グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年7月25日
毎年恒例、非営利団体グリーンベイ・パッカーズの株主総会がランボーフィールドで開催された。昨年末から2月にかけての新株発行で25万人以上の新株主が誕生し、今年は過去にない盛況。スタジアムでの参加者は約12500人、オンラインでのウェブキャスト(株主のみ参加可能)にも約21000人が参加し、合わせて33500人。これまでの最多だった1998年の18707人(この時も新株発行の直後)を大幅に上回った。
収容能力を心配した球団側が、「株主1人につき4人のゲストを同行できる」という特典を今年はなくしたこともあり、スタジアムでの参加者数は予想の半数ほどにとどまった。「大量の参加者で混乱するかも」といった予想が先行したため、今年は参加を控える株主が多かったのだろう。
- テッド・トンプソンGMは今年も大きなスタンディング・オベーションで迎えられた。ルーキーを含めたチームの現状報告だが、内容は例によって退屈きわまりないもの。
- マーク・マーフィ社長からは、株式購入によるスタジアム改修支援への感謝の言葉。そして改修工事の現状と今後の見通しについて。
- 現在の改修工事が終わったあと、さらにアトリウムを改修するプランを検討中。アトリウムを西方向に拡張し、北東角のタワー(と呼ぶには低いが)と同じようなものをもう1つ建設したい。プロショップの場所をホールの反対側に移し、2階にある ”Curly's Pub” を1階に、地下にあるホール・オブ・フェイムを2階に移し、エスカレーターをつける、などなど。(具体的なタイムテーブルは明らかにされなかった)
- $143ミリオンの改修工事のうち、92%の仕事をウィスコンシン住民が担い、68%が北東ウィスコンシンにある企業が担っている、と地元経済への貢献を強調。
- 収支報告は今月11日の記事のとおり。
- 法律顧問兼副社長として、新たにエド・ポリシーを球団に迎える。49ers黄金期の名球団社長カーメン・ポリシー(のちブラウンズ社長)の息子であり、かつてアリーナ・フットボール・リーグのコミッショナー代行を務めた人物。病気のため1月に辞任したジェイソン・ウィードの後任だ。
- 先日WRドナルド・ドライバーが獲得したDancing With The Starsの優勝トロフィーを社長が掲げると、大きなスタンディングオベーション。
- 株主総会後の記者会見で注目の発言があった。これまでシーズン18試合制を支持する発言をしてきたマーフィ社長だが、「選手の安全の観点から、”シーズン18試合/プレシーズン2試合”を支持するのは非常に難しい」とのこと。彼はオーナー会議の中で決して一匹狼タイプでないことから、この変化は注目されている。
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