グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年12月30日

Late Christmas Gift from Arizona

毎年のことだが、「目の前の試合にベストを尽くせ」というシャーマンHCの命令で、今週のランボーフィールドでは、他球場の途中経過が表示されていない。ヴァイキングス戦が気になるスタンドのファンたちはラジオに耳を澄ませ、ボックス席のファンはTVモニターの映像に一喜一憂していた。パッカーズは第4Qの途中で28点をリードし、こちらの勝利は決定的となった。

RGリヴェラ。「俺たちは10勝6敗で、それでもプレーオフに行けないのだと思った。ここまで犠牲を払って、もしプレーオフに行けなければ、本当に最低だ・・・」

1000マイル以上離れたアリゾナでは、ヴァイキングスがFGを追加して11点のリード。しかしカーディナルスが2ミニッツ明けにまず6点を返し、オンサイドキックも成功。ランボーフィールドのファンたちはボックス席のTVモニターを見上げ、"Let's go Cardinals !"の合唱が起こる。パスインターフェアで30ydsゲインし、さらにパス2回とランでMIN陣9ヤードへ。残り39秒。しかしそこでQBマカウンが連続サックされ、MIN陣28での4thダウン。残り4秒、今シーズン最後のプレーだ。QBマカウンはパスラッシュをかわして右にロールし、エンドゾーン右にパス。WRプールが片足を残してしっかりキャッチし、守備側に押し出されたとの判定でタッチダウン。

この日最大の、そしておそらく今季最大の爆発的な歓声がランボーフィールドを包み、それが選手たちにも伝わった。もうお祭り騒ぎだ。アリゾナの審判がレビューを終えて正式に試合終了を告げると、光ファイバー並の速さでグリーンベイに伝わり、ひときわ大きな歓声が沸き起こる。QBピダーソンが2回のニーダウンを終えると、チームとファンがまさに一体になった。ホームで3敗を喫した苦しいシーズンの最後に、最も幸福な瞬間が訪れた。

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