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Packers - Falcons Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年11月15日
- QBブレット・ファーヴ。「僕たちは1勝7敗という状況に自分から入り込んでしまった。しかし今季の試合を見てくれた人たちは、ケガで仲間を失ったり自分を痛めつけながらも、毎試合ハードに戦っていることを分かってくれると思う。勝つというのは素晴らしい気分だ。しかし今日も他の週と変わりがあるわけじゃない。これまでよりミスは少なかった。しかし努力については、今シーズンずっと変わりはないんだ。それでも、それが報われたというのはいい気分だけどね」
- RTマーク・タウシャー。「勝つのは気分がいいもんだ。ずいぶん長くかかったし、精神的にきつい状態が続いてきた。この勝利が第2のシーズンのスタートさ。シーズン前半のことはもう変えることができないけれど、今後のことは変えられる」
- 「ロンバルディ・アヴェニュー1265(ランボーフィールドおよびチーム本部の住所)の僕たちは諦めてはいない。世間からは見放されていても、僕たちは諦めてないんだ」とWRドナルド・ドライバー。タックラーをひきずるようにしてランアフターキャッチを稼ぐ好プレーが何度もあり、今季最多の10キャッチ114ydsにつながった。「ヤツにはキックスタンド(自転車のスタンド)でも付いてるんじゃないか、とサイドラインで笑い合ったんだ。どうやったって倒れないんだから」とQBファーヴ。
- ベヴェルQBコーチ。「ウチについて言えることがあるとすれば、我々は諦めるつもりはないということだ。我々は選手たちに(勝利を、チームの力を)信じさせることができているし、そのことが今日の試合には表れていた」
- 初先発で103ydsラッシングのRBサムコン・ガドー。今季パッカーズ初の100ydsゲームでもあった。「こんなこと夢に見たことさえなかった。いまだに驚きが収まらないよ。(自分がファンブルを犯したあとも)僕を信じて使い続けてくれたコーチ・シャーマンに感謝したい。2回もボールをこぼしてしまったから、僕をフィールドに戻してくれたことに大きな意味があった」
- 「バック1人でできたことじゃない。活躍できたのはラインのおかげだ。彼らの力があったから、僕は今こうしてインタビューを受けているんだ」と語るRBガドーは、OL全員のところを回って感謝の言葉を伝えていた。「素晴らしいことだよ。僕らはただ自分の仕事をしただけだ。でも、そのようにしてもらってみんな喜んでいる」とG/Cスコット・ウェルズ。QBファーヴは「彼は本当にいいヤツだ。あんなヤツは、応援せずにはいられないよ」
- 1TD、1INTだったこともありファーヴのQBレーティング(82.4)はさほどでもなかったが、勝負どころの3rdダウンでパスラッシュをかわしてショートパスを決める鋭いプレーがいくつもあった。「彼が3rdダウンでああいった好プレーをするのを、我々は何度見せられてきたことだろう。誰かに掴まれてもなんとか逃れてパスを通してしまう。彼が殿堂入りする理由の1つはそれだし、それにふさわしいと思う」とファルコンズのジム・モーラHC。
- 今回のジム・ベイツDCのディフェンスの特徴は、今季最多と言えるほどのブリッツ多用だった。アル・ハリスは6回もCBブリッツに入り、ほとんどブロックされずに何度もプレッシャーをかけることができた。「コーチ・ベイツはあまりプレッシャー重視のタイプじゃないけど、今日は思い切ったことをやった。究極のチェスマッチを仕掛けたんだ」とCBハリス。「ヴィックがいるというのは普通とは全く違うチームなのだ。準備には大変な労力がかかった。アルはいい仕事をしてくれた。彼には多くのことを求めたからね」とベイツDC。
- 「先週の練習で強調したのは、DLやDBたちも常にヴィックを視野の中に入れておき、スクランブルに注意するというものだった。選手たちはこのコンセプトを頭において、本当にハードに準備してきた」とダフナーLBコーチ。ヴィックを"スパイ"する選手が毎回変わる仕組みだったようだ。
- 今季最高のプレー内容だったLBニック・バーネットについて、レジー・マッケンジー・プロ人事部長。「2002年プレーオフでファルコンズに敗れた時は、サイドラインからサイドラインまでカバーして好プレーを決められるミドルLBがいなかった。ニックは速いだけでなくコンペティティブで、激しくプレーする。それがLBに求められるものだ。今日は彼の能力が全開になるよう、コーチたちがいいスキームを作った」
- 左ガードとして初先発したスコット・ウェルズは、期待通りにランブロッキングの向上に貢献した。彼の当たり強さをアテにしてか、左サイドへのランプレーが今日は多かったようだ。「コーチが僕のことをランブロッカーと見ていることは知ってるし、僕のサイドへのランを増やそうとしていることはわかっていた。結果が出せて嬉しいよ。サムを100ydsも走らせられたのはすごく大きい」
- LGウェルズは不安視されたパスプロテクションでもしっかりしたプレーを見せ、RGウィティカーと2人で有力パスラッシュDT(すでに7サック)のロッド・コールマンをほぼ封じ込めることができた。DTコールマンは全体の6割でLGウェルズとマッチアップ、残り4割がRGウィティカー相手だったようだ。
- Kロングウェルは、Pサンダーのホールドミスを除けば、46yds、23yds、53yds、51ydsを全て成功させ、キャリア最高の試合の1つだった。50yds以上を複数決めたのも初めてのこと。「あれはすごく大きかったよ。今日はなにもかも素晴らしかった。確かにあの1本だけはやり直したい気持ちだけど、ああしたことも起きるものだ」
- 第3QのFGシチュエーション、Pサンダーは自分のホールドミスでパスを投げざるをえず、なんとか4ydsのパスをTEフランクスに成功させたが、1stダウンには2yds足りなかった。「B.J.のパスレーティングをよくしてやりたかったんだ。悪いパスじゃなかった。もう少しで1stダウンだったんだから」とKロングウェルは笑っている。Pサンダーによると、ロングスナップは少し高かったものの、さばけないようなボールではなく、自分の責任とのこと。
- まだヘルニアが万全でないCフラナガンは後半に1シリーズだけ休み、ルーガマーがセンターに入った。
- DTドネル・ウィリアムズはプロ2年目にして初めてアクティブ登録されたが、フィールドには一度も立たず。
- ケガの少なかったDL陣だったが、2試合連続でケガ人が出た。先週負傷したDT/DEコーリー・ウィリアムズはふくらはぎの筋断裂で、1ヶ月ほど欠場の見込み。今回ヒザを痛めたDT/DEケニー・ピーターソンについては詳細は不明だが、「必要なら試合に戻ることもできた」と語っているので、深刻なものではなさそう。
- 2002年に新しいNFL北地区ができて以来、4球団全てが勝利したのはこれが初めてのこと。