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2012年7月31日

Day 5: CB陣の激しい競争

休養日明けの月曜は今夏2回目のフルパッド。2時間40分にわたって練習が行われた。月曜にもかかわらず1800人ほどのファンが観客席を埋めている。

2012年7月29日

Day 3: フルパッド初日

キャンプ3日目は今年最初のフルパッド練習となり、選手間の競争が本格化してきた。とくにOL対DLのパスラッシュドリルは注目を集めている(ビデオ)。この日は気温20℃で快晴、しかも最初の週末とあって、およそ2500人ものファンが集まった。ランボーフィールドの外では選手を待ち受ける子供たちがびっしりと並んでいる

2012年7月28日

Day 2: QBロジャース好調

2日目の練習は雨のため屋内練習場ドン・ハトソン・センターに。この夏グリーンベイではほとんど雨が降っていなかったのに、遠くから訪れたファンには気の毒なかぎり。この日の練習は2時間32分だった。

2012年7月27日

Day 1: ウッドソンにSSの出番多し

トレーニングキャンプ初練習が行われ、レイ・ニチキ・フィールドには約1500人ものファンがつめかけた。前夜の雨で芝が濡れていたが、なんとか屋外で行うことができた。朝8時過ぎで気温23℃とうらやましい涼しさ。フィールドにホーンの音が響き渡り、2012年夏のトレーニングキャンプがいよいよ幕を開けた。

2012年7月26日

Day 0: PUPリストに7選手

2012年のトレーニングキャンプが始まった。選手たちは水曜朝6時に集合のため、火曜のうちにセント・ノーバート大の学生寮に入居を済ませている。(写真

水曜のキャンプ初日はまだフットボール練習はない。全員のフィジカルチェックを午前10時半までに終え、11時からはコンディショニングテスト(ダッシュやランニングなどで体の出来ていない選手を振り落す)。午後は事務的なミーティングを行い、夕方6時からチームミーティングといったスケジュール。

明日からの練習スケジュールはこちら。新労使協定により練習量が大幅に制限され、2日目・3日目はまだパッド付き練習をしてはならないと規定されている。昨年記事にまとめたパッカーズのキャンプガイドはこちら

SSチャーリー・ペプラーを解雇!

キャンプ初日、パッカーズはSSチャーリー・ペプラーを解雇した。オフシーズンにヒザを痛めていて初日のフィジカルに合格しなかったこと、昨季のパス守備不振と伸びシロのなさが合わさってのことだろうか。これにより、先発争いは2年目のM.D.ジェニングス、4巡指名ジェロン・マクミリアンといった先発経験ゼロの選手たちでおこなわれることに。ペプラー不在のオフシーズン練習では彼ら若手がすでに1stチームに入っており、首脳陣はじゅうぶん手応えを感じていたのかもしれない。

チャーリー・ペプラーはアラバマ大出身の29歳。2006年にジャイアンツから5巡指名されたものの、開幕ロースターに残れずパッカーズに拾われた。3年間の控え生活のあと2010年に代役スターターとなり、スーパーボウル制覇にも貢献。しかし相棒がFSニック・コリンズからFSモーガン・バーネットに代わった昨季はプレー内容が振るわず、とくにパスカバレッジで守備範囲の狭さを露呈。今年は彼に代わる先発SS育成がキャンプの課題となっていた。

ペプラー解雇と合わせ、パッカーズはドラフト外のOGグラント・クック(アーカンソー大)を解雇し、新たにOGグレッグ・ヴァンローテン(ペンシルヴェニア大)と契約した。ヴァンローテンは身長6フィート3(193cm)、303ポンド(137kg)のドラフト外ルーキー。この3年間で30試合に先発し、オール・アイビーリーグの1stチームに2回選ばれている。

2012年7月25日

グリーンベイ・パッカーズ株主総会

毎年恒例、非営利団体グリーンベイ・パッカーズの株主総会がランボーフィールドで開催された。昨年末から2月にかけての新株発行で25万人以上の新株主が誕生し、今年は過去にない盛況。スタジアムでの参加者は約12500人、オンラインでのウェブキャスト(株主のみ参加可能)にも約21000人が参加し、合わせて33500人。これまでの最多だった1998年の18707人(この時も新株発行の直後)を大幅に上回った。

収容能力を心配した球団側が、「株主1人につき4人のゲストを同行できる」という特典を今年はなくしたこともあり、スタジアムでの参加者数は予想の半数ほどにとどまった。「大量の参加者で混乱するかも」といった予想が先行したため、今年は参加を控える株主が多かったのだろう。

2012年7月24日

トレーニングキャンプの見どころ 2

今年のトレーニングキャンプの見どころ、今日はオフェンスとスペシャルチームについて。オフェンスはパスの球団記録をあらかた塗り替えた昨季のメンバーがほとんど残り、ディフェンスと比べて課題はずっと少ない。

OL オフェンシブライン

第1は左タックル争い。暫定スターターのLTマーシャル・ニューハウスは昨季チームダントツ最多の41.5プレッシャーを許したが、昨季が実質ルーキーシーズンのようなものだった。今年はかなりの成長が見込まれており、ブルラッシュに押し負けない体ができてくれば、フットワークの軽さが活きてくる。彼に挑戦するのは昨年1巡指名のLTデレク・シェロッド。右スネ骨折のリハビリは順調で、コーチの予想が正しければキャンプ最初から参加できるはず。こちらも体作りが課題だが、リハビリの関係で今年は難しいかも。もし彼がニューハウスを脅かせるようなら、比較的高いレベルで争えていることになる。7巡指名のOTアンドリュー・ダトコも楽しみな素材。

第2はインサイドの控えがレベルアップできるかどうか。FA補強したCジェフ・サタデー(2年契約)は1年限りで引退の可能性があり、先発LGのT.J.ラングも来春FA予定だからだ。意外なことにドラフトでは1人も指名しなかったため、C/Gイヴァン・ディートリック=スミス(昨季5試合に出場、先発3試合)、OGレイ・ドミンゲス(出場経験ゼロ)、Cサンプソン・ジーナス(出場経験ゼロ)といった若手の成長に期待する夏だ。

RGジョシュ・シットンとRTブライアン・ブラガの右サイドは盤石といっていい。

QB クォーターバック

マット・フリンのFA移籍で2番手QBに昇格したグレアム・ハレルが一人前になれるのか。たとえばロジャースが数試合欠場した場合に1つぐらい勝ちが拾えるのか。NFLじゅうの2番手QBの中で、NFL公式戦でパスを投げた経験がないのはハレルだけらしい。しかしコーチ陣は、球速アップを含め今オフの彼の成長を高く評価している。FAでベテランを獲るのでは、という話はいまのところ外部の憶測でしかない。

3番手は7巡指名のQB B.J.コールマン。身体能力が高く粗削りなタイプということからすると、1年目から2番手を務めるのは難しいだろう。QB2人体制にしてコールマンはプラクティス・スクワッドで育てるのが順当に見える。

RB/FB ランニングバック/フルバック

元エースのライアン・グラントとの再契約を見送り、ジェームズ・スタークス、アレックス・グリーン、ブランドン・セインの3人が残った。昨季スタークスは併用制もあって不完全燃焼だったが、今年はエースとしてバリバリやってもらわなければならない。昨年3巡指名のグリーンは前十字靭帯手術明けでどれぐらいやれるのか。ゾーンブロッキングのスキームに不慣れだった昨季からどれぐらい成長できるのか。器用なセインが3rdダウンバック候補になりそうだが、グリーンも本来そういったタイプではある。

目立たないが重要なのは、パスプロ技術の向上だ。熱血パスプロテクターだったブランドン・ジャクソンが昨年春にFAで去ったため、昨季は重要なパスプレーで若手RBたちがブロッキングをしくじってQBロジャースをピンチに陥れる場面が多かった。パス主体のパッカーズにとってはランよりも重要なポイントといっていい。

なお、グラントはフリーのままFA市場に残っているので、ケガ人が出たらすぐに呼び戻すことが可能だ。

いっぽうフルバックでは、人気者のジョン・クーンにジョン・ヘイジー(昨季プラクティス・スクワッド)とニック・クーパー(今年ドラフト外)の2人が挑戦する。タレント豊富なWRなど他ポジションの選手を多く残すために、FBは今年も1人枠になるのではないか。

プレーオフでヒザを負傷したクーンはOTAやミニキャンプに参加できず、キャンプ初日から参加できるかは微妙なところ。ケガの直後には内側側副靭帯(MCL)の捻挫と報じられていたが、もっと重いものだったのか、リハビリ途上で何か悪いことが起きたのだろうか。

TE タイトエンド

若い控えTEたちのロースター枠争いが注目だ。例年はTE3人枠のところ昨季は5人もロースター入りしたが、今年もそうなると思うのは虫がよすぎる。ただ、2番手のアンドリュー・クウォレスは前十字靭帯の手術明けのため、PUPリストで開幕を迎えるかもしれない。その場合、開幕時点でTE3人枠として、トム・クラブトリー、D.J.ウィリアムズとライアン・テイラーのうち1人が解雇されることになる。

昨年5巡指名のウィリアムズはレシービング能力が高く、課題はブロッキングの強化。TEはFBの位置に入る場面も多いだけに、パスプロのミスの多い選手は怖くて使いづらい。昨年7巡指名のテイラーはスペシャルチームの鬼。昨年はレシービングも意外に能力の高いことがわかった。3年目のクラブトリーはブロッキング能力の高さが取り柄だが、クウォレスが昨季そちらで急成長して同レベルに近づいている。ウィリアムズとテイラーの2年目コンビが順調に成長すれば、押し出されるのはクラブトリーかもしれない。

もう1つの注目はやはりフィンリー。昨季は全TE中3位の8TDを記録したものの、コントラクトイヤーを意識しすぎてかイージーミスが目立った。今年はFAとなる前の2月に2年契約を結んだ。年平均$4ミリオン強という金額を受け入れるかわり、2014年春(そのときまだ26歳)に再びFAとなるやり方を選んだ。さらに成長してプロボウラーになれれば2年後に超ビッグな契約が待っているし、そうなるとパッカーズが引き留めるのは難しいかもしれない。それまでに後継スターター候補を育てたいところ。

WR ワイドレシーバー

例年は5人枠だが今年は6人枠にするのかどうか。昨季の記録ずくめのパス攻撃を支えた5人組が全員残り、ディオンドレ・ボレルとトリ・ガーリー(ともに昨季プラクティス・スクワッド)も将来を有望視されているためだ。大学までQBだったボレルの急成長はとくに注目されている。ガーリーはTE並のサイズを持つポゼッション型でキャッチング力が非常に高い。

解雇が懸念されたドナルド・ドライバー(37歳)はちょうど半額への減俸を受け入れたが、それでもロースター枠が確実というわけではなく、健在ぶりをアピールする必要がある。ジェームズ・ジョーンズはトレードの憶測があるものの、それを言うのは中央メディアばかりで、地元記者たちは懐疑的。せっかく昨年安価に再契約できたのに、老いさき短いドライバーのために放出してしまうのはもったいない。

グレッグ・ジェニングス(2年連続プロボウル)とジョーディ・ネルソン(昨季1263yds・15TD)の先発コンビはいまやリーグ屈指。昨年2巡指名のランドール・コブは今年はジョーンズやドライバーの出番を食い、3番手への昇格があってもおかしくない。

ST スペシャルチーム

キッカー、パンター、ロングスナッパー、リターナーとも今年は無風。FAやドラフトでの補強もなかった。課題といえば、Kメイソン・クロスビーが80%以上(昨季初めて記録)のFG成功率を保つこと、KR/PRランドール・コブがボールセキュリティを向上させることぐらいだろう。

2012年7月23日

トレーニングキャンプの見どころ 1

いよいよ現地25日から始まるトレーニングキャンプ(公開練習は26日から)。先発争いやロースター争いなど、注目のポジションから順に今キャンプの見どころをまとめておこう。今日は課題のディフェンスについて。

DL ディフェンシブライン

昨季ディフェンス不振の元凶となったのがここ。2010年の優勝シーズンにはDL陣によるプレッシャーが1試合あたり5.1回あったのに昨季は2.2回へと激減。パスラッシュ弱体化がパス守備最下位に直結してしまった。FA嫌いのトンプソンGMがFAで3人も補強し(DEアンソニー・ハーグローヴ、DEフィリップ・マーリング、NTダニエル・ミューア)、ドラフトでも2巡でDEジェレル・ウォージー、4巡でDEマイク・ダニエルズを指名したのは、そうした強い危機感の表れだ。

DEハーグローヴは8試合出場停止ということもあり、注目される新戦力はやはり2巡指名のDEウォージー。他の未熟な点に目をつぶっても、インサイドからの突破力をパスシチュエーションで発揮してほしいところだ。次の注目は、昨季不振に終わったB.J.ラジの復活がなるか。そして3年目のDEマイク・ニール(ただし4試合出場停止)をはじめ伸び悩み組はFA加入組や新人たちの挑戦を退けることができるのか。

開幕ロースター入りが確実なのはDEラジとNTピケットとDEウォージーぐらいで、あとは誰が解雇されてもおかしくない、これまでになく熾烈な争いになりそうだ。通常DL陣のロースター枠は6人、多くて7人。出場停止の間はロースター枠に含まれないので、DEハーグローヴとDEニールをとりあえず除外すると、7人で残り3つ(または4つ)の枠を争うことになる。なお、FAを3人獲ったとはいえ全員ベテランミニマムなので、たとえ彼らが戦力にならなくてもキャップ的な痛手はない。

OLB アウトサイドラインバッカー

即先発予定の1巡28位指名のニック・ペリーが本物かどうか、に尽きる。OTAやミニキャンプでは彼が左サイドに入り、クレイ・マシューズは昨季までの左サイドから右サイドへとコンバートされていた。マシューズと比べ、元DEのペリーの方が10ポンドほど重いため、サイズの必要な左OLBとして使いたいのだろう。マシューズは右サイドならダブルチームされる機会が減る。逆サイドのペリーが活躍すればなおさらだ。

ドラフト外入団のデズマン・モーゼス(テュレーン大)も、ミニキャンプで鋭いパスラッシュを連発して注目を集めた。それが本物なのかはフルパッド練習で確認できるだろう。その他の控え組には、エリック・ウォルデン(FAで再契約)、フランク・ゾンボといった先発経験者と2年目のヴィック・ソートがいる。ロースター枠はLB全体で10人か9人のはず。ILB陣は例年4人だが、今年はILBの層が厚いので5人/5人になるかもしれない。

S セーフティ

先発ストロングセーフティ争いが注目。昨季はニック・コリンズ戦線離脱後にFSモーガン・バーネット/SSチャーリー・ペプラーという布陣で戦ったが、ペプラーのカバレッジ能力不足はパス守備の足を引っ張った。今年はコリンズが退団し、先発確定はFSバーネットのみ。ストロングセーフティは要補強ポイントと目されていたが、けっきょくFA補強はしなかった。暫定スターターのペプラーに、2年目のM.D.ジェニングスやアンソニー・レヴィーン、4巡指名ジェロン・マクミリアンが挑戦する形だ。

2010年3巡指名のFSバーネットはルーキーシーズンをケガで棒に振ったものの、2年目の昨季はスターターとして期待通りの成長を見せてくれた。守備範囲の広さやボールホークとしてのセンスは証明済みなので、今年はより安定感あるプレーを期待したい。

CB コーナーバック

昨季不振だったトラモン・ウィリアムズやサム・シールズが一昨年の調子を取り戻せるか。ウィリアムズは昨季序盤から肩のケガに苦しみ、アグレッシブなプレーが影をひそめた。いまはかなり回復してきたが、神経の方に問題が残っている、と先月末に語ったばかり。ルーキーシーズンに優勝を経験したシールズは、慢心のせいか昨季は成長どころか退行した印象。デヴォン・ハウス(昨年4巡)やケイシー・ヘイワード(今年2巡)がシールズの3番手CBの座をプッシュできるようなら、デプスの面でも将来性の面でも見通しがぐっと明るくなる。

チャールズ・ウッドソンの衰えや起用法がどうなるか。昨季もチーム最多の7INTを挙げ、相手のキャッチ寸前にもぎとる読みとセンスは健在だが、長い時間カバレッジをさせられる場面ではスピードの衰えがはっきりわかる。セーフティ陣の層の薄さもあり、彼の特異な能力を活かすためにセーフティで起用する(SSペプラーをベンチに下げる)場面は、ベース隊形では昨季から時々あった。完全なコンバートはないにしても、今年も似たような柔軟な起用法で行くのではないか。

ILB インサイドラインバッカー

基本的には控え枠の争いだが、潜在的にはA.J.ホークの後継者争いかもしれない。ホークは昨年$33.75ミリオンの大型契約を結びながら、プレー内容は迫力不足も甚だしい。サックわずか1.5回、INTなし、ファンブルフォースなし、ファンブルリカバーなし。タックリングも後追いの形で倒す形が目立つ。キャップヒットの都合で今年解雇するのは難しそうだが、来年は放出されてもおかしくない。相棒のデズモンド・ビショップは、効果的なブリッツを含めて十分な働きをしていて問題なし。

控えILBの1番手は昨年6巡指名のD.J.スミス。身長5-11(180cm)の小兵ながら、代役先発した3試合でインパクトある働きを見せ、いずれはスターターとの期待が高まっている。ロバート・フランソワの方はスターターの器には見えないが、控えなら十分という働きを昨季の代役出場機会にアピールした(2INT、1ファンブルフォース)。

今年はその控えコンビに5巡指名のテレル・マニングが加わったうえ、OLB陣からブラッド・ジョーンズとジャマリ・ラティモアもコンバートされてきて、ロースター枠争いはかなり熾烈だ。例年ならばILBは4人枠だが、今年は5人枠もありうる。OLBと兼任できることやスペシャルチームでの働きも重要な要素になる。

2012年7月22日

ホルムグレン元HCがパッカーズ殿堂入り

毎年恒例、パッカーズ・ホール・オブ・フェイム式典が行われた。今年殿堂入りするのはマイク・ホルムグレン元HC。ランボーフィールドのアトリウムで盛大に開催されたセレモニーには、ホルムグレン本人は妻キャシーと4人の娘を伴って出席し、スティーヴ・マリウッチなど当時のアシスタントコーチたち、WRアントニオ・フリーマンやFBウィリアム・ヘンダーソンなど教え子たちも祝福にかけつけた。プレゼンターは、彼をヘッドコーチに選んだロン・ウルフ元GMが務めた。

当時49ersのOCだった彼をロン・ウルフGMが招聘し、ファルコンズでくすぶっていたQBブレット・ファーヴをトレードで獲得、開幕第3週にそのファーヴが途中出場して劇的な逆転勝利(記事へ)。今年はその記念すべき1年目シーズンからちょうど20周年となる。ウェストコーストオフェンスを導入し、ブレット・ファーヴを超一流QBに育て、今に至るプレーオフ常連チームの礎を築いた。四半世紀にわたる低迷期を終わらせて球団再生を成し遂げた立役者の一人として、今も称賛を集めている。1992年キャンプ写真集

パッカーズ在籍7年間すべて勝ち越し(勝率.670)、プレーオフ進出6回、スーパーボウル進出2回(勝利1回)。1999年には人事権を求めてシーホークスに移り、2008年までの10年間でプレーオフ進出6回(地区優勝5回)、ここでもスーパーボウル進出を果たした。2010年からはブラウンズで球団社長を務めている。(ホルムグレン写真集

会見や式典でのホルムグレンのコメントから。

ロン・ウルフ元GMのコメントから。

ホルムグレンとロン・ウルフ元GM 式典に先立ってフィールドで記念撮影
壇上でウルフ元GMの祝福を受けるホルムグレン
海兵隊の護衛付きで4つのロンバルディ・トロフィーが登場
元WRアントニオ・フリーマンのスピーチ 右端は元RBエドガー・ベネット
グラスにもホルムグレンの顔がプリントされている
左から ウルフ元GM、マッカーシー現HC、ホルムグレ元HC、
ハーラン名誉会長、トンプソン現GM、タイタンズ副社長マイク・ライフェルト

2012年7月21日

Draft Notebook 8: QB B.J. Coleman

ドラフト指名選手紹介もようやく最後、7巡36位(全体243位)指名のQB B.J.コールマンについて。フルネームは Bryon Elwyn Coleman Jr. とのこと。

管理人より

今回のを含めてルーキー紹介記事はすべて"Rookies"のページにまとめてありますので、過去の記事はそちらからどうぞ。

2012年7月20日

Draft Notebook 7: OT Andrew Datko

ドラフト指名選手紹介の7人目は、7巡34位(全体241位)指名のOTアンドリュー・ダトコについて。

2012年7月19日

Draft Notebook 6: ILB Terrell Manning

ドラフト指名選手紹介の6人目は、5巡28位(全体163位)指名のILBテレル・マニングについて。

2012年7月18日

Draft Notebook 5: S Jerron McMillian

ドラフト指名選手紹介の5人目は、4巡38位(全体133位)指名のSジェロン・マクミリアンについて。

ルーキー・ミニキャンプでのインタビュー。意外に穏やかで感じがいい

2012年7月11日

記録ずくめの収支報告

株主総会を2週間後に控え、グリーンベイ・パッカーズが昨会計年度(3月末まで)の収支報告を発表した。スーパーボウル制覇に続く15勝1敗シーズンの勢いを活かし、総収入、経常利益、純利益、ローカルレヴェニューの4部門とも過去最高の数字となっている。経常利益は昨年度の3.6倍、総収入も初めて$300ミリオンの大台に達した。いっぽう選手コストは$3.5ミリオン減となっている。

非営利団体グリーンベイ・パッカーズは収支報告書を公開している唯一のNFL球団。利益がオーナーの懐に入ることなく、すべてフットボール部門やスタジアム改良に還元されるのはパッカーズの強みと言っていい。(オーナー役を務めるマーフィ社長の年俸は約$1ミリオンと言われている)

なお、現在進行中のスタジアム拡張工事(総工費$143ミリオン)のコストや資金調達は今回の収支報告書には含まれていない。新株の売り上げ$64ミリオンもすべて拡張工事に使われるため、今回の球団収入には含まれない。