グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年11月11日

クレム降格 ウェルズが先発左ガードに

スコット・ウェルズランブロッキングで苦戦を続けるLGエイドリアン・クレムが先発から降格され、プロ2年目のスコット・ウェルズが昇格する、とJournal Sentinel紙が報じている。ウェルズは本職はセンターだが、トレーニングキャンプ後半に試験的にガードとして起用されると期待以上のプレー内容を見せ、開幕直前までクレムと僅差の先発争いを続けていた。

今春ペイトリオッツからFA移籍してきたエイドリアン・クレムは、左右タックルの経験は豊富だが、ガードは今年が初体験。サイズやスピードなど潜在能力の高さを買われて先発指名されたが、試合を重ねてもランブロックが向上しないことに首脳陣が我慢しきれなくなったようだ。特にパッカーズのランプレーは左ガードのプルブロックの多さを特徴としており、クレムの不振が即ランオフェンスの不振につながってしまっていた。得意とされたパスプロテクションでも、ベンガルズ戦では相手DLのスタントに対処できず、試合終了直前に手痛いサックを許している。

スコット・ウェルズは昨年のドラフト7巡指名でテネシー大から入団。背が低くセンター以外は務まらないと見られがちだが、非常に馬力があり、直線のスピードは並だがクイックネスに優れる。高校レスリングの全米チャンプだった経歴が示すように、バランスに優れていて相手を崩すのがうまい。今夏はルーガマーを上回って2番手センターの座をがっちり確保し、CフラナガンがFAとなる来年には先発センターの可能性も十分ある。

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