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Notebook: OLBマシューズが週間MVP
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年11月12日
- CBアル・ハリスはドルフィンズと契約し、パッカーズファンを安心させている。その他にMIN、DET、HOUが興味を示していた。
- CBトラモン・ウィリアムズは今季タッチダウンを一度も許さず、20yds以上のパスを許したのがわずか1回、反則も1回。昨季はNFLで2番目に多い反則6回124yds(BAL戦で3回106yds)を犯していた。
- OLBクレイ・マシューズがNFCディフェンス部門の週間MVPに選出された。第2週に続いて今季2回目、通算3回目の受賞。パッカーズのディフェンス選手で同賞を通算3回以上受賞したのは、故DEレジー・ホワイトとCBチャールズ・ウッドソンだけ。父クレイJr.も同賞を2回受賞しており、親子受賞は他に1組もいない。
- 今回のカウボーイズ戦ではOLBマシューズがマイクを着けていた。ビデオ映像はこちら。試合中のベンチの様子が面白い。
- 地元各紙のカウボーイズ戦レビューから。
- WR陣の出場スナップ数はネルソン(66)、ジェニングス(59)、ジョーンズ(44)の順。WRジェニングスが最多ではないのは大差がついたからだろう。
- スターター発表はWRジョーンズでなくWRネルソンの方だった(最初のスナップが3WR隊形なので記録上はWR3人)。この日大きな数字を稼いだのはWRジョーンズだったが、WRネルソンは3rdダウンでの勝負強いプレーで存在感を増してきている。
- TEクウォレスを欠いたTE陣の出場スナップ数はクラブトリー(37)、ドナルド・リー(28)の順。
- 相手OLBデマーカス・ウェアは対LTクリフトンが24スナップ、対RTブラガが12スナップ。LTクリフトンは非常にクイックなフットワークでOLBウェアをわずかQBハリー2回に抑え、とくに彼の得意なインサイド・ムーヴをしっかり抑え込んだ。
- RGシットンはパスプロでミスがなく、ランブロッキングでも非常にパワフル。相手DTを隣のCウェルズに受け渡してLBを捕まえに行けていた。
- ブリッツ警戒のため、7メンや8メンのいわゆるマックス・プロテクションが今季最多の15回に及んだ。当然レシーバーが少なくなるが、今回はWR陣がやすやすとフリーになれたのが勝因。
- カウボーイズは5人以上のパスラッシュが40%、6人以上が12.5%。QBロジャースは的確に反応して相手守備をズタズタにした。
- 後半最初のシリーズの2ndダウン10、QBロジャースはランプレーの左右サイドを間違えて2ydsロスに。こんなポカは入団以来初めてかもしれない。
- パッカーズディフェンスはベースの3-4隊形がわずか6回だけ(すべて前半)。残りはすべてニッケル隊形(2DL-5DB)だった。
- ドム・ケイパースDCが5人以上のパスラッシュを送り込んだのは42.9%で今季最高。DBによるプレッシャーが15回もあり、こちらも最多タイ。
- ILBホークとCBウッドソンが同時にブリッツしたのが3回あり(どちらもGBから見て左サイドから)、どれもプレッシャーに成功した。最初はCBウッドソンのサック、2回目はOLBマシューズがパスをブレークアップ、3回目はILBホークがディフレクトしてOLBマシューズがインターセプト。
- CBウッドソンはベース隊形でアウトサイドのレシーバーを守っているときは目立たないが、ニッケル隊形などでスロット(ブリッツやラン守備に参加しやすい)に入ると見違える活躍をする。試合最初の3rdダウン1、彼のランブリッツ成功が序盤の流れを決めた。その他にもサック1回、プレッシャー5回とブリッツが多かった。
- 第2Q末、CBトラモン・ウィリアムズはエンドゾーンでWRロイ・ウィリアムズのインサイド・ルートを完璧に読んで先回りしたが、ボールが手の間をすり抜けてインターセプトならず。
- 昨年CBハリスが負傷して以来何人もの選手がニッケルバックをプレーしてきたが、CBサム・シールズはその誰よりもよいプレーをしている。WRデズ・ブライアントに41ydsパスを許したのは彼のミスもあるが、FSコリンズの遅れの方が責任が大きい。
- 今季初出場のSSアタリ・ビグビーは26スナップに出場したが、可もなし不可もなしといったところで、先発SSペプラーを脅かすには至らない。スペシャルチームでのプレー内容はよくなかった。
- ランで許した1stダウンはわずか1回だけで、パッカーズにとって2004年第6週DET戦以来6年ぶりの快挙。過去20年ではプレーオフを含めて15回ある。ランで一度も1stダウンを許さなかったのは球団史上4回あり、1933年第3週NYG戦(ミルウォーキーでの初開催)、1962年第9週PHI戦、1972年第12週DET戦、1994年第14週CHI戦に記録している。
- 第2Q末の相手キックオフリターンでのファンブルリカバーTDは、パッカーズのスペシャルチームが今季初めて奪ったターンオーバーだった。
- シーズン半分が終了したことで、今週はさまざまなサイトが今季前半のMVPなど各賞やオールプロを私的に選んでいる。