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2003年12月31日

DTグレイディ・ジャクソンと契約延長

パッカーズは先週の土曜日に、DTグレイディ・ジャクソンとの契約を2年延長した。契約ボーナスは$750,000で、インセンティブを含めると総額$3ミリオンほどになるようだ。インセンティブは、成績によるものに加え、体重のコントロールによるものも含まれている。「チームに残れて嬉しい。フットボールをするには素晴らしい場所だからね。まさにフットボール・カントリーだ。伝説のランボーの一部であると感じられるのはいい気分だ」とジャクソン。

彼のような巨漢ノーズタックルの需要は大きく、FA市場に出ればある程度の人気を集めることは確実。パッカーズのディフェンスがシーズン中盤から急速に良くなったのは彼の加入のおかげ、というのは衆目の一致するところだ。ラン守備だけでなくパスラッシュでも彼の存在は大きく、彼がダブルチームを引き付けるために、最近はDEバジャ=ビアミラやDTハントのラッシュが活きてきた。片腕でのプレーを続けるDTギルバート・ブラウンに敬意を払いながらも、来季以降のことを考えれば、ケガがちのブラウンにもうこれ以上頼る気になれないのが本音だろう。

DTジャクソンの代理人は、QBファーヴと共通のバス・クック。クックはファーヴ一家のスポークスマン役も果たしており、今回の交渉も、パッカーズのブラント交渉担当がファーヴ父の葬儀にミシシッピに赴いた時に進められた。レギュラーシーズン終了直前に契約を結んだのは、こうすれば契約ボーナスのキャップヒットを、2年間でなく3年間に分散させることができるからだ。心配なのはプレーよりも、体重のコントロールや規律面での問題だが、そのあたりはインセンティブで保険をかけたということのようだ。

Notebook: ウルフ元GMがドルフィンズへ?

2003年12月30日

Packers - Broncos Notebook

Late Christmas Gift from Arizona

毎年のことだが、「目の前の試合にベストを尽くせ」というシャーマンHCの命令で、今週のランボーフィールドでは、他球場の途中経過が表示されていない。ヴァイキングス戦が気になるスタンドのファンたちはラジオに耳を澄ませ、ボックス席のファンはTVモニターの映像に一喜一憂していた。パッカーズは第4Qの途中で28点をリードし、こちらの勝利は決定的となった。

RGリヴェラ。「俺たちは10勝6敗で、それでもプレーオフに行けないのだと思った。ここまで犠牲を払って、もしプレーオフに行けなければ、本当に最低だ・・・」

1000マイル以上離れたアリゾナでは、ヴァイキングスがFGを追加して11点のリード。しかしカーディナルスが2ミニッツ明けにまず6点を返し、オンサイドキックも成功。ランボーフィールドのファンたちはボックス席のTVモニターを見上げ、"Let's go Cardinals !"の合唱が起こる。パスインターフェアで30ydsゲインし、さらにパス2回とランでMIN陣9ヤードへ。残り39秒。しかしそこでQBマカウンが連続サックされ、MIN陣28での4thダウン。残り4秒、今シーズン最後のプレーだ。QBマカウンはパスラッシュをかわして右にロールし、エンドゾーン右にパス。WRプールが片足を残してしっかりキャッチし、守備側に押し出されたとの判定でタッチダウン。

この日最大の、そしておそらく今季最大の爆発的な歓声がランボーフィールドを包み、それが選手たちにも伝わった。もうお祭り騒ぎだ。アリゾナの審判がレビューを終えて正式に試合終了を告げると、光ファイバー並の速さでグリーンベイに伝わり、ひときわ大きな歓声が沸き起こる。QBピダーソンが2回のニーダウンを終えると、チームとファンがまさに一体になった。ホームで3敗を喫した苦しいシーズンの最後に、最も幸福な瞬間が訪れた。

2003年12月29日

大逆転で地区優勝!

パッカーズ戦の前にシーホークスが勝ち、ダラスが敗れていたために、パッカーズがプレーオフに進むにはヴァイキングスを上回って地区優勝するほかに道はなかった。パッカーズは大量リードしていたが、ヴァイキングスも残り2分で11点リード。つまり、パッカーズにとって悪夢のシナリオが実現しかけていた。

ところが、そこからカーディナルズが素晴らしい粘りを見せ、一つタッチダウンを返して、オンサイドキックも成功。ランボーフィールドのファンたちもアリゾナのひとプレーごとに大歓声を上げる。そしてついに、試合終了と同時に逆転TDパスが決まった。あきらめかけていたランボーフィールドの観客や選手たちは喜びが爆発。シャーマンHCはゲイタレード・シャワーを浴びた。

プレーオフでは、シーホークスをランボーフィールドに迎える。1月4日の東部時間13時(日本時間深夜3時)から。

Packers 31 - 3 Broncos

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Broncos (10-6) 0 0 3 0 3
Packers (10-6) 7 3 7 14 31

天気は晴れ。気温は7℃。エースRBポーティス、QBプラマー、TEシャープなどスターター7人を温存して安全運転のブロンコスに対し、パッカーズはややもたつきながらもリードを広げる。14点差となった第4Qのはじめ、ブロンコスはGB陣ゴール前2ヤードでギャンブル失敗し、直後にRBグリーンの98ydsTDランが飛び出して勝負あり。終盤のランボーフィールドは、28点差となった目の前の試合よりも、アリゾナでのヴァイキングス戦に注目。カーディナルスが奇跡の逆転勝利を収めると、スタジアム全体が歓喜の渦に。

<第1Q> GB陣20からのパッカーズは、RBグリーンのランとWRドライバーへの20ydsパス、TEウォールズへの8ydsパスでDEN陣14へ。RBグリーンへのスクリーンパスでDEN陣3。相手にディフレクトされたパスをTEフランクスがキャッチして先制のタッチダウン。ブロンコスはQBジャクソンが先発。RBグリフィンのランと12ydsパスでGB陣41へ進むが、FG圏には入れずパント。GB陣20からのパッカーズは、RBグリーンのラン2回で3rdダウン4、プレッシャーがきつくパス失敗。DEN陣32からのブロンコスは、3&アウト。チャットマンの15ydsリターンでGB陣39からのパッカーズだったが、1stダウンが奪えず3&アウト。DEN陣4からのブロンコスは、マキャフリーへの16ydsパスでDEN陣22へ。

<第2Q> ブロンコスはWRマキャフリーへの11ydsパスで1stダウンを更新するが、CBアル・ハリスがインターセプトし、DEN陣27までリターン。しかしその直後、エンドゾーンへのパスをインターセプトされてしまい、ビッグプレーが帳消しに。QBカネルが登場するが3&アウト。DEN陣47からのパッカーズは、徹底したランで1stダウンを2回更新しDEN陣20に進むが、タッチダウンは奪えず、33ydsのFGで3点追加。ブロンコスは3&アウト。GB陣30からのパッカーズは、2ミニッツ明け、WRウォーカーへの15ydsパスでGB陣49へ。RBフィッシャーへの4ydsパスと相手ホールディングでさらに1stダウン。3rdダウン10からWRフリーマンへの13ydsパスでDEN陣29へ。RBフィッシャーの7ydsランが出るが1stダウンはならず。40ydsのFGは失敗。残り32秒。ブロンコスは残り4秒でGB陣40まで進むが、ヘイルメリーパス失敗でハーフタイムへ。

<第3Q> DEN陣31からのブロンコスは、RBグリフィンのラン3回で1stダウンを獲るが、そこまで。GB陣10からのパッカーズは、グリーンラン3回で1stダウンを獲るが結局パント。ブロンコスはCBオニールの27ydsリターンでGB陣48から。TEプーツィアへの13ydsパスと反則、WRレリーへの6ydsパスなどでGB陣19へ。しかしタッチダウンはならず、31ydsのFGが決まって7点差に。GB陣31からのパッカーズは、WRウォーカーへの15ydsパスのあと、グリーンの47ydsランが出てDEN陣7へ。RBダヴェンポートの5ydsランのあと、グリーンがTDランを決めて14点差に。しかしブロンコスは83ydsのキックオフリターンでGB陣12へ。GBのフェイスマスク反則でGB陣3での1stダウンとなって第3Q終了。

<第4Q> ブロンコスはGB2ヤードでギャンブル失敗。その直後、RBグリーンの98ydsTDランが飛び出して21点差。次のキックオフでDENのリターナーがファンブルし、LBウィルキンズがリカバーしてまたタッチダウン。DEN陣28からのブロンコスは、3&アウト。パッカーズはここでQBファーヴをベンチに下げ、スタンディングオベーションが起きる。パッカーズも3&アウト。両チームともまったくやる気なく、3&アウトでパントの繰り返し。「ヴァイキングス逆転負け」の報が入り、スタジアムが大騒ぎになる中、QBピダーソンがニーダウンして試合終了。

2003年12月28日

Injury Report: CBマッケンジーは別メニュー

CBマイク・マッケンジーは金曜日もチーム練習には参加せず、別メニューで体を動かした。アキレス腱を痛めているWRロバート・ファーガソンは、今週の練習に全く参加せず。しかし、彼のケガに強いことを考えると、出場に問題はないだろう、とシャーマンHC。

 パッカーズ    
Mike McKenzie CB Toe Questionable 微妙。やばそう
Brett Favre QB Thumb Probable 出場予定
Robert Ferguson WR Achilles Probable 出場予定
Al Harris CB Knee Probable 出場予定
William Henderson FB Shoulder Probable 出場予定
Marcus Spriggs T Hamstring Probable  
   
 ブロンコス    
Kelly Herndon CB Hand Doubtful
Dan Neil G Ankle Doubtful
Clinton Portis RB Ankle Doubtful
Rueben Droughns RB Ankle Probable
Darius Holland DT Ribs Probable
Ashley Lelie WR Shoulder Probable
Ed McCaffrey WR Quadricep Probable
Ephraim Salaam T Knee Probable
 
 (注)    
 Probable  :  出場の可能性75%
 Questionable  :  出場の可能性50%
 Doubtful  :  出場の可能性25%
 Out  :  欠場

2003年12月27日

Playoff Scenarios

現在同率ながらヴァイキングスがパッカーズを半歩リードした状態。DALのプレーオフ出場はすでに決定し、MINとGBとSEAの3チームで残り2つのイスを争っている。理由の説明は煩雑になるので省略。また、引き分けも稀なので無理やり省略。

以下は、MINが勝って地区優勝となった場合。

大雑把にまとめると、「パッカーズが勝ち、MINかSEAかNOのどれか一つが敗れれば、パッカーズのプレーオフ出場が決まる」ということになる。

Notebook: 被サックは球団史上最少ペース

2003年12月26日

ファーヴ父の葬儀

Notebook: QBノールが大忙し

2003年12月25日

Notebook: QBファーヴはミシシッピへ

2003年12月24日

Brett Favre Notebook

Packers - Raiders Notebook

2003年12月23日

Packers 41 - 7 Raiders

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (9-6) 14 17 3 7 41
Raiders (4-11) 7 0 0 0 7

気温は12℃。天気は曇り。昨夜QBファーヴの父が急逝したため集中力が心配されたが、全くの杞憂に終わった。3rdダウンロングでことごとくビッグプレーを決めたパッカーズは前半だけで4TDを挙げ、ハーフタイム前に試合を決めてしまった。後半も代役CBホーソーンの2インターセプトなどでレイダーズの反撃を0点に抑え、RBグリーンのTDランを追加してらくらく逃げ切った。パッカーズは今季初の3連勝。

<第1Q> レイダーズはWRライスへの12ydsパスで1stダウンを獲るが、次の3rdダウンでDEバジャ=ビアミラのサックが決まってパント。GB陣20からのパッカーズは、3rdダウン11からWRファーガソンへのロングパスが通ってOAK陣24へ。RBグリーンの2ydsランのあと、エンドゾーンへの22ydsパスをTEウォールズがダイビングキャッチして7点先制。レイダーズは、CBハリスのパスインターフェアで1stダウンを更新するが、結局パント。GB陣47からのパッカーズは、3rdダウン12でRBフィッシャーへのスクリーンパスで32ydsゲインして一気にOAK陣23へ。その直後にWRウォーカーへの23ydsTDパスが成功。OAK陣39からのレイダーズは、RBガーナーへの14ydsパス、RBウィートリーの8ydsラン、7ydsランでGB陣25へ。RBガーナーの25ydsTDランが出て7点を返す。

<第2Q> QBファーヴがサックされて3rdダウン11、WRドライバーへの32ydsパスが決まってOAK陣19へ。3rdダウン4、プレッシャーを受けたQBファーヴが投げ捨て。31ydsのFGで3点追加。OAK陣34からのレイダーズは3&アウト。GB陣11からのパッカーズだが、RBグリーンの18ydsラン、WRファーガソンへの27ydsパスでOAK陣43へ。WRウォーカーへの43ydsパスが決まってタッチダウン。OAK陣34からのレイダーズは3&アウト。GB陣7からのパッカーズも3&アウト。レイダーズはGB陣46からのチャンスだったが、1stダウンが獲れずギャンブルも失敗。GB陣37からのパッカーズは、WRドライバーへの4ydsパスでぎりぎり1stダウン。2ミニッツ明け、WRウォーカーへの46ydsパスが通って一気にOAK陣6へ。TEマーティンへのTDパスが通って24点差。前半残り49秒、OAK陣29からのレイダーズは、WRライスへの28ydsパスでGB陣42へ。CBバウ・ジューのサックで4thダウン18となり、DEバジャ=ビアミラが2つめのサックを決めてギャンブル失敗。残り4秒、QBファーヴのロングパスは通らず、ハーフタイムへ。

<第3Q> パッカーズはRBダヴェンポートの60ydsリターンでOAK陣30から。RBグリーンの19ydsランでOAK陣11へ進むがTEウォールズへのTDパスは通らず、27ydsのFGで3点追加。OAK陣32からのレイダーズは、WRライスへの25ydsパス、ウィートリーの31ydsランで一気にGB陣8へ。しかしCBホーソーンがエンドゾーン内でインターセプト。GB陣20からのパッカーズは、RB陣3人のランとTEフランクスへの15ydsパスなどでOAK陣39へ。しかしそこで1stダウンは奪えず、4thダウンギャンブルの際のホールディングで結局パント。QBロブ・ジョンソンが登場し、OAK陣20からのレイダーズは、14ydsのQBスクランブルとGB側の反則で2回1stダウンを更新するが、結局パント。GB陣5からのパッカーズは、FBルーチーへの12ydsパス、RBグリーンの17ydsランでGB陣34へ。

<第4Q> パッカーズは結局パント。OAK陣24からのレイダーズは、WRライスへの11ydsパス、ラフィングザパサー、さらにWRライスへの15ydsパスでGB陣25へ。しかしDEバジャ=ビアミラの今日3つめのサックなどで4thダウン8、パスが通らずギャンブル失敗。GB陣23からのパッカーズは、3rdダウン8からWRドライバーへの41ydsパスが通ってOAK陣34へ。RBグリーンの6ydsラン、RBダヴェンポートの7ydsランで1stダウン。3rdダウン9からWRフリーマンへの13ydsパスでOAK陣7へ。RBグリーンの7ydsTDランが成功。OAK陣33からのレイダーズだったが、3rdダウン4からCBホーソーンが今日2つめのインターセプト。OAK陣35からのパッカーズは、RBフィッシャーのラン4回でギャンブル失敗。OAK陣29からのレイダーズは、QBティー・マーティンが登場。WRライスへパスを4本連続で決めてGB陣10へ。しかしそこでDEキャンプマンがファンブルリカバー。QBピダーソンがニーダウンして試合終了。

2003年12月22日

ファーヴの父アーヴィンが急死

QBファーヴの両親ミシシッピ州キルンで、QBファーヴの父アーヴィンが急死した。58歳だった。日曜日の夕方、アーヴィンは自宅近くのハイウェイを運転していて、道路わきの溝に突っ込んでしまった。詳しいことは検死を待たなければならないが、警察によると、死因は事故ではなく、運転中に心臓発作か脳卒中を起こしたのが死因だろう、とのこと。

葬儀は火曜日に予定されている。QBファーヴがマンデーナイトゲームでプレーするかは、本人の判断次第だ、とパッカーズのスポークスマン。報道によると、家族は彼がプレーすることを望んでいるようだ。遠征先のホテルでこの知らせを聞いたファーヴだが、土曜日の晩はそのままホテルに留まっている。

アーヴィン・ファーヴは、長年にわたって高校でフットボールのコーチを務め、ブレットたち息子3人は全て彼の元でクォーターバックだった。その後、ブレットの兄スコットはミシシッピ州立大でクォーターバック、ブレットはサザン・ミシシッピ大でクォーターバック、弟ジェフはサザン・ミシシッピ大でセーフティをプレーした。ブレットと父アーヴィンの密接な関係はよく知られており、特にフットボールでのキャリアにおいて、父アーヴィンの果たした役割は計り知れないものがある。

「親父は、息子たちには他の選手たちより特に厳しかったから、僕はいつもそのことに腹を立てていたと思う。でも、他の連中が翌日まで待たなければコーチを受けられないのに、僕はいつでも教えてもらえた。練習から帰る途中でも、夕食の間でも、ベッドに入る前でも、朝起きた時でも、僕らはいつもフットボールの話ばかりしていた。キャリアにおいても、人生においても、ものすごく大きな影響を受けたよ」と、かつてブレット・ファーヴは語っている。

アーヴィンは、ホーム・アウェイを問わず息子の試合を頻繁に観戦していた。ウィスコンシンの地元ラジオ局WTMJ-AMのポスト・ゲーム・ショウに出演することもあり、パッカーズファンにも親しまれた存在だった。あのブレット・ファーヴの父親でありながらエコノミー席で旅行し、驚かれることもあった。「ブレットの父だから裕福だと思われるかもしれないが、あれはブレットの稼いだ金だからね。私は息子のプレーを観て楽しみ、彼に教えたことが役立っているのを見るだけで十分なのさ」

Injury Report: CBマッケンジーは練習できず

CBマイク・マッケンジーは土曜日の練習も休み、けっきょく今週一度も練習できないままオークランドへ向かった。出否は試合直前まで未定。いっぽうレイダーズは今季非常にケガ人が多く、QBギャノンやSロッド・ウッドソンをはじめ、多くの主力選手がインジャリー・リザーブ入りしてしまっている。

 パッカーズ    
Marcus Spriggs T Hamstring Questionable 欠場の見込み
Gilbert Brown DT Knee Probable 出場予定
Brett Favre QB Thumb Probable 出場予定
Mike McKenzie CB Toe Probable 出否未定
Javon Walker WR Knee Probable 出場予定
   
 レイダーズ    
Barret Robbins C Knee Out
Sean Gilbert DT Groin Doubtful
Larry Atkins LB Illness Probable
Roderick Coleman DT Illness Probable
Napoleon Harris LB Illness Probable
Rick Mirer QB Neck Probable
Carey Scott CB Illness Probable
Terrance Shaw CB Toe Probable
 
 (注)    
 Probable  :  出場の可能性75%
 Questionable  :  出場の可能性50%
 Doubtful  :  出場の可能性25%
 Out  :  欠場

2003年12月21日

Notebook: TEウォールズは引退も

2003年12月20日

プロボウルに3人が選出

プロボウル選出選手が発表され、今年のパッカーズからは、QBブレット・ファーヴ、RBアーマン・グリーン、RGマルコ・リヴェラの3人が選ばれた。昨年の5人からは減っているが、チーム成績を考えれば致し方ないところ。

QBファーヴは3年連続8回目の選出。「人気のおかげで選ばれた選手も多い。たぶん、今年の僕が選ばれたのも、そのおかげだろう。まあそれでも名誉なことだよ」とファーヴ。それよりも、仲間のラインマンが1人しか選ばれなかったことに不満そうだ。「確かに、仲間だから贔屓目に見てしまう、ということもあるだろう。1人だけじゃなく、5人なんだ。5人全員が、少なくとも補欠には選ばれるに値すると思う」

過去2年間はケガを理由に欠場しているが、どうやら今年もそうなりそうだ。「これまでにもケガはたくさん経験したけど、骨折は初めてなんだ。初めてオフシーズンに手術が必要になるかもしれない。添え木を外してプレーできると感じていれば、そうするよ。でもまだそんな状態じゃないんだ。例えば去年のヒザのケガの時は、自分はブレースを外しても大丈夫だと感じたが、ドクターに説得されてブレースを付けていた。今年は、ドクターはもう添え木を外してもいいと言うが、僕はそんな気になれない。どんな状態か、これでわかるだろう」

RBグリーンは3年連続3回目。「ラインの選手たちや、僕のためにブロックしてくれた選手たちに感謝している。彼ら全員が僕と一緒に選ばれるべきなんだ」

RGリヴェラは2年連続2回目。「自分にとって、"今年も(プロボウルに選ばれた昨年と)同じようにプレーできるか?"というのが一番の問題だった。自分に対してそれが証明できた」とRGリヴェラ。しかし、他のラインマン、とくにLGウォールが補欠にも選ばれなかったことが大いに不満な様子。「マイク・ウォールはもっと認められるべきなんだ。僕らラインはシーズンを通して、一つになってプレーしてきた。だから、他のラインマンが選ばれないのはつらいよ」

Notebook: プロボウル落選組

2003年12月19日

ブレット・ファーヴが現役続行を明言

QBブレット・ファーヴが、来シーズンもまたプレーするつもりであることを明言した。彼は水曜日発売の"USA Today Sports Weekly"の中で、「そう、僕は戻ってくる。来年もまたプレーできないなんて理由は見当たらない。ウチは将来性のある若いチームだし、僕もまだ彼ら若手に負けずやっていけると思っている」と語っている。

「一年一年、やりながら、引退については考える」というのがファーヴの基本方針。ここまでの発言から、2004年はまだ大丈夫だろうと見られてはいたが、ここまではっきりと現役続行の意思を明確にしたのは初めて。「これまでのキャリアのいつにも負けないぐらい良いフットボールを楽しんでいる。今でも試合に勝てているし、プレーオフが狙えるところにいる。確かに今年はケガをしてしまっているが、それでもプレーを続けている。ケガはいつものことだ。文句は言えないよ」

「彼が来年プレーしないなんて考えたことはない。引退するには、あまりにも熱く燃えているし、あまりにも楽しんでいる」とシャーマンHCも安心しきった様子。「彼がフットボールにもたらすものは非常に大きい。わがチームだけでなく、NFL全体にとって大きな価値のある存在なのだ。彼のプレーするスタイル、それに、あれほど成功していながら彼が見せる謙虚さ。彼は殿堂入りするクォーターバックでありながら、チームを探すフリーエージェントのように振舞うこともある。最近の若い選手たちにとって、どれほど大きな教訓になることか」

仲間の選手たちにとっては、今回のことは全く"ニュース"ではなかったようだ。これを記者たちから聞かされたQBピダーソンとRGリヴェラは、即興のコントを始めた。

   QBピダーソン : ブレットが来年も帰ってくるって知ってた?
RGリヴェラ : ブレット・コンウェイ?
QBピダーソン : 違うよ、ブレット・・・ファーヴだ
RGリヴェラ : どこから帰ってくるんだ
QBピダーソン : まったくだな

Notebook: ランボーフィールドは芝の張り替え

2003年12月17日

Injury Update: CBマッケンジーがつま先を痛める

2003年12月16日

Just Like the Old Days

チャージャーズ側は試合前から、「RBグリーンを止めるのが最優先。QBブレット・ファーヴには投げさせればいい」と広言していた。今季最高の4TDを挙げた試合後、軽視されたことについてファーヴは、「責めるつもりはないよ。こっちは疲れ切った年寄りだからね」とニッコリ。チャージャーズのDEマーセラス・ワイリーは、「なぜ彼があれほどの注目や称賛を集めるのか、今日のプレーが示していた。信じられないプレーヤーだよ」

Driver keeps quiet

今季最高の7キャッチ112ydsを挙げたWRドナルド・ドライバーだが、試合後には「そのことについては話したくない。君たちのことは本当に大好きだが、今は話したくない」とコメントを避けた。プロボウルに出場した昨季と比べ、成績が大きく低下していることを、このところ書きたてられていたからだ。

話さないドライバーに代わって、WRロバート・ファーガソンが話しまくる。「彼(ドライバー)のためなら、一日じゅうだって話せるよ。僕たちWR陣は、今日こそが彼の日になる、と話し合っていたんだ。今日の彼はすごかったし、今日はブレットが常に彼を探していた。メディアに批判的なことを書かれれば、それを気にしないわけにはいかない。文句を言う代わりに、僕たちはグループとして結束し、いつだって100%彼を支えていることを示したんだ」

Packers - Chargers Notebook

2003年12月15日

Packers 38 - 21 Chargers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (8-6) 7 10 0 21 38
Chargers (3-11) 3 0 3 15 21

気温は16℃。天気は晴れ。最初のドライブでRBグリーンが先制のTDランを決めると、ディフェンス陣は自陣に攻め込まれながらも2つのターンオーバーを活かして3失点に抑え、WRドライバーへのTDパスで14点リードして前半終了。しかし後半は完全にチャージャーズのペース。パッカーズのオフェンスが不振に陥った間にチャージャーズのオフェンスが爆発。あっという間にRBトムリンソンが2つのタッチダウンを決め、ついに逆転。しかしパッカーズはWRファーガソンへのロングTDパスで再逆転すると、敵陣ゴール前でファンブリカバーし、簡単にタッチダウン。最後もWRファーガソンへのTDパスで17点差をつけ、大量点で逃げ切った。

<第1Q> GB陣40からのパッカーズは、WRドライバーへの16ydsパスでSD陣に入り、さらにWRドライバーへの23ydsパスでSD陣13へ。RBグリーンのラン2回で先制のタッチダウン。チャージャーズは、RBトムリンソンの12ydsラン、TEゲイツへの13ydsパスでSD陣48へ。パッカーズのオフサイドとパスインターフェア(26yds)で一気にGB陣21。5ydsランとアンネセサリーラフネスでGB陣8に迫るがタッチダウンはならず、20ydsのFGが成功。GB陣20からのパッカーズは相手のラフィングザパサー、TEマーティンへの9ydsパス、RBグリーンの9ydsランでSD陣43へ。しかし反則が響いて結局パント。

<第2Q> TEゲイツへの23ydsパスでSD陣41へ進んだチャージャーズだったが、WRボストンのファンブルをSアンダーソンがリカバーし、パッカーズはSD陣38からのチャンス。WRドライバーへの13ydsパス、FBヘンダーソンへの9ydsパスでSD陣21へ。しかしリバースでの8ydsロスが響いて1stダウンは奪えず、32ydsのFGが成功。SD陣41からのチャージャーズは、RBトムリンソンへの21ydsパスでGB陣33へ進むが、反則やロスタックルで結局パント。GB陣4からのパッカーズは、相手反則で1stダウンをもらい、FBヘンダーソンへのスクリーンパスでGB陣31へ進み、2ミニッツ明けにパント。SD陣20からのチャージャーズは、TEゲイツへの27ydsパス、WRオズグッドへの24ydsに加えてアンネセサリーラフネスで一気にGB陣14へ。しかしそこでSシャーパーがインターセプト、GB陣30へ。残り1分17秒。WRウォーカーへの8ydsパス、WRドライバーへの18ydsパス、WRウォーカーへの18ydsパスでSD陣26へ。RBフィッシャーへの19ydsパスでSD陣7に迫る。WRドライバーへのTDパスが通って、14点差でハーフタイム。

<第3Q> SD陣22からのチャージャーズは、3rdダウン2からTEゲイツへの48ydsパスで一気にGB陣22へ。4thダウン1でギャンブルを敢行し、QBスニークで1stダウン。しかしタッチダウンはならず、26ydsのFGどまり。GB陣29からのパッカーズは3&アウト。SD陣40からのチャージャーズは、QBブリーズの12ydsスクランブルでGB陣に入るが、DEウォコーリーがサックしてファンブルフォース、DTギルバート・ブラウンがリカバー。しかしQBファーヴがインターセプトされ、SD陣47までリターンされてしまう。WRコルドウェルへの12ydsパス、さらに12ydsパスでGB陣29へ。RBトムリンソンの10ydsランでGB陣19。RBトムリンソンへのパスでGB陣8に迫って第4Qへ。

<第4Q> 最初のプレーでRBトムリンソンにTDパスが通り、2ポイントもWRボストンへのパスが決まって3点差に。パッカーズはまたもや3&アウト。SD陣28からのチャージャーズは、RBトムリンソンへの68ydsのTDパスが通ってついに逆転。RBダヴェンポートのナイスリターンでSD陣42からのパッカーズは、WRファーガソンに40ydsのTDパスが決まってあっという間に再逆転。次のチャージャーズは3回連続パス失敗でパント。GB陣33からのパッカーズは、ランが止められて3&アウト。SD陣20からのチャージャーズだったが、DTジャクソンがサックしてファンブルフォース、SD陣1でLBネイヴィーズがリカバー。次のプレーでRBグリーンへのTDパスが決まり、10点差に。SD陣32からのチャージャーズは、反則が響いて3&アウト。GB陣30からのパッカーズは、WRドライバーへの20ydsパスのあと、RBグリーンの34ydsランが飛び出してSD陣14へ。3rdダウン12から、WRファーガソンへのTDパスが決まる。残り3分58秒で17点差。SD陣22からのチャージャーズは、WRボストンへの18ydsパスやWRオズグッドへの22ydsパスなどでGB陣8に迫る。しかし4thダウンギャンブルも失敗し、最後はQBピダーソンがニーダウンして試合終了。

2003年12月14日

Injury Report: SジューとDTブラウンは出られそう

CBバウ・ジュー(鼠蹊部)とDTギルバート・ブラウン(ヒザ)は金曜日の練習に復帰し、どちらもなんとか出場できそうな様子。なお、チャージャーズはQBブリーズが先発することを発表した。

 パッカーズ    
Bhawoh Jue CB Groin Questionable なんとか出られそう
Marcus Spriggs T Hamstring Questionable 出られるが出さないかも
Gilbert Brown DT Knee Probable 出場予定
Brett Favre QB Thumb Probable 出場予定
Michael Hawthorne S/CB Hip Probable 出場予定
Kenny Peterson DT Knee Probable 出られるが出さないかも
   
 チャージャーズ    
Jamal Williams DT Knee Doubtful
Stephen Alexander TE Groin Questionable
Jason Ball C Ankle Questionable
David Boston WR Neck Questionable
Kris Dielman G Hamstring Questionable
Damion McIntosh T Ankle Questionable
Justin Peelle TE Concussion Questionable
Carlos Polk LB Ankle Questionable
Sammy Davis CB Knee Probable
Josh Norman TE Wrist Probable
 
 (注)    
 Probable  :  出場の可能性75%
 Questionable  :  出場の可能性50%
 Doubtful  :  出場の可能性25%
 Out  :  欠場

2003年12月13日

Sアンダーソン: Second Chance

この2シーズン、Sマーカス・アンダーソンほどアップダウンの大きかった選手も少ないだろう。ルーキーだった昨年の第3週、デビュー戦でいきなりINTリターンTDとファンブルリカバリーを決め、シーズン中盤には連勝の原動力となった。しかしシーズン終盤になると勢いを失い、完全に尻すぼみ。先発の座を固めたものと慢心して、昨オフは勉強が足りず、今年の夏も伸び悩み、Sエドワーズにスターターを奪い返されてしまう。昨季中盤の活躍はただのラッキーでしかなかったという評価が定着してしまっている。

彼にとって必要なのは、本能に頼ってビッグプレー狙いをするのではなく、アサインメントをしっかりとして、タックルミスを減らすこと。「いいプレーをするには、正しいポジションにいなければならない。ビッグプレーはSシャーパーに任せ、自分はアサインメントに忠実に、一発狙いをしないことだ」 というのが大先輩、リロイ・バトラーからのアドバイスだ。また、Sシャーパーは自分の経験から、Sアンダーソンの伸び悩むのは理解できるという。彼もまたルーキーの時にビッグプレーをいくつか決めて天狗になってしまい、2年目、3年目は伸び悩んだからだ。

第13週@デトロイトでSエドワーズがハムストリングを痛めてシーズン終了、再びSアンダーソンに先発のチャンスが巡ってきた。シーズン最後の4試合が彼にとって重要なオーディションであることは、コーチたちも認めている。彼のプレー次第で、来春の補強が、スターター探しになるのか、控えの層を厚くするだけでいいのか、変わってくるのだ。まずはベアーズ戦でミスなく無難なプレーを見せ、残るはあと3試合。「今は僕にとって、好印象を与えてスターターの座を固める絶好のチャンスなんだ」とSアンダーソン。

2003年12月12日

CBジェームズ・ウィトリーと契約

相次ぐケガ人でDB陣の層の薄くなったパッカーズは、元ラムズのCBジェームズ・ウィトリーと契約した。「我々は、DB陣が少し手薄になってしまっている。彼はよいスペシャルチーム・プレーヤーだし、CBもセーフティもできる能力がある」とシャーマンHC。ラムズでは、DBの全ポジションをこなせる器用さは評価されていたものの、CBとしてはスピードが不足し、セーフティとしてはサイズが足りない、と見られていたようだ。

ウィトリーは身長181cm、体重86kg。ミシガン大出身の24歳。大学4年時に不祥事を起こしたことが響いたのかドラフトされず、2001年にはCFLカルガリーでプレー。昨年はラムズと契約し、13試合に出場した。主にダイム・バックとしてプレーし、27タックルを記録。今年はオフシーズンに足を骨折してしまい、復帰に手間取ってようやく第7週のパッカーズ戦から出場。しかし足の痛みでさらに何試合か欠場し、Sシーホーンらがケガから復帰してきたこともあって、12月2日に解雇されてしまった。

「僕はセカンダリーの全てのポジションができる。フリー・セーフティもCBもできるし、ストロング・セーフティも勉強してきた。ぜひ早くプレーしたいけど、多少時間がかかるかもしれないね。コーチや仲間も、僕がこのディフェンスに馴染むのを待ってくれるといいけど」とウィトリー。

Notebook: Kロングウェルが週間MVPに

2003年12月11日

Notebook: WRウォーカーが昨オフに視力矯正

2003年12月10日

Notebook: インターセプトの原因は

2003年12月 9日

Packers - Bears Notebook

2003年12月 8日

Packers 34 - 21 Bears

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Bears (5-8) 14 0 0 7 21
Packers (7-6) 0 13 6 15 34

気温は2℃。天気は曇り。第1QにWRブッカーへのTDパスを許した直後、QBファーヴがINTリターンTDを喰らい、あっとまに14点を失う。パッカーズは相手のファンブルなどでFG2本を返したあと、WRウォーカーへのTDパスで1点差に。後半に入って、CBマッケンジーのインターセプトを活かしたパッカーズは、2本のFGで5点のリードを奪う。第4Qのはじめ、自陣レッドゾーンでCBマッケンジーが2つめのインターセプトを決め、そのままタッチダウン。その後もTEクラークのファンブルロストなど、ベアーズ攻撃の不振につけこんだパッカーズが、相手の反撃をキックオフリターンTDの7点に押さえ、危なげなく逃げ切った。

<第1Q> GB陣32からのパッカーズは、RBグリーンのラン3回で3&アウト。ベアーズはTEクラークへの19ydsパスで1stダウンを獲得するが、あとが続かずパント。GB陣20からのパッカーズは、フリーマンへの11ydsパスとWRウォーカーへの16ydsパスなどで敵陣に入るが、CHI陣45での4thダウン1、ギャンブルはせずにパント。両者3&アウトのあと、CHI陣16からのベアーズは、3rdダウン9からWRテレルへの21ydsパスが通ってCHI陣39へ。その直後、WRブッカーへの61ydsのTDパスが成功してベアーズ先制。GB陣33からのパッカーズは、LBブリッグスにINTリターンTDを喰らってしまう。GB陣40からのパッカーズは、RBグリーンのランでCHI陣45へ進んで第2Qへ。

<第2Q> FBヘンダーソンの落球のあと、RBフィッシャーへのスクリーンパスで一気にCHI陣26へ。TEウォールズへの9ydsパスなどでCHI陣6まで進むがタッチダウンはならず、24ydsFGで3点を返す。直後のベアーズのキックオフリターンで、LBマーシャルがCHI陣21でファンブルリカバー。1stダウンは奪えず、38ydsのFG成功で8点差に。ベアーズは、WRブッカーへの22ydsパスでCHI陣40に進むが、DTハントのサックが出て結局パント。GB陣14からのパッカーズだったが、WRファーガソンへの20ydsパス、グリーンへのスクリーンパスなどでCHI陣47へ。RBダヴェンポートの13ydsラン、WRファーガソンへの12ydsパスでCHI陣22へ。WRウォーカーへの22ydsTDパスが決まり、2ポイントは敢行せず、1点差に。CHI陣34からのベアーズは、2ミニッツをはさんでGB陣48まで攻め込むが後が続かず。残り1分01秒、パッカーズは3&アウト。ベアーズはGB陣41からのチャンスだったが得点ならず、エンドゾーンへのヘイルメリーパスをSシャーパーがインターセプトしてリターンするが、50ヤード地点まで。

<第3Q> CBアズマーのナイスリターンでCHI陣43からのベアーズは、WRテレルへのパスでGB陣47に入るが、3rdダウン11でCBマッケンジーがインターセプト。GB陣48からのチャンスに、FBヘンダーソンへの5ydsパスとWRファーガソンへの8ydsパスでCHI陣38へ。RBグリーンの3ydsラン、WRファーガソンへの13ydsパスでCH陣22へ。タッチダウンは奪えなかったが、35ydsのFG成功でついに逆転。ベアーズの攻撃が3&アウトに終わったあと、GB陣37からのパッカーズは、WRウォーカーへの9ydsパスとRBグリーンの2ydsランで1stダウン。ラフィングザパサーでCHI陣35へ。2回のホールディングなどで3rdダウン20となるが、WRファーガソンへの18ydsパスで再びFGレンジへ。45ydsのFGが決まって5点差に。

<第4Q> ベアーズはWRブッカーへの11ydsパス、WRホワイトへの21ydsパス、WRブッカーへの12ydsパスでGB陣18へ。しかし3rdダウン8から、CBマッケンジーのINTリターンTDが飛び出す。2ポイントもTEフランクスへのパスが決まって13点差に。ベアーズは、WRゲイジへの28ydsパスでGB陣へ進むが、インテンショナルグラウンディングなどで1stダウンが奪えず、結局パント。パッカーズは3&アウト。50ヤードからのベアーズは、WRテレルへの12ydsパスでGB陣38へ進むが、次のプレーでTEクラークがファンブルしDEバジャ=ビアミラがリカバー。パッカーズはRBグリーンの9ydsラン、9ydsラン、5ydsランでCHI陣39に進むが結局パント。残り3分34秒、CHI陣10からのベアーズだが、4thダウンでDTジャクソンがサックを決め、CHI陣1でパッカーズ攻撃に。RBグリーンのTDランが決まって20点差。その直後、CBアズマーのキックオフリターンTDが決まって再び13点差に。残り2分13秒、オンサイドキックをKRチャットマンがキャッチして勝負あり。

2003年12月 7日

Injury Report: SエドワーズはIR入りへ

ハムストリングを部分断裂したSアントワン・エドワーズは、今季は出場できない可能性が高いため、パッカーズは彼をインジャリー・リザーブに入れてロースター枠を空けることを検討している。空いた枠で誰と契約するかが問題だが、現在プラクティス・スクワッドにいるCBアーウィン・スウィニーなら、昨年からパッカーズのシステムに馴染んでいるので有力候補だろう。

 パッカーズ    
Antuan Edwards S Hamstring Out 今季終了か
David Martin TE Chest Questionable 出られるところまで回復した
Kenny Peterson DT Knee Questionable 微妙
Marcus Spriggs T Hamstring Questionable 欠場の見込み
Nick Barnett LB Ankle Probable 出場予定
Gilbert Brown DT Knee Probable 出場予定
Rob Davis LS Back Probable 出場予定
Brett Favre QB Thumb Probable 出場予定
Paris Lenon LB Knee Probable 出場予定
Darren Sharper S Chest Probable 出場予定
   
 ベアーズ    
Dustin Lyman TE Abdomen Out
Chris Chandler QB Shoulder Questionable
Aaron Gibson T Knee Questionable
Mike Green S Groin Questionable
R.W. McQuarters CB Toe Questionable
Chris Villarrial G Side Questionable
Anthony Thomas RB Ill Probable
 
 (注)    
 Probable  :  出場の可能性75%
 Questionable  :  出場の可能性50%
 Doubtful  :  出場の可能性25%
 Out  :  欠場

2003年12月 6日

Notebook: 元DEショーン・ジョーンズが代理人業で不祥事

2003年12月 5日

Notebook: ベネットがRBコーチをカバー

2003年12月 4日

クルームRBコーチは当面兼業で

ミシシッピ州立大のヘッドコーチに就任したシルヴェスター・クルームRBコーチだが、レギュラーシーズン一杯は大学とパッカーズをかけもちすることになった。火曜日、大学での就任記者会見を終えたクルームは、飛行機でグリーンベイにとんぼ帰り。水曜日にはベアーズ戦に向けての練習に参加する予定だ。クルーム本人は大学に専念したい意向だったのだが、パッカーズ側の求めに応じ、あと1ヶ月はグリーンベイでの義務を果たす、とのこと。

「このような形でやっていくことは、パッカーズ側の求めによるものだ。フルタイムで大学に専念できれば楽だっただろう。しかし彼らに対する義務もある。それもまた光栄なことだ」 とクルーム。レギュラーシーズンの間は、パッカーズのコーチをするかたわら、大学での仕事をこなしたり、新入生の勧誘に出かけたりする予定。しかし、パッカーズがプレーオフに進出した場合は、完全にパッカーズを離れる可能性もある。

クルームがパッカーズを離れる場合、元エースRBのエドガー・ベネットが代理RBコーチとなる可能性が高い。この3シーズン彼は、"Director of Player Development" という肩書きで、選手の私生活のアドバイザー役を務めてきた。しかし練習や試合ではRBコーチのアシスタント、STコーチのアシスタントもずっとしており、RBたちからの信頼も厚い。

2003年12月 3日

クルームRBコーチがミシシッピ州立大のオファーを受諾

シルヴェスター・クルームRBコーチが、ミシシッピ州立大からのヘッドコーチ職のオファーを受諾。SEC初の黒人ヘッドコーチとなることが決定した(経緯については昨日の記事参照)。 大学で記者会見を行うまでは、本人はノーコメントを通しているが、さしあたっての問題は、彼がいつパッカーズを離れるか、ということだ。パッカーズ側はシーズン一杯チームに残ることを望んでいるが、カレッジではリクルートのシーズンがまもなく始まるため、大学側はすぐにでも新HCとして仕事を始めてもらいたいところ。

彼がオファーを受けるに至った経緯について、「これは、彼にとって非常に難しい決断だった。しばらくの間、彼の中で葛藤があったのだ。昨日までは、受けるつもりではなかったようだ。しかし最終的には、これは自分がなすべきことだと決断した」とシャーマンHCは説明している。「家族のことが大きかったと思う。彼の母親や兄弟や娘がみなアラバマのタスカルーサ(クルームの生まれ故郷であり、アラバマ大の所在地でもある)に住んでいて、そこはミシシッピ州立大から1時間半の距離なのだ」

教え子であるRB/FBたちは、彼が選ばれたことを喜びながらも、もうコーチを受けられなくなることを残念がっている。「彼のためには本当に喜んでいるよ。でも悲しいことでもある。僕にNFLでのチャンスをくれたのは彼なんだから」とドラフト外入団のRBフィッシャーは振り返る。彼の下でプレミアRBとして花開いたRBグリーンは、「僕がより忍耐強く、規律正しくプレーするよう助けてくれた」と語る。クルームは選手を怒鳴りつけるタイプではないが、決して容易には引き下がらない人だとFBルーチーは言う。「怒鳴らなくても、こちらは怒鳴られたかのように反応してしまうんだ。"彼の下でプレーしたい"と思わせるような、"彼を失望させたくない"と思わせるような人だよ」

彼らRB/FBたちは、なんとか今シーズンが終わるまでは、大学とかけもちでRBコーチを続けてほしいと願っている。そうするには、一つよい方法がある、とFBルーチーは言う。「僕らがきちんと正しく、彼の言うとおりにプレーすれば、心配がなくなってかけもちも楽になるはずさ」

Sエドワーズがハムストリングを部分断裂

ライオンズ戦で負傷退場したSアントワン・エドワーズは、ハムストリングの筋肉を部分断裂していることが判明し、次のベアーズ戦の欠場は決定した。ドクターによると、手術が必要かどうか見極めるためには、10日から2週間ほど様子を見る必要がある、とのこと。もし手術となれば今季はもう出場できない。もし手術不要で自然治癒に任せることになっても、今季中に復帰できる保証はない。

1999年のドラフト1巡で指名されて5年目、来春には契約が切れてフリーエージェントとなる。多くのケガとミスタックルとアサインメントミスにまみれたキャリアを送ってきたSエドワーズだが、先日のライオンズ戦がパッカーズでの最後の試合、ということになる可能性も十分ある。

2003年12月 2日

クルームRBコーチがミシシッピ州立大HCに?

シルヴェスター・クルームRBコーチが、ミシシッピ州立大からヘッドコーチ職の正式オファーを受けていることが明らかになった。金曜日にはミシシッピ州立大のアスレチック・ディレクターが学長を伴って、グリーンベイを訪問して説得。日曜日にはクルーム自身が大学に赴き、5時間にわたって面談を行ったとのこと。あとはクルームの決断待ちだが、アスレチック・ディレクターは、「彼の全ての疑問に答えられたと思う」と自信をのぞかせている。

シルヴェスター・クルームは今年でチーム在籍3年目となる49歳。アラバマ大では偉大な名将ベアー・ブライアントの元でセンターとして活躍し、オール・アメリカンにも選ばれている。卒業後は1年間だけセインツでプレーしたあとアラバマ大に戻った。コーチをしつつ大学院も卒業し、LBコーチとして10年間、ブライアントHCの薫陶を受けた。1987年からはNFLに進み、バッカニアーズで4年、コルツで1年、チャージャーズで5年間RBコーチ。そしてボビー・ロスHCがライオンズに移ると、彼もデトロイトに移って4年間オフェンシブ・コーディネーターを務めた。ロスHCの引退とともにパッカーズへ。(経歴はこちら

いっぽうミシシッピ州立大はこの3年間で8勝27敗という大不振が続いており、今季も2勝10敗で Southeastern Conference(SEC)の最下位。つい先日の最終戦では、QBイーライ・マニング率いるミシシッピ大に0-31の完封負けを喫したばかりだ。今年で13年目のジャッキー・シェリルHCは引退することになり、その後任として同じアラバマ大出身のクルームに白羽の矢が立ったというわけだ。

この人事がとりわけ注目されているのは、もし就任が実現すればSEC初の黒人ヘッドコーチということになるから。昨年もクルームは、同じくSECのアラバマ大のヘッドコーチの候補となったが、選ばれたのはマイク・シュラ(ドン・シュラの息子)だった。

クルームはコーチとしての手腕だけでなく、温厚な人格者として誰からも非常に尊敬される人物。人間的に素晴らしい彼は、むしろプロよりカレッジに向いているのではないか、とする見方もある。昨年、アラバマ大ヘッドコーチに選ばれなかったことを根に持つグリーンベイの地元記者たちは、「本当なら名門アラバマ大にこそふさわしい人なのに」と悔しがりつつ、カレッジでの彼の成功を心から願っている。

2003年12月 1日

殿堂入りRBトニー・カナデオが死去

クリックすると拡大します1940年代にパッカーズで活躍した名ランニングバック、トニー・カナデオTony Canadeo が亡くなった。84歳だった。土曜日の午後、グリーンベイの自宅で倒れたカナデオは、その後 St. Mary's Hospital に運ばれ、そこで息を引き取った。直接の死因は発表されていないが、30年ほど前に息子からの腎臓移植を受け、特にここ数ヶ月は体調がすぐれなかったとのこと。

1919年にシカゴで生まれたトニー・カナデオは、ゴンザガ大から1941年のドラフト9巡でパッカーズ入り。若白髪のために、ニックネームは"Gray Ghost"。第二次大戦への従軍をはさんで1952年に引退するまで、タフなランニングバックとして活躍を続け、オールプロに4回選ばれている。ラッシングだけでなくブロッキングやパスレシーブにも優れ、リターナーとしても活躍した。1974年にNFLの殿堂入りし、背番号3はパッカーズの永久欠番となっている。

プロ入り直後の3年間は偉大なWRドン・ハトソンとともにプレーしたが、華麗で洗練され、カリスマ的なハトソンに対し、ガッツ溢れるプレースタイルで、親しみやすい人柄のカナデオは好対照をなしていたという。ハトソンの引退した40年代後半、カナデオの才能がさらに花開いた一方でパッカーズの成績は下降線をたどり、カナデオは孤軍奮闘でチームを支えていた。現在ではチーム史上4位のラッシング記録4,197ydsだが、彼こそチーム史上最高のRBだと考える人も多い。

「彼はグリーンベイで最高のRBの一人だ。彼がいかに素晴らしい選手だったかはリーグじゅうから認められていた。ボールキャリーやパントリターンだけでなく、キャッチもうまかった。誰からも好かれるヤツで、世界中に敵なんて一人もいなかったよ。グリーンベイ史上最も好かれた選手であり、素晴らしいフットボール・プレーヤーだった」と、チームメイトで親友のトム・ミラーは語っている。

引退後もカナデオはパッカーズに大きな貢献を続けた。パッカーズ戦放送の解説に加え、1955年にチームの理事会の一員に。1958年には、さらに上の"executive committee"のメンバーとなった。1959年にヴィンス・ロンバルディを新ヘッドコーチを選んだ際に、ジャイアンツのオフェンシブ・コーディネーターだったロンバルディとの面接を行ったのも彼だった。同じイタリア系のロンバルディとはその後、非常に親密な友人関係を築き、ロンバルディの死後も家族ぐるみでのつきあいは続いた。

1982年にはチーム副社長にまでなったカナデオは、体を悪くして一線を退いたあとも、名誉理事としてパッカーズをサポートし続けた。体調の許す限りスタジアムで観戦し、チームの勝敗に激しく一喜一憂していたという。半世紀以上にわたって地元ファンから親しまれた彼は、最後までチームを象徴する人物の一人だった。