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Packers 45 - 7 Cowboys
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年11月 8日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Cowboys (1-7) |
0 |
7 |
0 |
0 |
7 |
Packers (6-3) |
0 |
28 |
7 |
10 |
45 |
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ランボーフィールドの天気は晴れ、気温6℃と今の時期にしては良いコンディション。パッカーズは第2Qにオフェンスが波に乗って3シリーズ連続TDを挙げると、相手キックオフリターンでファンブルリカバーTDを挙げて一気に点差を広げる。好調ディフェンスは後半に入ってもつけ入る隙を見せず、ターンオーバーも活かして得点を重ね、最後は控え選手たちがたっぷり出場。40得点以上は今季初めてのことだ。
最初のシリーズこそサック&ロングFG失敗と嫌な展開だったが、CBシールズのインターセプトからは一方的なペース。手駒不足ながらショートパスとロングパスを巧みに織り交ぜたオフェンスで着実にボールを進め、3シリーズ連続TD。DALキックオフリターンのファンブルはどう見ても誤審だったが、カウボーイズはタイムアウトがなくチャレンジできず。前半最後のシリーズこそ新人WRデズ・ブライアントにやられて唯一の得点を許すが、後半も攻守が安定したプレーを続け、OLBマシューズのINTリターンTDでダメ押しのダメ押し。
パッカーズではWRドライバー(太もも)とTEクウォレス(肩)が欠場したが、WR陣3人の大活躍で不在を感じさせなかった。DEライアン・ピケットが第2Qに足首を悪化させて退場。今季初出場のSSアタリ・ビグビーは点差の開いた終盤にディフェンスをプレーした。
CBアル・ハリスの「明日月曜に解雇される」というコメントが速報されている。本人が言うのだから本当だろう。
第1Q
- DAL陣31から。RBバーバーの7yds、2yds、ノーゲインで3&アウト。
- GB陣18から。RBジャクソンへの3ydsパス、5ydsラン、WRネルソンへの3ydsパスで1stダウン。QBスクランブル5yds、FBクーンの2ydsラン、WRジョーンズへの13ydsパス(ファンブルをWRネルソンがリカバー)でDAL陣へ。RBジャクソンのノーゲイン、WRジェニングスへの3ydsパスで3rdダウン7、WRジョーンズへの11ydsパスで得点圏へ。TEクラブトリーへの4ydsパスなどで3rdダウン3、サックされて12ydsロス。54ydsFGはブロックされてしまう。
- 反則でDAL陣18から。TEウィッテンへの3ydsパス、スクリーンは2ydsロスで3rdダウン9、TEウィッテンへのショートパスが11ydsゲインして1stダウン。WRデズ・ブライアントへの5ydsパスのあと、WRオースティンへの長いパスをCBシールズがインターセプト。
- GB陣37から。DALホールディング、RBジャクソンの3yds、7ydsラン、FBクーンの4ydsラン、ロングパス失敗で3rdダウン6、QBスクランブル27ydsでレッドゾーンへ。
第2Q
- WRジョーンズへの6ydsパスで3rdダウン2、RBジャクソンへのパスが9ydsのタッチダウンに。
- DAL陣32から。RBフェリックス・ジョーンズの1ydsラン、サック(OLBマシューズ)、WRオースティンへのクイックスクリーンは10yds止まり。
- GB陣20から。WRジェニングスへの10ydsパス、FBクーンの1ydsラン、QBスクランブル12yds、RBジャクソンの2ydsラン、WRジョーンズへの22ydsパス、31ydsパスで一気にゴール前2ydsへ。RBジャクソンが2ydsTDラン成功。
- 好リターンでDAL陣38から。ロングパス失敗、WRブライアントへの9ydsパスで3rdダウン1、RBバーバーへのランをOLBマシューズが3ydsのロスタックル。
- GB陣7から。WRネルソンへの6ydsパス、RBジャクソンに対するフェイスマスク、RBジャクソンへのショベルパス8yds、WRネルソンへのパス失敗、FBクーンの17ydsランでハーフラインへ。FBクーンへの4ydsラン、2ydsランで3rdダウン4、WRジェニングスへの33ydsパスでゴール前10ydsへ。RBジャクソンの2ydsラン(DALタイムアウト#3)のあと、WRジェニングスに8ydsTDパス成功。
- キックオフリターナーがファンブルし、FSコリンズがリカバーしてそのままタッチダウン。
- 残り2分04秒、キックオフがアウトオブバウンズでDAL陣40から。3rdダウン6からWRブライアントへの13ydsパス、41ydsパスで一気にゴール前2ydsへ。パス失敗2回で3rdダウン、またもWRブライアントに2ydsTDパス成功。
- ニーダウンで前半終了。
第3Q
- CBシールズの好リターンでGB陣43から。パス失敗とロスタックルで3rdダウン12、FBクーンへのパスは8ydsどまり。
- DAL陣11から。WRブライアントへのクイックパスはノーゲイン、パス失敗で3rdダウン10、サック(CBウッドソン)でパント。。
- GB陣37から。WRジェニングスへの8ydsパス、RBジャクソンの2ydsラン、WRジョーンズへの14ydsパスでGB陣へ。WRスウェインへの2ydsパス、WRネルソンへの27ydsパスでゴール前10ydsへ。パス失敗2回で3rdダウン、WRジョーンズへのクイックスクリーンが10ydsTDに。
- DAL陣35から。アンネセサリーラフネス(FSコリンズ)、RBジョーンズ落球、サック(ILBビショップ)で3rdダウン15、クイックスクリーンをOLBマシューズがティップしてパス失敗。
- GB陣12から。WRネルソンへの6ydsパス、RBジャクソンへの6ydsパスで1stダウン。WRジェニングスへの5ydsパス、FBクーンの4ydsラン、FBクーンの2ydsラン、WRジョーンズへの16ydsパスでDAL陣へ。RBジャクソンの14ydsラン、3ydsラン、FBクーンの2ydsラン、DAL12メン反則でさらに1stダウン。FBクーンの2yds、5ydsランで最終Qへ。
第4Q
- WRジェニングスへの13ydsパスでゴール前5ydsへ。フォルススタートなどで3rdダウン8、WRジョーンズ落球でTDならず。26ydsFG成功で31点差に。
- DAL陣23から。RBジョーンズの7ydsラン、8ydsラン、2ydsラン、TEウィッテンへの30ydsパスで一気にGB陣30へ。ILBホークがディフレクトしたパスをOLBマシューズがキャッチ、62yds走ってタッチダウン。
- DAL陣33から。WRブライアントへのパスは2ydsロス、RBバーバーの1ydsロスで3rdダウン13、RBバーバーのドローは9yds止まり。
- GB陣23から。QBマット・フリン登場。RBジャクソンの2yds、3ydsラン、ロングパス失敗でパント。。
- リターナーのWRブライアントがキャッチミスし、CBジャレット・ブッシュがリカバー。
- DAL陣17から。RBナンスの1yds、1yds、5ydsランで4thダウン3、ギャンブルもランが止まって失敗。
- DAL陣12から。3rdダウン6からWRオースティンへの6ydsパスで1stダウン。WRブライアントへの15ydsパス、TEベネットへの14ydsパスでGB陣に入って2ミニッツ。WRサム・ハードへの11ydsパス、RBチョイスの4ydsラン、TEベネットへの7ydsパスでGB陣22へ。最後はDEウィルソンのサックで試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは27/34、289yds、3TD、0INTでレーティング131.5と今季最高の内容。第4Q残り13分までプレーして退いた。
- ポケットでの動きとパスラッシュの感知が素晴らしく、判断ミスがほとんどない素晴らしい出来。
- 先週痛めた足首が万全でないながらも、効果的なスクランブル(5回41yds)がロングドライブにつながった。
- 被サックは最初のシリーズの1回のみ。左右両サイドからのセーフティブリッツであっという間に潰された。
- QBマット・フリンは1回だけ投げて失敗。
- チームラッシングは35回138yds(平均3.9)、1TD。
QBスクランブルを除くと30回97yds(平均3.2)。
ゲインできなくてもしつこくランをコールし、パス攻撃の成功につなげた。
- 先発RBブランドン・ジャクソンは13回42yds(平均3.2)、1TD。レシービングでも4回26yds、1TDの活躍。
- FBジョン・クーンはキャリア最多の13回50yds(平均3.8)。ぽっかり穴が開いて17yds走るプレーも。レシービングは2回12yds。
- QBの後ろになんとFBを3人並べる一種のTフォーメーション(中央のFBクーンがキャリー)が2回ほどあった。「70年前のフォーメーション」とNBCの放送席を喜ばせている。
- RBディミトリ・ナンスは終盤にボールキャリーのチャンスをもらったが、4回5ydsと振るわなかった。
- WR/TE陣は以下のとおり。WR3人が素晴らしい働きでWRドライバーの穴を埋めた。TEに投げたのはわずか2回。
- WRグレッグ・ジェニングスは7回80yds。ターゲット7回全てキャッチする質の高さだった。競り合いながらの33ydsキャッチが見事で、それ以外は早いタイミングのショートパス主体。
- WRジェームズ・ジョーンズは8回123yds、1TDと見事な働き。ランアフターキャッチでも力強い突破を見せた。第4Q最初の敵陣ゴール前でのスラントをキャッチできていれば、ターゲット9回すべてキャッチ成功だったが。
- WRジョーディ・ネルソンは4回42yds。
- WRブレット・スウェインは1回2ydsのみ。
- TEクウォレスは欠場。TEトム・クラブトリーが1回4yds。TEドナルド・リーは一度もパスターゲットにならず。
- 今回もRTタウシャーが欠場で先発OL陣はLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。
- パスプロテクションは比較的安定し、被サックは1回12ydsのみ。サックは両アウトサイドからのセーフティブリッツによるもので、右サイドはRTブラガが、左サイドはRBジャクソンが対応すべきだった。
- OLBデマーカス・ウェア(左右両方でプレー)、OLBアンソニー・スペンサーの強力OLBコンビをサックゼロ、ホールディングなしと抑え込んだのが勝因の1つ。また、QBロジャースの巧みな動きでプレッシャーをかわすプレーも多かった。
- トータルオフェンスはパッカーズ415yds、カウボーイズ205ydsと圧勝。プレー数は71回対48回。
- タイムオブポゼッションもパッカーズが37分56秒。第3Qまでは32分02秒対12分58秒だった。
- フィールドポジション争いはパッカーズが自陣31yds、カウボーイズが自陣28yds。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが10/15の67%と驚異的な好成績で、これが最大の勝因といえる。カウボーイズは4/10の40%。
- オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。WRジョーンズが序盤にファンブルするが、WRネルソンが押さえて事なきを得た。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは4つ。
- 第1QにはCBサム・シールズがインターセプト。WRマイルズ・オースティンへの30ydsほどのパスだったが、タイトにカバーして振り向いた瞬間にパスが来てしっかりキャッチ。
- 第2Q末には相手キックオフリターンでCBブッシュがファンブルフォース、FSコリンズがリカバーしてそのままタッチダウン。映像では先にダウンしたように見えるが、DALはタイムアウトを使い切っていたためにチャンレンジできず。(2ミニッツ直前のためオフィシャルレビューもなし)
- 第4QにはOLBマシューズがインターセプト。ブリッツに入ったILBホークがパスを叩き落とし、目の前にいたOLBマシューズがキャッチ。ハムストリングが悪いながらもエンドゾーンまで62yds爆走した。
- 同じく第4Qには相手パントリターナーのWRデズ・ブライアントが目測を誤ったのかキャッチミス。サイドライン際ぎりぎりでCBブッシュがリカバー。
- 第3QにはCBウッドソンとILBビショップがそれぞれサックしてファンブルフォースしたが、リカバーできず。
- ディフェンス陣のラインナップ変更は以下のとおり。
- 先週欠場したDEライアン・ピケット(足首)が復帰したが、第2Qに悪化させて退場。
- 前日にロースター復帰したSSアタリ・ビグビーが今季初出場。先発はSSチャーリー・ペプラーのままだったが、終盤に点差が開いてからはSSビグビーにプレーさせた。
- SSビグビーの他にも、終盤は控え選手たちが数多く出場した。
- パス守備はQBジョン・キトナを19/30、183yds、1TD、2INTのレーティング63.6。
- パッカーズ守備のサックは4回17yds。OLBマシューズ(今季10.5サック)、CBウッドソン(今季初)、ILBビショップ(2)、DEウィルソン(NFL初)。点差が開いてからもブリッツが多めだった印象。
- 第2Q末にCBシールズがWRデズ・ブライアントに立て続けに高さ負けしてTDを許した他は、カバレッジは安定していた。WRマイルズ・オースティンは2回16yds、WRロイ・ウィリアムズは1回6ydsとほぼ完封。
- パスラッシュを恐れてかクイックスクリーンなどショートパスが多かったが、ほとんどはすぐに倒すことができた。
- ラン守備は14回39yds(平均2.8、最長9yds)と今季最高の出来。
- 先発RBマリオン・バーバーは6回14yds。RBフェリックス・ジョーンズは6回14yds。RBタシャード・チョイスは3回9yds。
- 前半に6回5ydsとシャットアウトしたのが大きな勝因となった。
- 反則はわずか2回20yds(前半はゼロ)と今回も申し分なし。FSコリンズのヘルメットtoヘルメットは今の基準では明らかに反則だが、ちょうど彼の頭の高さにWRウィリアムズの頭が来てしまった感じ。RGシットンはフォルススタート。
- カウボーイズの反則は5回40ydsと比較的少なめ。
- キックオフリターン機会は1回だけで、CBサム・シールズ(NFL初)が49ydsの好リターンを見せた。エンドゾーン奥6ydsなので本来ならタッチバックにすべきところかもしれない。
- パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズが5回平均4.4ydsと今ひとつ。相手パンターのマット・マクブライアーが平均52.8yds、ネット45.8ydsと素晴らしかった。
- Pティム・マステイのパントは2回平均49.5yds、ネット平均47.5ydsと今回もよかった。44ydsのリターン4yds、55ydsのファンブル。オフェンス好調のため前半は出番なし。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは1/2。第1Qには54ydsFGトライがブロックされた。映像では弾道が低かったようにも見える。第4Qに26ydsを成功。
- カバレッジチームはキックオフカバレッジでやや苦しみ、新人CBブライアン・マッキャンに5回平均27.8を許したが、最長34ydsと一発ロングはなかった。パントカバレッジは難敵WRデズ・ブライアントを2回平均2.0yds(うち1回ファンブルリカバー)に抑えることができた。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第2Q半ばにDEライアン・ピケットが右足首を痛めて退場。X線検査で骨には異状がなかったが、捻挫を悪化させた。
- WRブレット・スウェインが第4Qに退場。点滴を受けたとのことなので、脚がつったのだろう。
- アクティブ登録から外れたのは、WRドライバー(太もも)、RTタウシャー(肩)、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド、DEウィン、OLBフランソワ、CBパット・リー(足首)。
- 11日がベテランズ・デーということで、今回は"Military appreciation night"。かつて出征したNFL選手に関する展示や、さまざまなイベントがあった。ハーフタイムにも顕彰のセレモニーが行われた。