1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (2-9) | 7 | 7 | 0 | 0 | 14 |
Eagles (5-6) | 10 | 0 | 3 | 6 | 19 |
両チームともケガ人が多く、開幕前には想像もできなかった陣容。予想通り双方オフェンスが低調に推移するなか、パッカーズは序盤から若手選手がターンオーバーを連発。前半に2TDを挙げてなんとか4点をリードするが、結局キックオフリターナーが2つ、RBガドーが1つと合計3つのファンブルロストを犯し、イーグルスに逆転を許した。
第1Q、パッカーズが3&アウトに終るとRBウェストブルックの好リターンでGB陣38へ。ウェストブルックのランでレッドゾーンに入るが、RBゴードンのファンブルロストで先制ならず。GB陣9からのパッカーズは再び3&アウトに終わり、またもや好リターンでGB陣39。イーグルスOL陣のフォルススタート2回でレッドゾーンには入れず、44ydsのFG成功で3点先制。パッカーズはキックオフリターナーのRBリーがファンブルしてしまい、三たびGB陣32でのピンチ。今度はRBウェストブルックの27ydsランが飛び出してついにタッチダウン。パッカーズはWRドライバーへの23ydsパス、RBガドーの18ydsランの後、ガドーの33ydsTDランが飛び出して、わずか3プレーで7点を返す。その後は両軍ディフェンスが頑張ってパントの蹴り合い。
第2Q、TEフランクスがロングパスをキャッチ失敗した時に頭を打って倒れ、長時間の中断があった。イーグルスが3&アウトの後、パッカーズはガドーのランを中心に、4thダウン1も成功させてPHI陣32まで進むが、エンドゾーンへのパスをインターセプトされて得点ならず。次のイーグルス攻撃もフォルススタートが響いてパントどまり。パッカーズはチャットマンの24ydsリターンから、ガドーのランとドライバーへのパスでレッドゾーンに進み、残り1分を切ったところでTEマーティンへの13ydsTDパスが決まって逆転。
第3Q、両者3&アウトのあと、PHI陣16からのイーグルスは、TEスミスやRBウェストブルックのランでGB陣に入り、4thダウン1のギャンブルでウェストブルックが22ydsのラン。しかしTDはならず、38ydsのFG成功で1点差に追い上げる。パッカーズの攻撃は、パスキャッチしたRBガドーが50yds上でファンブルロストしてしまうが、イーグルスはパス失敗3回でパント。
第4Q、両者パントのあと、PHI陣20からのイーグルスは、RBウェストブルックのランを中心にGB陣に入り、QBマクマーンのスクランブルで得点圏に。Kエイカーズが3本目の37ydsFGを決めてついに逆転。残り4分40秒、逆転を目指すはずがキックオフリターナーのWRサーマンがファンブルロストしてしまい、GB25でのピンチに。イーグルスはランで時間を使い、タッチダウンはならなかったが33ydsFGで5点差に広げる。タイムアウトは使い切り、残り1分49秒からパッカーズ最後の攻撃。3rdダウン10からのロングパスをインターセプトされたが、ラフィングザパサーの反則をもらって15yds前進。残り59秒、50yds地点からエンドゾーンのWRファーガソンを狙ったパスは完全にカバーされており、インターセプトで万事休す。
Packers Injury Report | ||||
---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status | Notes |
Corey Williams | DT | Calf | Doubtful | 欠場 |
Robert Thomas | LB | Quad | Questionable | 欠場の見込み |
Mike Hawkins | CB | Ankle | Questionable | 出場の見込み |
Eagles Injury Report | |||
---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status |
Tra Thomas | T | Back | Out |
Artis Hicks | G | Knee | Doubtful |
Shawn Andrews | G | Shoulder | Questionable |
Greg Lewis | WR | Elbow | Questionable |
Lamar Gordon | RB | Ankle | Probable |
Stephen Spach | TE | Foot | Probable |
Sam Rayburn | DT | Elbow | Probable |
Jeremiah Trotter | LB | Knee | Probable |
Roderick Hood | CB | Heel | Probable |
David Akers | K | Hamstring | Probable |
Probable Questionable Doubtful Out |
: 出場の可能性75% : 出場の可能性50% : 出場の可能性25% : 欠場 |
2勝8敗となって残り6試合。「QBアーロン・ロジャースに出場機会を与えるべきか」が話題になるのも仕方のないところだが、シャーマンHCは否定している。「我々がそれをするとしたら、ブレットがもう引退すると前提してのことになるが、私はそのようには思っていない。もしブレットが 『来季はプレーしない』 と言いに来たなら、事情も変わってくるだろう。しかし彼は言葉でも振る舞いでも行動でもプレーでも、そのようなことを示してはいない。ハードにプレーし、これまでに負けないほど打ち込んでいる。技量が落ちることも全くない」
いっぽうブレット・ファーヴ本人は、引退問題について次のように語っている。「2勝8敗だろうと8勝2敗だろうと、(引退の)決定には全く影響がない。いま僕は、これまでと同じレベルでプレーできていると感じている。確かに勝敗については、もっとマシならよかったと思う。しかし身体的には、過去にできたことがいまもできているのは間違いない。それに、現時点でもシーズン終了時点でも、今季のパッカーズのプレー内容に基づいて(引退についての)判断を下すつもりはない」
QBロジャース起用の可能性についてファーヴは、「それはコーチたちが決めることだ。(1試合に何シリーズか交代しても)どちらにせよ僕が気を悪くするようなことはないよ。キャリアを通じて、1人ではチームはやっていけないことはよく分かっている。ブレット・ファーヴがいなくなっても、グリーンベイの人生は続いていくんだ。14年も続けてきたから、それが信じられないようときもあるけど、どこかの時点で、チームは将来のことを考えなければならない。誰が継ぐにしろ、そのシナリオがマイク(シャーマンHC)かテッド(トンプソンGM)から提示されたとしたら、それが現実なんだ。僕は怒ってわめき散らすようなことはない」
QBロジャース起用の可能性について、Cマイク・フラナガンは激しく反論している。「そんな馬鹿げた話は聞いたことがない。本人がもうプレーしないと決めるまでは、これはブレット・ファーヴのチームなんだ。将来のために少しばかり経験を積ませたい選手がいるからって、試合を犠牲にはしないし、シーズンを犠牲にはしない。ウチは30年も負け続けたところからブレット・ファーヴのおかげで復活したんだ。彼はチームの勝利のため、自分にできることは全てやってきた。常にそうだったし、これからもそうだ。将来のためにブレットをほんの少し休ませようとすることでさえ、彼に対する侮辱だ。ブレットが下がりたいなら、もし彼自身がそう決めたのなら、話は別だ。これは彼のチームだ」
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Vikings (5-5) | 0 | 7 | 7 | 6 | 20 |
Packers (2-8) | 7 | 7 | 0 | 3 | 17 |
気温は2℃、天気は曇り。両軍ともディフェンスの頑張った前半、終了間際のWRドライバーのタッチダウンでパッカーズが7点をリードするが、後半になると攻守とも完全にヴァイキングスのペース。ランが完全に止められたパッカーズは前後半に1つずつインターセプトを喫し、逆に奪ったターンオーバーは全く活かせなかった。後半のヴァイキングスはランが思うように出てQBブラッド・ジョンソンの長いパスが決まるようになった。最後は試合終了と同時にKエディンジャーのFGが決まり、パッカーズは昨年とは全く逆の形でライバルのヴァイキングスに2敗を喫した。
第1Q、ヴァイキングスはQBブラッド・ジョンソンの16ydsスクランブルなどでGB陣に進むが、49ydsのFG失敗で先制ならず。両者3&アウトのあと、パッカーズはRBガドーへの30ydsパスとTEドナルド・リーへのパス2回でMIN陣レッドゾーンに進み、最後はWRドライバーへ15ydsのTDパスが決まって7点先制。
第2Q。最初のプレーでサイドライン際へのロングパスをSコリンズがインターセプトしてパッカーズの攻撃となるが、3&アウト。ヴァイキングスの攻撃もサックが響いて3&アウト。さらに両者2回ずつパントが続く。前半2ミニッツを切ったところで、QBファーヴのパスがCBエドワーズにインターセプトされ、そのまま51yds走られてタッチダウン。INTしたところでダウンしていないかとレビューが入るが覆らず。残り1分、ファーヴからWRドライバーへの完璧なパスが通り、53ydsのタッチダウン。ヴァイキングスはGB陣まで進むがFGレンジには入れず、ヘイルメリー失敗でハーフタイムへ。
第3Q、後半最初のパッカーズ攻撃は、RBガドーがファンブルするがFBリーチがかろうじて押さえ、3&アウトでパント。ヴァイキングス攻撃はDEキャンプマンがサックしてファンブルフォース、DEバジャ=ビアミラがリカバー。MIN陣からの攻撃となったパッカーズだが、2回の反則が響いて結局パント。MIN陣12からのヴァイキングスは、ランを中心にしてGB陣レッドゾーンに進み、パッカーズDB陣のイリーガルコンタクトとパスインターフェアで1yds地点へ。RBフェイソンの2回目のランがゴールラインを超えて同点タッチダウン。
第4Q、パッカーズは相変わらずランが出ず、簡単に3&アウト。ヴァイキングスはWRテイラーへの25ydsパス、RBムーアの24ydsランであっという間にGB陣ゴール前へ。しかしTDはならず、24ydsFGで3点を勝ち越し。パッカーズは37ydsパスインターフェアをもらって一気にMIN陣に入るが、今日2つ目のインターセプトを喫して得点ならず。ヴァイキングスの攻撃はホールディングの反則が響いて結局パント。残り4分49秒、パッカーズはTEドナルド・リーへのパス2回でMIN陣に入り、WRサーマンへの11ydsパスでMIN陣28へ。しかしパス失敗3回でそれ以上進めず、Kロングウェルが46ydsのFGを決めて同点に。残り2分59秒、ヴァイキングスはRBムーアのラン3回でGB陣に入り、WRコーレン・ロビンソンへの35ydsパスが決まって一気にGB陣6へ。残り52秒。ヴァイキングスは3回ニーダウンしてパッカーズのタイムアウトを使い切り、残り3秒からFGを決めて試合終了。
開幕からスポーツヘルニアに苦しんでいたCマイク・フラナガンは第4週のパンサーズ戦でケガを悪化させ、手術を受けた。しかしわずか2試合休んだだけでベンガルズ戦から復帰、強い痛みをこらえながらプレーを続けている。こうした姿勢は、タフな先輩たちから受け継いだものなのだと彼は言う。「ブレット・ファーヴ、レジー・ホワイト、LBジョージ・クーンス、TEマーク・チュムラ。全く不可能にならない限り、彼らはプレーをしていた。それが今の僕のメンタリティになっている」
「今の若い選手たちは、そういったことを避けようとするところがある。足首の捻挫、ハムストリングの軽い張り。確かに、オフェンシブ・ラインメンとDBたちとでは事情が違うだろう。僕はただ、そうした選手たちに手本を示そうとしているんだ。 『なあ、プレーしてチームを助けられる道があるなら、なんとかしてフィールドに出て、自力で給料小切手を手に入れるもんだ』 ってね」
「実際、これは治るのに6週間かかるケガだった。こういったときに、『じゃあみんな、6週後に会おう』 と言って済ますのは簡単なことだ。でも僕はプレーしたかった。それがこのチームのために重要だと思ったからだ。痛みは相当なものだよ。まるで熱いナイフで刺されたような感じがする」と語るフラナガン。痛み止めの注射を受ける時は、こらえるために帽子を口にくわえ、患部から目をそむけている。「面白かったよ。『これが骨だ』とドクターが言うのが聞こえるんだ。麻痺させてはくれるが、痛みが消え去るわけじゃない。もしもう一度悪化させたら、今度は4週間はかかるだろう。なんとかその前にこの状況を脱したいと思っている」
「いま僕がしている、『痛みをこらえてプレーする』ことと、『負傷する』ことは違うんだ。ケガをしていたら、プレーはできない。もしむちゃくちゃ痛くても、プレーできるなら、フィールドに出てプレーするだけだ」
もうじき32歳になるフラナガンは、来春にはフリーエージェントとなる。痛みをこらえてプレーする決断は、チームに残留したいという希望と関係があるのだろうか。「このことがプラスに働いてほしいという気持ちは、心の奥底にはある。自分のためでなく、チームのために僕がこうしているということを、チーム側に認めてほしいと望んでいる。突き詰めて言えば、ロッカールームにいる52人のために僕はこうしてプレーしているのだから」
Packers Injury Report | ||||
---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status | Notes |
Corey Williams | DT | Calf | Doubtful | 欠場 |
Robert Thomas | LB | Quad | Questionable | 欠場の見込み |
Mike Hawkins | CB | Ankle | Questionable | 欠場の見込み |
Robert Ferguson | WR | Knee | Questionable | 欠場か |
Tony Fisher | RB | Rib | Questionable | 出場予定 |
David Martin | TE | Groin | Questionable | 出場予定 |
Vikings Injury Report | |||
---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status |
Fred Smoot | CB | Shoulder | Out |
Spencer Johnson | DT | Knee | Doubtful |
Nate Burleson | WR | Hip | Probable |
Melvin Fowler | C | Torso | Probable |
Mewelde Moore | RB | Wrist | Probable |
Probable Questionable Doubtful Out |
: 出場の可能性75% : 出場の可能性50% : 出場の可能性25% : 欠場 |
極度のRB不足に苦しむパッカーズが、現在フリーのRBドーシー・レヴェンズを検討していることが明らかになった。アトランタのジョージア・ドームからわずか15分のところに住む彼は、土曜日にチームのホテルを訪れ、かつてのチームメイトたちと再会。日曜日の試合はパッカーズのベンチ・エリアで観戦し、試合後も彼は喜びに沸くロッカー・ルームの中にいたとのこと。
「(契約の可能性について)いま話し合っているところだ」とトンプソンGM。レヴェンズ本人は、「(チーム内の友人が)僕の獲得を働きかけてくれてる」と笑っている。「契約してもらえるかどうかはまだわからない。問題は、僕が35歳なのは変えようがない、ということだ。今でもワークアウトはしている。以前ほどハードではないけどね」
たとえスピードやパワーが衰えたとしても、現在のチーム状況では、彼のウェストコーストオフェンス経験は魅力だ。RBフィッシャーが欠場中の今、パスキャッチやブロッキング、ブリッツのピックアップなど、3rdダウンで頼りになるRBがチームにはいないからだ。レヴェンズ自身、契約の成否はRBフィッシャーの回復具合にもよるだろう、と認めている。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (2-7) | 14 | 3 | 6 | 10 | 33 |
Falcons (6-3) | 0 | 14 | 0 | 11 | 25 |
攻守とも順調のパッカーズはRBガドーのTD2つでリードするが、第2Qにはランディフェンスの悪化とインターセプトが響いて同点を許す。しかしその後は粘り強いオフェンスとディフェンスのビッグプレー、そして50yds超のFGを2本成功させてリードを広げ、最後はファンブルリカバーからRBガドーがダメ押しのTDランを決めて逃げ切りに成功した。
第1Q、ファルコンズの攻撃を3&アウトで止めたパッカーズは、FBヘンダーソンへの20ydsパス、WRドライバーへの15ydsパスでATL陣に進み、最後はRBガドーの9ydsTDランで7点先制。さらにファルコンズは自陣深くでRBダンがファンブルロスト。パッカーズはガドーのラン2回でゴール前に進み、最後もRBガドーへのショベルパスでタッチダウン。ファルコンズはTEクランプラーやWRフィネランへのパスでGB陣32まで進むが、反則やサックでFG圏内から外れて結局パント。GB陣9からのパッカーズは3&アウト。
第2Q、ATL陣48からのファルコンズはRBダケットのランなどでFG圏内に進み、3rdダウン8からRBダンへのパスが21ydsのタッチダウンに。パッカーズはTEたちへのパスでATL陣に進むが、ショートパスをティップされてインターセプト。CBキャロルの43ydsパスインターフェアでレッドゾーンに進んだファルコンズは、QBヴィックのTDランが決まってあっさり同点。パッカーズが3&アウトに終ると、ファルコンズはRBダケットへの19ydsパスでGB陣35まで進むが、そこでDEキャンプマンのサックが出てFGレンジから出てしまう。前半残り5分19秒、パッカーズはショートパスを中心にATL陣に進み、WRアンドレ・サーマンの今季初キャッチで得点圏に。46ydsのFGが決まって再びリード。残り35秒からのファルコンズはGB陣47まで進むが、ヘイルメリーパス失敗でハーフタイム。
第3Q、パッカーズはWRドライバーへのパスを中心にATL陣ゴール前に迫るがTDはならず、FGで6点差に広げる。ファルコンズ攻撃はQBヴィックがファンブルし、LBバーネットがリカバー。ATL陣37でのチャンスにパッカーズは1stダウンが獲れず、Pサンダーがホールドミスして51ydsFGを蹴れず。ファルコンズ攻撃は3rdダウンでサックが出てパント。パッカーズはRBガドーのランとWRドライバーへの21ydsパスでATL陣に進み、今度は53ydsFGを成功させて9点差に。ファルコンズは反則2回が響いてパント。
第4Q、パッカーズ攻撃を3&アウトで止めたファルコンズは、KRロッサムの29ydsリターンでGB陣26からの攻撃。しかしタッチダウンは奪えず、37ydsFGで6点差に。パッカーズは今度もRBガドーのランとWRドライバーへのパスでATL陣に進み、51ydsFG成功で再び9点差。残り4分を切ってファルコンズの攻撃は、パスをキャッチしたWRホワイトがファンブルし、パッカーズがリカバーしてゴール前までリターン。RBガドーの2ydsTDランが一発で決まって事実上のダメ押し。残り3分半からのファルコンズは、4thダウンギャンブルでWRホワイトへの19ydsTDが成功、2ポイントもWRフィネランへのパス成功で8点差に。しかしオンサイドキックはパッカーズがおさえ、RBガドーのランで1stダウンを更新して試合終了。
Packers Injury Report | ||||
---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status | Notes |
Walt Williams | RB | Hamstring | Out | 欠場 |
Corey Williams | DT | Calf | Out | 欠場 |
Tony Fisher | RB | Rib | Doubtful | 欠場 |
Robert Ferguson | WR | Knee | Questionable | 欠場の見込み |
David Martin | TE | Groin | Questionable | 欠場の見込み |
Chad Clifton | OT | Ankle | Probable | 出場予定 |
Mike Flanagan | C | Hernia | Probable | 出場予定 |
Mike Hawkins | CB | Ankle | Probable | 出場予定 |
Falcons Injury Report | |||
---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status |
T.J. Duckett | RB | Ankle | Questionable |
Fred McCrary | RB | Shoulder | Questionable |
Michael Jenkins | WR | Ankle | Questionable |
Brady Smith | DE | Toe | Questionable |
Chauncey Davis | DE | Knee | Questionable |
Probable Questionable Doubtful Out |
: 出場の可能性75% : 出場の可能性50% : 出場の可能性25% : 欠場 |
ランブロッキングで苦戦を続けるLGエイドリアン・クレムが先発から降格され、プロ2年目のスコット・ウェルズが昇格する、とJournal Sentinel紙が報じている。ウェルズは本職はセンターだが、トレーニングキャンプ後半に試験的にガードとして起用されると期待以上のプレー内容を見せ、開幕直前までクレムと僅差の先発争いを続けていた。
今春ペイトリオッツからFA移籍してきたエイドリアン・クレムは、左右タックルの経験は豊富だが、ガードは今年が初体験。サイズやスピードなど潜在能力の高さを買われて先発指名されたが、試合を重ねてもランブロックが向上しないことに首脳陣が我慢しきれなくなったようだ。特にパッカーズのランプレーは左ガードのプルブロックの多さを特徴としており、クレムの不振が即ランオフェンスの不振につながってしまっていた。得意とされたパスプロテクションでも、ベンガルズ戦では相手DLのスタントに対処できず、試合終了直前に手痛いサックを許している。
スコット・ウェルズは昨年のドラフト7巡指名でテネシー大から入団。背が低くセンター以外は務まらないと見られがちだが、非常に馬力があり、直線のスピードは並だがクイックネスに優れる。高校レスリングの全米チャンプだった経歴が示すように、バランスに優れていて相手を崩すのがうまい。今夏はルーガマーを上回って2番手センターの座をがっちり確保し、CフラナガンがFAとなる来年には先発センターの可能性も十分ある。
ナイジェリア移民の無名のドラフト外ルーキーが先発RBに昇格するのだから、これはインタビューしないわけにはいかないだろう。
「父ジェレマイアは家族より1年早く、1990年に来たんだ。博士号を取るために勉強していた。父は牧師で、サウスカロライナのコロンビア・インターナショナル大学に来て勉強をした。1人でいるつもりだったけど、人々が寄付をしてくれて、僕たち家族全員がアメリカに移ることができた。僕は姉妹が4人いて、末の妹はアメリカで生まれたんだ」
「そう、(アメリカン)フットボールはナイジェリアにはない。隣に住んでいた宣教師の子からちょっと聞いてはいたんだ。僕もアメリカに来て3年か4年はサッカーをやった。父の熱愛するスポーツだったしね。7年生(中学1年)になった時、本格的にスポーツをやることになった。シーズンが重なってしまうから、フットボールとサッカーのどちらかを選ばなければならなくて、結局フットボールにした。父は最初はがっかりしていたよ。好意的に受け入れてくれるのに時間がかかったけど、それからは僕のすること全て応援してくれている。僕の一番のファンだよ。この日曜の夜にも(ナイジェリアから)電話をかけてくれて、試合がどうだったか聞いてくれた」
「インターネット・アクセスはあるんだけど、いま父はすごく未開な地域で伝道の仕事をしているんだ。そこの家に泊まらせてもらっているしね。だから、なんとか話せてよかったよ」
「英語が公用語なんだよ。でも英語が僕の母語ではなくて、ハウサ語で育った。隣の家に宣教師の一家が住んでいて、そこで英語の勉強を始めたんだ。両親は僕を全寮制のアメリカンスクールに進ませてくれた。そこで英語の多くを身に付けた」
「ナイジェリアでは、ウチは裕福ではなかったにせよ、その後のアメリカでの暮らしよりはよかったんだ。だから、僕が今ここにいられることに、誰よりも両親に感謝してる。父は6年間も夜の仕事をして、それが父には大変な苦痛だった。家族のためにそうしてくれたんだ。非常に高い教育を受けていて、とても賢い人だ。でもグリーンカードを取得する前だったから、最低限の仕事しかできなかった。家に帰ると、知的障害のある子供の面倒を見たりしていた。大変だったよ。馬の厩舎の掃除もしていた。母も頭がよくて、ナイジェリアでは教師で、教育学の修士号も持っている。でもアメリカに移ってからは家政婦をしている。今でもそうだ」
「もちろんだ。保証するよ。最初に面倒を見るのは両親だ」
「イエス。Health promotions(健康促進?)と医学部進学課程(アメリカでは医学部は大学院から)。保健衛生を専攻しながら、医学部進学課程では、有機化学を1年、生物学を1年、化学を1年という風に単位を取った」
「その二つが相反することだとは思わないね。ここにいられるのは大変な名誉だと理解してるけど、安住するつもりもない。エースになるためにどんなことでもするつもりだ。今はそうじゃない。トニー・フィッシャーが復帰すれば、彼がスターターなんだから。僕はバックアップさ。現在の地位を手放さないためにどんな努力も惜しまない。今の地位を当然のことだと決めつけたくないんだ。まだ1試合だけなんだからね」
「最初にアメリカに来たとき、ナイジェリア出身のクリスチャン・オコイエ(チーフスのRB)という選手がNFLにいるぞ、と父が教えてくれたんだ。アメリカに来て最初に親近感を持った選手がオコイエで、彼が35番だったんだよ。高校では僕も同じように "Nigerian Nightmare" とニックネームをつけられてしまった」
「向こうからの電話はお金もかかって大変だから、本当はこちらからかけたかった(でも諦めていた)。サウスカロライナの母からの電話を終えるとまたかかってきて、取ってみたら父だったんだ。現地では朝の5時ぐらいかな。父は、前週のシンシナティ戦よりはキャリー数が多いだろうとは思っていたみたいだ。だから僕は、『父さん! ねえ聞いた? ねえ聞いた? オレ、タッチダウンを決めたんだ!』 『お前がタッチダウン?』って感じだった。何週間かしたら、結婚25周年を祝うために母がナイジェリアに行くから、試合のDVDを一緒に持っていってもらうつもり」
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Steelers (6-2) | 6 | 7 | 0 | 7 | 20 |
Packers (1-7) | 3 | 0 | 7 | 0 | 10 |
第1QにはRBリーのファンブルロストから3失点、第2Qにはファーヴがサックされファンブルしたボールを拾われて77ydsのリターンTDを喫し、逆にこちらは31ydsのFGを失敗。3点差に追い上げた第4Qには、イージーなパスをWRドライバーが弾いてインターセプトされ、ダメ押しのTDランを決められる。ディフェンスの頑張りもむなしく、オフェンスの大きなミスを繰り返したパッカーズが、ホームの観客の前でまたもや無様な敗戦を喫した。
第1Q、スティーラーズはいきなりWRランドル=エルがリバースで43ydsのロングゲインし、FGで3点先制。パッカーズはRBラシャード・リーがファンブルロストし、再び自陣でのピンチ。Sアンダーウッドの26ydsパスインターフェアでレッドゾーンまで進まれたものの、TDは許さずまた3点。RBをサムコン・ガドーに切り替えたパッカーズは、FBヘンダーソンへの25ydsパスとRBガドーのランでボールを進め、40ydsFGで3点を返す。
第2Q、スティーラーズは1つ1stダウンを更新した直後、LBロバート・トーマスがインターセプトしてPIT陣36までリターン。直後にファーヴはロングパスを投げ、PIT陣ゴール前でパスインターフェアをもらう。しかし3rdダウン2から連続フォルススタートで10yds下がり、3rdダウン12からファーヴがサックされファンブル。Sポラマルが拾ってそのまま77yds走ってタッチダウン。両者パントのあと、パッカーズはWRチャットマンの3キャッチなど18プレーのロングドライブでPIT陣レッドゾーンに入るが、31ydsのFG失敗で得点ならず、10点差でハーフタイムへ。
第3Q、パッカーズは3rdダウンロングを次々とクリアしてゴール前に迫り、RBサムコン・ガドーのラン3回で初タッチダウン。両者3&アウトのあと、スティーラーズはRBステイリーの活躍でGB陣へ進むが、3rdダウンでサックされて4thダウン。
第4Q、最初のプレーで51ydsのFGをパッカーズがブロック。しかしオフェンスは3rdダウン6でCフラナガンがスナップミスして大幅ロス。スティーラーズは2つ1stダウンを更新するが結局パント。パッカーズはGB陣深くでドライバーが簡単なパスを弾いてしまいインターセプトを許し、スティーラーズはRBステイリーが簡単にTDランを決める。残り6分16秒で10点差、パッカーズはドライバーへの23ydsパスなどでPIT陣30まで攻め込むが、4thダウン4でFGを蹴らずギャンブルして失敗。残り3分09秒からの攻撃も、PIT陣31まで進むが4thダウン6でギャンブル失敗して万事休す。
Packers Injury Report | ||||
---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status | Notes |
Robert Ferguson | WR | Knee | Doubtful | 欠場 |
Na'il Diggs | LB | Knee | Questionable | 欠場の見込み |
David Martin | TE | Groin | Questionable | 欠場の見込み |
Tony Fisher | RB | Rib | Questionable | 微妙 |
Robert Thomas | LB | Shoulder | Questionable | 出場予定 |
Antonio Chatman | WR/KR | Thigh | Probable | 出場予定 |
Bubba Franks | TE | Knee | Probable | 出場予定 |
Mike Flanagan | C | Hernia | Probable | 出場予定 |
Al Harris | CB | Knee | Probable | 出場予定 |
Steelers Injury Report | |||
---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Status |
Ben Roethlisberger | QB | Knee | Out |
Mike Logan | S | Hamstring | Out |
Jerome Bettis | RB | Quad | Doubtful |
Travis Kirschke | DE | Back | Questionable |
Willie Parker | RB | Toe | Probable |
Hines Ward | WR | Shoulder | Probable |
Antwaan Randle El | WR | Foot | Probable |
Jeff Hartings | C | Knee | Probable |
Trai Essex | T | Illness | Probable |
James Farrior | LB | Knee | Probable |
Larry Foote | LB | Shoulder | Probable |
Clark Haggans | LB | Groin | Probable |
James Harrison | LB | Knee | Probable |
Joey Porter | LB | Knee | Probable |
Ricardo Colclough | CB | Shoulder | Probable |
Chris Gardocki | P | Shoulder | Probable |
Probable Questionable Doubtful Out |
: 出場の可能性75% : 出場の可能性50% : 出場の可能性25% : 欠場 |
自らの引退問題とマイク・シャーマンHCの去就について、QBブレット・ファーヴが興味深い発言をしている。「どれか1つの問題が、僕が現役続行するか否かに決定的な影響を与えることはないと思う。いくつもの事柄が関わってくる。シャーマンHCの去就もその1つになるだろう。現役続行を決める間際になって 『新しいオフェンスを覚え直さなきゃならない』 なんてことになったら? それが(引退への)最後の一撃になる可能性もある」
「同じオフェンスで14年間もやってきた選手は僕だけじゃないかと思う。確かにオフェンスは発展してきたし、多少は変化してきた。しかしその発展の間、僕はずっとそこにいたわけだ。そんな選手他にはいない。よくない点は、新しいオフェンスを学ぶのがその分困難になるだろう、ということだ。不可能じゃないよ。何事もやってやれないことはない。でも14年もやってきて、これまで奇数が左だったのに奇数が右、ということになったら・・・。言ってることは分かるだろう?」
「初めて東京に行った時のようなものだよ。道路の逆側を走らなきゃならなくて、地獄のようだった。だから運転はせずに、乗せてもらうだけにしたんだ。頭の中に習慣として刻み付けられているからね。(新オフェンスの習得も)やってやれなくはない。ただ、とても嫌な仕事なんだ。僕が間違ってるのかもしれないけど」
来季のことは、オフシーズンになるまで自分にもわからない、という従来のコメントを繰り返したファーヴだが、試合の準備の苦労が年々増していることは認めている。「今は進んでやっているいくつかの細かいことが、壁になってしまうこともありうる。つまりね、ただ試合だけのことだったら、フットボールから離れたいなんてことにはならないと思う。プレーはしたい。プレー自体は愛している」
「でも、これは野球じゃないしバスケットボールでもない。週に3時間だけプレーすればいいというものじゃないんだ。ただ日曜日に来てプレーするだけ、と世間には思われているが、長い長い時間を費やしている。昼メシを食いながらウトウトしてしまうぐらい、一日中を費やして準備をし、夜もフィルムを見る。試合の3時間のためにだ。そのように準備して、結果が良い方に出ないと、準備の時間が長い分だけ失望も大きくなってしまう」
昨年も引退の一歩手前まで行ったファーヴだが、今のチーム成績とケガ人の多さは、引退への決定的な要素にはならないだろう、と彼は言う。現代のNFLでは、最下位クラスからトップクラスへの飛躍が可能だからだ。「いくつかのドラフト好指名といくばくかの幸運があれば、来年はまるで違ったことになる。それはよく分かっているんだ。 『復活には時間がかかりそうだ』 なんて言わないよ。いい選手はたくさんいるし、何人か補強すれば、驚くほど簡単にチームは変わってしまう。それにこのディビジョンでは、今年だけじゃなく、たいていの年は地区優勝のチャンスは大きく開いている。僕が来年も帰ってくれば、すぐ優勝争いに加われるかもしれないと思う」
昨年の3巡指名選手で現在は3番手CBのジョーイ・トーマスが解雇された。飛躍を期待された2年目の今季、彼は毎週のように試合を決める大失策を繰り返し、ベンガルズ戦の途中でニッケルバックからも降ろされている。前評判以下のスピードとカバー能力、タックルミスの多さ、抜かれてから追いかけない無気力プレーなど、今季の彼のプレー内容には批判の声が多かった。
さらにコーチ陣からの信頼を失ったのは、過ちを認めようとしない頑なな態度だった。つい2日前にも、「キャロルも同じように反則を犯しているのに、自分が降格させられたのは不当だ」とメディアにぶちまけている。もともと精神面の未熟さが懸念されていたが今年のオフはむしろ優等生で、キャンプ序盤まではキャロルを上回ってスターターだった。しかしハムストリングを痛めて先発の座を失ってから、歯車が狂ってしまった印象だ。3巡指名選手を2年目で解雇するのは稀なことだが、地元メディアやファンからは決定を支持する声が多い。
シャーマンHCは、ベンガルズ戦での手痛い反則や反抗的な態度が解雇の原因ではないとしながらも、「向上するためには、自分の仕事に対して責任を持ち正直でなければならない。我々全員がそうだし、チームとしてもそうだ。『俺たちは今こうなっている。ここがうまく行っていない。ここは改善していかなきゃいけない』という風でなければ。チームとして、自分たちをそのように見なければならないし、もちろん個人としてもそうだ」と語っている。
シャーマンHCとトンプソンGMのどちらが今回の人事を主導したかは明らかでないが、トンプソンGMにとっては前任者(シャーマンHC)の獲得した選手ということで、大ナタが振るいやすかったのかもしれない。また、今年の5巡指名CBマイク・ホーキンスの将来性は依然として高く評価されており、戦力的な痛手も(今後ケガ人が出なければだが)さほどではないだろう。
解雇されたトーマス本人は意外なほど殊勝な態度。 「これもこの商売にはつきものだ。恨みに思うことはないし、思っても意味がない。チャンスを貰ったことに感謝してる。個人とか性格の問題とは思わない。ただ結果的に物事がうまく運ばなかっただけだ。ちょっと傷ついたけど、やり直すいいチャンスだ。みんなの幸運を祈るよ。チームにはよくしてもらった」と電話インタビューに答えているのは、次の就職のためにも「問題児」のレッテルを貼られないように、という意図か。
上記のCBトーマス解雇で空いたロースター枠を使って、49ersを解雇されたばかりのFSジェレミー・ソーンバーグを獲得した。ノーザン・アリゾナ大出身で、身長6-0(183cm)、体重196lb(89kg)。ドラフト外ルーキーながらイーグルスの開幕ロースターに残ったが、10月8日に解雇されて49ersへ。2試合に出場し、スペシャルチーマーとして3タックルを記録している。
トンプソンGMは以前から彼に注目しており、イーグルスを解雇されたときにも獲得に動いたのだという。 「彼のことはトレーニングキャンプの時から注目していて、プレシーズンでちょっと惚れ込んでいたんだ。サンフランシスコではセーフティとしてあまりプレーせず、スペシャルチームだった。非常に優れたアスリートだ。足が長くて、(かつてイーグルスで活躍した)SSティム・ハウクに少し似ている」とトンプソンGMは説明している。
この補強により、アール・リトルのインジャリー・リザーブ入りで1人少なくなっていたセーフティ陣が4人体制に復帰。CB陣はトーマスの解雇により、通常より1人少ない4人体制となっている。