過去の記事 2012年8月 全文表示  (リスト表示はこちら

2012年8月31日

Packers 24 - 3 Chiefs

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Chiefs (1-3) 3 0 0 0 3
Packers (2-2) 0 14 7 3 24

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

天気は晴れ、気温31℃とグリーンベイにしてはかなりの暑さ。チーフスとのプレシーズン最終戦はこれで3年連続だ。観客数67999人はプレシーズン最終戦としては素晴らしいが、ゲーム終盤はさすがに空席が目立った。

両軍とも主力のほとんどが第1Q序盤で退き、ロースター枠を争う控え選手たち同士の争いとなった。ケガとは関係なく、WRドライバー、Cサタデー、NT/DEピケット、CBウッドソンのベテラン4選手は休養している。また、オフェンスのプレーコールはマッカーシーHCでなくクレメンツ新OCが担当した。

パッカーズは2番手QBグレアム・ハレルがレーティング158.3の最高点を記録する大活躍で3TDシリーズを成功させ、ゲーム中盤でチーフスを突き放した。ディフェンスはランで247ydsも走られながら、パスはわずか117yds(レーティング49.1)に抑えている。自陣に入られながらFG失敗、インターセプト、ギャンブル失敗などで失点を逃れ、第2Q以降はなんとかチーフスを無得点に抑えることができた。また、14回126ydsという相手反則の多さにも助けられた。

オフェンスで目立ったのは前述のQBグレアム・ハレルWRジャレット・ボイキン。ディフェンスではインターセプトを決めたCBサム・シールズDEマイク・ニールOLBエリック・ウォルデンといった選手たちがよい結果を出した。

ケガ人は最初のプレーで足首を負傷したNT/DE B.J.ラジだけ。さいわい重いものではなさそうだ。

第1Q

  • KC陣29 : QBキャッセル率いる1stチーム。RBヒリスの5ydsラン、RBチャールズの1ydラン、5ydsランで1stダウン。RBヒリスのラン2回で3rdダウン3、16ydsランでGB陣へ。しかし次はラン3回連続止まって、Kサカップが54ydsFGを失敗。
  • GB陣44 : QBロジャース率いる1stチーム。RBベンソンがいきなりファンブルするが、自らリカバー。GBフォルススタート(LTニューハウス)、WRジョーンズへのパス失敗、KCオフサイドで3rdダウン7、WRジェニングスへのクイックパスは6yds止まり。
  • KC陣17 : QBブレイディ・クイン登場。RBヒリスの15ydsラン、WRボウへの9ydsパス、、RBチャールズの6ydsランで1stダウン。WRブレストンへの9ydsパス、RBイーチスの11ydsラン、WRボールドウィンへの11ydsパスでレッドゾーンへ。GBの12メンやKC連続フォルススタートなどで3rdダウン13、QBスクランブルは5yds止まり。26ydsFG成功
  • GB陣20 : 先発組がそのまま出場。RBベンソンの4yds、1yd、4ydsランで3&アウト。
  • KC陣30 : RBイーチスの3ydsランで第1Q終了。

第2Q

  • それぞれ3rdダウンでWRベラミーへ20ydsパス、WRヘミングウェイへ16ydsパスが通ってFG圏内へ。QBスクランブル23ydsでゴール前05ydsへ。エンドゾーンへのパスをCBシールズがインターセプトしてタッチバック。
  • GB陣20 : QBハレル率いる2ndチーム。3rdダウン12からTEフィンリーへの27ydsパス、WRガーリーへの54ydsパスで一気にゴール前01ydへ。RBグリーンのラン2回でタッチダウン
  • KC陣17 : 3ydsラン、6ydsラン、ノーゲインで3&アウト。
  • GB陣07 : RBグリーンの4ydsラン、KCパスインターフェア16yds、RBグリーンの2ydsラン、WRガーリーへの15ydsパス、WRガーリーへのロングパス失敗、GBホールディング、WRデイル・モスへの15ydsパスで3rdダウン5、KCホールディングでKC陣へ。2ミニッツ後、GBフォルススタートなどで3rdダウン14、WRボイキンへの17ydsパスでFG圏内へ。WRボレルへの17ydsパスでレッドゾーンに進み、最後はRBグリーンへのスクリーンパスで18ydsのタッチダウン
  • KC陣30 : 残り45秒。TEオコネルへの10ydsパス(KCタイムアウト#2)、KCフォルススタート、RBドローンへの8ydsパス(KCタイムアウト#3)、パス失敗で3rdダウン7、サック(DLダニエルズ)で前半終了。

第3Q

  • GB陣23 : WRボイキンへの21ydsパス、TEボスティックへの7ydsパス、RBマーク・タイラーの1ydロスで3rdダウン4、TEボスティックへの14ydsパスで1stダウン。RBタイラーのノーゲイン、WRボレルへの10ydsパスでFG圏内へ。KCフェイスマスクのあと、WRボイキンに12ydsTDパス成功
  • KC陣38 : 3番手QBリッキー・スタンジ登場。RBドローンの15ydsパスでGB陣へ。KCフォルススタートやサック(OLBウォルデン)で3rdダウン19、RBドローンがドローで20yds走って1stダウン。KCディレイオブゲームなどで3rdダウン12、スクリーンパスはロスタックルで今度は1stダウンならず、結局パント。
  • GB陣22 : 新人QB B.J.コールマン登場。RBタイラーのラン2回で3rdダウン7、サックされて3&アウト。Pマステイのパントがブロックされるが、転がったボールをSSマクミリアンが拾って22yds走り、なんと1stダウンに。
  • GB陣39 : RBタイラーのラン2回で3rdダウン6、WRボイキンへの16ydsパス、17ydsパスで一気にFG圏内へ。RBタイラーの4ydsランと1ydランで最終Qへ。

第4Q

  • WRギラーレンへのパスは通らず、37ydsFG成功で3点追加。
  • KC陣 : 4番手QBアレックス・タニー登場。RBイーチスのラン2回で3rdダウン4、GBオフサイドでサックが取り消されて1stダウン。RBイーチスのラン2回で1stダウン。さらにGBアンスポーツマンライクコンダクト(DEニール)でGB陣へ。ロングパス成功はKCホールディングで取り消しに。3rdダウン19からランプレーは7yds止まり。
  • GB陣15 : FBクーパーの3ydsラン、KCパスインターフェア22ydsで1stダウン。RBタイラーの1ydロス、投げ捨てで3rdダウン11、RBタイラーの3ydsランでパント。
  • KC陣09 : QBスタンジ再登場。RBイーチスの8ydsラン、4ydsランで1stダウン。FBディマルコへの16ydsパスのあとランプレー2回で3rdダウン5、QBスクランブルは1yd止まり。
  • GB陣11 : RBタイラーへの5ydsランのあと連続パス失敗で3&アウト。
  • GB陣49 : TEオコネルへの11ydsパスのあと、3rdダウン5からのQBスクランブルは2yds止まり。4thダウンもサック(ILBマニング)でギャンブル失敗。
  • GB陣40 : ラン2回で3rdダウン5となって2ミニッツ。ロングパス失敗でまたも3&アウト。
  • KC陣13 : ラン4回で試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Chiefs
Points 24 3
Total Yards 304yds 342yds
First Downs 18回(ラン2・パス12・反則4) 21回(ラン12・パス7・反則2)
Rushing 46yds (24回・平均1.9) 247yds (44回・平均5.6)
Passing  261yds (16/24・2TD・0INT) 117yds (11/21・0TD・1INT)
Sacked 1回3yds 3回22yds
Passer Rating 49.1 130.7
     
3rd Down Efficiency 4/11 (36%) 7/15 (47%)
     
Turnovers 0回 (INT0/FUM0) 1回 (INT0/FUM0)
     
Field Position 自陣22yds 自陣25yds
Punt 6回34.3yds(ネット32.7yds) 4回42.5yds(ネット42.8yds)
Kickoff Return 1回23yds 4回平均37.8yds
Punt Return 2回平均-0.5yds 2回平均5.0yds
Field Goals 1/1 1/2
     
Penalty 8回56yds 14回126yds
Time of Possession 27分04秒 32分56秒

2012年8月30日

Notebook: トラモンの復調

2012年8月29日

Day 34: 公開練習最終日

今年の公開練習もついに最終日。パッドを着けない軽めの調整にもかかわらず、観客席はほぼ満員となっている。TEフィンリーのTDパスキャッチをもって短い練習が終わると、スタンドのファンが恒例のスタンディングオベーション。選手たちもスタンドに歩み寄り、ファンと握手を交わしたりハイファイヴしたりしていた。(写真

プレシーズン最終戦で毎年問題となるのが、先発組をどれだけ出すのか、それとも完全に温存するのか。マッカーシーHCは就任以来毎年、先発組を1シリーズだけプレーさせてきた。先発組の中でも休養させる選手は少なくなく、QBロジャースは出る年と出ない年がある。CBウッドソンはGB移籍以来出場したことがない。

2012年8月28日

Day 33: フィンリーの出場時間は

気温25℃で快晴。今夏最後のフルパッド練習を見るため、約1700人のファンが観客席を埋めている。ロースターカットの詳細は前の記事を参照のこと。練習開始を前にDEジャリアス・ウィンの解雇だけが明らかになり、それ以外の9人の処遇は練習終了後数時間経ってからようやく発表された。

第1次ロースターカット完了

第1次ロースターカット期日の現地月曜日、パッカーズはDEジャリアス・ウィンとFBジョン・ヘイジーの2人を解雇。ILBデズモンド・ビショップ(写真)など6人をインジャリーリザーブに、TEアンドリュー・クウォレスとOLBフランク・ゾンボをPUPリストに入れた。これでロースターは75人となり、プレシーズン最終戦を終えたところで53人へと最終ロースターカットを行うことになる。

DEジャリアス・ウィンFBジョン・ヘイジーの解雇はほぼ順当なところ。なにしろケガ人が多いので、プレシーズン最終戦を戦うためにデプスのあるポジションの選手が先に犠牲になったきらいはある。DEウィンは2009年に6巡指名されて以来なんとかチームに残ってきたが、ここ2年間は成長が見られなかった。

インジャリーリザーブに入ったのは、ILBデズモンド・ビショップ(写真)、RBデュエイン・ベネット、WRシェイキー・スミソン、TEデマルコ・コスビー、OGレイ・ドミンゲス、DEジョニー・ジョーンズの6人。彼らは今季パッカーズでは出場できないが、"Injury Settlement"(回復までの数週間分のサラリーを計算して受け取るのが普通)を成立させて退団し、他球団と契約することなら可能だ。ILBビショップ以外の5人は、(将来性を認められなければ)そうなる可能性がかなりある。

「キャンプ中のPUPリスト」はいつでもチームに復帰できるが、「シーズン中のPUPリスト」に入った選手はシーズン第6戦が終わるまで出場することはできない。また、キャンプ開始時にPUPリストに入っていない選手をシーズン中のPUPリストに入れることはできない。TEアンドリュー・クウォレス(写真)はヒザACL断裂の時期が遅かったため、こうなることはほぼ予想されていた。OLBフランク・ゾンボ(ハムストリング)はやや意外だ。

今回LTデレク・シェロッド(スネ骨折)はリストに入らず、シーズン序盤のうちに復帰できる可能性を残した。ただし、これからまだ「シーズン中のPUPリスト」に入れることは可能なので、来週の最終ロースターカットまで決断を待っただけかもしれない。

2012年8月27日

Day 32: CBハウスは開幕微妙

2連休明けのフルパッド練習は、雨のため屋内練習場ドン・ハトソン・センターに変更されてファン非公開に。RBブランドン・セインが復帰したものの新たに4選手が練習を休み、先週いったん13人まで減っていた見学者がふたたび18人にふくれ上がっている。練習時間は2時間16分とやや長めだった。

2012年8月25日

DEハーグローヴなど5選手を解雇

第1次ロースターカット期日に先立ち、パッカーズはWRアンディ・ブリュワー、OTハーブ・テイラー、DEアンソニー・ハーグローヴ(写真)、CBディオン・ターナー、Sマイカ・ペレリンの5選手を解雇した。今オフは "Bountygate" 事件で話題になることの多かったDEハーグローヴだが、キャンプインしてからはまったく目立たず。解雇せずとも8試合出場停止処分中はロースター枠の例外扱いにできただけに、プレーぶりがよほど期待外れだったということだろう。

OTハーブ・テイラーも同じくプレシーズンでの内容が芳しくなく、解雇そのものは無理もないが、タイミングはやや意外。ケガもあって控えOL陣の層が薄いので、プレシーズン最終戦が終わってからだろうと見られていた。WRブリュワー、CBターナー、Sペレリンの3人はいわゆる ”Camp body” にすぎず、当然の解雇。DB陣のポジション争いに決着がつかない中、彼らを解雇することで、練習やプレシーズン最終戦では注目の選手たちに数多くのプレー機会を与えることができる。

第1次ロースターカット期限は月曜午後4時(米東部時間)。それまでにパッカーズはあと10人を解雇するかインジャリーリザーブに入れてロースターを75人にしなければならない。ILBデズモンド・ビショップ(重度のハムストリング負傷)については、マッカーシーHCが今日の会見で、「これから48時間で決断を下す」と語った。インジャリーリザーブ入りしてシーズンを終える可能性が高いと見られている。

2012年8月24日

Packers 27 - 13 Bengals

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (1-2) 14 3 0 10 27
Bengals (2-1) 3 3 7 0 13

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

天気は晴れ、気温は30℃。チケットが売り切れずに地元TVはブラックアウト。ポール・ブラウン・スタジアムは空席だらけで、クラウドノイズがまったくない。

パッカーズは序盤から攻守とも好調で、QBロジャースの2TDランなどで11点リードしてハーフタイムへ。第3Qには2ndチームオフェンスのファンブルロストから追い上げを許すが、第4Qには控えディフェンス陣が3つのターンオーバーを奪ってダメ押しに成功した。

1stチームオフェンスは前半だけでトータル245yds、1stダウン15回と文句なし。1stチームディフェンスも先発QBアンディ・ダルトンを5/16の40ydsに抑え込んで6失点と非常によかった。後半に登場した2ndチームオフェンスは先週と同じような不振だったが、ディフェンスの頑張りでリードを失わずにすんだ。

移籍初戦のRBセドリック・ベンソンが平均6.3ydsと非常によい走りを見せ、おなじく今夏初戦のWRグレッグ・ジェニングスもさすがのプレーだった。しかし2ndチームはパスプロがボロボロで、QBグレアム・ハレルの不振は相変わらず。

ディフェンスではケイパースDCの(プレシーズンらしからぬ)アグレッシブなプレーコールが奏功し、OLB陣がよくプレッシャーをかけた。CBサム・シールズとILBジャマリ・ラティモアが見事なインターセプトを決めたほか、SS M.D.ジェニングスやCBトラモン・ウィリアムズやCBケイシー・ヘイワードの出来がよかったようだ。

両軍ともケガによる欠場者が多い。TEジャーマイケル・フィンリーが夫人の出産で急きょグリーンベイに帰ったうえ、TEトム・クラブトリーが肩を負傷して退場し、TE陣2人だけで試合を続けなければならなかった。NT/DEライアン・ピケットがふくらはぎを痛めて退場したのも心配なところだ。

第1Q

  • GB陣20 : RBグリーンの3ydsラン、WRネルソンへの12ydsパス、QBスクランブル15ydsでハーフラインへ。RBグリーンへのスクリーンパス5yds、ノーゲイン、フォルススタートで3rdダウン10、投げ捨てでけっきょくパント。
  • CIN陣09 : QBスクランブル3yds、RBレナードの1ydラン、フォルススタートで3rdダウン11、RBレナードへのパスは7yds止まり。
  • GB陣43 : WRネルソンへのロングパス失敗、WRジェニングスへの19ydsパス、クイックパスで18ydsゲインしてレッドゾーンへ。TEクラブトリーへの8ydsパスのあと、QBロジャースのスクランブルで12ydsTDラン
  • CIN陣20 : RBピアマンの2ydsラン、投げ捨てで3rdダウン8、サック(OLBマシューズ&DEラジ)で3&アウト。
  • GB陣31 : WRネルソンへのパス失敗とRBベンソンの8ydsランで3rdダウン2、TEクラブトリーへの22ydsパスとCINアンネセサリーラフネスで1stダウン。RBベンソンの9ydsラン、QBスクランブル11ydsでゴール前04ydsへ。RBベンソンの1ydロスのあと、またもQBロジャースがスクランブルでタッチダウン
  • CIN陣20 : QBスクランブル28yds、RBレナードの12yds、7ydsラン、WRテイトへの9ydsパスでFG圏内へ。ランが止まって3rdダウン10、RBレナード落球で1stダウンならず。。42ydsFG成功
  • GB陣20 : RBグリーンの3ydsランで第2Qへ。

第2Q

  • TEテイラーへのパスは通らず3rdダウン7、WRコブへの13ydsで1stダウン。RBベンソンの3ydsランのあと、WRジョーンズへのパスをCBテレンス・ニューマンがインターセプトし、GB陣25までリターン
  • GB陣25 : ロングパス失敗とRBピアマンの3ydsランで3rdダウン7、WRテイトへの10ydsパス、WRビンズへの11ydsパスでゴール前01ydへ。投げ捨て、RBピアマンの2ydsロスで3rdダウン、サック(OLBウォルデン)でTDならず。30ydsFG成功
  • GB陣21 : WRジェニングスへのロングパス失敗、TEテイラーへの6ydsパスで3rdダウン4、またもQBスクランブル6ydsで1stダウン。RBベンソンの11ydsラン、10ydsパスでCIN陣へ。RBグリーンの1ydラン、WRコブへの10ydsパスでさらに1stダウン。QBスクランブル4yds、RBグリーンの2ydsランで3rdダウン4、エンドゾーンのWRドライバーには通らず。46ydsFG成功で再び11点差に。
  • CIN陣20 : ロングパス失敗と6ydsランで3rdダウン4、WRグリーンへのパスは3yds止まりでパント。
  • GB陣26 : RBベンソンの8ydsラン、TEネルソンへの14ydsパスで2ミニッツ。RBベンソンへのパス失敗、サック、WRジェニングスへの16ydsパスで4thダウン3、WRジェニングスへのロングパスは通らずギャンブル失敗。
  • CIN陣45 : 残りちょうど1分。投げ捨て、TEリー落球、QBスクランブル5yds。残り01秒でタイムアウトを取ってヘイルメリーを投げるが失敗。

第3Q

  • CIN陣35 : 引き続きQBダルトン率いる1stチームオフェンス。ラン2回とパス失敗で3&アウト。
  • GB陣22 : QBハレル率いる2ndチームオフェンス登場。RBタイラーの3ydsラン、TEテイラーへの1ydパスで3rdダウン6、サックされて3&アウト。
  • CIN陣26 : QBグラドコウスキー率いる2ndチームオフェンス登場。RBヘロンの2ydsラン、TEコーシャートへの5ydsパスで3rdダウン3、ロングパス失敗で3&アウト。
  • GB陣28 : FBクーンの9ydsラン、WRボレルへのクイックパスがノーゲイン、RBタイラーの2ydsランで1stダウン。CINオフサイドとパス失敗3回でパント。
  • CIN陣23 : WRジョーンズへの6ydsパス、WRサヌーへの8ydsパスで久々の1stダウン。3rdダウン3からプレッシャーで投げ捨て。
  • GB陣16 : いきなりFBクーンへのエクスチェンジミスでファンブルロスト
  • GB陣15 : WRジョーンズへの15ydsTDパス成功
  • GB陣20 : WRガーリーへの6ydsパスで3rdダウン4、WRボレルがスラントを落球して3&アウト。
  • CIN陣28 : WRヘイゼルトンへの14ydsパスで1stダウン。RBブラウンの2ydsロスとWRサヌーへの6ydsパスで3rdダウン6、投げ捨てでパント。
  • GB陣07 : RBタイラーの4yds、FBクーンの5ydsランで最終Qへ。

第4Q

  • QBスクランブル12ydsで1stダウン。FBクーンの5ydsラン、投げ捨てで3rdダウン5、サックされてけっきょくパント。
  • CIN陣41 : QBザック・ロビンソン登場。最初のパスをCBシールズがインターセプト
  • ハーフライン : WRボレルへの8ydsパス、RBタイラーのラン2回で1stダウン。RBタイラーの9ydsラン、FBクーパーのノーゲイン、WRボレルへのパス失敗で4thダウン1、FBクーパーのランでギャンブル成功。RBタイラーへのスクリーンパス10ydsでレッドゾーンへ。5ydsランのあとサックが響いてTDならず。36ydsFG成功で7点差に。
  • CIN陣20 : 3番手QBタイラー・ハンセン登場。WRヒルトンへの30ydsパスが通ってハーフラインへ。CINホールディングなどで3rdダウン13、RBヘロン落球でけっきょくパント。
  • GB陣09 : 残り6分でQB B.J.コールマン登場。RBタイラーの5ydsランとFBクーパーの7ydsランで1stダウン。FBクーパーの1ydラン、WRブリュワーへの8ydsパス、WRギラーレンへのロングパス失敗でパント。
  • CIN陣19 : 最初のパスをILBラティモアがインターセプトし、そのままタッチダウン
  • CIN陣20 : パスキャッチしたRBブルックスからCBヘイワードがファンブルフォース、Sリチャードソンがリカバー
  • CIN陣20 : RBタイラーの3ydsランで2ミニッツ。FBクーパーのノーゲイン、RBタイラーの2ydsランで4thダウン5、RBタイラーが5ydsランを決めてギャンブル成功。ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Bengals
Points 27 10
Total Yards 335yds 195yds
First Downs 22回(ラン12・パス9・反則1) 9回(ラン2・パス7・反則0)
Rushing 184yds (40回・平均4.6) 68yds (17回・平均4.0)
Passing 188yds (12/22・0TD・1INT) 144yds (15/35・1TD・2INT)
Passer rating 53.9 40.7
Sacked 4回37yds 2回17yds
3rd Down Efficiency 7/18 (39%) 1/12 (8%)
     
Turnovers 0回 (INT0/FUM0) 0回 (INT0/FUM0)
     
Field Position 自陣28yds 自陣32yds
Punt 6回48.5yds(ネット45.5yds) 8回46.5yds(ネット42.3yds)
Kickoff Return 1回20yds 2回平均32.5yds
Punt Return 6回平均5.7yds 5回平均3.6yds
Field Goals 2/2 2/2
     
Penalty 4回25yds 4回35yds
Time of Possession 36分21秒 23分39秒

2012年8月22日

Day 27: G/Tウェルズの価値は

気温22℃で快晴。観客は1500人ほどで、空席があるのは今夏わずか2回目のことだ。この日は予定通りパッドなし、1時間22分の短い練習だった。ハーフスピードのジョグ・スルーではなく、選手たちの動きは速い。

2012年8月21日

Day 26: RBベンソン勉強中

およそ1900人のファンで観客席は超満員。ケガ人が回復してきた今日は練習時間が長く、ここ2週間で最も長い2時間22分だった。なお、チームは先週のゲーム前にセント・ノーバート大での合宿生活を終了し、今週からは自宅通勤となっている。今年の公開練習はこの日を含めてあと5日。

2012年8月20日

Day 25: 主力4選手が練習復帰

二連休明けのフルパッド練習に、WRジェニングス(脳震盪)、TEフィンリー(太もも)、FBクーン(足首)、CBシールズ(ヒジ)の4人が復帰した。もっとも多かった時で21人いたケガ人が、ようやく13人まで減ってきた。

気温は21℃、観客はおよそ1800人。7月の猛暑がやわらいだ頃に始まった今年のキャンプは非常に天候に恵まれてきた。しかし今日は練習半ばで土砂降りの雷雨となり、今夏2回目の屋内練習場に。 「雨だけならば非常によかった。実戦ではああした状況でのプレーもあるから。しかし雷は決して甘く見てはならない。リスクは冒せない」とマッカーシーHCは説明している。

2012年8月17日

Packers 10 - 35 Browns

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Browns (2-0) 6 10 14 5 35
Packers (0-2) 7 0 0 3 10

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

ランボーフィールドの気温は21℃。心配された天気も、第2Q途中にすこし雨が降っただけ。パッカーズは最初のオフェンスでQBロジャースがTDパスを決めたものの、2番手QBグレアム・ハレルが散々な出来で、第4Qにようやく3点を挙げた。第4Qにはラン中心で時間を稼がれ、3番手QB B.J.コールマンは最初のパスがインターセプトされて試合が終わってしまった。

失点もこちらもオフェンスの失敗に起因するものが多かった。WRコブのファンブルロスト、自陣でのギャンブル失敗、自陣ゴール前からのパント2回、レシーバーが転んだことによるINTリターンTD、自陣エンドゾーン内インテンショナルグラウンディングでセーフティなど。

総勢18人が欠場し、RBは2人だけでゲームをする異常事態だったが、あらたなケガ人が出なかったことが最大の収穫。試合後の会見でも、「報告すべきケガ人は出なかった」とマッカーシーHCが説明している。

第1Q

  • CLE陣17 : RBハーデスティからCBウッドソンがファンブルフォース、CBヘイワードがリカバー
  • CLE陣23 : RBグリーンの3ydsランのあと、WRネルソンに20ydsTDパス成功
  • CLE陣29 : RBハーデスティのラン2回で1stダウン。WRジョシュ・ゴードンへの19ydsパスでGB陣へ入り、さらにRBハーデスティのラン2回でFG圏内へ。CLEホールディング、GBオフサイドなどのあと、53ydsFGが成功
  • GB陣24 : ノーハドル。TEウィリアムズへの9ydsパス、RBグリーンの3ydsラン、WRジョーンズのへの4ydsパス、TEウィリアムズへの9ydsパス、WRジョーンズへの11ydsパスでCLE陣へ。クイックパスを受けたWRコブがファンブルロスト。40ydsdリターンされてGB陣26へ
  • GB陣32 : パス失敗、3ydsラン、パス失敗で3&アウト。47ydsFGが決まって1点差。
  • GB陣11 : RBグリーンの5ydsラン、QBロジャースの21ydsランで1stダウン。RBグリーンの5ydsラン、WRジョーンズへのスラント失敗で3rdダウン5、QBスクランブル3yds止まりでギャンブルの構え(CLEタイムアウト)。WRドライバーへのパスは通らずギャンブル失敗。
  • GB陣45 : RBハーデスティの4ydsラン、WRリトルへのクイックパスが12ydsゲインしてFG圏内へ。投げ捨て、4ydsランで3rdダウン6、WRリトルへ24ydsパスが通ってゴール前01ydsへ。

第2Q

  • RBハーデスティが1ydTDランを決めて逆転。
  • GB陣20 : QBハレル率いる2ndチーム登場。フォルススタートと3連続パス失敗で3&アウト。
  • CLE陣39 : RBハーデスティの3yds、ノーゲインで3rdダウン7、WRリトルへのパスは6yds止まり。
  • GB陣10 : RBタイラーのラン2回とオフサイドで3rdダウン3、WRコブへの6ydsパスで1stダウン。3rdダウン8からのパスは投げ捨て。
  • CLE陣08 : WRクリブスへの7ydsパス、TEムーアへの7ydsパスで1stダウン。3rdダウン5からWRノーウッドへの8ydsパス、RBブランドン・ジャクソンの9ydsランなどでフィールド中央へ。3rdダウン9からWRリトル落球。好パントでGB陣01へ。
  • GB陣01 : ノーゲインとパス落球で3rdダウン10、WRコブへのパスは通らず。
  • GB陣40 : CLEイリーガルモーションで5yds退がって2ミニッツ。RBジャクソンへのパス2回などで1stダウンならず、52ydsFG成功
  • ビッグリターンでCLE陣45 : RBタイラーへのパスは3ydsロス、WRボイキンへの7ydsパス、QBスクランブル5ydsで4thダウン1、残り19秒(GBタイムアウト#2)。54ydsFGは失敗。
  • CLE陣44 : 残り15秒。WRノーウッドに18ydsを通して最後のタイムアウト。56ydsFG失敗。
  • GB陣48 : 残り02秒。ヘイルメリーはインターセプトされて前半終了。

第3Q

  • GB陣14 : WRボイキンへの4ydsパス、RBタイラーの1ydランで3rdダウン5、QBスクランブル7ydsでなんとか1stダウン。TEウィリアムズへの5ydsパスのあと、インターセプトされてそのまま38ydsのタッチダウン
  • GB陣20 : WRデイル・モスへの7ydsパス、GBホールディング、TEテイラーへの9ydsパス、QBスクランブル11ydsで1stダウン。WRボイキンへの3ydsパスとRBタイラーの4ydsラン、WRモスへのロングパス失敗でパント。
  • CLE陣25 : QBコルト・マッコイ登場。WRゴードンへの19ydsパス、RBジャクソンの8ydsランでGB陣へ。4thダウン1からFBスメリーへの9ydsパスでギャンブル成功。3rdダウン9からWRウィンザーへの9ydsパスでさらに1stダウン。TEグロンコウスキーへの21ydsパスでゴール前04ydsに迫り、RBジャクソンのラン3回でタッチダウン
  • GB陣16 : RBタイラーのノーゲイン、GBホールディングで第3Q終了。

第4Q

  • エンドゾーン内からインテンショナルグラウンディングでセーフティ
  • CLE陣41 : QBセネカ・ウォレス登場。CLEホールディング、RBトーマスの3ydsラン、WRクーパー落球で3rdダウン17、WRリードへのパス成功も10yds止まり。
  • GB陣17 : RBタイラーの1ydロス、TEコスビーへの7ydsパスで3rdダウン4、WRボイキンへ25ydsパス成功。次もWRボイキンに24ydsパスでFG圏内へ。WRブリュワーへの6ydsパス、エンドゾーンへのパス失敗で3rdダウン4、RBタイラーのランは2ydsのロス。42ydsFG成功
  • CLE陣20 : RBトーマスのラン3回で1stダウン。WRスペンサーへの27ydsパスでGB陣へ。RBトーマスのラン2回で3rdダウン4、WRリードへの7ydsパスでさらに1stダウン。RBトーマスのラン3回でレッドゾーンへ。2ミニッツ明けはCLEディレイなどで3rdダウン10、ランは2yds止まり。34ydsFG成功で3点追加。
  • GB陣20 : 残り51秒でようやく3番手QB B.J.コールマン登場。最初のパスをインターセプトされて自陣06ydsまでリターンされる。
  • ニーダウン2回で試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Browns
Points 10 35
Total Yards 228yds 337yds
First Downs 10回(ラン4・パス6・反則0) 19回(ラン7・パス12・反則0)
Rushing 69yds (18回・3.8平均) 117yds (40回・平均2.9)
Passing 159 yds (18/36・1TD・3INT) 220yds (19/30・0TD・0INT)
Sacked 0回0yds 0回0yds
3rd Down Efficiency 6/13 (43%) 10/18 (56%)
     
Turnovers 4回 (INT3/FUM1) 1回 (INT0/FUM1)
     
Field Position 自陣25yds 自陣42yds
Punt 4回52.5yds(NET45.3yds) 3回46.5yds(NET46.5yds)
Kickoff Return 6回平均26.2yds 3回平均26.0yds
Punt Return 1回平均10yds 3回平均3.0yds
Field Goals 1/2 4/5
     
Penalty 8回67yds 8回61yds
Time of Possession 23分59秒 36分01秒

2012年8月15日

Day 20: LGラングは5年$22ミリオン

気温24℃で晴れ。およそ1900人のファンで観客席はあふれている。練習時間は2時間13分で、久しぶりに2時間を超えた。

2012年8月14日

T.J.ラングが契約延長に合意

先発左ガードのT.J.ラングがパッカーズとの契約延長に合意した。金額は不明だが、2013年から2016年まで、今年を含めると5年契約となる。昨年先発LGに定着した彼は十分な成長を見せて強力オフェンスに貢献。来春FAとなれば大型契約も期待できたはずだが、彼はグリーンベイの暮しを非常に気に入っており、安定を求めて早め(かつ安め)の契約を選んだものと思われる。また、控えOL陣の層が薄いパッカーズにとって、Cサタデーが1年か2年で引退、ラングがFA退団していたらOLの不安定化は避けられないところだった。

今後パッカーズは有力選手たちとの契約延長が目白押しだが、先日のPマステイ、そしてこのLGラングとの契約がまとまったことで、来春FAとなる中核選手はWRジェニングスだけとなった。そのあとは2014年春にFAとなるOLBマシューズとNT/DEラジ、そして相場より大幅に安いQBロジャースと続いていく。(契約は2014年までだが)

T.J.ラングはミシガン州ファーンデール出身の24歳。イースタンミシガン大で左右タックルとして活躍し、2009年ドラフト4巡指名でパッカーズへ。1年目からLTクリフトンやRTタウシャーの代役スターターとして価値ある働きをしたものの、たるんだ生活スタイルのせいもあって2年目は伸び悩んだ(朝帰りもたびたびだったと本人)。しかし3年目の昨季は生活を立て直し、先発LGの座をがっちりつかんだ。FA移籍した前任者ダリン・カレッジよりアップグレードだったのは明らかで、4年目の今季はさらなる成長も期待できそうだ。代役でタックルがプレーできる点も価値が高い。

Day 19: LTニューハウス復帰

午前11時で気温19℃。初練習のRBベンソンを見るためか、それともオリンピックが終わったせいか、1600人ほどのファンで再びスタンドが埋まっている。

2012年8月13日

Day 18: LTはローテーション

前日で夜練習が終わり、今日からは午前11時15分からが基本となる。この日の観客は初めて1500人を割り込み、スタンドが満員にならなかった。この日は2人が復帰し、欠場組は19人に。「これほどケガ人が多いキャンプは初めてだ」とマッカーシーHCは会見で語っている。

RBセドリック・ベンソンと契約

パッカーズは元ベンガルズのRBセドリック・ベンソンと1年契約を結んだ。金額は不明。8月まで売れ残っていたのだから安価なのは間違いないが、交渉を2日間粘ったことからすると、インセンティブぐらいは付け加えたかもしれない。今年パッカーズはRBライアン・グラントとの再契約を見送ったものの、新エースと見込んだRBスタークスはミスが目立ち、しかもプレシーズン初戦でつま先を痛めてしばらく欠場が確実。その他にもRB2人が負傷中で、プレシーズンを戦うにも駒不足の状況だった。

セドリック・ベンソンはテキサス州ミッドランド出身の29歳。テキサス大史上2位の通算5540ydsラッシングを記録し、2005年ドラフト1巡4位でベアーズに入団した。しかしケガにも苦しんでトーマス・ジョーンズから先発の座を奪えず、3年間でわずか1593ydsしか走れなかった。さらに度重なる警察沙汰(後述)を起こして2008年に解雇され、ベンガルズへ。しだいに大学時代の輝きを取り戻し、2009年から3年連続で1000yds超を記録。ベンガルズ在籍4年間で4176yds(平均3.8)、21TDを挙げている。

パワフルなインサイド・ランナーであり、同い年のグラントより実力は上と見られているが、マイナス点もいくつかある。まずはファンブルの多さで、過去2年間で12回はNFL最多(その間パッカーズのRB陣全体で7回)。また、パスプロテクションやパスキャッチ(昨季わずか82yds)は得意でなく、エヴリダン・バックとしては期待しにくい。もう1つは私生活でのトラブル歴。2008年5月に酩酊状態でのボート運転および逮捕への抵抗、翌6月にも飲酒運転と信号無視で逮捕され、ベアーズから解雇(どちらも法廷では無罪に)。2010年6月にはバーテンダーを殴って逮捕。2011年7月にも親族への暴行で逮捕され、ついにNFLから1試合出場停止を科せられている。

2012年8月12日

Day 17: ILBビショップは手術へ

休日明けの夜間練習に、立ち見500人を含めて約2000人のファンが集まった。総勢21人ものケガ人が休んでおり、練習時間は今夏最短の1時間35分。攻守ともスカウトチーム相手の練習が主体で、コンペティティブな内容ではなかった。

2012年8月10日

Packers 13 - 21 Chargers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (0-1) 0 7 0 6 13
Chargers (1-0) 7 7 0 7 21

ゲーム詳細へ | スタッツ等まとめへ | ケガ人情報へ

天気は晴れ、気温は28℃。空席の目立つクアルコム・スタジアムには時おり Go Pack Go! のチャントが響きわたり、パッカーズファンがかなり来ていることをうかがわせる。

試合は序盤からターンオーバー合戦の締まらない内容。パッカーズはRBスタークスとKRボレルのファンブルロスト、QBロジャースのインターセプトで1stチームは無得点に終わる。逆にディフェンスはCBウィリアムズのインターセプトとILBホークのファンブルリカバーで7失点に抑える。控え同士の中盤戦はオフェンス的には低調な展開。第4QにRBタイラーのランでようやく2TD目を挙げたパッカーズだったが、逆転の2ポイントコンバージョンは失敗に終わり、新人QB B.J.コールマンが率いた最後のシリーズもファンブルロストで試合終了。

QBロジャースが4シリーズ出場したあと、第1Q末から第4Q2ミニッツまでQBグレアム・ハレルがたっぷりと出場し、良いところも悪いところも明らかになった印象。WRランドール・コブも2ndチームのエース格としてよく働いた。ディフェンスではCBデヴォン・ハウスがいくつも好プレーを見せ、先発起用の期待に応えた。1巡指名OLBニック・ペリーも好パスラッシュで初サック&相手のホールディングを誘う活躍。いっぽう、代役LTハーブ・テイラーは不安定なパスプロで味方QBを苦しめ、両若手セーフティはカバレッジミスとミスタックルが失点につながった。

心配なのはILBデズモンド・ビショップの負傷退場。「ヒザの捻挫」との説明だったが、かなり重そうに見える。そのほかCBデヴォン・ハウスが肩を、Sアンソニー・レヴィーンが背中を負傷して退場している。

第1Q

  • SD陣20 : TEゲイツへの6ydsパス、OLBペリーのサックもアンスポーツマンライクコンダクトで1stダウン。RBマシューズの5ydsランとRBロニー・ブラウンへのスクリーンパス8ydsでGB陣へ。3rdダウン3からWRマルコム・フロイドへのパスは通らずパント。
  • GB陣03 : RBスタークス落球、3ydsランで3rdダウン7、TEクラブトリーへの9ydsパスで1stダウン。投げ捨てとRBスタークスの5ydsランで3rdダウン5、WRジョーンズへの7ydsパス成功。RBスタークスがファンブルロスト
  • GB陣26 : ランプレーでILB・ビショップ負傷退場のあと、TEゲイツに23ydsTDパス成功
  • キックオフリターナーのWRボレルがファンブルロスト
  • GB陣17 : ランプレーのあと、CBトラモン・ウィリアムズがインターセプト
  • GB陣23 : 投げ捨て、RBスタークスの5ydsラン、投げ捨てで3&アウト。
  • SD陣42 : RBマイケル・ヘイズがファンブルしてILBホークがリカバー
  • SD陣42 : RBスタークスの2ydsラン、SDエンクローチメント、1ydラン、GBホールディング(ディクライン)で4thダウン2、QBがヒットされて浮いたパスがインターセプトに
  • SD陣17 : QBジャレット・リーが登場。RBブラウンの2ydsランと投げ捨てで3rdダウン8、WRスパーロックへのパスは7yds止まり。
  • GB陣19 : QBグレアム・ハレル登場。RBグリーンの1ydラン、WRボレル落球、WRコブ落球で3&アウト。
  • SD陣38 : WRヴィンセント・ブラウンへの12ydsパスと1ydランで第2Qへ。

第2Q

  • WRエンブリーへのパス成功はSDホールディングで取り消し。3rdダウン18、スクリーンパスは不発でけっきょくパント。
  • GB陣24 : RBグリーンの1ydラン、WRコブへの4ydsパスで3rdダウン5、TEウィリアムズへのロングパスは通らず。
  • SD陣21 : TEロザリオへの9ydsパス、WRスパーロックへの45ydsdパスで一気にGB陣20へ。3rdダウン7からパスが通らず、35ydsFGは左アップライトに当たって失敗。
  • GB陣25 : 連続パス失敗で3rdダウン10、スクランブルからWRボレルへのパスはノーゲイン。
  • SD陣31 : RBブリンクリーの7yds、3ydsランで1stダウン。WRブラウンへの36ydsパスが通ってレッドゾーンへ。SDホールディングのあと、WRブラウンへ27ydsTDパス成功
  • GB陣30 : TEウィリアムズへ5ydsパス、WRコブへの28ydsパスでSD陣37へ進んで2ミニッツ。WRボレルへの9ydsパス、WRコブへの23ydsパスでゴール前05ydsへ。被サックはSD反則で帳消しとなり、RBグリーンの1ydランのあと、WRコブに3ydsTDパス成功
  • SD陣18 : ニーダウンで前半終了。

第3Q

  • GB陣20 : WRボイキンへのロングパス失敗、WRボレルへのバブル・スクリーン4ydsで3rdダウン6、WRギラーレン落球で3&アウト。
  • SD陣27 : ラン3回で1stダウン。RBブリンクリーへの6ydsパス、QBファンブルを自分でリカバーで3rdダウン7、無理に投げたロングパスをSレヴィーンがインターセプト
  • GB陣26 : RBマーク・タイラーの1ydラン、サック、WRボイキンへの3ydsパスで3&アウト。
  • SD陣23 : 3ydsランとパス失敗で3rdダウン7、スクリーンパスは3yds止まりでパント。
  • GB陣25 : RBタイラーのランは1ydロス、ノーゲインで3rdダウン11、パス失敗でまたも3&アウト。
  • SD陣37 : RBへのショートパス失敗、1ydランで3rdダウン9、RBブリンクリーへのパスは3yds止まり。
  • GB陣32 : RBタイラーの3ydsラン、GBホールディング、WRモスへの8ydsパス、WRギラーレンへの17ydsパスでようやく後半初1stダウン。RBタイラーの3ydsラン、4ydsパスで最終Qへ。

第4Q

  • RBタイラーの5ydsランで1stダウン。WRモスへの7ydsパス、投げ捨て、WRモスへのパス失敗で4thダウン3、SDパスインターフェアで1stダウン。RBタイラーの5ydsラン、WRモスへの14ydsパスでゴール前06ydsへ。RBタイラーのラン2回でゴール前数インチ。タイムアウト後にRBタイラーがTDラン。2ポイントコンバージョンはWRボイキンにパスが通らず、逆転ならず。
  • SD陣23 : 3rdダウン1からのランがノーゲインで3&アウト。
  • GB陣16 : RBタイラーの4yds、6ydsランで1stダウン。ノーゲイン、フォルススタート、RBタイラーへのスクリーンパス6yds、TEデマルコ・コスビー落球でパント。
  • SD陣24 : ランが2ydsロス、パス失敗で3rdダウン12、WRエンブリーへの37ydsパス成功でGB陣へ。RBブリンクリーの12ydsラン、WRペインへの14ydsパス、WRウィリーへの10ydsパスでゴール前04ydsへ。RBブリンクリーの3ydsランはわずかに届かず。2ミニッツ後にRBブリンクリーが飛び込んでタッチダウン
  • GB陣24 : 残り1分49秒。ようやく新人QB B.J.コールマン登場。WRボイキンへの6ydsパス、12ydsパスで1stダウン。3連続パス失敗で4thダウン10、TEウィリアムズへの12ydsパスでギャンブル成功(GBタイムアウト#2)。スクリーンパスをキャッチしたRBタイラーがヒットされてファンブルロストして万事休す。
  • ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Chargers
Points 13 21
Total Yards 230yds 326yds
First Downs 14回(ラン3・パス9・反則2) 15回(ラン4・パス10・反則1)
Rushing 51yds (22回・平均2.3) 68yds (29回・平均2.3)
Passing 187yds (21/43・1TD・1INT) 272yds (18/27・2TD・2INT)
Sacked 2回8yds 2回14yds
3rd Down Efficiency 7/18 (39%) 3/11 (27%)
     
Turnovers 4回 (INT1/FUM3) 3回 (INT2/FUM1)
     
Field Position 自陣25yds 自陣34yds
Punt 49.5回yds(ネット44.1yds) 43.2回yds(ネット43.0yds)
Kickoff Return 3回平均26.7yds 2回平均26.0yds
Punt Return 2回平均0.5yds 5回平均8.6yds
Field Goals 0/0 0/1
     
Penalty 3回29yds 7回51yds
Time of Possession 29分08秒 30分52秒

2012年8月 9日

OGレジー・ウェルズと契約

パッカーズはOTマイク・マッケイブ(ドラフト外)をインジャリーリザーブに入れ、ベテランのOGレジー・ウェルズと契約した。若手重視のパッカーズがこの時期にベテランを補強をするのは非常に珍しいこと。C/Gディートリック=スミスを除いてロクな控えOLがいない現状に、それだけ危機感を感じたということだろう。ウェルズの本職は左ガードだが、左右タックルでも先発経験がある。金額は不明だがおそらく1年契約のベテランミニマムだろう。

レジー・ウェルズはディビジョンIIのクラリオン大(ペンシルヴェニア州)出身の31歳。2003年ドラフト6巡でカーディナルスに入団、2年目から先発左ガードに定着し、6年間スターターを務めた。左ガードで先発79試合、右タックルで10試合、左タックルで2試合の先発経験がある。2010年にイーグルスにトレードされ、8試合出場(先発は1試合のみ)。昨季はイーグルスの開幕ロースターに残れず、パンサーズに入団するも先発機会がないまま11月末に解雇されていた。

身長6フィート4(193cm)、体重318ポンド(144kg)、背番号は68番。公式サイトのロースター表ではG/Tとなっていて、OTの控えも兼ねることを示唆している。

2012年8月 8日

Day 13: クレメンツOCはサイドラインに

今年初めて午後3時半からの練習。このところケガ人が増え、また2日後にはゲームがあるためか、この日の練習はパッドなしのシェルだけ(写真)に変更された。ごく軽い練習はわずか1時間49分で終了となった。

2012年8月 7日

Day 12: ケガ人多く練習短縮

観客席は2000人ほどのファンで満員だったが、この日はふだんより1時間も早く練習が終了。今夏もっとも短い1時間44分ほどだった。短縮の理由はケガ人が増えてきたためだ、とマッカーシーHCは説明している。この日もCBサム・シールズ(ヒジ)とRBブランドン・セイン(ハムストリング)が負傷退場した。攻・守・STともこの日がインストールの最終日だったとのこと。

2012年8月 6日

Day 11: ベテラン休養日

日曜は今年2回目の夜練習。NFL経験7年以上のQBロジャース、WRジェニングス、WRドライバー、NTピケット、DEハーグローヴ、ILBホーク、CBウッドソン、CBブッシュといったベテランが休養を与えられている。彼らを休ませることより、若手にプレー機会を与えるという意味合いの方が大きそうだ。観客席を埋めた1800人以上のファンにはちょっと気の毒なところ。

チームは来週の練習スケジュール変更を発表。12日から14日の3回を午前11時15分開始に変更した。遅い時間の練習が選手たちに不評だったのだろうか。

2012年8月 4日

Packers Family Night !

第12回パッカーズ・ファミリー・ナイトがランボーフィールドで開催され、メインイベントのスクリメージ練習にくわえ、さまざまなイベントを満員のファンが楽しんだ。チケット完売は過去12回の歴史で6回目、2008年以来4年ぶりのこと。昨年は雨のためわずか20分で打ち切りとなったが、今年は雲ひとつない好天に恵まれた。

注目のスクリメージ練習では、昨年と違ってオフェンス対ディフェンスはライブ・タックリングだった。今年はケガのリスクよりも課題のタックリング向上を重視せざるをえないのだろう。スナップ前の反則が多かったのが反省点だが、攻守とも1stチームが2ndチームに対して貫録を見せた。

スクリメージ練習終了直後、OL対DLのフィールドゴール合戦が行われた(門限延長を賭けることが多い)。成功させたのは最初と最後(32yds)のLGラングだけで、それ以外は全員が失敗に終わった。この余興はトンプソンGMのアイディアだった、とマッカーシーHC。

その後は選手たちへのインタビュー。娘を抱いたWRドナルド・ドライバーがスタンドを埋めた大観衆への感謝の言葉。また新加入Cジェフ・サタデーは新天地での抱負や初ランボーリープの感想を述べた。選手たちは家族をサイドラインに呼んで記念写真を撮ったりしている。選手が着たばかりのジャージを抽選でスタンドのファンにプレゼント。最後は音楽に合わせた色とりどりの花火がグリーンベイの夜空を彩った。

南側には建設中の大スタンドがそびえる

前座はかわいらしい少年フットボールのゲーム

おなじみオナイダ族の民族舞踊

ユニットごとに入場 ジョー・ウィットCBコーチとコーナーバック陣

1stチームは攻守とも良い内容

WRドナルド・ドライバーも37ydsパスキャッチで盛り上げた

なんとオフェンス11人全員でランボーリープ

照明を消し 音楽とシンクロした花火でイベント終了

Pティム・マステイが契約延長

Pティム・マステイがパッカーズとの契約延長にサインした。契約ボーナス$1.2ミリオンを含む総額$6ミリオン強の5年契約。Journal Sentinel紙によると、NFLパンターの中で年平均サラリーは15番目となる。NFL3年目の彼は契約最終年を迎え、来春に制限付きフリーエージェントとなる予定だった。実績あるキッカーやパンターは数字の伸びる暖かい地域やドーム球団に移りたがる場合が多く、昨年のKクロスビーに続いてPマステイと安価に契約延長できたことはスペシャルチームの安定にとって大きい。

サラリーの内訳は、今年が$54万ドル(これまでと変わらず)、2013年が$76万5000ドル、2014年が$90万ドル、2015年が$1ミリオン、2016年が$1.2ミリオンとゆるやかに増額していく。来年からは毎年$10万ドルのワークアウトボーナスが設定されている。

ティム・マステイはケンタッキー大出身の25歳。大学を出て2年目の2010年シーズンにパッカーズの正パンターとなり、スーパーボウル制覇にも貢献。昨季は飛距離・コントロールとも安定性を増し、グロス、ネットともパッカーズの球団記録を作った。今年はさらによくなって、先日もショーン・スローカムSTコーチから称賛のコメントがあったばかり。「彼のメカニックはいま非常にしっかりしている。私が(2006年に)来てからのパンターでは最高だ。彼のドロップ、フットワーク、ボディ・ポジション、それに目。ボールをよく蹴れているし、とても安定している」

2012年8月 3日

Day 8: ウッドソンの真価

今年最初の夜練習。時間の関係で練習後に選手インタビューができず、練習前の昼間にロッカールーム・セッションになってしまうのは、記事をまとめる方としてはややつまらない。

2012年8月 2日

Day 7: OLBマシューズ好調

朝8時15分からの練習はこの日が最後。約1600人のファンでスタンドがほぼ埋まっている。

WRジェニングス(ヒジ)、FBクーン(ヒザ)、ILBビショップ(ふくらはぎ)の先発トリオが揃って練習に復帰。ただしPUPリストにいたFBクーンとILBビショップは、規定により2日間はフルパッド練習ができない。この日目立ったのはOLBマシューズで、何度もLTニューハウスを突破してサックを決めていた。

2012年8月 1日

Day 6: CBハウスが1stチームに

朝8時の気温19℃とさわやかなグリーンベイ。今週は月・火・水・木とフルパッド練習が4日続き、キャンプで一番つらい時期かもしれない。

この日の話題は2年目のCBデヴォン・ハウスが1stチームに入っていること。本当に先発昇格なのか、1日単位でライバルたちとローテーションするのか。プレー内容で目立ったのはオフェンスがWRドナルド・ドライバー、ディフェンスがFSモーガン・バーネット。ケガ人ではNTピケット(ヒザ打撲)と4巡指名DEダニエルズ(ヒザと鼠蹊部)の負傷退場が心配なところだ。