)を許さないのが失点減の最大の要因であり、5勝3敗と勝ち越せた原動力だろう。3rdダウン成功率40.7%(22位)と苦しみながらも、レッドゾーンTD率が改善され、昨季よりも「曲がっても折れない」傾向があきらか。ただ、これまではパス攻撃不調チームとの対戦が多かった面はある。
昨季1位だったインターセプトがやや減ったものの3位をキープし、サック(3位)が増えている。DEジェンキンズ4サック、NTラジ2.5サックとDL陣がサックを多く稼ぐのは、3-4のチームでは珍しいことらしい。ファンブルリカバーが少ないのは前述のとおり。
いっぽうラン守備は1位から25位へと大幅に悪化。フロント7にケガ人が続出したうえ、ラン攻撃上位チームとの対戦が多かった。さらに序盤はQBスクランブルでロングゲインを連発されて数字を悪くした。ただし向上の兆しはあるので、今後の改善に期待。
スペシャルチーム | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Kickoff | Punt | Kickoff Ret | Punt Ret | Field Goals | |||||||
Avg. | TB | Coverage | Avg. | In20 | TB | Coverage | Net | 成功率 | 回数 | ||
64.0 | 1回 | 23.9 | 43.4 | 10回 | 3回 | 14.6 | 35.6 | 20.4 | 9.1 | 75.0% | 12回 |
24位T | 29位T | 18位T | 22位 | 21位 | 15位T | 29位 | 25位 | 27位 | 19位 | 25位T | 12位T |
スペシャルチームはどん底だった昨年よりはマシになったものの、まだ多くの部門でNFLの下位にある。先発ディフェンス陣のケガ人続出でスペシャルチームにも悪影響が出ている。ただ、反則が大きく減ったため(昨日の記事参照)、フィールドポジションは昨年よりよくなっているのではないか。
パント成績では昨季最下位タイだったネット距離が多少改善。タッチバックが減り、インサイド20が増えたのはいいこと。Pティム・マステイはこのところ調子を上げてきたが、気候が悪くなるこれからが問題だろう。
カバレッジチームでは、相手パントリターンで14.6yds(29位)も許しているのがまずい。Pマステイのハングタイムが不安定で、カバレッジチームも大きなミスでビッグリターンを許した。キックオフカバレッジはまずまず。
Kクロスビーはタッチバックわずか1回というキックオフ飛距離の悪化が気になるところ。フィールドゴール成功率は昨年と同じ75%。オフェンス不振のせいか比較的長い距離のFGトライが多く、40yds未満の失敗は1回だけ。
キックオフリターンの不振は今年も人材不足によるもの。Sウィル・ブラックモンをアテにしていたが、ケガのため開幕ロースターに残せなかった。序盤に好調だったWRネルソンは、DET戦の連続ファンブルロストで自信喪失気味。いっぽうパントリターンは先発CBのトラモン・ウィリアムズを投入したこともあり、昨季より向上している。ボールセキュリティがもっとも重要だけに、キャッチングが安定しているのがいい。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status | Notes |
Dolanld Driver | WR | Quadricep | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Pat Lee | CB | Ankle | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Andrew Quarless | TE | Shoulder | × | △ | × | Questionable | 微妙 |
Mark Tauscher | OT | Shoulder | △ | △ | △ | Questionable | 微妙 |
Ryan Pickett | DE | Ankle | △ | △ | △ | Questionable | 微妙 |
Aaron Rodgers | QB | Ankle | ○ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Dimitri Nance | RB | Ankle | △ | ○ | ○ | Probable | 出場 |
Chad Clifton | OT | Hamstring/Knee | △ | ○ | △ | Probable | 出場 |
Daryn Colledge | OG | Back | △ | × | ○ | Probable | 出場 |
Cullen Jenkins | DE | Calf | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Clay Matthews | OLB | Shin | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Charles Woodson | CB | Toe | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Nick Collins | S | Knee | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Dallas Cowboys Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos | Injury | Wed | Thur | Fri | Status |
Tony Romo | QB | Shoulder | × | × | × | Out |
Montrae Holland | OG | Groin | × | × | × | Out |
Jason Hatcher | DE | Groin | × | × | × | Out |
Akwasi Owusu-Ansah | S | Ankle | × | × | × | Out |
Felix Jones | RB | Ankle | × | ○ | ○ | Probable |
Marc Colombo | OT | Back | × | △ | ○ | Probable |
Kyle Kosier | OG | Ankle | ○ | ○ | ○ | Probable |
Bradie James | LB | Knee | × | △ | ○ | Probable |
Terence Newman | CB | Ribs | × | △ | ○ | Probable |
Probable | : | Virtual certainty that player will be available for normal duty |
---|---|---|
Questionable | : | A 50-50 chance will not play |
Doubtful | : | At least 75 percent chance will not play |
Out | : | Definitely will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
ー | : | Not Listed |
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (5-3) | 3 | 0 | 0 | 6 | 9 |
Jets (5-2) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
快晴、気温13℃。強めの風が吹いている。ニュー・メドウランズ・スタジアムでの初対戦は予想外のディフェンシブマッチとなった。ジェッツはラン・パスとも安定したディフェンスでパッカーズを苦しめるが、パッカーズもラン守備で頑張りを見せる。パッカーズは3つのターンオーバーを奪って少しずつリードを広げると、最後までディフェンスが崩れずにしのぎ切り、1991年以来19年ぶりのアウェー完封勝ち。自陣に6回入られて失点しなかった勝負強いディフェンスが勝因だが、Pティム・マステイの好パント連発、ジェッツのトリックプレー失敗とWR陣の落球にも助けられた。
序盤から両軍とも1stダウンが取れず苦しむ中、ジェッツは4thダウン18でのパントチームのギャンブルが裏目に出て、パッカーズが3点先行。第2Qはジェッツが押し気味に進めるが、パッカーズは自陣で2回ターンオーバーを奪って失点を逃れる。中盤は強い風のなか両者ともFG失敗で得点を逃すが、第4Qに入ったところでCBウッドソンのインターセプトからついに3点を追加。最後はジェッツの攻撃を2シリーズとも4thダウンで止め、ダメ押しのFGが決まって勝負あり。
WRドライバーが太もものケガを悪化させて前半途中で退場。CBパット・リーは足首のケガで退場。QBロジャースは終盤にすこし足首を痛めた。DEピケット(足首)は欠場したもののDEジェンキンズ(ふくらはぎ)は出場。OLBジョーンズ(肩)がIR入りのため、ドラフト外ルーキーのOLBゾンボが先発に昇格している。