グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年12月13日

Sアンダーソン: Second Chance

この2シーズン、Sマーカス・アンダーソンほどアップダウンの大きかった選手も少ないだろう。ルーキーだった昨年の第3週、デビュー戦でいきなりINTリターンTDとファンブルリカバリーを決め、シーズン中盤には連勝の原動力となった。しかしシーズン終盤になると勢いを失い、完全に尻すぼみ。先発の座を固めたものと慢心して、昨オフは勉強が足りず、今年の夏も伸び悩み、Sエドワーズにスターターを奪い返されてしまう。昨季中盤の活躍はただのラッキーでしかなかったという評価が定着してしまっている。

彼にとって必要なのは、本能に頼ってビッグプレー狙いをするのではなく、アサインメントをしっかりとして、タックルミスを減らすこと。「いいプレーをするには、正しいポジションにいなければならない。ビッグプレーはSシャーパーに任せ、自分はアサインメントに忠実に、一発狙いをしないことだ」 というのが大先輩、リロイ・バトラーからのアドバイスだ。また、Sシャーパーは自分の経験から、Sアンダーソンの伸び悩むのは理解できるという。彼もまたルーキーの時にビッグプレーをいくつか決めて天狗になってしまい、2年目、3年目は伸び悩んだからだ。

第13週@デトロイトでSエドワーズがハムストリングを痛めてシーズン終了、再びSアンダーソンに先発のチャンスが巡ってきた。シーズン最後の4試合が彼にとって重要なオーディションであることは、コーチたちも認めている。彼のプレー次第で、来春の補強が、スターター探しになるのか、控えの層を厚くするだけでいいのか、変わってくるのだ。まずはベアーズ戦でミスなく無難なプレーを見せ、残るはあと3試合。「今は僕にとって、好印象を与えてスターターの座を固める絶好のチャンスなんだ」とSアンダーソン。

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