1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Chiefs (1-3) | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
Packers (2-2) | 0 | 14 | 7 | 3 | 24 |
天気は晴れ、気温31℃とグリーンベイにしてはかなりの暑さ。チーフスとのプレシーズン最終戦はこれで3年連続だ。観客数67999人はプレシーズン最終戦としては素晴らしいが、ゲーム終盤はさすがに空席が目立った。
両軍とも主力のほとんどが第1Q序盤で退き、ロースター枠を争う控え選手たち同士の争いとなった。ケガとは関係なく、WRドライバー、Cサタデー、NT/DEピケット、CBウッドソンのベテラン4選手は休養している。また、オフェンスのプレーコールはマッカーシーHCでなくクレメンツ新OCが担当した。
パッカーズは2番手QBグレアム・ハレルがレーティング158.3の最高点を記録する大活躍で3TDシリーズを成功させ、ゲーム中盤でチーフスを突き放した。ディフェンスはランで247ydsも走られながら、パスはわずか117yds(レーティング49.1)に抑えている。自陣に入られながらFG失敗、インターセプト、ギャンブル失敗などで失点を逃れ、第2Q以降はなんとかチーフスを無得点に抑えることができた。また、14回126ydsという相手反則の多さにも助けられた。
オフェンスで目立ったのは前述のQBグレアム・ハレルとWRジャレット・ボイキン。ディフェンスではインターセプトを決めたCBサム・シールズ、DEマイク・ニール、OLBエリック・ウォルデンといった選手たちがよい結果を出した。
ケガ人は最初のプレーで足首を負傷したNT/DE B.J.ラジだけ。さいわい重いものではなさそうだ。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Chiefs | |
Points | 24 | 3 |
Total Yards | 304yds | 342yds |
First Downs | 18回(ラン2・パス12・反則4) | 21回(ラン12・パス7・反則2) |
Rushing | 46yds (24回・平均1.9) | 247yds (44回・平均5.6) |
Passing | 261yds (16/24・2TD・0INT) | 117yds (11/21・0TD・1INT) |
Sacked | 1回3yds | 3回22yds |
Passer Rating | 49.1 | 130.7 |
3rd Down Efficiency | 4/11 (36%) | 7/15 (47%) |
Turnovers | 0回 (INT0/FUM0) | 1回 (INT0/FUM0) |
Field Position | 自陣22yds | 自陣25yds |
Punt | 6回34.3yds(ネット32.7yds) | 4回42.5yds(ネット42.8yds) |
Kickoff Return | 1回23yds | 4回平均37.8yds |
Punt Return | 2回平均-0.5yds | 2回平均5.0yds |
Field Goals | 1/1 | 1/2 |
Penalty | 8回56yds | 14回126yds |
Time of Possession | 27分04秒 | 32分56秒 |
今年の公開練習もついに最終日。パッドを着けない軽めの調整にもかかわらず、観客席はほぼ満員となっている。TEフィンリーのTDパスキャッチをもって短い練習が終わると、スタンドのファンが恒例のスタンディングオベーション。選手たちもスタンドに歩み寄り、ファンと握手を交わしたりハイファイヴしたりしていた。(写真)
プレシーズン最終戦で毎年問題となるのが、先発組をどれだけ出すのか、それとも完全に温存するのか。マッカーシーHCは就任以来毎年、先発組を1シリーズだけプレーさせてきた。先発組の中でも休養させる選手は少なくなく、QBロジャースは出る年と出ない年がある。CBウッドソンはGB移籍以来出場したことがない。
気温25℃で快晴。今夏最後のフルパッド練習を見るため、約1700人のファンが観客席を埋めている。ロースターカットの詳細は前の記事を参照のこと。練習開始を前にDEジャリアス・ウィンの解雇だけが明らかになり、それ以外の9人の処遇は練習終了後数時間経ってからようやく発表された。
第1次ロースターカット期日の現地月曜日、パッカーズはDEジャリアス・ウィンとFBジョン・ヘイジーの2人を解雇。ILBデズモンド・ビショップ(写真)など6人をインジャリーリザーブに、TEアンドリュー・クウォレスとOLBフランク・ゾンボをPUPリストに入れた。これでロースターは75人となり、プレシーズン最終戦を終えたところで53人へと最終ロースターカットを行うことになる。
DEジャリアス・ウィンとFBジョン・ヘイジーの解雇はほぼ順当なところ。なにしろケガ人が多いので、プレシーズン最終戦を戦うためにデプスのあるポジションの選手が先に犠牲になったきらいはある。DEウィンは2009年に6巡指名されて以来なんとかチームに残ってきたが、ここ2年間は成長が見られなかった。
インジャリーリザーブに入ったのは、ILBデズモンド・ビショップ(写真)、RBデュエイン・ベネット、WRシェイキー・スミソン、TEデマルコ・コスビー、OGレイ・ドミンゲス、DEジョニー・ジョーンズの6人。彼らは今季パッカーズでは出場できないが、"Injury Settlement"(回復までの数週間分のサラリーを計算して受け取るのが普通)を成立させて退団し、他球団と契約することなら可能だ。ILBビショップ以外の5人は、(将来性を認められなければ)そうなる可能性がかなりある。
「キャンプ中のPUPリスト」はいつでもチームに復帰できるが、「シーズン中のPUPリスト」に入った選手はシーズン第6戦が終わるまで出場することはできない。また、キャンプ開始時にPUPリストに入っていない選手をシーズン中のPUPリストに入れることはできない。TEアンドリュー・クウォレス(写真)はヒザACL断裂の時期が遅かったため、こうなることはほぼ予想されていた。OLBフランク・ゾンボ(ハムストリング)はやや意外だ。
今回LTデレク・シェロッド(スネ骨折)はリストに入らず、シーズン序盤のうちに復帰できる可能性を残した。ただし、これからまだ「シーズン中のPUPリスト」に入れることは可能なので、来週の最終ロースターカットまで決断を待っただけかもしれない。
2連休明けのフルパッド練習は、雨のため屋内練習場ドン・ハトソン・センターに変更されてファン非公開に。RBブランドン・セインが復帰したものの新たに4選手が練習を休み、先週いったん13人まで減っていた見学者がふたたび18人にふくれ上がっている。練習時間は2時間16分とやや長めだった。
第1次ロースターカット期日に先立ち、パッカーズはWRアンディ・ブリュワー、OTハーブ・テイラー、DEアンソニー・ハーグローヴ(写真)、CBディオン・ターナー、Sマイカ・ペレリンの5選手を解雇した。今オフは "Bountygate" 事件で話題になることの多かったDEハーグローヴだが、キャンプインしてからはまったく目立たず。解雇せずとも8試合出場停止処分中はロースター枠の例外扱いにできただけに、プレーぶりがよほど期待外れだったということだろう。
OTハーブ・テイラーも同じくプレシーズンでの内容が芳しくなく、解雇そのものは無理もないが、タイミングはやや意外。ケガもあって控えOL陣の層が薄いので、プレシーズン最終戦が終わってからだろうと見られていた。WRブリュワー、CBターナー、Sペレリンの3人はいわゆる ”Camp body” にすぎず、当然の解雇。DB陣のポジション争いに決着がつかない中、彼らを解雇することで、練習やプレシーズン最終戦では注目の選手たちに数多くのプレー機会を与えることができる。
第1次ロースターカット期限は月曜午後4時(米東部時間)。それまでにパッカーズはあと10人を解雇するかインジャリーリザーブに入れてロースターを75人にしなければならない。ILBデズモンド・ビショップ(重度のハムストリング負傷)については、マッカーシーHCが今日の会見で、「これから48時間で決断を下す」と語った。インジャリーリザーブ入りしてシーズンを終える可能性が高いと見られている。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (1-2) | 14 | 3 | 0 | 10 | 27 |
Bengals (2-1) | 3 | 3 | 7 | 0 | 13 |
天気は晴れ、気温は30℃。チケットが売り切れずに地元TVはブラックアウト。ポール・ブラウン・スタジアムは空席だらけで、クラウドノイズがまったくない。
パッカーズは序盤から攻守とも好調で、QBロジャースの2TDランなどで11点リードしてハーフタイムへ。第3Qには2ndチームオフェンスのファンブルロストから追い上げを許すが、第4Qには控えディフェンス陣が3つのターンオーバーを奪ってダメ押しに成功した。
1stチームオフェンスは前半だけでトータル245yds、1stダウン15回と文句なし。1stチームディフェンスも先発QBアンディ・ダルトンを5/16の40ydsに抑え込んで6失点と非常によかった。後半に登場した2ndチームオフェンスは先週と同じような不振だったが、ディフェンスの頑張りでリードを失わずにすんだ。
移籍初戦のRBセドリック・ベンソンが平均6.3ydsと非常によい走りを見せ、おなじく今夏初戦のWRグレッグ・ジェニングスもさすがのプレーだった。しかし2ndチームはパスプロがボロボロで、QBグレアム・ハレルの不振は相変わらず。
ディフェンスではケイパースDCの(プレシーズンらしからぬ)アグレッシブなプレーコールが奏功し、OLB陣がよくプレッシャーをかけた。CBサム・シールズとILBジャマリ・ラティモアが見事なインターセプトを決めたほか、SS M.D.ジェニングスやCBトラモン・ウィリアムズやCBケイシー・ヘイワードの出来がよかったようだ。
両軍ともケガによる欠場者が多い。TEジャーマイケル・フィンリーが夫人の出産で急きょグリーンベイに帰ったうえ、TEトム・クラブトリーが肩を負傷して退場し、TE陣2人だけで試合を続けなければならなかった。NT/DEライアン・ピケットがふくらはぎを痛めて退場したのも心配なところだ。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Bengals | |
Points | 27 | 10 |
Total Yards | 335yds | 195yds |
First Downs | 22回(ラン12・パス9・反則1) | 9回(ラン2・パス7・反則0) |
Rushing | 184yds (40回・平均4.6) | 68yds (17回・平均4.0) |
Passing | 188yds (12/22・0TD・1INT) | 144yds (15/35・1TD・2INT) |
Passer rating | 53.9 | 40.7 |
Sacked | 4回37yds | 2回17yds |
3rd Down Efficiency | 7/18 (39%) | 1/12 (8%) |
Turnovers | 0回 (INT0/FUM0) | 0回 (INT0/FUM0) |
Field Position | 自陣28yds | 自陣32yds |
Punt | 6回48.5yds(ネット45.5yds) | 8回46.5yds(ネット42.3yds) |
Kickoff Return | 1回20yds | 2回平均32.5yds |
Punt Return | 6回平均5.7yds | 5回平均3.6yds |
Field Goals | 2/2 | 2/2 |
Penalty | 4回25yds | 4回35yds |
Time of Possession | 36分21秒 | 23分39秒 |
気温22℃で快晴。観客は1500人ほどで、空席があるのは今夏わずか2回目のことだ。この日は予定通りパッドなし、1時間22分の短い練習だった。ハーフスピードのジョグ・スルーではなく、選手たちの動きは速い。
およそ1900人のファンで観客席は超満員。ケガ人が回復してきた今日は練習時間が長く、ここ2週間で最も長い2時間22分だった。なお、チームは先週のゲーム前にセント・ノーバート大での合宿生活を終了し、今週からは自宅通勤となっている。今年の公開練習はこの日を含めてあと5日。
二連休明けのフルパッド練習に、WRジェニングス(脳震盪)、TEフィンリー(太もも)、FBクーン(足首)、CBシールズ(ヒジ)の4人が復帰した。もっとも多かった時で21人いたケガ人が、ようやく13人まで減ってきた。
気温は21℃、観客はおよそ1800人。7月の猛暑がやわらいだ頃に始まった今年のキャンプは非常に天候に恵まれてきた。しかし今日は練習半ばで土砂降りの雷雨となり、今夏2回目の屋内練習場に。 「雨だけならば非常によかった。実戦ではああした状況でのプレーもあるから。しかし雷は決して甘く見てはならない。リスクは冒せない」とマッカーシーHCは説明している。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Browns (2-0) | 6 | 10 | 14 | 5 | 35 |
Packers (0-2) | 7 | 0 | 0 | 3 | 10 |
ランボーフィールドの気温は21℃。心配された天気も、第2Q途中にすこし雨が降っただけ。パッカーズは最初のオフェンスでQBロジャースがTDパスを決めたものの、2番手QBグレアム・ハレルが散々な出来で、第4Qにようやく3点を挙げた。第4Qにはラン中心で時間を稼がれ、3番手QB B.J.コールマンは最初のパスがインターセプトされて試合が終わってしまった。
失点もこちらもオフェンスの失敗に起因するものが多かった。WRコブのファンブルロスト、自陣でのギャンブル失敗、自陣ゴール前からのパント2回、レシーバーが転んだことによるINTリターンTD、自陣エンドゾーン内インテンショナルグラウンディングでセーフティなど。
総勢18人が欠場し、RBは2人だけでゲームをする異常事態だったが、あらたなケガ人が出なかったことが最大の収穫。試合後の会見でも、「報告すべきケガ人は出なかった」とマッカーシーHCが説明している。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Browns | |
Points | 10 | 35 |
Total Yards | 228yds | 337yds |
First Downs | 10回(ラン4・パス6・反則0) | 19回(ラン7・パス12・反則0) |
Rushing | 69yds (18回・3.8平均) | 117yds (40回・平均2.9) |
Passing | 159 yds (18/36・1TD・3INT) | 220yds (19/30・0TD・0INT) |
Sacked | 0回0yds | 0回0yds |
3rd Down Efficiency | 6/13 (43%) | 10/18 (56%) |
Turnovers | 4回 (INT3/FUM1) | 1回 (INT0/FUM1) |
Field Position | 自陣25yds | 自陣42yds |
Punt | 4回52.5yds(NET45.3yds) | 3回46.5yds(NET46.5yds) |
Kickoff Return | 6回平均26.2yds | 3回平均26.0yds |
Punt Return | 1回平均10yds | 3回平均3.0yds |
Field Goals | 1/2 | 4/5 |
Penalty | 8回67yds | 8回61yds |
Time of Possession | 23分59秒 | 36分01秒 |
気温24℃で晴れ。およそ1900人のファンで観客席はあふれている。練習時間は2時間13分で、久しぶりに2時間を超えた。
先発左ガードのT.J.ラングがパッカーズとの契約延長に合意した。金額は不明だが、2013年から2016年まで、今年を含めると5年契約となる。昨年先発LGに定着した彼は十分な成長を見せて強力オフェンスに貢献。来春FAとなれば大型契約も期待できたはずだが、彼はグリーンベイの暮しを非常に気に入っており、安定を求めて早め(かつ安め)の契約を選んだものと思われる。また、控えOL陣の層が薄いパッカーズにとって、Cサタデーが1年か2年で引退、ラングがFA退団していたらOLの不安定化は避けられないところだった。
今後パッカーズは有力選手たちとの契約延長が目白押しだが、先日のPマステイ、そしてこのLGラングとの契約がまとまったことで、来春FAとなる中核選手はWRジェニングスだけとなった。そのあとは2014年春にFAとなるOLBマシューズとNT/DEラジ、そして相場より大幅に安いQBロジャースと続いていく。(契約は2014年までだが)
T.J.ラングはミシガン州ファーンデール出身の24歳。イースタンミシガン大で左右タックルとして活躍し、2009年ドラフト4巡指名でパッカーズへ。1年目からLTクリフトンやRTタウシャーの代役スターターとして価値ある働きをしたものの、たるんだ生活スタイルのせいもあって2年目は伸び悩んだ(朝帰りもたびたびだったと本人)。しかし3年目の昨季は生活を立て直し、先発LGの座をがっちりつかんだ。FA移籍した前任者ダリン・カレッジよりアップグレードだったのは明らかで、4年目の今季はさらなる成長も期待できそうだ。代役でタックルがプレーできる点も価値が高い。
午前11時で気温19℃。初練習のRBベンソンを見るためか、それともオリンピックが終わったせいか、1600人ほどのファンで再びスタンドが埋まっている。
前日で夜練習が終わり、今日からは午前11時15分からが基本となる。この日の観客は初めて1500人を割り込み、スタンドが満員にならなかった。この日は2人が復帰し、欠場組は19人に。「これほどケガ人が多いキャンプは初めてだ」とマッカーシーHCは会見で語っている。
パッカーズは元ベンガルズのRBセドリック・ベンソンと1年契約を結んだ。金額は不明。8月まで売れ残っていたのだから安価なのは間違いないが、交渉を2日間粘ったことからすると、インセンティブぐらいは付け加えたかもしれない。今年パッカーズはRBライアン・グラントとの再契約を見送ったものの、新エースと見込んだRBスタークスはミスが目立ち、しかもプレシーズン初戦でつま先を痛めてしばらく欠場が確実。その他にもRB2人が負傷中で、プレシーズンを戦うにも駒不足の状況だった。
セドリック・ベンソンはテキサス州ミッドランド出身の29歳。テキサス大史上2位の通算5540ydsラッシングを記録し、2005年ドラフト1巡4位でベアーズに入団した。しかしケガにも苦しんでトーマス・ジョーンズから先発の座を奪えず、3年間でわずか1593ydsしか走れなかった。さらに度重なる警察沙汰(後述)を起こして2008年に解雇され、ベンガルズへ。しだいに大学時代の輝きを取り戻し、2009年から3年連続で1000yds超を記録。ベンガルズ在籍4年間で4176yds(平均3.8)、21TDを挙げている。
パワフルなインサイド・ランナーであり、同い年のグラントより実力は上と見られているが、マイナス点もいくつかある。まずはファンブルの多さで、過去2年間で12回はNFL最多(その間パッカーズのRB陣全体で7回)。また、パスプロテクションやパスキャッチ(昨季わずか82yds)は得意でなく、エヴリダン・バックとしては期待しにくい。もう1つは私生活でのトラブル歴。2008年5月に酩酊状態でのボート運転および逮捕への抵抗、翌6月にも飲酒運転と信号無視で逮捕され、ベアーズから解雇(どちらも法廷では無罪に)。2010年6月にはバーテンダーを殴って逮捕。2011年7月にも親族への暴行で逮捕され、ついにNFLから1試合出場停止を科せられている。
休日明けの夜間練習に、立ち見500人を含めて約2000人のファンが集まった。総勢21人ものケガ人が休んでおり、練習時間は今夏最短の1時間35分。攻守ともスカウトチーム相手の練習が主体で、コンペティティブな内容ではなかった。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (0-1) | 0 | 7 | 0 | 6 | 13 |
Chargers (1-0) | 7 | 7 | 0 | 7 | 21 |
天気は晴れ、気温は28℃。空席の目立つクアルコム・スタジアムには時おり Go Pack Go! のチャントが響きわたり、パッカーズファンがかなり来ていることをうかがわせる。
試合は序盤からターンオーバー合戦の締まらない内容。パッカーズはRBスタークスとKRボレルのファンブルロスト、QBロジャースのインターセプトで1stチームは無得点に終わる。逆にディフェンスはCBウィリアムズのインターセプトとILBホークのファンブルリカバーで7失点に抑える。控え同士の中盤戦はオフェンス的には低調な展開。第4QにRBタイラーのランでようやく2TD目を挙げたパッカーズだったが、逆転の2ポイントコンバージョンは失敗に終わり、新人QB B.J.コールマンが率いた最後のシリーズもファンブルロストで試合終了。
QBロジャースが4シリーズ出場したあと、第1Q末から第4Q2ミニッツまでQBグレアム・ハレルがたっぷりと出場し、良いところも悪いところも明らかになった印象。WRランドール・コブも2ndチームのエース格としてよく働いた。ディフェンスではCBデヴォン・ハウスがいくつも好プレーを見せ、先発起用の期待に応えた。1巡指名OLBニック・ペリーも好パスラッシュで初サック&相手のホールディングを誘う活躍。いっぽう、代役LTハーブ・テイラーは不安定なパスプロで味方QBを苦しめ、両若手セーフティはカバレッジミスとミスタックルが失点につながった。
心配なのはILBデズモンド・ビショップの負傷退場。「ヒザの捻挫」との説明だったが、かなり重そうに見える。そのほかCBデヴォン・ハウスが肩を、Sアンソニー・レヴィーンが背中を負傷して退場している。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Chargers | |
Points | 13 | 21 |
Total Yards | 230yds | 326yds |
First Downs | 14回(ラン3・パス9・反則2) | 15回(ラン4・パス10・反則1) |
Rushing | 51yds (22回・平均2.3) | 68yds (29回・平均2.3) |
Passing | 187yds (21/43・1TD・1INT) | 272yds (18/27・2TD・2INT) |
Sacked | 2回8yds | 2回14yds |
3rd Down Efficiency | 7/18 (39%) | 3/11 (27%) |
Turnovers | 4回 (INT1/FUM3) | 3回 (INT2/FUM1) |
Field Position | 自陣25yds | 自陣34yds |
Punt | 49.5回yds(ネット44.1yds) | 43.2回yds(ネット43.0yds) |
Kickoff Return | 3回平均26.7yds | 2回平均26.0yds |
Punt Return | 2回平均0.5yds | 5回平均8.6yds |
Field Goals | 0/0 | 0/1 |
Penalty | 3回29yds | 7回51yds |
Time of Possession | 29分08秒 | 30分52秒 |
パッカーズはOTマイク・マッケイブ(ドラフト外)をインジャリーリザーブに入れ、ベテランのOGレジー・ウェルズと契約した。若手重視のパッカーズがこの時期にベテランを補強をするのは非常に珍しいこと。C/Gディートリック=スミスを除いてロクな控えOLがいない現状に、それだけ危機感を感じたということだろう。ウェルズの本職は左ガードだが、左右タックルでも先発経験がある。金額は不明だがおそらく1年契約のベテランミニマムだろう。
レジー・ウェルズはディビジョンIIのクラリオン大(ペンシルヴェニア州)出身の31歳。2003年ドラフト6巡でカーディナルスに入団、2年目から先発左ガードに定着し、6年間スターターを務めた。左ガードで先発79試合、右タックルで10試合、左タックルで2試合の先発経験がある。2010年にイーグルスにトレードされ、8試合出場(先発は1試合のみ)。昨季はイーグルスの開幕ロースターに残れず、パンサーズに入団するも先発機会がないまま11月末に解雇されていた。
身長6フィート4(193cm)、体重318ポンド(144kg)、背番号は68番。公式サイトのロースター表ではG/Tとなっていて、OTの控えも兼ねることを示唆している。
今年初めて午後3時半からの練習。このところケガ人が増え、また2日後にはゲームがあるためか、この日の練習はパッドなしのシェルだけ(写真)に変更された。ごく軽い練習はわずか1時間49分で終了となった。
観客席は2000人ほどのファンで満員だったが、この日はふだんより1時間も早く練習が終了。今夏もっとも短い1時間44分ほどだった。短縮の理由はケガ人が増えてきたためだ、とマッカーシーHCは説明している。この日もCBサム・シールズ(ヒジ)とRBブランドン・セイン(ハムストリング)が負傷退場した。攻・守・STともこの日がインストールの最終日だったとのこと。
日曜は今年2回目の夜練習。NFL経験7年以上のQBロジャース、WRジェニングス、WRドライバー、NTピケット、DEハーグローヴ、ILBホーク、CBウッドソン、CBブッシュといったベテランが休養を与えられている。彼らを休ませることより、若手にプレー機会を与えるという意味合いの方が大きそうだ。観客席を埋めた1800人以上のファンにはちょっと気の毒なところ。
チームは来週の練習スケジュール変更を発表。12日から14日の3回を午前11時15分開始に変更した。遅い時間の練習が選手たちに不評だったのだろうか。
第12回パッカーズ・ファミリー・ナイトがランボーフィールドで開催され、メインイベントのスクリメージ練習にくわえ、さまざまなイベントを満員のファンが楽しんだ。チケット完売は過去12回の歴史で6回目、2008年以来4年ぶりのこと。昨年は雨のためわずか20分で打ち切りとなったが、今年は雲ひとつない好天に恵まれた。
注目のスクリメージ練習では、昨年と違ってオフェンス対ディフェンスはライブ・タックリングだった。今年はケガのリスクよりも課題のタックリング向上を重視せざるをえないのだろう。スナップ前の反則が多かったのが反省点だが、攻守とも1stチームが2ndチームに対して貫録を見せた。
スクリメージ練習終了直後、OL対DLのフィールドゴール合戦が行われた(門限延長を賭けることが多い)。成功させたのは最初と最後(32yds)のLGラングだけで、それ以外は全員が失敗に終わった。この余興はトンプソンGMのアイディアだった、とマッカーシーHC。
その後は選手たちへのインタビュー。娘を抱いたWRドナルド・ドライバーがスタンドを埋めた大観衆への感謝の言葉。また新加入Cジェフ・サタデーは新天地での抱負や初ランボーリープの感想を述べた。選手たちは家族をサイドラインに呼んで記念写真を撮ったりしている。選手が着たばかりのジャージを抽選でスタンドのファンにプレゼント。最後は音楽に合わせた色とりどりの花火がグリーンベイの夜空を彩った。
南側には建設中の大スタンドがそびえる
前座はかわいらしい少年フットボールのゲーム
おなじみオナイダ族の民族舞踊
ユニットごとに入場 ジョー・ウィットCBコーチとコーナーバック陣
1stチームは攻守とも良い内容
WRドナルド・ドライバーも37ydsパスキャッチで盛り上げた
なんとオフェンス11人全員でランボーリープ
照明を消し 音楽とシンクロした花火でイベント終了
Pティム・マステイがパッカーズとの契約延長にサインした。契約ボーナス$1.2ミリオンを含む総額$6ミリオン強の5年契約。Journal Sentinel紙によると、NFLパンターの中で年平均サラリーは15番目となる。NFL3年目の彼は契約最終年を迎え、来春に制限付きフリーエージェントとなる予定だった。実績あるキッカーやパンターは数字の伸びる暖かい地域やドーム球団に移りたがる場合が多く、昨年のKクロスビーに続いてPマステイと安価に契約延長できたことはスペシャルチームの安定にとって大きい。
サラリーの内訳は、今年が$54万ドル(これまでと変わらず)、2013年が$76万5000ドル、2014年が$90万ドル、2015年が$1ミリオン、2016年が$1.2ミリオンとゆるやかに増額していく。来年からは毎年$10万ドルのワークアウトボーナスが設定されている。
ティム・マステイはケンタッキー大出身の25歳。大学を出て2年目の2010年シーズンにパッカーズの正パンターとなり、スーパーボウル制覇にも貢献。昨季は飛距離・コントロールとも安定性を増し、グロス、ネットともパッカーズの球団記録を作った。今年はさらによくなって、先日もショーン・スローカムSTコーチから称賛のコメントがあったばかり。「彼のメカニックはいま非常にしっかりしている。私が(2006年に)来てからのパンターでは最高だ。彼のドロップ、フットワーク、ボディ・ポジション、それに目。ボールをよく蹴れているし、とても安定している」
今年最初の夜練習。時間の関係で練習後に選手インタビューができず、練習前の昼間にロッカールーム・セッションになってしまうのは、記事をまとめる方としてはややつまらない。
朝8時15分からの練習はこの日が最後。約1600人のファンでスタンドがほぼ埋まっている。
WRジェニングス(ヒジ)、FBクーン(ヒザ)、ILBビショップ(ふくらはぎ)の先発トリオが揃って練習に復帰。ただしPUPリストにいたFBクーンとILBビショップは、規定により2日間はフルパッド練習ができない。この日目立ったのはOLBマシューズで、何度もLTニューハウスを突破してサックを決めていた。
朝8時の気温19℃とさわやかなグリーンベイ。今週は月・火・水・木とフルパッド練習が4日続き、キャンプで一番つらい時期かもしれない。
この日の話題は2年目のCBデヴォン・ハウスが1stチームに入っていること。本当に先発昇格なのか、1日単位でライバルたちとローテーションするのか。プレー内容で目立ったのはオフェンスがWRドナルド・ドライバー、ディフェンスがFSモーガン・バーネット。ケガ人ではNTピケット(ヒザ打撲)と4巡指名DEダニエルズ(ヒザと鼠蹊部)の負傷退場が心配なところだ。