過去の記事 |
2010年 >
11月 >
Packers 17 - 20 Falcons
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年11月29日
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (7-4) |
3 |
0 |
7 |
7 |
17 |
Falcons (9-2) |
3 |
7 |
0 |
10 |
20 |
ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ
NFC上位、4連勝同士の対決となったジョージアドーム。ランとパスのバランスの取れたファルコンズに対し、パッカーズオフェンスはランがシャットアウトされ、5WR隊形を多用して投げまくる展開に。第2Qに敵陣エンドゾーン前でファンブルロスト、直後のディフェンスで7点を失い、その後は完全にファルコンズのペース。パッカーズは第4Q末にQBロジャースの大活躍で追いついたものの、スペシャルチームの失態から終了直前に勝ち越しFGを許して万事休す。
敵陣ゴール前でのファンブルロスト、3rdダウンショートでの度重なる失敗、相手4thダウンでのパス成功をチャレンジせず、8回66ydsの反則、試合最後のスペシャルチームのカバレッジミスと反則など、パッカーズ側のミスが勝敗を分けた形となった。
控えセーフティ2人が欠場したほか、CBパット・リー(足首)、TEスペンサー・ヘイヴナー(ハムストリング)、ILBブランドン・チラー(肩)が負傷退場している。
第1Q
- ATL陣25から。3rdダウン7からRBスネリングへの12ydsパス、RBマイケル・ターナーの14ydsラン、WRロディ・ホワイトへの14ydsパス、GBホールディングでFG圏内へ。RBターナーのラン2回とATLアンネセサリーラフネスで3rdダウン20、WRジェンキンズに15ydsパスで1stダウンならず。38ydsFG成功。
- GB陣11から。QBスクランブル6yds、RBジャクソンの1ydsランで3rdダウン3、QBスクランブルはわずかに足りず3&アウト。
- ATL陣32から。RBターナーの6yds、2ydsラン、サック(OLBゾンボ)で3&アウト。
- GB陣15から。WRジェニングスのランアフターキャッチで30ydsゲイン、ランの際のATLフェイスマスクでATL陣に入り、WRドライバーへの17ydsパス、QBスクランブル11ydsでレッドゾーンへ。RBジャクソンの4ydsラン、QBスクランブル5ydsで3rdダウン1、RBナンスのランが止められ、22ydsFG成功で同点。
第2Q
- ATL陣28から。RBターナーのラン2回で3rdダウン3、ロングパス失敗で3&アウト。
- GB陣15から。WRスウェインへの31ydsパスとATLアンネセサリーラフネスで一気にATL陣へ。WRネルソンへの6ydsパス、WRジョーンズへの9ydsパス、5ydsパス、WRネルソンへの5ydsパスでレッドゾーンへ。WRジョーンズへの8ydsパス、4ydsパスでゴール前2ydsへ。パス失敗とQBスニーク1ydsのあと、スニークのQBロジャースがファンブルロスト。タッチバックに。
- ATL陣20から。TEピールへの14ydsパス、TEゴンザレスへの5ydsパス、WRジェンキンズへの6ydsパス、RBターナーの6ydsラン、6ydsランでGB陣へ。サック9yds(DEジェンキンズ)、パス失敗、FBムヘリへの17ydsパスで4thダウン3、TEゴンザレスへの6ydsパスでギャンブル成功。RBターナーの4ydsランで2ミニッツ。TEゴンザレスへの21ydsパスでゴール前5ydsに迫り、RBターナーのラン2回で3rdダウン3、TEゴンザレスに3ydsTDパス成功。
- 残り08秒、ニーダウンで前半終了。
第3Q
- GB陣32から。WRスウェインへの9ydsパス、RBジャクソンの6ydsロス、TEクウォレスへの5ydsパスで1stダウンならず。
- ATL陣25から。RBターナーの15ydsラン、4ydsラン、2ydsロスで3rdダウン8、RBスネリングへのパスは3yds止まり。
- GB陣20から。WRジェニングスへの9ydsパス、RBジャクソンのノーゲインで3rdダウン1、フリーフリッカーでWRジェニングスに34ydsパス成功(ファンブルもGBリカバー)。QBスクランブル9yds、パス失敗で3rdダウン1、WRネルソンへの28ydsパスでゴール前1ydsへ。ロジャースのQBドローでタッチダウン。
- ATL陣20から。反則などで3rdダウン9、RBスネリングへの10ydsパスで1stダウン。RBターナーのラン1yds、WRホワイトへの3ydsパス、12ydsパス、TEゴンザレスへの15ydsパスでGB陣へ。RBターナーの26ydsランでゴール前12ydsへ。RBターナーの5ydsラン、RBスネリングの6ydsランでゴール前1ydsへ。ランが2回止まって最終Qへ。
第4Q
- TEゴンザレスへのパスはエンドゾーンに届かず、4thダウンインチズ。RBターナーの1ydsTDラン成功。
- GB反則でGB陣7から。WRネルソンへの12ydsパス、QBスクランブル10yds、QBスクランブルがノーゲイン、FBクーンへの9ydsスクリーンパス、RBジャクソンの12ydsランでハーフラインへ。RBジャクソンの4ydsラン、WRジェニングスへの5ydパス、ロングパス失敗で4thダウン1、WRドライバーへのパスは通らずギャンブル失敗。
- ATL陣41から。RBターナーの3ydsラン、WRホワイトへの11ydsパスで1stダウン。RBターナーへの4ydsパス、2ydsランで3rdダウン4、RBジョンソンへのパスは1ydsどまりでパント。
- GB陣10から。RBジャクソンの5ydsラン、TEクウォレスへの11ydsパス、19ydsパス、RBジャクソンの8ydsラン、QBスクランブル7yds、WRジェニングスへの15ydsパスでFG圏内へ。RBジャクソンへの9ydsパスとパス失敗2回で4thダウン1、WRジョーンズへのショベルパスで18ydsゲインしてゴール前3ydsへ。サック3ydsで2ミニッツへ。パス失敗とRBジャクソンへのスクリーンパス1yds、フォルススタートで4thダウン10、WRネルソンへの10ydsTDパスが決まって同点に。
- 残り49秒、ロングリターンとGBフェイスマスクで一気にGB陣49から。WRホワイトへの9ydsパス、WRジェンキンズへの4ydsパス、WRダグラスへの4ydsパス、3ydsパス、パス投げ捨てで4thダウン。47ydsFGが決まって再びリード。
- キックオフ不発で残り02秒。WRジェニングスはショートパスを35ydsゲインしてから横パスするが、失敗に終わる。
- 先発QBアーロン・ロジャースは26/35、344yds、1TD、0INTでレーティング114.5。
- 1stダウンからノーバックの5WR隊形を多用(14回あったらしい)。ブリッツに素早く対応し、クイックなパスをどんどん通した。
- 前半は9/11の115yds、後半は17/24の229yds。
- QBスクランブルは10回50ydsと効果的で、実質的にラン攻撃の代わりを担った。5WRを多用したこともあり、速いタイミングで投げられない場合は早めに走り出す、というプランだったのだろう。第3Qのタッチダウンは中央へのQBドローによるもの。
- QBスニーク(2回1yds)の失敗が結果的に勝敗を分けた。3rdダウンで止められただけならよかったのに、ファンブルロストがあまりにも痛い。後述のように、ランが出ないためにスニークに頼ったのかもしれない。
- パス344ydsは今季最多。3試合連続のレーティング100超となった。
- チームラッシングは23回77yds(平均3.3)、1TD。
- QBロジャースを除くとわずか11回26ydsのシャットアウト。1stダウンでのパスで8ydsや9ydsゲインしてもランで楽に1stダウンを取れず、オフェンスがリズムに乗れなかった。
- 先発RBブランドン・ジャクソンは10回26yds(平均2.6)。レシービングは3回10yds。インサイドのランブロッキングが苦しんだせいもあるが、彼の判断や思い切りも悪かった。特に後半冒頭の2ndダウン1、外に逃げて6ydsロスした失敗が痛かった。(3rdダウン7となって結局パント)
- RBディミトリ・ナンスは1回0ydsのみ。脳震盪らしい。序盤に3rdダウン1で失敗した後はキャリー機会をもらえなかったのはそのせいか。
- FBジョン・クーンはラッシング機会なく、スクリーンパスで9yds。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRグレッグ・ジェニングスは5回119yds。終了間際の35ydsゲインはおまけのようなものだが、第1Qにランアフターキャッチで稼いだ30yds、第3Qのフリーフリッカーでの34ydsキャッチも見事だった。
- WRドナルド・ドライバーは2回26yds。パスが3回しか来ず、出番の減少傾向が続いている。
- WRジェームズ・ジョーンズは5回44yds。
- WRジョーディ・ネルソンは5回61yds。第4Q最後の10ydsTDパスキャッチは、エンドゾーン左端での見事なキャッチだった。5回来たパスをすべて捕っている。
- WRブレット・スウェインは2回40yds。ランアフターキャッチでの31ydsゲインがあった。
- TEアンドリュー・クウォレスは3回35yds。
- GB復帰初出場のTEスペンサー・ヘイヴナーは後半初めにハムストリングを痛めて退場。TEドナルド・リーはアクティブ登録から外れている。
- 先発OL陣はLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。
- 被サックは1回3ydsのみ。ブリッツが届く前にQBロジャースがクイックパスを通したおかげもあるが、パスプロテクションはかなり安定していた。唯一のサックも、実質的にはカバレッジサック。
- LGダリン・カレッジとRTブライアン・ブラガがフォルススタート1回ずつ。
- トータルオフェンスはパッカーズ418ydsに対してファルコンズが295yds。パッカーズは自陣レッドゾーンからのロングドライブばかりで、しかも前半は敵陣ゴール前に2回進んでわずか3点。ヤードを稼いでも得点につながらないゲームだった。
- タイムオブポゼッションはパッカーズの28分20秒。互いのラン攻撃を考えると健闘した方だろう。
- フィールドポジション争いは惨敗。パッカーズはなんと自陣17yds、ファルコンズは自陣30yds。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが4/11の36%。ショートヤーデージがすんなり取れずに苦しんだ。ファルコンズも4/12の33%と決してよくない。
- オフェンスの犯したターンオーバーは1回のみ。第2Q、ゴール前1ydsからスニークしたQBロジャースがファンブルロスト。彼にとって今季初めてのファンブルだった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーはゼロ。第5週WAS戦以来6試合ぶりでターンオーバーレシオがマイナスのゲームだった。
- パス守備はQBマット・ライアンを24/28、198yds、1TD、0INTのレーティング108.0。パス成功率の高さが驚異的だった。
- パッカーズ守備のサックは2回20yds。OLBゾンボとDEジェンキンズによるもので、OLBクレイ・マシューズがシャットアウトされたことが大きかった。プレッシャーをかけても捕まえきれず、巧みにショートパスを通されてロングドライブにつながった。
- エースWRロディ・ホワイトを5回49ydsに抑えたパスカバレッジはまずまず。しかしショートパス後のミスタックルが多かった。
- ラン守備は27回117yds(平均4.3)。うち先発RBマイケル・ターナーは23回110yds(平均4.8)、1TD。試合中盤に彼を止められず、完全にボールコントロールされた。ランが出れば、当然タイトエンドへのパスも通りやすい。
- 反則は8回66ydsと久しぶりの多さ。うち5回がスペシャルチームによるもので、フィールドポジションを悪くしてしまった。ファルコンズは4回50yds。
- 第1Q、CBウッドソンがパスカバレッジでホールディング。
- 第1Q、パントカバレッジでCB/Sブッシュが外に出てから最初にボールに触るポカ。イリーガル・タッチ・キックで5yds。
- 第1Q、パントリターンの際にRBナンスがイリーガルブロッキング。
- 第2Q末、エクストラポイントの際にDEジェンキンズがアンネセサリーラフネスで15yds。
- 第4QにLGカレッジとRTブラガがフォルススタート。
- 第4QにキックオフリターナーのCBシールズ自身がフェイスマスク。
- 第4Q末、キックオフカバレッジでLBマット・ウィルヘルムが痛恨のフェイスマスクで15yds。中央を完全に突破されそうになり、やむなくフェイスマスクをつかんだ観もある。
- キックオフリターンはCBサム・シールズが4回平均21.8ydsと今ひとつ。後半最初の37ydsリターンだけはよかった。
- パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズが2回平均1.0ydsと不振で、フィールドポジションに貢献できず。
- Pティム・マステイのパントは2回平均44.0yds。アウトオブバウンズとダウンなので相手はリターン機会がなく、ネットも平均44.0yds。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは22yds成功のみ。
- カバレッジチームは、WRエリック・ウィームズのキックオフリターンで3回平均31.0ydsを許した。とくに試合最後のリターンが痛かった。中央を突破されそうになり、フェイスマスクをつかんでしまった。
- ケガ人は以下のとおり。
- CBパット・リーは第1Qに足首を負傷して退場。以前から悪かった箇所。
- RBディミトリ・ナンスは脳震盪。3rdダウン1でノーゲインに終わったあと出番がなかったのはそのせいか。
- 後半最初にTEスペンサー・ヘイヴナーがハムストリングを負傷して退場。(再契約の前は数週にわたってハムストリングのケガで休んでいる)
- ILBブランドン・チラーは肩を負傷して退場。これも以前痛めていた箇所で(シーズン続行が難しいとの話もあった)、当分欠場となるかもしれない。
- アクティブ登録から外れたのは、RBスタークス、TEドナルド・リー、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド、DEウィン、OLBブリッグス、SSビグビー(ハムストリング)、Sスミス(足首)。
- 第2Q末のファルコンズのTDドライブ、4thダウン3でのTEゴンザレスへのパスはインコンプリートに見えたが、見極める時間がなかったためかチャレンジせず。覆っていればギャンブル失敗で、7点を失わずに済むところだった。その後はチャレンジ機会さえ一度もなく、結果的にはヤマ勘でチャレンジしていればよかった。