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Packers - Cowboys Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年11月 9日
- マイク・マッカーシーHC。「オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームの3つのフェーズが同時によいプレーをする、完全なフットボールゲーム。今夜はそれが達成できた。2ターンオーバーを奪ったスペシャルチームにはとても満足しているし、ディフェンスは相手に群がってタッチダウンを許さない。オフェンスもリズムをつかむことができた。今日のラン・パス比率はとてもよかったと思う。これこそバイウィークを迎えるにふさわしい内容だ」
- チームの現状についてマッカーシーHC。「よい方向に向かっていると思う。チームのキャラクター、練習熱心さには非常に感心させられる。毎週月曜には2ページにおよぶメディカル・レポートが私の手元に来るというのに、違った選手たちが頑張って穴を埋めてくれるんだからね。我々は向上している。それが大事なことだ。11月と12月に最高のフットボールができなければならないが、我々は正しい方向に向かっている。今後の土台になる勝利であり、バイウィーク明けのミネソタ戦に向けて、コーチングスタッフは休息を、選手たちは健康を取り戻すことが重要だ」
- OLBクレイ・マシューズ。「あまり調子のよくないチームを迎え、ウチのやるべきことができた気がする。先週の調子をそのままに、やるべき仕事がしっかりできた。もっと接戦になるものと思っていた。7点を許したけど、こちらはよいプレーをしたと思う。スペシャルチームはビッグプレーをした。オフェンスもよく点を取った。そして僕らディフェンスもターンオーバーを生み出し、やりたい放題やった。パーフェクトなゲームに近かったと思う。今季はこういうゲームを目指して苦労してきたけど、できるときにはできるものだ」
- QBアーロン・ロジャース。「心構えという点で、ロッカールームには自信が満ち溢れている。オーバータイム連敗で3-3となり、(自分たちの力について)多少の疑いが忍び寄っていた。今後の10ゲームはどうなってしまうのか、とね。僕らはここからの3試合を踏ん張らなければと自覚していて、その通りにできた。ディフェンスは2ゲーム連続でよいプレーをし、オフェンスもようやくちゃんとした仕事ができた」
- オフェンスについてQBロジャース。「序盤から波に乗ることができた。今季はこんなゲームができていなかったけど、今日は自分の力が出せたと思う。マイク(マッカーシーHC)は(ショートパス中心の)確率の高いプレーをコールしてくれて、僕は序盤からリズムがつかめた。何度か効果的なスクランブルができたし。相手はマン・カバレッジが多いから、何度かポケットから出て、良いランを出すことができた」
- ジョー・フィルビンOC。「単純すぎると思われるかもしれないが、先週オフェンスの連中にこう言ったんだ。 『いいか、1stダウンを取ろう。もっとチェーンを動かすんだ。まずは一歩ずつだ』 とね。今回だって 『オフェンスで31点取る』 なんてテーマを持って臨んだわけじゃない。ただ、『我々はもっとよいプレーができる実力がある。まずいくつか1stダウンを取ろう、点が取れるところまで進めよう』 という考えだった」
- WRジェームズ・ジョーンズは8回123yds・1TDの大活躍で、見事にWRドライバーの穴を埋めた。「ジェームズはチャンスが必要なだけで、機会さえあればいいプレーを決めてくれる。今回はいいルートを走ったし、僕らの呼吸が合っていたのがよかった。ここ数試合はルートのデプスやルートの変化について、僕らの呼吸がいまひとつ合っていなかった。相手をどう攻めるかずいぶん話し合ったし、やりたい攻撃ができた。ジェームズはその重要な一部だった」とQBロジャース。
- おそらくオフェンス最高のプレーはWRジェニングスへの33ydsパス。第2Q残り3分10秒でDAL陣43での3rdダウン3、左サイドライン際で"ゴー"ルートを走ったWRジェニングスに、CBマイケル・ジェンキンズがマッチアップし、QBロジャースから浮かせたパスが飛んできた。CBジェンキンズはタイトについていたが、WRジェニングスはボールが来る寸前まで手を出さず、CBの反応は間に合わなかった。
- TE陣で最も優れたレシーバーであるTEクウォレスが欠場のため、WRスウェインを含めた4WRセットがいつもより多かった。
- OLBマシューズは1サック、2QBヒット、1INT(リターンTD)、ロスタックル2回、パスディフェンド2回と獅子奮迅の働き。試合が終わって引き上げるときには、スタンドから"MVP! MVP!"の合唱が起きた。「現時点では彼こそディフェンスMVPだろう。サックだけじゃなく、激しいタックル、インターセプト。パスラッシュだけじゃなく、何でもできるフレキシビリティを示している。野獣だね。モンスターだ」とILBデズモンド・ビショップ。
- パッカーズは過去10クォーターでわずか14失点。今回カウボーイズ最初の4ポゼッションは、3&アウト、3&アウト、インターセプト、3&アウト。そうしているうちにこちらのオフェンスが21点を挙げてしまい、次のキックオフリターンでファンブルリカバーTDを決めて28点目。
- 新人CBサム・シールズはNFL初インターセプトを記録。「ちょうど振り向いたところへボールが来ただけ。ほんといい気分だよ。カウボーイズ相手のプライムタイム・ゲームだからね。ビッグプレーのチャンスをものにすることができた」
- CBシールズのインターセプトをケイパースDCが絶賛。「むこうは長いパスで新人コーナーを攻める気だった。そして彼は回答を出した。大変なビッグプレーでね。テープで分析する場合、あそこを狙うだろうと誰もが思うところなんだよ。(背走する)コーナーがボールに対してプレーできるとはふつう思わず、最悪でもインコンプリート止まりと思うところだ。しかし彼がレシーバーと同じぐらいチャンスがあるとわかれば、(今後は)相手も二の足を踏むことになる」
- CBシールズは初キックオフリターンで49ydsのビッグリターン。「僕らが先週ずっと取り組んできたことなんだ。僕は自分のできることをやろうとしただけ。ただ最後はキッカーだったのに、振り切ることができなかった」
- PUPリストから復帰のSSアタリ・ビグビーはキックオフカバレッジチームでプレーしたほか、第2Qに1シリーズ、第4Qの第2シリーズ以降はディフェンスでプレーし、2タックルを決めた。
- オフェンスは3FBによるTフォーメーションというイカレた隊形を2回ほど使ったが、ディフェンスでもDEピケット(340ポンド)、NTラジ(337ポンド)、NTグリーン(公称355ポンド)を3人並べる巨大なディフェンシブラインを数回使った。
- スペシャルチーム唯一の大きなミスは、第2Q最後にKメイソン・クロスビーがキックオフをアウトオブバウンズにしたことか。この日のカウボーイズとしては最もよいフィールドポジションで、唯一のTDドライブとなった。
- パッカーズオフェンスは2試合連続でターンオーバーゼロを達成。マッカーシーHC就任以来、2試合連続は5回目のこと。
- 今季パッカーズはターンオーバーで13回ボールを失っているが、そこからの失点をわずか18点(TDゼロ・FG6回)に抑えている。パッカーズは過去75年、9試合目まででターンオーバーからタッチダウンを許したゲームが必ず1回はあった。9試合目で18失点は、1964年(13失点)以来最少。
- 第2Qの28得点は、パッカーズが1つのクォーターに挙げたものとしては1992年12月20日ラムズ戦以来の高得点。
- バイウィークを迎えた選手たちは、来週月曜の初練習まで1週間の休養を与えられた。普通は週の前半に軽く練習してから、日曜まで4~5連休にすることが多い。Cスコット・ウェルズによると、コーチとの約束で、ジェッツに勝ったらこの火曜を休みに、カウボーイズに勝ったら月曜を休みにする取り決めだったとのこと。